紙の専門商社の竹尾は、TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」を10月13日〜22日まで開催します。

「TAKEO PAPER SHOW(竹尾ペーパーショウ)」は、紙を様々な角度と視点から掘り下げ、時代を牽引する多数のデザイナーとともに、その意味と価値を追求し続けるもので、1965年開催から本展で49回目を迎えます。
「PACKAGING―機能と笑い」は文字通りパッケージという営みを、異なる二つの視点から見つめ直す試みです。
「機能」では、古典的な素材でありながら、テクノロジーや印刷加工技術の進展によって大きく変化している紙の近未来に目を向けます。
物流が暮らしのインフラとなり、運ぶという営みが多様化した今日では、簡便で機能的な紙器への期待が自然とふくらんでいます。
一方で、環境負荷や資源循環の観点から、紙の役割や守備範囲が変わりつつあります。プラスチックの代替品にとどまらず、紙という素材に新たな光が当たろうとしている今日の状況下で、天然の繊維からどんなかたちが立ち上がり、どんな新しい価値が生まれてくるのかにご注目ください。
「笑い」では、パッケージの魅力に情緒の観点から迫ります。素朴で飾らない、それでいて引き込まれる容器や包装の力には、誰もが覚えがあるはずです。今回はキュレーターとして迎えた梅原真氏に展示物の選定を一任し、一定の価値観で笑いを探求する「篩の目」になっていただきました。
今日の社会や世界へ、どんなメッセージを送ることができるか。
「機能」と「笑い」。二つの観点から「PACKAGING」の可能性を探求します。
展示会概要
名称
TAKEO PAPER SHOW 2023
PACKAGING―機能と笑い
会期
2023年10月13日|金|-22日|日|(10日間)
11:00-19:30( 最終入場19:00)
22日|日| 11:00-16:00( 最終入場15:30)
会場
KANDA SQUARE HALL
東京都千代田区神田錦町2-2-1 神田スクエア2F・3F
https://www.kanda-square.com/
入場
事前予約制・無料。プラットフォーム「ArtSticker」にて予約を開始しています。
特設サイト
https://www.takeopapershow.com/
主催
株式会社竹尾
総合プロデューサー
竹尾 稠
企画・構成
原 研哉+株式会社日本デザインセンター 原デザイン研究所
協賛
王子エフテックス株式会社、大王製紙株式会社、ダイニック株式会社、
大和板紙株式会社、中越パルプ工業株式会社、特種東海製紙株式会社、
日本製紙株式会社、北越コーポレーション株式会社、三菱製紙株式会社、
リンテック株式会社
特別協力
日本製紙連合会
お問い合わせ
株式会社竹尾 見本帖本店 Tel 03-3292-3669
(11:00-18:00 土日祝・休 ※会期中は開催時間に準じる)
機能
13組のクリエイターによる近未来「PACKAGING」の競演。
紙の真価を理解し、その豊かな感覚世界に通じている多方面の才能が参集し、
実用レベルに考え抜かれた容器と包装を提案します。
開け箱|石川 将也(グラフィックデザイナー)+中路 景暁(アーティスト/エンジニア)
木のような紙 紙のような木|狩野 佑真(クリエイティブディレクター/デザイナー)
黒を包む|小玉 文(グラフィックデザイナー)
programmed PAPER|TAKT PROJECT(デザインスタジオ)
塗紙-NURIKAMI-/紙の留め具|NEW(クリエイターズクラブ)
おいしいかたち|nomena(エンジニア集団)
布紙布|氷室 友里(テキスタイルデザイナー)
紙のかたまり|萬代 基介(建築家)
一枚|三澤 遥(デザイナー)
ジグザグ梱包紙|三井 嶺(建築家)
Paper tube flowers|山口 崇多(グラフィックデザイナー)
1/2 段ボール|CYQL PROJECT(クリエイティブチーム)
SHIKI/マンゴーの本|原 研哉(デザイナー)+日本デザインセンター原デザイン研究所

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」
笑い
洗練やシンプリシティを目指すのではなく、
パッケージの役割は、思わず手に取らせる力です。
それは一言で言えば「笑い」。
これまでにない角度からパッケージの魅力に迫ります。

TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」
また、紙という素材の魅力を再考するコーナーも設けています。
・紙と循環
2Fホワイエでは、環境素材としての紙を今一度見つめ直す展示を企画しています。計画伐採・植林など森林を未来につなぐ仕組みをはじめ、循環する資源としての紙の諸相を捉え直します。さらに、森林を起点とするエネルギーやCO2のサイクルなど、紙と地球にまつわる事実を俯瞰します。
・FINE PAPERS
3Fフロアでは、2019年以降に発売した新製品やリニューアル品を中心に、竹尾の多彩なファインペーパーをご紹介。パッケージ用途や環境配慮型製品、デジタル印刷対応といったカテゴリ別に、30銘柄以上をご覧いただけます。お持ち帰りいただける印刷加工サンプルもご用意しています。
より広く、長く展示に触れていただくための展開を予定しています。
・書籍
会期に合わせて特装版、通常版の2種類を刊行予定。「機能」と「笑い」という2つの観点から「PACKAGING」の可能性を探求する本展を、独自の編集と造本で再構成します。会場にて先行販売、その後全国書店にて販売予定です。
・巡回展
東京会場での会期終了後、福井県鯖江市や北海道ニセコ町などに順次巡回予定です。