来春卒業予定の大学生の内定率は、前年同時期とほぼ同水準で推移しているという。進路が確定し、入社に向けて気持ちを新たに希望を抱く学生がいる一方、社会人としての今後のキャリアに悩んだり、内定先での実際の仕事に対する不安を感じる人たちも少なくない。採用企業側から積極的にフォローアップの機会を設ける必要がある。
リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査(2024年卒)」の2023年10月1日時点内定状況によると、「大学生の就職内定率は92.0%(前年比1.8ポイント減)で、進路確定率は88.2%(同1.1ポイント増)と前年とほぼ同水準である」としており、順調に推移しているようだ。
民間企業に就職が確定している学生に内定式の予定を聞くと76.5%が「開催される」と回答。実際に内定式に参加すると、それを機に入社予定企業への理解を深め、入社に向けて前向きな気持ちになった、との声も多いという。一方で「配属がまだ決まっていないので不安に感じた」「内定先は納得できるところになったが、現在は、その中でのキャリアをどうすれば良いか悩んでいる」といった不安の声もある。「入社後の活躍を見据え、企業から積極的にコミュニケーションの機会を設けることを期待する」と報告しており、「入社予定企業で働くことの解像度を上げられる情報を得ることが、学生の不安軽減につながると考えられる」としている。
内定者とのコミュニケーション機会を作り、働くことの解像度を上げる(業界や実際の仕事内容のイメージがより鮮明になる)施策として、JAGATが毎年おすすめしているのが通信教育「印刷業のための新入社員コース」によるフォローアップである。
本コースは、社会人としてのマナーなどビジネスの基本だけでなく、印刷産業の成り立ちや、印刷技術の基礎知識、印刷会社の仕組みなど、新入社員が印刷業界や印刷会社の仕事についての理解が深まるカリキュラムを、時間と場所にとらわれず、総合的に学習できる印刷業界に特化した唯一の通信講座である。
昨年12月に8年ぶりとなる大改訂を行い、テキストを全面的に見直すとともに、新たに受講者の学習をサポートし、理解を深めるための講義を、オンデマンドで受講できる動画セミナーを副教材として追加した。新人には理解が難しい印刷技術基本に時間を多く割き、講師が懇切丁寧に解説しており、受講期間内であれば、いつでもどこでも何度でも聴講できる。
3カ月の受講期間に課題のやり取りなどで、人事担当者とのコミュニケーション機会が生まれ、こうした教育研修を受けることで、知識やスキルが身に付くだけでなく、教育を施してくれる企業に対する帰属意識が高まるとともに、モチベーションが維持できるといわれており、内定者の不安を解消するのにも有効と考えられる。
内定者フォローアップとしてJAGAT通信教育「印刷業のために新入社員コース」をおすすめする次第である。
(CS部 橋本 和弥)
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【関連情報】
・「印刷業のための新入社員コース」
・JAGAT通信教育 https://www.jagat.or.jp/cat4
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