メタバース上の大迫力空間で風景画・美人画を、おばけ屋敷空間で妖怪画を体感!
公益財団法人似鳥文化財団(代表理事:似鳥昭雄、以下「似鳥文化財団」)と株式会社NTT ArtTechnology(代表取締役社長:国枝学、以下「NTT ArtTechnology」)、株式会社東急文化村(代表取締役社長:嶋田創、以下「Bunkamura」)、大日本印刷株式会社(代表取締役社長:北島義斉、以下「DNP」)は、似鳥文化財団が所蔵する浮世絵をインターネット上の仮想空間で体感できる企画展「小樽芸術村デジタルアーカイブ 迫力の浮世絵展(以下「本企画展」)」をBunkamuraメタバース*1上で開催します。
1.「小樽芸術村デジタルアーカイブ 迫力の浮世絵展」について
小樽芸術村は、20世紀初頭に建造された歴史ある建築物5棟4館からなる美術館施設です。小樽の街が発展を遂げた19世紀後半から20世紀前半にかけての時代に焦点を当て、国内外の優れた美術品・工芸品を収集、展示しています。
その中で、本企画展の開催を通じ、数多くあるコレクションを遠方の方にもご覧いただくと共に、メタバースならではの鑑賞方法を通じ作品の魅力を再発見してもらえればと考えております。メタバース上での作品鑑賞を通じ、実物の作品を鑑賞するために小樽まで足を運んでいただく機会の創出につなげていくことを目指します。
本企画展では、当時の人々の強い好奇心やこれを見たいという思いが広い画面に描かれた浮世絵から感じ取っていただけるよう、小樽芸術村が誇る浮世絵コレクションの中から三枚続などで全景を見せるパノラミックな浮世絵中心にご紹介いたします。
なお、本企画展のメタバースで展示する作品は、NTT ArtTechnologyが協業パートナーである株式会社アルステクネと連携し、アルステクネの特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を使用して高精細デジタル化しました。
●2024年2月15日(木)~3月31日(日)に開催したBunkamura35周年企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」を同時開催します。
2. メタバース展示
江戸時代から明治時代にかけて描かれた、美人画・風景画・妖怪画をそれぞれの作品の雰囲気に合わせたメタバース空間でご鑑賞いただけます。さらに、アバターで作品そのものの中に入り込んだような体験を提供する、没入型のメタバースおばけ屋敷を展示します。メタバース空間内では作品に関わる謎解きを設置しており、全問正解した方には小樽芸術村でポストカードと引き換えができる引換券をプレゼントします。
■江戸の華・美人画の世界
評判の町娘や名高い遊女を描いた美人画を江戸の町並みを再現したメタバース空間上で展示します。江戸の町民になった気持ちで、美人画を眺めながら町を闊歩するような体験を提供します。
■大パノラマ・圧巻の情報量
名所の眺望の美しさや新時代を象徴する街並みで人々の興味を惹きつけた風景画を、作品のパノラミックさを演出する天空のメタバース空間でご紹介します。作品の中に描き込まれた精密な情報までもご鑑賞いただけるよう、作品のみどころを解説文と合わせて拡大表示することができます。
■跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する妖怪たち「メタバースおばけ屋敷」
妖怪や異形のものたちの姿が生き生きと跳ね回る様子が描かれた三枚続の浮世絵を、怪談の舞台にもなりそうなメタバース空間に展示します。薄明りをたどりながらアバターで前に進むと、暗闇に浮かぶ作品をご鑑賞いただけます。
3. みどころキューブ®
メタバースでの展示作品に大正・昭和の作品を追加し、時事の出来事や絵師に関わる年表と合わせてキューブ(立方体)型のインターフェースで鑑賞いただけるDNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ®」を公開します。キューブ側面を選択すると、似鳥文化財団が小樽芸術村で今後開催する企画展での出展予定作品を確認することができます。
■ 小樽芸術村デジタルアーカイブ 迫力の浮世絵展」開催概要
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*1 バーチャル空間上の文化・芸術の発信拠点として「Bunkamura メタバース」をオープン – Bunkamura35周年を記念してオペラ公演の貴重なポスター・写真・映像等を公開 –
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