10月23日は「JAGAT大会」にお越しください
 −『JAGAT info』10月号のご案内−

掲載日:2024年10月15日

 JAGAT大会2024リアル&オンラインが開催される10月23日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」に当たる。国立天文台の解説によると、霜降とは「霜が降りるころ」のことを指す(参照リンク)。天文学的に定義すれば「太陽黄経が210°になる日」であり、その関係で必ずしも毎年10月23日が霜降であるとは限らないようだ。
 二十四節気とは古代中国の北方で成立した考え方が伝来したもので、旧暦では季節を表すものとして用いられてきた。一年間を春夏秋冬の四つに分け、さらにそれを六つに分けて節気(せっき)と中気(ちゅうき)を交互に配置している。そのため、例年2月4日が「立春」とされているが、これは旧暦での「一年の始まりの日」ということになる(付言すると、太陽黄経が315°の日)。そして、二十四節気を補完する季節の呼び名として「雑節(ざっせつ)」がある。皆さんにもおなじみの土用や節分、彼岸、八十八夜などだ。その他にも、二十四節気をさらに三つに分けた、七十二候(しちじゅうにこう)という捉え方(こちらも中国伝来)もある。
 このように、二十四節気はあくまでも中国発祥の考え方を旧暦に当てはめたものであり、現代のカレンダーとは必ずしも連動しているわけではない。子供のころ、正月なのになぜ「迎『春』」と年賀状に書くのか、不思議に思った方もおられるのではないか。さらに言えば、南北に長い日本列島では、例えば北海道・東北地方と九州・沖縄地方とでは気候も、そして文化も異なることは周知のとおりである。逆に言うと、その土地ならではの、その地域に滞在しないと体験できないような食事や飲み物、テレビ・ラジオ放送、そして印刷物は多数ある。それらにまみえることを目的として日本各地を回ってみるというのも、一興であろう。
 「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、実際にリアルで体験することには、やはりかけがえのない価値がある。主催者の立場から言えば、今年度のJAGAT大会も、ぜひセミナー会場にて聴講していただけたらと思う。そして、閉会後の懇親会の方も楽しみにしていただきたい。お申し込みは、こちらから。

 

『JAGAT info』2024年10月号のご案内

◯特集
 地域プロモーションメディア3種の成功事例と動向
 -パンフレットと動画、フリーペーパーの動向-

 地域社会の価値向上に向けて、地方自治体や企業は地域内外にメディアを介して情報を発信している。国内向けに訴求するメディアとしては、パンフレットとフリーペーパーが主力であり、海外にもリーチできる動画の存在感も高まっている。しかし、これらの地域プロモーションメディアの全貌を把握するのは意外に困難である。
 2024年7月9日に開催した印刷総合研究会セミナーでは、これらの地域プロモーションメディアについて、3人の登壇者がそれぞれの立場から現状の報告を行った。特集では、その講演要旨を収録する。パンフレット・フリーペーパー・動画の各メディアの現状と展望について、考える際のヒントとしてご一読いただきたい。

◯特別企画
 page2025開催予告
 他団体とのコラボレーションと新企画ゾーンで「共奏」を体現

 特別企画では、page2025展示会の概要やトピックを紹介する。全体のテーマは「共奏」。そして出展の申し込み状況は、前回に比べて社数・小間数とも大幅に増加している。
 特筆事項としては、日本新聞協会日本新聞製作技術懇話会(CONPT)とジョイントして「JANPS in page2025」を開催するほか、従来とは方向性を変えた、印刷現場の課題解決につながる新企画「工場ソリューションゾーン」を設置する。また、前回ご好評をいただいたセミナー会場を拡大し、さまざまな催しも企画している。
 開催まであと4カ月となったpage2025に、ぜひご期待いただきたい。
 page2025展示会
 ・開催期間:2025年2月19日(水)~2月21日(金)
 ・開催場所:サンシャインシティ(東京・池袋)
 ・特設サイトはこちら

(『JAGAT info』編集部)

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