小誌では「デジタル印刷最前線」という連載を行っている。これはデジタル印刷に関連する多種多様なトピックについて、メーカーや印刷会社、関連企業などを訪問し、その取り組みをレポートするものだ。最新号となる3月号では、2月19日から21日まで開催した「page2025」の展示会に出展されたデジタル印刷システム関係のさまざまな話題について、筆者ならではの視点による調査・分析記事を収録した。今後のビジネスを考えるうえでの参考にしていただけたらと思う。
さて、2024年度も残り2週間ほどである。年度末といえば、“印刷業界の有馬記念”こと「JAGATトピック技術セミナー」を今年も3月19日に開催する。この1年間に発表された注目製品やサービス・技術などをピックアップして印刷技術のトレンドを見定めるもので、デジタル印刷機の進展をはじめ各種自動化技術やAIの活用、そしてデジタルマーケティングを活用した創注の提案など、最新の製品・技術・サービスの動向を各メーカーの担当者が解説するという内容のセミナーだ。今年度の印刷ビジネスと技術を総括し、「共奏」を実現するためのヒントが得られるであろう。会員企業および印刷総合研究会メンバーの聴講は無料であり、ぜひ、お誘い合わせのうえご参加いただきたい。
日時:2025年3月19日(水)13:30~16:50
方式:Zoomウェビナーとリアル会場の併催
費用:一般:5,000円(税込)
JAGAT会員/印刷総合研究会メンバー:無料
※お申し込みなどの詳細は下記URLよりお進みください
https://www.jagat.or.jp/topic2025
『JAGAT info』2025年3月号のご案内
◯特集
人口が減少する成熟社会の企業経営を考える
~経営者に求められる「市場創出」のマインド~
並木将央氏(ロードフロンティア代表取締役)
日本は成長社会から成熟社会に移行し、人口減少局面に突入した。そのため、従来のビジネスの在り方をこれからの時代に向けてシフトする必要性に迫られている。では、成熟社会でモノを売っていくには、何がポイントになるのであろうか。特集では、印刷総合研究会「『印刷白書2024』発刊記念セミナー」における特別講演の要旨を収録する。そのような時代に経営者に求められるマインドとは何か考察したい。
◯特別企画
2025年の印刷ビジネス展望
―課題と価格を起点として、新事業を創出する―
藤井建人(JAGAT)
コロナ禍を経てニューノーマルな時代に突入し、印刷市場はどのように推移していくのであろうか。特別企画では、page2025オンラインカンファレンス【C1】セッションから講演要旨を抜粋する。2024年の印刷産業のトピックをさまざまな視点から振り返ることを通じて、2025年に歩むべき道を考えていく。
(『JAGAT info』編集部)
■『JAGAT info』最新号の目次はこちらから → https://www.jagat.or.jp/magazine
■印刷総合研究会の詳細はこちらから → https://www.jagat.or.jp/pri