2018年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ9件を発表・デザイナーからのデザイン提案募集開始

掲載日:2018年8月27日
東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード」は、東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティションです。
2012年に開始し7回目となる本年度は、本日、都内の中小企業から募集したテーマ全9件を発表、それに対するデザイナーからの提案応募の受付を開始します。
募集期間は8月16日(木)から10月25日(木)までです。

 

【当アワードの特徴】
・ものづくり産業の課題に対して、製品そのもののデザインだけでなく、売り方やサービス、コミュニケーションを含めて「ビジネスモデル」としてのデザインの提案を募集する。これまでにマッチングした企業とデザイナーによる提案実現化事例は10件以上、2016年度優秀賞のウェアラブルメモ「wemo」は、2万点以上を販売するヒット商品となるなど、実績を重ねている。

・中小企業とデザイナーとのマッチングが成功した事例については、専門家等により構成された審査委員、事務局によるアドバイス(商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓)を通じ、事業化・商品化・販路拡大まで継続してサポートし、ビジネスとしての成功につなげることを目的とする。

 

参考: 2017年度の最優秀賞

左=企業からの技術テーマ:あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる「特殊転写技術」(株式会社扶桑・葛飾区)
右=デザイン提案[最優秀賞]:ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート(榊原美歩・株式会社GoodTheWhat)

 

【2018年度 東京ビジネスデザインアワード】
■ デザイン提案募集期間:2018年8月16日(木)〜10月25日(木)
■ 応募資格:中小企業との協業に意欲のある国内在住の個人またはグループ
■ 応募費用:無料 ※ただし提案の制作に伴う実費等は応募者負担
■ 賞・賞金:最優秀賞(1点) 賞金100万円
         優秀賞(2点)  賞金各20万円
         テーマ賞(1テーマにつき1点)
■ 主催:東京都
■ 企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会

 

【2018年度テーマ概要(9件)】
1 着脱のしやすさと密着強度を兼ね備えた「ファスニング技術」株式会社エージーリミテッド(港区)
2 “平切子”と“サンドブラスト”を掛け合わせた「特殊硝子加工技術」GLASS-LAB(江東区)
3 ワックス(ロウ)のブレンドにこだわった「キャンドル製造技術」東洋工業株式会社(江東区)
4 90%以上を手作業で行う高度な「革小物製造技術」株式会社石川(江東区)
5 多種多様なものづくりを自社内で可能とする「プラスチック加工設備・技術」株式会社ラヤマパック(葛飾区)
6 伝統的な染技法“東京本染(注染)”による「両面染色技術」東京和晒株式会社(葛飾区)
7 透明樹脂素材を立体的かつ本物の金属に見せる「立体視・金属調印刷」株式会社技光堂(板橋区)
8 金属の表面にデザインを付加する「彫刻・エッチング技術」株式会社特殊阿部製版所(江東区)
9 精油の魅力を引き出す「アロマブレンド技術」GRASSE TOKYO(グラーストウキョウ)株式会社(江東区)

 

【デザイナー向け説明会開催】
応募を検討しているデザイナーを対象に、テーマ選定企業9社がプレゼンテーションを実施する説明会を開催します。

■日時:9月4日(火)17:00〜19:30
■会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F デザインハブ内)

 

詳細は東京ビジネスデザインアワード公式サイトをご覧ください。
www.tokyo-design.ne.jp/award.html