広告市場は印刷にとって先行指標的であり、特に商業印刷に影響する。コンテンツ動向からはネット化率がわかる。通販市場のメディア利用データは、企業と生活者の実情を浮き彫りにする。印刷・メディア産業を取り巻く変化を最新データと第一人者の解説から読み解く。
趣旨
『2018日本の広告費』によると18年の広告市場は7年連続拡大の6.5兆円。しかし、全13メディア中、増加は4つのみ。ネットは5年連続の2桁成長も制作費は鈍化。マス4媒体は3%減。他方、屋外が6年ぶり減少、衛星メディア関連が7年ぶり減少、DMは堅調など、変化やチャンス萌芽の兆しが見られる。
『デジタルコンテンツ白書2018』は、静止画・テキストのデジタル化率(8%)が4年連続上昇とする。動画(96%)、音楽(64%)と比べれば格段に低いが、今後はどうか。『第36回 通販企業実態調査報告書』からは、ネット、カタログ、DMなどの状況がわかる。印刷・メディア産業を取り巻く諸状況を最新レポート3冊から考察する。
日時
2019年3月22日(金) 14:00-16:45
構成
1.『2018 日本の広告費』に見る各メディアの動向
(1) 『2018 日本の広告費』の概要
(2) メディア別・業種別広告費
講師:電通メディアイノベーションラボ 研究主幹 北原 利行 氏
略歴:電通に入社後、情報システム部門、経営計画部門を経て研究開発部門に所属。2004年(株)電通総研設立とともに出向。2008年電通総研の社内組織化により現職。マス・メディアやコミュニケーション、コンテンツ、著作権に関する研究・コンサルティング、組織人事制度コンサルティング、広告および関連市場・業界動向調査などの業務に従事。
2.『デジタルコンテンツ白書2018』に見るコンテンツ産業の市場規模と動向
(1) 日本のコンテンツ産業の市場規模
(2)コンテンツ・メディア別動向
(3) ランキングで見る日本のコンテンツ市場
(4) 新たなプラットフォームの展望等
講師:一般財団法人デジタルコンテンツ協会 調査部主任 日向ひとみ 氏
略歴:大日本印刷株式会社入社後、研究開発部門で制作支援に関わった後、印刷及びフォト、デジタルサイネージ等の画像補正技術及びカラーマネジメントの技術開発を担当。その後企画部門で新規ビジネス開発に従事。2017年より現職。コンテンツ産業の市場規模と動向の調査に従事。
3.通販業界の現状と課題
講師: 公益社団法人日本通信販売協会 理事・事務局長 三浦千宗 氏
略歴: 平成9年(1997年)社団法人日本通信販売協会(平成24年4月より公益社団法人となる)事務局へ入局。主に調査、研修、セミナーの企画運営を担当。 事業部課長、事業部長を経て、平成28年理事就任。平成30年から事務局長を兼 任し現在に至る。
※講演者は一部変更になることがあります。
※参加者にはレポート『2018 日本の広告費』進呈。
会場
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、こちらのフォームからお問合せください。
申込み
WEBから
・申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。
FAXから
・申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)してください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
問い合わせ
内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)