凸版印刷株式会社は、図書印刷株式会社を完全子会社とする株式交換を行う契約を締結した。凸版印刷は2007年に図書印刷を連結子会社とし、現在は51%の株式を持つ。本株式交換の効力発生日は2019年8月1日を予定しており、図書印刷の普通株式は、2019年7月30日付で上場廃止(最終売買日は2019年7月29日)となる。
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今回の完全子会社化を受け、販売面においては、両社の販売体制を維持することを前提として、図書印刷は、顧客のデジタル化支援能力を始めとする凸版印刷が有するサービスやソリューションを活用し、図書印刷の顧客が持つ課題の解決を支援することで顧客との更なる信頼関係を醸成し、事業領域の拡大を図っていく。製造面においては、図書印刷の生産管理機能等の製造間接部門を凸版印刷に統合し、トッパングループが有する全国の工場の充足状況に鑑みた適地生産の実現によって製造体制の効率化を図っていく。
また、市場規模に合わせた両社生産設備の最適配置の推進及び重複投資の回避により、トッパングループとしてのリソース配分の最適化を実現していく。
凸版印刷と図書印刷がこれまで培ってきた顧客基盤、事業基盤、財務基盤等の経営資源を相互に活用し、高付加価値化や効率化を図っていくことが可能となり、両社がそれぞれ有する経営資源を最大限活用していくことができるとしている。