他業界・印刷発注者の視点が分かる4つのセッション

掲載日:2020年1月31日

顧客のニーズに応えるためには印刷発注者が今、何を課題とし、どのようなソリューションを求めているかを知る必要があります。他業界・印刷発注者が登壇するカンファレンスを紹介します。


IT業界では、デジタル上だけでは完結せず、ITで制御した情報を現実の世界で活用する技術が広がっています。出版業界でも紙とデジタルを組み合わせた流通改革が進んでいます。以下の4つのセッションでは、IT、出版社、食品メーカーなど他業界・印刷発注者の視点を交え、印刷業界に何ができるかを考えます。

【CM1】クロスメディアビジネスのヒント

    ~コミュニケーションの課題を解決する~

2月5日(水) 15:45~17:45  

既存ビジネスの枠にとらわれない思考や新たなアプローチで課題を解決した事例、多様なコミュニケーションを実現したモデルを取り上げます。ここでは、AR×AIで化粧の疑似体験をおこなうバーチャルメイク、「売りたい」と「売ってほしい」を繋ぐ店舗シェアリング、人柄や感情を直に伝えることができる音声配信、海外からの旅行客にスマホで商品情報を伝える多言語サービスを取り上げます。

古田奎輔(Payke
中山英亮(Voicy
蘇鉄本惇(スペースエンジン
磯崎順信(パーフェクト
千葉弘幸(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_14.html


【CM2】出版業界の構造課題と再成長

2月6日(木) 13:00~15:00 

減少傾向とはいえ、紙はいまだ出版メディア制作の起点であり、読者にとって読むのに最も楽なメディアであり、作り手にとっては変わらず重要な収益源である。デジタル印刷は、印刷会社側から見れば品質面・技術面の課題は相当に解決したが、出版社側から見れば採算面や構造面の課題が多く積み残されている。出版社側から見た印刷生産と業界課題、解決へ向けた問題提起などを議論する。

土井秀倫(講談社
太田智一(PHP研究所
豊川竜也(ニューブック
藤井建人(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/sessionList/conference.html


経営シンポジウム

【基調講演3】 事業創造のオープンイノベーション

~『大廃業時代の町工場生き残り戦略』から~

2月7日(金) 10:00~12:00  

もはや社内の経営資源だけで差別的な新規事業を創出することは難しい。社外リソースの活用や社内外連携によるアイデアの創発が求められる時代である。新たな価値を生む組織のあり方、社内外ネットワークの構築手法、サービス開発体制、工場見学の手法はどのようなものか。そして地域社会とはどのように接点を持つべきか。一度は壊滅しかけた東京下町のものづくりはなぜ復活しつつあるのか。墨田区・台東区のものづくり3社が事例発表する。

浜野慶一(浜野製作所
関信行(望月印刷
有薗悦克(サンコー
藤井建人(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_9.html


【CM4】小ロット出版を実現するデジタル印刷

<デジタル×紙×マーケティングの実践と店舗販売の課題>

2月7日(金) 15:45~17:45 

キャッシュレスやスタッフレスなど、店舗の現場では現在、大きな変革が進行している。人手不足や働き方改革など課題も山積している。また、顧客コミュニケーションの面では、ネットスーパー・通販と店舗販売の垣根を超えたオムニチャネル志向が進展し、DMはがきや電子チラシ、SNSの活用も増えている。小売り・流通の現場で起きている「デジタル×紙×マーケティング」や店舗販売の課題について、当事者の方々に議論してもらう。

林典彦(大日本印刷
吉岡素成(ダイエー
平田伸行(ハナマルキ
牛見晋太郎(サイバーリンクス

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_17.html