pageはオンラインならではのメリットを活かし未来志向で展開する

掲載日:2021年2月22日

初めてオンライン開催となったpage2021であるが、単にリアル展示会の代替開催と考えるのではなく、オンラインならではのメリットを活かし、未来志向で展開している。

 

コロナ禍がもたらした“ニューノーマル”といわれる時代にあって、各種オンライン配信ツールが開発され、普及したこともあり、さまざまな催しのオンライン化が急速に進んだ。オンラインセミナーやオンライン会議はもとより、展示会やコンサート、株主総会、就職戦線における採用プロセスなどにも採用され、さらにオンライン飲み会となると、まさにオンラインが“新たな日常”となった。

JAGATでもオンライセミナーが普通となり、講師との打ち合わせもZoomミーティングで行い、理事会もオンラインで実施している。 そしてpage2021も初めてオンラインで実施となったが、新たな日常が当たり前となった今、さしたる抵抗感もなく大勢の方にご参加いただけるものと期待していたが、開会8日目の2月15日までで来場者が2万人を突破した。

(株)展示会営業マーケティング が2020年10月に、展示会に参加したことのあるビジネスマンを対象に「コロナ禍における展示会の実態及び今後の参加動向」に関する調査を行っている。 


「あなたは、コロナ禍の状況において、来場者として展示会に参加したいと思いますか。」の問に、「あまり参加したくない」が49.1%、「絶対に参加したくない」が8.5%と、57.6%上が「参加したくない」と回答。その理由として「ある程度オンラインで対応可能」や「密を避けるのは難しそう」の声が得られた。

また、「あなたは、非接触で参加することできる、完全オンラインで行われる展示会についてどう思いますか。」と質問したところ、「非常に興味がある」が21.7%、「少し興味がある」が43.4%と、「興味あり」と回答したビジネスマンは65.1%であった。 「より多くの情報を得やすい」や「実物をみないと不安」など賛否があるものの、多くのビジネスマンがオンライン展示会に高い関心を示していることがわかる。としている。

緊急事態宣言もあり、アンケート結果のように過半数以上の人が参加を躊躇し、来場者が見込めない以上オンラインに移行せざるを得ないのだが、完全オンライン展示会に対しても7割弱の人が興味を持っており、オンライン展示会を単にリアル展示会の代替開催と考えるのではなく、オンラインならではのメリットを訴求すべく未来志向で展開していきたい。

第一に、リアルであれば3日間だけあるが、オンラインでは2月8日から2月28日までと長期間開催するので、これは参加者、出展者双方にとってメリットであろう。 よく言われるように、出展者にとっては時間と所在地に縛られず、幅広い集客が得られ全国の見込み客にアプローチできるだけでなく、ブースの設営費用や対応人員の人件費が抑えられる。 また、pageでは開催時期もあって毎年のように降雪があり、来場者が減ってしまう日もあるが、こうした天候に左右されることもない。

参加者は都合の良い時間と場所を選んで、何度でも手間いらずに入場できる。しかも交通費等の費用も不要である。また、興味のないブースを避け、雑音にも惑わされることなく効率よくブース巡りができる。もちろん、着目した出展社とは名刺交換やチャット機能などを使ってコミュニケーションも可能である。

こうしてみると、今後ニューノーマル時代の展示会は、リアルとオンラインの同時開催が普通になってくるのかもしれない。まずは、page2021 Onlineにご参加いただき、ご感想、ご意見をお聞かせいただきたいので、ぜひ大勢の皆様のご登録をお願いする次第である。

(JAGAT CS部 橋本和弥)

【関連情報】
page2021 Online(2/8~2/28) 
 →入場登録(無料)はこちら https://page.nikkeineon.jp/registration

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