在宅ワークは学びの機会~『新版DTPベーシックガイダンス』でDTP再入門

掲載日:2021年6月8日

JAGAT刊『新版DTPベーシックガイダンス』は、最新の技術情報に対応したDTP入門書として今年(2021年)2月に発刊された。DTPエキスパートカリキュラムに準拠し、初心者向け受験参考書としても役立つ。長期に渡るコロナ禍にあって、在宅ワークも余儀なくされる中、あらためて学習・復習の機会として紐解いてみてはいかがだろうか。

 

■DTPの基礎やDTPエキスパート試験の学習に最適な参考書
DTPベーシックガイダンスの初版は、これからDTPを学ぶ方のための入門書として2016年に出版された。
豊富な図版を用い、簡潔でわかりやすい解説により構成されているため初心者にもわかりやすく、新入社員向け参考書や学校のテキストとして採用され、毎年コンスタントに購読されるロングセラーとなった。
本書のベースとなったのは、著者の西澤英子氏がスクールでのDTPエキスパート認証試験対策講座用に作成したレジュメである。したがって、世の中にあまたあるDTP入門書と一線を画しているのは、その解説範囲が「DTP」のみならず、DTPエキスパートカリキュラムのカテゴリーである「色」「印刷技術」「情報システム」知識に加え、「コミュニケーション」の分野まで幅広くカバーしていることだ。

■新版では最新DTPエキスパートカリキュラムに準拠
初版発刊から5年を経て、最新の技術動向や知識を反映させるべく、改訂版の制作委員会を立ち上げて、最新のDTPエキスパートカリキュラムに準拠して内容のブラッシュアップを図った。
具体的には、DTPを取り巻く文字コードや組版、PDF校正、カラーマネージメント、ネットワークをはじめとする制作環境などの記述改訂・追記や、デジタル印刷をはじめとする印刷技術の基礎についても内容を充実させた。
さらに、新たにユニバーサルデザイン、インフォグラフィックス、そして今や印刷ビジネスに必須となったマーケティング知識といったコミュニケーションに関する項目を増やした。
「実践」の章ではDTPエキスパートマイスター実技試験の重要ポイントである、デザインコンセプトの企画と立案に向けたデザイン制作の進め方について解説している。

■在宅ワークの機会にあらためて印刷・DTPの基礎を学習・復習
緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が延長される中、在宅時間の増加や将来への不安が学習意欲を後押しし、学びの意欲を向上させているという調査結果もでている。あらためてDTPや印刷について学習・復習をするよい機会だろう。そんなとき、手軽に読める『新版ベーシックガイダンス』を、現代の印刷入門書としてベストセラーの『みんなの印刷入門』と合わせ、おすすめしたい。

 

              

 

(JAGAT Book Store)

 

<関連情報>
・『新版DTPベーシックガイダンス~DTPエキスパートカリキュラム準拠』 
 2021年2月初版発行 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

・『みんなの印刷入門』 
 2019年3月初版~2021年4月第七版発行 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

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