若手社員育成のためのフォローアップ総合研修

掲載日:2021年10月5日

フォローアップ研修は若手社員が成長するために必要な勉強の機会であり、JAGATでは10月5日より2021年度、秋期総合研修をスタートする。

新型コロナウイルスの影響で就職活動でも苦労して入社した新人社員も、約半年が経過し仕事の内容を一通り理解している時期だ。こういうときに、もう一度基本事項を復習できる機会があれば、新入社員にとってさらに理解を深めることもできるだろう。

〇なぜフォローアップ研修が重要なのか
新入社員は、入社直後の研修では専門用語をしっかり理解できていなかったり、仕事の実態がわかないことが多い。しかし、一定の時期が経過した節目にフォローアップ研修を受講できれば、それまでの自らの体験と照らし合わせて考えることができ、より明確に理解できて教育効果も高くなることが期待できる。
また、現場に配属されて実務に就いて半年も経つと、不安や心配が表面化して自信がぐらつき、その結果モチベーションが低下することもある。しかし、フォローアップ研修では、若手社員の仕事に対する疑問点や迷いを解消させる効果もある。こうしたことは、モチベーションを向上させ、自信を回復させる機会にもなり、早期離職の防止にもつながる。

〇“理解しにくい”ことを重点的に解説
印刷工程での専門用語は理解し難いものがたくさんある。JAGATが4月に開催している新入社員研修でのアンケートの中で、印刷技術についての回答で多いのは「フォントについて理解するのが難しい」、「色管理の方法が複雑」、「色空間やガモットの理解が難しい」などである。他にもいろいろな意見があるが、今まで聞いたことのない専門用語を理解できずに苦労していた人が多いようだ。今回の研修では印刷製作の全体の流れを一通り解説する中で、若手社員が「少し難しい」と感じたことに重点を置いて解説する。こうしたひとつひとつの用語を確実に理解することが重要である。

〇新入社員は「印刷技術」知識の大切さを認識
JAGATが4月に行っている「新入社員意識調査」でも、新入社員がこれから教育プログラムとして関心のあるテーマとして多かったのが「印刷技術」である。やはり、印刷会社に入社したからには印刷技術の基本を押さえておかないといけないという意識が高いことがうかがえる。また、新入社員は、それまで指示され・教えてもらう姿勢から、自らが考えて行動する自律性をもった業務遂行できるような期待もされてくる。
JAGATで開催するフォローアップ総合研修では、印刷技術の基礎知識はもちろんのこと、デジタル印刷や紙媒体以外の受注に必要なデジタルデータの講座、デザインテイアウトや印刷営業の日常活動など実務知識に関する講座を用意している。若手社員がこれからの仕事の進め方を見直すいい機会でもある。貴社、人育成のための一環として、ぜひご活用ください。 (CS部 伊藤禎昭)

 

『2021年度秋期 フォローアップ総合研修』

【オンラインセミナー】印刷技術の基礎知識を学ぶ(プリプレス編)
10月5日(火) 14:00~17:00

【オンラインセミナー】印刷技術の基礎知識を学ぶ(プレス・ポストプレス編)
10月12日(火) 14:00~17:00

【オンラインセミナー】印刷営業の基本プロセスと実務知識
10月13日(水) 14:00~17:00

【オンライン】デジタル印刷の基礎知識
10月14日(木) 14:00~17:00

【オンラインセミナー】印刷ビジネス受注に必要なデジタルデータの基礎知識
10月21日(金) 14:00~17:00

【オンライン】デザイン・レイアウトの基本知識
10月27日(水) 14:00~17:00