『JAGAT info』12月号では、JAGATが2021年6月から8月にかけて実施した「印刷会社の顧客接点・地域接点実態調査2021」のレポート後編を収録する。
全国130社から寄せられた回答を基に、地域活性化への取り組みや地域団体・組織への参加の実態、自社設立の団体・組織や工場見学の有無などを数値とともに分析し、印刷会社の顧客・地域接点の実態と変容を浮かび上がらせている。
従来、この分野の実態調査は実施されておらず、おそらくこれが初の調査となる。afterコロナを見据えた戦略を練る際のヒントとして、本論考をご活用いただきたい。
さて、年の瀬を控えていろいろと慌ただしくなっている方も多いであろう。目下、年末進行の最中という方も多いと思われる。来る12月26日には一年を締め括る「有馬記念」が開催されるが、JAGATでもその5日前、2021年12月21日に「JAGATトピック技術セミナー2021」をオンラインで開催する。
「トピック技術セミナー」は、この一年間に発表された注目製品・技術をピックアップして、印刷技術のトレンドを見定めるイベントとして、今年で48回目を迎える。近年、インクジェットや電子写真方式のデジタル印刷と製本・加工技術が大きく進展して活用が広がっており、さらには急速に成長するデジタルマーケティングとデジタル印刷が融合することで、新たな印刷ビジネスが生まれた事例も多数見られる。そこで本セミナーでは、これらの製品・技術を各メーカーが解説、今年の印刷ビジネスと技術を総括する。
未来を創造するためのヒントを数多く含む内容となっているので、印刷業界の一年を締め括る催事として、ぜひチェックしてほしい。
■JAGATトピック技術セミナー2021 → https://www.jagat.or.jp/topic2021
『JAGAT info』2021年12月号のご案内
◯特集 ニューノーマルに向けたマーケティング戦略変容の解明
―印刷会社の顧客・地域接点実態調査から― （後編）
特集では、11月号掲載の前編に続き「印刷会社の顧客接点・地域接点実態調査2021」のレポート後編を収録。地域活性化への取り組みや地域活性化へのスタンス、参加している団体・組織の種類や数のほか、自社で設立した団体・組織の有無、コロナ禍前後の新規顧客流入経路で重視する項目、そして工場見学の有無と売上高の伸び率の比較などを具体的な数値とともに示し、印刷会社の顧客接点・地域社会との接点について全体像を考察している。
また、調査アンケートの自由記述をまとめた「営業環境の変化について経営者の声」の後編も合わせて収録しており、こちらもぜひご覧いただきたい。
◯特別企画 『印刷白書2021』を読み解く
10月22日に刊行した『印刷白書2021』の「読み方」を解説する。『印刷白書』は、印刷産業関係者以外にも印刷産業の全体像が理解できるように、最新資料を交えつつ例年刊行している印刷業界唯一の書物である。今年はコロナ禍に関連した論考を特集に据えて、印刷ビジネスの動向や今後を論じている。
2021年を振り返り2022年につなげていくためにも、『印刷白書2021』の新たな「読み方」に出会えることを願っている。
（『JAGAT info』編集部）
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