『DTPエキスパート受験サポートガイド 改訂9版』 第2刷 に以下の誤りがありました。訂正してお詫びします。
記
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『DTPエキスパート受験サポートガイド 改訂9版』 第2刷 に以下の誤りがありました。訂正してお詫びします。
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印刷界の経営者、管理職、スタッフ、マーケターに 続きを読む
JAGATが発行する初心者向け印刷、DTPの入門書として最適な2冊をご紹介いたします。
いずれも最新技術動向に対応し、オールカラーで豊富な図版とわかりやすい解説で構成しており、新入社員や内定者向けテキスト・参考書としてオススメしているものです。長期に渡るコロナ禍にあって、在宅ワークも余儀なくされる中、あらためて学習・復習の機会として紐解いてみてはいかがでしょうか。 続きを読む
JAGAT刊『新版DTPベーシックガイダンス』は、最新の技術情報に対応したDTP入門書として今年(2021年)2月に発刊された。DTPエキスパートカリキュラムに準拠し、初心者向け受験参考書としても役立つ。長期に渡るコロナ禍にあって、在宅ワークも余儀なくされる中、あらためて学習・復習の機会として紐解いてみてはいかがだろうか。 続きを読む
2021年2月、『新版DTPベーシックガイダンス~DTPエキスパートカリキュラム準拠』を発刊した。
本書は以前から販売していたDTPの入門書『DTPベーシックガイダンス』を改訂したものである。DTPに関する基礎的な知識にフォーカスし、豊富な図版を掲載、初心者にもわかりやすい言葉で解説している。
DTPは、Desktop Publishingの略で、日本語では「卓上出版」と訳されることが多い。
しかし、Desktopにはもう一つの意味があり、メニューバーやアイコンが並ぶOSの初期画面のことを指すことがある。つまり、DTPとは、PCだけでPublishing(出版)を完結することを表している。
国内でDTPが導入されたのは、1990年代である。欧米のアプリケーションが日本語化され、話題になった。しかし、当時はフォント環境やカラー品質などの出力環境に制約があり、誰もが使える状況ではなかった。ソフトウェアの完成度もけして高くなく、クラッシュすることも珍しくなかったのである。さらに、欧米発のソフトウェアは日本語組版レベルが低く、縦組みは非実用的であった。
雑誌などの定期刊行物や書籍、大量ページの総合カタログなどの制作工程で、DTPが本格的に採用され、普及したのは、2000年代の半ば頃だろう。この頃には、ネットワーク環境も整備され、一般のオフィスでもPCの導入台数が飛躍的に増えていた。ソフトウェアの完成度も高くなり、実用化レベルといえる。
DTPの普及と同時に進展したのは、印刷工程のデジタル化である。
DTP以前は、写真原稿(ポジフィルム)を製版スキャナーでスキャンし、CMYKにセパレーションしていた。1990年代には一般用のデジタルカメラが発表されたが、画素数も粗く印刷業務には使えないとされていた。その後、高精細・高品質化が進展し、2000年代の後半頃に主流となったのである。フィルムという中間材料や現像コストの存在が、デジタル化を後押ししたと考えられる。
印刷工程では、2000年前後頃にCTPの導入が進んだことで、フィルム製版やPS版に焼き付ける刷版工程が不要となった。同時に平台校正機が徐々になくなり、デジタルデータを出力するインクジェットプルーフなどに置き換わっていった。
さらには、Japan ColorやICCプロファイルを利用した標準印刷の考え方が広まることとなった。
印刷データ制作のデジタル化がほぼ完成したことで、電子写真方式やインクジェットなどの本格的なデジタル印刷機器の導入も増えていった。デジタル印刷機器が本格的に導入され始めたのは2000年代の終わりころではないだろうか。
このように、DTPが実用化されたこと、印刷工程のデジタル化が進んだことで、現在の印刷工程があるといえる。
DTPシステムが発展途上の時期には、トラブルを回避するための暗黙知やノウハウが必須であった。
また、毎年のように新しいデジタル技術が登場するため、最新の技術動向や知識をキャッチアップする必要があった。
そのため、DTPや印刷工程の解説書、用語集なども多数、発刊されていたのである。
現在は、DTP・印刷工程は成熟しつつあり、ワークフローの大きな変化を伴う技術革新は少なくなっている。
しかし、初めて印刷業界に関わった方、他の分野から印刷業務に関わるようになった方には、基礎的な知識をしっかり身に付けていただきたい。
DTPエキスパートエキスパート認証試験は、そのための手段としてたいへん有効である。多くの業界人がこの試験を通じて、幅広い知識を習得してきた。基礎的な知識を網羅することができ、印刷工程全体を見通す力を習得できる。
『新版DTPベーシックガイダンス』を通して、これらの学習を進めてもらいたい。DTPの経験者にとっても知識の再整理に役立つだろう。
(JAGAT 千葉 弘幸)
JAGATはこの度、DTPの入門書としてロングセラーの『DTPベーシックガイダンス』を、最新の技術情報に対応して5年ぶりにリニューアルし『新版DTPベーシックガイダンス~DTPエキスパートカリキュラム準拠』を発刊しました。 続きを読む
新版DTPベーシックガイダンス
発行日:2021年2月22日
著者:新版DTPベーシックガイダンス制作委員会
体裁:B5判 120ページ オールカラー
定価:2,200円+税
ISBN:978-4-88983-168-9
発行:公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)
これからDTPを学ぶ方のための入門書です。DTPに関する基礎的な知識に焦点をあて、豊富な図版と初心者にもわかりやすい言葉で解説しています。新版では最新の技術動向や知識を反映させるとともに、デジタル印刷をはじめとする印刷技術の基礎についても内容を充実させました。
DTPエキスパート認証試験の最新カリキュラムに準拠しているので、DTPエキスパートを目指す方にもベーシックな知識を効率よく学べる参考書です。6章「実践」ではDTPエキスパートマイスター試験の課題制作に重要なデザインの企画と立案に向けた、デザイン制作の進め方について解説しています。
Chapter 1 はじめに |
1.DTP のはじまり 1 DTP とは/2 DTP の歴史 2.DTP のワークフロー 1 ワークフロー/2 企画と制作工程計画/3 制作工程の計画 Column 印刷に必要な要素 |
Chapter 2 基礎知識 |
1.用紙 1 印刷物のサイズと用紙/2 紙の目/3 印刷用紙と色の見え方 2.グラフィックデザイン 1 グラフィックデザイン/2 代表的レイアウト手法/3 グリッドレイアウト/ 4 造本設計/5 紙面設計 3.文字と組版 1 文字/2 文書データ/3 組版 4.画像 1 画像 5.色 1 色の混合/2 色の認識/3 色のイメージ/4 色の表し方/5 色の評価/6 カラーマネジメント 6.校正 1 原稿整理/2 表記統一/3 校正の流れの例/4 文字校正/5 印刷校正記号表/6 PDF 校正/7 色校正 7.レイアウトデータ 1 ページレイアウト/2 出力用データ処理 8.印刷 1 印刷方式/2 オフセット印刷/3 デジタル印刷 9.後加工 1 製本/2 折り/3 表面加工/4 製函 10.特殊印刷 1 スクラッチ印刷/2 蓄光・発光・蛍光印刷/3 凹凸印刷/4 立体印刷 11.その他の印刷技術 1 軟包装印刷/2 建装材への応用/3 スクリーン印刷/4 プリンテッドエレクトロニクス Column 印刷物とインキ |
Chapter 3 制作環境 |
1.ハードウェア・ソフトウェア 1 ハードウェア/2 ソフトウェア 2.マークアップ言語 1 マークアップ言語/2 HTML/3 XML/4 EPUB 3.セキュリティー対策 1 データのセキュリティー/2 電子透かし/3 暗号化/4 DRM(デジタル著作権管理)/5 情報セキュリティー対策 4.ネットワーク 1 クラウドコンピューティング 5.その他 1 データベース/2 バーコード/3 コンテンツ管理/4 デジタルデバイス/5 デジタルサイネージ/6 AI(人工知能)/7 Web フォント/8 縦書きWebの可能性/9 3D プリンター/10 テレビ・映像の画質と解像度 Column Web to Print |
Chapter 4 法令・契約 |
1.法令 1 知的財産権/2 デザインに関する権利と保護/3 個人情報保護法 2.契約 1 ソフトウェア使用許諾契約/2 サブスクリプション契約 |
Chapter 5 コミュニケーション |
1.情報収集 1 情報収集/2 調査/3 分析 2.情報の構造 1 情報の組織化/2 情報構造の種類 3.メディア特性 1 クロスメディア/2 デジタルメディア 4.ユニバーサルデザイン 1 ユニバーサルデザイン/2 UD フォント/3 UD デジタル教科書体 5.インフォグラフィックス 1 インフォグラフィックス 6.マーケティング 1 マーケティング/2 STP マーケティング/3 マーケティングミックス/4 購買行動プロセスモデル/5 CRM/6 マーケティングオートメーション(MA)/7 パーソナライズDM の進化 Column メディアとしての印刷物 |
Chapter 6 実践 |
1.デザイン制作の進め方 1 さまざまな媒体とデザイン制作の工程/2 広告や販売促進物の制作の具体的な流れ/3 雑誌制作の具体的な流れ/4 データの取り扱いと管理 2.デザインの企画と立案 1 コンセプト/2 ターゲットとペルソナ/3 トーン&マナー/4 プランの立て方 |
新型コロナウイルスの感染防止のため、新入社員の集合研修を中止した企業も多く、また今後内定者にどのような形でコミュニケーションや入社前教育を進めていくか、担当者にとっては悩ましいところだ。このような状況下、在宅で無理なく学べるテキストと通信教育を紹介したい。 続きを読む
経営者・管理職、経営スタッフ、印刷業界関係者に 続きを読む
『みんなの印刷入門』(初版~第三版)に以下の誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。
記
[誤]スペースにsRGBは”Adobe RGB”を、CMYK
[正]スペースにRGBは”Adobe RGB”を、CMYK