印刷産業の生産額4.87兆円は、財1.42兆円とサービス1.02兆円に付加価値2.43兆円が加わったものである。全産業を顧客として、製造業に1.00兆円、サービス産業に3.86兆円販売されている。(数字で読み解く印刷産業2018その9) 続きを読む
「出版・レポート」カテゴリーアーカイブ
『オフセット印刷技術 作業手順と知識』増補改訂版第4刷 正誤表
『オフセット印刷技術 作業手順と知識』(増補改訂版第4刷)に以下の誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。
記
14ページ「図表1-6 印刷工程で使用している溶剤などの法規制」
(誤)テトラクロルエタン 第1種
(正)1,1,2,2-テトラクロロエタン 特定化学物質 第2類物質「特別有機溶剤等」(特別管理物質)
(誤)トリクロルエチレン 第1種
(正)トリクロロエチレン 特定化学物質 第2類物質「特別有機溶剤等」(特別管理物質)
15ページ「消火器の知識」
(誤)A級火災 B級火災 C級火災
(正)A火災 B火災 C火災
15ページ「10.電気事故を防ぐ」3行目
(誤)160mA~390mAの電流が人体に流れると、心臓が細動し数分以内に死亡する
(正)100mA以上の電流が人体に流れると、心室細動が発生し心肺停止などの致命的な障害を起こすことがある
54ページ「2.エッチ液を選定する」4行目
(誤)⇒第Ⅱ編第4章10
(正)第Ⅱ編第4章10の項はないので削除
77ページ「(1)2枚差し検知器を調整する」9~12行目
(誤)この部分では、正常時でも用紙が3枚程度重なって供給されているので、用紙を3枚程度(機種によって異なる)を検知コロの下にはさみ検知器が動作しないように、さらに、1枚加えた時に検知器が動作するように調整する。
(正)機械式は紙の通過枚数の厚みによって作動する仕組みなので、2枚でしっかりと検知器が作動するように調整する。さらに、1枚を感知して紙を前当てそしてスインググリッパに送るための検知を行っている光電式や超音波式の検知器との組み合わせが重要になってくる。
130ページ「図表1-4 紙の分類」下から3行目
(誤)チップポール
(正)チップボール
131ページ「③光沢を抑えたマット系、ダル系」2行目
(誤)光沢を押さえて
(正)光沢を抑えて
134ページ「図表1-9 紙の原紙寸法と面積」 ※はJIS規格
(誤)ハトロン判
(正)ハトロン判※
135 ページ「図表1-13 米坪量と連量(板紙)」
(誤)米坪量(g/m2)465:連量(kg)四六判41.0 L判40.0
(正)米坪量(g/m2)465:連量(kg)四六判40.0 L判41.0
(誤)K判 64×95cm 65×95cm
(正)K判 65×95cm 64×94cm
(誤)米坪量(g/m2)320:連量(kg)K判 20.0 19.0
(正)米坪量(g/m2)320:連量(kg)K判 19.5 19.0
136 ページ1~2行目
(誤)坪量〔g/m2〕=連量〔kg〕÷(縦寸法〔m〕×横寸法〔m〕)÷1,000(板紙の場合は100)
(正)坪量〔g/m2〕=連量〔kg〕×1,000〔g/kg〕÷(縦寸法〔m〕×横寸法〔m〕)÷1,000(板紙の場合は100)
139 ページ「(a)絶対湿度と相対湿度」11~12行目
(誤)RH=12÷14.8×100=86.5%となり、相対湿度86.5%ということになる。
(正)RH=12÷14.8×100=81.1%となり、相対湿度81.1%ということになる。
167ページ「図表2-27 世界保健機構(WHO)の化学物質の分類」POM
(誤)Particulate Volatile Organic Compounds
(正)Particulate Organic Matter
182ページ下から4行目~2行目 図表2-44、図表2-45に合わせて修正
(誤)インキAタイプは、どんどんインキ中に湿し水が取り込まれるインキであり、インキCはインキ取り込みが少ないインキである。インキBはすぐに湿し水が取り込まれ比較的多めで安定するインキである。インキDは、インキBと同じようにすぐに取り込みが行われるが、少なめのところで安定する。
(正)インキAタイプは、どんどんインキ中に湿し水が取り込まれるインキであり、インキBはインキ取り込みが少ないインキである。インキCはすぐに湿し水が取り込まれ比較的多めで安定するインキである。インキDは、インキCと同じようにすぐに取り込みが行われるが、少なめのところで安定する。
184ページ
(誤)1597年(慶弔2年)
(正)1597年(慶長2年)
198ページ「図表4-4 いろいろな物質の表面張力」
(誤)グリセリン 28.9
(正)グリセリン 63.4
220ページ3行目
(誤)JS化
(正)JIS化
225ページ7行目
(誤)(5)この他の機能
(正)(5)その他の機能
233ページ「3.UVニス」2行目
(誤)ハブリットインキ
(正)ハイブリッドインキ
269ページ「図表9-5 印刷抜き取りチェック表」刷り出し時
(誤)⑫背丁・背票
(正)⑫背丁・背標
301ページ「図表11-6 Japan Color 2001のベタのCIE L*a*b*値」を以下に差し替え
図表11-6 Japan Color 2011のベタのCIE L*a*b*値
|
L* |
a* |
b* |
C |
53.4 |
-36.4 |
-51.6 |
M |
46.3 |
76.1 |
-2.9 |
Y |
88.6 |
-5.9 |
93.6 |
K |
16.3 |
1.4 |
2.1 |
308ページ「図表12-3 第4類危険物の種類」物質例
(誤)ジメチルエーテル
(正)ジエチルエーテル
310ページ「図表12-5 印刷会社における地球温暖化対策の例」用紙②
(誤)リサクル
(正)リサイクル
330ページ「シータの調整」5行目
(誤)第Ⅱ編第2章図表2-20を参照
(正)第Ⅲ編第2章図表2-23を参照
340ページ1行目
(誤)図表1-1はオペレーションスタンド部の1例
(正)図表1-2はオペレーションスタンド部の1例
347ページ「(7)排紙コンベア」1行目
(誤)1枚
(正)1本
『印刷白書2018』発刊のご挨拶
2018年10月25日発刊の『印刷白書2018』について、会長塚田司郎よりご挨拶させていただきます。
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『眼・色・光』 初版第2刷 正誤表
『眼・色・光』(初版第2刷)に以下のような誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
記
46ページ 図表2-1-1
(誤)視策
(正)視索
85ページ 傍注
(誤)USC色度図
(正)UCS色度図
86ページ「図2-3-4 光色区分-JIS Z 9112:1990」は下図に差し替え
JIS Z 9112:2004より「昼光色、昼白色、白色、温白色及び電球色の色度範囲は、xy色度図上においてそれぞれ表1に示す色度座標の点を結ぶ四辺形とする。ただし、演色性が普通形で白色の環形蛍光ランプの色度範囲は、(0.399 3,0.413 1)、(0.384 9,0.366 8)、(0.365 6,0.390 5)、(0.358 4,0.349 9)の4点が結ぶ四辺形とする」。
87ページ「2-3-5 演色性」本文5行目~88ページ本文
(誤)照明学会では、Raの値に関して、屋内照明の基準を設けている(→表「演色区分」参照)。
(正)照明学会では、Raの値に関して屋内照明基準JIES-008(1999)を設けていたが、JIS Z 9125:2007「屋内作業場の照明基準」、JIS Z 9110:2010「照明基準総則」のJIS化に伴い廃止された。
89ページ 表「■演色区分-JIES-008-1999」は削除
94ページ 表「■照度区分- JIS Z 9110-1979「照度基準」工場」は下表に差し替え
JIS Z 9110:1979「照度基準」は、推奨照度だけを規定した照度基準から、それらに照度均斉度、不快グレア、演色評価数などの照明の質的要件を加えたJIS Z 9110:2010「照明基準総則」に2011年に改正された。
96ページ 参考文献
(誤)10)照明学会:技術規格JIES-008(1999)屋内照明基準
(正)削除
(誤)12)JIS Z9110-1979、「照度基準」工場
(正)12)JIS Z 9110:2010「照明基準総則」工場
151ページ 参考文献
(誤)3)JIS Z 8113:1999「照明用語」
(正)3)JIS Z 8113:1998「照明用語」
詳しくはこちらをご覧ください。
JAGAT『デジタル印刷レポート2018-2019』発刊
デジタル印刷とマーケティングの組み合わせによる新たなビジネスモデルを探る『JAGAT デジタル×紙×マーケティング読本 デジタル印刷レポート2018-2019』を発刊した。 続きを読む
印刷白書2018
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印刷白書2018
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印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2018』 第1部「特集 デジタル×紙×マーケティング」 第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」 第3部「印刷産業の経営課題」 |
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![]() ページ数:152ページ 判型:A4判 発行:公益社団法人日本印刷技術協会 定価:9,167円+税 JAGAT会員特別定価:7,685円+税 |
解説
印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2018』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2018年版では創刊の1993-1994年版から2018年版までのキーワードと印刷産業の概況・環境変化・課題の推移を一覧表にしました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。
第1部「特集」では「デジタル×紙×マーケティング」をテーマとしています。
デジタルと紙を組み合わせてコミュニケーションを行うこと、デジタルマーケティングで生きる紙メディアのあり方などの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業という様々な観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。
第1部
第1章 特集 デジタル×紙×マーケティング
[プロローグ]「デジタル×紙×マーケティング」で新規ビジネスモデルを創出する
[特集1]デジタル化された印刷メディアの再定義
[特集2]デジタルマーケティングにおける紙メディアの特性
[特集3]「情報のデジタル化」と「情報処理の高度化」で進化するマーケティング
[関連資料]情報流通量/DTP・デジタル年表
[コラム]情報デザインで相手にわかりやすく伝える
第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]印刷ビジネスの可能性はどこまで広がるか
[産業連関表]ビッグデータで印刷需要を考える
[市場規模]印刷業の強みを生かした需要創造へのロードマップ
[上場企業]経営強化で収益改善を達成した上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模/産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/印刷インキ/M&A
第3章 印刷トレンド
[デザイン]デザインの力で印刷・加工技術とマーケティングを結びつける
[ワークフロー]社外とつながる開かれたシステムで全体最適化の実現を目指す
[オフセット印刷]多品種小ロット対応から全体最適化に向けた挑戦へ
[デジタル印刷]デジタル印刷の有効性訴求で市場拡大へ
[包装印刷]水性フレキソ印刷とデジタル印刷の活用が進む
[後加工]本格的なスマート化で進展する印刷と後加工の連携
[関連資料]デジタル印刷/フォーム印刷業界
第4章 関連産業の動向
[出版業界]出版流通の多様化と出版ビジネスの多様化
[電子出版]独自のビジネスモデルで成長する電子コミック
[新聞業界]新聞メディアのデジタルトランスフォーメーションの進展
[広告業界]紙とデジタルの協同で広告メディアはさらに深化する
[DM業界]行動喚起力と顧客データベースの進展による新たな動き
[折込広告他]活用シーンの変わる折込広告と地域接点としてのフリーペーパー
[通信販売業界]依然としてネット通販が強く市場は7兆円規模へ成長
[関連資料]出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場
第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]人口減少と高齢化を見据えた政策動向と地域活性ビジネスの方向性
[経営管理]「見える化」で数字を共有し意識改革と収益の改善を図る
[クロスメディア]コミュニケーション手段としての動画利用の進展と付加価値
[デジタルマーケティング]個人による情報発信とマイクロインフルエンサーが影響力をもつ時代へ
[デジタルイノベーション]ビジネス、メディア、ソーシャルの3方向に進化するAI・SNS・VR
[人材1]採用案内ツールと体験型インターンシップで企業のブランドを伝える
[人材2]印刷業のビジネスビジョンを実現する「越境人材」
[関連資料]地域活性化/クロスメディア/人材
[コラム]”見えない世界”を克服する学びと気づき/進化を続けるICT活用のビジネスモデル
巻末資料
年表/『印刷白書』年表/主な統計調査の概要/印刷産業&関連団体アドレス/図表インデックス
エレクトロニクス事業が好調の大手2社
『印刷白書2018』(10月25日発刊)の上場企業分析では、社名もしくは特色に「印刷」とある33社を対象とした。売上高構成比を見ると、出版印刷、商業印刷を主力とする企業は少数派となっている。(数字で読み解く印刷産業2018その8)
印刷技術を核とする33社をリストアップ
印刷白書では2011年版から上場企業分析を行っていますが、上場印刷企業のリストは毎年少しずつ変化しています。
印刷業からスタートしたヴィア・ホールディングスは、2013年4月に暁印刷を共立印刷に売却し、印刷業から完全撤退したことからリストから消えました。2015年7月にクレステック、2016年3月に中本パックスが上場し、リストに加わりました。
また、三浦印刷は大王製紙によるTOB(株式公開買付)により、2017年5月29日に上場廃止となりました。2017年3月期の決算短信は公開されましたが、有価証券報告書は作成されていないので、従業員の状況、研究開発活動、設備の状況などが不明で、『印刷白書2017』に掲載した図表の一部に数字が入っていません。
現在編集中の『印刷白書2018』では、前年リストの33社のうち、三浦印刷を除き、2018年5月31日上場のラクスルを追加しました。
印刷白書では、各社の業績を決算短信と有価証券報告書で見ていますが、提出時期の関係で2017年6月期から2018年5月期までを2017年度としています。そのため2018年7月期が上場後最初の提出となるラクスルに関しては、今回は分析の対象としていません。
そして、10月18日にプリントネットが上場を予定していますので、次年度版の印刷白書のリストはまた変更されることになります。
上場印刷企業33社の2017年度業績を見ると、増収増益が前期の7社から15社に増加しました。上位2社はエレクトロニクス部門の好調により、トッパングループが売上高1兆4527億円(前期比1.5%増)、経常利益546億円(同9.9%増)、DNPグループが売上高1兆4122億円(同0.1%増)、経常利益509億円(同38.7%増)で、前期の減収減益から増収増益に転じました。
(JAGAT CS部 吉村マチ子)
関連情報「デジタル×紙×マーケティング」
今年のJAGATのテーマは「デジタル×紙×マーケティング」。2018年10月25日に開催する「JAGAT大会2018」では、これからの経営・マーケティング戦略について考えていきます。参加者にはJAGATの最新刊 『印刷白書2018』 をお持ち帰りいただきます。
『印刷白書2018』(10月25日発刊予定)の上場企業分析では、事業展開の特色と売上高構成比、個別業績による規模・収益性・生産性・安全性・成長性、連結業績による設備投資総額・研究開発費、キャッシュフローバランスなどを比較しています。
教養に基づく編集力が必要な時代
雑誌市場が縮小する中でメディアの価値を高める情報を届けるためには、編集力の強化、特に教養を磨くことが重要になる。(数字で読み解く印刷産業2018その7) 続きを読む
統計数字とマーケティングから見るパッケージの可能性
包装印刷はシェアを2割まで拡大した。パッケージの多様化と環境対応が市場を後押し、ブランドオーナーからの期待も高まっている。(数字で読み解く印刷産業2018その6) 続きを読む
産業連関表を取り上げる理由
印刷産業の生産にどれだけのモノ、サービス、ヒトが投入されているか。印刷産業の生産が国内の他産業へ及ぼす影響はどれくらいか。そのような疑問を解消するカギが「産業連関表」にある。(数字で読み解く印刷産業2018その5) 続きを読む