ニュースラウンジ」カテゴリーアーカイブ

東京美術紙工協業組合、製本会社が提供する製本研修が「一日製本職人」として生まれ変わります

紙の本づくりはやっぱり楽しい!
本物の製本体験をオンラインでもすべての人にー

製本研修 上級「一日製本職人」コース 実習風景から

ハードカバーからソフトカバーまで書籍製本を手掛けて半世紀の製本会社 東京美術紙工協業組合(東京都板橋区、代表:加藤裕隆)は、これまで自社工場内で業界内向けに開催していた製本研修を、2025年3月より、「一日製本職人」として入門から上級まで計4グレードに再構成しオンライン要素も採り入れて本作りを学びたいすべての人に向けてリリース致します。

これまで一部業界内に向け、製本レクチャ、工場見学、手製本実作体験を工場を会場に実施してきたものを、オンライン活用で参加者の移動を必要としないで受講できる部分を増やしました。
【URL】https://bookstandga.com/seihon

 

 

対象と難易度別に4グレードで提供し、活用シーンが拡がります


1)入門 KURUMIコース

お子様からシニアまで、誰でも簡単に製本の仕組みを知って、体験できる入門コースです。
弊組合が開発して児童書イベントや図書館ワークショップでも好評いただいている「製本キットKURUMI」が1冊作れます(キットにはない製本部品である花布・スピン・スピンチャーム🄬付き)。これまで国内にとどまらずニューヨーク等でも多数採用いただいてきました(海外では特許も取得)。従来はイベント会場への指導役のスタッフ派遣が基本でしたが、オンラインでLIVE配信するサポート環境を用意することで、通信環境さえあれば全国で本作りを楽しんでいただけるようになりました。
1時間半のプログラムのうち、ハードカバーのミニブックを作っていただく後半パートだけでも製本の仕組みが理解できるのですが、前半に動画も使用した製本のレクチャを受講者年齢に合わせて提供することで、より納得度が高まり、本への愛着が高まることは、これまでのイベントで実証済みです。満足度99%の評価をいただいています。

製本キットKURUMIの完成品例
ニューヨークでの製本ワークショップ風景
ショッピングモールでの製本キットを使用したワークショップ風景

2)初級 KurumiPROコース

本の中身から自分で作る体験をおりまぜたコースです。入門コースより内容を深めた「製本レクチャ」の後の、製本機械の臨場感あふれるヴァーチャル製本工場見学はオンラインでも提供します。
KurumiPRO(2024年特許取得)1冊(花布・スピン・スピンチャーム付き)が作れます。さらにKurumiPRO1セット別途持ち帰りができます。このキットを使用することで、作者の創作の現場と複数ページを1面に割付ける印刷工程の面付の疑似体験ができます。

ヴァーチャル製本工場見学の一場面
本の中身から作る製本キットkurumiPROを使用したコースです

3)中級 TAKUMIコース

より本格的に、1から製本について学べるコースです。リアル会場開催の場合は実際の製本機械が稼働している製本工場を見学いただけます。オンライン開催の場合は、普段見ることが出来ない機械の内部まで記録した動画によるヴァーチャルツアーとなります。
新開発の「製本キットTAKUMI」を使用することで、工場の研修会場まで足を運ばずともリモート会場や職場・ご自宅でもA6版 角背上製本1冊を制作いただけるように必要ツールをすべてセットして提供致します。

ヴァーチャル製本工場見学の一場面
講座内での実作に使用する文庫版上製製本キットTAKUMI

4)上級 一日製本職人コース

最も本格的なコース設定です。実際の機械製本の工場現場を見ていただきながら、職人が実際に行なっている手製本方法を1日かけて体験できるコースです。当コースのみ弊組合工場でのリアル開催のみで実施し、オンライン開催は実施致しません。
四六版 丸背上製本(ハードカバー)が1冊作れます。

講座内手製本パートで実作する四六判丸背上製本
リアル工場見学の様子

5)4コースの比較


当研修プログラム開発の思い

紙の本の市場が年を追うごとにシュリンクしている現実を前に、弊組合としてはグーテンベルグ以来の印刷された紙を綴じる、という製本工程のおもしろさに注目していただくことで、紙の本の製本行為のクリエイティヴィティに気付いていただき、本そのものに対する愛着を実感する機会を提供して、紙の本の可能性と役割をアピールできないか、とこれまで商品開発を続けて参りました。今回の研修プログラムの開発と、そのコンテンツのオンライン化への取組もその一環として行っています。
幸いにも本事業は東京都にも評価いただき、東京都中小企業団体中央会の「中小企業組合等新戦略支援事業に係る特別支援『デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト』」において東京都中央会の委託事業として製本研修のDX化に取組める運びとなり、ようやくその成果をお届けできる段階にまで至ることが出来ました事は喜びに堪えないものです。弊組合としては慣れない動画の企画からの取組は思った以上の困難にも直面致しましたが、なんとか想定以上の面白いコンテンツが作れたのではないかと自負しております。製本業は東京近郊に大半が集中している特殊な業界でありますが、製本工場とは縁遠いような全国各地津々浦々の方々にも晴れて製本の面白さを疑似体感いただけることになりました。広く本好きの皆様に、特にこれから知的・情緒的な側面を育んでゆく若年層に本づくりの現場の一端に触れることで人類の知の遺産に親しんでいただくきっかけとなります事、祈念して止みません。

弊組合これまでのその他商品例と今後の展望 ―製本だって地球に優しく―

弊組合では一連の製本キット以外にも、製本行為の周辺で事業者向けおよび一般消費者向けに技術開発、商品開発を続けて参りました。その結果として複数の特許技術や新案案件の開発が生まれています。
事業者向け技術の代表例は「かくれん本」(特許:表紙内ディスク収納技術/プラ素材フリー)、「フラットブック」(特許:並製本広開技術)、ブックインブック(冊子内冊子一体化製本)等。
一般消費者向け商品には、SDGsの製本工場なりの表現として、廃棄されていた表紙厚紙を装飾品として命を吹き込む「スピンチャーム🄬」、同じく廃棄の運命を捨てずに活かす「製本キットKURUMI用花布・スピン」等のラインナップを用意しています。


         
         本社工場

【会社概要】

社名:東京美術紙工協業組合
本社所在地:東京都板橋区舟渡3丁目28番19号
代表理事:加藤裕隆
事業内容: 書籍製本・印刷
設立: 昭和42年9月25日
HPhttps://www.tobi.or.jp/sljp/
商品販売サイトhttps://bookstandga.com/

DNP、企業広告シリーズ「DNPの一面!」の新作「高機能マテリアル」篇の放送を開始

フリーライター役の濱田岳さんが、“より良い未来” の実現に向けた社員の想いを取材

大日本印刷株式会社(DNP)は2025年3月1日(土)に、企業広告シリーズ「DNPの一面!」の新作「高機能マテリアル」篇を公開しました。

DNPは今、「より良い未来」を自らつくり出していくため、新しい価値の創出に努めています。そうした取り組みを進める社員をフリーライター役の濱田岳さんが取材し、テレビCMや交通広告などを通じて、広く紹介していきます。



  

フリーライター役の濱田岳さん
濱田さんが取材する高機能マテ
リアル事業担当のDNP社員
(左:石川 右:浜田)

【「DNPの一面!」で伝えたいこと】

DNPは「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する。」ことを企業理念に掲げ、持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしの実現に努めています。また、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える“新しい価値”を創出し、その価値を人々の身近に常に存在する「あたりまえ」のものにしていくという志を「未来のあたりまえをつくる。」というブランドステートメントを掲げています。

企業広告シリーズ「DNPの一面!」は、社員一人ひとりがつくり出す“新しい価値”の「一面」を紹介するもので、2023年11月から展開しています。DNP独自の強みと社外のパートナーの強みを掛け合わせて“新しい価値”を生み出し、それを「未来のあたりまえ」にしたいという志を持って日々取り組む社員に焦点を当てた企画です。そうしたDNPの「一面」と、事業にかける社員の想いを俳優・濱田岳さんがフリーライター役となって取材して、新聞の「一面記事」のように表現します。第1弾「メディカル・ヘルスケア」篇、「XRコミュニケーション」篇、第2弾「半導体」篇に続き、テレビCM、交通広告、Webメディアなどで幅広く展開します。

【「DNPの一面!」の新作「高機能マテリアル」篇について】

〇 DNPの注力事業領域の一つである産業用高機能材 よりテーマを選定しました。
「高機能マテリアル」とは、フィルムなどの素材に、微細な加工を施すことや別のフィルムや溶剤を塗工することで、光の反射をコントロールしたり、ガスバリア性などの特性を持たせたりするものです。直訳すると「高機能な原材料・素材」ですが、DNPの「高機能マテリアル」はその範疇に収まらず、私たちの生活の可能性を広げる役割を担うものと考えています。

〇 DNPは、世の中の「あったらいいな」「出来たらいいな」に耳を傾け、新たなマーケットを創出してきました。そういったニーズに応えるべく生まれた高機能フィルム製品について今回のCMでは、“高機能の層”の可能性とともに、「高機能フィルムで、地球も守りたい」という思いをDNPの社員が伝えます。これはDNPがずっと大切にし続けてきた“社会に対する姿勢”を表したものともいえます。

〇 本CMの主な発信媒体は次の通りです。

・テレビ番組内での放送

・YouTubeのDNP公式チャンネルでの公開
 URL → https://www.youtube.com/c/DNPOfficial
 
・CM動画の取材内容やエピソードなどの各種コンテンツをDNPのWebサイトで公開
 URL → https://www.dnp.co.jp/brand/



※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載された内容などは発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

モリサワ、 阪神甲子園球場との100周年記念共同プロジェクト『甲子園フォント』お披露目式を開催

~伝統と革新が融合した新たな『甲子園フォント』ついにお披露目~

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、阪神電気鉄道株式会社(代表取締役社長:久須勇介 本社:大阪市福島区、以下阪神電気鉄道)との100周年記念共同プロジェクト『甲子園フォント』を開発し、2025年2月27日(木)に阪神甲子園球場でお披露目式を行いました。


(上)選手名は阪神タイガースリーグ2023年優勝時のスターティングメンバー、(下)1985年開幕時のスターティングメンバー)

本プロジェクトは、阪神甲子園球場が大切に受け継いできた「甲子園文字」を、文字のプロフェッショナルとして歴史を紡いできたモリサワが、現代の実用に即した『甲子園フォント』として制作したものです。『甲子園フォント』は、2025年シーズンから阪神甲子園球場のスコアボードで使用されるほか、タオルなどの球場オリジナルグッズにも使用されます。

甲子園文字と『甲子園フォント』について

阪神甲子園球場のスコアボードでは、1983年まで、職人が黒い板に毛筆で手書きをした文字を使用しており、その独特な字形が「甲子園文字」として親しまれてきました。スコアボードを電光掲示に改修した1984年以降も、その伝統を受け継ぐべく、同球場の職員が甲子園文字を踏襲したオリジナルの文字を作り、表示することで、その伝統を受け継いできました。
『甲子園フォント』は、「甲子園文字」の伝統を次の時代に繋ぐコンセプトで、より多くの方の読みやすさに配慮したUD(ユニバーサルデザイン)フォントをベースとしています。甲子園文字の筆書きのニュアンスを取り入れながら、太みと文字サイズの調整を行って、ビジョンに表示された時も視認性を確保した明朝体として制作しました。また、スコアボード上で重要となる数字の書体は、甲⼦園⽂字ではゴシック体だったことから、今回も同様にゴシック体を継承しています。

『甲子園フォント』の開発を記念して、開発の裏側を映したメイキング動画を本日公開しました。動画では、当時の「甲子園文字」を知る元阪神タイガース・真弓明信氏にもお話を伺い、手書きの甲子園文字の思い出や、新たな『甲子園フォント』について、「甲子園文字の力強さがありながらかっこいい」とのご感想もいただきました。ぜひご覧ください。

メイキング動画はこちら


手書きの甲子園文字の思い出を語る真弓明信氏(メイキング動画より)

甲子園フォントを開発中の様子

また、モリサワ公式noteにて甲子園文字の歴史、タイプデザイナーによるデザインの解説や制作秘話などをご紹介しています。


モリサワ公式note「甲子園文字を未来につなぐ共同プロジェクト『甲子園フォント』が生まれるまで」はこちら



阪神甲子園球場におけるお披露目式

2025年2月27日に開催したお披露目式では、大勢の関係者や報道陣が集まり歴史的な瞬間を見届けました。イベントでは事前レクチャーでプロジェクトメンバーが「甲子園文字」の歴史やフォント制作の背景について詳しい説明を行い、その後グラウンドに移動。甲子園球場の歴史や『甲子園フォント』制作の舞台裏を紹介する動画が流れた後、スコアボードに『甲子園フォント』が表示され、場内放送係員のコールに合わせて阪神タイガース2023年優勝時のスターティングメンバーと1985年の開幕時のスターティングメンバーの名が並びました。過去と現在の選手名が表示されるたびに、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。

また、登壇者として阪神電気鉄道の谷本修取締役と、モリサワの森澤彰彦代表取締役社長が登場し、『甲子園フォント』の完成を祝いました。

登壇者コメント

阪神電気鉄道株式会社 谷本修 取締役 スポーツ・エンタテインメント事業本部
阪神甲子園球場では、スコアボードが手書きから電光式に変わってからも、甲子園文字を受け継ぐ、球場オリジナルの文字を作り、表示することでその伝統を継承してまいりました。
今回、モリサワ様の手により、甲子園文字のデザイン的特徴を受け継ぐ、『甲子園フォント』が開発され、デジタル表示における甲子園文字が完成形となったことで、これからの100年にも甲子園文字を受け継いでいけることを、大変嬉しく思っております。
この『甲子園フォント』が、多くのファンの皆様に親しまれ、これから生まれる名勝負、名選手たちとともに、新たな歴史を刻んでいってくれる事を願っています。

株式会社モリサワ 森澤彰彦 代表取締役社長
創業者が世界で初めて「邦文写真植字機」を発明してから100周年という記念すべきタイミングで、阪神甲子園球場様と共に「甲子園文字の伝統を次の時代に繋ぐ」というコンセプトの『甲子園フォント』開発プロジェクトに携わることができ光栄です。「文字を通じて社会に貢献する」を社是に、数々のフォントを作り続けているモリサワが、長年使用されてきた文字の特徴を活かしつつも、実用に即したユニバーサルデザインフォントをベースに、視認性を保つよう開発したフォントです。今後も長きにわたって『甲子園フォント』が野球ファンの皆様に愛されるものになりますよう願っております。

『甲子園フォント』使用のグッズについて

『甲子園フォント』誕生を記念したグッズが、2月28日(金)より甲子園eモール、球場ショップ限定で販売されます。詳細はこちらをご覧ください。

(左上から)甲子園フォント フェイスタオル、ネックストラップ、シークレットポジション木札、トートバッグ

甲子園歴史館にて、特別展示を4月6日(日)まで開催

甲子園歴史館で開催中の「センバツ企画展2025」において、『甲子園フォント』に関する特別展示を開催しています。
甲子園文字の歴史や『甲子園フォント』プロジェクトの概要、フォント制作方法などをパネルで紹介する他、フォント制作の基となる原図や、原図の制作道具などの展示、2024年の阪神タイガース公式戦でモリサワが開催した、『甲子園フォント』制作を記念した冠試合の様子などを紹介しています。

モリサワについて

創業者である森澤信夫は、石井茂吉氏(株式会社写研の創業者)と共に、1924年に世界で初めて「邦文写真植字機」を発明し特許を申請、従来の活版印刷に代わる新たな印刷技術として印刷・出版社へ普及しました。「文字を通じて社会に貢献する」を社是に研究・開発を続け、2025年現在、より多くの人が読みやすいUDフォントや、2,000書体以上を搭載したフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」などを展開しています。


●本件に関するお問い合わせ
株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 広報宣伝課
E-mail: pr@morisawa.co.jp

DNP、文化施設「市谷の杜 本と活字館」で「FANTASTIC! プロセスインキ」開催

色や印刷に関わる知識や歴史を紹介

大日本印刷株式会社(DNP)は、活版印刷と本づくりをテーマとした自社運営の文化施設「市谷の杜(いちがやのもり) 本と活字館」(東京都新宿区)で、企画展「FANTASTIC!(ファンタスティック) プロセスインキ」を2025年2月22日(土)~6月22日(日)に開催します。

企画展「FANTASTIC! プロセスインキ」のメインビジュアル

企画展「FANTASTIC! プロセスインキ」について

写真がたくさん載っている雑誌や、さまざまな色が使われている絵本などカラフルな印刷物を見て、「いったい何種類のインキが使われているの?」と思うかもしれません。実はほとんどの印刷物は、たった4色のインキですべての色を表現しています。

現在もっとも一般的なオフセット印刷では、基本となる4色(シアン:Cian:藍、マゼンタ:Magenta:紅、イエロー:Yellow:黄、ブラック:Key plate:墨)のインキで多様な色を再現しています。印刷の現場ではこれらを「プロセスカラー」と言い、各色のアルファベット表記から「CMYK」と呼びます。本企画展は、オフセット印刷のプロセスカラー=「CMYK」が主役です。

本展では、4色のインキでたくさんの色を表現する仕組みやその特徴をお伝えします。また、「印刷用インキと絵の具は何が違うの?」「色の三原色(CMY)と、光の三原色(R:赤、G:緑、B:青)って何?」「金や銀もプロセスカラーで再現できるの?」といった色にまつわる疑問にお答えします。

開催概要

名 称 : 企画展「FANTASTIC! プロセスインキ」
会 期 : 2025年2月22日(土)~6月22日(日)
会 場 : 「市谷の杜 本と活字館」2階展示室(東京都新宿区市谷加賀町1-1-1)
入場料 : 無料
主 催 : 大日本印刷株式会社「市谷の杜 本と活字館」
協 力 : DICグラフィックス株式会社



■「市谷の杜 本と活字館」について

「市谷の杜 本と活字館」は、活版印刷の職場を一部再現し、文字のデザインから、活字の鋳造、印刷・製本までのプロセスを展示・紹介する“リアルファクトリー”です。昭和初期の印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も、実際の動きがわかる“動態展示”の形で公開しているほか、活版印刷のモノづくり体験ができる工房を備えており、参加型ワークショップも開催しています。

*Webサイトはこちら → https://ichigaya-letterpress.jp/

※記載されている会社名・ロゴは、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容等は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

TOPPANグループ、国内関係会社17社の商号を変更

TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:麿 秀晴)は、TOPPANのグループブランディングおよびガバナンス強化の一環として、国内関係会社計17社の商号を2025年4月1日(火)に変更します。

TOPPANホールディングス株式会社は、2023年10月の持株会社体制移行にあたり、商号を「凸版印刷株式会社」から「TOPPANホールディングス株式会社」に変更しました。商号変更にあたっては、凸版(トッパン)の名称は継承しつつ、英字で「TOPPAN」と表記しました。
それに伴いこのたび、「凸版」および「トッパン」の表記を使用していた国内関係会社のうち、17社の商号を、「TOPPAN」を使用したものに変更します。商号の統一化を図ることで、グローバル企業として全世界で「TOPPAN」ブランドの認知拡大を目指します。

なお、海外を含むその他の関係会社についても、今後、順次商号変更していく予定です。

TOPPANグループは、グループガバナンスの強化とともに、各企業が持つ強みや特長を掛け合わせてグループシナジーを発揮し、「DX(Digital Transformation)」と「SX(Sustainable Transformation)」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、ステークホルダーの皆さまとともに持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。

■TOPPANグループ国内関係会社 新商号

TOPPANグループ国内関係会社17社 新商号

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

山田写真製版所、アートブックに特化した出版レーベルを立ち上げ。 出版第1作目は絵描き・堀米春寧さんの作品集『I vvonder』を発刊

発刊を記念し、京都、銀座、代官山蔦屋書店で発刊記念フェアを開催いたします。

創業104年の印刷会社である株式会社山田写真製版所(富山県富山市)はこのほど、新たに出版レーベル「YAMADA Book Publishing」を立ち上げました。その出版第1弾として、ドローイングやペインティング、刺繍などを用いて光や影、祈りを主題に制作活動を行う絵描き・堀米春寧さん初の作品集『I vvonder』を発刊いたします。

『I vvonder(アイ ワンダー)』は、ただひたすらに描くことが好きだったひとりの少女が絵を通じて世界と向きあい、羽ばたくための旅路を描いたファーストアルバムです。かつての無垢な衝動は、0.05mmのペンでおりなされた繊細な問いへと変化し、観る者のこころに眠る好奇心をそっと呼び覚まします。光と闇、迷いと希望が交差するこの作品集は、一枚一枚があらたな発見と自己探求の扉をひらき、あなた自身の物語を紡ぐ旅のはじまりともなるのです。


堀米春寧 個展情報

個 展 「I vvonder」

日 程:2025年2月22日(土)、2月23日(日)、2月24日(月・祝)
時 間:13:00〜20:00
オープニングレセプション:2月22日(土)18:00〜20:00
会 場:Just Another Space 〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル3F
入場料:無料
特 典:来場者特典あり

書籍情報

『I vvonder』

2025年2月22日発行
著 者:堀米春寧
装 幀:脇田あすか
写 真:八木咲
発行所:YAMADA Book Publishing
サイズ:縦290mm×横210mm
仕 様:変則コデックス装
頁 数:160頁
印 刷:株式会社山田写真製版所
製 本:株式会社望月製本所
協 力:斉藤篤(roshin books)
取 次:ツバメ出版流通
定 価:本体5,400円+税
ISBN978-4-911496-00-8 C0071 ¥5400E

《Contents》

prologue
A Journey Written in Starlight おかえりなさい おほしさま
chapter 1
Micro Cosmos 彼女の夢は月灯にひらき
chapter 2
Molecule Practices 翳りの淵に聡明なひとひら
chapter 3
Wandering Traces きをくから彷徨い出た彼らは
chapter 4
The Guardians of Wonder 光を紡ぐ守り手たち

■先行予約受付!
2月1日(土)から『I vvonder』の先行予約を YAMADA Book Publishingオンラインストアにて受付けます。

YAMADA Book Publishing オンラインストア ⇒ https://yamada-book-publishing.com/


プロフィール

著者:堀米春寧 絵描き

1996年生まれ。文化学園大学在学中から絵描きとして活動を開始し、ファッションブランドのテキスタイルや雑誌の挿絵、CDジャケットのアートワーク等を彩り、その活動は多岐にわたる。いのちの流れと好奇心をテーマに、ドローイングやペインティング、刺繍を用いた作品を、国内外の個展やコラボレーションで発表。近年は、衣装制作や百貨店の空間デザイン、古着のリメイク作品など、立体的な表現や手仕事を通じ、さまざまな素材にあらたな物語を紡ぐ活動を展開している。

主な仕事に、羊文学のアートワークや、西武渋谷店のクリスマスウィンドウディスプレイ、伊勢丹新宿店、ラフォーレ原宿の空間デザインなど。PINK HOUSE POCHEやロンドンのファッションブランドRenli Suのコラボレーションコレクションも発表している。
Instagram @haruneh
https://www.haruneh.com


装幀:脇田あすか グラフィックデザイナー/アートディレクター

グラフィックデザイナー・アートディレクター。1993年生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業後大学院を修了、その後コズフィッシュを経て独立。あらゆる文化に対してデザインで携わりながら、豊かな生活をおくることにつとめる。過去の仕事にPARCO、LUMINE、HARUTAなどのファッションシーズンビジュアル、ドラえもん50周年ポスター、書籍の装丁や、紙・印刷にまつわるアイテムからWEBデザインなど。また、アートブックやスカーフなどの自主制作作品を制作・発表もしている。
Instagram @wakidaasuka
https://www.instagram.com/wakidaasuka/


発刊記念フェア開催!

『I vvonder』の発刊を記念して、著者の堀米春寧さんとゲストをお招きしてトークイベント&サイン会ならびに POPUPを開催いたします。


銀座蔦屋書店

会期:3月1日(土)〜3月30日(日)

会場:銀座蔦屋書店 BOOK EVENT SPACE

トークイベント&サイン会:日程未定

トークイベントゲスト:東佳苗さん (縷縷夢兎デザイナー)

京都蔦屋書店

会期:3月7日(金)〜3月30日(日)

会場:京都蔦屋書店 5F BOOKウォール

トークイベント&サイン会:3月15日(土)

トークイベントゲスト:脇田あすかさん

代官山蔦屋書店

会期:3月20日(木)〜4月7日(月)

会場:代官山蔦屋書店 2号館1階アートフロア

トークイベント・ワークショップ&サイン会:日程未定

トークイベントゲスト:haru.さん (HIGH(er) magazine編集長)

トークイベントの詳細はYAMADA Book Publishing オンラインストアで順次お知らせ致します。

YAMADA Book Publishing 概要

富山県富山市の印刷会社「山田写真製版所」が2025年に立ち上げた、アートブックに特化した出版レーベル。

所在地:富山県富山市太田口通り2-1-22

TEL:076-421-1136

YAMADA Book Publishing オンラインストア: https://yamada-book-publishing.com/

YAMADA Book Publishing Instgram: https://www.instagram.com/yamada_book_publishing/


株式会社山田写真製版所 概要

1921年創業の富山県富山市に本社を構える印刷会社です。ただ「刷る」だけではなく、作品が持つ魅力を最大限引き出し、「刷ったその先」に広がる世界を見据え、多くの方々に感動を届けることを目指しています。

本社:富山県富山市太田口通り2-1-22

TEL:076-421-1136

ホームページ: https://www.yppnet.co.jp/
Instgram: https://www.instagram.com/yamada_photo_process/

OnePlanet 、次世代の“ひとり家飲み”を変革!アサヒビールとApple Vision Proを活用した共同開発プロジェクト「Vision Brew Journey」が始動

大手ビールメーカーとARスタートアップがオープンイノベーションを実現。2030年の新しい消費者体験を目指し、Apple Vision Proを活用した共同開発プロジェクトがスタート

没入型体験アプリ「Vision Brew Journey」イメージ

アサヒビール株式会社(代表取締役社長 松山一雄 / 以下、アサヒビール)とARスタートアップの株式会社OnePlanet(代表取締役社長 / 以下、OnePlanet)は、“ひとり家飲み”に新たな価値を提供する没入型体験アプリ「Vision Brew Journey」を共同で開発し、2月7日(金)から2月11日(火)に渋谷で開催されるXRアート/カルチャーの祭典「NEWVIEW FEST 2024」※1にてテスト展開を開始いたします。


「Vision Brew Journey」は、Apple社が提供する空間コンピュータ「Apple Vision Pro」※2向けの専用アプリです。高度なAR/VR技術と空間オーディオを駆使し、ユーザーが自宅にいながらも非日常を味わえる“ひとり家飲みのエンタメ体験”を創造します。大手ビールメーカーとARスタートアップが手を組むことで、2030年の新しい消費者体験を実装する、オープンイノベーションに挑戦します。

2030年の消費体験へ向けた共同開発の背景

近年、自宅でお酒を楽しむ“家飲み”文化が広がりを見せていますが、その中でも「ひとり家飲み」は単調になりやすく、新鮮味に欠けるといった声がありました。本プロジェクトはこれら解決し、ひとり家飲みを“特別な体験”へと昇華させる新しい挑戦としてスタート。ARやVR技術を活用することで、単なる嗜好品としてのお酒に“五感体験”という付加価値を与え、豊かなライフスタイルを提案したいという想いから発足しました。

アサヒビールの長年培ってきた飲料文化への知見と、OnePlanetが強みとする先進的なAR技術と空間ベースのUXデザインの融合により、2030年の新しい消費者体験モデルの実装に挑戦します。

「Vision Brew Journey」の特徴

“ここにいながら、どこかへ旅立つ感覚”を実現する非日常空間

Apple Vision Proを装着することで、まるで森の中や焚き火のそばにいるような臨場感あふれる仮想空間が広がります。空間オーディオと組み合わさることで高い没入感を生み出し、ユーザーはお酒を楽しみながらリラックスできる環境を体験できます。


ストレスなく飲食できる“手元フリー”のインタラクション設計

Apple Vision Proのアイトラッキングで直感的に操作可能。没入環境の中で動画視聴体験が出来たり、手元を確認できる機能が装備されているため、VRゴーグルを装着したままでも安心して飲食を楽しめます。


今後のシーン拡張と多様なライフスタイルへの展開

現在は“キャンプ”シーンに特化していますが、今後は様々なシチュエーションを開発予定です。例えば昭和レトロな居酒屋、都会の夜景や海辺のリゾート、暖炉のある部屋など、より多彩な“ひとり家飲み”空間を提案し、新しい消費体験の幅を広げていきます。


テスト展開と今後の展望

「NEWVIEW AWARDS」にて体験会を実施
2025年2月7日から2月11日に開催されるVR展示イベント「NEWVIEW AWARDS」にてテスト版の体験ブースを設置し、ユーザーからのフィードバックを収集いたします。

2025年内にApp Storeでの販売を検討
ユーザーが手軽にアプリを利用できる環境を整えながら、受容性を測定。アプリの没入感をさらに高める要素や追加シーンの開発を進めます。

2030年に向けた新しい消費体験の実装
長年にわたり酒類文化をリードしてきた総合酒類メーカーとARスタートアップがコラボレーションする本プロジェクトでは、両者のリソースを掛け合わせ、社会的により大きなインパクトを与えることを目指します。両社は今後も連携しながら、革新的なライフスタイル、人々のコミュニケーションのあり方を提案し、2030年の新たな消費体験モデルを創出を実現します。

参考情報
※1: 3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓するプロジェクト/コミュニティNEWVIEWが主催するXR(AR/MR/VR)技術の展示イベント。2025年度は新たに「空間コンピューティング」もテーマに追加されています。
https://newview.design/newview-fest-2024/

※2: Apple社が2024年6月に発売した初の“空間コンピュータ”型の複合現実ヘッドセット。三次元の空間をインターフェースとして利用し、高度なAR/VR技術とユーザーインタラクションを実現するデバイス。

OnePlanetについて

OnePlanetは、AR技術を活用した様々なソリューションを提供する空間テクノロジーのスタートアップ企業です。ノーコードAR制作ツール「Planetar(プラネター)」の提供や、Apple Vision Proを含む各種ARグラスを活用したR&D支援など、AR領域に専門特化をしたサービスを展開しています。創業以来、幅広い業界のクライアントに向けてARを活用した課題解決およびARの導入実績を重ねてきました。

今回リリースしたApple Vision Proアプリを始め、最先端の空間コンピューティングデバイスを用いた開発にご興味のある法人企業様は、以下コーポレートサイトよりお気軽にお問合せください。

コーポレートサイト:https://1planet.co.jp

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社OnePlanet 広報担当
E-Mail:info@1planet.co.jp

会長の網野より新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。今年は大きな変化に身構えながらのスタートとなりました。先の選挙で、国内は少数与党の不安定な政権となり、最も影響のある隣国ではトランプ氏がアメリカ次期大統領に再選されました。国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)では、先進国と途上国の意見の隔たりが、これまで以上に際立ちました。また、この数年においても、新型コロナウイルスのパンデミックや、能登半島地震をはじめ温暖化の影響とされる豪雨などの自然災害、世界各地での紛争や戦争の拡大と、想定していなかったことが立て続けに起こっており、長く続いてきた“平和の時代”が去りつつある危機感を覚えます。
この先、どのような時代に変わっていくのか全く想像できませんが、これまでにない大きな変化が待ち受けていることだけは確かだと思います。私たちはより良き選択を積み重ねながら困難を克服し、未来の世代のために持続可能な社会を目指していかなければなりません。

私たち印刷産業は、長く続いたデフレによる価格下落とコロナ禍後の印刷需要の激減という大きな問題に直面しています。また、足元では資材高騰によるコストアップもあり、喫緊の重要な課題は“値上げ”の交渉にあります。これは、お客様が印刷物からデジタルメディアにシフトし、印刷物の発注が減るなかで値上げをお願いするという、二律背反ともいえる問題です。ならば発注を控えようとお客様が考えるのは想定できることで、皆様も大変苦労しているところではないでしょうか。
この先の印刷需要の回復が予想できないなか、量的拡大の価格競争に一線を画し、印刷事業を核とした付加価値領域を創出しようと考えることは、重要な選択肢の一つだと思われます。印刷会社がそれぞれの新たなビジネスモデルを模索し、構築していくことは、印刷業界全体が次の成長軌道に向かう大事なプロセスです。そのためには他産業・他業界に積極的にアプローチして、新たな関係から価値を創り出すチャレンジ精神が求められます。今の変化をチャンスと捉え、価値創造への挑戦を進めたいと思います。

JAGATの今年のテーマは「共奏」としました。page2025ではクライアント・マーケター・消費者・デジタルメディアなどと共に新たな価値を創出し、そして奏でていくビジネスを提案していきます。それぞれの企業が今後のビジネスの方向性について考える絶好の機会となることを願いつつ、皆様のご来場をお待ちしております。

公益社団法人日本印刷技術協会
会長 網野 勝彦

富士フイルムビジネスイノベーションとコニカミノルタ 合弁会社の設立予定日と社名を決定

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)とコニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長 兼 CEO:大幸 利充)は、2024年9月9日に、原材料および部材調達の連携を図る合弁会社の設立予定日を変更する旨をお知らせしましたが、海外における競争法上の審査・承認手続きが全て終了したことから、設立予定日を2025年1月31日とします。また、合弁会社の社名は「グローバルプロキュアメントパートナーズ株式会社」に決定しました。

■新会社の概要

社名 グローバルプロキュアメントパートナーズ株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目2番3号
資本金 50百万円
設立日 2025年1月31日
代表者 代表取締役社長 古川 雅晴
(富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 取締役 執行役員)
従業員数 192名(予定)※派遣社員含む
各社出向者内訳)
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 137人
コニカミノルタ株式会社 55人
出資比率 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 75%
コニカミノルタ株式会社 25%
主な事業内容 ・調達戦略の立案および各生産拠点の調達機能部門への戦略展開
・サプライヤーとの折衝や調達管理など調達主管部門業務
・外部購入品の品質・コスト・納期・環境対応を担保する調達サービス


富士フイルムビジネスイノベーション株式会社について
働く人々がより創造力を発揮し組織の力を最大化するために、DX を通じた知識と情報の効果的な利活用を支援します。1962 年の創業以来培った技術や知見をもとに、ワークフローソリューション、IT サービス、デジタル複合機などの印刷機器に関する研究・開発・生産・販売を行っています。基幹システムの販売や導入支援、業務プロセスのアウトソーシングサービスも提供し、世界中のお客様のビジネスを革新するグローバルリーダーであり続けます。
https://fujifilm.com/fb


コニカミノルタ株式会社について
コニカミノルタは、創業以来150年にわたって祖業であるカメラ、フィルムから培ってきたイメージング技術を活かし、世界中のお客様の“みたい”という想いに応え、生活やビジネスにおける課題をみえる化し、お客様とともに課題を解決することで価値を共創してきました。また「顧客関係」「技術の融合」「多様な人財」を中心とする無形資産を活かして、各産業のキープレーヤーである顧客との共創により、社会課題の解決につながるより大きな価値を創出しています。
コニカミノルタはこれからも、お客様の日々の生活を喜びや感動あるものにし、またお客様のビジネスを成功に導き、人々の生きがい向上とより良い社会の実現に貢献し続けていきます。
https://www.konicaminolta.com/

タイププロジェクト、審美性と可読性のバランスを追求した「TPスカイ セミクラシック」を発表

画面表示に最適なフトコロの広さを設定し、より高い汎用性を実現

タイププロジェクト株式会社(東京都練馬区 代表取締役社長 鈴木 功)は、TPスカイ ファミリーに和文サンセリフの可読性と審美性のバランスを極限まで高めた「TPスカイ セミクラシック」を追加したことを発表しました。本日より、タイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」での提供を開始いたします。

TPスカイ セミクラシックは、シャープな印象のハイコントラスト、読みやすさと美しさの両立を目指したミドルコントラスト、手で書いたときの自然な抑揚のニュアンスを残したローコントラストの3つのコントラストで展開しています。新しさのなかに古典の面影を残し、やや引き締まった骨格と抑揚のあるストロークの相性の良さが特徴で、コントラスト軸の調整により、筆勢・遅速・強弱を表現し、文字の表情をゆたかに表しています。


TPスカイ ファミリーは、ウエイト・コントラスト・字幅・フトコロ(字画内の内部空間)の4つの軸を持つ初めての日本語フォントで、簡潔で滑らかなアウトライン描画は、澄明でクリアな空気をもたらすとともに、フォントデータの軽量化に大きく貢献しています。その中でもTPスカイ セミクラシックは、もっとも審美性と可読性のバランスがとれたシリーズです。

タイププロジェクトの代表取締役 鈴木 功は、「TPスカイ セミクラシックは、弊社が長年取り組んできた和文サンセリフ体ファミリーの集大成ともいえるフォントです。可読性の高い文字骨格のあり方、画面表示に最適なアウトライン描画を追求したTPスカイ セミクラシックをさまざまなシーンでご活用いただけることを楽しみにしています」と述べています。

TPスカイ セミクラシックのハイコントラストとミドルコントラストは、EL (エクストラライト)、L (ライト)、R (レギュラー)、M (ミディアム)、B (ボールド)の各5ウエイト、ローコントラストには、極細ウエイトのUL(ウルトラライト)を加えた6ウエイトの全16フォントで提供します。


これにより、TPスカイ ファミリーは、TPスカイ モダン 8ウエイト、TPスカイ48フォント(ウエイト×コントラスト×字幅)、TPスカイ クラシック(ウエイト×コントラスト)16フォント、TPスカイ セミクラシック(ウエイト×コントラスト)16フォントの全88フォントになりました。

■ 製品詳細および購入
TPスカイ セミクラシック:https://typeproject.com/fonts/tpskysemiclassic

■ 販売価格(税込)
TPコネクト: 30,000円/年額 (https://typeproject.com/service/tpconnect
*TPコネクトは、AXIS Font、TP明朝、TPゴシック、TPスカイ、純明朝、純丸明朝、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額でご利用いただけるサービスです。

■ Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション: https://www.realtype.jp/

■ 製品仕様
文字セット: 9,499字 (スタンダード版)

ウエイト:
・ハイコントラスト/ミドルコントラスト:EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)
・ローコントラスト: UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)
フォーマット: OpenTypeフォントフォーマット
動作環境: macOS、Windows 10/11


タイププロジェクト株式会社について

「文字の可能性を広げたい」それがタイププロジェクトの原動力です。2001年の創業以来、AXIS FontやTP明朝、TPスカイなど、次世代標準を目指したベーシックなフォントを提供しています。また、企業のブランディングを促進するコーポレートフォント、都市のアイデンティティを表現する都市フォントなど、多彩な成果をあげています。「文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする」という企業理念のもと、新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニーとして活動しています。

Web:https://typeproject.com/
Facebook:https://www.facebook.com/typeproject
X(旧Twitter):https://x.com/typeproject
Instagram: https://www.instagram.com/typeproject_official/
スタッフブログ:https://typeproject.com/staffblog/