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最新グッドデザイン賞の受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」開催

2019年度グッドデザイン賞受賞作1,000点以上をすべて展示する「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」を10月31日より開催します

GOOD DESIGN EXHIBITION 2019
イメージビジュアル(デザイン:色部義昭)


GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 の見どころ

・最新グッドデザイン賞受賞デザインをフィーチャーするステージプログラムを多数実施
・60年間を振り返る「歴代グッドデザイン賞」を特別展示
・「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の展示を21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催
・気鋭の建築ユニット成瀬・猪熊建築設計事務所が会場デザインを担当


公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)は、主催事業である2019年度グッドデザイン賞の受賞作を紹介するGOOD DESIGN EXHIBITION 2019を、10月31日(木)から11月4日(月)まで東京ミッドタウン(六本木)で開催します。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2019では、来る10月2日に発表予定の最新グッドデザイン賞を受賞した商品、建築、ソフトウェア、プロジェクト、サービスなど、多彩なジャンルから選ばれる1,000点以上の「グッドデザイン」をすべて展示します。
また、受賞者によるトークイベントの開催や、最新受賞商品がいち早く購入できるポップアップショップの出店、歴代のグッドデザイン賞受賞作とともにグッドデザイン賞の歴史を振り返るコーナーなど、グッドデザイン賞をあらゆる角度から体験できる5日間です。

2018年度会場風景


会期:10月31日(木)〜 11月4日(月・祝)11時〜20時(最終日18時終了)*入場無料
会場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
後援:経済産業省、中小企業庁、東京都、日本商工会議所、日本貿易振興機構(JETRO)、国際機関日本アセアンセンター、日本経済新聞社、読売新聞、NHK
特別協力:東京ミッドタウン
企画制作:ADKマーケティング・ソリューションズ
会場デザイン:成瀬・猪熊建築設計事務所
グラフィックデザイン:色部義昭(日本デザインセンター色部デザイン研究所)
エントランス展示キュレーション:久慈達也
什器協力:石巻工房

 GOOD DESIGN EXHIBITION 2019の主な企画

2019年度グッドデザイン賞受賞作品展示
10月2日発表予定の最新グッドデザイン賞受賞作品1,000点以上を紹介します。
出展会場:東京ミッドタウン・カンファレンス(4F)、デザインハブ(5F)ほか

「グッドデザイン・ベスト100」特別展示
すべての受賞作品の中で特に優れた100点である「グッドデザイン・ベスト100」が一堂に集結、グッドデザイン大賞もこのスペースで公開します。
出展会場:東京ミッドタウン・ホール(B1F)、キャノピースクエア(1F)

「歴代グッドデザイン賞」特別展示
歴代のグッドデザイン賞を受賞した対象とともに、グッドデザイン賞の歴史を振り返るコーナーも設けます。
出展会場:東京ミッドタウン・ホール(B1F)

「スーペリアカンパニー」作品展示
今年度もっとも多くの受賞を記録した企業の作品を、各社オリジナルの空間設計によるスペシャルブースでプレゼンテーションします。
出展会場:東京ミッドタウン・ホール(B1F)

GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA ポップアップショップ
グッドデザイン賞受賞商品専門店「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」による会場内限定ショップです。
出店会場:アトリウム(B1F)

グッドデザイン賞関連ステージプログラム
グッドデザイン賞受賞デザインをフィーチャーし、多彩なテーマでゲストを迎え、トークやプレゼンテーションなどのライブイベントを行います。
会場:東京ミッドタウン・ホール(B1F)

「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」作品展示
長年にわたり人々から親しまれ、私たちの暮らしの風景をかたち作ってきたデザインの良さをテーマとする「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」をじっくりご紹介します。
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3


2019年度グッドデザイン賞の受賞結果、GOOD DESIGN EXHIBITION 2019の詳しい情報は、グッドデザイン賞のウェブサイト https://www.g-mark.org/ で随時公開します。

2019年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ9件を発表、デザイン提案募集開始

東大ベンチャー発の細胞培養技術や世界レベルの極細輪ゴムなど、独創的な新技術・素材が出揃う

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード」は、東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティションです。
2012年に開始し8回目となる本年度は、本日、都内の中小企業から募集したテーマ全9件を発表、それに対するデザイナーからの提案応募の受付を開始します。募集期間は8月20日(火)から10月27日(日)までです。


【当アワードの特徴】
・ものづくり産業の課題に対して、製品そのもののデザインだけでなく、売り方やサービス、コミュニケーションを含めて「ビジネスモデル」としてのデザイン提案を募集する。これまでにマッチングした企業とデザイナーによる提案実現事例は15件以上。近年の成功事例としては、2016年度優秀賞のウェアラブルメモ「wemo」が、発売から2年弱で30万本以上を販売するヒット商品となり、日本文具大賞優秀賞を受賞するなど、実績を重ねている。

・中小企業とデザイナーとのマッチングが成功した事例については、専門家等により構成された審査委員、事務局によるアドバイス(商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓)を通じ、事業化・商品化・販路拡大まで継続してサポートし、ビジネスとしての成功につなげることを目的とする。

 2019年度 東京ビジネスデザインアワード

■デザイン提案募集期間:2019年8月20日(火)〜 10月27日(日)
■応募資格:中小企業との協業に意欲のある国内在住の個人またはグループ
■応募費用:無料 ※ただし提案の制作に伴う実費等は応募者負担
■賞・賞金:最優秀賞(1点) 賞金50万円
      優秀賞(2点)  賞金各10万円
      テーマ賞(1テーマにつき1点)
■主催:東京都
■企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会


【デザイナー向け説明会開催】

応募を検討しているデザイナーを対象に、今回発表したテーマ9社の企業が プレゼンテーションを実施する説明会を開催します。

■日時:9月4日(水)17:00〜19:30
■会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F デザインハブ内)
■申し込み・問い合わせ:東京ビジネスデザインアワード事務局
E-E-mail:tokyo-design@jidp.or.jp   Tel:03-6743-3777

 

【2019年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ概要(9件)】 

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生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」
株式会社セルファイバ

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世界最高レベルの「極細シリコン輪ゴム製造技術

有限会社精工パッキング

3
時間・空間・自由を生む「不動産ソリューションシステム」
押入れ産業株式会社

4
あらゆる仕様をユーザーが自由に選べる「ノート設計システム」
株式会社研恒社

5
アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」
有限会社坪川製箱所

6
1ミクロンの精度で削り出す「金属切削加工技術」
有限会社園部製作所

7
運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」
株式会社アーク情報システム

8
文化財レプリカ製作で培った「模型製作技術」
株式会社トリアド工房

9
繰り返し使え、耐久性に優れた「ダンプラシート」
第一合成株式会社


詳細は東京ビジネスデザインアワード公式サイトをご覧ください。
www.tokyo-design.ne.jp/award.html

お問い合わせ先:
東京ビジネスデザインアワード事務局(公益財団法人日本デザイン振興会)
担当:桜井、塚田 E-mail: tokyo-design@jidp.or.jp  Tel:03-6743-3777

東京ミッドタウン・デザインハブ第81回企画展「ゼミ展2019」開催

様々な領域のデザインを学ぶ、全国9校の研究課題を紹介

東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区/構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ)は、東京ミッドタウン・デザインハブ第81回企画展「ゼミ展2019」を9月2日(月)から9月28日(土)まで開催します。

昨年の展示風景

いま、デザインは造形表現であることはもとより、ビジネスや生活や社会をよりよくするために全ての人が活用できる「知」であり「考え方」となっています。デザインの領域や活用範囲の広がりと共に、美術系大学や専門学校以外でもデザインを教える教育機関が増えていますが、学生たちが実際にどのようにデザインを学んでいるのか、具体的な学びの過程や内容を知る機会はあまり多くありません。

本展では、昨年に引き続き様々な領域のデザインを教育・研究している教育機関9校の協力の下、各校で実際に行われている課題の内容と学生作品の一部を紹介します。課題や作品を通じ、学校ごとのデザイン教育のアプローチや与えられた課題に対して学生がどのような視点を持ち答えを導いているのかを比較しながら知ることができる、貴重な機会です。

学生たち一人ひとりがデザインを学び研究し、その成果がやがて「知」として社会に広く還元、活用されていくそのプロセスの端緒を展示します。

会 期:9月2日(月)~ 9月28日(土)11:00 – 19:00 会期中無休
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主催・企画・運営:東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ)
公式サイトhttp://clk.nxlk.jp/8ExSdhzB 

出展校課題一覧(50音順)

・九州大学芸術工学部未来構想デザインコース
「未来構想デザイン演習未来の新聞を考える」

・桑沢デザイン研究所総合デザイン科3年ビジュアルデザイン専攻浅葉ゼミ
「バウハウス美術館開館のイメージポスター」

・多摩美術大学デザイン学科プロダクト専攻第2スタジオ
多摩美術大学×昭和大学連携授業「身体障害作業療法技術論」

・東京造形大学大学院「会津プロジェクト」
「祈りのかたち」

・東京工芸大学デザイン学科インタラクションデザイン研究室
「fastなライフのslowなメディア」

・東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科3年
「P.I(パーソナルアイデンティティ)ステーショナリーをデザインする」

・東北大学五十嵐太郎研究室
「創造のためのミュージアム」

・武蔵野美術大学デザイン情報学科4年白石学ゼミ
「デザイン情報学総合演習IIh」

 上記展示予定の課題は予告なしに内容が変更となる場合があります。

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お問い合わせ先: 東京ミッドタウン・デザインハブ(代表/日本デザイン振興会)
TEL 03-6743-3776 / E-mail info@designhub.jp

小森コーポレーションとJSPIRITS、業務提携契約に合意。印刷会社のワークフローの効率化に向け、KP-ConnectProとPrintSapiensの連携を強化

株式会社 小森コーポレーション(以下、KOMORI)と株式会社JSPIRITS(以下、JSPIRITS)は、印刷ワークフロー分野に対し、 強固なパートナーシップ関係を構築することによって、日本の印刷会社における印刷ワークフローの効率化、「見える化」を実現し、生産性の向上に貢献していきます。
両社は、パートナーシップ関係に基づきKOMORIの工程管理システムKP-コネクトとJSPIRITSのMIS PrintSapiensとの連携により、 情報の一元管理を行うことでワークフローの効率化を実現します。 さらには、従来の受注単位での原価管理から、印刷ジョブなどの作業単位での原価管理を行う作業性が大幅に改善されることで、 印刷会社の「見える化」への取り組みを容易に進めることが可能です。

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■KP-コネクト プロ

KP-コネクト プロは、”シンプルなスケジューラー機能”と、生産実績を”リアルタイムで見える化”する機能によって、 全ての印刷工程をデジタル管理する、「工程をつなぐミドルウェア」です。

<特長>
・すべての印刷機の自動稼働記録と正確な生産実績収集による原価管理
・クラウド経由でどこからでも生産状況を確認/大型サイネージによるリアルタイム生産状況の見える化
・シンプルな全工程スケジューラー/印刷機の自動スケジューリング
・プレスオートメーションによる KOMORI 製オフセット印刷機の稼動最適化

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■PrintSapiens

PrintSapiensは、単に基幹業務を効率化するでだけではなく、 印刷業務の自動化を進め、会社のリソースを有効的に活かすためのツールであり、 また会社経営に必要な情報をリアルタイムに抽出する事のできるMISソフトウェアです。

<特長>
・見積から受注、売掛、発注、買掛、在庫、原価、工程管理迄すべてのデータを一元管理、業務処理の手間と時間を大幅に削減
・見積金額、見積原価、加工高(振替価格・営業仕切値)、実際コストの収集により原価を「見える化」し、個別原価管理を実現
・多品種、低単価、短納期、小ロット化する受注を生産管理システムと連携し省人化を支援し、働き方改革をサポート

今後も印刷業界の収益性向上に対する最適なソリューションの提供と、印刷業界のさらなる成長に向けて尽力していきます。

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株式会社小森コーポレーション 取締役兼常務執行役員 営業統括本部長 梶田 英治のコメント

従来、印刷に関連する機器の実績データを収集することは困難でしたが、KP-コネクトによって、リアルタイムかつ正確なデータを取得し、MISベンダーに提供できるようになりました。
今回、日本最大のMISベンダーである、JSPIRITSと業務提携することで、印刷会社の生産管理の高度化、ひいては利益向上につながる強力な印刷ワークフローの構築が可能となります。 JSPIRITSとのパートナーシップが、印刷業界の発展に寄与していくことを確信しております。

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株式会社JSPIRITS 代表取締役 地代所 伸治のコメント

この度のKOMORI様のKP-コネクト プロ連携は、長年、祈願して開発してきた画期的なコラボレーションとなります。 JDFだけでなく、生産現場の事を考え、KOMORI機からの自動的な作業実績の収集は勿論のこと、iPadでの製本加工の作業実績報告などは、 従来できなかった正確な見える化を支援する強力なソリューションとしてご提供できるようになりました。 連携を深め、さらなる印刷ワークフローの効率化、生産性向上の実現を目指します。

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<お問い合わせ先>

株式会社小森コーポレーション 
PESP事業推進部 部長 藤巻 陽介
Tel:03-5608-7806
Fax:03-3624-9519

株式会社JSPIRITS
Tel:03-5577-6910
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-14-12  
神田錦町ミハマビル4F

有山達也展「音のかたち」開催  クリエイションギャラリーG8

クリエイションギャラリーG8(株式会社リクルートホールディングス運営/東京・銀座)では、 8/27(火)~10/5(土)有山達也展「音のかたち」を開催します。

 
目ではかたちをとらえにくい、けれど空間に確かにたちあがる「音」の世界を、
写真で、文字で、図像で、表現・構成。
有山によって可視化された「音」は、どんな表情を見せるのか。


展覧会告知チラシ

『藝える』
東京藝術大学


 有山達也は、 東京藝術大学を卒業後、 中垣デザイン事務所を経て、 1993年アリヤマデザインストアを設立。 2002年の1号の刊行から15年まで76号にわたりアートディレクターをつとめた『ku:nel』や、 現在手がけている東京藝術大学発行の『藝える』、 座・高円寺のフリーペーパー、 北九州市発行情報誌『雲のうえ』といった広報誌をはじめ、 文芸書から料理本、 写真集、 漫画など、 さまざまなジャンルのエディトリアルデザインを中心に、 キャリアを重ねてきました。

編集者やライター、 カメラマン、 イラストレーターといった協働者と対話を重ね、 それぞれの持つ力を効果的に引き出すアートディレクションや、 独特のゆったりとした佇まいをもつレイアウト。 手にとるものに、 心地よい空気感と品の良さを感じさせるデザインを世の中に届けています。

『雲のうえ』
北九州市にぎわいづくり懇話会

また、 デザインの仕事のかたわら、 数千を超えるレコードコレクションとヴィンテージオーディオを持ち、 音楽と密接に関わる生活を送る有山。

東京初となる今回の個展で、 テーマに選んだのは「音」でした。

音を生むレコード針とレコードの溝を接写レンズでとらえた、 写真家の齋藤圭吾の著書『針と溝』(本の雑誌社)。 この写真集のエディトリアルデザインを手がけた有山は、 制作に関わる中で、 「音」には「かたち」があるのではないかと思った、 と言います。

『針と溝』
齋藤圭吾
本の雑誌社

 今回の展覧会で有山は、 齋藤との協働による、 『針と溝』の世界をさらに進化させたヴィジュアル表現や、 レコードの音を作り出すカッティングエンジニアやオーディオ機器を作っている人たちへの取材を通し、 「音」の可視化に取り組みます。 目ではかたちをとらえにくい、 けれど空間に確かにたちあがる「音」の世界を、 写真で、 文字で、 図像で、 表現・構成します。 有山によって可視化された「音」は、 どんな表情を見せるのか。 ぜひご高覧ください。

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  プロフィール

有山達也  Tatsuya Ariyama

1966年埼玉県生まれ。 中垣デザイン事務所にデザイナーとして約3年勤務。 1993年アリヤマデザインストア設立。 エディトリアルを中心としたデザイン、 アートディレクションを担当。 第35回(平成16年)講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。 ミームデザインスクール講師。 東京藝術大学非常勤講師。

 

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展覧会概要

有山達也展 「音のかたち」

会期:2019年8月27日(火)〜10月5日(土)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

会場:クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
TEL 03-6835-2260
http://rcc.recruit.co.jp/

主催:クリエイションギャラリーG8

制作協力:齋藤圭吾

制作応援:ワタナベケンイチ、 有山胡春

協力:The Electric Recording Company、 EAR Yoshino、 Bedford Sound、 合研LAB、 アダマンド並木精密宝石株式会社、 オリンパス株式会社、 中川雅人、 秋葉裕介、 グレイ


オープニングパーティー

日時:2019年8月27日(火) 7:00p.m.-8:30p.m.
会場:クリエイションギャラリーG8
*どなたでもご参加いただけます

トークイベント 第299回クリエイティブサロン

2019年9月25日(水) 7:10p.m.-8:40p.m.
出演:菊地敦己 有山達也 ※敬称略
定員100名 参加無料
※ご予約はPeatixにて
http://ptix.at/cSVTvI

関連イベント

「君の一枚(レコード)を教えて」
2019年9月7日(土) 7:10p.m.-9:10p.m.(予定)
参加者のみなさんにご自分の「この一枚!」というレコードをお持ちいただき、 ギャラ リー内のレコードプレイヤーで一緒に聴く、 レコード鑑賞会です。
出演:菊地敦己 有山達也 ※敬称略
定員15名 参加無料
※見学のみの方は予約不要・無料
※ご予約はPeatixにて
http://ptix.at/uAxIYN

「針と溝をとっかえひっ会 Part.2」
2019年9月20日(金) 7:10p.m.-9:10p.m.(予定)
ギャラリー内で、 レコード(オリジナル盤、 再発盤、 復刻盤など)やレコード針(モ ノ、 ステレオ)を取り替えながら、 音の違いを聴き比べしつつトークしていただきます。
出演:齋藤圭吾 有山達也 ※敬称略
定員30名 参加無料 
※ご予約はPeatixにて
http://ptix.at/pADRzh

 出版情報   展覧会に関連する書籍が出版されます。

有山達也『音のかたち』
発行=リトルモア ISBN=978-4-89815-508-0
展覧会場にて先行発売(全国発売は9月上旬)。
価格等、 詳細が決まり次第、 ギャラリーWEBサイトにてご案内いたします。

「クリエイション・キッズ・ラボ 2019」開催 クリエイションギャラリーG8

シンプルで自由自在な布“ふろしき”をテーマに、「デザインする」・「染める」・「包む」を体験する3日間のキッズ・ワークショップを開催。
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告知チラシ
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クリエイションギャラリーG8(株式会社リクルートホールディングス運営/東京・銀座)では、 8/19(月)~8/21(水)「クリエイション・キッズ・ラボ 2019」を開催します。

クリエイションギャラリーG8は、 株式会社リクルートホールディングスが社会貢献の一環として、 1985年より銀座で運営しているギャラリーです。 グラフィックデザインを中心に企画展を開催し、 デザインを通じて、 豊かな生活の提案や、 さまざまな出会いをつくる場所を目指して活動を続けています。
ギャラリーでは、 昨年に引き続き、 こどものためのワークショップ「クリエイション・キッズ・ラボ 2019」を開催します。 今年は、 “ふろしき”をテーマに、 「デザインする」・「染める」・「包む」の3つの内容のワークショップを行います。 日本古来より使われ続けてきたふろしき。 方形のシンプルな布だからこそ多種多様な発想や使い方ができる、 そんなふろしきの魅力を、 ワークショップを通じて体験・発見し、 クリエイションの楽しさを一緒に学ぶ機会にしたいと考えています。
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 ワークショップ 

2019年8月19日(月)~8月21日(水)
1.10:30 ~ 13:00 (入場開始10:15)
2.14:30 ~ 17:00 (入場開始14:15)
※1.2.の内容は同じものです。 終了時刻は、 若干前後する場合がございます。
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小学生対象/定員各回15名

要予約(ご予約・詳細はギャラリーサイトにて)

参加費1000円(予価・実費)
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会場 クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
TEL 03-6835-2260  http://rcc.recruit.co.jp/

主催 クリエイションギャラリーG8
協力 株式会社CANVAS

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8月19日(月)「京都の職人さんと型染めを体験しよう」
講師:友禅型彫刻師 山崎憲一

1958年生まれ。 1974年染色の勉強のため、 日本染色学園図案科に入学。 1975年同学園の講師であり千總専属型彫刻師の西本晃三氏に師事。 以来、 千總専属の型彫刻師として現在に至る。 1975年京都デザイン展 テキスタイル部門 入選。 1976年京都デザイン展 テキスタイル部門 出展賞受賞。

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友禅型彫刻師 山崎憲一

※このワークショップの作品の一部は、 2019年11月末より開催の「Creation Project 2019 167人のクリエイターと京都の職人がつくる『ふろしき百花店』」の会場でも紹介します。

ご予約はこちらから
https://creationkidslab20190819.peatix.com


8月20日(火)「ふろしきのデザインに挑戦しよう」
講師:白本由佳

アートディレクター/グラフィックデザイナー。 静岡県出身。 新村デザイン事務所、 ドラフト、 POSTALCOを経て、 2011年に独立。 受賞歴:東京ADC賞(2014、 2015年)、 日本パッケージデザイン大賞 食品部門 銀賞、 JAGDA新人賞など。

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白本由佳

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ご予約はこちらから

https://creationkidslab20190820.peatix.com


8月21日(水)「ふろしきを結んで、 包んでみよう」
講師:ふろしき研究会 原野満実子、 佐藤みゆき

ふろしき研究会は、 非営利の市民団体として1992年に設立。 現代のくらしにふろしきを活かすこと、 次世代に伝えることをテーマに、 新たなふろしきの包み方を提案し、 さまざまな活動を続けている。 会員約220名(2018年1月末現在)。 小・中・高校総合学習、 環境学習をはじめ、 自治体の環境学習、 消費者教育、 高齢者を対象とした社会教育、 国際交流、 障害者との交流など、 様々なふろしきの講座を開催。 ワークショップでは参加者と講師が包み結ぶ楽しさを分かち合いながら、 創造力を確かめあうことを大切にしている。

ふろしき研究会
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ご予約はこちらから
https://creationkidslab20190821.peatix.com


2018年8月の「クリエイション・キッズ・ラボ」の様子

京都大学と凸版印刷、アートの産業応用を目指す共同研究を開始

京都大学大学院総合生存学館特定教授・土佐尚子による日本の美をテーマとしたアートの社会実装に向けて、共同研究「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」を設置

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国立大学法人京都大学(京都府京都市、総長:山極壽一、以下 京都大学)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿秀晴、以下 凸版印刷)は、アートと最先端テクノロジーを組み合わせてイノベーティブな社会的価値創造を目指す「凸版印刷アートイノベーション産学共同講座」を、2019年5月に京都大学大学院総合生存学館に設置、3年間の共同研究を進めます。

本産学共同講座では、京都大学大学院総合生存学館特定教授・土佐尚子(以下 京都大学教授・土佐)の日本の美・文化を切り口とした「Invisible Beauty:先端技術で見える自然の美」をテーマにしたメディア・アートと、凸版印刷が持つ表現技術を組み合わせ、アートの社会実装に取り組みます。

具体的には、アナログな物理的世界の色彩や形状を、先端技術で捉えてデジタル表現するアート表現から新しい価値の創造に挑みます。またそのアート表現を用いて様々な社会実装を行い、新しい工業意匠向け商材から都市開発まで産業応用を目指します。

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17月8日に行われた講座開設についての記者会見
(左から 凸版印刷 中尾常務、同 大久保副社長、京都大学 山極総長、同 寳学館長、同 土佐教授)

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背景

京都大学教授・土佐は、アート・カルチャー・テクノロジーを兼ね備えた人財や組織がイノベーションを起こすことができるとした「アートイノベーション」の先駆者であり、アートとテクノロジーで構成される現代美術が社会イノベーションを生み出す仕組みと日本の美・文化を切り口とした研究を進めています。その中で、アートイノベーションを用いて、資本化できていない芸術文化資源を方法論により経済価値に変換すべきという考えのもと、「物理現象としての美を発見するアーティスト」「発見した美を数式化する学者」「数式化された美をコンピュータでデータ化する技術者」の3者連携が必要と提唱しています。

凸版印刷は、印刷技術で培われたカラーマネジメント技術や高精細な画像データ処理技術、形状を精確にデジタル化する計測技術といった先端表現技術を活用し、4K8K映像表現やバーチャルリアリティー(VR)、デジタルアーカイブなどのコンテンツソリューションを提供しています。また社会的価値創造企業として、既存の枠組みから脱却して新たな価値を生み出すイノベーションの創出という社会全体の要請に対しても、取り組みを強化してきました。

このたび京都大学と凸版印刷の両者は、アートと先端映像表現を切り口に社会をイノベートしていくことを目指し、両社のリソースを有効に活用できる枠組みとして、この共同講座の開設に至りました。

共同講座の概要

・名称:凸版印刷アートイノベーション産学共同講座
・設置場所:京都大学大学院総合生存学館
・参画機関:凸版印刷株式会社
・研究期間:2019年5月 ~ 2022年4月

主な研究内容

・アートコンテンツの研究ならびにアート技術の開発:
アート・カルチャー・テクノロジーの境界領域において、日本美(※1)をテーマとしたコンテンツを制作し、先端映像表現の産業応用として社会実装するための方法論確立に取り組みます。

音圧により躍動させた流体をハイスピードカメラで撮影・制作する京都大学・土佐のアート作品「Sound of Ikebana(サウンドオブ生け花)」を3Dモデリング化し工業意匠に応用。アナログの自然界から生まれたデジタルアート研究のプロジェクト化、これらのアートイノベーション研究成果の発表、成果を用いた社会貢献を目指します。

また、アートを活用した効果的な空間演出手法の体系化・構築など、新しい価値創造技術の開発を行います。

・アート思考による人財開発:
アーティストの創造プロセスを応用した新ビジネス領域開拓手法や企業ブランディング手法の構築、新しい価値創造を生み出すことを目的とした人財育成のためのアートイノベーション手法の開発を行います。

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音の振動から作られたデジタルな「Sound of Ikebana」
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2016年度文化庁文化交流使の任命を受け8カ国10都市を訪問し、ニューヨーク・タイムズスクエアの60以上のビルボードに
2017年4月の1ヶ月間、毎夜11:57から3分間日本の春の花を上映し、文化交流を行なった「Sound of Ikebana(春)」

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※1日本美について
自然界に存在する肉眼では確認できない瞬間的な物理現象が作る形状に見る、日本的美しさを表す京都大学教授・土佐の造語です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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■京都大学教授・土佐および研究内容について
土佐研究室では、芸術とテクノロジーをつなぐ「アートイノベーション」を研究しています。

インターネットにより地域や民族に根ざしていた文化が「フラット化」されてきた世界においても、私達は文化を脱ぎ捨てることはできません。そのなかで、いままでコンピュータで定量化できなかった感情・意識・物語・民族性といった人々に内属するものを扱い、精神に触れるアートイノベーションがより不可欠になっており、その研究によりグローバルコミュニケーションの深化を目指しています。

特に日本文化のコンピューティングに注目し、これまでコンピューティングの対象となって来なかった
(1)日本の移ろいやすい気象・ 自然風土「もののあわれ」などの無常思想や「わび、さび」などの美意識
(2)日本文化とアジア文化の関係
(3)神仏習合を根底とした文化構造
(4)和歌、俳諧や能などの日本語独特の特性
(5)日本的 意匠(紋、織、色、型)
を研究しています。

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■略歴
最新の科学技術を駆使して作品を制作するメディア・アーティスト。1985年に制作した作品「An Expression」がニューヨーク近代美術館に収蔵されている。2005年より、京都大学の教授として「メディア・アート」などの講義を受け持つ。1999年東京大学大学院工学研究科にて芸術とテクノロジー研究で博士号取得。2002?2004年 マサチューセッツ工科大学Center for Advanced Visual Studies フェローアーティストを経て、現職。

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■著書紹介

Cross-Cultural Computing: An Artist’s Journey
著者:Naoko Tosa/出版社:Springer UK

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カルチュラルコンピューティング
著者:土佐尚子/出版社:NTT出版

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TOSA RIMPA 土佐尚子作品集/出版社:淡交社

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■研究室紹介

http://tosa.gsais.kyoto-u.ac.jp/   

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■凸版印刷の先端表現技術について
凸版印刷は、長年培った印刷テクノロジーを発展させ、生活者に向けた新たな価値を創造する先端的表現技術を開発しています。

一般に「人が得る情報の八割から九割は視覚に由来する」と言われていますが、凸版印刷は独自のバーチャルリアリティー技術と表現・演出技術により、起こりうる未来をあらかじめ事前に視覚によって確認・体感出来るプラットフォームを開発し、展開しています。

今後さらにこの取り組みを、5Gによる通信環境の技術革新と連動させ、物体や空間の高精度三次元計測技術、リアルタイム・超臨場感・低遅延の遠隔操作感などを取り込み、さらなる進化を予定しています。

XR(VRやARなどの総称)技術による史跡探訪プラットフォーム「ストリートミュージアムR(※2)」を活用した遠隔歴史教育や、自然災害の猛威の可視化による「VR避難訓練システム」の研究・開発などを加速させ、社会課題解決とSociety5.0への貢献を目指していきます。

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※2ストリートミュージアムについて
凸版印刷が開発・提供する、過去だけではなく未来都市などを自由にタイムトリップできる、VR技術を活用した新しい観光体験サービスです。https://www.toppan.co.jp/solution/service/streetmuseum.html

ホリゾン・ジャパン株式会社設立のお知らせ

株式会社ホリゾン東テクノおよび株式会社ホリゾン西コンサルは、2019 年7 月21 日付で両社を統合し、「ホリゾン・ジャパン株式会社」へ、社名を変更する事となりました。これに伴い役員改正を行い、新経営陣が就任することをお知らせします。
新体制のもと社員一丸となり、さらなるお客様の満足向上を目指したご提案とサービス提供に努めて参ります。

旧社名    株式会社ホリゾン東テクノ、株式会社ホリゾン西コンサル
新社名    ホリゾン・ジャパン株式会社
変更日    2019 年7 月21 日
所在地    〒101-0031 東京都千代田区東神田2-4-5 東神田堀商ビル5 階
 55555555555555555TEL 03-3863-5361 FAX 03-3863-5360
新体制

代表取締役会長 堀 英二郎
代表取締役社長 宮﨑 進
取締役東京支社長 藤原 和明
取締役京都支社長 西林 宏泰
営業本部長 青山 秀行
監査役 洲崎 篤史

以上

キヤノンMJ、「47都道府県の鉄道フォトコンテスト2019」を開催

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘)は、《写真をもっと楽しむための》会員サイト「CANON iMAGE GATEWAY」において、「47都道府県の鉄道フォトコンテスト2019」を開催します。
2019年7月1日から作品を募り、すぐれた作品に賞を贈ります。審査員は鉄道写真家の長根広和氏。入選作品はWebサイトのギャラリーで公開し、作品集としてフォトブックを作成します。

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47都道府県の鉄道フォトコンテスト

全国47都道府県各地で撮影された鉄道(モノレール含む)写真を募集します。
その地域しか走っていないローカル線や特別列車、いつも目にする通勤電車や路面電車など、「乗ってみたい!撮りに行きたい」と思ってしまう、鉄道の魅力が感じられる写真(ルールを守り、安全な位置から他人に迷惑をかけずに撮影された写真)を受け付けます。
本フォトコンテストは、株式会社交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」誌とコラボレーション企画で実施します。また、優秀作品は「47都道府県の鉄道作品集」に応募作品を掲載します。作品集はキヤノンのフォトブックサービスPHOTOPRESSOで印刷します。

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◎募集期間:2019年7月1日(月)~10月1日(月)午前10時
◎結果発表:2019年11月下旬(予定)
◎応募対象者:どなたでも可
CANON iMAGE GATEWAYへ無料会員登録された応募者の方は参加賞を獲得でき、抽選賞当選時、入賞時の賞品をお送りします。)
◎募集作品について
全国47都道府県各地の鉄道(モノレール含む)の魅力を伝える写真作品を募集します。
(デジタルデータであればスマートフォンでも、撮影機材は問いません)
◎応募方法:コンテストWebページより受け付けます。
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―  本フォトコンテストのポイント -

①写真の応募
■抽選特別賞:1名様(ご応募された方)
ミラーレスカメラ EOS Kiss Mレンズキット(白)
■参加賞(応募いただいた皆様にもれなく)
5,000円の割引クーポン*を期間中1回プレゼント
*キヤノンオンラインショップでの5万円以上のお買い物時にご利用いただけます。

②入選(全98作品)
■審査員特別賞 1作品・・鉄道ダイヤ情報の誌面に掲載予定
優秀鉄道作品集(フォトブック)
審査員長根広和先生の鉄道作品
キヤノンキャンバストート2種(AE-1・EOS R)
鉄道ダイヤ情報1年分(12冊)
■鉄道ダイヤ情報特別賞 毎月1作品(計3作品) 鉄道ダイヤ情報の誌面に掲載予定
鉄道ダイヤ情報1年分(12冊)
■優秀作品賞 各都道府県2作品(計94作品)
優秀鉄道作品集+フォトブック無料制作クーポン

※各賞品のお受取りにはCANON iMAGE GATEWAY会員登録(無料)が必要です。

●審査員
鉄道写真家 長根広和氏

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詳細は、47都道府県の鉄道フォトコンテストページをご覧ください。
https://pct.canon.jp/cig/47railway2019/informations/top

凸版印刷 国立西洋美術館とモネ 幻の大作 ≪睡蓮、柳の反映≫の欠損箇所をデジタルで推定復元し初公開

凸版印刷株式会社(代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と国立美術館 国立西洋美術館(館長:馬渕明子、以下 国立西洋美術館)は、クロード・モネ≪睡蓮、柳の反映≫の欠損箇所の推定復元を実施。このたび完成した。

この復元画像は2019年6月11日(火)から国立西洋美術館で開催する企画展「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」に合わせて現在公開中。

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画布の上半分が欠損した発見時のクロード・モネ ≪睡蓮、柳の反映≫(国立西洋美術館所蔵)

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約60年ぶりに発見された≪睡蓮、柳の反映≫は、画布の半分近くが欠損しており、作品の全体像が確認できるのは欠損前に撮影された白黒写真のみだった。
今回、国立西洋美術館による修復や自然科学的調査や国内外の美術館でのモネの作品調査および、筑波大学の協力によって開発したAI技術による色彩推定結果を踏まえ、≪睡蓮、柳の反映≫の欠損部分をデジタル推定復元に成功した。

凸版印刷は、国内外の貴重な文化財を後世に継承するために実物のデジタルアーカイブや消失文化財のデジタル再現に取り組んでおり、この分野で多くの実績をあげている。

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クロード・モネ≪睡蓮、柳の反映≫の推定復元について

復元に当たり、北九州市立美術館や地中美術館、マルモッタン・モネ美術館などが収蔵している、描いた時期やモチーフが近い作品を中心にモネの作品の調査を実施。
≪睡蓮、柳の反映≫の復元は、同作品残存部分と白黒写真を主たる手がかりとして実施した。
国立西洋美術館が実施した残存部分の科学調査により、本作品に使用されている絵具を特定。同様の絵具を用いて原寸大に画き、同時期の他の作品と比較することで、モネが描く際の手順や特徴などを探っていった。
また、白黒写真については、フランス文部省・建築文化財メディアテークの協力を得て、その撮影原版にあたるガラス乾板から高精細にスキャンされたデータを入手。高精細スキャンデータと作品の現存部分を比較し、当時の撮影環境なども推定することで、白黒写真から得られる色彩情報の精度を高めた。
今回、色彩を推定する手がかりとしてAI技術を活用。モネの作品画像を筑波大学の協力により、モネの様々な作品からその彩色パターンをAIに学習させ、≪睡蓮、柳の反映≫の一部色彩情報と合わせて全体の色彩を推定する仕組みを実現。人による推定を、AI技術による推定によって検証し、客観性を高めた。

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企画展「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」

会期: 2019年6月11日(火)~ 9月23日(月・祝)
会場:国立西洋美術館
松方コレクション展公式ホームページ
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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1~ 松方コレクションとクロード・モネ≪睡蓮、柳の反映≫について ~

松方コレクションは、神戸の川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)の初代社長などを務めた松方幸次郎氏が、1910年から1920年代にヨーロッパ各地で蒐集(しゅうしゅう)した美術品のコレクションである。コレクションの一部は戦後、日本へ「松方コレクション」として寄贈返還、これを保管展示するための美術館として1959年に国立西洋美術館が設立された。 ≪睡蓮、柳の反映≫は、1921年に松方氏がモネから直接譲り受けた、代表的な連作「睡蓮」の中の1点である。横4.25メートルの大作で長い間所在不明だったが、2016年に画布の上半分が失われた状態で発見された。パリ・オランジュリー美術館の「睡蓮」の大装飾画を構想する過程で描かれたとされ、画家の制作プロセスを考えるうえでも、意義のある“幻の大作”である。 

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