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キヤノンMJグループ 業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

キヤノンマーケティングジャパングループが商業印刷事業を強化
業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

 

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社は、業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインの市場投入を開始し、商業印刷事業を強化する。提供するシステムは、製品マニュアルや書籍などの印刷生産システムとして製造業や印刷業向けに11 月上旬から発売を開始する。

この一貫印刷ラインは、オセのフルカラー連帳インクジェットプリンターの新製品「ColorStream 6700 Chroma」と、キヤノンのフルカラープロダクションプリンター「imagePRESS C10000VP」の印刷システムに、株式会社グーフの生産管理ソフトウエア「PC OneFlow」と、ホリゾンの製本システム「Smart Binding System」を連携させた印刷生産システムとなる。
印刷前後の各工程を自動化し、製品マニュアルや書籍、カタログ、パンフレットなどの印刷物を効率的に生産することが可能となる。

ColorStream 6700 Chroma

 

同生産システムは、キヤノンメディカルシステムズ株式会社に先行導入され、来年初めから医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして稼働を開始する。数万点におよぶマニュアルデータを自動で工務設計し、制作、印刷から製本まで一貫して生産効率を向上できるほか、必要時に必要な部数のみを作成することで在庫の適正化を図ることが可能になる。

キヤノンメディカルシステムズの医療機器製品マニュアルの自動化生産システム

医療機器製品マニュアルは、法改正など、製品マニュアルの内容を即時に修正する必要があるほか、印刷のカスレや落丁など品質にともなうトラブルはリコール対象になる場合があり、品質とトレーサビリティーを担保した生産システムの構築が求められる。

このような医療機器製品マニュアルの課題に対してこのシステムでは、プリフライトや面付けなどの印刷前処理から下版データの管理、印刷、印刷検査ログの取得、製本、断裁を含む全工程の自動化を図り、リードタイムの削減と不良品の排除を実現している。

また、製品マニュアルを個別に管理できるので、リコールなどの問題が生じた際に製品マニュアルの印刷時期や出荷状況を追跡し、どこで不良が生じたかを確認できるなどトレーサビリティーにもすぐれている。

 


● お問い合わせ先:
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
マーケティング部 マーケティング第三課03 ー6719 ー9642(直通)
● ColorStream ホームページ:http://www.canon-pps.co.jp/products/production-printer/oce-printer/colorstream/index.html
● 高速・連帳プリンターホームページ:canon.jp/oce

日本画像学会、創立60周年を記念して「複写機遺産」を創設

(一社)日本画像学会(東京工芸大学内、面谷信会長)は、同学会の創立60周年を記念して創設した「複写機遺産」の初めての認定先を決定した。

 

「複写機遺産」は、国内メーカーから申請された多数の機種について、複写機技術発展史上の重要性や、国民生活、文化・経済、社会、技術教育に対しての貢献と、その独自性や歴史的特徴を評価するもので、第1回の認定機として、以下の4機種を認定した。

12月7日午前9時半から午後4時半まで東京・一ツ橋の一橋講堂で開く日本画像学会60周年記念シンポジウム「イメージング技術の未来展望」の中で、複写機遺産認定式・複写機遺産認定記念講演を行う予定。

 



リコー リコピー101
認定理由:複写の代名詞「リコピー」の起源となった卓上複写機
印字方式:ND感光紙を用いた湿式現像方式
製造年:1955年
所在地:東京都大田区 株式会社リコー本社

 

 


富士ゼロックス 914
認定理由:国内で製造された初めての乾式電子写真方式の事務用複写機
印字方式:乾式電子写真方式
製造年:1962年
所在地:神奈川県南足柄市 富士ゼロックス株式会社 技術歴史館(塚原研修所内)

 

 


キヤノン NP-1100
認定理由:ゼロックス社の特許網を破った独自技術による普通紙複写機
印字方式:乾式電子写真NP方式
製造年:1970年
所在地:東京都大田区 キヤノン株式会社 CANON GALLERY

 

 


コニカ U-Bix 480 
認定理由:国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機
印字方式:間接乾式電子写真方式
製造年:1971年
所在地:東京都八王子市 コニカミノルタ株式会社 東京サイト八王子
 

 

*詳しくはこちら → 【複写機遺産2018】パンフレット  第2回 『複写機遺産』募集のご案内
 

『複写機遺産』 認定事業とは――  

2018 年は、日本画像学会の創立60 周年であるとともに、米国のチェスター・カールソン(Chester F. Carlson)が、1938 年10 月22 日に最初の電子写真画像形成実験に成功してから80 周年にあたります。電子写真技術を用いた複写機、プリンターの普及が、オフィスにおける事務作業、文書処理業務に革新をもたらしました。電子写真技術の発展は、日本の情報機器産業に携わる企業の研究者や技術者が大きく世界をリードし、また学術的側面からは日本画像学会が強力に支えて参りました。
チェスター・カールソンの発明から80 年を迎える2018 年、日本画像学会は、創立60 周年を記念し、日本における複写機産業の原動力となった初期の複写機の、技術的、社会的功績を顕彰し、現存する歴史的複写機に採用された技術を長く記憶にとどめ、後世に伝えるために『複写機遺産』を創設して認定する事業を開始することにしました。
「複写機遺産」とは、複写機関連技術の歴史を示す具体的な事物・資料であり、複写機関連技術の「発展史上」重要な成果を示すもの(工学的視点から)、または複写機関連技術で「国民生活、オフィス業務、文化、経済、社会、技術教育」に対して貢献したものとします。認定に際しては、以下の基準に該当するもので、広く複写機関連技術・複写機関連工学への貢献度を評価します。

(1)対象物が、その独自性(例えば、はじめて開発されたもの、最初のもの、現在最古のもの、以前に広く使われた複写機で現存個体数がきわめて少ないもの)によって区別されるもの。
(2)その他、複写機関連技術史上の特徴を保有しているもの。
(3)既に博物館などで記念物として認定されたものも含む。
認定に際しては、会員からの推薦を元に、複写機遺産委員会おいて、書類審査によって絞られた候補について現地調査を実施し、資料の保存状態を確認させていただくとともに、資料の技術価値を示す文献の調査、資料の開発、生産、販売等に関わられた方への聞き取り調査(可能な場合)を行い、認定基準を満たす候補資料数点を選出します。

(一社)日本画像学会

 

 

<お問い合わせ>
一般社団法人日本画像学会
事務局長 : 竹内 達夫
電 話   : 03-3373-9576 (受付時間 平日10:00~17:00)
電子メール: info@isj-imaging.org

 

凸版印刷、東京国立博物館と東寺の立体曼荼羅をVR化

東寺所蔵の仏像21体で構成される空海の立体曼荼羅を再現するVR作品の製作着手
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」と連動公開

 

凸版印刷株式会社と東京国立博物館は、このたび真言宗総本山 教王護国寺(東寺)(所在地:京都府南区)が所蔵する国宝16体、重要文化財5体の合計21体の仏像で構成される、弘法大師空海( 空海)が独自に構想した立体曼荼羅を再現するVR作品 『空海 祈りの形(仮)』 の製作に着手した。
本作品は、2019年3月26日(火)から東京国立博物館で開催する特別展 「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」 の連動企画として、同館東洋館内 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年3月27日(水)から上演する。

 

 

東寺講堂の立体曼荼羅

                    

 

デジタルアーカイブの様子

                      

本VR作品は、空海が唐で授かった密教の教えを日本で真言密教として完成させた歴史と、東寺講堂の立体曼荼羅(※1)を紹介する。21体すべての仏像について立体形状計測と高精細デジタル撮影によるデジタルアーカイブを実施。凸版印刷のVR技術で仏像すべてを詳細に再現することで、現地では見ることが困難な角度や位置から1体1体を拡大するなど、VRならではの視点で立体曼荼羅を鑑賞できる作品となる。

 

※1 東寺講堂の立体曼荼羅

空海は言葉では伝えにくい密教の教えを、視覚的に表す二十一尊の仏像で構成される立体曼荼羅を構想。密教の教えを広めるために建立した講堂に、最上位の仏とされる大日如来を中心に四方に4体の如来を配置した五智如来(重要文化財)と、その右側に金剛波羅蜜多菩薩を中心にした五大菩薩(国宝)、左側に不動明王を中心にした五大明王(国宝)、四方には四天王と梵天、帝釈天(いずれも国宝)が守るように安置した。平安時代前期の密教彫刻の最高傑作とされる。

 

 

「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について

トッパンVR(バーチャルリアリティ)による文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設で、「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに2013年1月に開設。東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。専属のナビゲーターのライブ上演で、あたかもコンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できる。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間になっている。

  • 超高精細4KプロジェクタによるVR映像投映
  • スクリーンサイズ : 300インチ(横幅6.6m、高さ3.7m)
  • 座席数 : 98席
  • 所在地 : 東京国立博物館 東洋館地下1階  (東京都台東区上野公園13-9)
  • シアターHP : http://www.toppan-vr.jp/mt/
  •  

 

 凸版印刷株式会社 https://www.toppan.co.jp/

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)「後世に遺したい写真展」開催

光村印刷株式会社が運営する光村グラフィック・ギャラリーは、大正、昭和の写真約100点から日本人の歴史を振り返る、写真保存センター写真展 「 『 後世に遺したい写真 』―写真が物語る日本の原風景― 」を10月25日から11月24日まで開催します。

 

 

日本写真保存センターでは、先人が遺した写真原板(写真フィルム、写真乾板)から、大正、昭和の大衆文化、戦争への足音、空襲、被爆から敗戦と過酷な体験を経て、復興、経済発展へと歩んできた、日本人の歴史を約100点の写真で振り返ります。物故された写真家のご遺族や、写真家ご本人から寄贈を受けた写真原板が、いま再び本展で印画紙に焼き付けられて甦りました。さらに、今回は品川区ゆかりの写真家笹本恒子、若目田幸平、諸河久をはじめ、品川区立品川歴史館所蔵の中村立行作品の展示もいたします。わが国の文化財の記録、日本人の暮らしの記録を、貴重な写真でぜひご覧ください。

 

【展覧会概要】
会 期 : 2018年10月25日(木)〜11月24日(土) 11:00〜19:00 (日曜日休館、祝日・土曜日は 17:00まで)
       作品解説  随時、日本写真家協会員が行います
会 場 : 光村グラフィック・ギャラリー(品川区・大崎) 入場料無料
主 催 : 公益社団法人日本写真家協会・日本写真保存センター
共 催 : 光村印刷株式会社
後 援 : 品川区、公益財団法人品川文化振興事業団 
協 力 : 一般社団法人日本写真著作権協会

 

《講演会開催》
日 時 : 2018年10月27日(土)13:30〜15:00
テーマ : 「残された写真から何を読み取るか」
参加費 : 無料(定員60名・事前申し込み 日本写真保存センター 
講 師 : 天野太郎氏(横浜市民ギャラリー主席学芸員)、松本徳彦氏(日本写真家協会副会長)

 

「日本写真保存センター」とは――  http://photo-archive.jp/

公益社団法人日本写真家協会・日本写真保存センターは、2007年から文化庁の委嘱を受けて「我が国の写真フィルムの保存・活用に関する調査研究」を、さらに「文化関係資料のアーカイブ構築に関する調査研究」を行っています。
今日までにセンターが物故された写真家の元から収集・調査した写真原板は約30万点に上り、調査を終えたフィルム類は相模原の国立映画アーカイブの収蔵庫で保存しています。
写真原板は明治、大正、昭和の日本人がどのような暮らしをしてきたかを記録したフィルムが10万点ほど収蔵され、データベース化され利活用できるよう、インターネットを介して画像を公開・提供しています。
保存センターには法隆寺や東大寺などわが国の代表的なお寺の国宝、重要文化財を撮影した写真原板があります。また原爆投下翌日の長崎を撮影したもの、広島では被爆者の治療などを捉えた写真も多数収蔵しています。
こうした写真原板は温度10度、湿度40%の収蔵庫で保存され、長期にわたって調査研究、文化財の保護に協力しています。
わが国は天変地異が多く、そのたびに家族や身内の安否を尋ね、残されたアルバムなどから1枚の写真を見つけ安堵する光景を目にします。泥や埃を払い写された過去の思い出を再見し、感慨にふける姿に「写真」の持つ記録性のありがたさ、意義を誰もが感得する瞬間です。
「『写真』は今を写すことは出来ても、過去を写すことは出来ない」と言います。過ぎ去った出来事は、1枚の写真に残っているところから、記録としての意義が語られることが多いのです。
先人の元には、日々の事象を写し記録してきた写真原板(乾板やフィルム等)が数多く残されています。そこには日本人のかけがえのない姿や風俗、風習など、その時にしか見聞することができなかった瞬間が写されています。私たちはそうした過去を記録した原板を収集整理し、後世に伝え役立てるための保存活動を続けています。

この度の写真展に展示されている写真は、先人が写した時代の一断片です。この残された写真を通して、約100年間の日本人の歴史を振り返ってみようと企画したものです。
ご高覧いただき、この時代とは何だったのかを知っていただければ幸甚です。

*イベントの最新情報は光村印刷ホームページでご確認ください*
 http://www.mitsumura.co.jp/

 

アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
http://www.mitsumura.co.jp/

JR山手線/りんかい線「大崎駅」南改札新東口より徒歩6分
東急バス(渋谷駅⇔大井町駅)「居木橋」前

 

 

2018年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表 

グッドデザイン賞、グッドデザイン・ベスト100、ロングライフデザイン賞が決定

 

公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)は、主催事業であるグッドデザイン賞の2018年度受賞結果を10月3日(水)に発表しました。
2018年度グッドデザイン賞は、4月4日に応募受付を開始し、昨年を上回る応募数の4,789件を対象に審査を実施した結果、全1,353件の受賞が決定しました。
本日発表した受賞対象には、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、今日のデザイン水準を高めるに相応しく、これからのモデルとなるデザインとして位置づけられる「グッドデザイン・ベスト100」の100件が含まれています。この中から、今後さらに審査を実施して、「グッドデザイン大賞」などの特別賞が決定する予定です。
なお、長年にわたって人々から支持され続けてきた商品などのデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞19件も発表しました。

 

2018年度グッドデザイン賞受賞結果
(カッコ内:対前年比)
受賞件数:1,353件(-50件)
受賞企業数:945社(-13社)
審査対象数:4,789件(+294件)

 

2018年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞
(カッコ内:前年比)
推薦総数:274件(+18件)
応募件数:36件(±0)
受賞件数:19件(-6件)

 

グッドデザイン賞受賞結果には、東日本大震災の復興支援策として2011年度から実施している特例措置での受賞30件、海外デザイン賞との連携に基づく受賞31件、当会と国際機関日本アセアンセンターの共同事業である「グッドデザイン・アセアンデザインセレクション」選定の22件が含まれます。

 

「グッドデザイン大賞」など特別賞を10月31日に発表予定

「グッドデザイン大賞」「グッドデザイン金賞」「グッドフォーカス賞」(新設)は、本日発表の「グッドデザイン・ベスト100」の中から、審査を実施して決定されます。この審査は10月10日(水)に、受賞デザイナーによるプレゼンテーション(公開)と審査委員による協議(非公開)を実施します。なおグッドデザイン大賞は、さらに10月31日(水)に審査委員と今年度のグッドデザイン賞受賞者による投票を実施して1件が決定されます。これら特別賞各賞の結果は10月31日に発表します。

 

受賞デザインの展示

GOOD DESIGN EXHIBITION 2018

受賞デザイン全件を東京ミッドタウン(六本木)で紹介。「グッドデザイン・ベスト100」の特別展示や会期中限定の受賞商品のショップなどを開催します。
会 期 : 10月31日(水)〜11月4日(日)
会 場 : 東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9)

 

私の選んだ一品2018

今年度グッドデザイン賞審査委員86名が選んだ、お気に入りの受賞デザインを紹介します。
会 期 : 10月3日(水)〜11月4日(日)
会 場 : GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
会期中無休、入場無料

 

 

2018年度グッドデザイン賞受賞対象に関する詳しい情報は、グッドデザイン賞のホームページで閲覧ができます。→ http://www.g-mark.org/

クリエイターと福島の窯元がつくる「大堀相馬焼167のちいさな豆皿」開催

株式会社リクルートホールディングスが運営するクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンは、2018年11月27日から12月22日までチャリティープロジェクト「CREATION Project 2018 クリエイターと福島の窯元がつくる 『大堀相馬焼167のちいさな豆皿』」 を開催します。

 

本プロジェクトでは、167人のクリエイターがデザインした167種類の大堀相馬焼の豆皿を展示、販売し、収益金をセーブ・ザ・チルドレンに寄付します。

大堀相馬焼は、江戸時代元禄期から続く福島県浪江町の伝統工芸品です。東日本大震災の影響を受けて浪江町での製作はできなくなりましたが、窯元たちは福島県内の別の地域に拠点を移し、窯を新調し、愛知県瀬戸市の瀬戸土を使い製作を再開しました。拠点が離ればなれになった今も、協同での陶器づくりが窯元同士を繋いでいます。今では地域おこし協力隊の若い職人も県外から参加し、様々な人のつながりによって浪江町の伝統は福島にあり続けています。

今回は、大堀相馬焼の3つの窯元と協力し、167人のクリエイターがデザインした豆皿をつくります。手のひらサイズのちいさな豆皿は、ろくろ職人が一つ一つ手作業で成形しています。豆皿の種類によってみられる細かなひびは、大堀相馬焼の特徴の一つです。熱い窯を開けて豆皿を冷ます際に、釉薬が収縮することでひび割れが起こり、キラキラと風鈴のような貫入音が鳴ります。

今年7年ぶりに町内で開校した福島県浪江町立なみえ創成小・中学校で、地元の伝統工芸品に親しみながら、豆皿のデザインに挑戦するワークショップを行いました。子どもたちの考えた豆皿は実際に焼き上げ、クリエイターの豆皿と一緒に展示します。

 

 CREATION Project とは ――
多くの方々にアートやデザインの楽しさを感じてもらおうと、1990年からはじまった毎年恒例のチャリティープロジェクト。2つのギャラリーと交流のあるクリエイターの方々にボランティアで制作していただいた作品を展示・販売し、収益金をチャリティーとして寄付しています。2009年より、「CREATION Project」と題し、2011年~2015年は東日本大震災の義援金として合計約1134万円を寄付、2016年は熊本地震の義援金として158万円を寄付しました。2017年からは、生産地を日本全体に広げ、日本のものづくり・産業を、デザインの力で発信していくプロジェクトとして継続しています。

 

展覧会名  

 CREATION Project 2018 

クリエイターと福島の窯元がつくる 「大堀相馬焼167のちいさな豆皿」

 

会期  ・ 時間

2018年11月27日(火)~12月22日(土) 11:00a.m .-7:00p.m.  日曜休館 入場無料

 

主催  ・ 会場  

クリエイションギャラリーG8 
  〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F   TEL 03-6835-2260  アクセス
ガーディアン・ガーデン   
  〒104-8227 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F  TEL 03-5568-8818 アクセス

  http://rcc.recruit.co.jp/

 

製 作

大堀相馬焼窯元  いかりや商店 、 京月窯 、 松永窯

 

製作協力

ガッチ株式会社  http://gatch.biz/

 

会場構成 

NO ARCHITECTS

 

会場音楽

蓮沼執太

 

豆皿仕様

素材    陶器(電子レンジ、食洗機可)
サイズ   φ83mm H 10mm(1枚ずつ手作りのため個体差があります)
お皿の色 青磁色、水色、アイボリー、黒色
絵柄の色 赤色、紺色、緑色、白色、黒色(1枚につきいずれか1色)

 

販売方法  

販売価格 : 1,000円(税込)

会場販売 展覧会会期中、各会場で販売します

通信販売  「ポンパレモール」でも、会期初日から2019年1月末までの期間、販売を行います。会場で売り切れの豆皿は、会期中、通販に限り、予約注文をお受けします。会期終了後は在庫のみ販売いたします。豆皿のお届けは、2019年2月から3月末までを予定しております。
  「ポンパレモール」 https://store.ponparemall.com/rcc-gallery/

 

寄付先

売り上げから製作費を除いた収益金は、セーブ・ザ・チルドレンに寄付し、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など、日本の子どもたちのために役立てられます。

 

「大堀相馬焼167のちいさな豆皿」 特設サイト  URL: http://rcc.recruit.co.jp/creationproject/2018/

特設サイトにて、大堀相馬焼の豆皿制作の様子や、本企画の詳細についてご紹介します。
11月中旬には、全種類の豆皿とクリエイターの情報を公開予定です。

印刷博物館  「現代日本のパッケージ2018」を開催

凸版印刷株式会社 印刷博物館は、2018年10月10日から年12月9日まで、P&Pギャラリーで「現代日本のパッケージ2018」を開催し、日本で開催されている大規模なパッケージコンクールの受賞作を一同に展示します。

 

身近な印刷物の代表例であるパッケージには、使いやすさに配慮したユニバーサルデザインや、地球環境に優しい包装材の開発など、解決すべき課題に対しさまざまな努力がなされています。一見、消費者にはわかりづらいこのような創意工夫は、それを評価するコンクールによって、誰の目にもわかるようになります。

P&Pギャラリーでは日本で開催されている大規模なパッケージコンクールの受賞作を通じて、こうした現代のパッケージのデザインや機能などの進化を一般の方々に広く知っていただき、パッケージへの理解を深める場を設けております。

身近な存在でありながら、これまではなかなか深く知ることのなかったパッケージの面白さを本展でご紹介します。

 

◆ 展示内容 ◆ ※受賞作品すべての展示ではありません

第57回ジャパンパッケージングコンペティション
主催:一般社団法人日本印刷産業連合会

市場で販売されている商品化されたコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装コンペティションです。

2018日本パッケージングコンテスト(第40回)
主催:公益社団法人日本包装技術協会

材料、設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装、ロジスティクス、販売促進、アイデア等あらゆる機能から見て年間の優秀作品を選定するコンテストです。

JPDAパッケージデザインインデックス2018 〈特集:パッケージの「白」の表現〉
主催:公益社団法人日本パッケージデザイン協会

『パッケージデザイン インデックス 2018』掲載作品から、現代の日本のパッケージデザインにおける「白」の表現をキーワードに幅広いタイプの作品を紹介します。

 


〈KOIKEYA PRIDE POTATO〉  株式会社湖池屋
第57回ジャパンパッケージングコンペティション 経済産業大臣賞

 


〈スマートホルダー&ラクラクecoパック〉  花王株式会社
第57回ジャパンパッケージングコンペティション 経済産業大臣賞

 


〈“aibo”パッケージ〉  ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社
2018日本パッケージングコンテスト(第40回) 経済産業大臣賞

 

会  期  : 2018年10月10日(水)〜2018年12月9日(日)
休館日  : 毎週月曜日
開館時間 : 10:00〜18:00
入場料  : 無 料  ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です

共催
凸版印刷株式会社 印刷博物館
一般社団法人日本印刷産業連合会
公益社団法人日本パッケージデザイン協会
公益社団法人日本包装技術協会

 

印刷博物館 https://www.printing-museum.org/

光村グラフィック・ギャラリー(MGG) 「あっちゃんあがつく えほんのせかい展」開催

光村印刷が運営する光村グラフィック・ギャラリー(MGG)で、人気絵本『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』の世界を紹介する展覧会と関連イベントを9月27日(木)〜10月20日(土)に開催します。

 

 

2001年の出版以来、もうすぐ40万部を数える人気絵本『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』。作家のさいとうしのぶさんの丁寧に描きこまれた絵とリズミカルなテキストが魅力の絵本です。展覧会では「あいうえお」を覚える本というだけでは収まらない、親子で「歌って、遊べて、楽しめる」、知的好奇心が刺激されるこの絵本を大解剖!
会場には、たくさんのおいしそうな食べ物や可愛らしい動物が登場する「あ」から「ん」までの原画が一堂に集まるほか、『あっちゃんあがつく』の原点となった手づくり絵本やかるたの展示、刊行当初から絵本の印刷を担当している光村印刷ならではの本づくりの工程も紹介します。また、さいとうしのぶさんと絵本を作るワークショップや絵本の読み聞かせ、『あっちゃんあがつく』の世界を体感できる撮影コーナーなど、大人も子どもも楽しめる企画が盛り沢山です。
「読む人を楽しませたい!」というさいとうしのぶさんの温かい想いの詰まった展覧会が、多くの方にとって絵本や印刷の魅力を再発見する機会となり、さらにご家族・ご友人同士の交流や絆が深まるきっかけになることを願っています。

 

【 展覧会概要 】
・会  期  : 2018年9月27日(木)〜10月20日(土)
・休 館 日 : 9月30日(日)
・開館時間 : 10:00〜19:00(土曜・日曜・祝日 〜17:00)
・入 場 料 : 無料
・主  催  : 光村印刷株式会社
・協  力  : 株式会社リーブル、しながわ夢さん橋2018実行委員会、日本民話の会

 

【 さいとうしのぶさん プロフィール 】
1966年、大阪府堺市生まれ。嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大学)洋画科卒業。テキスタイルデザイナーを経て、インターナショナルアカデミー絵本教室で黒井健、高畠純に学ぶ。現在、絵本の創作を続けながら手づくり絵本を広める活動をしている。
作品には『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』『おしゃべりさん』『しりとりしましょ!』『たべものかるた』『ぎゅうって』『おいしいおとなあに?』『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(第55回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞)など

 

【 イベント情報 】
○さいとうしのぶ先生来場イベント  
10月14日(日)11:00~、14:00~
○しながわ夢さん橋2018コラボ企画
 10月6日(土)、7日(日)、8日(月)
   ・11:00~、14:00~ 日本民話の会 「むかしばなしを楽しもう」
 ・手作り缶バッジのワークショップ(参加費300円)
 ・『あっちゃんあがつく』関連グッズ販売
○絵本の読み聞かせ 
10月13日(土)11:00~、14:00~
 ※読み手:5Thanks(サンクサンクス)
○手作り絵本のワークショップ 
9月29日(土)、10月20日(土)
 ※参加費300円

 

 

*イベントの最新情報は光村印刷ホームページでご確認ください*
 http://www.mitsumura.co.jp/

 

 

アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
http://www.mitsumura.co.jp/

JR山手線/りんかい線「大崎駅」南改札新東口より徒歩6分
東急バス(渋谷駅⇔大井町駅)「居木橋」前

 

 

日本郵便 2019年用年賀葉書でオリ・パラ東京2020大会デザインも発売

日本郵便は、2019(平成31)年用年賀葉書を11月1日(木)(一部商品は、10月1日)から販売する。

 

2019年用年賀葉書の注目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだ寄附金付年賀葉書を3種類発行するほか、地方版では一部の地域限定で地域の公式マスコットキャラクターなどが描かれた19種類がラインアップしている。

また1等の現金が、昨年の10万円から30万円に大幅アップしているほか、年明け1月20日の抽せんのほか、郵政記念日である4月20日にも2回目の抽せんを行い、特別な切手シート(当せん本数:1万本)が当たる。

 

・2019年賀状東京2020大会年賀葉書(3券種)について

1枚につき5円が寄附金となる、寄附金付年賀葉書。東京2020大会の公式マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」のデザインが施されている(公式ライセンス商品)。無地(インクジェット紙)/絵入りの2券種は東京2020大会にちなんで各2,020万枚、特殊印刷は100万枚(3券種計4,140万枚)を制作。いずれも数量限定の販売で、他券種より1か月早い、10月1日から先行販売を開始する。※この年賀はがきの寄附金は東京2020オリンピック・パラリンピックの準備及び運営に役立てられます。

なお特殊印刷は、絵柄の上から、厚みのあるインクで「ミライトワ」と「ソメイティ」の顔をかたどったデザインを印刷しているので、視覚だけではなく、感触でも楽しめるデザイン。
限定100万枚は、全国の主な中央郵便局等で販売する。

 
https://nenga.yu-bin.jp/

 

 

エプソン 商業・産業向けの水性顔料4色大判インクジェット、3シリーズ発売へ

エプソンは、商業・産業向け大判インクジェットプリンター 「SureColor シリーズ」水性顔料4色機の新商品として、業務や用途に応じた3シリーズを9月11日から発売した。

 

大判インクジェットプリンターの用途は、設計事務所や建設現場におけるCAD図面出力印刷や小売店のPOP・ポスター、学校における教材の拡大コピーなど多岐にわたり、高品質・高速印刷はもちろん、限られたスペースにおける設置性や使い勝手、また印刷物の耐水性など、実際の印刷現場の環境に適した性能が求められる。
新商品の大判インクジェットプリンターは、このような幅広い用途でも高品質な印刷が可能なラインアップとなっている。

 

【新商品の主な特長】
新商品3シリーズ(エントリー、スタンダード、ハイパフォーマンス)は、耐水性に優れた全色顔料インクを採用。水濡れや色あせに強く、屋外用途でも使用できる。

 

    ・エントリーシリーズ 『SC-T3150』       ・スタンダードシリーズ 『SC-T5450』   ・ハイパフォーマンスシリーズ 『SC-T7255』

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エントリーシリーズ 省スペースで軽量、便利なロール紙と単票紙の自動切換えで導入のしやすさを実現

・本体を事務用デスクにも載せられる省スペース設計
 『SC-T3150N』は、設置面積0.49m²・本体重量27kgの省スペース・軽量設計。持ち運びしやすく、限られたスペースの設計事務所や建築現場、小規模小売店舗のバックヤードでも設置可能。
・ロール紙との切り替えなしで単票紙印刷可能
 オートシートフィーダーを搭載しているため、A4やA3サイズの印刷がロール紙との切り替えなしで可能。普通紙約50枚がセットできるため、図面やPOP、ポスターの他、書類印刷など事務用途としても使用可能。

 

W:970mm D:505mm H:230mm

 

 

スタンダードシリーズ CAD図面やポスターの高速印刷可能。さらに、学校における用途などにも対応

・CAD図面A1サイズの高速印刷を実現
 CAD図面のA1印刷が『SC-T3450』は約25秒※、『SC-T5450』は約22秒※と高速で印刷可能。
・授業や学校行事など、さまざまな用途に対応
 学校における「授業教材を見やすく大判で出力したい」「行事で使う案内板や長尺の横断幕を用途に応じたサイズで出力したい」という用途には、スキャナーが付いた拡大コピーモデルがおすすめ。パソコンからの大判印刷はもちろん、A4サイズやA3サイズの原稿を拡大コピー印刷可能。

 

ハイパフォーマンスシリーズ POP・ポスターを高品質に。用途に応じた豊富なラインアップをご用意

・POPやポスターを高品質印刷
 用紙の種類に合わせて切り替え可能な2種類のブラックインク(フォトブラック、マットブラック)を搭載しているため、CAD図面だけでなくPOPやポスターなど幅広い用途でも高品質な印刷可能。
・ダブルロールモデルや大判スキャナーを組合せた複合機など、豊富なラインアップ
 ロール紙を2本同時にセットできるダブルロールモデルや、手書き修正したCAD図面のデジタル化などの用途でお使いいただける大判複合機など用途に応じたラインアップ。

 

~エプソンでは現在、大判プリンター発売から20年を記念してお得なキャンペーンを実施中~
 詳しくはこちら→ SureColorキャンペーン2018