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コダック、戦略的製品・技術についての決定を発表

イーストマン・コダック社(ニューヨーク証券取引所銘柄コードKODK:以下コダック)がエンタープライズインクジェット事業とシルバーメタルメッシュタッチセンサー事業について戦略的決定事項を発表しました。今回の決定は、各事業の運営状況を経営陣が詳細に検討し、お客様やパートナー各社、その他の業界関連会社との協議も経て行われたものです。

 

Kodak Prosperエンタープライズインクジェット事業

現在、コダックはKodak Prosperエンタープライズインクジェット事業の売却について、Prosperプレスプラットフォーム、Prosper Sシリーズインプリンティングシステム、その他関連製品を含めた協議を売却候補先と進めています。

今回の売却手続きに際しては、独立投資銀行のSagent Advisors社およびヨーロッパの企業融資顧問会社であるDC Advisory社に協力を依頼しています。なお、両社は日本の大和証券の共通株主でもあります。

コダックのCEO(最高経営責任者)のジェフ クラークは、次のように述べています。
「Prosper事業にはさらなる成長の可能性が十分にあります。この可能性を十分に引き出すには、デジタル印刷市場に販売ルートを持つ有力企業に売却するのが最善であると判断しました。これまで、Prosper事業については複数の企業およびその財務担当者から関心が寄せられていますが、Prosper事業への投資は売却交渉期間中も継続します。Prosperは革新的な技術・製品の集合体であり、印刷業界から極めて高い評価をいただいています」

コダックのエンタープライズインクジェットシステムズ事業部およびマイクロ3Dプリンティング&パッケージング事業部プレジデントのフィリップ カリモアは、次のように述べています。 「Prosperのビジネスチャンスは、パフォーマンスが大幅に向上した次世代のインクジェットライティングシステム『Kodak ULTRASTREAM』の登場が控えていることもあり、さらに拡大するでしょう。ULTRASTREAMは、プロダクションインクジェットを商業印刷とパッケージの主流に変貌させるテクノロジーです」

5月31日~6月10日に、ドイツのデュッセルドルフで開催される印刷業界で最大の展示会「drupa 2016」にて、ULTRASTREAMのライブデモを実施します。

シルバーメタルメッシュテクノロジー

タッチスクリーンセンサーを含むファンクショナル3Dプリンティングは、コダックの事業の中でも重要な地位を占めています。コダックは今後も、この分野での最先端技術の開発を進めていきます。コダックは銀と銅双方のメタルメッシュテクノロジーを進化させた結果、「銅」に注力することを決定しました。

フィリップ カリモアは次のように述べています。
「業界関係者によるフィードバックから、コダックの完全添加タイプの銅メタルメッシュが『全体のコスト』『セットアップのコスト』『大型スクリーンへの拡張性』のすべてで勝てるアプローチであることは明らかです。コダックはこの3つが大きなチャンスになると判断しています」

今後、シルバーメタルメッシュの開発は中止しますが、タッチスクリーンセンサーのメーカー様向けの銀塩フィルム供給は継続します。

※本プレスリリースは米国イーストマン・コダック社より2016年3月15日付けで配信された英文のプレスリリースの日本語訳です。

 

 

お問合せ先
◆報道関係者 コダック合同会社 広報 担当:本間
TEL:050-3819-1300 FAX03-6863-8340
◆ユーザー コダック合同会社 営業部
TEL:03-6837-7285
本ニュースリリースのホームページアドレス:http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/2016/0318.shtml

ドキュメントの電子化プロセスを自動化するソフトウェア「Dispatcher Phoenix」の販売を開始 ~電子化業務を大幅に効率化~

コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社は、2016 年3 月16 日より、「Dispatcher Phoenix」の販売を開始します。

 

「Dispatcher Phoenix」は、Konica Minolta Business Solutions, USA., Inc.が開発した、ドキュメントの電子化作業を自動で行うソフトウェアです。あらかじめワークフローを設定しておけば、ファイル収集から処理・配信まで一連の電子化作業のプロセスをボタン一つで実行できるだけでなく、作業開始時間を設定できますので、時間にとらわれず作業を行え、ドキュメントの電子化に関わる業務を大幅に効率化できます。
今回は、基本機能版の「Dispatcher Phoenix Foundations」、オフィスでよく利用する機能を標準搭載した「Dispatcher Phoenix Office」、印刷業者のプロダクション環境を対象とした「Dispatcher Phoenix Professional」の3種類を発売します。

「Dispatcher Phoenix」の主な特長は以下のとおりです。

1.ドキュメントの電子化に関わる業務効率の向上
「Dispatcher Phoenix」は、お客様の業務内容に合わせ、ドキュメント電子化のワークフローを簡単に設定することができます。OCR処理やファイル名のリネーム処理、バーコード読み取りなど、設定した条件によって処理を分岐させ、ドキュメントごとに指定された場所に自動的に格納することができます。これまで作業者が行っていた煩雑な作業をボタンひとつで自動的に実行させることができますので、業務が大幅に効率化できます。また、作業開始時間を設定できますので、時間にとらわれず電子化作業を完了できます。
コニカミノルタの複合機と併せてお使いいだく場合、操作パネルにお客様が設定した複数のワークフローのメニューを表示させることができますので、作業を選んでワンタッチで自動化作業を行うことができます。

2.クラウドサービスとの連携も含めた多彩な拡張性
「Dispatcher Phoenix」で取り込んだデータは、社内の共有フォルダへの配信や複合機からの出力を行えるほか、BOX社の「BOXストレージ」やグーグル社の「Googleドライブ」、マイクロソフト社の「OneDrive」など、クラウドストレージへ直接保存することが可能です。マイクロソフト社の「SharePoint」への接続コネクターも搭載しておりますので、お客様の環境に合わせてドキュメントを配信することができます。

3.簡単なワークフロー設定
お客様の業務内容に合わせたワークフローの作成を、アイコンを利用して簡単に作成できます。必要な機能のアイコンを選び、それぞれの実行条件を設定し組み合わせるだけです。作成したワークフローは、リアルタイムで進捗状況を確認できます。

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お問合せ先
コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社 お客様相談室
TEL:0120-805-039
本ニュースリリースのホームページアドレス:http://www.konicaminolta.jp/business/information/2016/160316.html

ヒラギノフォントがiPad 7,000台を活用したJAL社のドキュメント共有システムに採用

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズが開発・販売するヒラギノフォントの「ヒラギノ明朝体」「ヒラギノ角ゴシック体」がこのほど、日本航空株式会社(以下、JAL社)のスマートデバイス向けドキュメント共有システム「LEAF CABINET」の指定フォントとして採用されました

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近年、タブレット端末などを用いて社内コンテンツの電子化・共有化に取り組む企業が増加しています。「LEAF CABINET」は、膨大な業務マニュアルの電子化や客室乗務員、運航乗務員への情報提供の最適化などを目的に、タブレット端末向けに開発されたJALグループ共通のドキュメント配信・管理システムです。
従来は乗務員が機内に手荷物として持ち込んでいた分厚い業務マニュアルや教育情報、社員向けメッセージ動画などのコンテンツを「LEAF CABINET」で一元管理。各乗務員に支給されたiPadに一斉配信できるため、いつでも確認することが可能です。検索性や効率性が向上し、スピーディーな情報伝達とスムーズな業務を実現しています。
今回の指定フォント採用に当たっては、OS標準フォントとして採用されているヒラギノフォントの高い信頼性に加え、iPadと同じフォントを制作側・サーバー側が持つことで、各乗務員の手元の画面で文書が正確に再現されることなどが、JAL社の求めるニーズにマッチし、高く評価されました。


ヒラギノ明朝体はモダンな印象を感じさせ、快適に読み進められる可読性の高いデザインです。また、ヒラギノ角ゴシック体はディスプレー表示にも適応した、高い訴求力を持つフォントです。こうした特性に加えて、「美しく、読みやすく、つぶれにくい」という優れた特長により、プロのデザイナーを中心に高い評価を得ています。
当社は今後も、従来のグラフィックデザインをはじめとしたプロユースはもちろん、クラウドサーバーやWebデザインなど企業ユースの幅広いフォント需要に応え、美しいフォントによる高付加価値なサービスを提供していきます。

 

■ 日本航空株式会社 IT企画本部 IT運営企画部 次世代技術企画グループ
アシスタントマネージャー 茂出木 匡氏のコメント
安全な運航や機内サービス品質などにおける顧客満足度のさらなる向上を目指し、2013年夏から客室乗務員、運航乗務員向けにタブレット端末運用をスタートしました。タブレット端末への社内ドキュメントの共有に当たり、重要視したのは表示の正確性です。運航のオペレーションやお客さまサービスに関わるドキュメントに文字表示誤りや誤解を生む内容があった場合、運航への影響やサービス品質の低下を招く可能性があります。そこで、正確性および視認性向上のために「美しく、読みやすい」フォントである必要がありました。そのためiPadに標準搭載されているヒラギノフォントは不可欠でした。レイアウトの崩れや文字化けなどの心配がなく、文字が多い文書などを快適に読み進められるのも好評です。今後は、他の業務への利用拡大も検討しています。

 

 

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お問合せ先
株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ
URL:www.screen.co.jp/gp/
事業統轄部 事業企画課 TEL: FAX:075-417-2705

リコー、ヘルスケア分野参入へ~横河電機から脳磁計事業を継承~

株式会社リコー(代表取締役社長:三浦善司)は、高齢化社会への対応、医療費削減、地域間の医療水準格差解消などが求められるヘルスケア分野を、社会課題の解決に取り組む分野の一つとして位置付け、事業参入することを決定しました。その一環として、画像診断装置事業の事業展開・研究開発を加速するため、横河電機株式会社(代表取締役社長:西島剛志)から2016 年4 月1 日に脳磁計(※1)事業を譲り受ける予定です。
(※1) 脳の神経活動により生じる生体磁気を計測する装置

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リコーは、医療機関向けに基盤事業であるプリンティングシステムやドキュメントのソリューションの提供に加えて、これまでもヘルスケア分野に関連するさまざまな取り組みを進めています。重点領域別の主な取り組みは、以下のとおりです。
1 「ヘルスケアIT」領域
 1.1 テレビ会議システムを活用した遠隔医療システムの実証実験
2 「メディカルイメージング」領域
 2.1 鼓膜などの状態を可視化する3 次元・マルチ分光カメラ(※2)の開発
 2.2 神経活動の状況把握に役立つ、神経活動により生じる生体磁気を可視化する生体磁気計測装置(脊磁計(※3))の開発
3 「バイオメディカル」領域
 3.1 インクジェットプリンターの技術を活用した、細胞の3 次元配置によるヒト組織を作成するバイオ3D プリンター(※4)の開発
(※2) nano tech 2015 に出展
(※3) 脊髄の神経活動により生じる生体磁気を計測する装置、 nano tech 2016 に出展
(※4) nano tech 2016 に出展

このたびリコーが横河電機から事業譲渡を受ける脳磁計は、リコーが2014 年から技術開発に取り組んでいる生体磁気計測装置(上記2.2)と原理的には同じもので、神経活動によって脳から生じるわずかな磁気を痛みや苦痛を伴わずに計測し、脳内の神経活動の伝達を「見える化」するものです。形状を計測するMRI とは違い、機能を「見える化」することにより脳の状態を把握するものとしててんかんの診断などに活用されています。リコーは、横河電機からこの生体磁気計測装置の一種である脳磁計の事業を継承することで、ヘルスケア分野に本格的に事業参入いたします。基盤事業で培った画像技術・システム設計力をはじめ、生産ノウハウといったリコーのコア・コンピタンスを生かして、100 人に一人ともいわれる(※5)てんかんの診断効率化に貢献することを目指します。また同時に、リコーがすでに取り組んでいる生体磁気計測装置(脊磁計)の研究開発の加速を図ります。
(※5) 広域社団法人 日本てんかん協会 Web ページより

<脳磁計事業譲り受け対象>
1) 脳磁計の商品、開発・製造資産、保守サービス事業
2) 生体磁気計測に関わる技術資産
3) 人員

<脳磁計事業の拠点>
販売・保守サービス 新横浜事業所 〒222-8530 神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-3
開発・製造 金沢事業所 〒920-0177 石川県金沢市北陽台2-3 (金沢テクノ・パーク内)
※ 金沢事業所は賃貸契約により継続使用を予定しています。

 リコーは経営理念の中で「世の中の役に立つ新しい価値を生み出し、提供しつづけることで、人々の生活の質の向上と持続可能な社会づくりに積極的に貢献する」という「私たちの使命」を掲げています。ヘルスケア分野について、前述の3つの領域「ヘルスケアIT」、「メディカルイメージング」、「バイオメディカル」を重点領域として、「疾病を予防」し、「早期に発見」し、「迅速に治療する」ことに役立つ新しい価値を創造していきます。2025 年を目処に、ヘルスケア事業全体で500 億円規模の事業に拡大することを目指します。医療従事者の方々とともに、医療サービスの質の向上と効率化に貢献し、世界の人々の健康寿命延伸の実現の一翼を担ってまいります。

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※ 現在開発中の試作機は、研究開発段階の非臨床用です。医薬品医療機器等法未承認品のため、販売、授与できません。

■関連リンク
nano tech 2016 第15 回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議展示内容詳細
脊髄機能の見える化
バイオ3D プリンター

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報道関係のお問合せ先
広報室 TEL:03-6278-5228(直通) E-mail:koho@ricoh.co.jp

第7回・後期 「通販エキスパート検定」を12月に実施 ~初級(3級)から特級(1級)レベルまでフルライン展開~

一般社団法人通販エキスパート協会(本部・東京都千代田区)は、「第7回通販エキスパート検定」を6月5日(日)に東京・大阪・熊本で開催します。既存の初級レベルの「3級」および中級レベルの「2級」、上級レベルの「準1級・法律編」「準1級・ECマーケティング編」「準1級・CRM編」、特級レベルの「1級・通販マネジメント編」までそろえ、フルラインで展開いたします。

 

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通販業界の2014年度売上高は、前年比4.9%増の6兆1500億円と成長しています。インターネットの躍進が顕著なうえメーカーや店舗など新規事業者の参入も活発化しており、今後も大変有望なマーケットと予測できます。ただ、マーケットが成長すればするほど通販業務に携わる人の責任は重くなり、通販の基礎知識から関連法、コンプライアンスまで幅広く学ぶ必要性が高まってきました。通販エキスパート協会はこのような状況を鑑み、業界の健全な発展のために「通販エキスパート検定」を実施して参りました。

通販では他小売業とは異なる専門的な知識やノウハウが求められますが、これまでは通販に特化して総合的に学ぶ場やツールがありませんでした。「通販エキスパート検定」はさまざまな方面からの要望に応え、通販の仕組みや媒体・マーケティング戦略、EC施策、顧客対応、バックヤード施策、コンプライアンス、関連法律など、通販業界には不可欠な幅広く専門的知識を身につけていただくことを目的としています。通販事業者だけでなく、コールセンターや、物流、印刷、決済、ECサポートなどを手がける周辺事業者の方や小売業関係者、ネット通販などで新規参入を目指す方、また通販に関心がある一般の方など、どなたでも受検が可能です。

「3級」と「2級」の取得者も増え、合格者からはさらなる上級レベルの試験を要望する声が上がっていたため、より高レベルの「準1級」を立ち上げて「法律編」「ECマーケティング編」「CRM編」を導入しました。昨年はかねてからの皆さまのご要望にお応えし、さらに特級レベルの「1級」を導入。通販のマネジメント実務に特化した「マネジメント編」として、部課長やマネージャークラスのミドル・マネジメント層の方たちに向けて立ち上げました。 

検定対策としては、今年3月に改定・発行したばかりの「通販エキスパート検定3級公式テキスト改定最新版Ⅲ(税込2,700円)」と「通販エキスパート検定2級公式テキスト改定最新版Ⅱ(税込3,024円)」をアマゾン及び当協会の直販にて扱っております。「通販エキスパート検定準1級」の法律編・ECマーケティング編・CRM編および「通販エキスパート検定1級・通販マネジメント編」のテキストにつきましては、基本的に検定試験とのセット販売となり、検定お申し込み者に協会から無料で直送いたします。また、「3級」および「2級」テキストをまとめてご購入なさる場合は、当協会経由で1割引にて提供いたします。

申込は2つの検定ポータルサイト(http://www.challenge.ne.jp/http://www.kentei-uketsuke.com/tsuhan/)にて受け付けています。またセブンイレブン端末機からの申し込みも可能です。

受検会場は上記3箇所に設置いたしますが、企業単位など10人様以上の団体受検には社内会場での実施も可能となりますのでお問い合わせください。

 

◆第7回 通販エキスパート検定 概要 ◆

 検定名  第7回 通販エキスパート検定
 主催  

一般社団法人 通販エキスパート協会  

http://www.tsuhan-exa.org/

 後援  社団法人日本印刷技術協会
 協賛  共同印刷株式会社
 協力  

株式会社ディスコ

日本出版販売株式会社

 実施エリア  東京、大阪、熊本
 実施日  2016年6月5日(日)
 申込締切  2016年5月6日(金)
 受検資格  どなたでも受検できます
 

受検級・受検料

 

3級:個人/4,700円、団体/4,200円

2級:個人/5,700円、団体/5,200円

3級・2級併願:個人/9,500円、団体/8,500円(いずれも1割引)

準1級(法律編 ・ ECマーケティング編 ・CRM編):個人/各8,700円、団体/各8,200円 (公式テキスト付)

1級(通販マネジメント編):個人/9,000円、団体/8,500円(公式テキスト付)

※試験時間が重ならない限り各級の併願も可能(3級・2級以外は併願割引はありません)

※団体受検は10人以上から受付(自社および一般会場を使用・試験日などはご相談に応じます)

問題形式

3級・2級: マークシート択一方式 100問100点満点

準1級・1級:マークシート択一方式40問80点満点、記述式1問20点

合格基準

 いずれも70点以上取得者が合格

 

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お問合せ先
一般社団法人 通販エキスパート協会
Eメール: info@mail.tsuhan-exa.org
TEL:03-3265-2783  ( 担当:窪、渡辺 )
URL:http://www.tsuhan-exa.org

低溶剤インクジェットプリンターの次世代ブランド「TrueVIS」誕生

業務用インクジェットプリンターを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、低溶剤インクジェットプリンターの新ブランド「TrueVIS(トゥルービズ)」を立ち上げ、最大用紙幅64インチ(1,625mm)に対応するプリント&カット機(*1)の新製品「VG-640」と、同54インチ(1,371mm)に対応する「VG-540」を、世界同時発表しますのでお知らせいたします。

TrueVIS VG-640(左)、VG-540(右)
TrueVIS VG-640(左)、VG-540(右)

URL: http://www.rolanddg.co.jp/product/color/print/vg/index.html

TrueVISは、屋内外に掲示される広告看板やポスター、表示物などを製作するサイン・グラフィックス市場に、次世代のソリューションを提案することを企図したブランドです。発表にあたり、デジタルプリンティング事業開発本部長の前田 祐子は、「TrueVISのブランドコンセプトは、人々を感動させる圧倒的なビジュアル(VISUAL)を実現したいと願うお客様に、夢やビジョン(VISION)をカタチにする力(VIS:ラテン語で「力」の意)を提供することです」と新ブランドに込める想いを語っています。

VG-640/540の開発背景について、前田は、「サイン・グラフィックスの製作を手掛けるお客様の仕事は、看板やポスターなどの製作はもちろんのこと、車両ラッピング、ステッカー・ラベルの製作、アパレルへの加飾など多品種少量化が進展し、一方で、高画質、短納期、低価格を求めるクライアントのニーズもこれまで以上に高まり、様々な製作物を迅速に、かつ高品質に仕上げることが喫緊の課題になってきています」と述べ、「VG-640/540の開発に際しては、お客様の事業環境の変化、クライアントニーズの変化を鑑み、高精細な画質や圧倒的な表現力はもちろんのこと、これからのプリントビジネスに求められる生産性やユーザビリティを兼ね備えた『業界新標準』を提供することを目指し、プリンターのコア要素を一から見直しました」と語っています。

VG-640/540には新開発のプリントヘッド「Roland DG FlexFire(ローランドディージー・フレックスファイア)」4基を搭載。3種類のサイズのインク滴を正確に着弾させる精密なヘッドコントロールにより、これまでにない高精細な表現や、ムラのない均一なベタ表現を可能にしています。生産性の面では、従来モデルに比べヘッド幅を約25%拡大するとともに、インクの連射性能を向上させることで、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)4色を2セット使うインクタイプ(*2)において、高品質印刷モードで毎時10.6平方メートル、最高速度で34.8平方メートルの高速出力(*3)を達成しています。

一方、インクは、新型ヘッドに最適化した低溶剤インク「TrueVIS INK」を新開発。広色域・高発色で、サイン・グラフィックスに求められる鮮やかな印刷表現を実現します。CMYKの4色に加え、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトブラック(Lk)、ホワイト(WH)を取りそろえ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラックは、なめらかで美しいグラデーション表現を、ホワイトは透明素材への下地印刷(*4)などで高精彩な印刷表現を可能にし、付加価値の高いアプリケーション製作をサポートします。各インクは、大容量500ccのパウチ式インクカートリッジでご提供。CMYKの4色を2セット使うインクタイプでは、1色につき2パウチ分(1リットル)のインクを搭載することができ、一方のインクがなくなるともう一方から自動的にインクを供給する「Roland Ink Switching System(ローランド・インク・スイッチング・システム)」とあわせ、大量印刷をサポートします。

VG-640/540には、当社の最新のカッティングマシンに搭載されるカッティング機構を採用。印刷した画像やイラストの輪郭を自動で切り抜くことができ、オリジナルステッカーやラベルの制作にご活用いただけます。高精度なカッティングで複雑な形状はもちろん、最大カット圧500gfのスペックで厚手のシートもスムーズにカットし、アプリケーションの幅を広げます。また、出力用ソフトウェアは、新エンジンを搭載した「Roland VersaWorks Dual(ローランド・バーサワークス・デュアル)」を標準装備。簡単操作で高品質な出力をサポートするRoland VersaWorks(ローランド・バーサワークス)の利点はそのままに、PostScript(R)ファイルに加え、PDF形式のファイルも直接処理することができます。さらにVG-640/540では、当社初の機能として、お客様の出力業務を効率化するアプリケーションソフトウェア「Roland DG Mobile Panel(ローランドディージー・モバイル・パネル)」をご用意。プリンターとBluetooth(R)接続したスマートフォン、タブレット端末上で、プリンターの操作や各種設定を行うことが可能です。

前田は、「低溶剤系の業務用インクジェットプリンターは、登場から十数年が経過し、市場の成熟化、搭載される技術のコモディティ化が進んでいます。当社は、サイン・グラフィックス市場をけん引するグローバルトップブランドとして、次代の低溶剤系インクジェットプリンターが提供すべき価値を検討し、そのあり方を再定義すべく、TrueVISブランドを立ち上げました。VG-640/540の開発に際しても、サイン・グラフィックスビジネスを支える基幹機種のあるべき姿を描き、これまでの常識や制約にとらわれることなく、お客様が求める画質とビジネスの競争力向上という現実的課題に対して最適解を追求しました」と述べ、「VG-640/540の持つ多様な機能はもちろんのこと、それらを十二分にご活用いただくためのソリューション提案、ローランド ディー.ジー.クリエイティブセンター、ローランド ディー.ジー.アカデミーなどのカスタマーサービス・サポート体制を組み合わせることで、お客様のビジネスの幅を広げ、さらなる業界の活性化につなげていきたいと考えています」と抱負を語っています。

*1:インクジェットプリンターの機能とカッティングマシンの機能を一台に統合したマシン。印刷と同時に写真や図柄などの輪郭を切り抜くことができ、ステッカー・ラベルの製作や、デザイン性の高いサイン・グラフィックスの製作で強みを発揮します。
*2:VG-640の場合。
*3:バナー出力時の最高速モード。
*4:透明な素材や色の濃い素材にホワイトインクを下地として印刷することで、より鮮やかなフルカラー印刷やより高精彩な印刷表現が可能になります。

■TrueVIS VG-640/540の特長
1. 高画質と生産性を追求した次世代プリントテクノロジー
新開発のプリントヘッド「Roland DG FlexFire」は、3種類のサイズのインク滴を正確に着弾させる精密なヘッドコントロールにより、高精細な表現や、ムラのない均一なベタ表現に優れ、近距離で見られることの多いステッカーやラベル、ポスターなどの製作から、ベタ表現が多用される大判のサイン・グラフィックスの製作まで、幅広いアプリケーションで最適な印刷表現を実現します。生産性の面では、従来モデルに比べヘッド幅を約25%拡大するとともに、インクの連射性能を向上させることで、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)4色を2セット使うインクタイプ*において、高品質印刷モードで毎時10.6平方メートル、最高速度で34.8平方メートルの高速出力**を達成しています。
*VG-640の場合。
**バナー出力時の最高速モード。

2. サイン・グラフィックスに最適な印刷表現を実現する新開発インク
新型ヘッドに最適化した低溶剤インク「TrueVIS INK」を新開発。広色域・高発色で、サイン・グラフィックスに求められる鮮やかな印刷表現を実現します。CMYKの4色に加え、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトブラック(Lk)、ホワイト(WH)を取りそろえ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラックは、なめらかで美しいグラデーション表現を、ホワイトは透明素材への下地印刷などで高精彩な印刷表現を可能にし、付加価値の高いアプリケーション製作をサポートします。

3. 大量印刷をサポートする500ccパウチ式インクカートリッジとインクシステム
大容量500ccのパウチ式インクカートリッジで大量印刷をサポート。CMYKの4色を2セット使うインクタイプでは、1色につき2パウチ分(1リットル)のインクを搭載することができ、一方のインクがなくなるともう一方から自動的にインクを供給する「Roland Ink Switching System」を標準装備することで、夜間でもインク切れを心配することなく連続印刷が可能です。

4. 美しい仕上がりを実現する最新のカッティング技術
当社最新のカッティングマシンに搭載される機構を採用し、より高精度なカッティングを実現しました。複雑なデザインはもちろん、最大カット圧500gfを達成したことで、フロア用のサインなどの厚手のシートもスムーズにカットし、アプリケーションの幅を広げます。

5. 出力業務を革新するスマートテクノロジー
プリンターの操作性を一新する新開発のアプリケーションソフトウェア「Roland DG Mobile Panel」をご用意。スマートフォンやタブレット端末とプリンターをBluetooth(R)接続することで、プリンターの操作や各種設定をワイヤレスで行うことができます。

6. 新開発の出力用ソフトウェア「Roland VersaWorks Dual」を標準装備
簡単操作で高品質な出力をサポートする従来ソフトウェアRoland VersaWorksの利点はそのままに、PostScript(R)ファイルに加え、新たにPDF形式のファイルも直接処理する新エンジンを搭載。ドロップシャドウなどの透明効果を含む出力データも忠実に再現します。

■主な仕様
製品名       :VG-640、VG-540
印刷/カッティング幅:VG-640 最大1,600mm
           VG-540 最大1,346mm
印刷ドット解像度  :最大900dpi
対応インク/色   :低溶剤インク「TrueVIS INK」 500ccインクパウチ/
           シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、
           ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、
           ライトブラック(Lk)、ホワイト(WH)
外形寸法(幅×奥行×高さ)/重量:VG-640 2,945×745×1,310mm/205kg
                VG-540 2,685×745×1,310mm/191kg
インターフェイス  :イーサネット(100BASE-TX/1000BASE-T 自動切替)
標準価格(本体)*   :VG-640 2,880,000円(税抜)
           VG-540 2,480,000円(税抜)
           *スタンド、RIP&Printマネジメントソフトウェアを
            含む合計価格、運送・設置費別
標準価格(インク)  :500cc(CMYKLcLmLk) 12,000円(税抜)
           500cc(WH) 未定
販売目標台数    :発売後1年間で2,000台(国内・海外の合計台数)
発売時期      :2016年7月予定

■ローランド ディー.ジー.株式会社について
ローランド ディー.ジー.株式会社は、XYZ軸の制御技術を元に、業務用インクジェットプリンターやカッティングマシンを中心とするカラー事業と、3次元切削加工機や彫刻機を中心とする3D事業を展開しています。カラー事業の分野では、1台のプリンターで、印刷と同時にイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」技術の先駆者であり、広告看板を製作するサイン業界などでインクジェットプリンター「SOLJET」「TrueVIS」「VersaCAMM」シリーズや、カッティングマシン「CAMM-1」「STIKA」シリーズを展開し、世界トップブランドとして市場をリードしています。近年では、幅広い用途での印刷に対応するUV-LEDプリンター「VersaUV」シリーズや、布地への印刷に特化した専用プリンター「Texart」シリーズをラインナップに加え、デジタル印刷の可能性を広げています。一方3D事業の分野では、「デスクトップ・ファブリケーション(机上工場)」コンセプトの下、人々のイメージをカタチにするデジタルものづくりツールとして、3次元切削加工機「MDX」シリーズや、デジタル彫刻機「EGX」シリーズ、3Dプリンターと切削加工機の組み合わせでプロフェッショナルのものづくりを支援する「monoFab」シリーズなどを展開しています。2010年には、歯科技工用ミリングマシンでヘルスケア業界に参入し、「Easy Shape」ブランドの下、精巧な加工技術とデジタルソリューションで、業界のワークフローを変革しています。

※本プレスリリースに記載の社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■会社概要
商号  : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立  : 1981年5月1日
本社  : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役会長兼社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
      東京証券取引所市場第一部上場
URL   : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売

■お客様のお問い合わせ先
ローランド ディー.ジー.株式会社 コールセンター
〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
TEL : 0120-808-232
Mail: rdg-info@rolanddg.co.jp

見本帖本店2F展示「日本タイポグラフィ年鑑2016作品展/第62回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展」(4/7-5/13、5/17-6/3)


日本タイポグラフィ協会とニューヨークタイプディレクターズクラブ(N.Y. TDC)の提携により、当年度の優秀作品を紹介する展示会を開催いたします。

 

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日本タイポグラフィ年鑑2016作品展では、日本タイポグラフィ協会が国内外より作品を募集した中から当年度のグランプリやベストワークを含む上位高得点作品を展示。

 

第62回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展(N.Y.TDC展)では、世界各国からの応募作品より選出された優秀作品が一堂に会します。
グラフィック作品が持つパワーやディテール、パッケージ作品などの重みや質感、エディトリアル・デザインにおける装丁や文字組みの絶妙さなど、作品写真では伝わってこない生のボリュームを、ぜひご実感ください。

 

[会期]
日本タイポグラフィ年鑑2016作品展
2016年4月7日(木)―5月13日(金)

第62回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展
2016年5月17日(月)―6月3日(金)

土日祝/休
10:00-19:00

※5月16日(月)は展示替えのためクローズ
※4月7日(木)と6月3日(金)は17:00まで
※5月13日(金)は13:00まで

[展示会ウェブページ]
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20160407.html

 

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株式会社竹尾 見本帖本店
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
tel. 03-3292-3669

 

-小学館の豪華美術書に採用-Nisshaグループ 日本写真印刷コミュニケーションズが 高品質カラーデジタル印刷システムを開発

Nisshaグループの日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社(以下、日本写真印刷コミュニケーションズ)は、オフセット印刷と同等の色調再現が可能なカラーデジタル印刷システムを開発しました。
同システムは、株式会社 小学館(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 相賀昌宏、以下、小学館)が刊行する豪華美術書『Eternal Collection 2016・春』(2016年3月刊行)に採用されています。

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■高品質カラーデジタル印刷システムの特長
*小ロットで、かつオフセット印刷と同等の色調をフルカラーで再現
*さまざまな用紙の使用が可能で、美術本などに最適な風合いを表現
*大量・極小を問わず同品質の印刷物作成が可能に

■概要
当社は、1929年の創業時より現在に至るまで展覧会図録、写真集、豪華装丁の美術本など高品位な美術印刷分野においてお客さまから高い評価をいただいています。
これを継承する日本写真印刷コミュニケーションズの高品質カラーデジタル印刷システムは、デジタル印刷機の独自カスタマイズと永年培った製版技術を基にしたソフトウェアの組み込みにより構成されています。加えて、デジタル印刷以前の中間材料であった製版フィルムをデジタルデータに置き換える技術を融合させ、一貫したカラーマネジメントを実現しています。
これにより、従来は一定の印刷数量に達せず出版の機会を逸していた美術本や、再版費用の制約により品切れになっていた希少本を必要な部数だけ作成することが可能となります。
このたび、豪華美術書『Eternal Collection 2016・春』の刊行にあたり、小学館さまからは、その色調再現の品質とともに、「潜在的なニーズはあるのに品切れになっていた豪華本を提供できるようになったことは非常に喜ばしいこと。」との評価をいただいています。

■今後の展開
豪華美術書の復刻のみならず、過去の美術展覧会図録の再版需要にも応える活動を展開します。さらにインターネットによる発注システムを融合させ、高品位の写真集などへ商材を拡張することにより、お客さまの多様なニーズに対応可能なモデルを構築します。

■関連ホームページ
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社 出版印刷のページ
http://www.nissha.com/products/information_com/commercial.html

■本件に関するお問い合わせ先
下記フォームよりお問い合わせください。
https://contact.nissha.com/webapp/form/12620_krs_7/index.do

富士フイルムと独ハイデルベルグ社 枚葉インクジェット印刷機として世界最大のB1用紙サイズに対応した次世代インクジェットデジタル印刷機を共同開発

富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)および富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(社長:真茅 久則 以下、FFGS)と、Heidelberger Druckmaschinen AG(CEO:ゲ-ロルト・リンツバッハ 以下、ハイデルベルグ社)は、枚葉インクジェット印刷機として世界最大※1のB1用紙サイズに対応した次世代インクジェットデジタル印刷機を共同で開発しました。
平成28年5月31日よりドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大の印刷機材展示会「drupa 2016」(ハイデルベルグ社ブース)に、共同開発した試作機を、ハイデルベルグ社Primefire 106として出展します。

 

富士フイルムおよびFFGS とハイデルベルグ社は、平成25年11月に、デジタル印刷市場で拡大が期待されるインクジェットプリンティング分野での業務提携を開始。インクジェットデジタル印刷機に関する販売面の協業や、富士フイルムからハイデルベルグ社へのインクジェットヘッドなどの供給を進めてきました。平成27年1月には、次世代インクジェットデジタル印刷機の共同開発契約を締結。富士フイルムのインクジェットヘッド技術や、インク技術、マーキング技術とハイデルベルグ社の機器開発技術を活かした商品開発を進めてきました。

今回共同開発した印刷機は、枚葉インクジェット印刷機として世界最大のB1 用紙サイズに対応し、紙器パッケージを中心に、ポスターやカレンダーなどの印刷にも適しています。また、シングルパス方式※2での高速印刷を可能とする富士フイルム独自のインクジェットヘッド技術「SAMBA Technology」※3とインク中の顔料を高速に凝集させるRAPIC(ラピック)技術※4を搭載。滲みのないシャープさと、独自の4階調変調方式※5による階調再現性で、高密度かつ高精細な描写を実現します。さらに、富士フイルムが新開発した7色※6の水性顔料インクは、業界最高レベルの幅広い色域を実現するだけでなく、食品包装や医薬品の紙器パッケージに適した安全性を兼ね備えています。
高い色安定性により、厳密な色再現が求められるコーポレートカラーの印刷にも対応します。

紙器パッケージの分野では、消費財である商品そのものの多品種少量化が著しく、紙器自体にも小ロット印刷への対応が求められます。本来、小ロット印刷は、印刷の立ち上がりが速く、刷版工程が不要なデジタル印刷が適しています。しかし、パッケージ印刷の工程に最適なB1用紙サイズに対応し、かつオフセット印刷レベルの高画質を実現するデジタル印刷機はこれまで存在せず、印刷会社は小ロット単位での注文に対しても、大量部数の印刷に適したオフセット印刷機で対応しているケースが多くありました。このような中、本印刷機は、高い生産性により印刷工程の効率を大幅に向上させ、小ロットのニーズが高まっている紙器パッケージ印刷の業界にイノベーションをもたらすと期待されます。

今回発表した次世代インクジェットデジタル印刷機は、「drupa 2016」後に市場テストを進め、平成29年後半に、両社の販売網を通じて発売する予定です。

 

<共同開発した試作機>

<共同開発した試作機>

※1 シングルパス方式の枚葉インクジェット印刷機として世界最大。富士フイルム調べ。
※2 記録媒体(用紙)に対してヘッドを1 回だけ走査させて印刷を完成させる方法。印刷スピードが要求される業務用印刷に向いている。
※3 プリントヘッドをモジュール化し、プリントヘッドの長尺設計を容易にすることで、シングルパス方式で大サイズの高速印刷を可能とする、米国FUJIFILM Dimatix Inc.(フジフイルムダイマティックス社)の技術。
※4 Rapid Pigment Coagulation Technology の略称。インク中の顔料を高速凝集させることによって、インクのにじみを防ぎ、高精細な画像の再現を可能とする技術。
※5 4段階の異なる大きさの点(印刷なし/小点/中点/大点)を組み合わせて、よりなめらかな階調で画像を再現する方式。
※6 シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、オレンジ、グリーン、バイオレットの7色。

お問合せ先
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ 広報宣伝部 TEL: 03-6419-0380
ハイデルベルグ・ジャパン㈱ デジタルプリント本部 TEL 03-5715-7185

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moji moji Party No.12 接点 「マカオ 渡(と) 長崎」「写真 渡(と) 写植」

写真家シーズン・ラオ(マカオ出身)のさっぽろ雪まつり大雪像「マカオ 聖ポール天主堂跡」の写真と
写植家伊藤義博(長崎県南島原市出身)の光と影のコラボ作品を展示

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写真:シーズン・ラオ

 

会場では写真植字機SPICA®体験や写植文字で名刺等の活版印刷のご注文も承ります。

MOJI MOJI Party No.12 接点 「マカオ 渡(と) 長崎」「写真 渡(と) 写植」
会期:2016年3月28日[月]-4月2日[土]・日曜休廊
会場:表参道画廊+MUSEE F
時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
主催:文字道 MOJIDO 協力:表参道画廊

展示および写植体験のお問い合わせ
URL: mojido.com
mail:info@mojido.com
090-4963-0599