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2019年度 東京ビジネスデザインアワード 最優秀賞・優秀賞を発表

最優秀賞は、「新規培養技術による『酒づくりイノベーション』」

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美 所在地:東京都港区)が企画・運営をおこなう東京ビジネスデザインアワードは、東京都内の中小企業の技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティションです。2019年度は、中小企業から示されたテーマに対し、初年度以来2番目に多い全161件の提案が寄せられ、9件のテーマ賞が選出されました。去る2月5日(水)に東京ミッドタウンで開催した提案最終審査において、テーマ賞を獲得した9組のデザイナーによる公開プレゼンテーションと審査を実施しました。

最優秀賞には清水覚(プランナー/ヤフー株式会社)、清水大輔(デザイナー/SHIMIZUDESIGN)の「新規培養技術による『酒づくりイノベーション』」、
優秀賞には柳沢祐治(デザイナー/YUJI YANAGISAWA DESIGN)の「『段ボール加工技術』から生み出す明かりの防災プロダクト」、
清水覚(プランナー/ヤフー株式会社) の「ものづくりをアップデートする新サービスの提案」がそれぞれ選ばれました。
これら3件を含めたテーマ賞の各デザイン提案については、テーマ企業とデザイナーの間で提案の事業化・製品化に向けた検討が始まっています。今後の展開をご注目ください。

「2019年度 東京ビジネスデザインアワード 最終審査結果」


●最優秀賞(1件) [賞金100万円] (提案者/企業 各50万円)

提案名:新規培養技術による『酒づくりイノベーション』
提案者:清水覚(プランナー)/ヤフー株式会社、清水大輔(デザイナー)/SHIMIZUDESIGN
テーマ:生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」
内 容:細胞ファイバの特性を生かした、新しい発酵飲料の提案。
企 業:株式会社セルファイバ(文京区)


●優秀賞(2件)[賞金 各20万円](提案者/企業 各10万円)

提案名:「段ボール加工技術」から生み出す明かりの防災プロダクト
提案者:柳沢祐治(デザイナー)/YUJI YANAGISAWA DESIGN
テーマ:アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」
内 容:災害時の不安を減少させる段ボールを使った非常用照明の提案。
企 業:有限会社坪川製箱所(葛飾区)



提案名:ものづくりをアップデートする新サービスの提案
提案者:清水覚(プランナー)
テーマ:運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」
内 容:制作現場向けに進行を効率化するウェブ上でのサポートシステムの提案。
企 業:株式会社アーク情報システム(千代田区)



※東京ビジネスデザインアワードのウェブサイトにて詳細情報を掲載しております。
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

顔識別オリジナルフォトブックサービス提供開始

AI技術「顔識別ソリューション」を活用した
オリジナルフォトブックサービスを提供開始

~大量の写真の中から写っている人物をAIで自動識別、画像選択の手間を省力化~


福博印刷株式会社(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役社長:宮原和弘、以下 福博印刷)は、株式会社グルーヴノーツ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:最首英裕、以下 グルーヴノーツ)が開発した「顔識別ソリューション」(注1)を活用して、パーソナライズされたオリジナルのフォトブックサービスを提供及び「顔識別ソリューション」クラウドサービスの販売を同時に開始します。


「顔識別ソリューション」は、グルーヴノーツのクラウドAIプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」(注2)のうち、写真1枚の学習データからでも人工知能で高精度に特定の人物を見分けるのに特化したソリューションです。

福博印刷は、2011年から独自のデータマイニング技術を活用してPOSデータや顧客データ等をもとにした店舗の売上アップや業務改善のためのコンサルティングサービスを提供しています。2017年には、グルーヴノーツと「MAGELLAN BLOCKS」事業にかかる業務提携を行い、同社の販売パートナーとして新規顧客の開拓・販売促進、AI導入支援コンサルティング、データサイエンティスト人材育成など、人工知能を活用したサービスの開発・拡充に務めています。

このたび福博印刷は、永年積み上げてきた印刷技術とグルーヴノーツが提供する「顔識別ソリューション」を組み合わせ、膨大な写真データの中からでも指定した人の顔が映る写真データをピックアップして作るオリジナルのフォトブックサービス(図1・図2)の提供すると同時に「顔識別ソリューション」クラウドサービスの要望のあった企業毎に導入支援を開始します。(価格10万円~)

本サービスを利用することで、デジタルカメラやスマートフォン等で日常的に撮りためた大量の写真を一枚ずつ手作業で選別する必要はなく、簡単にパーソナライズ化されたオリジナルフォトブックを作成することができます。

福博印刷では、これを機に、企業の中で大量の写真データの整理が必要な業務や動画チェック業務等の省力化・効率化・改善を図るサービスへの展開も視野に、「顔識別ソリューション」を活用した多様な市場ニーズに対応していくことを目指しており、AIに関する協業先や実証実験から一緒に取り組める企業を募集しています。



(注1)グルーヴノーツは、3,800社/12,500超のAIモデル構築実績や、世界初となる量子コンピュータの商用サービス化を実現した高い技術力をもって、独自の顔認識モデルの開発、高性能化に成功。これを、学習用データの量や質に依存することなく高精度に人の顔を識別できる「顔識別ソリューション」として提供しています。

(注2)「MAGELLAN BLOCKS」は、プログラミングや人工知能の専門知識がなくても、数値/画像/文書等の様々なデータをもとに、機械学習・深層学習と量子コンピュータを活用して、ビジネスにおける高精度な予測と最適化を実現するクラウドサービスです。

福博印刷株式会社
https://www.ding.co.jp/

竹尾「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.15 開催

今年も東京、大阪、福岡の全国3拠点で開催

新春の恒例企画となりました年賀状展は15回目を迎えます。
今年も新年のご挨拶に代えまして、クリエイターの方々から頂戴した年賀状を展示。
東京、大阪、福岡の全国3拠点で開催いたします。
紙とデザインにのせた、クリエイターからの新年のメッセージをお楽しみください。


会 期:2020年1月28日|火|― 2月28日|金|

会 場:◎3拠点同時開催◎   アクセス

 見本帖本店2F
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3  map
TEL: 03-3292-3669
土日祝/休 11:00-19:00

 淀屋橋見本帖
〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona1F  map
TEL:06-6232-2240
会期中無休 11:00- 20:00(淀屋橋odonaに準ずる)

 福岡見本帖
〒812-0042 福岡県福岡市博多区豊1-9-20(福岡支店内)  map
TEL: 092-411-4531
土日祝/休 9:00-17:30

※見本帖本店、福岡見本帖は土日祝/休、淀屋橋見本帖は会期中無休です。

展示会情報ページ
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20200128.html
※参加クリエイターは随時更新しております

2019年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞の受賞を発表

酒造り、ウェブサービス開発など多彩なデザイン提案9件が選出
2月5日(水)の最終審査に向けてクリエイターと企業が協業開始

 東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード」は、本日、2019年度のテーマ賞9件の受賞を発表しました。
東京ビジネスデザインアワードは、東京都内中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、クリエイターからビジネス全体のデザイン提案を募り、両者をマッチングして実現化を目指すコンペティションです。
これまでに実現した事業は15件以上あり、近年では、2016年度優秀賞のウェアラブルメモ「wemo」が、発売から2年で36万本を販売するヒット商品となり、日本文具大賞優秀賞を受賞するなど、実績を重ねています。
第8回となる本年度は、各社の持つ技術・素材など9件の「テーマ」に対し、全国のクリエイターから、初年度以来2番目に多い全161件の提案が寄せられ、審査会による一次審査、テーマに選定された企業も交えての二次審査を経て、9件のテーマ賞が選出されました。

 

【今年度テーマ賞の特徴】

8年目で初めての分野である食品(酒造り)やシステム開発(ウェブサービス・ノート販売システム)など、従来のものづくりの枠にとらわれない柔軟な発想による提案が数多く受賞。
審査委員会からも、全体を通じて「プロダクトを“作って終わり”ではなく、事業実現化後の市場への流通を見据えたビジネスモデルを精緻に組み込んだ提案が増加しており、今後の展開が期待できる。」と高く評価されました。

◆提案最終審査について

テーマ賞受賞提案9件は、来年2月5日(水)に一般公開で実施される提案最終審査に進み、受賞クリエイターがプレゼンテーションを行います。また、発表内容にあわせ、試作品やビジネスモデル図も展示します。
当日は、プレゼンテーション後に審査を行い、最優秀賞(1件・賞金50万円)、優秀賞(2件・賞金各10万円)の結果発表・表彰式を実施します。その後、企業とクリエイターは提案の実現化へ向けて取り組んでいきます。

この提案最終審査は会場を一般に公開して開催し、観覧申し込みはメールにて受け付けます。
※当イベントのご取材詳細については、後日改めてご案内をさせていただきます。

 

日 時:2020年2月5日(水)14:00-17:30(開場13:30)
会 場:東京ミッドタウン・カンファレンス Room7
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F)
申 込:一般観覧希望者は、件名を「提案最終審査 観覧参加申込」として、メール本文に[参加者氏名/所属企業名/部署/メールアドレス]を明記し、tokyo-design@jidp.or.jp へ申し込み。

 

◆2019年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞


 
テーマ1生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」
株式会社セルファイバ(文京区)
提案:新規培養技術による『酒づくりイノベーション』
清水覚(プランナー)[ヤフー株式会社]、清水大輔(デザイナー)[SHIMIZUDESIGN]

 

テーマ2世界最高レベルの「極細シリコン輪ゴム製造技術」
有限会社精工パッキング(葛飾区)
提案:「極細シリコン輪ゴム製造技術」で香りをもっと自由に楽しめるプロダクトの提案
谷川亮太(プロデューサー)[イロ]、干場邦一(アートディレクター)[カタチ/イロ]、
笠原まみ(デザイナー)[カタチ]

 

テーマ3時間・空間・自由を生む「不動産ソリューションシステム」
押入れ産業株式会社(港区)
提案:レンタル収納の運営ノウハウを応用させた、展示空間の提案
深澤侑悟(インテリアデザイナー)[設計事務所アイオイ]

 

テーマ4あらゆる仕様をユーザーが自由に選べる「ノート設計システム」
株式会社研恒社(千代田区)
提案:「ノート設計システム」のビジネスモデルを拡張するプロダクト提案
今井裕平、林雄三、高橋良弘、鈴木杏奈、鄭呟采(デザイナー)[kenma Inc.]

 

テーマ5アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」
有限会社坪川製箱所(葛飾区)
提案:「段ボール加工技術」から生み出す明かりの防災プロダクト
柳沢祐治(デザイナー)[YUJI YANAGISAWA DESIGN]

 

テーマ61ミクロンの精度で削り出す「金属切削加工技術」
有限会社園部製作所(江東区)
提案:金属切削加工で作る新しい食体験
松井峻輝(デザイナー)、本庄元(プランナー)[凸版印刷株式会社]、河内貴史(デザイナー)

 

テーマ7運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」
株式会社アーク情報システム(千代田区)
提案:ものづくりをアップデートする新サービスの提案
清水覚(プランナー)[ヤフー株式会社]

 

テーマ8文化財レプリカ製作で培った「模型製作技術」
株式会社トリアド工房(八王子市)
提案:模型製作技術を活かした家族の思い出を手元に残すサービス
山本伸明(クリエイティブディレクター)、伊波元樹(アートディレクター)[株式会社矛盾社]

 

テーマ9繰り返し使え、耐久性に優れた「ダンプラシート」
第一合成株式会社(八王子市)
提案:素早く空間設計ができるダンプラ製オフィスツール
多湖俊一郎(プランナー)、木下豪(プランナー)、亀井敬太(デザイナー)[9FEET DESIGN]

 

2019年度東京ビジネスデザインアワード開催概要


都内ものづくり中小企業の持つ技術や素材等をテーマとして公募した上で、クリエイターより新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティション。2012年に開始し本年度で8回目。
東京都内の中小企業で、デザインを導入した新事業実現に意欲のある企業であれば業種を問わず、自社の技術や素材等をテーマとして応募することが可能。
「テーマ」と「提案」のマッチングが成立した事例については、アワード終了後1年間継続して、デザイナー、工学博士、弁理士、マーケティング専門家等により構成された審査委員、事務局によるアドバイス(商品開発、知財戦略、デザイン契約、販路開拓)を通じ、事業化・商品化・販路拡大を支援。

公式ウェブサイト https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

東京ミッドタウン・デザインハブ第84回企画展 JAGDAつながりの展覧会 Part 3 フレフレハンカチ

~デザインの力で障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援します~

 

メインヴィジュアル
(デザイン:左合ひとみ アート:seiyamizu)


日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、2018年から3年間、デザインの“つなぐ力”を使って障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援しています。Part 1 マスキングテープ、Part 2 タンブラーに続き、Part 3はハンカチを制作しました。障害のあるアーティストの作品ライブラリー「エイブルアート・カンパニー」登録作品(一部除く)をもとにデザインし、一辺にスティックを挿して応援フラッグとしても使える、まさに「フレフレハンカチ」です。いよいよ東京オリンピック・パラリンピックの2020年。東京ミッドタウン・デザインハブを皮切りに全国で展示・チャリティ販売し、デザイナーは職能を活かしたボランティアで参加、アーティストへの作品使用料や製造原価を除く販売収益を日本パラリンピアンズ協会に寄付します。ぜひ皆さんのお気に入りを見つけてください。

●開催概要
名 称:東京ミッドタウン・デザインハブ第84回企画展
    JAGDAつながりの展覧会 Part 3 フレフレハンカチ
会 期:2020年1月17日(金)~2月18日(火)11:00-19:00 会期中無休・入場無料
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主 催:東京ミッドタウン・デザインハブ http://clk.nxlk.jp/J2addYMV
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) http://clk.nxlk.jp/XCMpUq5P
協 力:エイブルアート・カンパニー

●オープニングトーク・レセプション
日 時:1月17日(金)18:00-19:30 トーク 19:30-20:30 レセプション
会 場:東京ミッドタウン・カンファレンス Room 6(ミッドタウン・タワー4F)
内 容:日本パラリンピアンズ協会について
    日本パラリンピアンズ協会(調整中)
    アスリート・アーティスト・デザイナーによる座談会
    日本パラリンピアンズ協会(調整中)
    seiyamizu(エイブルアート・カンパニー)
    岡田英明(JAGDA群馬地区会員)
    左合ひとみ(JAGDA展覧会委員)
進 行:福島 治(JAGDA展覧会委員長)
    中塚翔子(エイブルアート・カンパニー東京事務局)
参加費:無料(定員70名/デザインハブ公式サイトより要予約)

*手話通訳や要約筆記など情報保障が必要な方は、1月10日(金)までにお知らせください。

●作品(ハンカチ)概要
・デザイン:JAGDA会員172名による172種類
・原画:エイブルアート登録アーティスト75名・その他15名によるアート作品
・仕様:35cm×35cm/綿100%/日本製/長さ45cmの木製スティック付
・製作:株式会社ヤエザワ
・価格:1枚1,500円(税込)

●販売
2020年の間、全国の巡回会場およびJAGDA Online Shopで販売し、
製造原価を除く販売収益を日本パラリンピアンズ協会へ寄付します。

●アーティストエージェンシー
エイブルアート・カンパニー http://www.ableartcom.jp/
障害のある人がアートを仕事にできる環境作りを目指し、全国の障害のあるアーティストから応募された作品を審査、登録し、広告や商品のデザインに活かすことで、彼らの社会参加や収入支援につなげている。2019年現在、登録作家数113人、登録作品数13,171点を擁する日本最大級の作品ライブラリー。

●寄付先
一般社団法人日本パラリンピアンズ協会 https://www.paralympians.jp/
パラリンピックに日本代表として出場した経験のある選手有志による選手会。パラリンピアンズ同士がつながり、国内外のスポーツ団体、アスリートたちと連携しながら、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現に向けて活動している。活動のキャッチコピーは、「突きぬけろ! We can make a paradigm shift.」。

●企画・問合せ
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) https://www.jagda.or.jp/
1978年設立。会員3,000名を擁するアジア最大級のデザイン団体。年鑑の発行、展覧会やセミナー、地域振興や国際交流、デザインの権利保護など、グラフィックデザインの力を通じたコミュニケーション環境の質的向上のために様々な活動を展開している。
Tel 03-5770-7509 exh@jagda.or.jp

●作品例

デザイナー:石田徳芳|東京
アーティスト:カミジョウミカ|長野

デザイナー:白本由佳|東京
アーティスト:宮本憲史朗|神奈川


デザイナー:村井 睦|東京
アーティスト:野口昌裕|兵庫



デザイナー:子鬼|神奈川
アーティスト:尾崎文彦|東京

「世界のブックデザイン2018-19」開催

世界最高峰のブックデザインと造本技術を紹介


チラシ画像

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴)が運営する印刷博物館 P&Pギャラリーでは、2019年12月14日(土)から2020年3月29日(日)まで「世界のブックデザイン2018-19」展を開催します。

本展では、2019年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書11点に、7カ国(日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国)のコンクール入選図書を加えたおよそ170点を展示します。会場では、各国コンクール受賞作は実際に手に取って確かめ、世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しんでいただくことができます。
今年は日本とオーストリアが国交を樹立して150周年にあたり、これまでの受賞図書のなかから厳選した20点のオーストリアの本を紹介します。

【展示内容】※少部数等の理由で入手困難な本があるため、受賞作すべての展示ではありません。
・日本「第53回造本装幀コンクール」20点の受賞図書
・ドイツ「Die schönsten deutschen Bücher 2019」 25点の受賞図書と3点の若いブックデザイナーのための奨励賞
・オランダ「De Best Verzorgde Boeken 2018」29点の受賞図書
・オーストリア「Die schönsten Bücher Österreichs 2018」10点の受賞図書
・スイス「Die schönsten Schweizer Bücher 2018」17点の受賞図書
・カナダ「Alcuin Society Awards for Excellence in Book Design in Canada」 34点の受賞図書
・中国 「中国最美的书2018」24点の受賞図書
・世界で最も美しい本コンクール「Schönste Bücher aus aller Welt 2019」11点の受賞図書


【開催概要】
会期:2019年12月14日(土)~ 2020年3月29日(日)
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー 入場無料
開館時間:10:00-18:00
休館日:毎週月曜日 (1月13日、2月24日は開館)、12月28日(土)-2020年1月5日(日)、1月14日(火)、2月25日(火)
※2020年1月より地下1階本展示室は休室となります。
住所:〒112-8531 東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
電話:03-5840-2300(代表)
WEB: https://www.printing-museum.org/exhibition/pp/191214/
主催:凸版印刷株式会社 印刷博物館
後援:(公社)日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
協力:ゲーテ・インスティトゥート東京/(一社)日本印刷産業連合会/(一社)日本書籍出版協会
カナダ大使館/Stiftung Buchkunst/Stichting De Best Verzorgde Boeken/
Bundesamt für Kultur Wettbewerb Die schönsten Schweizer Bücher

*印刷博物館は凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:麿 秀晴)が創立100周年を記念し、 2000年に設立した公共文化施設です。

光村グラフィック・ギャラリーで2つのチャリティ展開催

光村印刷が運営する光村グラフィック・ギャラリー(MGG)では、2019年11月22日(金)〜11月26日(火)に「第23回写真家達によるチャリティー写真展」、12月1日(日)〜12月7日(土)に「第22回多摩美校友会チャリティ展2019」と2つのチャリティ展を開催します。


アジアの子どもと女性に夢を
第23回写真家達によるチャリティー写真展

日本を含め世界には貧困、難民、紛争、災害など生活環境に振り回され、窮地に立たされている子ども達が多くいます。そのような子ども達に少しでも役立てないかと毎年、写真家が自主的に集まり行っているのが「写真家達によるチャリティー写真展」です。

本展は、全国の写真家の作品を1点1万円で展示即売し、その売上金を世界の子どもや女性達を助けているNPO等に寄付する活動です。今回の収益金は「アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)」へ寄贈され、アジアの若者の職業技術訓練や女性リーダーの育成等に役立てられます。

【展覧会概要】
・会 期:2019年11月22日(金)〜11月26日(火)
・開館時間:11:00〜19:30(最終日は18:00まで)
・入 場 料 :無料
・企画・運営:フォトボランティア ジャパン基金
・協 力:光村印刷株式会社、ハクバ写真産業株式会社
・出展作品:プロ写真家による作品約250点

※1点10,000円(額共)にて販売。お買い上げの作品はその場でお持ち帰りできます。

【レセプション・トークイベント】
・11月22日(金) 18:00〜19:30 開会レセプション
・11月23日(土) 14:00〜15:30 ギャラリートーク
 (「現場報告:写真の向こう側のアジア」ACC21 鈴木真里・辻本紀子)
・11月23日(土) 16:00〜17:00 ギャラリートーク
 (「RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い」高橋智史)

【写真をお撮りします(予約制)】
「生きているあかし〜遺影にもなるポートレート撮影〜」
 展示作品をお買い上げの場合は無料、撮影のみは3,000円です。
・11月22日(金) 11:00〜16:00
・11月24日(日)、25日(月) 11:00〜17:00
予約・お問い合わせは、
フォトボランティア ジャパン基金まで:Tel:090-2626-1005 Fax:03-6260-6020


第22回多摩美校友会チャリティ展2019

多摩美術大学の卒業生が制作した小作品を特別価格で販売し、収益の一部(各25%ずつ)を「奨学金基金」と「芸術・文化による災害復興支援」に充てるチャリティ展覧会です。また若手作家の個展開催を応援する「個展バックアップ賞」は、来場者の皆様のご投票をもとに受賞者が決定されます。

【展覧会概要】
・会  期:2019年12月1日(日)〜12月7日(土)
・開館時間:(平日)12:00〜19:00
      (土日)11:00〜18:00(最終日は16:00まで)
・主  催:多摩美術大学校友会
・協  力:光村印刷株式会社
・出展作家:多摩美術大学卒業生約140名

【トークイベント・レセプション】

12月1日(日) 14:00〜15:30

トークイベント「障がいのある、なしを越えていくアートのチカラ」

パーキンソン病と共に生きる方などとの身体表現のワークショップ、引きこもりの若者たちとの鑑賞プログラム、車椅子の方々とアーティストによるダンスの創造。アートと多様な方々との関わりを通して「はっと」気づいたことについてお話しします。
登壇者:
端山聡子氏(’87 芸術|横浜美術館主任エデュケーター/主任学芸員)
下倉久美氏(’95 芸術|東京都美術館学芸員)
野上絹代氏(’05 映演|俳優・振付家・演出家)

12月1日(日)16:00〜18:00 オープニングパーティ



アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
http://www.mitsumura.co.jp/

JR山手線/りんかい線「大崎駅」南改札新東口より徒歩6分
東急バス(渋谷駅⇔大井町駅)「居木橋」前

「JCAL2020年(令和2年)版カレンダー展示会」開催

2020年版の作品が一堂に会するカレンダーの祭典

全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL・宮崎安弘会長・東京都台東区)は、12月3日のカレンダーの日にちなみ、12月2日(月)から4日(水)有楽町 交通会館12階カトレアサロンBで2020年(令和2年)版のカレンダー展示会を開催します。
令和になり初開催となる今回、2020年版カレンダーの展示(壁掛け、卓上合わせて156点)のほか、2020年の祝日解説などのカレンダーにまつわる展示、また再来年2021年版のカレンダーもいち早く紹介します。展示カレンダーの一部を即売します。



<見どころ1>
2020年版カレンダーの意欲作を展示(156点予定)、JCAL選定優秀作品を紹介
<見どころ2>
2020年の暦にまつわるトッピックを「暦予報」(暦文協 理事長 中牧弘允氏 監修)として解説
<見どころ3>
2020年の国民の祝日にまつわる特例を解説
<見どころ4>
名入れカレンダー(既製品に社名などを印刷しているカレンダー)の製造工程を展示と映像で紹介
印刷業界でも珍しい“チャリンコ名入れ”(社名等を印刷する工程)を映像で紹介

・来場アンケート回答者先着100名(各日)にメモ帳もしくは卓上カレンダーをプレゼント

開催概要

日時:2019年12月2日(月) 13:00-18:00
       12月3日(火)・4日(水) 10:00-18:00
場所:有楽町 東京交通会館 12階カトレアサロンB(JR有楽町駅前)
入場:無料
主催:全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL)
協賛:一般社団法人 日本カレンダー暦文化振興協会
   全国団扇扇子カレンダー協議会
後援:一般社団法人 日本印刷産業連合会
展示会URL:https://zenkyo.net/20191024-2/

全国カレンダー出版協同組合連合会( JCAL とは)

1964年(昭和39年)3月に設立。2019年10月現在、全国28社が加盟。風景、美術、文字月表、卓上、日めくりといった種類のカレンダーを毎年1500点以上制作。主に年末に企業や商店の名入れを施して配布される企業ギフト(ご挨拶品/販促品)としてのカレンダーを製造しているメーカー団体。

<問い合わせ先>
全国カレンダー出版協同組合連合会
TEL 03-5816-5035  E-mail:jcal@sage.ocn.ne.jp

富士フイルム、富士ゼロックスを完全子会社化

富士フイルムホールディングス株式会社(以下「富士フイルムホールディングス」)は、2019年11月5日、ゼロックスコーポレーション(その子会社を含み、以下「ゼロックス」)と、ゼロックスが保有する富士ゼロックス株式会社(以下「富士ゼロックス」)の株式の全てを富士フイルムホールディングスが取得※1 する契約を締結しました。本取引は、富士フイルムホールディングスおよびゼロックスの各取締役会において、全会一致で承認されました。本件の取引完了は2019 年11 月中を予定しています。


富士フイルムHDの古森会長

富士フイルムホールディングスは富士ゼロックスを100%子会社とすることで、富士フイルムグループ内での連携を強化し、これまで以上にシナジー創出を加速させます。例えば、富士フイルムグループが保有する画像処理技術と、富士ゼロックスの言語処理技術を組み合わせてメディカル分野の診断レポート生成に活かすなど革新的製品・サービスを展開し、成長領域で事業を拡大していきます。
また、富士ゼロックスは、新たな協業の枠組みの下で、ゼロックスへの製品供給を中長期的に継続します。さらに、富士ゼロックスの高い製品開発能力と製造技術を活かし、プリンタエンジンなどのOEM供給を欧米市場を含むワールドワイドで拡大します。さらにクラウド、AI、IoT技術を活用したデジタル化ソリューション・サービスの市場導入をスピードアップするなど、ドキュメント領域およびドキュメント周辺領域での事業強化を図っていきます。

※1 富士フイルムグループ会社による取得を含む

【本取引の背景】
富士ゼロックスは1962年創立の、富士フイルムホールディングスが75%、ゼロックスが25%を出資するドキュメントソリューションカンパニーです。富士ゼロックスは、57年に亘る歴史の中で、複写機に始まりオフィスの生産性を高めるソリューションを提供し続け、売上高1兆円を超える企業へと成長しました。クロスボーダーのジョイントベンチャーとしては稀有な成功例としても知られています。

富士ゼロックスは、日本を含むアジア・パシフィック市場で事業を展開し、大企業、官公庁等の強固な顧客基盤を有しています。また、ドキュメント業界の中でも優れた製品開発能力と製造技術を保持することで独自の地位を確立しています。
世界経済の先行きに対する不透明感が増し、ドキュメント業界での競争が激化する現在の状況において、富士ゼロックスを完全子会社化することで、ドキュメント事業の強化に加え新たな領域での事業拡大に資する施策を機動的且つスピーディーに展開していくことが最良の選択であると判断しました。

【本取引の概要】
■ 富士フイルムホールディングスによるゼロックス保有の富士ゼロックス株式25%ならびに関連持分※2の取得
■ 欧米市場を含むワールドワイドでOEM供給の拡大を可能にする新たな契約の締結
■ 富士ゼロックスによるゼロックスへの中長期的な製品供給の継続
■ 富士フイルムホールディングスによるゼロックスに対する総額2,300 百万米ドル(約2,530億円※3)の支払い

【本取引の狙いと期待するシナジー】
・富士フイルムグループが保有する画像処理、グラフィック、光学の各技術と、富士ゼロックスの言語処理技術や優れたソリューション提供力など両社の強みを組み合わせることで、メディカル分野への新たなIT ソリューション展開など、成長領域での事業拡大
・商業印刷・パッケージ印刷中心に広範な顧客基盤を有する富士フイルムのグラフィックシステム事業とデジタル印刷技術に強みを持つ富士ゼロックスのプロダクション事業の販売力、技術・製品力を組み合わせ、アナログからデジタルまでのワンストップのソリューションを展開し、業界のデジタル化を牽引
・ゼロックス以外への新たなOEM 先拡大による事業成長と、完全子会社後の迅速な意思決定に基づくドキュメント周辺領域でのビジネス展開加速: 2024 年度売上目標1,500 億円
・富士ゼロックスによるゼロックスに対する製品供給の中長期的な継続
・富士フイルムグループ内でのコストシナジー(海外拠点やバックオフィス等重複する機能の統合、共同購買やインフラ共有の促進など):2024 年度見込み100 億円

上記により、5 年後となる2024 年度のドキュメント事業の売上高1 兆3,000 億円を目指します。

なお、取引完了時に当社が2018 年6 月18 日に提起したゼロックスに対する損害賠償請求訴訟を取り下げます。

※2 主に欧米でレーザープリンター等のOEM 供給を行うゼロックスと富士ゼロックスの合弁事業であるXerox International Partners のゼロックス持分51%
※3 為替レートは110 円/米ドル前提

【富士フイルムホールディングスの今後の成長戦略】
富士フイルムホールディングスはこれまで、ヘルスケア、高機能材料、ドキュメント等の各事業分野において、強力な事業基盤を築くとともに、写真やデジタルカメラなどの既存事業においても市場環境の急激な変化に迅速・的確に対応することで事業構造転換を果たし、成長を続けてきました。

本取引によって、中期経営計画VISION2019で重点項目として掲げた「ドキュメント事業の抜本的強化」を実現し、企業価値を最大化させます。ドキュメント事業の収益力向上や富士フイルムグループ内での人的交流・技術交流の一層の活発化により、さらなる事業成長を図ります。 これらにより、キャッシュ創出力を強化し、ヘルスケアや高機能材料を中心とした成長事業への投資の継続を可能にします。

  1. 富士フイルムホールディングスの概要
    (1) 会社名 富士フイルムホールディングス株式会社
    (2) 設立   1934年1月20日
    (3) 所在地 東京都港区
    (4) 代表者 代表取締役会長・CEO 古森重隆 代表取締役社長・COO 助野健児
    (5) 売上    24,315億円(2019年3月期)
    (6) 営業利益  2,098億円(2019年3月期)
    (7) 従業員数  72,332名(2019年3月末)
    (8) 子会社数  279社(2019年3月末)
  2. 富士ゼロックスの概要
    (1) 会社名 富士ゼロックス株式会社
    (2) 設立   1962年2月20日
    (3) 所在地 東京都港区
    (4) 代表者 代表取締役会長 古森重隆 代表取締役社長 玉井光一
    (5) 従業員数  39,483名(2019年3月末)
  3. 富士フイルムホールディングスの業績への影響
    本取引は、当社連結業績に中長期的にわたってプラスに寄与すると見込んでいます。今期業績への影響は精査の上、判明した段階で開示致します。
  4. 将来見通しに関する注意事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。

本件に関するお問い合せは、下記にお願いいたします。
報道関係 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室 TEL 03-6271-2000

KOMORI、新和製作所とImpremia NS40 フィールドテスト実施に基本合意

株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 持田 訓、以下KOMORI)は、株式会社新和製作所(埼玉県川越市、代表取締役 山崎 康成、以下新和製作所)と、40 インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム インプレミア NS40 のフィールドテスト実施に基本合意したことを発表いたします。

KOMORI の40 インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム インプレミアNS40 が、フィールドテストを目的として、新和製作所に納入されます。

新和製作所は、クリエイティブなパッケージ、ディスプレイや販促物の企画デザインから印刷、加工、量産納品まで一貫体制を持った製造会社で、年間売上高は32 億円に及びます。企画力、設計力、営業力、生産力に優れ、ワンストップ体制での一貫した品質管理と、多種多様な商品ラインアップでお客様の期待を超える高付加価値製品をお客様へ日々提供されています。

インプレミア NS40 は、drupa2016 において技術展示を行い、drupa2020 にて販売開始を予定している、Landa 社とのライセンス契約に基づくNanographyR技術を採用し、KOMORI が長年のオフセット印刷ビジネスで培ってきた技術とノウハウを融合させて開発した40 インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステムです。

印刷速度は6,500sph 、解像度は1,200dpi, 色数は4 色から7 色まで対応可能で、インラインコーターを搭載し、インラインセンサーによる損紙のリジェクティング機能を備えています。最大紙サイズは 750×1050mm 、紙厚は 0.06mm から0.8mm までの対応が可能で、あらゆるオフセット紙の印刷を特別な前処理なしで可能にしています。

■新和製作所 代表取締役 山崎 康成氏のコメント
「このたび、インプレミア NS40 のフィールドテストに関し、弊社を選定していただき、KOMORI には大変感謝しております。導入内容としまして、我社が悩んでいる2つの問題を解決してくれると確信したからです。
一つは、パッケージの小ロット対応です。パッケージ製造の総量で、2000 枚以下が約4 割あり、1 日の生産(段取り・効率)に限界がある事です。インプレミア NS40 は印刷速度が6500 枚/1 時間である事と、切り替え時間が極端に短い事を考えると、現在のオフセットの能力をはるかに超える生産量が期待できると考えます。
もう一つは、弊社の主業務であるサイン&ディスプレイは印刷立ち合いが大変多いという事です。現在、校正刷りを基準としていますが、立ち合い時になかなか色が合わず時間が掛かっている状況です。インプレミア NS40 であれば、校正色と量産色の色のブレがほとんど無いので、立ち合いをしなくても安心して顧客に満足できるレベルの印刷物を提供できると考えています。
ロットが多い時でも、デジタルとオフセットの色調を許容範囲までカラーマッチングし、印刷立ち合いが必要ない状態を目指します。他の利点として、印刷の予備が少量で済む事、スキルレスで操作可能な事、薄紙印刷も社内で印刷できる事、様々な表面加工でも色の変色が無い事など期待できる事はたくさんあります。
また、今後の大きな期待として、デジタルだからできる新たなビジネスモデルの展開が挙げられます。
この領域は営業ではなく、デザイナー、プランナーたちが考える範囲ですが、すでに幾つかのビジネスモデルを立ち上げ、顧客に提案する準備ができています。このように可能性は無限にあるインプレミア NS40 を早く軌道に乗せ、顧客に提案して行きたいと考えています。」

■KOMORI 代表取締役社長 持田 訓のコメント
「クリエイティブかつ高品質なパッケージ、ディスプレイや販促物の企画提案から生産・納品までを一貫製造し、ワンストップ体制を築かれている新和製作所様にインプレミア NS40 のフィールドテストを受け入れていただき、感謝申し上げます。
インプレミア NS40 は、Landa 社のNanographyRというユニークな印刷技術にKOMORI のオフセット技術を搭載することで商品化を目指したKOMORI 独自のデジタル印刷機です。これまでにない高品質、高生産性を実現するのみならず、ナノインクの特徴である光沢とつや、そして 印刷用紙そのものが持つ風合いを生かしつつ、細部にわたるまでのきめの細かな印刷表現ができる40 インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステムとなります。
現在の新和製作所のお仕事の拡大のみならず、新しい付加価値を加えた新規事業への展開の武器として このインプレミアNS40 が大きく貢献できることを確信しています。
このたび、販売、量産化に向けて、新和製作所様にご協力をいただけることになり、新和製作所の独自の技術とノウハウをこのインプレミアNS40 に融合させることにより短期間で完成度を高めることが出来るものと確信しております。そしてKOMORI は、この商品をdrupa2020 から量産販売を開始する予定です。」

【基本仕様】

型式   Impremia NS40
標準色数   4 色(C/M/Y/K, Landa NanoInkR)
最高印刷速度 sph 6,500
最大紙寸法 mm 750×1,050
紙厚寸法 mm 0.06~0.8
出力解像度 dpi 1,200×1,200

※ 仕様により性能・数値が変動することがあります。また改良のため、使用数値など変更する場合もあります。
※ オプションで7 色、両面印刷対応可能。


インプレミアNS40 (40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム)

お問い合わせ先
株式会社小森コーポレーション
PESP 事業推進部 部長 藤巻 陽介
TEL.03(5608)7806  FAX.03(3624)9519