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大原大次郎・田中義久 二人展「大原の身体 田中の生態」クリエイションギャラリーG8で開催

クリエイションギャラリーG8(株式会社リクルートホールディングス運営/東京・銀座)では、1/11(金)-2/14(木)に大原大次郎・田中義久 二人展「大原の身体 田中の生態」を開催します。

 

 

 


展覧会告知ポスター

 

お互いを研究対象の素材とし、「身体」と「生態」という切り口をもとにそれぞれを解剖。この行為から現れるふたりのデザインの正体とは。

描き文字をはじめとするタイポグラフィを基軸とした表現で、音楽関連のデザインワークや広告といったクライアントワークに従事する一方、モビールによるタイポグラフィのプロジェクトや、自然との対話のなかで文字の原型を探るアートワークなど、独自のスタンスで、言葉と文字の知覚を探るプロジェクトに取り組む大原大次郎。
国内外アーティストの作品集デザインをはじめ、美術館やコマーシャルギャラリーのVI計画、芸術祭や展示会のアートディレクションを手掛け、アーティストデュオ「Nerhol」としても活動。出版社やギャラリースペースなど、自らがそのプロジェクトの構想、企画、運営に携わる田中義久。

活動の領域は異なるものの、その表現手段、方法論を独自の文脈で深め、同時代のデザイナーとしてキャリアを重ねてきた大原と田中。そのふたりが今回の展覧会で、それぞれのなかにあるデザインの本質を、互いに読み解いてみようという試みを行います。お互いを研究対象の素材とし、「身体」と「生態」という切り口をもとにそれぞれを解剖。そのリサーチによって生み出された成果物とプロセスを展示します。この行為から現れるふたりのデザインの正体とは。

彼らによる実践に、みなさまもどうぞ立ち会ってみてください。

 

 


                            大原による田中の生態研究 /『点子』

 

 

 

田中による大原の身体考察 /『文字と採取の痕跡』

 

 展覧会概要

大原大次郎・田中義久 二人展 「大原の身体 田中の生態」

会期 : 2019年1月11日(金)~2月14日(木)11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

会場 : クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
TEL 03-6835-2260   http://rcc.recruit.co.jp/

主催 : クリエイションギャラリーG8

協力 : アワガミファクトリー、株式会社八紘美術

 

オープニングパーティー

日時:2019年 1月11日(金) 7:00p.m.-8:30p.m.
会場:クリエイションギャラリーG8
*どなたでもご参加いただけます

 

トークショー

日時、ゲスト等、詳細が決まり次第、ギャラリーWEBサイトにてご案内いたします。
入場無料、要予約、ご予約はギャラリーWEBサイトにて

 

 関連イベント

会期中、ギャラリーツアーなどの関連イベントを開催予定です。
日時、ゲスト等、詳細が決まり次第、ギャラリーWEBサイトにてご案内いたします。
入場無料、要予約、ご予約はギャラリーWEBサイトにて

 

関連販売物

展覧会に関連して制作した書籍、和紙を、会場にて先行限定販売する予定です。
価格等、詳細が決まり次第、会場、ギャラリーWEBサイトにてご案内いたします。

大原による田中の生態研究 /『点子』
田中による大原の身体考察 /『文字と採取の痕跡』

 

プロフィール

大原大次郎 Daijiro Ohara
1978年神奈川県生まれ。グラフィックデザイン、展覧会、ワークショップなどを通して、言葉や文字の知覚を探るプロジェクトを多数展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィ〈もじゅうりょく〉、ホンマタカシによる山岳写真と登山図を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、蓮沼執太、イルリメと共に構成する音声記述パフォーマンス〈TypogRAPy〉、YOUR SONG IS GOODの吉澤成友と展開する、ライブプリントとドローイングによる入稿セッション〈New co.〉などがある。受賞にJAGDA新人賞、東京TDC賞。oharadaijiro.com

 

田中義久 Yoshihisa Tanaka
1980年静岡県浜松市生まれ。近年の仕事に東京都写真美術館をはじめとした文化施設のVI計画、ブックショップ「POST」、出版社「CASE」の共同経営、「The Tokyo Art Book Fair」、「アニシッシュ・カプーア IN 別府」、「Takeo Paper Show」などのアートディレクションがある。また、飯田竜太(彫刻家)とのアーティストデュオ「Nerhol」としても活動し、主な個展に「Index」Foam Photography Museum(オランダ)、「Promenade」金沢21世紀美術館、「Interview,Portrait,House and Room」Youngeun Museum Contemporary Art (韓国)などある。nerhol.com

 

 

印刷博物館「世界のブックデザイン2017-18」開催

凸版印刷株式会社 印刷博物館は、「世界で最も美しい本コンクール」および、日本を含めた7カ国のコンクール入選図書を展示する「世界のブックデザイン2017-18」を2018年12月15日(土)からP&Pギャラリーで開催します。

 

受賞図書 集合写真

 

本展では、2018年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書とともに、7カ国(日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国)のコンクール入賞図書を加えたおよそ200点を展示します。
会場では本を実際に手に取って確かめ、世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しんでいただくことができます。
P&Pギャラリーで、「世界で最も美しい本コンクール」受賞図書の紹介を始めて今年で11年目になります。これまでの上位賞受賞図書を中心に、10回分のコンクールを振り返ります。 
※発行数等が少ない等の理由で入手困難な本があるため、受賞作すべての展示ではありません。

 

                                                                       

〔日本〕
西野嘉章 著
『村上善男―玄々とした精神の深みに』
玄風舎、東京大学総合研究博物館「インターメディアテク」発行
西野嘉章+山本浩貴 デザイン
第52回造本装幀コンクール 経済産業大臣賞

 

 

〔ドイツ〕
Klaus Beryer, Oliver Götze, Helmut Gold 他 著
『Das Buch der Nächte(夜の本)』
Verlag Hermann Schmidt 発行
HDW -Neue Kommunikation デザイン
ドイツの最も美しい本コンクール2018入賞

 

 

〔オランダ〕
Louwrien Wijers 他 著
『Claudy Jongstra(クラウディ・ヨングストラ)』
nai010 publishers 発行
Irma Boom デザイン
オランダの最もすばらしい本コンクール2017入賞

 

 

会 期    :  2018年12月15日(土)~ 2019年3月31日(日)
休館日   :  毎週月曜日(ただし12月24日、1月14日、2月11日は開館)、
12月25日(火)、12月29日(土)~2019年1月3日(木)、1月15日(火)、2月12日(火)
開館時間   :  10:00~18:00
入場料   :  無 料  ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です

 

■主催
凸版印刷株式会社  印刷博物館  https://www.printing-museum.org/

 

■後援
公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)

 

■協力
東京ドイツ文化センター
一般社団法人 日本印刷産業連合会
一般社団法人 日本書籍出版協会
カナダ大使館
Stichting De Best Verzorgde Boeken
Stiftung Buchkunst, Frankfurt am Main und Leipzig
Bundesamt für Kultur Wettbewerb Die schönsten Schweizer Bücher

竹尾 見本帖本店「New Printing ―色紙と多色印刷の可能性― 」展開催

竹尾見本帖本店では、色紙を用いた写真表現を紹介する「New Printing ―色紙と多色印刷の可能性― 」展を2018年12月3日から2019年1月15日まで開催します。

 

 

印刷では表現できない深みのある色合いが魅力の色紙。
本展では、これまで多色印刷にあまり使われてこなかった色紙を用いた写真表現に取り組みました。
会場では、瀧本幹也氏のカラー写真を色紙に印刷したポスター作品のほか、
矢後直規氏による新作グラフィック、
それぞれが完成するまでの過程である校正刷りなどもご覧いただきます。
また、「New Printing」制作の裏側にせまるスペシャルトークも開催いたします。
複製物という前提を超えた印刷の価値と可能性。
写真・デザイン・印刷のクロスオーバーが拓く新しい印刷表現「New Printing」の世界をぜひご覧ください。

 

会 期 : 2018年12月3日|月|~ 2019年1月15日|火|
10:00ー19:00
※土日祝・年末年始(12月29日~1月6日)休
※12月3日|月|、1月7日|月|は17:00まで
※12月7日|金|は13:00まで

会 場 : 株式会社竹尾 見本帖本店2F(千代田区神田錦町3-18-3) アクセス

 

主 催 :  株式会社竹尾

アートディレクション  :  矢後直規

プリンティングディレクション :  熊倉桂三

写 真 :  瀧本幹也

 

協 力 :  銀座 蔦屋書店、株式会社青幻舎、『デザインのひきだし』編集部、株式会社山田写真製版所

 

関連書籍 :  瀧本幹也 『mikiya takimoto colors』 (青幻舎)

※銀座 蔦屋書店と青幻舎の共同企画により実現した、限定版ポスター型作品集。
美しいカラーが印象深い写真作品を、7種類の色紙の紙の地の色を生かして印刷。
会期中、会場にて特別販売いたします。

仕 様 :  7枚入りポスター型作品集(全てサイズが異なります)/封筒 375mm×525mm/カラー

価 格 :  15,000円(税込 16,200円)

 

プロフィール

矢後直規(やご・なおのり)

アートディレクター / グラフィックデザイナー
1986年静岡県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
2009年株式会社博報堂入社、2013年より株式会社SIXに所属。LAFORET HARAJUKUやファッションブランドJOSEPHなどのアートディレクションや、RADWIMPS、Chara、菅田将暉、矢野顕子などのCDジャケット、ラフォーレミュージアムでの瀧本幹也展「crossover」のアートディレクションなどを担当。東京ADC賞、D&AD賞、NY ADC賞など受賞。

 

熊倉桂三(くまくら・かつみ)

株式会社山田写真製版所 取締役技術開発室長/プリンティング・アーツ・ディレクター
1947年東京生まれ。凸版印刷を経て2007年山田写真製版所に入社。40年以上に渡り、日本を代表するグラフィックデザイナーや写真家、クリエイター達と協働し、高品位の印刷作品を世に送り出してきた。金沢美術工芸大学非常勤講師、ミームデザイン学校講師他。

 

瀧本幹也 (たきもと・みきや)

写真家
1974年愛知県生まれ。1991年、16歳で写真の世界に入る。1992年に上京し、スタジオ勤務を経て1994年より藤井保氏に師事。1998年に写真家として独立し瀧本幹也写真事務所を設立。広告写真をはじめ、グラフィック、エディトリアル、コマーシャルフィルムなど幅広い分野の撮影を手がける。
そうした写真と映像で培った豊富な経験と表現者としての視点を見いだされ、2012年からは映画の撮影にも
取り組み、初の撮影監督作品『そして父になる』(是枝裕和監督作品)では第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。以後も『海街diary』 『三度目の殺人』と独自の映像世界をつくり出している。
 

光村グラフィック・ギャラリー 2つのチャリティ展を開催

光村印刷株式会社が運営する展示スペース 光村グラフィック・ギャラリー(MGG)では、「こどもたちの笑顔を増やそう 第22回写真家達によるチャリティー写真展」「第21回多摩美校友会チャリティ展2018」の2つのチャリティ展を開催します。

 

こどもたちの笑顔を増やそう
第22回写真家達によるチャリティー写真展

日本を含め世界には貧困、難民、紛争、災害など生活環境に振り回され、窮地に立たされている子ども達が多くいます。そのような子ども達に少しでも役立てないかと毎年、写真家が自主的に集まり行っているのが「写真家達によるチャリティー写真展」です。
本展は、全国の写真家の作品を1点1万円で展示即売し、その売上金を世界の子ども達を助けているNGO等に寄付する活動です。今回の収益金は「日本国際ボランティアセンター(アフガンの平和教育)」と「いわき放射能市民測定室たらちね(子どもの甲状腺検診)」へ寄贈をします。

 

【 展覧会概要 】

・会    期  : 2018年11月30日(金)~12月2日(日)
・開館時間  : 11:00~19:30(最終日は18:00まで)
・入 場 料 : 無料
・企画・運営 : フォトボランティア ジャパン基金
・協   力 : 光村印刷株式会社、ハクバ写真産業株式会社
・出展作品 : プロ写真家による作品約250点
        ※1点10,000円(額共)にて販売。お買い上げの作品はその場でお持ち帰りできます

【 レセプション・トークイベント 】

11月30日(金) 18:00~19:30 開会レセプション
12月2日(日)  16:00~17:00 ギャラリートーク(日本国際ボランティアセンター)
           「アフガニスタン・ピースアクション!~市民による平和活動~」

 

第21回多摩美校友会チャリティ展2018

多摩美術大学の卒業生が制作した小作品を特別価格で販売し、収益の一部(各25%ずつ)を「奨学金基金」と「芸術・文化による災害復興支援」に充てるチャリティ展覧会です。また若手作家の個展開催を応援する「チャレンジ賞」は、来場者の皆様のご投票をもとに受賞者が決定されます。
?会期中には、ギャラリストや学芸員が登壇するトークイベントも開催する予定ですので、是非ともお誘い合わせの上ご来場ください。

【 展覧会概要 】

・会  期  :  2018年12月10日(月)〜12月16日(日)
・開館時間  :  (平日)12:00〜19:00
         (土日)11:00〜18:00 (最終日は16:00まで)
・入 場 料  :  無料
・主  催 :  多摩美術大学校友会
・協  力 :  光村印刷株式会社
・出展作家 :  多摩美術大学卒業生約170名

【 レセプション・トークイベント 】

12月15日(土) トークイベント 「Why are artists poor?」(司会:上田雄三/ギャラリーQ)
        14:00〜14:45 「アーティストとギャラリストとの出会いを求めて」
         柴田悦子(柴田悦子画廊)×高宮洋子(ヒデハルフカサクギャラリー)
        14:55〜15:40 「アーティストと美術館学芸員との関係について」
         八柳サエ(横浜美術館)×関次和子(東京都写真美術館)
        16:00〜18:00 レセプション

 

アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
http://www.mitsumura.co.jp/

JR山手線/りんかい線「大崎駅」南改札新東口より徒歩6分
東急バス(渋谷駅⇔大井町駅)「居木橋」前

 

 

ウイル・コーポレーション ゴミがでない「ごみゼロラベル®」で2018グッドデザイン賞受賞

株式会社ウイル・コーポレーションの「ごみゼロラベル®」は、日本デザイン振興会による「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。それに伴い、10月31日から11月4日まで、東京港区の東京ミッドタウン各所で開催された受賞展に展示され、多くの注目を集めた。
同社のグッドデザイン賞の受賞は、2016年度の [ハサミも糊も要らない「魔法のペーパークラフト」]に続くもので、前回、そして今回の受賞を契機に、社会のニーズを的確にとらえた、より良い製品づくりをさらに推進していく。

 

 

 

 

世の中のゴミ(剥離紙)を減らす!」をコンセプトに開発

「ごみゼロラベル®」の特長は、一般的なラベルにはつきものの“剥離紙(はくりし)”を使用しないため、ゴミが生まれず、「環境への負荷」の低減に貢献。また、剥離紙を省くコンパクトな仕上がりなので、運送費や在庫スペースも減少。「コスト削減」にもつながる。また多量に用いるロジ現場等では、圧倒的な「作業効率のアップ」を実現する。

環境に配慮する企業戦略にも最適な製品。また、同社の製品は、全国の自治体におけるゴミ収集時の「警告ラベル」や「駐輪禁止警告ラベル」、運送会社の「取扱注意を促すラベル」など様々な用途で採用されている。今回の受賞を契機に、「ごみゼロラベル®」並びに「デジタル印刷」等の販売代理店を広く募集している。

 


ごみゼロラベル®各種    紹介 pdf 

「ごみゼロラベル®」には、①ゴミの大幅な削減と作業性を実現した「ずらし積層タイプ」、②メモ帳状に積み上げた「ブロック積層タイプ」、③2 枚のごみゼロラベルを背中で張り合わせて分離する「セパレートタイプ」、④ごみゼロラベルを背側に二つ折りした「パノラマタイプ」の計4種類がライアンアップされている。

 

グッドデザイン賞審査員からのコメント

「剥離紙がなく、ゴミの削減になっていること以外にも目的や貼る場所によって構造が綿密に考えられており、実際に配送業務などで使用されているのを見たことがあるが、大幅に作業効率が良くなっていると感じた。今後は、業務用のステッカー以外への応用も期待できる」

 

「ごみゼロラベル®」専用サイト http://www.530label.com/

 


◆会社概要◆    
会社名 : 株式会社ウイル・コーポレーション
所在地 : 石川県白山市福留町370番地
代表者 : 代表取締役社長 若林 圭太郎
事業内容 : 情報・印刷事業(宣伝印刷物、セールスプロモーション用品、業務印刷物の商業印刷物等の製造販売等)
会社サイトURL : https://www.well-corp.jp/
印刷通販ウイルダイレクトURL : https://well-direct.com/  
「ごみゼロラベル®」お問合せ先:東京営業部 03-6843-3701 担当:小泉・井内

2018年度グッドデザイン大賞「おてらおやつクラブ」に決定

お寺のお供えを経済的に困難な家庭におすそ分けする取り組みが大賞に
その他グッドデザイン金賞19件、グッドフォーカス賞12件が決定

公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)は、主催事業である2018年度グッドデザイン賞の「大賞」、「金賞」、「グッドフォーカス賞」の受賞結果を10月31日(水)に発表しました。
2018年を象徴するデザインである「グッドデザイン大賞」は、大賞候補であるファイナリスト6件に対して、本年度グッドデザイン賞審査委員とグッドデザイン賞受賞者、受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」の来場者による投票を実施して、最多票数を得た「おてらおやつクラブ」に決定しました。

 

2018年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞) 

おてらおやつクラブ (貧困問題解決に向けてのお寺の活動)    
受賞者 : 特定非営利活動法人おてらおやつクラブ(奈良県)

 

<概要>お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品を届けている。日本国内において子どもの7人に1人が貧困状態にあり、一日一食の食事に困る子どもたちが増えている。その一方でお寺にはたくさんの食べ物がお供えされている。全国のお寺の「ある」と社会の「ない」をつなげることで、貧困問題の解消に寄与することを目的にした活動。

 

2018年度グッドデザイン金賞 (経済産業大臣賞/全19件)
対象 : 本年度全受賞デザインの中で、総合的に特に優れたデザイン

● エンタテインメントロボット「aibo」
ソニー株式会社(東京都)
● Gogoro Energy and Transportation Platform 「Gogoro Energy Network (GoStation/ Gogoro SmartBatteries/Gogoro Control Center) + Gogoro Smartscooter (Gogoro 1 & 2 Series/ Gogoro App/ iQ System) 」
Gogoro Inc.(Taiwan)
● ポータブルX線撮影装置「FUJIFILM CALNEO Xair」富士フイルム株式会社(東京都)
● 宿泊施設「hanare」
株式会社HAGI STUDIO(東京都)
● 駅前広場と道路空間からなる景観「丸の内駅前広場から行幸通りに繋がる景観」
東日本旅客鉄道株式会社(東京都)+東京都(東京都)

以上5件はファイナリスト(大賞候補)

● 絵本「1人称童話シリーズ」
久下裕二(東京都)+市川千恵(神奈川県)+鈴木久恵(東京都)
● ファスナー「QuickFreeR(クイックフリー)」YKK株式会社(東京都)
● 35ミリフルサイズデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-1 アップグレードサービス」
株式会社リコー(東京都)
● 4K有機ELテレビ「ブラビア(R) A9Fシリーズ」
ソニー株式会社(東京都)+ソニービジュアルプロダクツ株式会社(東京都)
● 乗用車「ジムニー/ジムニーシエラ」
スズキ株式会社(静岡県)
● 特急車両「小田急電鉄70000形特急車両ロマンスカーGSE」
小田急電鉄株式会社(東京都)+株式会社岡部憲明アーキテクチャーネットワーク(東京都)+日本車輌製造株式会社(愛知県)
● プラネタリウム投映機「コスモリープΣ」
コニカミノルタ株式会社(東京都)
● 戸建住宅「淡路島の住宅」
株式会社SUEP.(東京都)
● 堤防のリノベーション「木津川遊歩空間『トコトコダンダン』」
岩瀬諒子設計事務所(東京都)+大阪府立江之子島文化芸術創造センター(大阪府)+東京製綱株式会社(東京都)+小岩金網株式会社(東京都)+太平洋プレコン工業株式会社大阪支店(大阪府)+大光電機株式会社(大阪府)+セントラルコンサルタント株式会社大阪支社(大阪府)
+株式会社復建技術コンサルタント関西支店(大阪府)+トコトコダンダンの会(大阪府)
● 津波避難訓練アプリ「逃げトレ」
京都大学防災研究所矢守研究室(京都府)
● 農業と食文化の地域内循環システム「フードハブ・プロジェクト」
株式会社フードハブ・プロジェクト(徳島県)+神山町役場(徳島県)+一般社団法人神山つなぐ公社(徳島県)+株式会社モノサス(東京都)
● ミズベリング・プロジェクト「ミズベリング・プロジェクト」
ミズベリング・プロジェクト事務局(東京都)
● 国際芸術祭「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレおよび大地の芸術祭の里の取り組み」
大地の芸術祭実行委員会(新潟県)+NPO法人越後妻有里山協働機構(新潟県)
● Bamboo Bicycle 「Spedagi Rodacilik/ Minivelo, Gowesmulyo/ Joybike」
CV Piranti Works(Indonesia)

 

2018年度グッドフォーカス賞(全12件)    

グッドフォーカス賞 [ 新ビジネスデザイン ]  (経済産業省商務・サービス審議官賞/3件)
新たなビジネスモデルや新産業の創出、イノベーションの促進に寄与する優れたデザインとして特に認めるもの

● ぬいぐるみ「オーダーメイドのぬいぐるみ【クリッチャ】」   エソラワークス(兵庫県)
● 全国路線バス情報整備の取り組み「ナビタイム全国バスデータ整備プロジェクト」    株式会社ナビタイムジャパン(東京都)
● サービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る高島平」    株式会社コミュニティネット(東京都)+株式会社プラスニューオフィス(東京都)

 

グッドフォーカス賞 [ 技術・伝承デザイン ]  (中小企業庁長官賞/3件)
高度な技術や技能によって実現された、特に優れたデザインの製品であると認めるもの

● スポーツアイウェア「SWANS E‐NOX NEURON」    山本光学株式会社(大阪府)
● ウェアラブルチェア「アルケリス」   西村拓紀デザイン株式会社(東京都)+株式会社ニットー(神奈川県)
● 鉄筋コンクリートカッター「ガジラDSカッターシリーズ」    株式会社タグチ工業(岡山県)

 

グッドフォーカス賞 地域社会デザイン ]  (日本商工会議所会頭賞/3件)
地域社会の持続的発展や経済の活性化に特に寄与するデザインと認めるもの

● 喫茶店 「 喫茶ランドリー」   株式会社グランドレベル(東京都)+株式会社ブルースタジオ(東京都)+石井大吾デザイン室一級建築士事務所(千葉県)
● 地域包括ケア支援システム「ナラティブブック秋田」    クロスケアフィールド株式会社(東京都)+一般社団法人由利本荘医師会(秋田県)
● City Service‐car 「The Gifted City」    Agoood(Taiwan)

 

グッドフォーカス賞 [ 復興デザイン ] 日本デザイン振興会会長賞/3件)
自然災害の復興に対して寄与する優れたデザインとして特に認めるもの

● 共同住宅(災害公営住宅) 「釜石市の復興公営住宅(大町復興住宅1号、天神復興住宅) 」
株式会社千葉学建築計画事務所(東京都)+大和ハウス工業株式会社岩手支店(岩手県)+釜石市(岩手県)+東北大学大学院工学研究科小野田泰明研究室(宮城県)
● 小学校、中学校、児童館「釜石市立唐丹小学校・釜石市立唐丹中学校・釜石市唐丹児童館」
乾久美子建築設計事務所(東京都)+釜石市(岩手県)+東北大学大学院工学研究科小野田泰明研究室(宮城県)+東京建設コンサルタント(東京都)
● 地図集制作活動「福島アトラス‐原発事故避難12市町村の復興を考えるための地図集制作活動‐」
特定非営利活動法人福島住まい・まちづくりネットワーク(福島県)+明治大学建築史・建築論研究室(神奈川県)+工学院大学建築学部篠沢研究室(東京都)+東京大学復興デザイン研究体(東京都)+株式会社中野デザイン事務所(東京都)+川尻大介(神奈川県)+野口理沙子+一瀬健人/イスナデザイン(東京都)+株式会社ふたば(福島県)+日本大学工学部浦部智義研究室(福島県)+株式会社はりゅうウッドスタジオ(福島県)

 

 

 

グッドデザイン大賞について

グッドデザイン大賞は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、社会性、時代性、提案性などの面でもっとも優れているとされるデザインです。1980年の制定以来、時代を象徴するシンボル的なデザインとして、日本の社会におけるデザインのマイルストーンの役割を担っています。

 

グッドデザイン金賞、グッドフォーカス賞の受賞結果は次のページをご覧ください。
※グッドデザイン賞のホームページ www.g-mark.org

エックスライト社、新製品「ColorChecker Video XL(カラーチェッカー・ビデオXL)」を発表

ドローン撮影後のカラー調整や編集が簡単に 新製品「ColorChecker Video XL」を発表

 
カラーサイエンスとテクノロジーのグローバルリーダー、エックスライト社(本社:東京都江東区、代表取締役:南 文輝)は、カラーチェッカー製品シリーズの新製品「ColorChecker Video XL」を発売した。

すでに発売中の映像制作者向けカラーマネージメントツール「ColorChecker Video(カラーチェッカービデオ)」や「X-Rite ColorChecker Video Passport(カラーチェッカービデオ パスポート)」に追加される新製品で、長距離や広範囲なドローン撮影でカラー編集作業を効率化したい方をサポートできる。

従来のカラーチェッカーシリーズ製品では、カメラと被写体間の距離や角度が大きすぎると、効果的に使用することが難しい場合があったが、新たに発売されるColorChecker Video XLは、被写体との距離がある状況でも問題なく使用でき、撮影後のカラー補正作業を簡単にすることが可能だ。

大規模な撮影セット、映像制作イベント、ドローン撮影に最適なColorChecker Video XLは、ハイライト、シャドー、中間調を緻密にチェック。複数のカメラを使用することによるカラーのばらつきを補正し、適切なカラーバランスを実現した。

 

 
ColorChecker Video XL

 

【製品概要】
ColorChecker Video XLは、ドローン撮影などのロングショットや広角に対応する大型サイズのカラーチェッカーターゲットである。標準サイズのColorChecker Videoの約4倍の大きさで、高彩度色、肌色、グレーリファレンスが標準サイズと同じく備わっている。カメラの設置場所やレンズの焦点距離を調整することなく、環境光による色かぶりを除去する。ColorChecker Videoシリーズ製品は全て、ゼブラでのフォーカスチェック、波形モニター、ベクトルスコープなどの映像制作・編集・カラーコレクションで使用可能。

 

【ColorChecker Video XLのユーザー例】
・DaVinchi ResolveやColor Finaleを使用する方でカラー編集作業を効率化したい方。
・ドローン撮影や被写体からの距離がある撮影を行い、従来のカラーチェッカーターゲットでは小さすぎる方。

 

【3rd Partyのソフトウェア対応】
・Color Finale
・3D LUT Creator
・DaVinchi Resolve

 

【製品仕様】
・パッケージサイズ H505mm×W625mm×D75mm/重量:1,100g
・ターゲットサイズ H375mm×W533mm×D4mm

 

【製品番号とJANコード】
・本体のみ 製品番号        :MSCCVPR-XL
・キャリングケース付き 製品番号:MSCCVPR-XL-CS(JAN:4562226160594)
・スリーブ付き 製品番号      :MSCCVPR-XL-SL(JAN:4562226160587)
                  型番:MSCCVPR

 

         MSCCVPR-XL-CS 【ケース付き】             MSCCVPR-XL-SL【スリーブ付き】                      

 

【エックスライト社について】
パントン社を子会社に持つエックスライト社は、アメリカのミシガン州グランドラピッズを本拠地とし、カラーサイエンスおよびテクノロジー分野において世界をリードする企業。測定システム、ソフトウェア、カラースタンダード、サービスを通して、革新的なカラーソリューションの開発、製造、販売、サポートを行っている。エックスライト社では、印刷、包装、写真、グラフィックデザイン、映像制作、自動車、塗料、プラスチック、テキスタイル、歯科、医療など幅広い産業でカラーの専門知識で品質改善やコスト削減に協力している。詳細 www.xrite.co.jp または xritephoto.com

 

 

■お問い合わせ先
エックスライト社
〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンター 西棟6F
TEL  : 03-5579-6545
FAX  : 03-5579-6547
e-mail: japan@xrite.com


ColorChecker、ColorCheckerPassportは米国およびその他の国におけるX-RiteIncorporatedの登録商標です。その他の製品名、ブランド名、会社名はそれら所有者の商標または登録商標です。

キヤノンMJグループ 業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

キヤノンマーケティングジャパングループが商業印刷事業を強化
業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインを市場投入

 

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社は、業務用高速デジタル印刷機と後加工機の一貫印刷ラインの市場投入を開始し、商業印刷事業を強化する。提供するシステムは、製品マニュアルや書籍などの印刷生産システムとして製造業や印刷業向けに11 月上旬から発売を開始する。

この一貫印刷ラインは、オセのフルカラー連帳インクジェットプリンターの新製品「ColorStream 6700 Chroma」と、キヤノンのフルカラープロダクションプリンター「imagePRESS C10000VP」の印刷システムに、株式会社グーフの生産管理ソフトウエア「PC OneFlow」と、ホリゾンの製本システム「Smart Binding System」を連携させた印刷生産システムとなる。
印刷前後の各工程を自動化し、製品マニュアルや書籍、カタログ、パンフレットなどの印刷物を効率的に生産することが可能となる。

ColorStream 6700 Chroma

 

同生産システムは、キヤノンメディカルシステムズ株式会社に先行導入され、来年初めから医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして稼働を開始する。数万点におよぶマニュアルデータを自動で工務設計し、制作、印刷から製本まで一貫して生産効率を向上できるほか、必要時に必要な部数のみを作成することで在庫の適正化を図ることが可能になる。

キヤノンメディカルシステムズの医療機器製品マニュアルの自動化生産システム

医療機器製品マニュアルは、法改正など、製品マニュアルの内容を即時に修正する必要があるほか、印刷のカスレや落丁など品質にともなうトラブルはリコール対象になる場合があり、品質とトレーサビリティーを担保した生産システムの構築が求められる。

このような医療機器製品マニュアルの課題に対してこのシステムでは、プリフライトや面付けなどの印刷前処理から下版データの管理、印刷、印刷検査ログの取得、製本、断裁を含む全工程の自動化を図り、リードタイムの削減と不良品の排除を実現している。

また、製品マニュアルを個別に管理できるので、リコールなどの問題が生じた際に製品マニュアルの印刷時期や出荷状況を追跡し、どこで不良が生じたかを確認できるなどトレーサビリティーにもすぐれている。

 


● お問い合わせ先:
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
マーケティング部 マーケティング第三課03 ー6719 ー9642(直通)
● ColorStream ホームページ:http://www.canon-pps.co.jp/products/production-printer/oce-printer/colorstream/index.html
● 高速・連帳プリンターホームページ:canon.jp/oce

日本画像学会、創立60周年を記念して「複写機遺産」を創設

(一社)日本画像学会(東京工芸大学内、面谷信会長)は、同学会の創立60周年を記念して創設した「複写機遺産」の初めての認定先を決定した。

 

「複写機遺産」は、国内メーカーから申請された多数の機種について、複写機技術発展史上の重要性や、国民生活、文化・経済、社会、技術教育に対しての貢献と、その独自性や歴史的特徴を評価するもので、第1回の認定機として、以下の4機種を認定した。

12月7日午前9時半から午後4時半まで東京・一ツ橋の一橋講堂で開く日本画像学会60周年記念シンポジウム「イメージング技術の未来展望」の中で、複写機遺産認定式・複写機遺産認定記念講演を行う予定。

 



リコー リコピー101
認定理由:複写の代名詞「リコピー」の起源となった卓上複写機
印字方式:ND感光紙を用いた湿式現像方式
製造年:1955年
所在地:東京都大田区 株式会社リコー本社

 

 


富士ゼロックス 914
認定理由:国内で製造された初めての乾式電子写真方式の事務用複写機
印字方式:乾式電子写真方式
製造年:1962年
所在地:神奈川県南足柄市 富士ゼロックス株式会社 技術歴史館(塚原研修所内)

 

 


キヤノン NP-1100
認定理由:ゼロックス社の特許網を破った独自技術による普通紙複写機
印字方式:乾式電子写真NP方式
製造年:1970年
所在地:東京都大田区 キヤノン株式会社 CANON GALLERY

 

 


コニカ U-Bix 480 
認定理由:国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機
印字方式:間接乾式電子写真方式
製造年:1971年
所在地:東京都八王子市 コニカミノルタ株式会社 東京サイト八王子
 

 

*詳しくはこちら → 【複写機遺産2018】パンフレット  第2回 『複写機遺産』募集のご案内
 

『複写機遺産』 認定事業とは――  

2018 年は、日本画像学会の創立60 周年であるとともに、米国のチェスター・カールソン(Chester F. Carlson)が、1938 年10 月22 日に最初の電子写真画像形成実験に成功してから80 周年にあたります。電子写真技術を用いた複写機、プリンターの普及が、オフィスにおける事務作業、文書処理業務に革新をもたらしました。電子写真技術の発展は、日本の情報機器産業に携わる企業の研究者や技術者が大きく世界をリードし、また学術的側面からは日本画像学会が強力に支えて参りました。
チェスター・カールソンの発明から80 年を迎える2018 年、日本画像学会は、創立60 周年を記念し、日本における複写機産業の原動力となった初期の複写機の、技術的、社会的功績を顕彰し、現存する歴史的複写機に採用された技術を長く記憶にとどめ、後世に伝えるために『複写機遺産』を創設して認定する事業を開始することにしました。
「複写機遺産」とは、複写機関連技術の歴史を示す具体的な事物・資料であり、複写機関連技術の「発展史上」重要な成果を示すもの(工学的視点から)、または複写機関連技術で「国民生活、オフィス業務、文化、経済、社会、技術教育」に対して貢献したものとします。認定に際しては、以下の基準に該当するもので、広く複写機関連技術・複写機関連工学への貢献度を評価します。

(1)対象物が、その独自性(例えば、はじめて開発されたもの、最初のもの、現在最古のもの、以前に広く使われた複写機で現存個体数がきわめて少ないもの)によって区別されるもの。
(2)その他、複写機関連技術史上の特徴を保有しているもの。
(3)既に博物館などで記念物として認定されたものも含む。
認定に際しては、会員からの推薦を元に、複写機遺産委員会おいて、書類審査によって絞られた候補について現地調査を実施し、資料の保存状態を確認させていただくとともに、資料の技術価値を示す文献の調査、資料の開発、生産、販売等に関わられた方への聞き取り調査(可能な場合)を行い、認定基準を満たす候補資料数点を選出します。

(一社)日本画像学会

 

 

<お問い合わせ>
一般社団法人日本画像学会
事務局長 : 竹内 達夫
電 話   : 03-3373-9576 (受付時間 平日10:00~17:00)
電子メール: info@isj-imaging.org

 

凸版印刷、東京国立博物館と東寺の立体曼荼羅をVR化

東寺所蔵の仏像21体で構成される空海の立体曼荼羅を再現するVR作品の製作着手
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」と連動公開

 

凸版印刷株式会社と東京国立博物館は、このたび真言宗総本山 教王護国寺(東寺)(所在地:京都府南区)が所蔵する国宝16体、重要文化財5体の合計21体の仏像で構成される、弘法大師空海( 空海)が独自に構想した立体曼荼羅を再現するVR作品 『空海 祈りの形(仮)』 の製作に着手した。
本作品は、2019年3月26日(火)から東京国立博物館で開催する特別展 「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」 の連動企画として、同館東洋館内 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年3月27日(水)から上演する。

 

 

東寺講堂の立体曼荼羅

                    

 

デジタルアーカイブの様子

                      

本VR作品は、空海が唐で授かった密教の教えを日本で真言密教として完成させた歴史と、東寺講堂の立体曼荼羅(※1)を紹介する。21体すべての仏像について立体形状計測と高精細デジタル撮影によるデジタルアーカイブを実施。凸版印刷のVR技術で仏像すべてを詳細に再現することで、現地では見ることが困難な角度や位置から1体1体を拡大するなど、VRならではの視点で立体曼荼羅を鑑賞できる作品となる。

 

※1 東寺講堂の立体曼荼羅

空海は言葉では伝えにくい密教の教えを、視覚的に表す二十一尊の仏像で構成される立体曼荼羅を構想。密教の教えを広めるために建立した講堂に、最上位の仏とされる大日如来を中心に四方に4体の如来を配置した五智如来(重要文化財)と、その右側に金剛波羅蜜多菩薩を中心にした五大菩薩(国宝)、左側に不動明王を中心にした五大明王(国宝)、四方には四天王と梵天、帝釈天(いずれも国宝)が守るように安置した。平安時代前期の密教彫刻の最高傑作とされる。

 

 

「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について

トッパンVR(バーチャルリアリティ)による文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設で、「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに2013年1月に開設。東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。専属のナビゲーターのライブ上演で、あたかもコンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できる。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間になっている。

  • 超高精細4KプロジェクタによるVR映像投映
  • スクリーンサイズ : 300インチ(横幅6.6m、高さ3.7m)
  • 座席数 : 98席
  • 所在地 : 東京国立博物館 東洋館地下1階  (東京都台東区上野公園13-9)
  • シアターHP : http://www.toppan-vr.jp/mt/
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 凸版印刷株式会社 https://www.toppan.co.jp/