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2018年度 東京ビジネスデザインアワード 企業からのテーマ募集開始

 「技術×デザイン」=「新ビジネス」
ものづくり中小企業の潜在能力をデザインの力で引き出すコンペティション

 

東京都内の中小製造業活性化策として、東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う東京ビジネスデザインアワードは、4月19日(木)より、本年度のアワードテーマとなる、都内中小企業の持つ「技術」「素材」を募集します。
集まったテーマは、審査を経て10程度に選定され、それぞれのテーマに対してデザイナーより提案を募り、マッチングを図ることで、優れた事業提案の実現化を目指します。

 


 企業からの技術テーマ:あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる「特殊転写技術」
 (株式会社扶桑・葛飾区)

 


 デザイン提案[最優秀賞]:ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート
 (榊原美歩・株式会社GoodTheWhat)

 

スケジュール(予定)

企業からのテーマ募集期間 4月19日 ~ 6月20日 【締切日までに必着】
テーマ発表 8月中旬
デザイナーからの提案募集期間 8月中旬 ~ 10月下旬
提案の一次審査・二次審査 11月上旬 ~ 11月中旬
テーマ賞発表 12月中旬
最終審査・表彰式 2019年2月

 

応募方法 : 公式ウェブサイトより募集要項・応募用紙をダウンロードし、必要事項記入及び必要書類を添付の上、当リリース下部記載の事務局に郵送してください。
応募費用 : 無料(郵送費等の実費は応募者負担)
主催 : 東京都
企画・運営 : 公益財団法人日本デザイン振興会

 

 

【企業向け応募説明会開催】

日時 : 5月24日(木) 15:00〜16:00(開場 14:30)
内容 : 事務局より応募に関する説明 (説明会後、個別相談も受付)
*受賞企業体験談 株式会社コスモテック(2016年度受賞)
会場 : インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー5階 デザインハブ内) アクセス

 

東京ビジネスデザインアワード公式ウェブサイト
 www.tokyo-design.ne.jp/award.html

 

全国カレンダー出版連、2019年カレンダーの未定日記載方法を発表

全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL・宮崎安弘会長)は、2019年の祝日動向に関して、昨秋から様々な形で検討を行ってきたが、現在までの各種情報に基づき、2019年版のカレンダーの未定日について、次の通り記載することで、業界全体で足並みを合わせ、提供していくことを決定した。

 
「昭和」から「平成」に改元された年は、2カ月以上製造が遅れるなど、大混乱になった経緯があり、速やかに関係のある他業界へ開示した。

暦やカレンダーは、歴史的にも国民の生活を支える大切なものであり、今後、当連合会の記載内容をひとつの指針とし、社会への影響を最小限にとどめるため協力を呼びかけている。

 

 【未定日の掲載についてのポイント
  ▽日付玉はいずれも墨(スミ)
  ▽4月30日、5月1日、10月22日、12月23日の該当行事名は、祝日色(朱色など)
  ▽4月30日、5月1日、10月22日の該当行事名の前には、祝日色の日の丸(国旗印)を入れる

 

 

 

 ◆この件に関するお問い合わせ先
全国カレンダー出版協同組合連合会
東京都台東区台東1-27-11-204 TEL: 03(5816)5035
E-mail: jcal@sage.ocn.ne.jp

 

>>関連記事:2019年のカレンダー・手帳で祝日はどうなっているの?(紙デジ)

「2018年度グッドデザイン賞」の応募受付開始

2018年度のグッドデザイン賞募受付およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦受付は2018年4月4日(水)から5月23日(水)まで。審査委員長に柴田文江氏、副委員長に齋藤精一氏が就任しました。

 

 

公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美、所在地:東京都港区)は、2018年4月4日(水)より、主催事業である2018年度グッドデザイン賞の応募受付およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦受付を開始します。応募締め切りは、5月23日(水)です。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本を代表する世界的デザイン賞です。産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、さまざまな分野から見いだし、広く伝えることを目的としています。

 


参考:2017年度受賞展風景


参考:2017年度グッドデザイン大賞カジュアル管楽器[Venova]

 

 

◆新たな審査委員長・審査副委員長が就任

新たに審査委員長に柴田文江氏(プロダクトデザイナー・デザインスタジオエス代表)、審査副委員長に齋藤精一氏(クリエイティブ/テクニカルディレクター・ライゾマティクス代表取締役社長)が就任します。製品分野を中心にデザインの実績が豊富な柴田氏と、既存の領域を横断するクリエイションを担う齋藤氏を中心とした審査体制により、多様化が進むデザインの可能性をさらに豊かに読み解くことが期待されます。

 

◆新賞「グッドフォーカス賞」を制定

社会における重要なテーマである「ビジネス」、「地域社会」、「技術発展・伝承」に焦点を定めた新賞「グッドフォーカス賞」を本年度より制定。それぞれのテーマに対する、先駆的なデザインを顕彰します。
なお、「グッドデザイン金賞」、「グッドデザイン大賞」は従来から継承します。より全方位的に卓越したデザインとして決定される「グッドデザイン金賞」と、その中で2018年のシンボルとなる「グッドデザイン大賞」の候補を新たに「ファイナリスト」と位置付け、これからのデザインのモデルとなる高度な力を訴求します。

 

公益財団法人日本デザイン振興会
http://www.g-mark.org/

「竹尾 淀屋橋見本帖」オープンのお知らせ

東大阪市の竹尾 大阪支店内にて営業しておりました「大阪見本帖」を大阪市中央区の淀屋橋odona内へ移転し、2018年4月7日「淀屋橋見本帖」としてオープンいたします。

 

 

紙から生まれる「もの」と「こと」。
「デザイン」と「印刷」を通じて繋がる「人」と「人」。
紙を通じた場作りをめざして、「淀屋橋見本帖」では紙選びのご相談だけでなく、4,600種以上のファインペーパーをお買い求めいただけるショップ、竹尾の発行物や各種紙見本帳を閲覧いただけるアーカイヴ・コーナーやギャラリーなど、様々な試みを用意しております。

また、店内にはCAPPAN STUDIO様の工房を併設。ハイデルベルグ社の活版印刷機が設置され、名刺やカード、レターヘッド、封筒などの名入れ印刷を承ります。

 

 

 

クリエイティブディレクション: UMA/design farm
インテリアデザイン: TERUHIRO YANAGIHARA/ STUDIO

 

関連リンク:
・CAPPAN STUDIO(外部サイト) http://cappan.co.jp/
・淀屋橋odona(外部サイト) http://www.odona.jp/
・竹尾コーポレートサイトでのお知らせページ
 http://www.takeo.co.jp/news/detail/002220.html

印刷博物館「進化するデジタル印刷―オンデマンド出版からバリアブル印刷まで―」開催

デジタル印刷が広がることにより、私たちの身の回りにある印刷物はどのように変化していくのかを考えます。

 

凸版印刷 印刷博物館は3月24日(土)〜2018年6月10日(日)までP&Pギャラリーで「進化するデジタル印刷―オンデマンド出版からバリアブル印刷まで― 」を開催します。

「オンデマンド印刷」「プリントオンデマンド」といったデジタル印刷の名称をよく見かけるようになりました。
デジタル印刷は従来の印刷とは異なり、「版」を使用しない無版の印刷です。コンピュータでつくったデータを、デジタル印刷機を使って直接、用紙などに出力します。
最近では出版印刷、商業印刷、パッケージ印刷などの分野で、幅広く活用されるようになってきました。デジタル印刷が進化することで、印刷物はどのように広がり、私たちの暮らしはどう変化していくのでしょうか。
デジタル印刷によって製作された多くの事例を紹介します。
 

展示内容

■デジタル印刷とは
■デジタル印刷の事例(出版印刷)
■デジタル印刷の事例(商業印刷・パッケージ印刷)


ポーラ文化研究所 ポーラ文化研究所コレクション『浮世絵にみる江戸美人のよそおい』

 


ありな書房 ヴァールブルク著作集5 『デューラーの古代性とスキファノイア宮の国際的占星術』

 


不二家 世界にひとつだけの「マイミルキー」

 


ロッテ キシリトールガム〈Xミント〉

 

デジタル印刷実演

展示しているキヤノンのオンデマンドプリンター(imagePRESS C750)を使って、『北斎漫画』(印刷博物館所蔵)の印刷を行います。
日時 :  4月21日(土)13:00〜13:30、16:00〜16:30
      5月12日(土)13:00〜13:30、16:00〜16:30
      6月 9日(土)13:00〜13:30、16:00〜16:30

 

講演会

1、これからの出版とデジタル技術の活用
  -電子出版・オンデマンド・ショートラン-
  講師 : 植村八潮(専修大学文学部教授・日本出版学会会長)
  日時 : 4月21日(土)14:00〜15:30 

2、デジタル印刷出版の海外事例
  -オンデマンド・ショートランを活用した事例を中心として-
   講師 : 辻本英二(デジタルタグボート株式会社 代表取締役社長)
   日時  : 5月12日(土)14:00〜15:30 

3、デジタル印刷情熱大陸! 実践者語る
    (1)「WEB×デジタル×パッケージ ハコプレサービスのご紹介」
       講師 : 鍛治川和広(株式会社共進ペイパー&パッケージ 常務取締役)
    (2)「クリエーターの絵本による地域創生」
       講師 : 木全哲也(株式会社三恵社 代表取締役)
    (3)「地域コミュニティとのコンテンツ活用戦略」
       講師 : 富沢充芳(朝日印刷工業株式会社 経営企画部部長)
    (4)「アジアの子供達へ! PODを活用した教材支援」 
       講師 : 吉江則子(富士ゼロックス株式会社 CSR部部長)
●ファシリテーター:杉田晴紀(富士ゼロックス株式会社 GCS事業本部GCフロンティア部部長)
  日時 : 5月19日(土)14:00〜15:30

4、出版におけるデジタル印刷活用
  -講談社ふじみ野工場5年の取り組みから-
  講師 : 土井秀倫(株式会社講談社 業務企画部副部長)
  日時 : 6月9日(土)14:00〜15:00

 

会  期  :   2018年3月24日(土)〜2018年6月10日(日)
休館日  :  毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
開館時間 :  10:00〜18:00
入場料   :  無 料   ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です

 
■共催
凸版印刷株式会社 印刷博物館
一般社団法人電子出版制作・流通協議会 オンデマンド制作流通部会
■後援
一般社団法人日本印刷産業連合会
公益社団法人日本印刷技術協会
■お問い合わせ先
印刷博物館 TEL 03-5840-2300
http://www.printing-museum.org/

大日本印刷、AIを活用して店舗の売場を評価するサービスを開始

商品陳列やPOPをリアルタイムで評価、売場での販売促進を支援

大日本印刷(株)は、AIを活用し、商品の陳列方法やPOPといった演出などをチェックして店舗の売場を評価するサービスを4月より開始する。

 

   サービスのイメージ

 

 ・店頭では、視覚的に訴えて購買意欲を向上させるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)理論に基づく売場作りが重視されている。DNPは「誘引(遠距離)」「関心(中距離)」「理解(近距離)」の3つの消費行動のプロセスに分けて、フィールドスタッフが売場を観察、5段階で評価し、その評価ポイントとともに売場改善案を提出する独自のVMDサービスを行っているが、今回の新サービスでは、これまで培った調査員のノウハウや観察データをAIに学習させることにより、売場づくりにおける演出の評価を客観的にリアルタイムで実施することを可能としている。

・調査員が店舗に行って調査〜評価を行う場合、観察および結果の集計、レポート作成、改善案提示に約2週間を要していたが、新サービスは、売場の画像データを読み込ませるとAIがリアルタイムで評価を行い、その結果をレポートにて報告する。

・これまでは、複数の店舗を観察・比較した上で、対象店舗の評価を行っていたが、新サービスでは蓄積された数千件の売場データを使用して比較できるため、1プロセスの画像から評価が行える。

・今後は、日用品・化粧品・食品メーカーや小売店に向けて本サービスを提供し、3年間の累計で約10億円の売上を目指す。
また顧客情報と連動した購買履歴であるID-POSと連動させ、売場の演出評価だけでなく、販売予測までを行うサービスの開発を進めていく。

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

 

お問合せ*大日本印刷株式会社

東京ミッドタウン・デザインハブ第72回企画展 「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ」

東京ミッドタウン・デザインハブ(*)は、3月16日(金)より第72回企画展「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ~障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援するコラボレーション・チャリティー展~」を開催いたします。

(*)東京ミッドタウン・デザインハブ構成機関
公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会、武蔵野美術大学デザインラウンジ

 

 

                メインヴィジュアル(D:大黒大悟)

 

JAGDAは、2018年から2020年までの3年間、デザインの“つなぐ力”を使って、障害のあるアーティストとパラリンピアンを支援していきます。第1弾となる本展では、「エイブルアート・カンパニー」に所属する障害のあるアーティストの作品を、国内外のデザイナーが、様々なものを“つなぐ”身近なアイテム「マスキングテープ」にデザインしました。テープはデザインハブを皮切りに、1年をかけて全国で展示・チャリティ販売。会員デザイナーは職能を活かしたボランティアで参加し、アーティストには作品使用料が支払われます。製造原価を除く販売収益は「日本パラリンピアンズ協会」に寄付されます。ぜひ皆さんのお気に入りを見つけてください。

 

 

開催概要
名 称:東京ミッドタウン・デザインハブ第74回企画展
 「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ」
会 期:2018年3月16日(金)~ 4月22日(日)11:00-19:00 会期中無休・入場無料
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主 催:東京ミッドタウン・デザインハブ http://designhub.jp/
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) http://www.jagda.or.jp/
協 力:エイブルアート・カンパニー、カモ井加工紙株式会社、株式会社ティー・ワイ・オー、株式会社ロフト

オープニングトーク・レセプション
日 時:3月16日(金)18:00-19:30 トーク 19:30-20:30 レセプション
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
内 容:
・パラリンピアンズ協会について
 河合純一(日本パラリンピアンズ協会会長)
・参加アーティスト・デザイナーによる座談会
 ウルシマトモコ(エイブルアート・カンパニー/東京)
 カミジョウミカ(同/長野)
 柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事)
 大黒大悟(JAGDA展覧会委員/東京)
 轟 久志(JAGDA長野地区代表)
進 行:福島 治(JAGDA展覧会委員長)
参加費:無料(定員80名/ウェブサイトより要予約)

作品(マスキングテープ)概要
デザイン: JAGDA会員172名(172種類)
仕 様: 24mm幅/7m巻
価 格: 1個400円(税込・送料別)
製 作: カモ井加工紙株式会社

巡回・販売・寄付
巡 回: 2018年の間、全国を巡回予定。
販 売: 各会場即売およびJAGDA Online Shopからの予約販売(2018年夏~)。
寄 付: 販売収益は、一般社団法人日本パラリンピアンズ協会へ寄付します。

お問合せ先
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) 担当:工藤
 Tel 03-5770-7509  exh@jagda.or.jp

2017年度東京ビジネスデザインアワード最優秀賞・優秀賞を発表

最優秀賞は、「ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート」の提案

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美)が企画・運営をおこなう「東京ビジネスデザインアワード」は、東京都内のものづくり中小企業とデザイナーの恊働による新ビジネス創出を目的としたマッチング事業です。
去る2月7日(水)に東京ミッドタウンで開催した提案最終審査において、各企業から提出されたテーマに対する提案が認められテーマ賞を獲得した8組のデザイナーによる公開プレゼンテーションと審査を実施しました。
最優秀賞には榊原美歩(プランナー/株式会社GoodTheWhat)の「ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート」、優秀賞には松岡湧紀、青井正仁、榛葉幸哉、西畠勇氣(クリエーティブチーム/電通アイソバー株式会社)の「プログラミング思考×パズル。未来を広げる知育玩具。」、榎本大輔、横山織恵(デザイナー/hitoe)の「新しい機能性を持たせた『光る発泡スチロール』」が選ばれました。
これら3件を含めたテーマ賞の各デザイン提案については、テーマ企業とデザイナーの間で提案の事業化・製品化に向けた検討が始まっています。今後の展開をご注目ください。

 

「2017年度東京ビジネスデザインアワード最終審査結果」

 

●最優秀賞(1件)[賞金100万円]

提案名 「ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート」
提案者 榊原美歩(プランナー)/株式会社GoodTheWhat
テーマ  あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる「特殊転写技術」
内  容 あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる転写技術による、
      ユーザーが気軽にDIYやリメイクに活用できるツールとしてのブランド提案。
企  業 株式会社扶桑(葛飾区)

 

●優秀賞(2件)[賞金各20万円]

提案名  「プログラミング思考×パズル。未来を広げる知育玩具。」
提案者 岡湧紀、青井正仁、榛葉幸哉、西畠勇氣(クリエーティブチーム)/電通アイソバー株式会社
テーマ  高品質・高技術の純国産「ジグソーパズル製造技術」
内  容  ジグソーパズルでプログラミングの基礎を学びながら親子で楽しむコミュニケーションに着目し
        た知育玩具の提案。
企  業 株式会社やのまん(台東区)

 

 

提案名  「新しい機能性を持たせた『光る発泡スチロール』」
提案者 榎本大輔、横山織恵(デザイナー)/hitoe
テーマ 98%の空気でつくる機能性エコ素材「発泡スチロール成形技術」
内  容 製品製造段階のアプローチから考え、発泡スチロールのさらなる活躍の場、
       既存特性をさらに活かした製品・ビジネスデザインの提案。
企  業 株式会社石山(墨田区)

 


●東京ビジネスデザインアワード審査委員長廣田尚子提案最終審査総評
本アワードが「ビジネスデザインアワード」を名乗る背景は、デザインや商品開発のあるべき姿として「良い技術」「良いモノ」「良いビジネス」の3つの要素が揃って初めて、企業が成長すると考えているからです。今回の最優秀賞と優秀賞を受賞した3社の提案は、その3つの要素が完璧に揃っていました。
最優秀賞の「ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート」は、企業の持つ非常に高い転写技術を生かし、ユーザー側にもクリエイションが生まれる点が今のDIYの時代にぴったりで、約1ヶ月のマッチング期間に試作品製作やワークショップを行うなど実働性があった点も評価ポイントとなりました。
優秀賞の「プログラミング思考×パズル。未来を広げる知育玩具。」は、本来ジグソーパズルが持っている『はめ込む』という特徴と、プログラミングとの類似性を見出し『行為』そのものをデザインした点や、『本』という安定した販路があり誰もが身近に感じられるプロダクトとしてデザインした点などが高く評価されました。
「新しい機能性を持たせた『光る発泡スチロール』」は、活用シーンが多岐にわたり広がりが想定できること、企業が今回ビーズ(発光資材)までも自社で約1ヶ月半の短期間で開発し、企業の持つ技術の幅を広げたこと、それにより新商品の特許の流出を防ぐ形での画期的なビジネスデザインが実現したことが高く評価されました。
今回の結果を通じて、東京都の企業の底力と発信力の高さを感じました。いずれの提案も独自性が高く、今までに世の中になかった新しいものだと言えます。ぜひ企業とクリエイターでその想いを分かち合って、実現に向けた歩みを進めて欲しいと考えています。

 

●2017年度東京ビジネスデザインアワード審査委員会
廣田尚子 審査委員長/(有)ヒロタデザインスタジオ代表
金谷勉 (有)セメントプロデュースデザイン代表取締役
川田誠一 産業技術大学院大学学長 工学博士
澤田且成 アイディーテンジャパン(株)代表取締役社長
服部滋樹 デコラティブモードナンバースリー代表取締役
日髙一樹 デザイン・知的財産権戦略コンサルタント 日高国際特許事務所所長弁理士

 

~ 受賞コメント ~

●最優秀賞
「ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート」
 プランナー榊原美歩氏
あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる転写技術を用いたパターンシートは、誰もが気軽にカスタマイズできて、様々なシーンで活用できます。ぜひ商品化し、既存のアイロンシートに代わる新しいプロダクトに成長させていきたいと考えています。マッチング開始から1ヶ月半はスピード感を持ちつつ、楽しみながら企業である扶桑様と形にしていきました。賞に捉われず、提案を現実の形にすることにこだわり進めてきたので、これを機にぜひ開発に弾みをつけていきたいです。

 

●優秀賞
「プログラミング思考×パズル。未来を広げる知育玩具。」
 クリエーティブチーム松岡湧紀氏
プログラミングというと難しいというイメージがありますが、提案した知育玩具では、ジグソーパズルでプログラミングの基礎を学びながら親子で楽しむコミュニケーションを行うことで、その先入観をなくし、これからの時代に求められるプログラミング思考を自然と身につけることができます。2020年に小学校教育にプログラミングが導入されますが、その前年の2019年の商品化を目指して行きたいと考えています。

 

●優秀賞
「新しい機能性を持たせた『光る発泡スチロール』」
 デザイナー榎本大輔氏
原料への添加が可能な発泡スチロールの特徴を活かし、素材からデザインをプランニングして『光る発泡スチロール』を提案しました。企業である石山様には、マッチング開始から1ヶ月半の間に発光資材を自社で開発いただくなど、チャレンジングな取り組みを行っていただきました。東京ビジネスデザインアワードは、毎年テーマと課題が変わり、提案内容も変化します。企業様とよく相談し、課題を共有する中で、実現化に向けて一緒に動いていきたいです。

 

 

※東京ビジネスデザインアワードのウェブサイトにて詳細情報を掲載しております。https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

“ちょこっと体感”仁和寺と御室派のみほとけ展 in大崎 光村グラフィック・ギャラリー

 「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」展のサテライト企画

 

・国宝「孔雀明王像」をもとにした世界最大・最多色の木版画が見られる!
・国宝「三十帖冊子」の構造レプリカに触れられる!
・宸殿上段の間の華やかな雰囲気を味わえる!

 

 

光村印刷は、企業理念でもある“ともにつくり、ともに伝える。”の一環として各種の文化支援活動を行っています。このたび東京国立博物館で開催される 「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―」(http://ninnaji2018.com/)への協賛にあたり、サテライト企画「 “ちょこっと体感”仁和寺と御室派のみほとけ展 in大崎 」を開催することになりました。
当展は、印刷の原点である「複製」をコンセプトに仁和寺の数多い名宝の中から3つを複製展示し、見て、触って仁和寺に親しんでいただくという体験型の展覧会です。弊社の創業者・光村利藻が明治37年に挑戦した、世界最大・最多色の木版画といわれる「孔雀明王像木版画」(展示はその時の版木を使って摺った平成版)。日本最古の冊子である国宝「三十帖冊子」のうち第十四帖の構造レプリカ。そして、仁和寺宸殿上段の間を飾る原在泉画伯による華やかな「桜花」襖絵の原寸サイズ出力。普段は間近で見られない名宝も、複製なればこそ、気軽に楽しんでいただけることでしょう。
ぜひ、この機会にご高覧ください。

 

【 展覧会概要 】
     
・会  期 :2018年2月14日(水)~3月10日(土)
     
・開館時間 :11:00 − 19:00(土曜日は18:00まで)
     
・休 館 日 :日曜日
     
・入 場 料 :無料
    
  ・主  催 :光村印刷株式会社
   
   ・協  力 :真言宗御室派総本山仁和寺、読売新聞東京本社、株式会社修護、株式会社松鶴堂、東芝映像ソリューション株式会社

 

アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
http://www.mitsumura.co.jp/

JR山手線/りんかい線「大崎駅」南改札新東口より徒歩6分
東急バス(渋谷駅⇔大井町駅)「居木橋」前

 

 

クリエイションギャラリーG8「グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史」開催

リクルートホールディングスが運営するクリエイションギャラリーG8は、雑誌『アイデア』を手がかりに、日本のグラフィックデザインの歴史と今後を探る展覧会「グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史」を1月23日(火)~2月22日(木)まで開催します。

 

 

 

展覧会名

「グラフィズム断章:もうひとつのデザイン史」

 

展覧会会期

会期 : 2018.1.23 火 – 2.22 木
時間 : 11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

 

企画概要

日本のグラフィックデザインは明治以降の近代化および戦後の経済成長を経て大きく発展を遂げてきました。戦前のモダニズム、戦後復興と高度経済成長、情報社会の到来といった動向を通じて日本のグラフィックデザイナーは社会のなかに「デザイン」という領域を確立し、高い品質と独自の美学によって産業や文化の発展に寄与してきました。
しかし、20世紀末からの本格的なグローバル時代の到来とともに、世界のデザイン潮流は大きく変化しつつあります。デジタルツールが専門家だけの領域であったデザインの実践を広く人々に解放し、また経済的な「先進国」が特権的に享受していたデザインの方法や素材は誰にでも、どこからでもアクセスできるものとなりました。

このような変化のなかで日本のグラフィックデザインは、今後どのような方向に向かうのでしょうか。あるいはどのような可能性へと開かれているのでしょうか。
この問題について考えるためには、歴史への意識が不可欠です。日本のグラフィックデザイン文化は、20世紀を通じて西洋のデザイン文化とは異なる独自の美学や方法を発展させてきました。21世紀を迎えた現在、その歩みは豊かな歴史的源泉となっています。

そこで本展は1953年から半世紀以上にわたって国内外のグラフィックデザインの最前線を追いかけてきた雑誌『アイデア』(誠文堂新光社)を手がかりに、現代グラフィックの第一線で活躍するデザイナーたちがそれぞれの視点から20世紀日本のグラフィックデザイン史を概観、注目されるべきと考える作品や人物、出来事を提示するものです。
また会場には『アイデア』の総バックナンバーをはじめ、47組のデザイナーたちが幅広い年代から選書したデザイン関連書ライブラリを併設。貴重な書物を実際に手に取ることで、これからのデザインを考えるための視点を探ることができます。

日本の20世紀デザインを単なる回顧から批評的な解釈へと開いていく新しい試みとなります。ここで取り上げるもうひとつのデザイン史を通して、現代、そして未来のグラフィックデザインを共に考える場になればと考えています。

 

参加デザイナー
大西隆介、大原大次郎、加藤賢策、川名潤、菊地敦己、髙田唯、田中義久、田中良治、千原航、
長嶋りかこ、中野豪雄、橋詰宗、前田晃伸

 

選書ライブラリ参加デザイナー
s mbetsmb、阿部宏史、有馬トモユキ、飯田将平、色部義昭、上西祐理、岡澤理奈、岡本健、
小熊千佳子、尾中俊介、尾原史和、加瀬透、刈谷悠三、川村格夫、木村稔将、木村浩康、熊谷彰博、後藤哲也、近藤聡、佐々木俊、佐藤亜沙美、庄野祐輔、鈴木哲生、須山悠里、惣田紗希、染谷洋平、髙木毬子、田中千絵、田中雄一郎、田部井美奈、近田火日輝、戸塚泰雄、長田年伸、仲村健太郎、
ニコール・シュミット、原田祐馬、樋口歩、藤田裕美、牧寿次郎、三澤遥、水戸部功、村上雅士、
安田昂弘、山田和寛、山野英之、山本晃士ロバート、米山菜津子

 

出版情報

本展の内容は2018年6月発売の『アイデア』No.382に特集される予定です。

 

主催

クリエイションギャラリーG8
   〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
     TEL 03-6835-2260

 

企画

 室賀清徳、後藤哲也、アイデア編集部

 

構成

橋詰宗、加藤賢策、大原大次郎

 

展覧会ウェブサイト

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