「協会情報」カテゴリーアーカイブ
新卒採用活動の次はフォローアップが重要!
会社の痛手となる新入社員の離職
人事採用と入社後人材育成は、印刷会社の成長においても重要な取り組みだ。中小企業の新卒採用担当者の中には、「会社を知名度で決める」「採用競争力」など大企業に比較しての悩みを抱えてことを聞くことがある。リクルートワークス研究所によれば、過去10年5,000人以上の大手企業の求人倍率は1倍以下と採用がしやすい状況があるが、一方、300人未満の有効求人倍率は、常に3倍以上を推移している。コロナ禍により超売り手市場であった2021年卒の3.40倍よりも上がり、22年卒採用においても「5.28倍」と依然として採用難であることが分かる。
一方、苦労して採用に結びつけても、昨年令和3年10月の厚生労働省のプレスリリースによれば、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者36.9%、新規大卒就職者31.2%ということである。新卒者本人だけでなく企業側にとっても大きな痛手だ。更に、毎年1割近くが1年以内で離職している。新卒者が1年以内に離職することは珍しくない状況だ。
理想と現実とのギャップを埋めるフォローアップ
離職の理由のひとつに「理想と現実とのギャップ」が挙げられるがことが多い。入社3カ月~半年が過ぎたあたりから、現実との壁が生じる。そのギャップを埋めることが重要だ。現実的な仕事に対するやりがいや働き方に起因する事柄を共に解決していくことが必要になる。採用活動の次の課題はフォローアップである。教育をはじめとする社員が成長するための計画的な施策と環境は不可欠だ。フォローアップは、新入社員研修からある程度時間が経ってから繰り返し行うことを意味する。「会社での帰属意識を高め、生産性を向上させる」「研修効果の定着や離職率を低下させる」などの狙いがある。手段としては、フォローアップ教育研修などもあるが目的が重要だ。仕事に直面した新入社員の不安や疑問を解決することが目的だ。単に専門知識を詰め込むことでないことを認識し、寄り添うことが肝心なところだ。一般的に用いられる方法では、「人事面談で意見を聴く」「上司によるフォローアップ」、年齢や社歴の近い先輩社員が助言する制度「メンターをつける」「フォローアップ研修」などがあるが、会社全体として取り組むことが必要になる。
(CS部 古谷芸文)
2022年度秋期
【オンライン】フォローアップ総合研修
「まるまる学ぶサービス」
【オンライン】印刷技術の基礎知識
【オンライン】印刷営業の基本
10/18 ポストプレスのデジタル印刷対応の動向
光村グラフィック・ギャラリー企画展開催のご案内
美術家、曽谷朝絵の絵画とインスタレーションによる展覧会
曽谷朝絵展 “Topia”
Asae Soya Exhibition “Topia”
美術家、曽谷朝絵の展覧会を2022年10月7日(金)~11月5日(土)の期間、
光村グラフィック・ギャラリー(以下、MGG)にて開催いたします。

Size:81×81cm
Material:パネルに紙、水彩/ Year:2021
千変万化の色と光の空間が、今秋MGGに出現
包み込まれるような光と色彩とダイナミックな造形感覚を併せ持つ美術家、曽谷朝絵。その活動は平面作品のみならず、色彩と空間が共鳴し合うインスタレーションや映像作品など幅広いジャンルに及んでいます。
会場では、日常の中に非日常を見出すような、洗面器や海などをモチーフとした長さ4mの大作を含む油彩画やパステル画、コロナ禍で都市に生い茂った雑草を描いた水彩画などの絵画群約30点に加え、曽谷のアイディアの源となっている色鉛筆によるドローイング約70点も展示します。
またギャラリーを取り囲む長さ約35mのガラス壁を使った、フィルムによるインスタレーションとその夜間ライトアップも行うなど、曽谷の多面的な作品世界を紹介します。
雑草の森や洗面器の中に見る海など、小さなものと大きなものをイマジネーションの力で繋ぐような作品群を通して、日常の輝きや人間の創造する力を感じ、光と色彩を浴びるような体験をしていただければと思います。
-曽谷朝絵展 “Topia”に寄せて-
ここ数年の災厄のなかで、あと少し、あと少しでこのトンネルを抜けると思いながら皆が過ごしてきたと思うけれど、8月になった今も世界のざわざわは鳴り止まず、むしろ巨大になってきている。
だけど、実はそこかしこで日常は光を放っている。例えばコロナ禍で開発が止まった空き地に出現した雑草の森。洗面器の窪みの中の光と影の劇場。それらは別に私達のためにあるのではなく、私達がいなくなっても(というより植物なんかはむしろ人間がいなくなったほうが)生き生きと、平然とそこにあり続けるだろう。
でも一方で、その輝きは私達の心が作り出したものでもあるし、表現されないと永遠に忘れ去られてしまうものでもある。辺りかまわず輝いている彼らは忘れられたって別に気にしないだろうけど、私は作品に捕えたいと思う。
ユートピアにもディストピアにもなり得るこの場所を、少しでも良い場所にするために。
—————————————— 曽谷 朝絵
本展の見どころ |
〈絵画〉
-日常の中に非日常を見出すような油彩やパステル画-
ギャラリーに入ると、まず2.4 x 4mの巨大な油彩作品《fuwari》が目に飛び込んできます。本作は曽谷のこれまで最大の作品で「コロナ禍での散歩中に出会った横浜の海」と「洗面器の中の水たまりの中に見出した海」が合わさって出来上がったものと言います。光のかたまりが波打ち、解体しながら浮かんでいるようなその作品は、最大のものを象徴する「海」と最小の日常を象徴する「洗面器」を繋ぐものとして、観るものを包み込むような光を放っています。その横には夜から朝までの様々な光の状態で描かれた洗面器をモチーフとしたパステル画《Washbowl》シリーズがまるで《fuwari》の衛星のように展示されます。他、窓から投影された光をモチーフとした油彩画なども展示され、宇宙や海という巨大なものと日常の物事が光と色彩でつながるような空間が出現します。

Size:41×38cm
Material:紙にパステル
Year:2020

Size:240×400cm
Material:パネルに綿布、油彩
Year:2022
-コロナ禍で都市に生い茂るようになった雑草を描いたシリーズ

Size:162×97cm
Material:パネルに紙、水彩
Year:2022
そこを抜けると、植物を色鮮やかな水彩で描いた作品群が展示されています。これらはすべて、コロナ禍で出現した都市の空き地に生い茂った雑草を描いたものです。
かねてより植物の構造や生命力の強さに「人間の創造力」との共通点を感じて描いてきた曽谷は、その雑草たちに「ひとたび人間の力が弱まれば、すぐにでも都市を征服してしまいそうな脅威的なパワー」を改めて感じたと言います。
つまりこれらの作品は、どんな状況でも消えない人間の創造力を、都市の伱を突いて生い茂る植物に準えて描いたものでもあります。
まるでスターの全身写真のように、人間の等身大ほどの画面に描かれた作品《Blow》《Shower》や、まるで宇宙を漂う色彩の森を覗き込んだような円形の作品《Spring Burst》、そして新たな展開である風が吹き抜ける森を描いた作品などが展示され、光と色彩に満ちた植物の楽園のような空間が出現します。

Size:21×29.7cm / Material:紙に色鉛筆
Year:2021
-曽谷のアイディアの源となっている、
色鉛筆によるドローイング作品約70枚
今回、曽谷のアイディアの源となっている色鉛筆によるドローイング作品約70枚も展示し、その創作のプロセスを楽しんでいただけます。
〈インスタレーション〉
-ギャラリーの外壁を囲むガラスウィンドウにカッティングシート作品-

Size:サイズ可変 / Material:ガラス壁にフィルム
Location:JR新山口駅 / Year:2021 / Photo:Satoru EMOTO,SARUTO Inc.
長さ約35メートルのガラスウィンドウを彩るのは、曽谷の持つ色と音の共感覚をモチーフにした作品です。光により色が変わる虹色のフィルムで作った水の波紋の形のオブジェクトを貼って、光と水の光景をつくり出します。昼は太陽光の変化で刻々と表情が変わり、夜は照明演出でギャラリーの外にまで光の形が溢れ出します。昼と夜とで表情が変わる、光の反射や透過が映し出す色彩豊かな波紋の中で遊ぶような体験をしていただけます。
アクセス

光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1F
企画・運営:光村印刷株式会社http://www.mitsumura.co.jp/
【マスター郡司のキーワード解説2022】ESG投資
page2023は新企画が目白押し
2023年2月1日(水)~3日(金)の3日間、東京池袋・サンシャインシティで開催する。まだ「かつての日常」が戻っていない中、イベントはどうあるべきかを考える。
展示会場に新企画ゾーンを複数設置
今回で36回目を迎える国内最大規模の印刷・メディアビジネスの総合イベント “page2023の出展募集を開始した(開催概要の詳細はこちら)。
page2023では、より多くのそして新たな来場者をお迎えすべく、新企画ゾーンを複数設置する。具体的には現在、「動画」「デザイン・紙加工」「SDGs」を予定しており、また前回に引き続き「マーケティングソリューションゾーン」も設置予定である。こちらに関しては、個別での詳細説明もオンラインで行っているのでお気軽にご相談いただきたい。(新企画ゾーンの詳細個別説明会の申込はこちらから。)
page2022で成果を得られたオンライン展開を継続
前回 page2022 にて実施したオンライン上での出展プランとなる「オンラインスポンサーズセミナー・製品紹介」も前回と同様に実施する(予定)。
page2022のオンライン展開は、page2021オンライン展示会よりも機能を絞り、協賛企業の動画コンテンツのみを視聴できる形であったが、オンラインスポンサーズセミナー5本(5社)、製品紹介10本(8社)の計15本の動画の延べ視聴者は4,042名、累積pv数は38,755pvであった。page2021オンライン展示会では、オンライン展示会の来場登録は行ったものの、オンライン展示会のサイトを訪れない人が3割近くに上ったが、page2022では93%が何らかの動画を視聴し、かつ85%が複数企業の動画を視聴していた。オンライン上の来場者そのものは減少したが、出展(協賛)企業1社あたりのリード獲得数は増加し、また来場者アンケートでも、サイト内の回遊性などは一定の評価を得ることが出来た。
展示会における「密」は見た目ではなく中身
前回のpage2022は、 年明け直後から感染が急拡大し、「まん延防止等重点措置」の期間中の開催となった結果、 実施した直近のリアル展示会であるpage2020に比べて来場者は大幅に減少した。あれから半年あまり、今年の春先に東京ビッグサイトで行われていたイベントでは、最寄り駅に人が溢れ、来場者受付に行列が出来ているイベントもあった。しかしイベントのテーマ次第で来場者数が異なっており、必ずしも「かつての日常」が戻ってきたとは言いがたい。
余談になるが、昨日閉幕した第104回全国高校野球選手権において、優勝したチームの監督さんが優勝インタビューの中で、今の高校3年生の状況を「青春ってすごく密。でもそれを全部駄目だ、駄目だと言われながらも諦めないで活動してきた彼らに拍手を送ってほしい。」という趣旨を語っていた。
pageイベントもすごく密であった。それが35回連続で開催できた要因の一つであった。しかしそうすることが難しくなった結果、page2021は中止、page2022は来場者が激減した。どうにもならなかったこの2年を思うと、この言葉は身に染みた。まだ「かつての日常」が戻ることが考えにくい状況でのpage2023の開催に際し、参考にしたいデータがある。
前回page2022の来場者属性において、経営者層の来場比率が大幅に増加した。県外の移動が制限される中、社員の来場を見送らせる代わりに社長自ら、そして一人で来場されるケースが多かったのであろう。結果としてpage2022の出展企業からも「来場者は減ったが、決定権を持つ人と長時間面談が出来た。」という意見をいただいた。
自らのコロナ感染で分かったwithコロナでのイベントのあり方
またこれも余談であるが、実は私自身も先月、コロナ陽性となった。同居している小学生の息子からの感染と思われるが、息子は前日まで全く症状が無く、朝起きたら高熱と咳が出ていて、病院に行き、陽性と診断された。ちなみに前日息子と接触が少なかった妻と長女は陰性だった。
イベント事務局として、感染対策はこれまで通り講じるが、無症状者の来場を制限することは正直不可能である。したがって残念ながらpageイベント初日に無症状だった来場者や出展企業の担当者が、2日目以降に発症し、陽性が発覚する可能性も十分に考えられる。しかし同居家族ですら、接触の度合いで感染が防げるのであれば、展示会場内においては、出展社と来場者がマスクをして十分に距離を取っていれば、感染する可能性は限りなく少ないのではないかと考える。そしてそのように思える人が来場する一方で、そうでない人は来場を見送るのではないだろうか。そしてこうした判断を事前に行うになったことが「新しい日常」であり、したがってイベント事務局としては、来場するか否かの判断に際し、「これは行ってみたいと思わせるイベント」にすることが重要と考え、その為に新たな企画ゾーンを立ち上げた。来場者にとって関心の高いと思われるテーマを今後も増やしていきたいと考える。またリスクを取れないいわゆる「冷やかし」の来場者が減ることは、出展企業にとっても有力なリードが増えることにつながり、結果として有意義なイベントになる。
大事なのは展示会場の見た目の密ではなく、中身の濃さであり、これこそが新しい日常におけるイベントの価値であると考え、半年間準備していきたいと思う、
(page事務局 堀雄亮)
9/13 デジタル印刷で広がるビジネス(導入編)
8月28日開催第58期試験受験票発送
8月28日(日)に実施します第58期DTPエキスパート認証試験の受験票を発送しました。
受験申請時にご登録いただいた主連絡先ご住所あてに普通郵便にて発送しています。
万が一未着の場合は、8月17日(火)以降にJAGAT資格制度事務局までご一報ください。
なお、アップグレード試験の方の試験案内は、8月17日頃別途ご案内いたします。
9/29 最新調査に見る印刷経営戦略
事故にみる工場のヒューマンエラー対策
交通事故にみるヒューマンエラー
工場管理でやっかいな課題に人為的過誤やミスであるヒューマンエラーがある。ヒューマンエラーに起因するトラブルや事故は、工場に限ったことではない。警察庁によれば、交通事故におけるアクセルとブレーキの踏み間違いによる人身事故は過去5年(2016~20年)で2万1103件発生し、248件が死亡事故につながっているという。よく高齢者による事案が話題になるが年齢に限らずヒューマンエラーの視点で捉えることも重要だ。国土交通省自動車局が2018年9月に公表した「自動車の安全確保に係る制度及び自動運転技術等の動向について」では、2016年のヒューマンエラーによる法令違反に起因する交通死亡事故は全死亡事故の97%に上るという。また、内閣府が同年発表した「平成28年中の道路交通事故の状況」での死亡事故原因は「わき見」や「漫然運転」「安全不確認」といった安全運転義務違反が55%を占めている。「一時停止違反」や「速度違反」なども多いようだ。こうしたヒューマンエラーへの対応策は、自動運転システムの普及と人間の心理的、生理的特徴への対応だともいわれている。
犯人捜しでは解決できないヒューマンエラー対策
人が活動する限りヒューマンエラーは無くすことはできない。なくならいことを前提に考える必要がある。トラブル対応では、事故を起こした当人を探し責める場面があるが、犯人捜だけでは解決できない。孔子の教えに「罪を憎んで人を憎まず」とあるが、同様にトラブル自体に目を向けなければならい。原因を把握したうえで適切な対策を講じて発生しにくい環境を整えることが大切だ。コンサルソーシング株式会社のサイト記事(2018年7月28日)では、事務ミス・作業ミスの多い人の傾向的特徴と対策の方法・事例について解説してある。人それぞれに傾向と特徴があり、それに合わせた対策を行うことで効果的にヒューマンエラーやミスを軽減することができるというものだ。例えば、人の行動特性を7つタイプに分ければ下記のようになる。
- 細部が気になる人
- 場当たり的に仕事をする人
- 言われたことしかしない人
- 認識が他の人とずれる人
- 何でも抱え込んでしまう人
- 仕事が中途半端な人
- すぐ忘れる人
タイプ別に対応は異なる。ヒューマンエラーは、人の特性を理解し、それぞれに応じた対策が求められる。対応策としては、人に仕事の中に潜むミスを気づかせる見える化改善に繋げることが必要になるという。ミスの検出力を高めるミーティングや見える化の改善策が有効になるとうことだ。工場管理においては、改善活動とヒューマンエラー対策はセットで考える必要があるのだ。
CS部 古谷芸文
印刷工場の競争力を高めるための「工場改善活動の進め方」
工場のトラブル対応!「ヒューマンエラー対策」