JAGATが発行する初心者向け印刷、DTPの入門書として最適な2冊をご紹介いたします。
いずれも最新技術動向に対応し、オールカラーで豊富な図版とわかりやすい解説で構成しており、新入社員や内定者向けテキスト・参考書としてオススメしているものです。長期に渡るコロナ禍にあって、在宅ワークも余儀なくされる中、あらためて学習・復習の機会として紐解いてみてはいかがでしょうか。 続きを読む
「協会情報」カテゴリーアーカイブ
リアルイベント開催に必要な「空気感」
page2022の開催に向けて準備をスタートした今、開催に向けて何が大切かを考える。
2年ぶりの開催に向けて出展募集を開始
今回で35回目を迎える国内最大規模の印刷・メディアビジネスの総合イベント “page” は、 政府・自治体及び展示会業界のガイドラインを基に感染拡大防止対策を講じて、出展者・来場者の安全を確保し実施する。 2年ぶりの開催に向けて、準備をスタートした。(開催概要はこちら)出展申し込みの受付開始は、8月2日(月)~となります。
印刷会社のための出展ゾーンも引き続き設置
印刷会社のための出展ゾーンである「印刷パートナーゾーン」印刷会社とのコラボレーション、パートナーシップを目指す印刷会社にとって最適なエリアとなる。独自ソリューションやオリジナルの技術の販路を拡大したい印刷会社、首都圏の営業拡大を図る地方の印刷会社などにおススメする。 page展の来場者の 2/3を占める印刷関連業の方々にPRしていただきたい。
page2022におけるオンライン展開は
前回 page2021 にて実施したオンライン展示会は、 page2021とは少し異なる形でのオンラインでの展開を実施する。page2022におけるオンライン展開のイメージ、出展のメリット、リアル展示会出展とのシナジー、さらには出展費用の 詳細については、事務局からご説明を各社様個別オンラインにて実施する。(説明会のご参加希望については、こちらから)
オンラインが不可欠になった今、問われるリアルの重要性
コロナ禍になって1年半、オンラインシフトは急激に浸透した。現在、JAGATで行われているセミナーの大半はオンラインでの参加が可能になっている。一方、リアル会場でのイベント開催については延期や中止が相次ぎ、page2021も中止となった。しかし緊急事態宣言下にある東京都においてオリンピックも開催されている通り、リアルイベントについては人数の上限や収容率による制限はあるものの、開催は可能である。半年後の状況についてはまだまだ予断を許さないが、同時にワクチン接種も進んでいくものと思われ、後ろ向きな要素は少なくなってくるはずだ。 そして人と人との触れ合いへの渇望が出始めているのではないか。
リアルの良い所は「空気観」を共有できること
ビジネスにおいて、もはや必ずしも対面で話し合う必要はなく、情報の伝達のみであれば、オンラインでも充分であることは、この1年半で多くの人が実感したことであろう。しかしリアルの良いところは、同じ場所にいることでの空気観の共有である。そしてこの空気観の共有を生み出すのは、人と人との間にある製品、商品などの「モノ」である。
展示会場において、人と人が話すのは、その間に何かしらの展示物が存在している時である。1年半前のpage2020の時、ある出展企業から「出展ブースに立つ人間がマスクをして接客することを、事務局側から許可してほしい。」と言われた。その当時は、マスクをして接客をすることが失礼とまではいわないが、あまりいいイメージが無かったが、少なくとも今、出展社と来場者がともにマスクをしていても全く気にならない。そして感染のリスクも減らせる上に、空気感も共有できる。目に見える「モノ」がもたらす、目に見えない空気感は重要である。
半年後はすでに明るい未来を見据えているはず
そしてリアルイベントを行う時の周りの空気感も重要だ。半年前のpage2021リアル展示会の中止を決定した時、「なぜ中止にするのだ」という声は皆無であった。2020年末からの感染急拡大により、「page2021リアル展示会は開催できるのか?」という問い合わせが多数あり、不安要素が大きかったからであろう。また開催反対が世論の多くを占める中、東京オリンピックの開催を強行した日本政府は、もしかしたらオリンピックにおける日本選手の活躍によって、プラスの「空気感」を醸成したかったのかもしれないが、さらなる感染急拡大もあって思惑通りには行っていない。そしてもし今年から来年にかけて、page2022の開催時にもしこれまで以上の危機がやってきても、 あくまでも個人的な意見であるが、 昨年末のような開催を危ぶむ空気にはならないだろうと思われる。オリンピック開催との整合性、ワクチン接種の進行などの外部要因とともに、経済活動再開への渇望感が上回ってくると思うからである。そうなることを願って、まずは粛々と準備を進めたいと思う。
(page2022事務局 堀雄亮)
【マスター郡司のキーワード解説2021】Display P3
原稿は、その目的意識や表現方法を明確に分けなくてはいけないが、“お家の事情”で次回くらいまで整理に時間をいただきたい。今回は「専務のつぶやき」と少々ダブってしまうところを解説したい。
印刷業定点調査 各地の声(2021年6月度)
4月の売上高は+14.3%。15ヵ月ぶりのプラスでコロナ禍以降の最高になった。
ただしもちろん昨年4月は同基準対比の対象としてふさわしくない面もあり、2019年4月と比べた実質は△7.1%とやはり厳しい。
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印刷工場における品質優先の考え方
共感と理解を重要視するトヨタ自動車
今週開会される東京オリンピックの「TOPスポンサー(ワールドワイドパートナー)」であるトヨタ自動車は、国内では五輪に関するテレビCMを放送しない方針を明らかにした。(読売新聞 オンライン7月19日11:58)。一方、大会運営への支援では、関係者を運ぶ車両など計3340台を提供し、このうち、燃料電池車(FCV)の「ミライ」や自動運転機能を持つ電気自動車(EV)「イー・パレット」などの電動車が9割を占め、二酸化炭素(CO2)排出量の低減につなげるという。企業として市場での共感や理解を如何に重要視しているかという表れだ。
印刷工場に必要なマーケットインの考えた方と品質優先
印刷製品の品質も同様に市場に受け入れられなければならない。製品の良し悪しは、工場だけで決まるものではない。判断するのは市場であり顧客だ。マーケットインの考え方が必要になる。印刷工場においても他人ごとではない。言うまでもなく、印刷工場で生産される印刷製品も市場のニーズを捉え、顧客満足を満たした品質でなければならない。企業としてのその品質方針が重要になる。品質方針は、特定の部門だけではなく全社を挙げて共有し取り組まなければならい。カイゼンベース株式会社のカイゼン講座、品質優先の考え方【品質管理と品質改善活動:第1章】によれば、「品質を優先すること」について解説している。第一歩としては、品質を優先するという方針を関係者全員が納得し一致して取り組むことが重要になる。品質優先ということは、短期的なコストやリードタイムによる利益だけを考えるのではなく、しっかりと良い製品やサービスを提供することにより、結果的に顧客の信頼を獲得し売り上げ拡大や利益増加に繋げるものである。品質優先を土台にコスト削減やリードタイムの短縮を考えるということになる。「品質を疎かにしてはいけない」ということを全体で肝に銘じなければならいということだ。
マーケットインでの品質管理は下記の項目だ。
- 顧客が求める品質基準
- 顧客が求める量と納期
- 顧客が求める価格
- 顧客にとっての生産性
- 地球環境の保全
- 顧客を含む関係者全員の安全と健康
顧客に印刷品質の価値を伝えるマネジメント
印刷製品における品質管理や品質保証もマーケットインが土台となる。過去の印刷工場に見られたような勘と経験による工場の事情を優先するもではない。例えば、オフセット印刷の品質は、決定づける要因として、ドットゲイン、濃度、カラーバランス、コントラスト、トラッピング、ドライダウン等があるが、このことが顧客にとって価値として伝わらなければ意味がない。そこで、印刷工場は、品質安定のための標準化や数値管理、カラーマネジメント等のしくみづくりの必要性になる。また、営業活動では、品質基準を満たした印刷製品を納品することは勿論であるが顧客にその信頼と安心という価値を伝えることが重要になる。品質優先の考え方は、経営視点で戦略的なものだ。品質を上位に置いた品質(Q)・コスト(C)・納期(D)であるQCDのバランスでのフォーメーションである。組織力がカギを握る。組織力を発揮するためには、工場におけるリーダー育成が不可欠だ。オンライン印刷工場長養成講座(JAGAT主催)は、この10月20日(水)に開講する。
(CS部 古谷芸文)
オンライン 印刷工場長養成講座
2021年10月20日(水)開講
オンラインイベントの方向性と新規ビジネス開発について
page2022リアル展示会は2022年2月2日(水)~4日の3日間、サンシャインシティで開催する。ではオンラインイベントはどうするか?
先日行われたIGAS2022記者発表において、2022年11月に開催するIGAS2022は、リアル展示会を基本にして様々なバーチャルイベントを実施するハイブリッド展示会を目指していくと発表された。しかしリアル展示会の会期(2022年11月24日~11月28日)前後にカンファレンス・セミナーをオンラインで開催するという予定は示されたものの、それ以上の情報はまだ未定との事である。まだ1年半近く先のことであり、コロナの状況がどうなっているか、先が見通せない中、出来ればリアルで開催したいという思いが垣間見える。
page2021オンラインの前に4,000名以上の視聴者を集めたオンラインイベント
JAGATでは昨年度、page2021オンラインとともにトピック技術セミナーオンライン(2021年10月開催)、WebJUMP(11月開催)、JAGAT大会オンライン(12月開催)の3つのオンラインイベントを実施した。特に10月に開催したトピック技術セミナーオンラインでは、 協賛企業によるセミナー18本の延べ視聴者が4,000名を超え、1セミナーあたりの視聴者数は200名を超えた。これはpageリアル展示会において実施してきた協賛企業主催によるセミナー(スポンサーズセミナー)の3倍近い集客数であった。これは会期中いつでもどこでも、そして一旦離脱してその続きからあらためて視聴も出来るオンデマンド配信の形式によるものだったことが大きい。リアル会場に足を運び、セミナーに参加する人と、気軽にオンラインで視聴する人の温度差(セミナー主催企業からみればリードの質)の違いはあるにせよ、その企業のセミナーに関心があったことには変わりない。またオンデマンド配信形式だったpage2021オンラインにおけるスポンサーズプレゼンツミニセミナーにおいても、300名を超える視聴者を集めたコンテンツもあった。
セミナー動画だけでなく企業紹介ムービーや製品紹介動画も視聴できる形に
オンラインセミナーの成功のカギは、誰が、いつ、どのセミナーを観たかを把握できること、すなわち来場者情報が取得できるか否かにある。page2021オンラインにおいても、来場者が出展企業の情報取得に最も活用したのが、出展企業の動画コンテンツであった。そしてpage2022ではこのように、各社の様々な動画コンテンツを配信できるサービスを導入したいと考えている。
また、オンラインイベント上に掲載する動画コンテンツは、必ずしもセミナー形式である必要はなく、イベント来場者の関心を惹く動画コンテンツを提供できれば良い。page2022では、自社セミナー(ウェビナー)開催の実績がない企業でも、自社紹介ムービーや製品紹介動画コンテンツを配信していただき、その視聴者情報を取得できる仕組みを提供する予定だ。(詳細は後日、お知らせいたします)
配信期間は、リアル展示会の前後2週間程度を予定しており、リアル展示会の出展企業であれば、リアル展示会の出展ブースに誘導する内容を配信することもできる。また自社セミナーの配信企業であれば、セミナー参加を促す予告動画の配信も可能であり、規模の小さい企業であっても、簡単な企業紹介や製品紹介、自社技術PRの動画を配信し、認知に繋げていただきたいと思う。
新規ビジネス開発にチャレンジしたい企業向けオンライン無料セミナーを開催
こうした施策を実施するに至ったのは、昨年のコロナ禍において、様々な企業の協力を得ながら、オンラインイベントを自主開催してきたことが大きい。これまでのリアル会場でのセミナーやイベント開催とは異なり、オンライン配信は全く未知の領域であるオンライン配信イベントを行ったことにより、多くの知見を得ることが出来たが、それ以上に自分たちで何とかやり切った経験が血肉となっている。
新たなビジネスを開発するには、相当の労力が必要であるが、このコロナ禍という「やらざるを得ない状況」が追い風になる。またこれにプラスして、自社事業の再構築をサポートする国の施策も動き始めている。今までの延長線上では立ち行かなくなるという危機感を「将来に向けて新たな収益の柱を創る」原動力に変えていただきたい。
JAGATでは「オンライン新規ビジネス開発実践講座2021」の開講にともない、無料で参加できるオンラインセミナーを開催する。事業再構築補助金への申請を検討している企業の皆様にもうってつけのセミナーなので、ぜひご参加いただきたい。
7 月 9 日(金)14:00~15:30 開催
「印刷会社の実践から学ぶ 新ビジネス開発のセオリー ~事業再構築補助金にも活用できるビジネス分析手法~」
詳細、お申込みはこちらから→https://www.jagat.or.jp/archives/88487
(CS部 堀雄亮)
印刷会社の実践から学ぶ、新ビジネス開発のセオリー ~事業再構築補助金にも活用できるビジネス分析手法~
定員に達した為、お申込みを締め切りました。
ウイズ&ポストコロナを見据え印刷会社も新たな収益の柱を築く必要があり、新事業の開発が経営戦略において重要な位置づけとなります。
本講座は、 10年間印刷会社を支援した経験から、印刷会社の事業開発に必要な分析手法や組織体制について解説し、また、新事業の投資資金の一部を賄える、今話題の事業再構築補助金について制度概要と計画書策定のポイントを紹介します。
こんな方におすすめです
● 新規事業を考えているがあと一歩が踏み出せない
●「事業再構築補助金」を活用して新サービスの開発を検討している
● 新商品、新規事業立ち上げにあたって、進め方に困っている
概要
日 程 | 7 月 9 日(金)14:00~15:30 |
開催形式 | オンラインセミナー |
受講料 | 無料 |
講 師 | 河島 弘司(バリューマシーンインターナショナル 代表取締役社長) |
塚本 直樹(JAGAT CS部部長/中小企業診断士) |
講座内容
・事業再構築補助金の概要と新事業計画策定のポイント
・印刷会社の新規事業の事例
・新サービス開発手法と実行プロセス
定員
定員に達した為、お申込みを締め切りました。
80名(人数に達しましたらお申込みを終了させていただきます。)
お申し込み
■Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
■FAXでのお申込み
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03-3384-3168までFAXにてお送りください。
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【マスター郡司のキーワード解説2021】ICCプロファイル(Japan Color 2011)
以前にも解説したICCプロファイルについて再確認しておきたい。
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印刷業定点調査 各地の声(2021年5月度)
3月の売上高は△3.8%。昨年3月のコロナ禍が本格化して以降では最高値になった。ただし、平日の日数が昨年3月と比べて2日増というカレンダー要因があることを割り引いて、冷静に見る必要がある。
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共同印刷 「2021 ジャパン パッケージング コンペティション(JPC)」で経済産業大臣賞を受賞
共同印刷(株)が制作ならびに製造に携わった作品が、この度(一社)日本印刷産業連合会が主催する「第60回 2021 ジャパン パッケージング コンペティション(JPC)」において、経済産業大臣賞をはじめ各賞に入賞した。
【入賞作品】
●経済産業大臣賞2部門
伊藤忠エネクス(株) 「高品位尿素水 AdBlue®(アドブルー®)5L」
「高品位尿素水 AdBlue®(アドブルー®)5L」
●日本印刷産業連合会会長賞
(株)ワンテーブル 「LIFE STOCK_Tパウチ3種」
「LIFE STOCK_Tパウチ3種」
●中華・エスニック食品部門賞
エースコック(株) 「スーパーカップMAX大盛り 太麺辛だれ油そば」
スーパーカップMAX大盛り 太麺辛だれ油そば