協会情報」カテゴリーアーカイブ

更新試験受験料領収証取得方法

ご勤務先の規定等により領収証が必要となる場合は、下記の方法でご自身で取得いただけます。

1) 資格者マイページ左メニュー[更新受験料のお支払い]ー【注文履歴】より、【注文詳細を表示】を選択する。
領収証取得画面
2) 【領収証ダウンロード】よりダウンロードする。
領収証取得画面

※入金が完了していない場合は、【領収証ダウンロード】がグレーアウトとなりダウンロードできません。
※銀行振り込みを選択された場合、お振込みいただいた際の振込明細書等は、領収書の代わりの書類として正式に認められています。ご勤務先または個人の費用精算に際して受験料領収の証が必要な場合は、振込明細書をご利用ください。
※領収証のあて名はご勤務先名が表示される仕様となっています。個人名等その他のご指定がある場合は、マイページ左メニュー【メッセージ】ー【管理者への連絡】よりお知らせください。

オンライン配信に欠かせないカメラ選定のポイント

オンラインビジネスは、コロナ禍では追い風だ。印刷業においてもオンラインイベントやオンラインプレゼンテーション支援サービスなどのビジネスチャンスを耳にすることがある。

page2021オンラインカンファレンスを終えての考察

慣れないオンライン配信ノウハウについては、運営方法やシステム、設備について相談されることがあるも多くなった。JAGATのpage2021オンラインも展示やカンファレンス、セミナーの内容に加え、配信や映像収録ノウハウが重要な要素となっている。オンライン配信においてはカメラが必要になるがSNSなどの情報を見ているとしばしば的外れな情報もあるので気を付けたい。時折話題になる動画撮影におけるビデオカメラVSデジタルカメラ(デジタル一眼) について取り上げてみた。

動画収録ができる機材は色々ある。ビデオカメラと呼ばれるものの他にも、デジタル一眼やコンデジ、スマートフォン、GoPro(アクションカメラ)、監視カメラなど様々だ。中でもユーチューバーの間で話題になっているカメラがデジタル一眼だ。確かに魅力的な機材のひとつだ。だからと言って、必ずしも動画収録においてのベストチョイスとは限らない。使う目的や用途によって変わるからだ。状況に合わせて選ぶことが必要だ。何をどんな風に収録するのか、どんな仕上がりイメージにするのかを考え必要な機種を選定することだ。

<デジタル一眼カメラの利点> 

・背景をボカした映像が撮影できる
・比較的暗い場所での撮影に強い

<ビデオカメラの利点>

・長時間の撮影に強い
・比較的ピント合わが簡単で使い勝手良い

景をぼかすこと、高感度画質がどこまで必要?

デジタル一眼は本当に必要なのであろうか。デジタル一眼カメラの特徴は、映像イメージを記録するセンサーサイズが比較的大きいことだ。一般的な主なデジタル一眼カメラのイメージセンサーのサイズは、フルサイズ(36mm×24mm)、APS-C(23.6mm×15.8mm)、フォーサーズ(17.3mm×13mm)などで、それ以外には1型(13.2mm×8.8mm)やフルサイズよりも大きい中判(43.8mm×32.9mm)と言ったものもある。コンデジやスマートフォンなどのイメージセンサーは1/2.3型前後の大きさで、フルサイズと比較するとかなり小さい。

画素ひとつひとつのセンサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるので画質が良くなる。一方、センサー性能が向上した現在ではどの程度必要かを判断することも重要だ。見る側のニーズを知り、効果に見合った性能を判断することが求められる。動画収録では、解像度に起因する画素数の多さはあまり優先事項にはならない。例えば、フルハイビジョン2Kは1080P(1080×1920)で200万画素程度、4Kは2160P(2160×3840)で800万画素程度の画素数あれば事足りる。ポイントは、階調再現や高感度性能に加えてフレームレート(コマ数)になる。

絵作りとしては、レンズの焦点距離とイメージサークルのサイズ、絞り(f値)の関係よる被写界深度(ピントの深さ)を意識することだ。つまり、焦点を合わせた被写体の前後のボケ加減が判断のポイントだ。例えば、オンラインセミナーを室内で収録する場合は、ピントはやや深い方が良い。講師を映し、背景のモニターや資料がハッキリと見えた方が良いからだ。また、レンズ性能面からも画質がもっとも安定しているのはf8(絞り値)あたりが望ましい。因みに、筆者の場合はオンラインセミナーの収録において、1型(13.2mm×8.8mm)センサーサイズのビデオカメラを使用している。理由は、30分を超える長時間収録時間と十分な映像品質が保てるからだ。ちなみに、ISO800、シャッタースピード80分の1、f8、4800Kで撮ることにしている。余計な背景のぼかしは不必要だ。

レンズのイメージサークルとは何か

イメージサークルとは、レンズを通った光が結像する(ピントが合う)円形の範囲のこと。四角のセンサーフレームによって切り取っている。イメージサークルは、カメラのセンサーサイズより小さいとケラレがおきる。画角は、レンジの焦点距離とセンサーフレームサイズで決まる。

オンライン配信に欠かせないカメラ選定のポイントは、今回はセンサーサイズと絵作りの視点で述べたが項目は多岐にわたりキリがない。コツは、撮りたいもの、イメージ、目的を決めることで必要な要素を絞ることだ。例えば、JAGATで求められている収録内容は、カンファレンスやセミナーだ。講演者数、時間、手法、会場、受講人数等が分かれば照明や音声、撮影方法が決まる。自ずとカメラの種類はビデオカメラの出番が多くなっている。

(CS部 古谷芸文)

進化したオンライン校正 ~テレワーク時代の印刷ワークフロー

印刷物制作過程における校正紙のやり取りは手間や時間がかかるなど、短納期化のネックとなることが多かった。場合によっては、多数の関係者に回覧する必要があり、校正作業が進まないこともあった。しかし、テレワークが浸透したことで、印刷物制作においても校正業務のオンライン化が急務となっている。

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pageはオンラインならではのメリットを活かし未来志向で展開する

初めてオンライン開催となったpage2021であるが、単にリアル展示会の代替開催と考えるのではなく、オンラインならではのメリットを活かし、未来志向で展開している。

 

コロナ禍がもたらした“ニューノーマル”といわれる時代にあって、各種オンライン配信ツールが開発され、普及したこともあり、さまざまな催しのオンライン化が急速に進んだ。オンラインセミナーやオンライン会議はもとより、展示会やコンサート、株主総会、就職戦線における採用プロセスなどにも採用され、さらにオンライン飲み会となると、まさにオンラインが“新たな日常”となった。

JAGATでもオンライセミナーが普通となり、講師との打ち合わせもZoomミーティングで行い、理事会もオンラインで実施している。 そしてpage2021も初めてオンラインで実施となったが、新たな日常が当たり前となった今、さしたる抵抗感もなく大勢の方にご参加いただけるものと期待していたが、開会8日目の2月15日までで来場者が2万人を突破した。

(株)展示会営業マーケティング が2020年10月に、展示会に参加したことのあるビジネスマンを対象に「コロナ禍における展示会の実態及び今後の参加動向」に関する調査を行っている。 


「あなたは、コロナ禍の状況において、来場者として展示会に参加したいと思いますか。」の問に、「あまり参加したくない」が49.1%、「絶対に参加したくない」が8.5%と、57.6%上が「参加したくない」と回答。その理由として「ある程度オンラインで対応可能」や「密を避けるのは難しそう」の声が得られた。

また、「あなたは、非接触で参加することできる、完全オンラインで行われる展示会についてどう思いますか。」と質問したところ、「非常に興味がある」が21.7%、「少し興味がある」が43.4%と、「興味あり」と回答したビジネスマンは65.1%であった。 「より多くの情報を得やすい」や「実物をみないと不安」など賛否があるものの、多くのビジネスマンがオンライン展示会に高い関心を示していることがわかる。としている。

緊急事態宣言もあり、アンケート結果のように過半数以上の人が参加を躊躇し、来場者が見込めない以上オンラインに移行せざるを得ないのだが、完全オンライン展示会に対しても7割弱の人が興味を持っており、オンライン展示会を単にリアル展示会の代替開催と考えるのではなく、オンラインならではのメリットを訴求すべく未来志向で展開していきたい。

第一に、リアルであれば3日間だけあるが、オンラインでは2月8日から2月28日までと長期間開催するので、これは参加者、出展者双方にとってメリットであろう。 よく言われるように、出展者にとっては時間と所在地に縛られず、幅広い集客が得られ全国の見込み客にアプローチできるだけでなく、ブースの設営費用や対応人員の人件費が抑えられる。 また、pageでは開催時期もあって毎年のように降雪があり、来場者が減ってしまう日もあるが、こうした天候に左右されることもない。

参加者は都合の良い時間と場所を選んで、何度でも手間いらずに入場できる。しかも交通費等の費用も不要である。また、興味のないブースを避け、雑音にも惑わされることなく効率よくブース巡りができる。もちろん、着目した出展社とは名刺交換やチャット機能などを使ってコミュニケーションも可能である。

こうしてみると、今後ニューノーマル時代の展示会は、リアルとオンラインの同時開催が普通になってくるのかもしれない。まずは、page2021 Onlineにご参加いただき、ご感想、ご意見をお聞かせいただきたいので、ぜひ大勢の皆様のご登録をお願いする次第である。

(JAGAT CS部 橋本和弥)

【関連情報】
page2021 Online(2/8~2/28) 
 →入場登録(無料)はこちら https://page.nikkeineon.jp/registration

page2021 オンラインカンファレンス 

page2021 ミニセミナー(参加無料) 

オンライン展示会を活用した実践的な人材教育 ~在宅勤務を機会に~

テレワークの一部を人材育成やwith/afterコロナを見据えた次の一手を考える機会にする。その題材としてオンライン展示会を活用してはいかがだろうか。印刷会社の取り組み計画の事例を交えながら紹介する。


自粛期間をwith/afterコロナを見据えた次の一手を考える機会に

2回目の緊急事態宣言が発令により、テレワークを推進している企業も多い。しかしながら、テレワークへ円滑に移行できている企業は少なく、どうしても作業能率は下がる。ただ、仕事の移行だけを考えるのではなく、テレワーク期間を社員がじっくり考える時間に当てるのはいかがだろうか。前回の緊急事態宣言においても、自粛期間に社員へ業務改善や新ビジネスの企画を考えさせたり、通信教育や書籍を活用して社員教育を行っている企業も見受けられた。印刷会社の事例で言えば、抗菌、抗ウイルス印刷、感染防止の印刷サービス、巣籠需要を狙った紙商品のカードゲームの開発等、その取り組みは多岐に渡っていた。自粛期間中に、with/afterコロナにおけるマーケットや技術のトレンドをいち早く捉えて、新たなビジネスの企画や業務改善に取り組むことができるか否かが、勝敗を分けると言っても過言ではない。

前回の自粛期間はオンラインが一般的ではなく、在宅で情報を収集する場や勉強する機会は限られていた。しかし、あれから1年弱の月日が経ち、オンラインに対応した研修、展示会、イベントは多く開催されている。つまり、自宅に居ながらもビジネスのトレンド収集や勉強する機会は格段に増えている。印刷業界でみても、各メーカー主催のオンラインイベントも開催されている。2月8日から開催する「page2021オンライン」では、総勢40社を超える出展社による印刷、マーケット、技術の最新情報がリリースされるし、20セッション以上の無料セミナーもオンデマンドで視聴できるため、情報収集、勉強する機会は充実している。


テレワークを活用した「ビジネス×人材育成」

先日話を伺った印刷会社では、今回の緊急事態宣言における自粛期間の社員活動のテーマを「ビジネス×人材育成」とし、page2021オンラインを活用したビジネス企画と人材育成の両面を考えている。具体的には、page2021オンラインに社員を参加させ、印刷業界のトレンドについて勉強を兼ねて情報収集することを徹底するようだ。ただ参加させるだけではなく、製品・サービスの情報をもとに自社のビジネスへの活用方法や業務改善とリンクをさせた報告レポートの提出を必須にしている。自社の仕事とリンクしながら考える時間を設けることで、社員が自分事としてオンライン展に参加する意識を高めるのが狙いだ。次に、その報告をもとに上長がいくつかピックアップしたテーマについて、社員同士でグループワークの機会を設ける。自身の仕事と関連付けながら考え抜くことで、オンライン展示会での情報収集や勉強だけに留まらず、実際のビジネスにつながる可能性がある。また、人材育成としても、勉強の枠を超えた実践的なものになりその効果に期待も高まる。今までも、pageリアル展示会へ社員を参加させていたが、仕事の都合上や物理的な移動を伴うためその参加人数は限られていた。しかし、テレワーク期間によって時間の都合がつけやすいうえに、オンラインによる参加が可能なため今まで以上に多くの社員を参加させることができる。今の状況をプラスに捉えビジネスと人材育成の両輪を回す考え方に感銘を受けたため紹介した。


前回の自粛期間とは違い、オンラインイベントによる情報収集や関係者とのデジタルコミュニケーションの機会は格段に増えている。この機会をどう生かすかが今後のビジネス展開の差になるであろう。2月8日に開幕した「page2021オンライン」が、そのお役に立てば幸いである。

(JAGAT CS部 塚本直樹)

【関連情報】

page2021オンライン展示会(2/8開幕)

https://page.nikkeineon.jp/

テレワークで働きオンラインで学ぶ

コロナ渦でOJT やOff-JTは低調だが、自己啓発の意欲は増加している。page2021オンラインでビジネスに役立つミニセミナーやカンファレンスの聴講や、最新情報にアクセスしてほしい。

テレワークの実施率は横ばい、勤め先への信頼度は安定的

日本国内で初めての感染者が確認されてから1年が経ち、三密対策が浸透する一方で、コロナ慣れも拡がり、緊急事態宣言の効果が限定的なものとなることが懸念されている。
東京都のテレワーク導入率調査では、都内企業(従業員30人以上)の導入率は2020年3月の24.0%から、1回目の緊急事態宣言で4月には62.7%まで上昇したものの、宣言解除後の6月には57.8%に下がり、12月も51.4%にとどまっていた。2回目の緊急事態宣言を受けて2021年1月は57.1%と、前月に比べて5.7ポイント上昇したが、2020年4月と比べると5.6ポイント低くなっている。

日本生産性本部が2021年1月12~13日に実施した「第4回働く人の意識調査」によれば、緊急事態宣言下の1都3県のテレワーク実施率は32.7%、2020年10月の28.3%からは上昇したが、同じく緊急事態宣言下だった5月の41.3%に比べると約10ポイント低くなっている。一方、コロナ禍収束後もテレワークを望む回答は76.4%(「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の合計)で、過去4回の調査で最多となった。
勤め先への信頼感も調査していて、勤め先の健康配慮について肯定的(「そう思う」「まずまずそう思う」の合計)が65.0%、信頼度も肯定的(「信頼している」「まずまず信頼している」の合計)が62.7%で、いずれも7月調査以降安定傾向にある。

働き方改革の文脈でテレワークを取り入れた新しい働き方を定着させていくには、どんなことが必要だろうか。他社もやっているからという同調圧力ではいずれ元に戻ってしまうことは、2つの調査からも明らかだ。社員やその家族がより幸せになる働き方を実現するには、大局的な経営判断が求められるだろう。

テレワークでなければできなかったこと、オンラインだからできること

2020年7月に野村総合研究所(NRI)が行った調査によると、従業員1000人以上の大企業のほぼ半数、日本全体では約3割の従業員がテレワークを経験している。テレワークによる生産性の低下が指摘されるが、NRI社内での実証実験ではテレワークによる生産性低下の影響は限定的で、むしろワークライフバランスが改善することで生産性向上に結びつくという側面も見られたという。

JAGATでは1回目の緊急事態宣言下では、隔日で在宅勤務を実施し、JAGAT通信教育「よくわかる印刷技術・基本」に取り組んだ。印刷技術の基礎を全社員があらためて整理し直すことは、テレワークの機会がなければできなかったことだろう。

日本生産性本部の先の調査では、1年間に及ぶコロナ禍の期間中、9割以上の雇用者がOff-JTを受けていないが、自己啓発を「行っている」は10月調査の15.6%から20.1%へと増加している。特に30 代では63.4%(「行っている」と「行っていないが、始めたいと思う」の合計)が自己啓発に前向きな姿勢を示している。

2回目の緊急事態宣言を受けて、JAGATが毎年2月に開催しているpage展をリアルからオンラインに全面的に切り替え、「page2021オンライン」として開催することとなった。これまで会場に来られなかった方々にも、オンライン展示会ならではの利便性を感じていただき、ビジネスに役立つミニセミナーやカンファレンスの聴講や、最新情報へのアクセスを行ってほしい。
また、毎年page展ではJAGAT図書の販売を行っていて、実際に本を手に取っていただき、ささやかながらアドバイスを行ってきた。今年はリアルではできないが、「JAGAT Book Store」から購入して自己啓発につなげていただければと思う。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

page2021から読み解く印刷業の未来

印刷機材展としては初めての完全オンライン開催となったpage2021。「リセット・ザ・フューチャー」をテーマに41社の出展、9本のオンラインカンファレンス、13本のスポンサーズセミナーなど多彩なコンテンツが提供されている。

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進むオンライン化、Webコミュニケーションでの効果的なカメラの使い方

印刷ビジネスにおいても顧客との面談や社内会議などのリモート化が進んでいるが、オンライン面談においてもコミュニケーション上注意すべき点は、言語による情報だけではない。

コミュニケーションの大部分は、言葉ではなく、話し方や非言語コミュニケーションに基づいている。アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンによって提唱された「メラビアンの法則」では、非言語である聴覚情報と視覚情報が9割以上という結果から、非言語コミュニケーションの重要性を説明している。

  • 言語情報(話の内容や言葉の意味):7%
  • 聴覚情報(声のトーンや話す早さ):38%
  • 視覚情報(表情や態度、見た目):55%

これは、オンランによる面談でも同じことだ。表情、顔色、視線、まばたきなど、視覚的に得られる相手の情報としてオンラインでは加えて、映像データや音声データの品質にも気を使う必要がある。

ウェブカメラをビデオカメラに置き換える

オンライン面談をするなら「Zoom」や「Teams」等のWebミーティングアプリを利用するが自分を映すには、ウェブカメラやマイクが必要だ。そこが意外と慣れていないと無防備になる。現在売られているノートPCの多くはウェブカメラを備える。ただし、ノートPCの内蔵カメラは、位置を動かすことができず、真正面や下からなどアングルが固定され映像イメージのコントロールが難しく、画質もイマイチということがよくある。そこで、ビデオカメラをPCに繋ぎWebカメラとして有効活用することが考えられる。ビデオカメラを使いこなすことにより、用途に合った幅広い映像表現が可能となる。

ビデオカメラをHDMIケーブルでPCに接続しようとすると映像が映らないことがある。これは、ほとんどのPCがHDMI端子は出力専用で入力ができないからだ。ビデオキャプチャーデバイスを使えばHDMIからの映像出力をUSB接続によって取り組むことが可能となる。このキャプチャーデバイスは、市販されており簡単に手に入れることができる。映像をコントロールするポイントは3つである。

<映像コントロールで見るべきポイント>

  • 解像度及びピント → fullHD1920p×1080p<画素数(約200万画素)で配信。
  • 明るさ(露出) → マニュアルでコントロール。室内では、+補正。
  • 色味(カラーバランス) → 照明の色温度とカメラの色温度設定を合わせる。
  • 音声(マイクレベル)

これらの要素を分かった上で機材を使いこなすことが肝となる。

一方、昨今のオンラインベントやセミナーにおいてもオンライン配信の映像品質はポイントの一つになるが、視聴者側の環境やデバイスも重要だ。視聴にあたっては、配信者側の特性を理解し対応した状態が望まれる。

美食家として知られる北大路魯山人は「食器は料理の着物である」という名言を残した。 その言葉通り、食器は料理を供すのに欠かせないのはもちろん、料理の味や香り、盛り付けなどを引き立てる。メニューや全体のコンセプトを考える上でも外せない。映像視聴においての器としてのデバイスには注意したい。当JAGAT主催のpage2021オンラインもより良い環境で視聴することが望まれる。

(CS部 古谷芸文)