協会情報」カテゴリーアーカイブ

大きく変わるpage2021

2021年2月3日~5日に開催するpage2021は、昨今の状況を踏まえて大きく変化して開催いたします。

展示会場内に2つの大きなセミナー会場を設置

国内最大級の印刷・メディアビジネスイベント「page2021」は、新型コロナウイルス感染症対策として例年とは異なり、リアルとオンラインを併用したハイブリッド方式で開催する。
まず、2021年2月3日(水)から2月5日(金)は「page2021リアル展示会」として、これまで通りサンシャインシティ文化会館2F~4Fの3ホールで実施いたします。展示会開催ガイドラインに基づいた新型コロナウイルス感染防止対策を行い、ソーシャルディスタンスを確保した「広々page」となります。それに伴いカンファレンス・セミナーは、感染症対策の一環として例年使用しているサンシャインシティ ワールドインポートマートビル コンファレンスルームは使用せず、換気の良いオープンエアー方式の展示会場内にセミナー会場を2会場ご用意いたします。文化会館2F(展示ホールD)のセミナー会場では、page2021の特別企画として、印刷会社の方々がスピーカーとして登壇するプログラムをご提供いたします。(この度、当企画のスピーカー募集を開始しました。詳細はこちらをご覧ください。)文化会館3F(展示ホールC)には、機器メーカーを中心とした出展企業様主催のセミナーを開催いたします。尚、この2つのセミナー会場で実施するセミナーコンテンツはすべて撮影し、page2021オンラインにて、オンデマンド配信を行います。
尚、上記の観点から例年実施しておりますオープンイベントについては、残念ながら今回は開催を見合わせることとなりましたことご了承ください。

カンファレンスのコンテンツはライブ配信で

次に、2月8日(月)から2月28日(日)までの間は、page2021ハイブリッドカンファレンスとして、これまでのpageイベントで実施してきたカンファレンス・セミナーのコンテンツを、JAGAT内スタジオにて撮影し、ライブ配信いたします。2月8日(月)のpage2021オンラインのスタートとともに実施するオープニングセッションを皮切りに、2月26日(金)にはクローズド・セッションまで、10本程度のコンテンツを予定しています。プログラムなどの詳細につきましては、決定次第、公表してまいります。

そしてかねてよりお知らせしておりました通り、page2021はオンライン展示会も実施いたします。期間は2021年2月8日(月)~2月28日(日)までの21日間、特設Webサイトにおいて、リアル展示会と同様にご出展企業の製品、サービスをご覧いただくことが出来ます。またpage2021リアル展示会で実施していた会場内ミニセミナーコンテンツのオンデマンド配信や、リアル展示会の出展企業のご紹介企画も検討しており、リアル展示会にお越し頂けなかった方にもご満足いただける準備を着々と進めております。各種企画については、随時お知らせしてまいりますので、お待ちください。

依然として、新型コロナウイルス感染は収束に向かうどころか、第2波とも第3波ともいわれる拡大傾向にあります。しかし波は乗り越えるものではなく、上手く乗りこなすものです。これまで33年連続で実施してきたpageイベントの伝統を生かし、リアルイベントの臨場感を損なわず、距離と時間の壁を超えるオンラインの良さをミックスさせたイベントにしていく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。
(page2021事務局)

『印刷白書2020』発刊記念セミナー

本研究会では、2020年10月発刊の『印刷白書2020』から主要なトピックを解説する。コロナウイルスによって始まったニューノーマルの時代に印刷ビジネスがどのように変わるのかを議論していく。 続きを読む

「JAGAT地域大会オンライン」特別講演は鳥取県知事 平井伸治氏に

JAGATでは10月30日(金)より「JAGAT地域大会オンライン(通称:WEB JUMP)」を開催いたします。当イベントの特別講演に、現職の鳥取県知事である平井伸治氏に登壇が決定しました。

鳥取県知事 平井伸治氏

「WEB JUMP」は、これまで全国5か所(東北、中部、近畿、中国・四国、九州)で、各地域会員及び会員以外にも広く参加を呼びかけ、年に一度開催してきた地域版JAGAT大会(通称「WEB JUMP」)を全国共通のオンライン開催とするものです。この度、こちらのイベントの事前登録を開始しました。

https://www.jagat.or.jp/webjump2020

【JAGAT地域大会オンライン】
会期:10月30日(金)~11月8日(日)
場所:https://www.jagat.or.jp/webjump2020

こちらで開催しますセミナー動画はすべてオンデマンド配信となりますので、会期中であればいつでも、またPCだけでなくスマホやタブレットなど、あらゆるデバイスで視聴が可能です。(視聴は10月30日(金)から)

この「WEB JUMP」では、JAGATからの各種研究調査報告とともに、特別講演として、鳥取県知事の平井伸治氏(現職です)に「小さくても勝てる ~これからは地方の時代」をテーマにお話をいただくことになりました。

地方ならではの強みとは?また企業がそれを活かすにはどうすればよいか?さらには「受注産業」といわれる印刷会社が、発信源になるにはどうすればいいかについては、バラエティー番組への出演実績も豊富で、発信力の高い平井知事にコメントいただく予定です。

また当イベントにご協賛いただいた企業7社のセミナー動画も併せて視聴することが可能です。JAGAT会員様は無料で視聴が可能です。(非会員は5,500円)

どうぞよろしくお願いいたします。

(JAGAT WEB JUMP事務局)

 

凸版印刷、和紙を使用した不燃壁紙ブランド「INSHU」を開発

国内初、不燃認定取得の和紙壁紙ブランド「INSHU」を開発
ホテルや商業施設、公共施設などの空間を新たな日本の伝統美で演出


凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、1956年より、壁紙をはじめ建具や床材の表面に使用される化粧シートを製造・販売する事業を展開し、意匠性や機能性、環境性能に優れた建装材を提供しています。
このたび、凸版印刷は、国内初となる不燃石膏ボードを下地として、全点不燃認定を取得した和紙壁紙ブランド「INSHU」を開発しました。「INSHU」は凸版印刷が国内外から評価されている、デザイン力とマーケティングノウハウから生み出された、高い意匠性をもつ全23柄42点(手加工品16点、機械加工品26点)をラインアップしています。また「INSHU」は日本古来の和紙の原料である「楮(こうぞ)」(※1)を使用した、植物由来の環境にやさしい製品です。凸版印刷の優れたデザイン力と日本伝統のものづくりにおける美意識の融合により展開される「INSHU」が、ホテルや商業施設、公共施設などの空間を新たな日本の伝統美で演出します。

「INSHU」は大因州製紙協業組合(本社:鳥取県鳥取市、代表理事:塩 奨、以下 大因州製紙)および旭興株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:藤井 英喜、以下 旭興)と共同で開発しました。
「INSHU」において、凸版印刷はブランド企画・デザイン・品質設計、大因州製紙は製造、旭興は販売を行います。


ホテルや商業施設に「INSHU」を施工したイメージ

背景

ホテルや商業施設、公共施設などに使用される壁紙は、国土交通省より準不燃認定もしくは、より安全性の高い不燃認定を受けた材料を使用するよう建築基準法に定められています。しかし、日本の伝統美を表現できる代表的な素材である「和紙」は燃えやすく、一般的な壁面下地である不燃石膏ボードと組み合わせて不燃認定を取得することは難しい材料でした。
このたび、凸版印刷のデザイン力と大因州製紙の製造ノウハウ、旭興による施工技術を合わせることで、デザイン性に優れた23柄42点が不燃石膏ボードを下地とした不燃認定の取得に成功、「INSHU」ブランドとして展開を開始しました。

「INSHU」の特長

・国内初となる、ラインアップ全点が不燃認定を取得
ラインアップ全点が不燃石膏ボードと組み合わせて不燃認定を取得した和紙壁紙で構成されるブランドは「INSHU」が国内初となります。

・高いデザイン性で日本の伝統美を空間演出
凸版印刷が持つデザイン力とマーケティングノウハウから生み出された意匠と、日本伝統のものづくりにおける美意識との融合により創り上げた23柄42点のラインアップが、ホテルや商業施設、公共施設などの非住宅施設において新たな伝統美となる空間を演出します。

・自然由来の原料を使用
「INSHU」は日本古来の和紙の原料である「楮(こうぞ)」を使用した、植物由来の環境にやさしい製品です。手加工品は1枚ずつ手作業を行っているため、色や質感に個体差があり、時間の経過とともに色や風合いの変化をお楽しみいただけます。また、楮の繊維が光をさまざまな方向に拡散し、やわらかで奥行きのある空間を生み出します。

今後の目標

凸版印刷は今後、高意匠・高機能な建装材開発を推進していきます。また空間の企画から設計・施工まで手掛ける空間演出ブランド「expace」に、「INSHU」をはじめとしたさまざまなオリジナル商品を展開し、利用者に快適な空間を提供していくことにより、2022年度に関連受注も含め200億円の売上を目指します。

「INSHU」ブランドのURL

http://www.seko.co.jp/product_inshu.html

大因州製紙協業組合について

https://www.daiinshu.co.jp/

旭興株式会社について

http://www.seko.co.jp/



※1 楮(こうぞ)
栽培が容易で毎年収穫できるクワ科の落葉低木です。楮の樹皮が和紙の原料となります。


* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


以 上

雑誌のブランド力をWeb広告で武器にする

 長く続いた出版不況の中で、各社は電子書籍などのデジタル展開を成長分野として見定めてきた。2019年には電子市場の成長が紙の市場の減少を超え、出版市場は再び成長に向かっている。

 そんな中、出版の広告分野でもデジタル活用が話題になっている。今回は成長が続く出版社のデジタル広告の展開を取り上げる。

Web広告の特色と求められる戦略

 近年広告市場の成長をリードしてきたWeb広告であるが、Web広告は大きく分けて運用型広告と予約型広告の二種類に分類される。広告を獲得する上での戦略はそれぞれに異なるため、まずはこの二つの特徴について紹介したい。

 運用型広告はWeb広告の約8割を占める最もポピュラーな方法である。広告主が広告の内容や掲出場所の希望条件などを指定してアドサーバーと呼ばれる場所に出稿すると自動的に条件のあったサイトが割り振られ掲出されるという仕組みである。希望する条件が他社と競合した際にはサーバー上で自動的に入札(オークション)が行われるという特徴もある。出版社などの媒体側にとっても、個々の広告主とやり取りする必要がなく、場所を貸し出すだけでいいという利点がある。

 しかし、現状出版社のWebサイトの中で運用型広告を採用するのはニュース系の雑誌などに限られている。運用型広告では掲出される広告をコントロールすることが難しく、雑誌のイメージとそぐわない内容が表示されることがあるからだ。そのため、芸能人の不祥事や社会問題などあらゆる内容を取り上げるニュース系の雑誌で運用型は多く使われている。

 予約型広告は自社のサイトの広告枠を広告主に期間を決めて貸し出す形態の広告である。昔ながら広告と近い方法であるが、近年再評価が進んでいる。広告主にとっては自社の商品にあったサイトを選んで申し込むことになる。手間はかかるが、サイトにくるユーザーを想定できればより絞った対象に広告を届けることができるという強みがある。そのため、美容系やファッション誌を始めとした明確な支持層のある雑誌は予約型広告に力を入れている。広告主もそのサイト用に新たに広告を作ることもあり、タイアップ広告とも言われている。

雑誌のWeb広告の持つ高い成長性

 雑誌のデジタル広告の分野において最初に大きな成果を上げたのは、やはり手軽な運用型広告であった。しかし、近年各雑誌がWebコンテンツを充実させていった結果、予約型投稿の出稿が増えてきている。

 雑誌のデジタル広告の成長率は、Web広告全体の成長率を上回っている。雑誌の持つブランド力がWeb上でも大きな存在感を持っているからだと言えるだろう。今後電子出版のように、紙の広告の減少分を補うだけの成果を出せるかが注目される。一方で、金額ベースで言えば、現在も紙の雑誌広告の方がWeb広告よりもはるかに多い。デジタルシフト一辺倒になるだけではなく、電子の成長を紙に波及させるような導線をいかに作るかが今後の課題だと言えるだろう。

 紙の紙面とデジタルコンテンツが連動し、雑誌のブランド力を最大化させたとき、広告を原動力とした雑誌の再生が可能になるのではないだろうか。

関連セミナー
構造不況を乗り越える出版社のデジタル展開

 

(JAGAT 研究調査部 松永寛和)

page2021オンライン出展詳細

page2021は、従来のリアル展示会に加えてオンライン展示会を実施いたします。オンライン展示会では、時間や場所の制約がなくなりこれまで会場に来られなかった方々も、最新情報にアクセスできるようになります。従来の来場層に加え、より幅広いアプローチが可能となります。

続きを読む