協会情報」カテゴリーアーカイブ

page2020はfor Business

page2020のテーマは、「デジタル×紙×マーケティング for Business」に決まりました。

このテーマは、前回page2019のテーマ「デジタル×紙×マーケティング」を踏襲し、「for Business」を加えてこの路線を、より強固に、より具体的に、より儲けられるようにしていく決意を込めた。

ビジネスに直結するイベントに

弊会では今年8月には夏フェス2019、10月のJAGAT大会2019および地域会員大会、そして先週のJAGATエキスパートDAYと様々なイベントを行ってきた。それらすべてで「デジタル×紙×マーケティング」をスローガンに掲げてきたが、今回のpage2020は集大成である。また「for Business」を打ち出すことで、このイベントに参画するすべての企業のビジネスに直結するイベントにしようと様々な施策を計画しているので、ご期待いただきたい。

出展規模は7年連続で拡大へ

page2020の出展企業数は、現時点で前回の162社を超える予定であり、展示規模は7年連続の拡大となる。展示ホールにはびっしりと出展企業の小間が並んでいるのを感じていただけるはずだ。出展企業が増加すると、それに比例して来場者数も増加する傾向にあるので、例年並みの盛り上がりにご期待いただきたい。

2020年2月5日~7日の3日間、東京・池袋のサンシャインシティでお待ちしております。

(JAGAT page事務局)

客員研究員

公益社団法人日本印刷協会では、印刷産業・印刷技術・印刷メディア・印刷教育・印刷文化に高い知見を持つ、各界第一人者の方に客員研究員を委嘱し、協会の研究活動等に協力頂いています。毎年10月1日を期首とした1年間を任期とし、本ページに現在委嘱の客員研究員を公表しています。

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出版社に並ぶ新たなコンテンツメーカー機能の登場

2019年上半期の出版市場(紙+電子)は、出版科学研究所の『出版月報』7月号によると前年同期に比べ1.1%減となり、低落傾向が止まっていない。

しかし、紙の出版物が減少している一方で電子出版の伸びは大きい。ただ、紙の出版物でもコミックスは前年同期比5%増と回復している。

また、全体で増加している電子出版でも電子雑誌は前年同期比で大きく減少しており、電子出版全体の増加を支えているのは、前年同期比で大幅増となった電子コミックスの伸長である。

雑誌も前年同期に比べて減少幅が小さくなっているが、これはコミックスが伸びているためであり、それを除くと雑誌メディアが苦戦を強いられている状況は変わりない。

電子出版が伸びているが出版市場の長期低落傾向が止まらないのは、依然として既存の出版市場が紙を中心にしたビジネスにとどまっているからかもしれない。

紙を中心とした既存出版社のビジネスがこのまま変わらないとすると、出版ビジネスは疲弊して、それが出版社での働き方に影響し、コンテンツ創出機能そのもののパワーが落ちることに直結しかねない。それは日本のさまざまエンターテイメント業界にも影響していく可能性がある。

なぜなら、日本のアニメや映画、TV、ゲームなどには出版社発の多くのコンテンツ(作品の原作として)が提供されている。出版社は日本のコンテンツ業界において作品の発掘と、作家、クリエイターを育ててきた強力なコンテンツメーカーなのである。その出版ビジネスの力が衰えることは、新たなコンテンツ創出の力が衰えることにつながる危惧があるからだ。

とはいえ、電子メディアを中心に新たなコンテンツ創作の試みが芽を出し、花を咲かせようとしている。その取り組みが新たなクリエイターの発掘や市場創出につながっていくことが期待できる。

一つは小説や漫画の投稿サイトが登場し、新たなコンテンツメーカーの機能を果たすようになりつつある。こういったサイトの課題の一つは、クリエイターがコンテンツ創作によって適切な対価を得て、継続的にコンテンツ創作が可能なシステムを作り上げることだろう。そのためには作家やクリエイターが読者等を獲得するプロモーション支援策や、紙や電子出版へ、さらには映像化やゲーム化などのコンテンツ利用の多様化につながるような流れを作ることや、その支援策の提供である。実際には既にそういったことを実現するサービスも登場している。

JAGAT info 11月号では、8月に行われたJAGAT Summer Fes2019の講演の中で、新たな動きを見せるコンテンツ、メディア関連の2つをピックアップして報告する。出版社の編集者を経て、クリエイターを支援して新たなコンテンツ発表の場を創出し、継続的コンテンツ創造を支援する(株)ピースオブケイクの加藤貞顕氏の「デジタルコンテンツの集まる街「note」の今とこれから」と、大手出版社の編集者を経てAIなど最新手のテクノロジーを活用してコンテンツ創造と支援に取り組むBooks&Companyの野村衛氏「出版とAI~価値創造か課題解決か、それとも産業の突然死か?」の講演概要を紹介している。

JAGAT info11月号の目次はこちら

仕事で大切なことは「目標設定」と「やり遂げる力」~JAGATエキスパートDAY 11/15開催!

昨年に引き続き“印刷メディアの強みを活かして新たな価値を生み出す人材”をテーマに、エキスパート資格イベント「JAGATエキスパートDAY」を11月15日(金)に開催する。

第2回目となる今回も、盛りだくさんのセミナーとネットワーキングパーティー(懇親会)で構成するが、基調講演的に「エキスパートで人材育成~デジタル×紙×マーケティングを実現する近道」と題し、田村純一氏に登壇いただく。

田村氏は現在、田村ヒューマンアカデミー主宰として、人材育成、キャリアコンサル、シニア人材活用などに従事されているが、元々は大日本印刷で2001年から15年間に渡りP&I技術研修センター長として、DNP及びグループ企業の戦略的人材育成を推進してきた当事者である。

田村氏は、「これからの10年間が重要!」とし、少子化・超高齢化が一段と進み、日本の基盤的「社会システム」が大きく変化するため、企業も新たな社会システムへの対応が必須であるが、自分たちも「自分らしい生き方・働き方」をどう実現していくかが課題となる。
そして「目標を持つこと」で人は強くなる。それも「近い目標」と「遠い目標」で、「近い目標」とは思いっきり手を伸ばせば届く可能性がある目標のことで、印刷業界では「DTPエキスパート」「クロスメディアエキスパート」もこれに当たる、と指摘している。

さらに「仕事力」は「業務上の専門知識」などの基本スキルが大事だが、それにも増して重要なのは、「やり遂げる力」=「突破力」であるという。
資格試験というに手を伸ばせば届く目標に向かってやり遂げることは、必ず本人、ひいては企業力向上に役立つということであろう。

大日本印刷がなぜエキスパート資格を推進し、具体的にどのような取り組みをして、実際の成果はどうであったのか、貴重なお話を伺える機会として、経営者、人事・教育担当者をはじめ、これからの人材の方向性と学びを模索している方々におすすめします。

(JAGAT資格制度事務局)

開催概要、各セミナータイトル、参加登録方法はこちらから
「JAGATエキスパートDAY」https://www.jagat.or.jp/cat5/expertday2019

 

MIS連携による見える化の推進

「見える化」の速やかな立ち上げと効果的な運用にはIT活用が欠かせない。

特にMISの果たす役割は大きい。「見える化」の施策の核となる受注一品別の収支把握、日次付加価値の把握におけるMISの関わりについてPrintSapiensを例に具体的に解説する。
そしてコスト管理と同じくらい重要な要素である進捗状況の見える化、柔軟で精度の高い生産管理について、PrintSapiensとKPコネクトProの連携を題材に議論する。

 

日時

2019年11月26日(火) 14:00-16:00 

構成

 
【1】見える化導入プロセスの解説
 
           公益社団法人日本印刷技術協会  研究調査部 花房 賢

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【2】 MISと見える化
 
講師:株式会社J SPIRITS 代表取締役 地代所 伸治 氏   
 
 ・ダッシュボード機能解説(目標達成見える化シート)
 
 ・標準原価と実際原価
     

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【3】進捗状況の見える化(柔軟で精度の高い生産管理に向けて)
 
 
 ・現状の生産管理の問題提起

 ・PrintSapiensとKPコネクトProの連携

 ・「見せる化」(情報共有とデータ分析)
 
 

会場

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

一般:15,400円(税込)、JAGAT会員:11,000円(税込) 印刷総合研究会メンバー: 無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで →自社が研究会メンバーか確認したい場合は、こちらのフォームからお問合せください 。

申込み

満員御礼につき申し込みを締め切りました。
※研究会メンバーで参加希望の方は事務局までお問合せください。

問い合わせ

内容に関して 研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)

お申込み及びお支払に関して 管理部 電話:03-5385-7185(直通)

AI技術が切り開くジャーナリズムの未来像とは

ジャーナリズムに大きな変革の時が訪れている。

これまでのジャーナリズムは新聞の膨大な発行部数が人員と取材コストを支え、ニュースの質を担保してきた。しかし、止まらない新聞の発行部数減は新聞のみならず、業界全体の態勢変革を迫っている。 続きを読む

「商売に定年なんてない」~JAGAT大会2019(10/23)特別講演

10月23日(水)にホテル椿山荘東京(文京区)において開催するJAGAT大会2019では、特別講演にすかいらーくグループの創業者にして日本の外食産業の礎を築いたレジェンドといわれる横川竟(きわむ)氏に登壇いただき、その60年に及ぶ商売と経営の経験で得た哲学をお話しいただきます。 続きを読む