協会情報」カテゴリーアーカイブ

印刷会社の持続的な成長のための経営幹部育成

10年後にどれだけの企業と仕事が今と同じ形で残っているだろうか。以前、話題になった2013年発表のオックスフォード大学のカールフレイ氏らの論文「The Future of Employment(雇用の未来)」よれば、コンピューター・AIによる技術革新によって必要とされる職業が大きく変わる。無くなる職業のトップ5が<1位>テレマーケター(電話を使った販売活動)、<2位>不動産の権原検査員、権原抄録者、権原調査員 <3位>手縫いの裁縫師<4位>数理技術者、<5位>保険事務員となっている。例えば、従来、私は、単純労働が無くなるようなイメージを持っていたが、これらの技術革新が出現後の変化の有り様はまったく違う。現在はどうであろうか。
 経済産業省の企業価値向上に向けた経営リーダー人材の戦略的育成についてのガイドライン(2017年3月)では、近年、IoTやAI・ビッグデータが圧倒的なスピードで進化し、あらゆる分野で実用化され始めている。経営環境の変化の中で企業の競争力を強化し、成長を実現することは大きな課題となっている。次世代の経営に携わる人材育成は急務とされている。

 また、同省の調査・研究の一環として実施したアンケート調査によれば、経営リーダー人材候補の育成を目的とした何らかの取り組みをしている企業は、52.6%と過半数を占める。対象者の現在の役職は、「部長クラス」が 88.2%ともっとも多く、「課長クラス」が 58.8%となっている。また、経営リーダー人材の育成状況については、順調に確保・育成できていると認識している企業は 37.6%にとどまり、経営リーダー人材育成の取組みをしている企業においても、52.9%が不安であると回答している。候補者はいるという企業は 36.6%あるものの、5 年後の候補者が不足しているとする企業も29.7%存在している。経営リーダー人材育成の確保・育成は、多くの企業において課題となっている。
 企業の支えるのは「人」である。印刷会社においても次世代で中心的な役割を果たす経営幹部の多くは、ビジネスの現場で原動力になっているミドルマネージャーである。日々の営業活動や製造業務などに追われていることが現状のようだ。経営判断で戦略的に経営幹部育成に取り組む必要がある。企業の持続的成長に決定的な影響を与え、競争力を継続的に向上させるためにはミドルマネージャーの経営幹部としての成長が鍵を握る。

CS部 古谷芸文

<関連講座>
●第36期印刷経営幹部ゼミナール(2019年9月リニューアル開講)
https://www.jagat.or.jp/archives/61871

印刷経営幹部ゼミナール受講者の感想

これまで36期に渡り開催して参りました「印刷経営幹部ゼミナール」。34期受講者の株式会社きかんしの宿利秀海氏、35期受講者の昭和情報プロセス株式会社の中野正巨氏に、本ゼミナールの感想を伺った。


 

 

 

 

 

 

 

 

●第34期受講者  宿利秀海 氏  株式会社きかんし 取締役制作担当・制作部長

Q.1受講の動機は?

社長からの薦めです。ゼミが始まる1 カ月程前に、社長から直接声をかけてもらい受講を薦められた。当時から制作部門の取締役の任に就いており、経営幹部として、それなりに経験年数を重ねていたため、最初は今さら幹部育成講座を受ける意味を模索していた。しかし、経営幹部としてのキャリアを積み、問題意識を持った上で参加したからこそ、ゼミの内容と自社の経営をリンクして考えることができたため、結果として受講のタイミングは良かった。

Q.2学べたことは?

営業、製造、財務会計、法務、人事等、経営全般の必須知識全般を学べたことはもちろん、自社とは異なる事業やビジネス展開を知る中で、他社にない自社の強みを再認識し整理することができたのは大きい。特に、製造原価の管理手法や人事評価制度等、本来なら見せてもらえない他社の取り組みについて知れたことや、ダイレクトマーケティングやクロスメディアの事例等、トレンドをつかめたことも参考になった。

Q.3学んだことを実務にどう活かしたか?

講義内容や事例をそのまま真似するのでなく、自社の特長や強みを考慮して、アレンジして取り入れることを意識した。当社の強みでもあるプロモーションツールの制作力に企画提案力をプラスアルファすることで、請負受注型のスタイルから、課題解決策の相談に対応する提案型のスタイルに移行しつつある。今後はより提案型の顧客対応や組織体制づくりの構築を図っていく。

Q.4 自社と自分自身の成長に向けての抱負は?

立場と年齢的にもゼミで学んだことを同僚や部下と共有することを意識している。例えば人材評価制度については、その手法よりも人材育成における考え方や価値観として参考になった。社員の働き方や能力を適切に評価する上で、部下との関わり合いや見る目が重要だと再認識した。社員の特徴を見極め、その才能を仕事を通じて引き出していく。部下、自分、自社の相互成長の課題に取り組んでいきたい。これからの重要な経営課題として捉えている。

 

●第35期受講生   中野正巨 氏  昭和情報プロセス株式会社 営業部課長

Q.1受講の動機は?

上司からの推薦これからの経営幹部として経営や財務知識を学ぶと共に、他社との交流を通じて視野を広げるためにと、社長からの勧めもあった。

Q.2学べたことは?

現役経営者の実践的な話が聴けて良かった。特に印象に残っていることは「他社がしていないことをやる、やり続ける、やり続ければ認知される」という言葉が刺さった。自社の特徴を活かし、チャレンジし、やり続けることの価値を知った。

Q.3学んだことを実務にどう活かしたか?

原価計算と“ 見える化” は、特に意識するようになった。自社の営業目標のひとつとして加工高比率を重要視している。財務の視点を部下に浸透させる上でも知識は役に立つ。自社の強みを活かした「勝者の営業・弱者の営業」について意識し顧客対応に心がけている。

Q.4 自社と自分自身の成長に向けての抱負は?

日常業務に追われる中、ゼミで取り組む課題と業務の両立は厳しいものもあっが、今後の営業展開を考える良い機会になった。視野が広がることによって、面白みも見出した。今後に向けては、第一に、自社の強みを広い視野で捉え、魅力を顧客に伝える力を向上させる。第二に、営業として、顧客との関係を強化し、顧客に喜ばれるサービスを提供する中、ビジネスチャンスを広げていくことに取り組んでいきたい。

以 上

【関連講座】

「オンライン印刷経営幹部ゼミナール」2020年10月開講

オンライン印刷経営幹部ゼミナール ~2020年10月開講!

 

 

 

 

出版流通の構造再編が迫っている

出版流通が変化の時を迎えている。取次大手と出版社との間では書籍出荷価格や運賃協力金についての交渉も始まった。背景となっているのは、出版インフラの収益源だった雑誌の売上減である。書籍中心の物流を再構築できるのか。また、電子書籍と印刷書籍との連動をいかに最適化するか。業界構造の再編は印刷会社にどのような影響を与えるだろうか。

再編される出版流通業界

書籍流通を改善する方策の一つにデジタル印刷を利用した適時生産が挙げられる。書店からの追加注文をデジタル印刷機で生産し納品、または出版社が小ロット重版を自ら生産するなど、様々な形で試験的な導入が始まっている。

定期的に大部数が印刷される雑誌に合わせて流通網を作り、そこに書籍を載せていくというのが、これまでの出版流通の考え方だった。しかし、今後は必要なものを必要なだけ作り、欲しい人が欲しい時に手に入れられる、タイムリーな生産・流通の構図を作り上げていくことが望まれている。

出版産業全体を見渡す視点が必要

こういった流れから言えることは分担されていた出版産業がその垣根を超えて連動する一体的なサプライチェーンの必要性が高まっているということである。これまではコンテンツを作る出版社、書籍・雑誌を製造する印刷会社、流通を担う取次、販売する書店と各段階が個別に業務を遂行してきた。しかし、今後は流通各段階の部分最適化に留まらず、各領域が横断され、業界全体で最適化していくことが求められてくる。

こういった包括的な変革が近い時は全工程を網羅するような視点を持つ企業の方が有利になる。そのためには、今まで以上に取引先との連携を深め、全体の動向に注視する必要があるだろう。印刷工程での負担と作業を少し増やすことで、出版売上が大きく改善される場合もある。そういったニーズを掘り起し、提案していくことも求められる。

今後の出版流通を占う

7月30日の研究会では、海外の出版流通の最新事業にも詳しいデジタルタグボードの辻本氏が今後日本にも導入されうる出版流通の仕組みについて解説する。その後、文化通信社の星野氏が出版流通が現在抱える課題と見通しについて語る。また、竹書房の竹村氏からは電子出版に強みを持つ中堅出版社の立場と全国の書店を視察した経験から、流通の現場が抱える課題と最適化のための提言、そして印刷会社に対する期待について語る。出版流通全体を考察する研究会になるだろう。

(JAGAT 研究調査部 松永寛和)

■関連イベント

出版ビジネスの最新動向2019~デジタルとの関係からみた出版流通の今後~

既存の出版流通が限界に近づいている。収益を雑誌に依存することで成り立ってきた出版流通インフラは、その前提を失った。取次と出版社との間で書籍出荷価格と運賃協力金についての交渉が始まるなど、取引慣行の見直しも含めた構造改革の動きも表れ始めている。本研究会ではデジタルタグボートの辻本氏に海外の出版事業をご講演頂き、今後の出版業界を考えるヒントをいただく。次に文化通信社の星野氏に現在の取次と出版社、書店の置かれた状況を解説していただく。

また、日本では電子コミックが出版社の収益を支え始めている事情もある。紙と電子の同時出版に強みを持ち、書店にも配慮しながら独自の存在感を強める竹書房の竹村氏に中堅出版社の立場からも出版流通の今後と出版社の再生について語っていただき、業界構造の再編を多角的に考察する。

2019/8/7 印刷物の品質基本セオリーを学ぶ お申込み

セミナー名:印刷物の品質基本セオリーを学ぶ
開催日:2019年8月7日(水)10:00~17:00
参加費:JAGAT会員:18,900円 一般:25,200円(税込)
詳細案内ページ

・申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
・申込フォームにメールアドレスを入力した後「Enter」ボタンを押すと、フォームの内容が送信されてしまいます。恐れ入りますが、「Tab」ボタンを使う、マウスを使うなどの方法で移動お願いします。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

0.参加費用

JAGAT会員(18,900円)一般(25,200円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。
メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

5.JAGATからのご案内について

よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。
不要の方はチェックを入れてください。
JAGATからの案内を希望しない


お申込みありがとうございます。登録完了メールをお送りいたしました。
しばらくしてもメールが届かない場合は、お手数ですが再度ご登録いただくか、
webmaster@jagat.or.jpまでお問合せください。

印刷ビジネスの本質が変わりつつある

今年で3回目になるJAGAT Summer Fesが、~デジタル×紙×マーケティングfor Business~というテーマで8月22日と23日に開催する。

印刷会社は、デジタルと紙を融合させたマーケティング施策を提供することでビジネスを創り出そうというものである。

印刷会社のビジネスを取り巻く環境はデジタル化社会になって大きく変わった。それはインターネットの普及、多メディア化の進展ということだけではなく、それに伴って生活者であるエンドユーザーの意識と行動が変化しているからであり、それに対応して印刷会社のクライント側の意識やニーズも変わっているからである。

当然、印刷会社の提供するサービスに対するクライアントの期待も変わるわけで、印刷物を提供することが第一義だった印刷ビジネスの本質が変わりつつあるのを感じる。

そのような状況で、印刷メディアで企業の情報伝達を支援してきた印刷会社が、これからはデジタル×紙×マーケティングを駆使することによって顧客の期待に応えるサービスをビジネスにしていくことが一つの解となるだろうというのがJAGATの思いである。

デジタル×紙×マーケティングでビジネスをする場合に最も重要になるのが、プロデュース、ディレクション、オペレーションしていく一連の人材だろう。

このような人材は印刷物を受注、制作することを主とする場合と比較して、求められる知識は幅広く、その能力も高い水準が必要にある。

そういった人材を育成していく一助となり得るのが、JAGAT認証クロスメディアエキスパート資格である。会員誌『JAGAT info 』では、この資格試験を受験する時に役立つものとして、JAGATエキスパート資格講座インストラクターの影山史枝氏による課題解決入門を連載している。

連載ではAIDMA・AISASのような購買行動モデルの解説から、ネットを活用したビジネスモデルの解説、AIやIoTとメディアビジネスの関係、ネットビジネストレンド、次々登場する新しいネットメディア等の紹介など、ネット戦略と印刷メディアの融合を意識した記事を掲載している。

この連載記事はクロスメディアエキスパート試験に役立つだけではなく、もちろん実際にデジタル×紙×マーケティングのビジネスを実行しようとする人たちにとっても、現在、これからのメディア活用を実践していくうえで参考になる。

『 JAGAT info 』では、これからも会員の皆さんに少しでも役立つことができる記事を提供していきたいと考えているので、本誌記事に対するご意見や感想をいただければ幸いである。

JAGAT info7月号の目次はこちら

印刷物の価値を高める特殊印刷と表面加工

デジタルメディアが台頭するなかで、印刷物には「早い」「安い」だけでなく価値を高めることが求められている。マーケティングの活用もその要素のひとつであるが、五感に訴えるという紙(印刷物)の魅力を増幅するのが各種表面加工や特殊印刷である。
本研究会では、新技術を活用した光沢加工や箔押しの紹介、機能性インクや特殊印刷による新たな用途提案、またデジタル印刷機における特殊・特色トナーの活用を取り上げる。




構成と内容

【1】 多種多様な特殊加工による印刷物の高付加価値化

株式会社太陽堂成晃社 代表取締役 宮本 武紀 氏

光沢加工の専業者として創業。2008年にオフセット印刷機(UV)を導入し、印刷と加工を組み合わせた新たなビジネス分野に挑戦。
オフセット印刷+コールドフォイル、オフセット印刷+疑似エンボス、あるいはアルミ蒸着紙やホログラム紙、不織布紙などの特殊原反への印刷など多様な表現を実現。
さらに、KRUZ社のDM-LINER(金型を必要としないオンデマンド箔印刷)を導入し、液体トナーや紛体トナーを使った電子写真方式デジタル印刷との組み合わせも積極的に取り組んでいる。

———————————————————-

【2】機能性インクと特殊印刷によるTRICK PRINTの技術と事例

株式会社SO-KEN 代表取締役 浅尾 孝司 氏

TRICK PRINTは、同社が提供する特殊印刷サービスの総称である。
以下の5つの製品群からなる。
1.ブラックライトプリント
 ブラックライトで画像が光るプリント
2.ソーラープリント
 太陽の光(紫外線)に当たることで画像が浮き出るプリント
3.エディブルプリント
 可食性色素技術でフルカラーで鮮明な可食印刷が可能に
4.フラッシュプリント
 フラッシュ撮影をする事で初めて写るプリント
5.リライトプリント
 まったく異なる2つの広告を1つの電飾サインで表現
 バックライトのON-OFFが切り替わることで昼と夜で違う訴求が可能となる

それぞれの特殊印刷の特長、用途、事例を紹介する 

———————————————————-

【3】特殊トナー・特色トナーによる印刷物の価値向上

(1)1パス6色の印刷によりメタリックカラーなど多彩な特殊色を表現

富士ゼロックス株式会社

(2)不可視トナー(インビジブルレッド)による用途提案
   ~セキュリティ、トレーサビリティ、加飾(ブラックライト印刷)

リコージャパン株式会社

 

 

 

———————————————————-

※講演者・講演内容は一部変更になることがあります。

 

開催情報

【日時】
2019年7月2日(火) 14:00-17:00 (終了時間は延長する場合があります)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー: 無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。 

申込み

WEBから
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。

FAXから
申込書に必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先

内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)

 



 

夏フェス2019 特別講演ご登壇者をご紹介(7月1日)

8月22日(木)、23日(金)の2日間、日本印刷技術協会本社(東京都杉並区)にて開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」の特別講演の登壇者が決定しましたので、ここにご紹介いたします。

 

①濵宏行氏

文藝春秋株式会社 取締役

平成元年文藝春秋入社、営業局雑誌営業部、書籍営業部、営業推進センター営業推進部を経て、平成23年営業局長、平成26年資材製作局長、平成29年取締役に就任、現在に至る。

 


②阿部将士氏

横河電機株式会社 執行役員 マーケティング本部長

1985年インテルジャパン株式会社(現インテル株式会社)入社。エンジニアからキャリアをスタートさせ、広報室長、マーケティング本部長、取締役副社長兼技術開発・製造技術本部長などを歴任。2016年横河電機に入社、現在に至る。

 

 

尚、上記2名のセッションの詳細はこちらから。

そしてセッション参加のご登録は、こちらからお願いいたします。

(JAGAT Summer Fes事務局)

デジタルに「紙」を融合させたマーケティング施策でビジネスを創るイベント「夏フェス2019」

8月22日(木)、23日(金)に日本印刷技術協会・本社で開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」は、「デジタル」と「紙」を融合させた「マーケティング」施策でビジネスを創る事を提案します。様々な業種で実績のあるマーケターによる特別講演をはじめ、出版、デジタルコンテンツサービスを展開する企業トップに登壇いただく講演企画も多数ご用意しました。

 

 夏フェス2019特設webサイトもOPENし、ご来場登録受付も開始しました!こちらをぜひご覧ください!

 

マーケターによる特別講演は豊富な経験と実績を持つ方々をラインアップ

今回の夏フェス2019では、様々な業種の企業のマーケターとして、あらゆる施策を構築、実行してきた経験を持つ方々に登壇いただく特別講演を実施します。講演プログラムと日時は下記の通り。

    • 8月22日(木)10:00~11:00
      「 市場を創造するということ ~レッドブルが日本にもたらした変化とは

      元 レッドブル・ジャパン マーケティング本部長 一般社団法人 渋谷未来デザイン 事務局次長 長田新子

 

    • 8月22日(木)11:20~12:20
      「『タンスの中まで知る』伝説のONE TO ONEマーケティング」
       
      元 三越日本橋本店お得意様営業部マネジャー お得意様育成事務所スズセイ 代表 鈴木一正

 

    • 8月23日(金)10:00~11:00
      「戦略思考で考えるジャイアントキリング」

      クー・マーケティング・カンパニー 代表 音部大輔

 

  • 8月23日(金)11:20~12:20
    「デジタル×スポーツ×マーケティング」

    江端浩人事務所 代表 スポーツニッポン新聞社 特任執行役員 CDO 江端 浩人

 

尚、この特別講演は、参加費有料となります。ご参加料金及びご登録はこちらをご確認ください。

 

「デジタル×紙×マーケティング」のテーマに近しい成功事例を持つ企業による講演

無料で参加できるJAGAT企画講演は、初日は出版、2日目はデジタルコンテンツと人材活用を中心に、様々な観点から取り上げます。テーマが近いセッションを続けて聴講できるよう設定しておりますので、効率よく学びを深めていただくことが出来ます。また今回、展示コーナーとミニセミナー会場がセットになった新企画「for Businessゾーン」を設置します。出展企業とミニセミナー開催企業を合わせて20社以上が参加予定で、これまでにない盛り上がりが期待されます。

(for Businessゾーン ミニセミナーイメージ)

マーケターに印刷の知見を伝える機会に

JAGATでは2015年4月30日に「未来を創る THIS POINT FORWARD」を刊行しました。これは、ジョー・ウェブ博士とリチャード・ロマノ氏の共著「THIS POINT FORWARD」の日本語版であり、印刷業界のマインドセットの変化を促し、マーケティング概念を啓蒙する内容でした。本書の中で、筆者がアメリカ・マーケティング協会の会合に参加するも、印刷業界人が誰も来ず、CMOと会話するせっかくのチャンスを逸していると嘆くくだりがあります。

そこでJAGATではこの「未来を創る」刊行を機会に、pageやJAGAT大会などの各種イベントを通じ、マーケティング関連のカンファレンスをはじめとする、印刷業界とマーケターが出会える様々なチャンスを提供してまいりました。

 

一方で、夏フェス2019の講演依頼をする中で感じたのは、現在の印刷業界に対してきちんとした知見を持つマーケターがいないことです。この夏フェス2019が、マーケターたちに新たな印刷の価値や可能性を伝える場となり、マーケティング施策に「紙」の力がさらに発揮されるきっかけとなれば、との思いで開催いたします。

8月22日(木)、23日(金)、JAGAT本社でお待ちしております。

(JAGAT Summer Fes 事務局)

 

夏フェス2019 特別講演ご登壇者をご紹介(6月26日)

8月22日(木)、23日(金)の2日間、日本印刷技術協会本社(東京都杉並区)にて開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」の特別講演の登壇者が決定しましたので、ここにご紹介いたします。

 

 

 

①前田鎌利氏

株式会社固 代表取締役
一般社団法人継未 代表理事

 

 

17年にわたり移動体通信事業を中心にIT業界に従事。2010年に孫正義社長(現会長)の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミア第1期生に選考され初年度第1位を獲得。孫正義社長に直接プレゼンして幾多の事業提案を承認されたほか、孫社長のプレゼン資料づくりも担当。その後、ソフトバンク子会社の社外取締役や、ソフトバンク社内認定講師(プレゼンテーション)として活躍。2013年12月にソフトバンクを退社、独立。著書に「社内プレゼンの資料作成術」「社外プレゼン資料の作成術」ほか。

 

 

 

 

 

②加藤貞顕氏

株式会社ピースオブケイク 代表取締役CEO

 

 

アスキー、ダイヤモンド社に編集者として勤務。累計発行部数280万部を記録した『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)や、『評価経済社会』(岡田斗司夫)など、ベストセラーを多数手がける。2011年株式会社ピースオブケイクを設立。『ゼロ』(堀江貴文)、『ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち』(川上量生)、『マチネの終わりに』(平野啓一郎)などの編集を手がける。2012年、コンテンツ配信サイト cakes(ケイクス)をリリース。2014年、メディアプラットフォーム note(ノート)をリリース。

 

尚、上記2名のセッションの詳細はこちらから。

そしてセッション参加のご登録は、こちらからお願いいたします。

(JAGAT Summer Fes事務局)