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メディアとコンテンツ・通販の最新動向2019

広告市場は印刷にとって先行指標的であり、特に商業印刷に影響する。コンテンツ動向からはネット化率がわかる。通販市場のメディア利用データは、企業と生活者の実情を浮き彫りにする。印刷・メディア産業を取り巻く変化を最新データと第一人者の解説から読み解く。 続きを読む

みんなの印刷入門発刊記念セミナー

印刷技術の入門書として親しまれてきた「印刷入門」。このたび、印刷業界を取り巻く大きな環境変化に対応すべく全面リニューアルし、「みんなの印刷入門」として生まれ変わりました。

発刊を記念して著者陣による解説セミナーを行います。印刷技術の基礎を学びたい方、わかっているつもりであやふやな印刷技術の再確認、デジタル時代に適応するための知識のアップデートなど、新人からベテランまで奮ってご参加ください。

<構成と内容> [講演タイトル・講師・構成・時間割は変更する場合があります]

●13:30-14:30 印刷機分野(オフセットからデジタルまで)

株式会社小森コーポレーション つくばプラント付開発管理担当 専任部長 吉川 武志 氏

●14:35-15:25 用紙分野

三菱製紙株式会社 洋紙事業部 印刷・情報用紙営業部営業開発グループ 担当部長 木村 篤樹 氏

●15:30-16:20 製本分野

加藤製本株式会社 代表取締役 加藤 隆之 氏

●16:30-17:30 プリプレス全般(カラーマネジメント、ワークフロー含む)

公益社団法人日本印刷技術協会 専務理事 郡司 秀明

【日時】
2019年3月19日(火) 13:30-17:30 (終了時間は延長する場合があります)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:12,960円(税込)
印刷総合研究会メンバー: 無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで(書籍は別途有償:2000円)
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。 

申込み

WEBから
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。

FAXから
申込書に必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先

内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)

『JAGAT info』2019年2月号

JAGAT info 2019年2月号表紙

■特集
変化・多様化する顧客ニーズに対応する人材育成への取り組み

■特別企画
トピック技術セミナー2018特別講演報告
スマートファクトリーの目指すもの
堀本 邦芳氏

■私の若手社員時代
失敗とは“挑戦をあきらめた時”
新しいこと、他社にできないことにチャレンジしてきた
田中産業株式会社 代表取締役社長 田中 裕氏

■地域活性ビジネス事例研究
まちと企業の持続的な成長の両立を目指して
知多半島、半田市の地域資源に寄り添うプリテックグループの事例から

■マーケティング情報
工場見学で企業価値と地域価値を創造する

■技術トレンド/グラフィックス
「見える化」による収益改善プロセス

■技術トレンド/クロスメディア
2019年のクロスメディア的注目キーワード
データを「測る」「つなげる」ことが重要に

■Education
カラーバーに見る品質管理の再確認
QCのCはコントロール

■エキスパート資格
実務で活躍する人々に学びの場を
〜エキスパートDAY開催〜

■メディア業界動向
2019年はじめの業界動向
“環境激変”に対応した“変革”が本格化 井上 秋男

■デジタル印刷最前線
バリアブル印刷で
オーダーメード型の健康情報誌QUPiOを提供
SOMPOヘルスサポート株式会社

■森裕司のデジタル未来塾
CC 2019の進化

■DTPエキスパートのための注目キーワード
改正個人情報保護法

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門
検索体験を最適化するMEO・SXO

2019年度新入社員研修のご案内/印刷営業20日間集中ゼミのご案内/『印刷産業経営動向調査2018』のご案内/印刷界OUTLOOK/印刷総合研究会のご案内/Keyword2019/西部支社便り/『DTPエキスパート受験サポートガイド』改訂9版のご案内/ニュースラウンジ/工場マネージャー養成講座のご案内/印刷経営ウオッチング/ニューメンバー・消息

2019年2月15日発行 A4判

JAGAT info 最新号

「伝える」企画書ではなく、「伝わる」企画書が求められている

図や絵を使ってイメージ化することで、記憶に残るインパクトのある表現が可能になる。さらに、わかりやすい視点・伝わる表現を意識することで、企画書やプレゼン資料は説得力が高まる。

イメージ化が記憶を助ける

ビジネスに必要な3つの言語として、IT(コンピューターの言語)、簿記(お金の言語)、英語(グローバルな共通語)が挙げられる。IT用語や数字が苦手とか、時間がなくてという人でも、「マンガでわかる」入門書なら始められそうな気がする。

マンガが苦手意識を和らげるだけでなく、疑問点を図解で解き明かしたり、記憶を定着させたりする効果もある。その一方で、マンガを使ったダジャレに過ぎないものや絵柄の好き嫌いによっては、学習意欲を削ぐ場合もあるだろう。

メモリースポーツ(記憶力競技)には、トランプを使った種目がある。シャッフルした1組のカードの順番を記憶して、別の1組を記憶したとおりに並び替えるものだ。52枚ものカードを記憶するには、①イメージ化して場所と結びつけて覚える。あるいは②情報を感情と結びつけて覚えるのだという。

つまり、数字などの抽象的な事象をそのまま覚えることは難しいので、特徴的なイメージにしたり、エピソード化して感情と結びつけたりすることになる。

そういう意味では、学習マンガが記憶を助けることは間違いないだろう。

インフォグラフィックスなら情報が「伝わる」

情報をうまく届ける方法として、インフォグラフィックスの考え方がある。インフォメーションとグラフィックスを合わせた造語で、言葉だけでは伝えることが難しい情報を、図や絵で説明することで簡単に理解してもらえる。

海外のニュースメディアでは、統計データをグラフ化するだけでなく、識別しやすいアイコンや、ストーリー性のあるイメージが大胆に組み合わされていて目を引くことが多い。日本でも「図解ニュース解説」や「図解ニュース用語」などが、とっつきにくいニュースをわかりやすくしている。

インフォグラフィックスはビジネスにも役立つ手法だ。わかりやすい視点・伝わる表現は、企画書やプレゼン資料の説得力を高める。PowerPointを利用して簡単に企画書やプレゼン資料を作ることはできても、独りよがりの視点でせっかくのチャンスを無駄にしてはもったいない。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

関連セミナー
「インフォグラフィックスを活用した企画書制作」

チューブグラフィックス 木村博之氏を講師に迎え、インフォグラフィックスを顧客へのプレゼンに役立てるためのワークショップを開催します。

2019年3月8日(金)13:00~18:00

目からウロコ!プレゼンの常識・非常識(大阪開催講座)
2019年6月3日(月)13:00~17:00

関連記事

●インフォグラフィックス・ワークショップ 開催レポート

2018年6月22日に木村博之氏を講師に迎えて開催した、座学、個人ワーク、グループワークを組み合わせたワークショップのレポートです。

●図で語れる人になろう―インフォグラフィックスのすすめ

インフォグラフィックスをビジネスに活かす

インフォグラフィックスとは、情報、データ、知識を視覚的にわかりやすく表現することである。ビジネスに活かすには、顧客視点で情報を洗い出す「捨てる技術」も重要になる。

インフォグラフィックスとは何か

インフォグラフィックス(infographics)は、information(情報)+graphics(グラフィック)を掛け合わせた造語で、「情報のデザイン化」を意味する。最大の特徴は、言葉だけでは伝えることが難しいものを図にしてわかりやすく伝えることである。例えば、データや数値などの情報は、単に数字の羅列では理解するのに時間がかかる。それを一目で理解できるようにする。

もともとインフォグラフィックスは、新聞や雑誌などのニュースメディアが、それぞれの媒体に掲載するために作るダイアグラムのことだった。ダイアグラムの解釈は諸説あるが、ここでは「わかりやすさ」を追求するための視覚情報の表現手段として考えたい。

身の回りにもインフォグラフィックスの実例はたくさんある。有名なものは、地下鉄の路線図だが、資料におけるチャート、グラフ、データや、案内図、サイン、ピクトグラム、ポスター、サイネージなどにも応用されている。最近では、企業の「サービスマップ」「年表」などにはインフォグラフィックスの観点から作成しているものが多い。

その一方で、生活者にとって「わかりづらい」「使いにくい」「迷ってしまう」サインボードやサイネージなどが、街中のいたるところにある。もちろん、インフォグラフィックスを応用した理解しやすいものもあるが、見た目の美しさを追求するあまり、見る人にとって不親切なものも散見する。今一度そのような視点で心がけるようにして見ると、きっと街中のデザインが違ったように見えてくるはずだ。

ビジネスに活かす

日本におけるインフォグラフィックスの第一人者である木村博之氏(株式会社チューブグラフィックス)は、自著『インフォグラフィックス―情報をデザインする視点と表現』の中で、インフォグラフィックスを作るときの要素として以下の5点をあげている。

1.見る人の目と心を引き付ける「Attractive」

2.伝えたい情報を明確にする「Clear」

3.必要な情報だけ簡略化する「Simple」

4.目の流れに沿う「Flow」

5.文字がなくても理解させる「Wordless」

なかでも「Simple」については、顧客視点で情報を洗い出し、何でもかんでも詰め込みすぎない「捨てる技術」が重要になる。コンセプトをはっきりさせて、本当に必要なものだけを絞り込み、あとは見る人の知識や情報を引き出すことである。「一瞬で何を伝えたいのかが分かるような、最小限のもので最大限の効果をもたらす情報だけを残すべき」とのことである。

自社のパンフレットや会社案内などの印刷物が理解しにくいことはないだろうか。特に営業ツールがわかりにくいと営業活動がうまくいかないし、何より顧客が迷惑する。デザインを考えるのは何もデザイナーだけではない。企画や提案営業の人にもデザインを考える意味は十分にある。

企業の製品情報を表現するのにインフォグラフィックスを使うのであれば、顧客の理解力が深まるだろう。インフォグラフィックスは人々の役に立ち、生活に溶け込んでいくことを目的としている。それをビジネスパーソンが応用できるとコミュニケーション力をアップする上で有効な手段となる。

さらに企画の段階でインフォグラフィックスを応用できないものだろうか。営業パーソンが自社の商品説明や企画書にインフォグラフィックスの発想を落とし込むことができれば、より威力を発揮するだろう。考え方を理解することでビジネスの幅は確実に拡がるはずである。

(CS部 上野寿)

関連セミナー
「インフォグラフィックスを活用した企画書制作」

チューブグラフィックス 木村博之氏を講師に迎え、インフォグラフィックスを顧客へのプレゼンに役立てるためのワークショップを開催します。

開催日時
2019年3月8日(金)13:00~18:00

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●図で語れる人になろう―インフォグラフィックスのすすめ

page2019御礼 及び 次回page2020について

皆様のおかげをもちまして、page2019が終了することができました。本当にありがとうございました。来場者報告と次回page2020についてお知らせいたします。

page2019の来場者数です。

2/6(水)17,520名(前回19,250名 前年比91.0%)

2/7(木)21,920名(前回21,700名 前年比101.0%)

2/8(金)27,120名(前年25,260名、前年比107.4%)

合計 66,560名(前年66,210名、前年比100.5%)

尚、次回page2020は、

2020年2月5日(水)~7日(金)の3日間、池袋サンシャインシティで行います。

何卒よろしくお願いいたします。

page事務局