「イベント」カテゴリーアーカイブ
11/28 付加価値向上のための次世代カラーマネジメント
page2025 他団体とのコラボと新企画ゾーンで「共奏」を体現
page2025は、2月19日(水)~21日(金)に東京・池袋サンシャインシティで開催する。出展社数・小間数とも前回に比べ大幅に増加しており、来場者と「共奏」する準備は整いつつある。
前回page2024の開幕がこれまでで最も遅い2月14日となり、来場者数や出展企業への影響が懸念された。しかし来場者は21,580名(対前年126.4%)となり、また会期終了後に各企業の担当者にお話を伺うと、「年が明けてからの準備期間がたっぷり取れてよかった。」という声が多く、マイナス意見はほぼ聞かれなかった。今回のpage2025はそれよりもさらに遅い2月19日スタートとなるが、準備期間だけでなくPRを行う期間も長くなるというメリットもあることも分かった。現時点の出展申込状況は前回page2024に比べ、社数、小間数とも大幅に増えている。page2025により多くの来場者にお越しいただくために、開催までの時間を有効に活用したいと考える。
日本新聞製作技術展「JANPS」と共奏
page2025では、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)とジョイントし、「JANPS in page2025」を開催する。
JANPS(日本新聞製作技術展)は、1972年の第1回開催以来、最先端の新聞製作およびその周辺技術を一堂に集めて展示する、新聞技術の分野で最大のイベントとして、2018年の第23回まで回を重ねてきた。その後JANPSはコロナ禍や、出展規模の減少によって中止を余儀なくされたが、主催者及び出展企業の情報発信意欲が低下したことを意味するものではないという共通認識にたち、新聞社に最新最適な技術を提供、共有できる場を模索してきた。その中でパネル展示や動画ではなく、実際の機器を見ることが出来る見本市的な展示会を望む声があがってきた。
一方、1988年から始まったpageは、「pagination(ページ割り)」に由来する名称の通り、プリプレス向けのイベントからスタートし、歴史を重ねるごとに印刷機材、材料、IT、マーケティングまで印刷会社のための幅広いソリューションの展示会へと成長してきた。またこれまで一貫してサンシャインシティでの開催を行ってきたが、新聞輪転機のような大型の機械の展示は出来ない一方で、システム系のソリューションを展開する出展企業も多く、JANPSのニーズとも合致する。さらにpage2025のテーマ「共奏」も相まって、新たなコラボレーションが実現した。「JANPS in page2025」のテーマは「新しい時代に向けたDX ~製作技術から総合技術へ」であり、来場者もこれまでと違った層の来場も見込まれる。ぜひご期待いただきたい。
pageのイメージを覆す新企画「工場ソリューションゾーン」を設置
またpage2025では新企画として「工場ソリューションゾーン」を設置する。pageイベントは、立ち上げ当初から一貫して「機材展」という言葉も使っておらず、このためIGASや機器商社の主催する展示会に比べ、資機材系の製品・サービスを展開する企業のプレゼンスが低くなってしまっていた。その一方で、pageの来場者は他の展示会と同様に半分以上が印刷関連業であるとともに、展示会の来場目的も、より具体的な課題解決へと変化している。今回「工場ソリューション」という大きなテーマを打ち出すことにより、印刷会社の経営者が頭を悩ませる省エネやBCP対策、現場の人材採用や教育、さらにはDX推進といった分野まで幅広く出展企業を募り、来場者とのビジネスマッチングを生み出したいと考える。展示会に行くと主催者企画ゾーンというのを多く見かける。主催側からすると何らかの思いがあって企画ゾーンを作っているのだが、それを訴える際に重要になるのがネーミングである。pageでも「クリエイティブゾーン」や「印刷パートナーゾーン」など様々なゾーンがあった。page2025の新企画「工場ソリューションゾーン」は、「印刷現場の課題解決」という大きなテーマを、簡潔にゾーン名とした。来場される皆様には、自社工場の課題を解決してくれる製品・サービスの展示を期待いただきたい。
新しい企画を作る時に重要なことは「破壊」だと思っている。固定観念を出来るだけ無くし、既成概念に捉われないことが不可欠である。その意味で今回の新企画「工場ソリューションゾーン」はこれまでのpageとは真逆の概念であるが、時代は変わり、ニーズも大きく変わった。そしてそもそもそういうイメージを持っているのは、主催者だけなのかもしれない。page2025のテーマは「共奏」であるが、個人的にはぶっ飛んだ『狂騒』を生み出す位にしたいと思っている。コロナが終わり、出展企業・来場者とも戻ったpage2025で実施する新たなチャレンジにご注目いただきたい。
展示ホール内のセミナー会場ではJAGAT基調講演と出展企業のプレゼンテーションを実施
前回page2024では、主催者企画ゾーンである「連携ゾーン」にセミナー会場を設置し、出展企業によるセミナーと主催者企画ミニセミナーを実施した。オンラインでのセミナー開催が主流となる中、リアル会場でのセミナー開催がどれだけニーズがあるか未知数であったが、こちらの想像を遥かに上回るご来場をいただくことができた。3日間連続で自社ソリューション紹介を行った出展企業のミニセミナーは、日を追うごとに来場者が増加し、あらためてリアルの価値を実感した。この結果を踏まえ、今回page2025では会場規模を拡大して設置し(予定)、製品・サービスのプレゼンなど出展企業による自由な発表の場として提供する。またコロナ禍以降オンラインで実施してきたJAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、同会場で1日1本ずつ実施する。出展企業によるセミナーは現在募集中、またJAGAT基調講演・カンファレンス・セミナーは現在企画中であるが、出展企業と来場者が「共奏」できる場を提供すべく、準備を進めていく所存だ。
(研究・教育部 堀雄亮)
【11/19開催】『印刷白書2024』発刊記念セミナー
【11/7開催】プリプレスワークフロー 自動化の潮流と実践
page2025は出展社にも来場者にも「効率の良い」イベント
pageイベントは第1回からずっとサンシャインシティで開催し、近年は展示ホールを3ホール(B,C,D)を使用してきた。各展示ホールは異なるフロアに配置されており、出展企業から「展示ホールごとに来場者数が異なるのではないか?」という疑問が寄せられていた。
イベント来場者は展示会場をくまなく訪問しているのか
サンシャインシティは、東京ビッグサイトや幕張メッセなどと異なり、展示ホールがフロアごとに分かれており、展示ホールを移動する際には、一旦出口から展示ホールを出て、エスカレーターないしエレベーターで移動しなければならない。また来場者受付を2階の展示ホールD前に設置しているため、2つ上のフロアにある展示ホールBに出展している企業からは「受付を通過した来場者は、Bホールまで上がってきていないのではないか?」という声が上がってきていた。前回page2024において、DホールおよびBホールの入り口で、来場者の入場証に記載された二次元コードを読み取り、各ホールごとの来場者数を計測した。
page来場者は展示会場をくまなく訪問している
2つのグラフを参照いただきたい。
時間帯別来場者数の推移をみると、DホールとBホールでは来場者の増減の推移が1時間程ずれており、来場者が徐々に移動していることが良くわかる。そして最終的にはDホールの来場者(≒受付を通過した来場者)の97.9%がBホールに来場していた。 展示ホールごとの来場者数に差はほぼ無い、といえる。
BホールにはJAGATコーナーを設置しているため、特にオープン当初の10時過ぎの来場者の少なさは実感しており、それが3日間続くと「人が少ないね。」という感覚に陥ることは容易に想像できる。しかしデータを見ると、正直こちらの想像以上に、来場者は各ホールをくまなく訪問していることが分かった。またこのデータは1日分(会期3日目)であり、pageイベントの会期は3日間あるので、初日の来場者が2日目もしくは3日目に来場し、訪問しきれなかったホールを訪問する可能性もある。さらにサンシャインシティのBホールとDホールは、入口と出口が1か所ずつ、通路も一方通行となるため、基本的に来場者は全てのブースの前を通過する設定になっている。pageイベントは出展社にとって来場者と出会いやすいイベントといえる。
コンパクト設計で来場者も効率的に出展社を訪問できるイベント
先日、筆者は幕張メッセで開催されていた展示会に参加した際、訪問している最中に運動記録を計測するスマホアプリを起動させてみた。約40社のブースを訪問し、移動時間は約3時間、歩行距離は5kmを超えた。大型イベントになればなるほど、全ての展示ホールを1日で回るのは膨大な労力が必要になる。
一方、サンシャインシティDホールの入口から出口までの導線距離はおよそ250mである。また時間帯別来場者数のグラフを見ると、10時台と11時台でDホールとBホールの来場者数が逆転しており、およそ1時間でDホールから(おそらくCホールを訪問した上で)Bホールに到達していると考えられる。受付を通過した来場者がDホールを訪問しただけで疲れてそのまま帰ってしまうことは考えにくい。展示会の規模が小さいということも、「コンパクトな設計」と見方を変えれば魅力になる。
またpage2025では主催者企画ゾーンとセミナー会場をBホールに設置する。セミナー会場では、出展企業によるプレゼンテーションに加え、 JAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、1日1本ずつ実施する。興味あるセミナーの開催時刻から逆算し、約1時間前に来場いただき、他の展示ホールを回ってもらえれば、セミナー会場でイスに座って一息つくこともできる。来場者にとってもpage2025は効率的に出展企業ブースを訪問できるイベントといえる。
page2025は現在出展企業を募集中、締め切りは10月18日まで。詳細、お問い合わせはこちらをご参照ください。
(JAGAT page2024事務局)
page2025は日本新聞製作技術展「JANPS」と共奏
page2025では、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)とジョイントし、「JANPS in page2025」を開催する。
page2025のテーマ「共奏」を体現するジョイントイベント
JANPS(日本新聞製作技術展)は、1972年の第1回開催以来、最先端の新聞製作およびその周辺技術を一堂に集めて展示する、新聞技術の分野で最大のイベントとして、2018年の第23回まで回を重ねてきた。その後JANPSはコロナ禍や、出展規模の減少によって中止を余儀なくされたが、主催者及び出展企業の情報発信意欲が低下したことを意味するものではないという共通認識にたち、新聞社に最新最適な技術を提供、共有できる場を模索してきた。その中でパネル展示や動画ではなく、実際の機器を見ることが出来る見本市的な展示会を望む声があがってきた。
一方、1988年から始まったpageは、「pagination(ページ割り)」に由来する名称の通り、プリプレス向けのイベントからスタートし、歴史を重ねるごとに印刷機材、材料、IT、マーケティングまで印刷会社のための幅広いソリューションの展示会へと成長してきた。またこれまで一貫してサンシャインシティでの開催を行ってきたが、新聞輪転機のような大型の機械の展示は出来ない一方で、システム系のソリューションを展開する出展企業も多く、JANPSのニーズとも合致する。さらにpage2025のテーマ「共奏」も相まって、新たなコラボレーションが実現した。「JANPS in page2025」のテーマは「新しい時代に向けたDX ~製作技術から総合技術へ」であり、来場者もこれまでと違った層の来場も見込まれる。ぜひご期待いただきたい。
展示ホール内セミナー会場でJAGAT基調講演と出展企業のプレゼンテーションを実施
前回page2024では、主催者企画ゾーンである「連携ゾーン」にセミナー会場を設置し、出展企業によるセミナーと主催者企画ミニセミナーを実施した。オンラインでのセミナー開催が主流となる中、リアル会場でのセミナー開催がどれだけニーズがあるか未知数であったが、こちらの想像を遥かに上回るご来場をいただくことができた。3日間連続で自社ソリューション紹介を行った出展企業のミニセミナーは、日を追うごとに来場者が増加し、あらためてリアルの価値を実感した。
この結果を踏まえ、今回page2025では会場規模を拡大して設置し(予定)、製品・サービスのプレゼンテーションなど出展企業による自由な発表の場として提供する。またコロナ禍以降オンラインで実施してきたJAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、同会場で1日1本ずつ実施する。出展企業によるセミナーは現在募集中、またJAGAT基調講演・カンファレンス・セミナーは現在企画中であるが、出展企業と来場者が「共奏」できる場を提供すべく、準備を進めていく所存だ。
<研究・教育部 堀雄亮>