JAGAT大会」カテゴリーアーカイブ

page2025は出展社にも来場者にも「効率の良い」イベント

pageイベントは第1回からずっとサンシャインシティで開催し、近年は展示ホールを3ホール(B,C,D)を使用してきた。各展示ホールは異なるフロアに配置されており、出展企業から「展示ホールごとに来場者数が異なるのではないか?」という疑問が寄せられていた。


イベント来場者は展示会場をくまなく訪問しているのか

サンシャインシティは、東京ビッグサイトや幕張メッセなどと異なり、展示ホールがフロアごとに分かれており、展示ホールを移動する際には、一旦出口から展示ホールを出て、エスカレーターないしエレベーターで移動しなければならない。また来場者受付を2階の展示ホールD前に設置しているため、2つ上のフロアにある展示ホールBに出展している企業からは「受付を通過した来場者は、Bホールまで上がってきていないのではないか?」という声が上がってきていた。前回page2024において、DホールおよびBホールの入り口で、来場者の入場証に記載された二次元コードを読み取り、各ホールごとの来場者数を計測した。

page来場者は展示会場をくまなく訪問している

2つのグラフを参照いただきたい。

来場のピークがずれておりDホールの来場者が徐々にBホールに移動しているのが分かる

スタート当初の10時台は半分以下だが、最終的にはBホールの来場者はDホールの97.9%に到達

時間帯別来場者数の推移をみると、DホールとBホールでは来場者の増減の推移が1時間程ずれており、来場者が徐々に移動していることが良くわかる。そして最終的にはDホールの来場者(≒受付を通過した来場者)の97.9%がBホールに来場していた。 展示ホールごとの来場者数に差はほぼ無い、といえる。
BホールにはJAGATコーナーを設置しているため、特にオープン当初の10時過ぎの来場者の少なさは実感しており、それが3日間続くと「人が少ないね。」という感覚に陥ることは容易に想像できる。しかしデータを見ると、正直こちらの想像以上に、来場者は各ホールをくまなく訪問していることが分かった。またこのデータは1日分(会期3日目)であり、pageイベントの会期は3日間あるので、初日の来場者が2日目もしくは3日目に来場し、訪問しきれなかったホールを訪問する可能性もある。さらにサンシャインシティのBホールとDホールは、入口と出口が1か所ずつ、通路も一方通行となるため、基本的に来場者は全てのブースの前を通過する設定になっている。pageイベントは出展社にとって来場者と出会いやすいイベントといえる。

コンパクト設計で来場者も効率的に出展社を訪問できるイベント

先日、筆者は幕張メッセで開催されていた展示会に参加した際、訪問している最中に運動記録を計測するスマホアプリを起動させてみた。約40社のブースを訪問し、移動時間は約3時間、歩行距離は5kmを超えた。大型イベントになればなるほど、全ての展示ホールを1日で回るのは膨大な労力が必要になる。

歩数は8,000歩を超え、1日の運動ノルマとしては十分

一方、サンシャインシティDホールの入口から出口までの導線距離はおよそ250mである。また時間帯別来場者数のグラフを見ると、10時台と11時台でDホールとBホールの来場者数が逆転しており、およそ1時間でDホールから(おそらくCホールを訪問した上で)Bホールに到達していると考えられる。受付を通過した来場者がDホールを訪問しただけで疲れてそのまま帰ってしまうことは考えにくい。展示会の規模が小さいということも、「コンパクトな設計」と見方を変えれば魅力になる。
またpage2025では主催者企画ゾーンとセミナー会場をBホールに設置する。セミナー会場では、出展企業によるプレゼンテーションに加え、 JAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、1日1本ずつ実施する。興味あるセミナーの開催時刻から逆算し、約1時間前に来場いただき、他の展示ホールを回ってもらえれば、セミナー会場でイスに座って一息つくこともできる。来場者にとってもpage2025は効率的に出展企業ブースを訪問できるイベントといえる。

page2025は現在出展企業を募集中、締め切りは10月18日まで。詳細、お問い合わせはこちらをご参照ください。

(JAGAT page2024事務局)

JAGAT大会について一言二言(その弐)

(さらに…)

アキダイから学ぶ地域密着と現場主義

JAGAT大会2023ではスーパーアキダイの秋葉社長に特別講演をいただく。この社長、ただ単にテレビに年間300本以上出演するだけの目立ちたがり屋では決してない。

年間300本もテレビに出演する不思議なスーパーマーケットの社長

東京23区の西の端、練馬区関町にアキダイ関町本店は位置している。筆者の自宅から徒歩圏内、筆者もユーザーの一人である。 地元民としての率直な印象は「不思議な店」である。
「スーパーマーケット」と呼べるほどの広い店舗でもないものの、肉、魚など野菜(アキダイは元々八百屋からスタートした)以外の生鮮食品の品揃えも豊富。しかし平日は19時30分、日曜日は18時30分に閉店するので、会社帰りには寄ったことは無いし、ある休日に、すき焼きに入れる春菊を買いに行ったら閉店していたこともある。正直「コンビニエンス」な要素も少ない。ただ店員さんが皆、元気で明るく、店は常に明るく活気がある。そして「朝市」の開催される日曜日の朝は、開店前から行列ができている。引っ越してきた当初は、何でこんなに繁盛しているのかなと思っていた。
そんなある日、筆者が外で昼食を取っていると、店のテレビから聞き覚えのある声が聞こえてきた。画面を見ると、見慣れた店構えの前で社長がインタビューを受けているではないか。景気動向について消費者目線でのコメントを述べていたのだが、驚いたのはそれがその後も頻繁に続いたことであった。 ある日は朝の情報番組で、またある日は夜のニュースにといった具合で、 最近はバラエティー番組で、タレントと一緒にロケまでしている(らしい)。家の近所のスーパーの社長は、今や年間300本のテレビ出演本数を誇る有名人になってしまっていた。

アキダイから学ぶ地域密着の経営戦略

そんなアキダイの秋葉社長にJAGAT大会2023の特別講演をお願いしたのは、ただ単に有名人だからではない。
アキダイは1992年の創業から30年余り、店舗数10店舗を展開し、年商39億円を誇る。その一方でアキダイは「地域に密着した」お店である。関町本店の立地は、バス通りから奥に入っており、決して良いとはいいがたい。数年前までは駐車場も無かった。しかしたくさんの近隣住民が、雨の日も風の日も自転車もしくは徒歩で買い物に来ている。当然、近所には大手スーパーが複数あるにもかかわらずである。中小企業における「地域密着」を体現してきた秘密をお話しいただく予定だ。

今も店頭に立ち仕入れまで行う社長の原動力とは?

秋葉社長は創業当初、あまりにもお客さんが来ない為、「大根1本10円」という看板を自ら作成し、バス通りに出て行き、通過する路線バスの乗客に向かって看板を掲げてお店をアピールをしていたのだという。その後、その看板を見たおばあちゃん達が、店に来てくれて野菜や果物の話をするうちに仲良くなり、常連さんになったそうだ。そんな創業から30年余り、様々な紆余曲折があったことは容易に推測できるが、秋葉社長は今もテレビ取材を受けるだけでなく、お店の前に立ち、しゃがれた声を張り続けている(筆者もたまに見かける)。そして今回の講演時間が15時で終了するのは、夕方の発注業務があるからなのだ。多店舗展開を行いながらも、現場主義を貫く原動力も伺いたい。

JAGAT大会2023

(CS部 堀雄亮)

JAGAT大会について一言二言(その壱)

(さらに…)

印刷ビジネスとDX、そして創注へ(JAGAT大会2022オンライン&page2023開催のお知らせ)

ようやくアフターコロナが見え始めたが、価値観は大きく変わった。それでは、デジタルとリアルの両方を組み合わせて顧客満足を得るにするには、どうすればよいのだろうか。

2022年11月30日に開催する「JAGAT大会2022オンライン」では、さまざまな見方があるDX(デジタルトランスフォーメーション)を取り上げる。既に各社が取り組んできたIT化やデジタル化とDXとは、何が違うのか。多種多様な解釈ができるDXを、登壇者それぞれのテーマから論じ、議論全体を通じて自社なりの印刷会社経営の方向感をつかむためのプログラムをご用意した。そして来年2月1日〜3日に開催する「page2023」では、印刷会社の「創注」を生み出すための新たな企画を提案する。

「DX」は目的ではなく手段

少子高齢化・人口減少の局面に加えて、デジタル社会の伸長で印刷市場の縮小は加速していると言わざるを得ない。だが、業界・企業ともに事業ポートフォリオの変革やDXを声高に掲げるも、なかなか結果につながらないと感じることが多いのではないだろうか。
JAGAT大会2022オンライン」の基調講演では、凸版印刷出身で現在はHabitat株式会社社外取締役であり、情報経営イノベーション専門職大学客員教授の亀卦川篤(ルビ:きけがわ あつし)氏にご登壇いただく。亀卦川氏は、電子チラシサービス「Shufoo!」のリテールデジタルメディア事業統括や、日本初のインターネット地図情報サービス「Mapion」の執行取締役などを歴任され、印刷会社におけるデジタルビジネスについて豊富な経験をお持ちである。基調講演のテーマ「印刷ビジネスとDX」に関しては、まさに適任の登壇者であるといえる。
「DX」という言葉だけが独り歩きし、自社のDXを言語化できていないケースが散見されるなか、そもそもDXとは何か? DXで印刷メディアの役割はどう変わるのか? 受注から創注へとどのようにつなげていくのか? DXを目的ではなく手段として捉え、自社のビジネスをトランスフォーメーションしていくことの重要性をご講演いただく。貴重なお話の中には、これからの印刷ビジネスを考えるうえでのヒントが多数ちりばめられているはずである。ぜひご期待いただきたい。

page2023のテーマは「創注」

JAGAT大会2022オンラインの開催を弾みとして、印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2023」では、「創注」を全体テーマとして、東京・池袋のサンシャインシティで2023年2月1日から3日にかけて開催する。現在、リアル展示会の出展申し込み状況は、前回の「page2022」と比べて、社数・小間数ともに増加する見込みであり、来場者数も増えることが予想される。
page2023では、page2022で実施した「オンラインスポンサーズセミナー・製品紹介」を今回も開催する。オンラインスポンサーズセミナーは、協賛企業が主催するセミナーをpage2023の特設ウェブサイトから配信するもので、ライブ配信ではなくオンデマンド配信の形式を採用する。配信期間は、page2023リアル展示会の開催直前からJAGAT主催のオンラインカンファレンス・セミナーが実施される間、すなわち1月31日から2月10日までの12日間を予定している。

■リアル展示会のPR動画をウェブでも配信

また、page2022と同様に、自社の製品やサービスの紹介動画をオンライン配信する「オンライン製品紹介」も用意している。オンライン製品紹介は、IPアドレスの獲得だけにとどまる自社ウェブサイトでの配信とは異なり、動画を視聴した人の名刺レベルの情報を得ることができるものだ。また、参加者側でも、60分前後のセミナーに比べて5分前後の製品紹介動画であれば、視聴に際しての諸々のハードルは低くなることが想定される。実際、page2022の視聴者の大半が、セミナー動画と併せてこの製品紹介動画を視聴していた。
動画の提供に関しては、そこまで手の込んだコンテンツをご用意いただく必要はない。例えばテストマーケティングの一環として、1分程度の短尺の動画をご用意いただいても構わない。また、リアル展示会にご出展いただく企業であれば、展示会場で放映する動画コンテンツを配信することで、リアル展示会には来場できなかった人のリードも得ることができる。

印刷会社もpage2023に出展して、自社のDXのきっかけに

印刷会社の皆様も、page2023には来場だけでなく、こうしたオンライン製品紹介を含めた「出展」という形のご参加をぜひご検討いただきたい。pageイベントでは、印刷会社の出展ゾーンである「印刷パートナーゾーン」を設けており、これまでこの印刷パートナーゾーンにご出展いただいた印刷会社の評価は高く、リピート出展の割合は高い傾向にある。
出展においては、必ずしも広いスペースや多くのスタッフは必要ない。キャッチコピーや装飾の演出などにより来場者の多くを占める印刷会社関係者の興味を引き付け、自社ブースに来場者が自然と入ってくるような設計ができれば、十分に集客は可能である。一方、来場者は1ブースに(強制的に)長時間滞在せざるを得ない状況は望んでいない。展示会の出展をリード獲得の場と割り切り、出展ブース内での説明を最小限に抑えることをお勧めしたい。また、先に述べたオンラインでの展開と組み合わせて獲得したリードを、デジタルツールを活用して、商談や案件にできるだけ多くつなげていっていただきたい。
デジタルな道具を入れてもDXにはならないし、ITやデジタルマーケティングの知識だけでもDXは達成できない。しかし、身近にできるデジタル施策として、展示会への出展企画からその後のフォローまでを若い人材に任せてみてはいかがだろうか。それが自社のビジネストランスフォーメーションにつながれば幸いだ。

JAGAT大会2022オンライン
開催日時:2022年11月30日(水)14:00~17:10
     ※Zoomによるオンライン形式
定員:300名(先着順)
参加費:
 日本印刷技術協会会員 無料(無料枠は1社3名まで)
 印刷総合研究会メンバー 無料(無料枠は1社3名まで)
 一般 1名につき15,400円(税込)
お申し込みはこちらからどうぞ。

(CS部 堀 雄亮)

JAGAT大会2022オンライン

ようやくアフターコロナは見え始めたが、価値観は大きく変わった。今回のJAGAT大会は、様々な見方のあるDXを取り上げる。

ようやくアフターコロナの薄明かりは見え始めたが、経営を取り巻く環境と価値観は大きく変わった。
JAGAT大会2022では、様々な捉え方のあるDXを取り上げる。
デジタルとリアルの両方を組み合わせて、顧客満足が得られるようにするには、どうすればよいか。印刷会社の「創注」に発展させるには?
DXは、既に各社が取り組んできたIT化やデジタル化と何が違うのか。
DXについて、登壇者それぞれの視点から論じ、全体を通じて自社なりの印刷会社経営の方向感をつかむ。

開催日時、形式

2022年11月30日(水) 14:00-17:10

Zoomによるオンライン形式

講演内容

14:00-14:10
ご挨拶

塚田 司郎
JAGAT 会長

錦明印刷株式会社 社長。
社長就任後、印刷事業の他にフォトビジネス、デジタルプリントサービス、
金融商品ドキュメント作成サービス等、ビジネスを拡張し、2016年に創業100周年を迎える。
公益社団法人 日本印刷技術協会 会長。

14:10-15:10
【基調講演】印刷ビジネスとDX

業界、企業ともに事業ポートフォリオの変革やDXを声高に掲げるも、なかなか結果につながらないと感じていませんか?
また、皆さんはきちんと自社のDXを言語化できていますか?
「そもそもDXとは何か?」「DXで印刷メディアの役割はどう変わるのか?」「受注→創注へどうつなげるのか?」「ボトルネックは何か?」。
印刷会社のデジタルビジネス経験と小売DX協会役員経験などから、教科書には出てこない内容でお話しいたします。

亀卦川 篤 氏
Habitat株式会社 取締役 /クロス・アンブレラ 代表
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

1991年、凸版印刷に入社。大手自動車会社の販促、プロモーションを担当。
1994年、日本初の企業インターネットサイトの立上げや企画・運営ほか、新事業開発や
企画営業に携わる。
CRMエージェンシーの取締役/Shufoo!リテールデジタルメディア事業統括/
Mapion執行取締役(兼任)・メディア・新規事業開発本部長/株式会社ONE COMPATH取締役/
戦略投資センターCVC職務などを歴任。
2022年3月、凸版印刷を退職。
Habitat株式会社の社外取締役に就任するとともに個人事業クロス・アンブレラを設立。
印刷会社の強みを活かしたデジタル事業化の経験を豊富に持つ。

15:10-15:25
 創注に向けて

郡司 秀明
JAGAT 専務理事

1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社(現・SCREENホールディングス)入社。
主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。

15:35-15:50
 デジタルワークフロー

花房 賢
JAGAT 研究調査部 担当部長

1992年に社団法人日本印刷技術協会入職。研究調査部に所属。
MISやワークフロー・JDFを担当する傍ら、標準原価を活用した利益管理システムの啓蒙活動および導入支援を行う。
2010年より全印工連教育研修委員会 特別委員。
2018年2月より「見える化実践塾」を立ち上げる。

15:50-16:05
 人材教育

塚本 直樹
JAGAT CS部長

16:05-16:20
 大阪からの視点

大沢 昭博
JAGAT 西部支社長

大学卒業後、印刷会社に18年、主に製造(プリプレス)工程に従事。
その間、初期DTPエキスパート認証を取得。その後、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)に入職。
研究調査部にて、技術動向調査およびDTPエキスパート認証試験等に携わる。
2012年からJAGAT西部支社長に就任。
業界動向、人材育成(社内教育、通信教育等)などの指導、コーディネートを行っている。

16:20-17:00
 デジタルトランスフォーメーションの潮流と経営戦略

ほとんどの企業は、既に長らくIT化やデジタル化に取り組んできた。それなのに、なぜ、今さらDXなのだろうか。
そもそもDXの本質と有効性はどのようなものなのか。まず、DXに関する政策と企業対応の潮流を整理する。
次に、印刷会社のこれまでのデジタル化を分析し、デジタルトランスフォーメーションに対応するための経営戦略について考える。

藤井 建人
JAGAT 研究調査部長

1995年から出版流通グループで経営企画に従事。計画策定、経営分析、企業評価、管理会計、M&Aなどに携わる。
2003年からJAGATで印刷総合研究会を中心に活動。
印刷産業・印刷会社の経営分析・中小企業論・地域活性化などの研究調査に従事。
共著に「印刷白書2007~2022」「印刷産業経営動向調査2006~2022」「印刷会社と地域活性1・2・3」など。
地域創生/地域活性ビジネス研究。

17:00-17:10
 ご挨拶

網野 勝彦
JAGAT 副会長

1963年9月9日生まれ。兵庫県出身。
1986年関西学院大学卒業後、東京研文社(現・研文社)に入社。1997年に専務取締役、2011年に代表取締役社長に就任。
これまで、米国PANTONE社と技術開発推進団体のパントン・ヘキサクローム・コンソーシアムを設立し会長を務める。
現在は、事業協同組合EPC-JAPAN 専務理事、ユーザー会のレディーバードクラブ 副会長、近畿小森会 代表世話人等を歴任。
近年は、「UCDAの窓口」としてUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)の普及に取り組む。

講演タイトル、講師、構成、時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。

申込要項

定員:300名(先着順)

 ・日本印刷技術協会会員:3名まで無料

 ・日本印刷技術協会会員かつ印刷総合研究会メンバー:6名まで無料

 ・一般:1名につき15,400円(税込)

申込者以外の視聴、録画・撮影・録音・複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

配信URLは開催日前日にメールにてお知らせいたします。
資料がある講演につきましては、当日に該当資料のダウンロードリンクをメールにてご連絡します。
メールが届かない場合には改めて迷惑メールフォルダをご確認頂き、下記までご連絡をお願い致します。

問合わせ

・研究会セミナーの内容に関して
  研究調査部 印刷総合研究会担当
  電話:03-3384-3113
  メール:

 

 

・お申込み及びお支払いに関して
  管理部
  電話:03-5385-7185(直通)

JAGAT大会2021とpage2022でマーケティング理論を実践へ

今年度の「JAGAT大会2021」は2021年11月25日にオンラインで開催する。

より多くの印刷およびメディア関連事業に携わる皆さまに弊会コンテンツを提供するべく、広く一般の方々にもご参加いただけるオンラインイベントとした。JAGAT会員企業様及び印刷総合研究会会員様は無料で聴講可能です。 https://www.jagat.or.jp/jagat_convention2021

先進事例を自社に置き換えて考える

JAGAT大会2021オンラインでは「page2017」の基調講演に登壇したロン・ジェイコブス氏の「afterコロナを見据えた印刷業界」をテーマにした基調講演と、その講演内容についてのディスカッションをするという構成である。今回特にディスカッションに重きを置くべく、講演部分を2つに分け、それぞれに解説とディスカッションを加えて2部構成としている。アメリカの事例を聞いてふーん、で終わるのではなく、解説とディスカッションを経て、自社に置き換えて考えるきっかけにしていただきたいという想いから構成を変更した。

そして考えて終わりではなく、行動に繋げていただくべく、page2022(2022年2月2日~4日@サンシャインシティ)でも様々な企画を用意した。まず展示会場に「デジタルマーケティングサービスゾーン(仮称)」を設置する。ここではデジタルマーケティング関連サービスを展開する企業を広く集めるだけでなく、マーケティングを市場の創出、顧客の創造と捉えて、幅広い業種から様々な製品、サービスを集める予定だ。

印刷関連企業の新たなチャレンジをサポート

また今回のpage2022においては、貴社の製品・サービスなどの紹介動画コンテンツを配信しその動画の視聴者情報(リスト)を得ることが出来る動画配信プランもご用意している。このプランに、テーブルブース出展を組み合わせたセットプランを設定した。テーブルブースは、通常の出展小間とは異なり、カウンター形式のミニブースであるが、ブース説明員の人員を最小限に抑えることができる。リーズナブルな出展料金と合わせて、新規の出展企業にとっては最適な出展プランである。

JAGAT大会で学びpageで行動に

マーケティングは概念だけを学んでもあまり効果は無く、実務での試行錯誤が必須である。敏腕マーケターであればあるほどトライアンドエラー、そして「テストマーケティング」を繰り返し、最適解を見つけ出す。これまでのJAGAT大会は企業トップにご参加いただくことが多かったが、今回は無料でオンライン視聴が可能となるので、ぜひ社歴の若い方にもご視聴を促していただきたい。そして新規事業開発のようなチャレンジのきっかけと、それを実行に移すテストマーケティングの場を与えていただきたいと思う。コロナ化を乗り越えつつある今だからこそ、若い力の新たな発想や行動力に期待しても良いのではないか。

(CS部 堀雄亮)

JAGAT大会2021

ONLINE

JAGAT 大会 2021

11.25 [木]

今こそマーケティング!

「JAGAT大会2021」は、2021年11月25日に開催します。

「page2017」の基調講演に登壇したアメリカのダイレクトマーケティングの大家、ロン・ジェイコブス氏に「afterコロナを見据えた印刷業界」をテーマに基調講演していただき、その講演内容について気鋭の論客とJAGAT関係者でもっと掘り下げてディスカッションをする、興味深い内容となります。

今回はジェイコブス氏の講演を前半(導入部)と後半(事例中心)に分けて、基調講演前半の後に前半部分の
掘り下げディスカッションを行って第一部とします。

第二部はジェイコブス氏の講演後半の事例説明後、より具体的に事例を具現化するディスカッションをプラスして、「講演+掘り下げディスカッション」で第一部と第二部を構成します。
皆さんが聞きやすく理解しやすい、インパクトのあるコンテンツに仕上げる予定です。 

第三部は「アメリカの事例を、日本の一般的な印刷会社ならこのように考えれば良い」という具合に、
JAGAT塚田会長(錦明印刷社長)、網野副会長(研文社社長)、花井理事(フュージョン会長)にまとめていただきます。

今回も新型コロナウイルスの感染状況を考慮して、オンライン開催のみとなります。

開催日

2021年11月25日(木)14:00-17:20  
※13:50からzoom配信開始予定

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

講演内容

※配信時間が変更になりました。(2021/11/8)

塚田会長挨拶

14:00-14:10

第一部  ロン・ジェイコブス氏 基調講演
前半とその解説、掘り下げ

ジェイコブス氏の前半講演(導入部)に本間充氏・谷田貝正人氏・郡司(司会役)で
前半の掘り下げを行う。
初めてJacobs氏の話を聞かれる方、マーケティングに疎遠な方でも分かり易く解説する

14:10-15:10

休憩

15:10-15:20

第二部 ロン・ジェイコブス氏 基調講演
後半とその解説、掘り下げ

ジェイコブス氏の後半講演(事例中心)に本間氏・谷田貝氏・郡司(司会役)で
後半の掘り下げと講演のまとめを行う。
豊富な事例を用意いただいているので、まずは日本の受講者にも分かり易い事例を選別して
お届けしたい。DMを中心にした事例だが、印刷の目指す未来はよく分かるはずだ。

15:20-16:20

休憩

16:20-16:30

第三部 印刷会社はどのようにマーケティングに
取り組むべきか

JAGATの塚田会長、網野副会長、花井理事で「日本の普通の印刷会社にとって、ジェイコブス氏の講演内容をどのように捉えるべきなのか?」を地に足の付いた議論でまとめる。

16:30-17:20

参加費

JAGAT会員 、印刷総合研究会員:無料   一般:15,750円(税込)

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

■ お問合せは下記の番号へお願いします。

・内容に関して           
  研究調査部  
  電話:03-3384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)  

登壇者プロフィール

Ron Jacobs

(ロン・ジェイコブス)

ジェイコブス&クレベンジャー社  CEO

『サクセスフル・ダイレクト・マーケティング・メソッド』
(邦題:ザ・マーケティング)の共著者。
マルチチャネルコミュニケーション認定プログラムスポンサー。

本間 充

マーケティングサイエンスラボ  所長

1992年、大手消費財メーカーの花王に入社し、ウェブエンジニアや
デジタル・マーケティングを経験する。
2015 年にアビームコンサルティングに入社、現在は顧問に就任。
た、アウトブレイン・ジャパン顧問や東京大学大学院数理科学研究科客員教授など多数の要職を兼務している。2020年、マーケティングサイエンスラボ(MSL)を設立し、代表として活躍中。

(ほんま みつる)

花井 秀勝

(はない ひでかつ)

フュージョン株式会社 代表取締役会長

北海道大学、松坂屋百貨店企画販促部、道政調査会勤務後、札幌凸版印刷株式会社に入社。
1991 年にフュージョン株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
2017年、フュージョン株式会社が札幌証券取引所アンビシャス市場へ上場。
在、日本ダイレクトメール協会理事。札幌市立大学経営審議委員・学長選考委員、
日本
プリンティングアカデミー理事長、JAGAT理事を務める。

谷田貝 正人

フュージョン株式会社 シニアアカウントプランナー

フュージョン株式会社でクライアント営業を担当する一方、
全 米 広 告 主 協 会(ANA:Association of NationalAdvertisers)のマーケティング教材を日本語開発。
海外の著名マーケターとの交流を通じてマーケティングを学び、シカゴでは
ロン・ジェイコブスに従事した。

(やたがい まさと)

塚田 司郎

(つかだ しろう)

JAGAT会長

慶応大学卒業。錦明印刷株式会社社長。 社長就任後、印刷事業の他にフォトビジネス、デジタルプリントサービス、 金融商品ドキュメント作成サービス等、ビジネスを拡張し、2016年に創業100周年を迎える。日本印刷技術協会会長。

網野 勝彦

JAGAT副会長

1963年9月9日生まれ。兵庫県出身。 1986年関西学院大学卒業後、東京研文社(現・研文社)に入社。1997年に専務取締役、2011年に代表取締役社長に就任。これまで、米国PANTONE社と技術開発推進団体のパントン・ヘキサクローム・コンソーシアムを設立し会長を務める。現在は、事業協同組合EPC-JAPAN・専務理事、ユーザー会のレディーバードクラブ・副会長、近畿小森会・代表世話人等を歴任。近年は「UCDAの窓口」としてUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)の普及に取り組む。

(あみの かつひこ)

郡司 秀明

JAGAT専務理事

JAGAT 専務理事/日本大学藝術学部講師/日本写真学会理事/電塾本部運営委員 1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。 2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。 日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。 「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。

(ぐんじ ひであき)

協力:フュージョン株式会社