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人気キャラクター「ちいかわ」にみる印刷ビジネスの機会

とある会話、人気のうさぎキャラクター

 キャラクターグッズビジネスは、印刷及び関連会社にも携わっているケースも多い。先日、とある劇場のロビーで、若い学生風の姉妹と父親らしき来場者がバッグに付けたアクリルキーホルダーに纏わるこんな会話を耳にした。

父親らしき人物「この『うさぎ』可愛いね!」

妹らしき人物「そうそう『ちいかわ』だよ!可愛いでしょう!」

姉らしき人物「うさぎ?『ちいかわ』知らないの?」

父親らしき人物「なんとなく『ちいかわ』見たこと!?知っているかな!?」

 ちいかわは、言わずと知れた一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会が主催する日本キャラクター大賞において、Twitter発のコンテンツとしては初めてグランプリを受賞したキャラクターである。ハローキティやミッフィーでもなく人気キャラクターはSNSから生まれる時代だ。2024年度のキャラクタービジネス市場規模は前年度比101.8%の2兆7,464億円を予測(株式会社矢野経済研究所調べ)され、急成長を背景に続々と新キャラクターが登場している。最新の人気うさぎキャラクターも今や「ちいかわ」だけでもなさそうだ。2024年版10代女子が選ぶ!流行りそうな人気キャラクターランキング(マイナビマーケティング広報ラボ:更新日:2024年02月08日より)では、好きになったきっかけや購入したくなるグッズのポイントを徹底調査している。

2024年流行りそうなキャラクターランキングでは、

第1位「おぱんちゅうさぎ」

第2位「ちいかわ」

第3位「んぽちゃむ」

キャラクターの好きなポイントは、

「ビジュアル」が約8割

  • 高校生:「キャラクターの言葉」への注目度も高く、コトバ自体が流行ることもある
  • 大学・専門学生:「キャラクターの設定・コンセプト」の回答率が高く、見た目とその背景にも魅力を感じることが多い

好きなキャラクターのグッズは、

「ぬいぐるみ」「キーホルダー」を持っている

好きなキャラクターのコラボ商品・サービスは、

「文房具」「食品・お菓子」を購入

キャラクターIPを生み出す背景

 『ちいかわ』ヒットの背景は、SNSで活躍するクリエーターのナガノ氏が2020年にTwitterで展開し始めた漫画作品がある。現在ではキャラクターライセンスを専門に取り扱う株式会社スパイラルキュートがプロデュースしているIPだということだ。キャラクターを生む作家と作品(キャラクター)を発掘して育てるプロセスで成立する。ビジネスでは、特に後者にあたるプロディースが重要だ。2024年07月04日(木)開催、コンテンツ東京の特別講演 「キャラクター&ブランド活用」IPヒットへの仕掛けとキャラクター活用の可能性では、社会現象化する「ちいかわ」成功の背景とネクスト・ステージと称して、川上 洋一氏(スパイラルキュート代表)、辻 有起氏(グレイ・パーカー・サービス営業部長)と古川 愛一郎氏(一社キャラクターブランド・ライセンス協会理事長、ラブワン・コミュニケーションズ 代表取締役)によるトークイベントが開催され、成功の背景として川上氏より、SNSでのキャラクタークリエイター発掘、素材としての作品の目利きがポイントでることに加え、クリエイター・キャラクターファーストであることが語られた。グッズ販売にあたる辻氏からは、LINEをはじめとするSNSをコミュニケーション手段の主力とし、メイン商品のひとつとしてのぬいぐるみを主力とした売り場のポップアップなど見た目を重要視することと、新しいキャラクターをスタートすることへの注力について語られた。

キャラクターIPビジネスのプレーヤー

 キャラクターIPビジネスには、プレーヤーとしてのそれぞれのポジションが4つある。「ライセンサー」「ライセンシー」「ライセンスエージェント」「小売業者(流通のプラットホーム)」で、互いの強みを発揮することで双方の利益を図ることができる。

【ライセンサー(実施許諾者)】

ブランドやキャラクターなどの特許ライセンスを所有する団体や個人

【ライセンシー(実施権者)】

ブランドやキャラクターなどのIP(知的財産)の使用権をライセンサーから承諾を得ることで、IPを使用した商品やサービスを開発し、販売することが可能な事業者

【ライセンスエージェント】

ライセンサー(実施許諾者)と契約を結ぶことで、キャラクターやブランドなどのIPの営業代行やマーケティングを行う団体や個人。

【小売業者】

ライセンシーが開発したライセンス製品を購入することで、インターネットや小売店などを通して販売する事業者。また、キャラクターグッズに携わる事業者には、ライセンサー(版権元)から版権を借りてグッズ化し販売する事業者「ライセンシー」と企業や同人、個人から委託されるOEMがある。

 キャラクターIPビジネスは、成長分野ではあるが競争は激しい。もはや、レッドオーシャンかもしれない。一方、拡大する市場の中、顧客は、常にキャラクター開発に留まらず、ビジネスに纏わる情報や確かなブレーンを求めている。印刷会社としては、自らキャラクター開発を行うライセンサーに目を奪われているだけではなく、自社の強みや「やりたいこと」を明確し、プレーヤーとしてのポジションを選択することも視野にいれる必要がある。ちなみに、前出の人気グッズ「ぬいぐるみ」「キーホルダー」は、モノづくりに自信のある印刷会社は、ライセンシーとの関係づくりにもビジネスチャンスがあるだろう。商品開発には、売れる製造ノウハウが欠かせないことは当然だ。印刷会社では、「推し活」やファンアイテムの必需品として人気のアクリルキーホルダー(アクキー)やアクリルスタンド(アクスタ)は、「レーザー加工機」と「UVプリンター」を使ったアクリルグッズ製作で業績を伸ばした事例もある。市場は拡大の傾向だ。重要なことは、「今、売れている?」からではなく、市場のしくみを理解して「自社には何ができるか!」「何をやりたいか!」である。page2025セミナーでは、キャラクターIP、グッズ商品の製造販売で業績を伸ばす企業よりご登壇頂きビジネス開発のポイントを解説する予定だ。講師事前インタビューで感じたことは、ビジネスへの想いと熱い情熱が必要なことは強く感じた。また、キャラクターに愛情を注ぐ若い社員のモチベーションを引き出し、チームづくりを大切にしているマネジメントには共感を覚えた。

(研究教育部 古谷芸文)

page2025

page2024 オンラインカンファレンス・セミナー

page2025は出展社にも来場者にも「効率の良い」イベント

pageイベントは第1回からずっとサンシャインシティで開催し、近年は展示ホールを3ホール(B,C,D)を使用してきた。各展示ホールは異なるフロアに配置されており、出展企業から「展示ホールごとに来場者数が異なるのではないか?」という疑問が寄せられていた。


イベント来場者は展示会場をくまなく訪問しているのか

サンシャインシティは、東京ビッグサイトや幕張メッセなどと異なり、展示ホールがフロアごとに分かれており、展示ホールを移動する際には、一旦出口から展示ホールを出て、エスカレーターないしエレベーターで移動しなければならない。また来場者受付を2階の展示ホールD前に設置しているため、2つ上のフロアにある展示ホールBに出展している企業からは「受付を通過した来場者は、Bホールまで上がってきていないのではないか?」という声が上がってきていた。前回page2024において、DホールおよびBホールの入り口で、来場者の入場証に記載された二次元コードを読み取り、各ホールごとの来場者数を計測した。

page来場者は展示会場をくまなく訪問している

2つのグラフを参照いただきたい。

来場のピークがずれておりDホールの来場者が徐々にBホールに移動しているのが分かる

スタート当初の10時台は半分以下だが、最終的にはBホールの来場者はDホールの97.9%に到達

時間帯別来場者数の推移をみると、DホールとBホールでは来場者の増減の推移が1時間程ずれており、来場者が徐々に移動していることが良くわかる。そして最終的にはDホールの来場者(≒受付を通過した来場者)の97.9%がBホールに来場していた。 展示ホールごとの来場者数に差はほぼ無い、といえる。
BホールにはJAGATコーナーを設置しているため、特にオープン当初の10時過ぎの来場者の少なさは実感しており、それが3日間続くと「人が少ないね。」という感覚に陥ることは容易に想像できる。しかしデータを見ると、正直こちらの想像以上に、来場者は各ホールをくまなく訪問していることが分かった。またこのデータは1日分(会期3日目)であり、pageイベントの会期は3日間あるので、初日の来場者が2日目もしくは3日目に来場し、訪問しきれなかったホールを訪問する可能性もある。さらにサンシャインシティのBホールとDホールは、入口と出口が1か所ずつ、通路も一方通行となるため、基本的に来場者は全てのブースの前を通過する設定になっている。pageイベントは出展社にとって来場者と出会いやすいイベントといえる。

コンパクト設計で来場者も効率的に出展社を訪問できるイベント

先日、筆者は幕張メッセで開催されていた展示会に参加した際、訪問している最中に運動記録を計測するスマホアプリを起動させてみた。約40社のブースを訪問し、移動時間は約3時間、歩行距離は5kmを超えた。大型イベントになればなるほど、全ての展示ホールを1日で回るのは膨大な労力が必要になる。

歩数は8,000歩を超え、1日の運動ノルマとしては十分

一方、サンシャインシティDホールの入口から出口までの導線距離はおよそ250mである。また時間帯別来場者数のグラフを見ると、10時台と11時台でDホールとBホールの来場者数が逆転しており、およそ1時間でDホールから(おそらくCホールを訪問した上で)Bホールに到達していると考えられる。受付を通過した来場者がDホールを訪問しただけで疲れてそのまま帰ってしまうことは考えにくい。展示会の規模が小さいということも、「コンパクトな設計」と見方を変えれば魅力になる。
またpage2025では主催者企画ゾーンとセミナー会場をBホールに設置する。セミナー会場では、出展企業によるプレゼンテーションに加え、 JAGAT基調講演とカンファレンス・セミナーの一部を、1日1本ずつ実施する。興味あるセミナーの開催時刻から逆算し、約1時間前に来場いただき、他の展示ホールを回ってもらえれば、セミナー会場でイスに座って一息つくこともできる。来場者にとってもpage2025は効率的に出展企業ブースを訪問できるイベントといえる。

page2025は現在出展企業を募集中、締め切りは10月18日まで。詳細、お問い合わせはこちらをご参照ください。

(JAGAT page2024事務局)

新入社員が求める働き方や制度

JAGATでは毎年「新入社員意識調査」を行い、今春に入社した246名の新入社員から回答を得ている。今回は、新入社員が就活で企業を選ぶ際に重視した働き方や制度について紹介する。

 

【記事を箇条書きで要約】※copilotが要約

1. 待遇・福利厚生と働き方改革が新入社員の企業選択で重要。
2. 具体的な数字を示し、待遇や残業時間・有給取得率が注目されている。
3. フレックスタイム制やテレワークなどの働き方改革が魅力となっている。
4. 個人スキル向上にフォーカスし、「資格取得支援」「副業」が重視されている。
5. 専門スキルの重要性が強調され、これをサポートする制度が求められている。

「スキルアップ×副業」という新たな働き方

入社を決める上で重視する採用情報として、昨今の社会経済情勢を踏まえ、安定志向かつプライベートを重視する若年層が増えていることもあり、待遇・福利厚生(54.2%)」「残業時間・有給取得率(42.1%)」が上位を占める。
「平均残業時間●●」「有給取得率●●%」などと具体的な数字で示すことができる項目であり、等身大の姿を伝えて学生の不安を解消することが重要となる。また、待遇面では、初任給が他社とで大きな差異がない場合は、30歳課長職、40歳部長職の年収などを示すことで、入社後の未来を想像させる方法を採る会社もある。

 

図1 魅力を感じる働き方や、利用したい制度

制度 回答率
フレックスタイム制 41.2%
資格取得支援 32.9%
副業 29.8%
テレワーク 29.4%
時短勤務 27.6%
研修制度 21.9%

給与面だけではなく、働き方の制度もポイントになる。図4のように、「フレックスタイム制」を希望する学生は40%強と多く、コアタイムを設けている企業は働き方改革の一環としてPRの材料となるだろう。続いて「資格取得支援(32.9%)」「副業(29.8%)」と、個人にフォーカスした制度への注目度は高い。DTPやデザイン、ウェブ・動画制作などの専門スキルはマーケットでもニーズが多く、資格取得や実務経験でスキルを磨いた人材は重宝される。スキルアップと副業解禁をセットで用意している印刷会社は学生からの関心も強い。
また、社内人材が副業の機会を得ることで実務経験が増え、専門スキルに磨きがかかり、それを本業にも生かせる好循環が生まれるという利点もある。一方で副業の制度は、転職の助長や自社への忠誠心低下、あるいは本業がおろそかになるといった印象を持つかもしれない。しかし、日本の人的資本における課題は人材の固定化であり、リスキリングや副業の解禁によって人材の流動化を促進する必要がある。そこにキャッチアップできない企業は前時代的な社風として捉えられる場合もあるため、働き方改革に伴う新たな制度としてこれらを導入することは、検討の余地が十分にあるだろう。

本調査の詳細は「JAGATinfo2023年12月号」に掲載いたします。ご興味がございましたらご覧いただけますと幸いです。

JAGAT 塚本直樹

【関連講座】

新入社員学び放題2024(4月開講) 

新卒・中途の人材投資の動向2022

JAGATでは今秋、印刷会社の経営者、採用責任者を対象に「人材採用の取り組みに関する実態調査」を行い、77社から回答を得た。今回は、新卒、中途人材への投資動向について紹介する。
続きを読む

JAGAT大会2022オンライン

ようやくアフターコロナは見え始めたが、価値観は大きく変わった。今回のJAGAT大会は、様々な見方のあるDXを取り上げる。

ようやくアフターコロナの薄明かりは見え始めたが、経営を取り巻く環境と価値観は大きく変わった。
JAGAT大会2022では、様々な捉え方のあるDXを取り上げる。
デジタルとリアルの両方を組み合わせて、顧客満足が得られるようにするには、どうすればよいか。印刷会社の「創注」に発展させるには?
DXは、既に各社が取り組んできたIT化やデジタル化と何が違うのか。
DXについて、登壇者それぞれの視点から論じ、全体を通じて自社なりの印刷会社経営の方向感をつかむ。

開催日時、形式

2022年11月30日(水) 14:00-17:10

Zoomによるオンライン形式

講演内容

14:00-14:10
ご挨拶

塚田 司郎
JAGAT 会長

錦明印刷株式会社 社長。
社長就任後、印刷事業の他にフォトビジネス、デジタルプリントサービス、
金融商品ドキュメント作成サービス等、ビジネスを拡張し、2016年に創業100周年を迎える。
公益社団法人 日本印刷技術協会 会長。

14:10-15:10
【基調講演】印刷ビジネスとDX

業界、企業ともに事業ポートフォリオの変革やDXを声高に掲げるも、なかなか結果につながらないと感じていませんか?
また、皆さんはきちんと自社のDXを言語化できていますか?
「そもそもDXとは何か?」「DXで印刷メディアの役割はどう変わるのか?」「受注→創注へどうつなげるのか?」「ボトルネックは何か?」。
印刷会社のデジタルビジネス経験と小売DX協会役員経験などから、教科書には出てこない内容でお話しいたします。

亀卦川 篤 氏
Habitat株式会社 取締役 /クロス・アンブレラ 代表
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

1991年、凸版印刷に入社。大手自動車会社の販促、プロモーションを担当。
1994年、日本初の企業インターネットサイトの立上げや企画・運営ほか、新事業開発や
企画営業に携わる。
CRMエージェンシーの取締役/Shufoo!リテールデジタルメディア事業統括/
Mapion執行取締役(兼任)・メディア・新規事業開発本部長/株式会社ONE COMPATH取締役/
戦略投資センターCVC職務などを歴任。
2022年3月、凸版印刷を退職。
Habitat株式会社の社外取締役に就任するとともに個人事業クロス・アンブレラを設立。
印刷会社の強みを活かしたデジタル事業化の経験を豊富に持つ。

15:10-15:25
 創注に向けて

郡司 秀明
JAGAT 専務理事

1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社(現・SCREENホールディングス)入社。
主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。
2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。
「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。

15:35-15:50
 デジタルワークフロー

花房 賢
JAGAT 研究調査部 担当部長

1992年に社団法人日本印刷技術協会入職。研究調査部に所属。
MISやワークフロー・JDFを担当する傍ら、標準原価を活用した利益管理システムの啓蒙活動および導入支援を行う。
2010年より全印工連教育研修委員会 特別委員。
2018年2月より「見える化実践塾」を立ち上げる。

15:50-16:05
 人材教育

塚本 直樹
JAGAT CS部長

16:05-16:20
 大阪からの視点

大沢 昭博
JAGAT 西部支社長

大学卒業後、印刷会社に18年、主に製造(プリプレス)工程に従事。
その間、初期DTPエキスパート認証を取得。その後、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)に入職。
研究調査部にて、技術動向調査およびDTPエキスパート認証試験等に携わる。
2012年からJAGAT西部支社長に就任。
業界動向、人材育成(社内教育、通信教育等)などの指導、コーディネートを行っている。

16:20-17:00
 デジタルトランスフォーメーションの潮流と経営戦略

ほとんどの企業は、既に長らくIT化やデジタル化に取り組んできた。それなのに、なぜ、今さらDXなのだろうか。
そもそもDXの本質と有効性はどのようなものなのか。まず、DXに関する政策と企業対応の潮流を整理する。
次に、印刷会社のこれまでのデジタル化を分析し、デジタルトランスフォーメーションに対応するための経営戦略について考える。

藤井 建人
JAGAT 研究調査部長

1995年から出版流通グループで経営企画に従事。計画策定、経営分析、企業評価、管理会計、M&Aなどに携わる。
2003年からJAGATで印刷総合研究会を中心に活動。
印刷産業・印刷会社の経営分析・中小企業論・地域活性化などの研究調査に従事。
共著に「印刷白書2007~2022」「印刷産業経営動向調査2006~2022」「印刷会社と地域活性1・2・3」など。
地域創生/地域活性ビジネス研究。

17:00-17:10
 ご挨拶

網野 勝彦
JAGAT 副会長

1963年9月9日生まれ。兵庫県出身。
1986年関西学院大学卒業後、東京研文社(現・研文社)に入社。1997年に専務取締役、2011年に代表取締役社長に就任。
これまで、米国PANTONE社と技術開発推進団体のパントン・ヘキサクローム・コンソーシアムを設立し会長を務める。
現在は、事業協同組合EPC-JAPAN 専務理事、ユーザー会のレディーバードクラブ 副会長、近畿小森会 代表世話人等を歴任。
近年は、「UCDAの窓口」としてUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)の普及に取り組む。

講演タイトル、講師、構成、時間割は、やむを得ず一部変更する場合があります。

申込要項

定員:300名(先着順)

 ・日本印刷技術協会会員:3名まで無料

 ・日本印刷技術協会会員かつ印刷総合研究会メンバー:6名まで無料

 ・一般:1名につき15,400円(税込)

申込者以外の視聴、録画・撮影・録音・複製と二次利用は一切禁止します。(法的措置の可能性があります)

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

配信URLは開催日前日にメールにてお知らせいたします。
資料がある講演につきましては、当日に該当資料のダウンロードリンクをメールにてご連絡します。
メールが届かない場合には改めて迷惑メールフォルダをご確認頂き、下記までご連絡をお願い致します。

問合わせ

・研究会セミナーの内容に関して
  研究調査部 印刷総合研究会担当
  電話:03-3384-3113
  メール:

 

 

・お申込み及びお支払いに関して
  管理部
  電話:03-5385-7185(直通)

JAGAT大会2021

ONLINE

JAGAT 大会 2021

11.25 [木]

今こそマーケティング!

「JAGAT大会2021」は、2021年11月25日に開催します。

「page2017」の基調講演に登壇したアメリカのダイレクトマーケティングの大家、ロン・ジェイコブス氏に「afterコロナを見据えた印刷業界」をテーマに基調講演していただき、その講演内容について気鋭の論客とJAGAT関係者でもっと掘り下げてディスカッションをする、興味深い内容となります。

今回はジェイコブス氏の講演を前半(導入部)と後半(事例中心)に分けて、基調講演前半の後に前半部分の
掘り下げディスカッションを行って第一部とします。

第二部はジェイコブス氏の講演後半の事例説明後、より具体的に事例を具現化するディスカッションをプラスして、「講演+掘り下げディスカッション」で第一部と第二部を構成します。
皆さんが聞きやすく理解しやすい、インパクトのあるコンテンツに仕上げる予定です。 

第三部は「アメリカの事例を、日本の一般的な印刷会社ならこのように考えれば良い」という具合に、
JAGAT塚田会長(錦明印刷社長)、網野副会長(研文社社長)、花井理事(フュージョン会長)にまとめていただきます。

今回も新型コロナウイルスの感染状況を考慮して、オンライン開催のみとなります。

開催日

2021年11月25日(木)14:00-17:20  
※13:50からzoom配信開始予定

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

講演内容

※配信時間が変更になりました。(2021/11/8)

塚田会長挨拶

14:00-14:10

第一部  ロン・ジェイコブス氏 基調講演
前半とその解説、掘り下げ

ジェイコブス氏の前半講演(導入部)に本間充氏・谷田貝正人氏・郡司(司会役)で
前半の掘り下げを行う。
初めてJacobs氏の話を聞かれる方、マーケティングに疎遠な方でも分かり易く解説する

14:10-15:10

休憩

15:10-15:20

第二部 ロン・ジェイコブス氏 基調講演
後半とその解説、掘り下げ

ジェイコブス氏の後半講演(事例中心)に本間氏・谷田貝氏・郡司(司会役)で
後半の掘り下げと講演のまとめを行う。
豊富な事例を用意いただいているので、まずは日本の受講者にも分かり易い事例を選別して
お届けしたい。DMを中心にした事例だが、印刷の目指す未来はよく分かるはずだ。

15:20-16:20

休憩

16:20-16:30

第三部 印刷会社はどのようにマーケティングに
取り組むべきか

JAGATの塚田会長、網野副会長、花井理事で「日本の普通の印刷会社にとって、ジェイコブス氏の講演内容をどのように捉えるべきなのか?」を地に足の付いた議論でまとめる。

16:30-17:20

参加費

JAGAT会員 、印刷総合研究会員:無料   一般:15,750円(税込)

当セミナーの受講受付は終了いたしました。ありがとうございました。

■ お問合せは下記の番号へお願いします。

・内容に関して           
  研究調査部  
  電話:03-3384-3113(直通)

・お申込み及びお支払いに関して  
  管理部     
  電話:03-5385-7185(直通)  

登壇者プロフィール

Ron Jacobs

(ロン・ジェイコブス)

ジェイコブス&クレベンジャー社  CEO

『サクセスフル・ダイレクト・マーケティング・メソッド』
(邦題:ザ・マーケティング)の共著者。
マルチチャネルコミュニケーション認定プログラムスポンサー。

本間 充

マーケティングサイエンスラボ  所長

1992年、大手消費財メーカーの花王に入社し、ウェブエンジニアや
デジタル・マーケティングを経験する。
2015 年にアビームコンサルティングに入社、現在は顧問に就任。
た、アウトブレイン・ジャパン顧問や東京大学大学院数理科学研究科客員教授など多数の要職を兼務している。2020年、マーケティングサイエンスラボ(MSL)を設立し、代表として活躍中。

(ほんま みつる)

花井 秀勝

(はない ひでかつ)

フュージョン株式会社 代表取締役会長

北海道大学、松坂屋百貨店企画販促部、道政調査会勤務後、札幌凸版印刷株式会社に入社。
1991 年にフュージョン株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
2017年、フュージョン株式会社が札幌証券取引所アンビシャス市場へ上場。
在、日本ダイレクトメール協会理事。札幌市立大学経営審議委員・学長選考委員、
日本
プリンティングアカデミー理事長、JAGAT理事を務める。

谷田貝 正人

フュージョン株式会社 シニアアカウントプランナー

フュージョン株式会社でクライアント営業を担当する一方、
全 米 広 告 主 協 会(ANA:Association of NationalAdvertisers)のマーケティング教材を日本語開発。
海外の著名マーケターとの交流を通じてマーケティングを学び、シカゴでは
ロン・ジェイコブスに従事した。

(やたがい まさと)

塚田 司郎

(つかだ しろう)

JAGAT会長

慶応大学卒業。錦明印刷株式会社社長。 社長就任後、印刷事業の他にフォトビジネス、デジタルプリントサービス、 金融商品ドキュメント作成サービス等、ビジネスを拡張し、2016年に創業100周年を迎える。日本印刷技術協会会長。

網野 勝彦

JAGAT副会長

1963年9月9日生まれ。兵庫県出身。 1986年関西学院大学卒業後、東京研文社(現・研文社)に入社。1997年に専務取締役、2011年に代表取締役社長に就任。これまで、米国PANTONE社と技術開発推進団体のパントン・ヘキサクローム・コンソーシアムを設立し会長を務める。現在は、事業協同組合EPC-JAPAN・専務理事、ユーザー会のレディーバードクラブ・副会長、近畿小森会・代表世話人等を歴任。近年は「UCDAの窓口」としてUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)の普及に取り組む。

(あみの かつひこ)

郡司 秀明

JAGAT専務理事

JAGAT 専務理事/日本大学藝術学部講師/日本写真学会理事/電塾本部運営委員 1979年千葉大学卒業後、大日本スクリーン製造株式会社入社。主として画像技術を担当し、デジタル技術の発展に注力する。 2006年9月、今まで言い続けたソリューションの実行を目指して独立、現在JAGAT専務理事として啓蒙活動に励む。 日本大学藝術学部講師、日本写真学会理事、電塾本部運営委員でもある。 「RGB&CMYKレタッチ大全」「図解カラーマネージメント実践ルールブック」はじめ著書多数。

(ぐんじ ひであき)

協力:フュージョン株式会社

印刷営業における「守りと攻め」を戦術とは

印刷営業における守り(トラブル対応)と攻め(顧客獲得)の 戦術を学べるオンライン講座のご紹介です。


印刷営業活動におけるトラブルのピンチをチャンスに変える

印刷ビジネスの多くは受注営業です。 複雑なワークフローの中で顧客とのトラブル要因も数多く、 顧客からのクレームや現場からの不満もすべて営業に向けられることもあります。 本講座では、事例を交え、トラブルを分類し、 ビジネスマナー・契約・工程管理・納品・品質トラブル・法務・コンプライアンスなどの
様々な視点から原因と対処法を理解し、対応策と防止策を考えます。

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6/23(木)、6/24(金)10:00~17:00


コンペに勝つために企画より重要なものとは

印刷物やWeb制作のコンペの勝敗は、実は企画そのもの以上に重要なポイントがあります。それは営業パーソンの情報収集力です。その精度を高めることで、勝てる可能性はぐっと上がります。 収集した情報を的確に反映した企画やプレゼンテーションを行うことができれば 勝率はさらに大きく高まります。印刷会社の営業パーソンがコンペに勝つための情報収集、企画、プレゼンテーションの方法について、経験豊富な現役プレゼンターが解説します。

【オンライン】コンペで勝つ!企画提案の3つの極意~勝率70%現役プレゼンターが教える~
6/10(水)13:00~17:00

事例から学ぶマーケティング志向の営業活動

国内外のダイレクトマーケティング事例をもとに企画立案手法を紹介し、 成功するDMのポイントを解説します。さらに演習を通して、 実際のDMを基に、効果を高める企画立案・改善の手法を実践的に学びます。

【オンライン】成功するDM企画立案のポイント ~事例から学ぶマーケティング志向の営業活動~
6月11日・6月25日(2日間開催) 11:00~18:00 (両日とも)

(CS部 堀雄亮)