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「JAGAT トピック技術セミナー2020オンライン」開催中

この1年間に発表された注目製品・技術などをピックアップして印刷技術のトレンドを探る「JAGAT トピック技術セミナー」は、例年12月にJAGATセミナールームでの開催でしたが、今年はストリーミングサーバーを用いたオンライン配信方式にて実施しています。今回で47回目となる「JAGAT トピック技術セミナー2020オンライン」には、合計10社様にご協力いただき、10月2日(金)から10月15日(木)までの期間限定で各社の技術や新製品などに関する解説動画およびJAGATによる総括動画を配信。また、新型コロナウイルスの影響を考慮し、参加費は無料といたします。なお、視聴にあたっては事前登録が必要となります。
2020年の印刷ビジネスと技術を総括し、未来を創造するためのヒントが満載のセミナーとなっております。ぜひ、ご参加・ご視聴ください。

■開催概要
 催事名称 :JAGAT トピック技術セミナー2020オンライン
 視聴URL:https://www.jagat.or.jp/topic2020/
 開催期間 :2020年10月2日(金)~2020年10月15日(木)
 参加費用 :無料(事前登録制)

■参加企業一覧(50音順)
 ・キヤノンマーケティングジャパン株式会社
 ・コダック合同会社
 ・コニカミノルタジャパン株式会社
 ・ザイコンジャパン株式会社
 ・自動組版普及委員会
 ・株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
 ・株式会社日本HP
 ・富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社
 ・株式会社モリサワ
 ・リコージャパン株式会社

○視聴時の推奨環境 ※Wi-Fiでの通信を推奨
【PCの場合】
 ・Windows® 10 [ブラウザ] 最新版のMicrosoft Edge®・FireFox・Google Chrome™
 ・MacOS X [ブラウザ]Safari・Google Chrome™・FireFox
【モバイルの場合】
 ・iOS [ブラウザ]Safari
 ・Android™ OS [ブラウザ]最新版のGoogle Chrome™

(JAGAT トピック技術セミナー2020オンライン事務局)

過度に恐れず、やるべきことをやる

新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、イベントの自粛要請は継続されているが、JAGATのセミナーにおいては、感染予防の対策を講じた上で、受講者及び講師からの了解があれば、実施をしている。


page2020は感染防止対策を施していた

弊会主催イベントpage2020が行われた2月5日(水)~7日(金)の時点では、こうした自粛要請は行われてはいなかった。しかし、日本国内での感染が発見されており、また海外からの渡航者の入国制限も行われていない状況であったため、page2020の実施に際しては、展示ホールの各フロアの入り口にマスクと手指消毒液を設置する対応策を施した。その結果、出展企業を対象にしたアンケートでは、こうした対策に対し、一定の評価を得ることが出来た。


4月の新入社員養成講座も開催予定

3月下旬になり、JAGATセミナーの受講キャンセルの依頼は後を絶たない。しかしJAGATでは、page2020以降、一部セミナーを除き、pageイベントと同様の対策を施し、実施をしている。そして4月2日からの新入社員養成講座は、通信教育コースへの代替プランを用意しつつ、講座そのものの中止あるいは延期の予定はない(←6月以降に延期となりました)。 「自粛要請」があるからといって、新入社員に対しての貴重な教育の機会を奪ってよいのか、という思いがあるからだ。


大事な事は正しく恐れること

もちろん人命が最優先である。しかし新型コロナウイルスの収束時期が見えない中、現時点で講座の延期時期を確定することは難しい。ましてオリンピックのように1年というわけにはいかないであろう。受講申し込み企業の中には「何とか実施してほしい」という声もある。会場の換気を行い、参加者間の座席の距離を保ち、ディスカッションなどのも実施しないため、「3密(密接・密閉、密着)」の要件は回避しており、開催に支障はない。(JAGATにおける新型コロナウィルス感染症に関する対応策はこちらです。)

余談だが、先日、小学校の卒業式に参列した。参列者は制限され、いくつかのプログラムは削除される1時間弱の短い式だったが、子供たちが直前まで装着していたマスクを外し、校長先生から卒業証書を受け取る姿を見ることが出来た。過度に恐れることなく、リスクを背負い、最重要目的を見誤らず、適切な処置を施し、冷静に対応する姿勢に深い感銘を受けた。

(cs部 堀雄亮)

JUMP中国・四国2019&ジョイントセミナー


JAGAT中国・四国地区の集い
JUMP中国・四国2019&ジョイントセミナー
2019年9月27日(金)開催
会場:アドバン@貸し会議室

インターネットの出現により、マーケティングにおいて革命ともいうべきデジタルシフトが起こっています。印刷業界はこうした現実にどのように向き合い、対応していくべきか。
JAGATは昨年来、世の中のデジタルシフトが進展する中で印刷のビジネスチャンスを切り拓くためには、デジタルVSアナログの二極対決路線ではなく、マーケティング情報と印刷の連携・融合が必要であるとし、“デジタル×紙×マーケティング”をスローガンとして掲げています。
今回のJUMPでは、このテーマをさらに追及し、よりビジネスに直結させて“飯のタネ”となるよう、豊富な実践例を交えて情報提供するとともに、新たな印刷の成長戦略を考える場として展開いたします。

主催:公益社団法人日本印刷技術協会 
協力:中国地区印刷協議会/四国地区印刷協議会


JUMP中国・四国企画推進メンバー *五十音順・敬称略
大塚 泰文[協同精版印刷(株)]/奥田 章雄[(株)マルモ印刷]/柏村 英男[柏村印刷(株)]/喜瀬 清[(株)ユニバーサルポスト]/関 啓三[セキ(株)]/谷口 博則 [(株)谷口印刷]/中本 俊之[(株)中本本店]/西原 透[第一印刷(株)]/藤田 良郎[瞬報社写真印刷(株)]


JUMP中国・四国2019ジョイントセミナー

■開催日時:9月27日(金)10:30~12:30

■対象:経営者・幹部、企画・営業・制作部門リーダーなど

■定員40名(お申込み先着順) 

■開催プログラム:

「SNS×地域プロモーション~効率的な情報発信と効果的な集客手法とは」
 講師:道越 万由子氏 (株)BEYOND 代表取締役
 
地域資源のPRや観光地への集客を行う上で、広くPRできるメディアとしてデジタルの活用は欠かせません。特にSNSは、国内外の人へリアルタイムでつながるためインバウント集客の効果も高い。また、個人から発信される情報はユーザーからの信頼性も高く、SNS上での口コミの良し悪しは地域プロモーションにおいて重要となります。
本セミナーでは、SNSの発信に最適な情報コンテンツの見つけ方や、国内外のターゲットへピンポイントで訴求する方法を紹介。国内外から地域へ集客するSNS、地域から観光地へ誘導する地域誌、SNS映えで口コミを広げるためのパネルやPOP等、SNSと紙媒体の連携による地域プロモーションのあり方についても考えます。

 <主な内容>
 ・訪日外国人の行動パターンとは?
 ・SNSを活用して来日前からのPR施策による効果の最大化
 ・受け身のインバウンドから攻めのインバウンドへ
 ・情報発信して行く上で重要なこと
 ・SNSは意外と地道
 ・SNSを活用する際の集客の6大ポイント
 ・成功のポイントとは?
   ★具体的な事例を紹介
    自治体、メーカー、ホテルチェーン、レストランなど

    ※記載内容は諸般の事情により変更される場合がございますので、予めご了承ください。

■会場:アドバン@貸し会議室
 広島市中区中町7-41 広島三栄ビル6F(旧日本銀行隣り)
 *広島駅から路面電車もしくは バスで約10分 タクシーで約10分
  路面電車:広島電鉄「袋町」電停の前 バス:「袋町」バス停目の前

■参加費(税込):7,560円
※1社でセミナー、JUMP両方参加の場合  6,480円

お申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りください。
お申込みと同時に参加費をお振り込みください。お申込確認後に、参加票を送らせていただきます。
*お申込み後の取消はお受けできません。恐縮ですが代理の方の参加等でご対処ください。

● 振込先・・・・・・・・シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
● 口座・・・・・・・・・みずほ銀行 中野支店(普)202430
● お申込み締切日・・・・2019年9月25日(水)
● 内容問合せ先・・・・・日本印刷技術協会JUMP2019事務局 03-3384-3112

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JUMP中国・四国2019

■開催日時:9月27日(金)13:30~16:45

■対象:印刷業および関連業の経営者、幹部社員、幹部候補

■定員:40名(お申込み先着順)

■開催プログラム:

開会の辞
13:30~13:35
中本 俊之 氏   中国地区印刷協議会 会長/ (株)中本本店 代表取締役
ご挨拶
13:35~13:45
網野 勝彦   JAGAT副会長/(株)研文社 代表取締役社長

JAGATからの報告

13:45~14:30

「印刷ビジネスの最新動向2019」 
解説:藤井 建人 JAGAT研究調査部部長 主幹研究員

印刷ビジネスの最新動向を産業・市場・メディア・経営の4視点からデータで捉えるとともに、印刷ビジネス周辺のトレンドについても合わせて解説、印刷業界と印刷経営の将来を考えます。

休   憩 

10分

特別講演

14:40~16:00

「実践!デジタル×紙×マーケティング
  ~今こそ印刷ビジネスの新たな利益の源泉を発掘しよう」
講師:本間 充氏 アビームコンサルティング/アウトブレインジャパン 顧問
デジタル×紙×マーケティングの必要性は、理解されました。では、この領域に展開する場合、どのような事業があるのでしょうか?また、広告主、事業主は、現在の印刷・紙で、できることをきちんと知っているのでしょうか?      
広告主、事業主と向き合うことで、「デジタル×紙×マーケティング」はどの印刷会社もできます。そのヒントとアイディアについて、豊富な事例を交えながらお話ししていただきます。

<主な内容>
(1)復習「デジタル×紙×マーケティング」
(2)デジタル×紙×マーケティング実践例
(3)問題は、印刷会社にも、お客様にも
(4)未知・未踏の領域「デジタル×紙×マーケティング」

休   憩

10分

総   括

16:10~16:45

本間 充氏 × 郡司 秀明 for Business
JAGATが提唱する“デジタル×紙×マーケティング ”の本質とは何かをJAGAT専務理事の郡司が解説しつつ、本間氏との対話を通じて、今後の印刷業界が利益を生み出すために何をすべきか、進むべき方向性について展望します。

※記載内容は諸般の事情により変更される場合がございますので、予めご了承ください。

■会場:アドバン@貸し会議室
 広島市中区中町7-41 広島三栄ビル6F(旧日本銀行隣り)
 *広島駅から路面電車もしくは バスで約10分 タクシーで約10分
  路面電車:広島電鉄「袋町」電停の前 バス:「袋町」バス停目の前

■参加費(税込):6,480円
※1社でセミナー、JUMP両方参加の場合 5,400円

お申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお送りください。
お申込みと同時に参加費をお振り込みください。お申込確認後に、参加票を送らせていただきます。
*お申込み後の取消はお受けできません。恐縮ですが代理の方の参加等でご対処ください。

● 振込先・・・・・・・・シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
● 口座・・・・・・・・・みずほ銀行 中野支店(普)202430
● お申込み締切日・・・・2019年9月25日(水)
● 内容問合せ先・・・・・日本印刷技術協会JUMP2019事務局 03-3384-3112

 

アクティブ・ラーニング「リアル体験×学習プログラム」が織りなす高い学習効果

学習効果を高める新たな手法として注目を集めるアクティブ・ラーニングは、学習プロセスの質(学び方)を重視したものである。今後の企業における社員教育にも導入が進むといわれている。

文部科学省が告示する新学習指導要領は2020年より順次実施され、小学校から高等学校までの教育課程が変わる。今回の改訂により、新たに取り組むこととこれから重視するカリキュラムとして、プログラミング教育、小学校の英語教育の教科化などがある。「何を学ぶか」も重要だが、それ以上に重視されているのが「学び方」であり、その手法として注目されているのが「アクティブ・ラーニング」である。

■学習プロセスを重視したアクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニングとは、学習プロセスの質を改善し主体的・対話的で深い学びの機会をつくることである。知識・技能の習得、それを応用し主体的に考え活用できる人材を育成することを目的とする。つまり、講師から受講者への一方的な授業(受動的)だけではなく、ディスカッションやフィールドワークの体験授業を通して、受講者が主体的に参加する学習手法のことである。

National Training Laboratories(アメリカ国立訓練研究所)が発表した研究結果に学習の定着率と学習過程の相関関係を示した「ラーニングピラミッド」の考え方がある。オリジナルは正三角形だが、能動的な姿勢と学習の定着率がよくわかるように、ここでは以下のような逆三角形を作図してみた。

上図からわかる通り、受講者が教育プログラムへ能動的に参加する度合いが高いほど学習の定着率は大きく高まる。アクティブ・ラーニングは、「教える」「体験学習」「ディスカッション」を取り入れたものになり、高い学習効果を見込める。

■印刷企業の事例~「新卒採用プロジェクト×LP制作プログラム」~

アクティブ・ラーニングを社内教育に取り入れる場合、取り組みやすいのは、グループワーク・討議などのディスカッション形式である。座学や課題図書で受講者全員が知識やノウハウを共有した上で、その講義に則した題目を与えグループディスカッションを行う。

マーケティング研修であれば、居酒屋、美容室の集客をどうするか、誰でもわかりやすい題目にすれば、受講者も取り組みやすく議論も活性化する。企業内研修であれば、自社が抱えている課題を題材にすれば、よりリアリティが増すため学習効果も高まるし、受講した社員から広く有益な意見を拾い上げることもできる。

印刷企業のアクティブ・ラーニング事例を紹介する。「新卒採用向けランディングページ制作」プロジェクトとして、現管理職をオブザーバー、管理職候補をリーダー、1~3年目の若手社員をメンバーとし、部署も印刷、営業、制作、総務と全部門による混合チームを結成した。

半年間かけて、コンテンツ制作の考え方やランディングページの制作手法を学びながら、自社の新卒採用を共通題目にディスカッションを繰り返した。「自社にとって採用とは何か?」「自社の魅力は何か?」「どのような学生が自社に必要か?」など、自社について改めて考えることでランディングページの制作手法やコンテンツの作り方の習熟度が増した。さらに、普段仕事では交わらないメンバー同士が意見を交わすことで、経営的な視点をはじめ、新たな考え方や価値観を得ることができた。

■「リアル体験×学習プログラム」で生まれる相乗効果

新入社員や中途社員の育成計画にも、アクティブ・ラーニングを取り入れることで、早期戦力化を図ることができる。営業職の新人育成であれば、印刷営業のプロセスとしてヒアリングから企画、見積作成、プレゼンテーション、印刷物の仕様書作成、デザイン依頼、データ入稿、印刷出力、納品までの一連の流れがある。この一つひとつの要素を社内外の講師から理論やノウハウを座学で学ぶだけでなく、印刷営業のプロセスを実際に体験しながら学ぶことで学習効果は高まる。

例えば、身近にある企業や住んでいる地域の実在する店舗を“リアルな教材”と捉え、学びの題材として店舗のオーナーに協力を仰ぎながら、「店舗の集客アップを図るための販促用印刷物の制作」を新人教育の題材にするのもよい。こうしたリアルな体験に近い学習内容をフィールドスタディプログラムと呼び、大学のカリキュラムや社会人教育にも導入され始めている。

ぜひ、社員教育の一環として、アクティブ・ラーニングの考え方を取り入れてみてはどうだろうか。

教育サポートチーム 塚本 直樹

<フィールドスタディプログラムを取り入れた新人向け講座>
●印刷営業20日間集中ゼミ(リニューアル

https://www.jagat.or.jp/archives/922