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夏フェス2019 特別講演ご登壇者をご紹介(6月5日)

8月22日(木)、23日(金)の2日間、日本印刷技術協会本社(東京都杉並区)にて開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」の特別講演の登壇者が決定しましたので、ここにご紹介いたします。

 

 

①長田新子氏



元レッドブル・ジャパン マーケティング本部長
(一社)渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー

AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。

 

 

尚、上記のセッションの詳細はこちらから。

そしてセッション参加のご登録は、こちらからお願いいたします。

(JAGAT Summer Fes事務局)

夏フェス2019 特別講演ご登壇者をご紹介

8月22日(木)、23日(金)の2日間、日本印刷技術協会本社(東京都杉並区)にて開催する「JAGAT Summer Fes 2019(夏フェス2019)」の特別講演の登壇者が決定しましたので、ここにご紹介いたします。

 

 

 

 

 

①鈴木一正氏 

元 三越日本橋本店お得意様営業部 マネジャー

1990年4月 (株)三越入社。1994年9月より 三越労働組合専従 三越労働組合最後の中央執行委員長として(株)伊勢丹との経営統合に伴う労働条件諸制度の見直しに対応する。2010年8月より(株)三越伊勢丹 三越日本橋本店 お得意様営業部(個人営業部門)のマネジャーとして、営業未経験メンバーのチームを率いてお買上が伸び悩むお客様との関係づくりを実践し、部門トップの業績拡大を実現する。2019年1月より お得意様育成事務所 スズセイ 代表
著書に「『タンスの中まで知る』伝説のONE TO ONEマーケティング 」

 

②音部大輔氏

クー・マーケティング・カンパニー / 代表



P&Gジャパン、マーケティング本部に17年間在籍し、ブランドマネジャー、マーケティングディレクターとしてアリエール、ファブリーズ、アテント、パンパースなどのブランドを担当し、市場創造やシェアの回復を実現。のちにUS本社チームでイノベーションの知識開発をマーケティングとして主導。帰国後、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂など多様な文化背景、製品分野で、複数ブランド群を成長させるブランドマネジメント、組織構築、人材育成を指揮。2018年より現職。著書に「なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―」「マーケティングプロフェッショナルの視点 明日から仕事がうまくいく24のヒント」。

 

③江端浩人氏

スポーツニッポン新聞社特任執行役員 CDO 江端 浩人事務所 代表




米ニューヨーク・マンハッタン五番街生まれ。上智大学経済学部、米スタンフォード大学経営大学院、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラ社iマーケティングバイスプレジデント。日本マイクロソフト社業務執行役員セントラルマーケティング本部長。アイ・エム・ジェイ執行役員CMO、株式会社ディー・エヌ・エー執行役員メディア事業本部長、株式会社MERY取締役副社長などを歴任。現在は、江端浩人事務所の代表、エバーパークLLC代表、事業構想大学院大学教授、株式会社MERY、株式会社オープンエイトVideo Brainなどのアドバイザリー、さらに2019年5月よりスポーツニッポン新聞社特任執行役員 CDO(Chief Digital Officer)に就任。

尚、今回の「JAGAT Summer Fes 2019」では、マーケティング関連のセッションのほかに、様々なジャンルで第一線で活躍する方々の講演プログラムが予定されています。随時、ご紹介していきます。

(JAGAT Summer Fes 事務局)

 

『未来を創る』~“デジタル×紙×マーケティング”

今年度のJAGAT大会、JAGAT地域大会(JUMP)の日程が確定した。昨年JAGATでは、世の中のデジタルシフトが進む中で新たな印刷のビジネスチャンスを切り拓くためには、マーケティング情報(データ)と印刷の連携が必要であるとして、“デジタル×紙×マーケティング”をスローガンに掲げ“JUMP”を皮切りに“夏フェス”“JAGAT大会”“page2019”と様々なイベントを開催してきたが、引き続きこのテーマを追求し、よりビジネスに直結させて“飯のタネ”となるよう展開していく予定である。

JAGATが『未来を破壊する』(2012年)で話題となったジョー・W・ウェブ博士の新刊『未来を創る』(原題:『THIS POINT FORWARD』、共著:リチャード・M・ロマノ)を翻訳出版したのは2015年4月である。
そこでは、未来を創るためには「印刷物への愛や優位性を語ることはやめよう(印刷へのロマンスは捨てよう)」、すなわちマインドリセットの必要性が強調されていた。
インターネットの出現により、マーケティングにおいて革命ともいうべきデジタルシフトが起こっているのにもかかわらず、印刷会社は他人事ととらえ、彼らマーケッターすなわち現実の印刷のクライアントたちと会合も持たず会話もしていない、と問題提起されていた。印刷業界はマーケティングの変化をしっかり理解しなければならず、例えばマーケティングオートメーションサービスを提供する会社名を知らないのであればプロではない!とまで断言していた。

そこで2015年、JAGATは『未来を創る』で示された新たな知見やヒントを、業界の未来を真剣に考えるツールとして各地の地域大会等を通じて議論を重ねたが、その時点では「あまりピンとこない」「印刷業界には縁遠い話だ」などの感想も多く、我々も正直に言って「しっかり皆さんの腹に落ちているな」とは思えなかった。
ただし『未来を創る』に「印刷は目的であって機能ではない・・・それははじめからそうだ、しかし我々はやっとそれに気づいた」とあるように、“お客が求めているのは印刷物ではない”ということは様々な場所で語られるようにはなっていた。これはまさにマーケティングのもっとも有名な格言「ドリルを買う人が欲しいのは穴である」そのものではないか。

ということでJAGATではその後も印刷とマーケティングの連携の重要さについて旗を振り続けてきた結果、今年のpage2019で最も人が集まったセッションが基調講演の「実践!デジタル×紙×マーケティング」である。いよいよ機は熟したと我々も手ごたえを感じている。

以上を踏まえて、今年のJAGAT地域大会(JUMP)では、花王においてばりばりのデジタルマーケッターであった本間充氏(アビームコンサルティング)をメインの講演者として招き、マーケッター(印刷発注者)視点から新たな印刷の付加価値の可能性等について講演いただく。
本間氏によれば「データに紐付いてデジタル印刷機から出力される印刷物はすでにデジタルメディア」であり、そもそも「生活者はデジタルかアナログかなど区別していない」そして問題は「デジタルマーケッターはまだまだ今のデジタル印刷で出来ることを知らず、また印刷業界もそれを彼らに訴求できていない」と言う。印刷会社の今後の新たなビジネス展開に向けて、間違いなく興味深いお話が伺えるであろう。

なおJAGAT大会2019(10/23 椿山荘)には、すかいらーく創業者の一人であり外食産業のカリスマとも言われる横川竟(きわむ)氏にご登壇いただくことが決定した。近年、高倉町珈琲をチェーン展開し、シニア世代の人材活用で業績を伸ばすなど、81歳にして現役バリバリの氏の経営哲学を伺える機会として是非ご期待いただきたい。

(CS部 橋本 和弥)

<2019年度JAGAT大会、JAGAT地域大会(JUMP)日程>

・JUMP東北2019(宮城県印刷会館/仙台市宮城野区):9月6日(金)
・JUMP中国・四国2019(アドバン@貸し会議室/広島市中区):9月27日(金)
・JUMP九州2019(福岡印刷会館/福岡市博多区):10月19日(土)
・JAGAT大会2019(椿山荘/文京区):10月23日(水)
・JAGAT近畿大会2019(太閤園/大阪市都島区):11月29日(金)
・JAGAT中部大会2020(名古屋市中小企業振興会館/名古屋市千種区):1月23日(木)

テーマは引き続き“デジタル×紙×マーケティング”

去る1月24日、名古屋市中小企業振興会館においてJAGAT中部大会2019を開催した。7年連続で光文堂新春機材展「Print Doors 2019」に併催し、講演会には70名、懇親会には50名が参加した。

2010年からスタートし、今回でちょうど10回目の区切りとなった中部大会は、企画推進メンバーを代表して(株)マルワ代表取締役社長の鳥原久資氏による開会の辞で幕を開けた。
「印刷業界はこの中部大会がスタートした10年前とは大きく様変わりしている。最近は多様性という言葉をよく耳にするが、情報にも多様性があると思っている。今日の様々な報告や事例発表の中で、皆様の会社には無い情報、もしくは今やろとしていることの一つの新たな気づきとなり、お役にたてれば我々としても幸いである」

続いてJAGAT副会長の網野勝彦(研文社 代表取締役社長)が挨拶に立った。
「名古屋でこうして同業の皆さんとお目にかかるのは15年ぶりである。当時、私自身を含め若手同士で名古屋コーチンをいただきながら印刷業界について熱く語り合った記憶がある。その頃、ちょうど印刷のデジタルシフトを進めており印刷には未来があると思っており、実際にデジタルによって生産性は大きく上がった。ただ、当社はそれを売価に転換できななかった、合理化貧乏になってしまったことが反省である。長年印刷を“モノづくり”としてやって来たが(今もそれが中心だが)、お客様が印刷をコストとみなすようになった。今まで情報産業として顧客ビジネスに寄与しているつもりが単に“モノづくり”ではそうではないと気付かされた。あらためて魅力ある印産産業にしていくために“コトづくり”にシフトしていかなければならない。そのためにJAGATがテーマとして掲げている“デジタル×紙×マーケティング”という考え方を取り入れていこうと思っている」

中部大会のメインプログラムにはフュージョン(株)代表取締役会長の花井秀勝氏を招き「新印刷・マーケティングとクロスメディア対策~デジタル経済時代における新たなる印刷業界の課題を解決する」と題し特別講演を行った。
「世の中のデジタルシフトが進む中で、重要になってくるのがマーケティング情報と印刷をどのように連携させるかである。また、個人情報保護法や銀行法の改正もあってビックデータ・クライアントデータなどのデータベースの活用も重要となった。これらは業界にとって大きな課題ではあるが、そこで新しい印刷ビジネスのビッグチャンスも生まれる。印刷会社の業務範囲も拡大できる可能性が出てきている。今日はその対策と課題を解決すべく、新たな印刷製品・顧客識別DM・クロスメディア・契約関連などの成功事例を具体的に紹介する」として、データを基に対象顧客の属性分析をした上で、運転席を実物大で見せるカタログで成功した車販売DMや、おせち料理を原寸大で掲載したチラシで販売数を飛躍的に伸ばした例。大学の受験者数を拡大するために展開したクロスメディア戦略など、豊富な実例を数多く示して解説した。
さらに、基本取引契約書、機密保持契約書、個人情報取扱契約書など各種契約書の重要性も強調し、デジタル経済で世の中が変わり、顧客が変わる状況において、社内制度や体制と共に意識改革の必要性を説いた。
最後に「様々な対応に迫られ課題も山積みだが、本当に印刷業界は面白い」の言葉で締めくくった。

次年度もJAGATの今年度共通テーマである“デジタル×紙×マーケティング”をバージョンアップさせ、JAGAT地域大会(JUMP)は継続していく所存である。

(CS部 橋本 和弥)

アクティブ・ラーニング「リアル体験×学習プログラム」が織りなす高い学習効果

学習効果を高める新たな手法として注目を集めるアクティブ・ラーニングは、学習プロセスの質(学び方)を重視したものである。今後の企業における社員教育にも導入が進むといわれている。

文部科学省が告示する新学習指導要領は2020年より順次実施され、小学校から高等学校までの教育課程が変わる。今回の改訂により、新たに取り組むこととこれから重視するカリキュラムとして、プログラミング教育、小学校の英語教育の教科化などがある。「何を学ぶか」も重要だが、それ以上に重視されているのが「学び方」であり、その手法として注目されているのが「アクティブ・ラーニング」である。

■学習プロセスを重視したアクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニングとは、学習プロセスの質を改善し主体的・対話的で深い学びの機会をつくることである。知識・技能の習得、それを応用し主体的に考え活用できる人材を育成することを目的とする。つまり、講師から受講者への一方的な授業(受動的)だけではなく、ディスカッションやフィールドワークの体験授業を通して、受講者が主体的に参加する学習手法のことである。

National Training Laboratories(アメリカ国立訓練研究所)が発表した研究結果に学習の定着率と学習過程の相関関係を示した「ラーニングピラミッド」の考え方がある。オリジナルは正三角形だが、能動的な姿勢と学習の定着率がよくわかるように、ここでは以下のような逆三角形を作図してみた。

上図からわかる通り、受講者が教育プログラムへ能動的に参加する度合いが高いほど学習の定着率は大きく高まる。アクティブ・ラーニングは、「教える」「体験学習」「ディスカッション」を取り入れたものになり、高い学習効果を見込める。

■印刷企業の事例~「新卒採用プロジェクト×LP制作プログラム」~

アクティブ・ラーニングを社内教育に取り入れる場合、取り組みやすいのは、グループワーク・討議などのディスカッション形式である。座学や課題図書で受講者全員が知識やノウハウを共有した上で、その講義に則した題目を与えグループディスカッションを行う。

マーケティング研修であれば、居酒屋、美容室の集客をどうするか、誰でもわかりやすい題目にすれば、受講者も取り組みやすく議論も活性化する。企業内研修であれば、自社が抱えている課題を題材にすれば、よりリアリティが増すため学習効果も高まるし、受講した社員から広く有益な意見を拾い上げることもできる。

印刷企業のアクティブ・ラーニング事例を紹介する。「新卒採用向けランディングページ制作」プロジェクトとして、現管理職をオブザーバー、管理職候補をリーダー、1~3年目の若手社員をメンバーとし、部署も印刷、営業、制作、総務と全部門による混合チームを結成した。

半年間かけて、コンテンツ制作の考え方やランディングページの制作手法を学びながら、自社の新卒採用を共通題目にディスカッションを繰り返した。「自社にとって採用とは何か?」「自社の魅力は何か?」「どのような学生が自社に必要か?」など、自社について改めて考えることでランディングページの制作手法やコンテンツの作り方の習熟度が増した。さらに、普段仕事では交わらないメンバー同士が意見を交わすことで、経営的な視点をはじめ、新たな考え方や価値観を得ることができた。

■「リアル体験×学習プログラム」で生まれる相乗効果

新入社員や中途社員の育成計画にも、アクティブ・ラーニングを取り入れることで、早期戦力化を図ることができる。営業職の新人育成であれば、印刷営業のプロセスとしてヒアリングから企画、見積作成、プレゼンテーション、印刷物の仕様書作成、デザイン依頼、データ入稿、印刷出力、納品までの一連の流れがある。この一つひとつの要素を社内外の講師から理論やノウハウを座学で学ぶだけでなく、印刷営業のプロセスを実際に体験しながら学ぶことで学習効果は高まる。

例えば、身近にある企業や住んでいる地域の実在する店舗を“リアルな教材”と捉え、学びの題材として店舗のオーナーに協力を仰ぎながら、「店舗の集客アップを図るための販促用印刷物の制作」を新人教育の題材にするのもよい。こうしたリアルな体験に近い学習内容をフィールドスタディプログラムと呼び、大学のカリキュラムや社会人教育にも導入され始めている。

ぜひ、社員教育の一環として、アクティブ・ラーニングの考え方を取り入れてみてはどうだろうか。

教育サポートチーム 塚本 直樹

<フィールドスタディプログラムを取り入れた新人向け講座>
●印刷営業20日間集中ゼミ(リニューアル

https://www.jagat.or.jp/archives/922

page2019が開幕! 出展社数は史上最多を更新

2月5日10時、32回目となるpage2019が史上最多の出展社数で開幕した。2月8日金曜まで3日間にわたり、サンシャインシティでカンファレンス・セミナー、技術展示、オープンイベント、フリーペーパー展示など、多彩なイベントが繰り広げられる。

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JAGAT中部大会2020&ジョイントセミナー

毎年恒例のJAGAT中部地区の集い「JAGAT中部大会2020」は、来る1月23日(木)に名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)にて開催し、翌日の24日(金)にはメディアージュ愛知にてジョイントセミナーを実施いたします。
1月22日(水)~23日(木)には、毎年恒例の「Print Doors2020」第56回光文堂新春機材展と併催セミナーが吹上ホールにて開催されます。   
JAGAT中部大会2020と併せて皆さまのご来場をお待ちしております。
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営業プロセスの見える化~結果管理から先行管理へ

案件ごとの収益の「見える化」に取り組む企業が増えている。厳しい受注環境のなか利益を確保するためには、より細かい単位での現状把握とすばやい対処が欠かせないからだ。一方で、営業活動については個々の営業担当者に委ねられ属人的になっていることが多い。 続きを読む

印刷ビジネスの動向と展望2018-2019

最新データと現時点で予想しうる2019年の与件に基づき2019年の印刷ビジネスを分析する。2018年までの状況を整理、来たる2019年の印刷市場に影響するだろう周辺関連トピックを洗い出し、市場動向を予想する。 続きを読む