新人・中途者」カテゴリーアーカイブ

新型コロナ感染拡大を背景にオンラインセミナーに必要な動機づけ

新型コロナウィルスの感染拡大を背景に印刷業界にも多大な影響を与え、ビジネス環境も大きく変化している。例えば、営業活動は、在宅勤務や顧客との直接的な接点が難しい中、Web等を利用した非接触型のコミュニケーション活動への対応に迫られている。社員教育の在り方も同様だ。東京商工会議所2020年4月8日発表した会員企業に対するアンケート調査によれば、「新型コロナウィルス感染症への対応について」は、テレワークを実施している企業は全体で26%。そのうち従業員数300人以上では57.1%と実施率が高い反面、従業員数50人未満では実施率は14.4%と全体平均を大きく下回る結果となっている。緊急に対応すべき課題のひとつだ。政府(国)や自治体では、テレワークを新規で導入する中小企業に対して、助成金制度や補助金制度によるサポートをおこなっている。積極的に活用すべきだ。

主な3つ課題は、

①社内体制の整備(仕事の管理、労務管理・評価など)

②パソコンやスマホ等の機器やネットワーク環境(LAN等)の設備

③セキュリティ上の不安

一方、新入社員を受け入れた印刷会社の研修においては、新しい教育手段へのニーズが高まっている。2020年度JAGAT新入社員研修(セミナー)は、4月開催分はすべて6月開催へシフトし、遠隔での受講システムの運用も試みている。通信教育での受講者が増える一方でセミナーの遠隔受講についての問い合わせもあったからだ。

<オンラインセミナーでも欠かせない動機づけ>

セミナーに求められる重要な要素に気づきや動機づけが上げれる。心理学者エドワード・L・デシのモチベーション理論で「内発的動機づけ」の研究では、動機付けには、内発的動機づけと外発的動機づけがあるという。人材育成においては、内発的な動機付けが重要な鍵を握る。

<内発的動機づけとは>

怒られないためでもない、その活動がしたいからするという動機。例えば、一銭の得にもならない趣味の活動も含まれる。

<外発的動機づけとは>

活動それ自体を楽しむのではなく、何かのために活動する動機。組織のためや上司の顔色をうかがうなど。

内発的動機づけは、ご褒美を得るためのものでもなく、罰を避けるためのものでもない。自主性が重要で、有能感や関係性が大切な要素になる。セミナーの役割は、内発的動機づけのために心を掴むことが肝心だ。知識だけなら書籍や通信教育等だけでも十分だからだ。講師には、受講者に問いかけ、引き出し、腹落ちさせる能力が求められ、 感情にも訴えかけることでセミナーの魅力となる。オンラインセミナーでも欠かせない要素だ。ライブ感を大切に、感情に訴え、動機づけすることで学びの習慣をつくることがセミナー受講の大きな価値になるからだ。

(CS部 古谷芸文)

2020年度 JAGAT新入社員研修

印刷製作入門総合講座

~職種を問わず押さえておきたい印刷技術知識を習得する~

印刷物の制作工程もデジタル化によって効率化が進み、覚えなければいけない範囲も広くなり内容も複雑になりました。印刷会社に携わる人が、印刷物制作やDTPの基礎に関して理解しているか否かで、日々の業務の理解度、効率が大きく違ってきます。
本講座は、印刷制作の基礎知識を整理しながら各工程について解説します。多様化するメディアの技術動向の分野も押さえ、幅広い知識の習得を目指します。
また工場でどのような作業をしているか、オフセット印刷機と後加工機を説明しながら、印刷会社の社員として知って最低限知っておくべき製造現場の仕事を紹介します。新入社員が印刷基礎知識をより確実に理解するために3日間に渡り学んでいただきます。是非ご参加ください。

開催日程

2020年6月10日(水)~12日(金)10:00~17:00(3日間とも)

カリキュラム

◆1日目◆
<印刷工程全般知識>
〇印刷の基礎
・色とは何か
・RGBとCMYK
・印刷の歴史
・印刷物の製作工程
・印刷の版式(種類)
〇オフセット印刷
・枚葉機と輪転機      
〇製本・加工
・製本の種類とその特徴      
・加工の種類
〇DTPの基礎
・DTPとは?      
・DTP制作
・入力と出力 
〇画像と文字
・ベクトルデータとビットマップデータ       
・写真原稿の見方             
・解像度
・フォント・書体・和文・欧文の違い
・文字コード 

◆2日目◆
〇出力・刷版・校正
・出力のしくみ
・刷版      
・「校正」とは?     
〇PDF
・PDFデータとは?      
・PDFと印刷 
〇デジタル印刷とデジタル関連技術
・印刷方式と用途
〇印刷製作業務の基礎
・入稿のマナー       
・校正のマナー 
・印刷会社の仕事     

◆3日目◆
<印刷・後加工知識>
〇オフセット印刷入門
 ・オフセットの意味 オフセット印刷の色再現の仕組み
・網点の設計 
・刷版 PS版(Presensitized Plate) CTP版(Computer To Plate)
〇印刷機入門
 ・オフセット枚葉機 
・オフセット輪転機 
・デジタル印刷機 
・特殊印刷機
〇オフセット枚葉印刷機の構造
 ・給紙部 ・見当部 ・印刷ユニット(インキ部 給水部 印刷部) 
・排紙部 ・乾燥部  
〇オフセット印刷の七つ道具(複合技術である印刷)
 ・環境と材料(資材) ・温度と湿度の管理
〇印刷材料知識
 ・印刷用紙 ・インキ
〇色管理
 ・印刷基準カラーマネジメントシステム ・カラーマッチングの手順
〇製本後加工
 ・製本工程 ・上製本と並製本 ・表面加工

 

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講 師

【1日目・2日目】

古殿 竜夫  JAGAT 講師/プリントメディアコーディネーター

【3日目】

川名 茂樹   JAGAT専任講師 印刷(予防保全)アドバイザー

 

対象

新入社員 中途入社の方

定員

30名(最少催行人数8名)

会場

公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
東京都杉並区和田1-29-11
東京メトロ 丸の内線中野富士見町駅下車 徒歩5分

参加費(税込)

JAGAT会員 37,950円 / 一般 47,850円

 

 

新入社員研修関連講座

●6/9(火)10:00~12:00
「新入社員養成講座~印刷概論~」 
●6/9(火)13:00~17:00
「印刷業界で成果を出すための働き方」
●6/22(月)14:00~17:00
「デザイン・レイアウトの基本のキ」
●6/23(火)13:00~16:00
「仕事に役立つマーケティングの基本のキ」

 

お申し込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

お問い合わせ先
お申込み及び内容に関するお問い合わせは下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

公益社団法人 日本印刷技術協会

新入社員養成講座~印刷概論~

  印刷会社で働くための基礎知識を学ぶ入門講座

                                                   yousei    

印刷制作工程や印刷技術の基礎は新入社員にとっては理解しにくいことばかりです。その原因は専門用語が多いことがあげられます。網点やスクリーン線数、ブランケット、湿し水・・・・など聞いたことのない用語ばかりです。しかし、こうした用語を確実に理解できれば印刷に興味がわいてくるはずです。
このセミナーでは、印刷の歴史から印刷業界の特徴、印刷技術の基礎と工程概要を解説することにより、新入社員が必ず知っておくべき知識を確認できます。入社して2か月経過し、もう一度、基礎的な事項を復習すれば、より印刷に対する理解を深めることができます。

貴社の新入社員教育にぜひお役立てください!

 

 

開催日時

2020年6月9日(火) 10:00~12:00

 

カリキュラム

〇メディアと情報革命
・印刷の役割 ・情報の伝達

〇印刷業界を知る
 ・業界の規模 ・特徴 ・印刷市場予測 ・印刷業界が直面する課題

〇印刷技術と歴史
・印刷技術の発明 ・印刷の4版方式 ・網点による調子再現 ・スクリーン線数
・印刷物の製造工程

〇印刷材料知識
 ・インキ(種類、乾燥方式) ・印刷用紙(種類、寸法、紙の目、厚さ/重さ)

〇製本と表面加工
 ・本の各部の名称 ・上製本と並製本 ・ニス引き ・プレスコート

 

 

 

講師

 古谷芸文 (JAGAT  CS部)

 

定員

30名 (最少催行人数8名)

会場

公益社団法人 日本印刷技術協会セミナールーム
東京都杉並和田1-29-11 
東京メトロ 丸の内線 中野富士見町駅下車 徒歩5分

参加費(税込)

JAGAT会員  9,900円 / 一般  13,860円

新入社員研修関連講座

●6/9(火)13:00~17:00
「印刷業界で成果を出すための働き方」 
●6/10(水)~12(金)  
「印刷製作入門総合講座」
●6/22(月)14:00~17:00
「デザイン・レイアウトの基本のキ」
●6/23(火)13:00~16:00
「仕事に役立つマーケティングの基本のキ」

 

お申込み

Webからのお申込み

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411 
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

営業の能力を伸ばすための育成方法

どうやったら社員に印刷に関連した基礎知識を習得させられるか、特に若手営業社員の育成方法について都内のある印刷会社の例を紹介する。

50年以上にわたり地元企業を中心に、サービスを展開している印刷企業がある。同社は、会社案内、カタログ、ポスターなど商業印刷の制作にあたり、デジタル印刷機を活用して少部数の仕事に対応しながら小回りの利く営業を展開している。目指すべき営業のスタイルは、顧客の期待を少しでも上回ることである。例えば、営業は印刷のプロフェショナルとしての自覚を持ち、印刷について顧客が理解できるように、を噛み砕いて説明できるような営業活動を心掛けている。そのためには、社員教育を計画的に行い、日々学習する機会を社員へ提供している。

営業は新卒から育成

数年前までは営業職の即戦力を求め中途採用が中心だった。しかし、社内の雰囲気に馴染めずに早期に離職をされるなど定着に課題があったため営業職の採用を中途から新卒へ方向転換を図った。社会人経験のない学生に企業理念の浸透から仕事の進め方まで0から教えた方が、人材の定着化に有効で長期的な視点で組織力を強化できると考えたからだ。
新卒営業職の早期戦力化を図るには人材育成が重要になる。先輩社員による自社ならではの営業スタイルを教育するだけではなく、印刷営業として必要な知識やスキルを体系的に学べる機会として外部の研修機関を利用している。JAGATの「印刷営業20日間集中ゼミ」もそのひとつだ。その後は6ヶ月間上司が付いてOJTを実施している。

営業の成長を促す「力量表」と「成長シート」

この会社では社員が学んだ知識やスキルを実務で効果的に生かせるように、「力量表」と「成長シート」という教育ツールを活用したコーチングにも力を入れている。「力量表」は、社員がどのような免許・資格、仕事に対する能力を持っているかをわかりやすく示した表であり、上司が必要に応じてコーチングして、人事部門でまとめている。
「成長シート」は、社員の成長を促進するためにキャリアプランと目標を明確化したものだ。このシートの運用には4段階ある。1番目に営業個人が5段階評定の目標の達成度合いを自ら評価し、2番目に同じ表を上司が独自に部下の目標達成度合いを評価する。そして3番目に社内で組織された評価委員会で差が生じた評価を検討する。最後に評価委員会の結果を基に上司、本人、評価委員、社長の4者で面談し、次年度の目標を決めながら社員の成長を促している。

勉強会の目的の明確化が大事

これらの取り組みにより、営業が自主的に勉強会を開催したり、営業同士が気軽に質問して教え合う等、学習する組織へ風土が変わってきた。最近の例では、月に一番大きな受注をした営業がその受注品目を題材として積算資料を基に見積もりの講師を担当して社内勉強会を行っていることだ。 
この狙いは、特に若い営業が先輩の受注した同じ仕様の見積もりを単にコピーして前回通りと理解するのではなく、積算資料を参考に独自の考えをもってゼロから見積もりすることにより印刷工程や技術的な用語を復習してもらうところにある。ひとつの勉強会でも単純にテーマを挙げて開催するのではなく、「明確な意義をもたせること」が社長の方針だ。そうした社風があるからこそ社員が自覚をもって勉強でき、新しいアイデアを創る要素ともなっている。

このように営業が顧客に新しいアイデアを提案し、社内での勉強会で積極的にやるには印刷ビジネスに関連した基礎知識を身に付けていないといけない。JAGATが毎年開催している「印刷営業20日間集中ゼミ」は若手営業が印刷ビジネスに欠かせない基礎知識を学べる構成になっている。若手営業の早期戦力化を検討している会社には推薦したい講座である。
                                 (CS部 伊藤禎昭)

 

「印刷営業20日間集中ゼミ」
期間:2020年5月11日(月)~6月5日(金)9:30~17:30
場所:JAGAT研修室 その他

 

 

過度に恐れず、やるべきことをやる

新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、イベントの自粛要請は継続されているが、JAGATのセミナーにおいては、感染予防の対策を講じた上で、受講者及び講師からの了解があれば、実施をしている。


page2020は感染防止対策を施していた

弊会主催イベントpage2020が行われた2月5日(水)~7日(金)の時点では、こうした自粛要請は行われてはいなかった。しかし、日本国内での感染が発見されており、また海外からの渡航者の入国制限も行われていない状況であったため、page2020の実施に際しては、展示ホールの各フロアの入り口にマスクと手指消毒液を設置する対応策を施した。その結果、出展企業を対象にしたアンケートでは、こうした対策に対し、一定の評価を得ることが出来た。


4月の新入社員養成講座も開催予定

3月下旬になり、JAGATセミナーの受講キャンセルの依頼は後を絶たない。しかしJAGATでは、page2020以降、一部セミナーを除き、pageイベントと同様の対策を施し、実施をしている。そして4月2日からの新入社員養成講座は、通信教育コースへの代替プランを用意しつつ、講座そのものの中止あるいは延期の予定はない(←6月以降に延期となりました)。 「自粛要請」があるからといって、新入社員に対しての貴重な教育の機会を奪ってよいのか、という思いがあるからだ。


大事な事は正しく恐れること

もちろん人命が最優先である。しかし新型コロナウイルスの収束時期が見えない中、現時点で講座の延期時期を確定することは難しい。ましてオリンピックのように1年というわけにはいかないであろう。受講申し込み企業の中には「何とか実施してほしい」という声もある。会場の換気を行い、参加者間の座席の距離を保ち、ディスカッションなどのも実施しないため、「3密(密接・密閉、密着)」の要件は回避しており、開催に支障はない。(JAGATにおける新型コロナウィルス感染症に関する対応策はこちらです。)

余談だが、先日、小学校の卒業式に参列した。参列者は制限され、いくつかのプログラムは削除される1時間弱の短い式だったが、子供たちが直前まで装着していたマスクを外し、校長先生から卒業証書を受け取る姿を見ることが出来た。過度に恐れることなく、リスクを背負い、最重要目的を見誤らず、適切な処置を施し、冷静に対応する姿勢に深い感銘を受けた。

(cs部 堀雄亮)

新入社員を育成するための社内体制の確立

新入社員を育成するには配属部署と人事部の連携により全社的に取り組むことが重要だ

 

真面目な姿勢の新入社員

JAGATが行った昨年の新入社員意識調査の中で入社した会社にどのくらい勤務したいかを聞いたところ、「定年まで」が37.6%「6~10年」が25.7%あった。すなわち長く勤務したいと思っている人が6割を超えている。
一方で厚労省の調査では2015年3月に大学を卒業して就職した新入社員のうち31.8%は入社して3年以内に離職している結果がある。その理由で代表的なものが「理想とのギャップ」であった。会社の風土や仕事内容が当初考えたいたものと違っていたことが要因だが、これは働いてみないとわからない部分もある。

社内教育の課題

多くの会社の新人教育は全体の社内研修の他に部署ごとに「新人が入ってきたら若手の先輩社員が指導担当となり、他の先輩社員たちも指導する」ことだ。しかし、実際には担当の先輩社員が多忙であったり他の先輩社員もいつも職場にいるわけではないので、どうしても新人の育成や指導の優先順位は低くなりがちになる。
このような環境の中では新人指導も疎かになり、さらに指導しなければいけない大切な業務知識が抜けてしまうこともある。そのため、新人がいつまでたっても仕事を覚えられない、職場に馴染めない、最悪なケースではせっかく入社したのに早くも離職するなど、本人にとっても組織にとっても損失を招くことになる。こうした事態を少しでも防ぐために注目すべきことは社外研修の必要性である。

大切な人事部の役割

社外研修のメリッは、①必要な要素を体系的に網羅して一斉に学べる、②各分野の専門知識を持った講師の話が聞ける、③集中して教育ができる、といったことなどが挙げられる。社外研修で基本知識を身に付けておけば、社内での指導に関して十分と言えない環境でも、ある程度はカバーして新人教育を進めていける。
ここで大切なのが人事部による新人研修全体の管理だ。人事部が社内、社外の双方の研修の内容と目的を把握し長期的視点で人材育成の進捗状況を確認しながら行うほうが新人教育を一元管理できる。そして、社外研修と社内教育の内容を把握しながら各部門長と連携をとり適切なアドバイスなどにより、新入社員が安心して働ける環境をつくることが望ましい。

JAGATでは毎年4月に「新入社員研修」を開催している。このセミナーでは、正しい礼儀作法からよりよい人間関係を築くためのコミュニケーションの活かし方を習得できる。さらに印刷技術知識では、新入社員に必要とされる必須知識を網羅する。さらにDTP制作実習を通じて制作イメージを理解してもらい、通常会社では触れることができない印刷機に直接触れて実際の現場体験ができる。新人教育として業界からは高い評価を受けているプログラムをそろえているので、貴社社外研修の一環として是非活用してください。
                                         (CS部 伊藤禎昭)

 

◆2020年度JAGAT新入社員研修   会場:JAGAT研修室 他

新入社員養成講座  
4月2日(木) 10:00-17:00

人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座 
4月3日(金) 10:00-17:00

印刷製作入門講座 【講義編】
第1回 4月6日(月)~7日(火)  10:00-17:00 
第2回 4月13日(月)~14日(火) 10:00-17:00

印刷製作入門講座 【実技研修編】 
第1回  4月8日(水)~10日(金) 10:00-17:00 
第2回  4月15日(水)~17日(金)10:00-17:00
第3回  4月22日(水)~24日(金)10:00-17:00

印刷営業20日間集中ゼミ(2020/5/11~6/5)

 

体系的な知識習得とともに、実際のクライアントに対し、ヒアリングから企画~仕様書・見積書の作成~販促物の制作・印刷~プレゼンまでを体験するグループワークを通して、自ら考え、解決する力を養成します。
新人営業職だけでなく、後継者・中途入社社員の即戦力強化プログラムとして、ぜひお役立てください。

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あなたのビジネス文書は伝わっていますか?

忙しいビジネスの現場できちんと伝えたいなら、5W1Hで組み立てて、3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)を意識したい。

新語・流行語にご用心

「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が「ONE TEAM」に決まりました。毎年発表されると、本当に流行ったのかと疑問視されますが、2015年の「爆買い」、2017年の「インスタ映え」「忖度」などはすっかり定着した感があります。2018年の「そだねー」は一方言に戻った気もしますが、「ONE TEAM」はもう少し使い勝手が良さそうで、チームワークを鼓舞するためにビジネスや部活で使われていそうです。

トップテンには新元号の「令和」が選ばれていますが、流行語と言うなら「令和初の」か「平成最後の」とすべきではないかと思います。ちなみに「SNS流行語大賞2019」の1位には、Twitter上最も多くつぶやかれた「平成最後の」が選ばれています。

女子中高生の間で流行った「2019年ギャル流行語トップ10」は、「KP」「ぴえん」「わかりみが深い」「3150」「語彙力」「リアコ」「○○案件」「時差グラム」「きょコ」「ブレ盛り」となりました。「JC・JK流行語大賞2019」には、「ぴえん」「べびたっぴ」「KP」「3150」「匂わせ」が選ばれました。

女子中高生という限られた範囲で使われているのなら問題ないのですが、「わかりみが深い」は実用日本語表現辞典に 2017年5月25日付けで既に投稿されています。実際、30~40歳の人の文章に注釈なしで使われていました。

日常会話や友だちとのSNSで、新語・流行語を適当に使ってみたり、言葉を略せるだけ略したりするのは当たり前のことですが、ビジネスでは少し保守的なくらいがちょうどいいでしょう。文字を書くことは減っても、入力して表現する機会は増えていますが、ビジネス文書の本や、雑誌の特集記事が少なくないのは、いざ仕事で文章を書こうとするとどうしていいかわからない人が多いからかもしれません。

3Cを意識することで文章は格段に読みやすくなる

外国語で話すときも、日本語で話しているときの癖が出ると言われますが、文章も同じです。ダラダラ話す人はダラダラした文章を書くし、落ち着いた人は落ち着いた文章を書きます。その個性は私用にとっておいて、仕事では読む相手を意識して、相手の状況に合わせて書かないと読んでもらえません。

伝えたいことを5W1Hで組み立てるとわかりやすいと言われますが、もう一つ文章を書くときに意識すべきは3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)です。さらに、自社で通用している言葉がそのままで相手に伝わるかどうかを確認して、誤解されやすい表現を避ける必要があります。また、長文は避けて、句読点や記号を効果的に使うことでぐっと読みやすくなります。

読み手に対する敬意、読んでもらおう、わかってほしいという気持ちは必ず相手に伝わります。わかってくれるだろうという甘えは捨てて、対面して話す時のようにリラックスして、でも相手に合わせて文章を書いてください。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

関連情報 新入社員対象セミナー&通信教育

「新入社員養成講座」2020年4月2日(木)
印刷会社で働くための基礎知識と社会人として必要なビジネスマナーを学ぶ入門講座

「人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座」2020年4月3日(金)
①職場や仕事の人間関係を円滑にするためのコミュニケーションスキルを身につける。
②仕事を進める上で、お互いの信頼関係を築くために不可欠なルールを身につける。

「2020年度新入社員養成講座」(西部支社)
2020年4月2日(木)~7日(火)計4日間(土・日除く)
社会人の第一歩、印刷ビジネスの基本を学ぶ4日間

JAGAT通信教育「新入社員コース」
「上手なコミュニケーションのしかた」についても丁寧に解説しています。

印刷見積り基礎講座(演習編)~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

 

Q.1 本講座を受講した感想

●前日の講義内容と演習で実際に自分で考えることで理解度を深めることができた。また自社ルールが何かの切り分けもできた
●営業になったばかりで未経験の見積りに対しての知識や考えを学べた
●細かく体系付けして積算する事に関して整理ができた

Q.2 本講座で最も印象に残った講義内容や言葉は何ですか

●「メイクアップ」「版数」
●ソフトでやっていると見積りが作れていても中身が説明できない現象がおこるので今回の研修をやってみてより現場を知ろうと思った

「新入社員養成講座」受講者の声 ~アンケートより~

研修内容について(印刷ビジネス編)

 

研修内容について(ビジネスマナー編)

 

社会人としてのマナーについてどのように感じたか

●各個人、互いが共に意識することで相手との距離を適切にとることができるものだと感じた
●社会人としてできて当たり前のことなのでまだまだ至らぬ点が目立ちますが行動に移せるようにしていきたいと感じた
●相手を不快にさせず話を円滑にするツールとして必要だと思う
●ビジネスマナーは自分のためのものだと思っていたが自分だけでなく会社の評価や相手との信頼関係にも大きく関わってくるものだと感じた
●正しいと思っていたことが間違っていたり細かい所作や言葉遣いなど身に付いていないことが多かったりしたため良好な人間関係を築いていくためしっかりと身に付けたいと感じた
●今まで経験したことのないシチュエーションが多く戸惑うこともあった
●基本的だが忘れがちなことなのでこうしてまとめて学習できる機会はありがたい

 

感想

●社会人として基礎的な知識を学ぶ事ができ嬉しく思う
●専門用語を知らないのはこちらの勉強不足だった。用語などまとめた本があるとこれからも役立ち、欲しいと思った
●ビジネスマナーのためもっと堅苦しいものだと考えてはいたが実際堅苦しいものではあるものの、いくつかは常にやっているようなマナーもあったのでとっつきにくくはないと感じた
●思っていたよりも覚えることにボリュームがありしっかり社会人としてやっていけるか不安がある。帰宅してからまだビジネスマナーについて読み返してみようと思う