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ヒューマンエラー対策と「ポカヨケ」で回避するしくみ化

事故にみる原因を追究するヒューマンエラー対策

印刷工場でのヒューマンエラー対応策への取り組みは、益々重要視されている。この6月5日(水)に開講した第4期印刷工場長養成講座に受講前アンケートでも多くの管理職者が関心事項の一つとして課題としている。今年1月2日に起きた羽田空港での日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、日本経済新聞(2024年1月4日)によれば、日航機側と管制官は滑走路に誤進入したとされる海保機を認識していなかった。海保機が滑走路上で約40秒間停止していたとみられることも新たに判明。事故は人的ミスが影響したとの見方が強まっている。管制指示の誤解を防ぐ表示装置の導入といったデジタル化も進む中、ソフト面も組み合わせた対策が欠かせないとしている。肝心なことは、一刻を争う緊迫した中で起きた不慮の事故であるということだ。背景のひとつとして、海上保安庁の航空機が能登半島地震を受け、新潟の航空基地に救援物資を運ぼうとしている中の事故で故意に起きたエラーでないことが容易に想像できる。事故は、時折、責任追及に関心が集まりがちだが、原因を追究し二度と起こさないための対策を講じることが重要だ。周知の通り、ヒューマンエラーは、完全に無くすことはできないことが前提だ。責任追及型ではなく原因追求型の適切なヒューマンエラー対策が求められる。

ヒューマンエラーを未然に防ぐための対策とは

ヒューマンエラーが減らない企業の特徴に個人の問題にして終了というケースが多々ある。そうした中で出てくる対策は、朝礼等での通知、チェック手順の追加、 注意喚起の表示など、 その場しのぎの対応が多くなることがある。最もダメなパターンでは、ミスを犯した部下に対して、「最近の若者は」などのボヤキ、「ちゃんとチェックしろ!」、「しっかり注意しろ!」「気をつけろ!」など怒鳴りつけて対策を終了するなどの場面があるのではないだろうか。ヒューマンエラー対策講座(JAGAT主催)によれば企業が行うヒューマンエラー対策は、ミス・事故を起こした個人だけの問題ではなく、ミス・事故に至ったプロセスや作業環境にも問題がある。ヒューマンエラーは複数の要因が連鎖して起こるケースも多いため、しっかりと対策を講じることでエラーの連鎖を断ち切り、発生・再発防止に対処することが必要だ。

【ヒューマンエラーを未然に防ぐための対策】

●業務フローの見直し

●マニュアルの整備

●ヒヤリハットの共有

1件の重大な事故の背後には29件の軽微な事故、さらにその背後には300件のヒヤリハットが存在すると言われる。ヒヤリハットの時点で対策を講じ、重大な事故・災害が発生しないように努める。

●チェック体制の強化

●システム・ツールの活用

●ミスしにくい設計(フールプルーフ)

あらかじめミスが起こりにくい体制を構築する。誤った操作を行っても重大な事故につながらないような設計することをフールプルーフと言う。

●注意喚起の徹底

●作業者スキルの向上

●ヒューマンエラー研修・教育の実施

●職場環境の改善

「5S」に則った対策を取るのが有効。従業員が仕事がし易い環境を整え、ミスや事故の防止にもつながる。

改善活動とポカヨケ、AI活用

対策において重要なことは、しくみ化に取り組み形骸化しないことだ。例えば、トヨタ生産方式による改善活動(カイゼン)で生まれた「ポカヨケ」は、ヒューマンエラー対策におけるしくみ化のひとつだ。ポカヨケは、日本語の「ポカ」(うっかりミス)と「ヨケ」(避ける)を組み合わせた言葉で、製造業やサービス業において、ヒューマンエラーを防止するための仕組みや工夫を指す。作業者がミスをしにくいように、もしくはミスをしてもすぐに気づくようにするための設計や仕組みを取り入れることとされる。

主な目的は

  • エラーの防止:作業者が間違った操作をするのを未然に防ぐ。
  • エラーの早期発見:エラーが発生した場合、それをすぐに発見して修正できるようにする。

具体的なポカヨケの例としては、

  • 形状や大きさでの区別:部品の取り付け位置や向きが間違えないように、形状やサイズを異なるものにする。
  • センサーの活用:製品の組み立て工程でセンサーを使用して、正しく組み立てられているかをチェックする。
  • チェックリスト:作業手順を確認するためのチェックリストを用意し、手順ごとに確認を行う。

ポカヨケの考え方は、ミスをした人を責めるのではなく、システムやプロセスを改善してミスが発生しないようにすることを重視している。これらの考え方をベースに最近では、AI活用も急速に進んでいる。

<異常検知>

AIを用いた異常検知は、クレジットカードの不正検出から製造工程の不良品検知まで幅広く活用されている。

<ポカヨケ>

ポカヨケは、人の手による作業ミスを防止・回避するための対策。AIを活用した不良品検知の活用も広まっている。

これは、品質管理や生産性向上に効果的で結果的に顧客満足度の向上につながる。企業活動の中でもヒューマンエラー対策は、改善活動の一環であることを認識していなければならない。「急がば回れ」である。PDCA(管理サイクル)で好循環のスパイラルを回転させしくみ化することと人を育てる対応が望まれる。鍵を握るのは推進するリーダーや各々のリーダーシップである。印刷工場では、改善活動にしっかりと取り入れて根付かせなければならい。

(研究・教育部 古谷芸文)

【オンライン】第2期 印刷機長養成講座

紙からWEBへのデザイン展開

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


 

印刷会社でDTPに取り組んでいる方でも、チラシからデザインを流用してバナーやデザインカンプなど、WEBサイトで使用するデータを作らなくてはいけない局面は増えてきていることと思います。また、ご自身でコーディングができても、まわりの方のデータに難ありだった、という経験がある方もおられるのではないでしょうか。HTMLやCSSが分からなくても、基本をおさえておけば大丈夫です。印刷系デザイナーの皆さんがWEBデザインをおこなう上で考慮しておきたい基本的な考え方や、PhotoshopやIllustratorでのデータの作り方、スクリーンメディア専用のデザインアプリ「Figma」の紹介と使い分け、ノーコードツールなどのトレンドをご紹介いたします。

 

開催日時 ※2日間の講座です 満員御礼 ※定員に達したためお申込みを締め切りました

1日目:2024年 7月23日(火) 10:00~17:00
2日目:2024年 7月30日(火) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は参加型のセミナーです。コミュニケーションがとれるよう必ず1人1台のパソコンのご用意をお願いいたします。またコラボレーションデザインツール「Figma」(www.figma.com/ja-jp/ 無料)を使用します。動作環境をご確認ください。

 

 

<カリキュラム>

1日目(7/23)
・ INTRODUCTION Webサイトをデザインするということ
・ CHAPTER 1 Webデザインの基本的なルール
・ CHAPTER 2 ワークフロー
・ CHAPTER 3 LP・バナー・パーツのデザイン
・ CHAPTER 4 Figmaを使ったデザイン(1)
・ 課題オリエンテーション〈Figmaを使ったWebデザイン〉

2日目(7/30)
・ 提出課題添削  
・ CHAPTER 5 Figmaを使ったデザイン(2)
・ CHAPTER 6 コーディングに困るデザインデータ
・ CHAPTER 7 わかりやすい納品データの作り方
・ CHAPTER 8 HTML,CSSコーディングの基礎とワークフロー
・ CHAPTER 9 ノーコードツールのトレンドと選び方

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

受講対象

デザイナー、DTPオペレーターなど
※おおむね45歳以上(生産性向上支援訓練の規定による)

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師

浅野 桜 

デザイナー、株式会社タガス 代表取締役

印刷会社、メーカーの販促・PR担当を経て株式会社タガス設立。広告・販促領域を中心に中小企業に向けたウェブ・グラフィックの企画制作業務や、アプリケーションの研修、書籍の執筆、講師などをおこなう。近著に『イラレの5分ドリル』『フォトショの5分ドリル』(翔泳社)、『Webデザイナーのためのモーションデザインことはじめ-After EffectsとIllustratorでモーショングラフィックスを創る! 』(ボーンデジタル)、『スマートWebデザイン 脱・自己流のデザイン&データ作成術』(MdN)など。

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み 満員御礼 ※定員に達したためお申込みを締め切りました

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
annai-2

お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

● セミナーお申し込み後の流れについて

オンラインセミナーお申込み後の流れについてのご案内

 

【内容に関して問い合わせ先】
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
研究・教育部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

【お支払いに関して】
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

印刷営業の提案力向上基礎講座

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


 

顧客の課題解決のための提案営業を習得する講座です

 

開催日時 ※2日間の講座です

1日目:2024年 8月22日(木) 10:00~17:00
2日目:2024年 8月23日(金) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は、グループワークや発表など、参加型のセミナーとなっています。
 ご発言できる環境下や双方向のコミュニケーションがとれるよう1人1台のパソコンからの
 ご参加をお願いいたします。

 

 

<カリキュラム>

提案営業とは
・印刷営業における「提案型営業」とは
 印刷営業の目的と役割/営業スタイル/印刷物発注担当者が求めるもの
 新規開拓営業と既存営業の違い

・提案のための情報を集めて仮説を立てる
 提案の3つのパターン

・顧客の本音を引き出す面談のテクニック
 「聴く」「訊く」スキルと質問スキル/競合情報の引き出し方

 

顧客ニーズと自社商品・サービスの強み分析
・情報を分析、課題解決の提案内容を考える
 顧客・自社・競合の3つの視点(3C)/自社の強みとドメインの把握
 問題点をブレークダウンし真因を探る/課題解決のための技法

・提案のシナリオを描くポイント
 提案書の基本構成/説得力を増す論理構成

・提案書の作成方法

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

受講対象

若手、中途入社など印刷営業の経験が浅い方、提案営業のノウハウを習得したい方
※新卒で入社された方(第二新卒除く)の対象講座ではありません。商材問わず新規営業、
ルート営業、インサイドセールスなどの営業活動を経験された方が対象です。

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師

上妻 祐司 (こうづま ゆうじ) 

OD人事経営コンサルティング 代表
中小企業診断士

法政大学卒業後、共同印刷株式会社に入社。グループ長として商業印刷分野の法人営業に従事。航空会社、自動車会社、住宅メーカー、大学、官公庁、金融機関、出版社などを担当。営業戦略の策定、企画書の作成、販促物の受注・制作に携わる。
人事部教育課では、教育課長として教育プログラムの企画・開発および社内講師を行い、また、経営スタッフとして経営企画業務に従事。
その後、OD人事経営コンサルティングを立ち上げ、印刷業を中心とした製造業の経営支援、各種団体、民間企業を対象とした教育研修の講師に従事し、現在に至る。

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み 

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
annai-2

お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

● セミナーお申し込み後の流れについて

オンラインセミナーお申込み後の流れについてのご案内

 

【内容に関して問い合わせ先】
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
研究・教育部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

【お支払いに関して】
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

印刷会社の強みを活かした商品開発と販路開拓

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


印刷会社の独自性を軸にした、競争力の高い商品開発の方法について解説します。また、開発した商品の販路開拓についても顧客目線での商品訴求ポイントの創出と具体的な販売促進手法を学べる講座となっています。

 

満員御礼 ※定員に達したため申込みを締め切りました

開催日時 ※2日間の講座です

1日目:2024年 8月19日(月) 10:00~17:00
2日目:2024年 8月26日(月) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は、グループワークや発表など、参加型のセミナーとなっています。
 ご発言できる環境下や双方向のコミュニケーションがとれるよう1人1台のパソコンからの
 ご参加をお願いいたします。

 

<カリキュラム>

新商品開発プロセス
・自社の独自性、強みの棚卸
・市場の需要と顧客ニーズの分析
・商品のアイデアの洗い出し
・商品コンセプトの基本設計
・想定ターゲット(ペルソナ)の設定
・商品の事業性価値の仮説検証

 

商品の販路開拓の仕方
・販路ルートの模索と顧客導線の仮説出し
・現状のPRメディアの導線設計分析と改善ポイント
・営業ツール(Web・アナログ)の作り方
・商品の差別化、顧客に刺さるPRポイントの洗い出し
・顧客反応の分析と改善法
・販路開拓に活用できる最新のAI・ITツール
・プロモーション戦略の立案と実行

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

 

受講対象

・営業、企画の方
・AI、Webツールに興味があり学びたい方

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象

 


講師

 河島 弘司  (かわしま ひろじ)

  (株)バリューマシーンインターナショナル
  代表取締役社長

広告代理店にて地域ブランディング、新商品マーケティングを手掛ける。その後、次世代のマーケティングを実現する戦略ツールとしてPOD技術の可能性に魅せられ、創成期からPODメーカー、ベンダー、印刷系ITベンチャーにて商材開発、マーケティング、企画営業に従事。

2003年にコンサルティングファーム、㈱バリューマシーンインターナショナルを立ち上げ、代表取締役に就任。「価値伝達マネジメント(VCM)」メソッドを開発し、印刷会社を中心としたメディア関連企業の収益拡大、営業プロセス改善を支援し、大きな成果を上げている。セミナー、講演実績は年間100件以上。2009年にはメディア業界に特化した人材育成機関 社団法人ひらめき実践塾(IPJ)を立ち上げ、現在に至る。クロスメディアソリューション研究会主宰、NLP神経言語プログラミングプラクティショナー。

 

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み 満員御礼 ※定員に達したため申込みを締め切りました

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
annai-2

お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

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● セミナーお申し込み後の流れについて

オンラインセミナーお申込み後の流れについてのご案内

 

【内容に関して問い合わせ先】
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
研究・教育部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

【お支払いに関して】
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

新入社員にフォローアップ教育の機会を

新入社員に対する印刷技術知識や社会人としてのコミュニケーション能力などの基礎教育は、ビジネス現場に踏み出すファーストステップとして大切であるが、早期戦力化のためにはフォローアップ教育が重要である。 続きを読む

 

 

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


 

顧客の課題解決のための提案営業を習得する講座です

 

開催日時 

1日目:2024年 5月21日(火) 10:00~17:00
2日目:2024年 5月22日(水) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は、グループワークや発表など、参加型のセミナーとなっています。
 ご発言できる環境下や双方向のコミュニケーションがとれるよう1人1台のパソコンからの
 ご参加をお願いいたします。

 

 

<カリキュラム>

提案営業とは
・印刷営業における「提案型営業」とは
 印刷営業の目的と役割/営業スタイル/印刷物発注担当者が求めるもの
 新規開拓営業と既存営業の違い

・提案のための情報を集めて仮説を立てる
 提案の3つのパターン

・顧客の本音を引き出す面談のテクニック
 「聴く」「訊く」スキルと質問スキル/競合情報の引き出し方

 

顧客ニーズと自社商品・サービスの強み分析
・情報を分析、課題解決の提案内容を考える
 顧客・自社・競合の3つの視点(3C)/自社の強みとドメインの把握
 問題点をブレークダウンし真因を探る/課題解決のための技法

・提案のシナリオを描くポイント
 提案書の基本構成/説得力を増す論理構成

・提案書の作成方法

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

受講対象

若手、中途入社など印刷営業の経験が浅い方、提案営業のノウハウを習得したい方
※新卒で入社された方(第二新卒除く)の対象講座ではありません。商材問わず新規営業、
ルート営業、インサイドセールスなどの営業活動を経験された方が対象です。

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師

上妻 祐司 (こうづま ゆうじ) 

OD人事経営コンサルティング 代表
中小企業診断士

法政大学卒業後、共同印刷株式会社に入社。グループ長として商業印刷分野の法人営業に従事。航空会社、自動車会社、住宅メーカー、大学、官公庁、金融機関、出版社などを担当。営業戦略の策定、企画書の作成、販促物の受注・制作に携わる。
人事部教育課では、教育課長として教育プログラムの企画・開発および社内講師を行い、また、経営スタッフとして経営企画業務に従事。
その後、OD人事経営コンサルティングを立ち上げ、印刷業を中心とした製造業の経営支援、各種団体、民間企業を対象とした教育研修の講師に従事し、現在に至る。

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み 

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
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03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

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【内容に関して問い合わせ先】
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CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

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公益社団法人 日本印刷技術協会

これからの時代を生き抜く印刷会社のブランディング入門

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


営業効率・売上アップを目指す差別化と価値向上セミナー

競争の激しい印刷業界で、印刷会社として生き残り、さらに繁栄をしていくために他社との差別化や値下げをしない施策が必要です。そこで印刷会社として新たな価値をつくるブランディングという手法が注目されています。しかし、ブランディングの本質や、どのように自社(印刷会社)に取り入れるのかは、よく知られていません。
ブランディングは自社の新たな価値を明確にしていく企業の取り組みです。大企業がやるものと誤解されていますが、むしろ中小の印刷会社にこそ必要です。高額な印刷機などの投資をするのではなく、経営から大層まで全社で取り組んでいくことで、企業規模に関わらず差別化や価格を上げることなどが可能になります。
本セミナーでは、ブランディングとは何か?印刷会社の差別化や価値を高めることとは何か?どのように価値を伝える営業や集客活動をするか?など印刷会社としてどのように取り組み、成果を出していくのかを事例を交えて紹介し、ワークを通して身に着けます。
ブランディングは優良顧客を集めるだけでなく、採用活動にも効果があります。さらに自社ブランディングだけでなく、顧客へのブランディング支援という新たな事業に展開することも可能です。この機会にブランディングを学びましょう。

 

開催日時 

1日目:2024年 6月24日(月) 10:00~17:00
2日目:2024年 6月25日(火) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は、グループワークや発表など、参加型のセミナーとなっています。
 ご発言できる環境下や双方向のコミュニケーションがとれるよう1人1台のパソコンからの
 ご参加をお願いいたします。

 

 

<カリキュラム>

・印刷会社が取り入れるべきブランディングとは
・差別化と価値向上の考え方
・印刷会社の経営とブランディングの関係
・ブランディングは顧客視点を持ったニーズ把握
・ブランディングの戦略構築とアピール
・ブランディングで営業・販促を効率よく行う方法
・ブランディングの戦略ワーク
※仮の一般企業を題材にしたグループワーク
・印刷会社のブランディングの全社的な取り入れ方
・ブランディングを実践した印刷会社の事例紹介

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

受講対象

ブランディングをはじめたい、はじめたが上手くいかない経営層および管理職、企画提案に関わる営業、デザイナーなど

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師​

小澤 歩  

有限会社グレイズ 代表取締役

広告制作会社等でのアートディレクターを経て、2002年に広告制作会社(有)グレイズを設立したものの、営業経験もなく強気の価格交渉ができないことに悩む。そこで「向こうから選んでくれるブランディングづくり」を研究。ブランディング活動で優良な顧客が集まり、単価を10倍以上にすることに成功。その後、企画デザイン制作から提案型ビジネスへ領域を広げ、現在は企業の課題解決やブランディング支援、販売促進のためのコンサルティングを中心に活動する。印刷会社へはクリエイティブ力や企画力の強化、提案営業へ移行などのコンサルティングを多数行う。企業の戦略構築と人材育成を同時に行うコンサルティング手法は業界内でも定評がある。
(財)ブランド・マネージャー認定協会マスタートレーナー
全米NLP協会NLPトレーナー、NLP販売心理コンサルタント
経済産業省 関東経済産業局 / 知財(ブランド)経営専門家

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
annai-2

お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

● セミナーお申し込み後の流れについて

オンラインセミナーお申込み後の流れについてのご案内

 

【内容に関して問い合わせ先】
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
研究・教育部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

【お支払いに関して】
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

強い営業組織の作り方

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスに役立てて頂けるセミナーを提供します。
受講にあたっては、「同時双方向通信による生産性向上支援訓練利用規約」を事前にご確認ください。


個人営業からチーム一丸となって目標達成を目指す「チーム営業」にシフトするための講座です。page2024で好評を博したセミナーにワークを加え、実践型講座にパワーアップしました!
印刷会社が激しい競争の中で成功するために、また新しいビジネスを発展させるためには優れた営業力が不可欠です。しかしせっかく入社した新入社員や中途社員、ビジネスのシフトに合わせて異動した営業職に体系的な教育プログラムは用意されず、個人に依存した営業スタイルが踏襲されています。結果を出すためにはその「個人営業」から、チーム一丸となって目標達成を目指す「チーム営業」にシフトすることが必要です。営業初心者をあっという間に即戦力化するリクルートの営業マネジメント術を体得した講師が、多くの企業のコンサルティング実績を持って、「チーム営業」にシフトするための体制づくりと運用の技術を解説します。

 

開催日時 

1日目:2024年 6月11日(火) 10:00~17:00
2日目:2024年 6月28日(金) 10:00~17:00

 

開催形式

オンライン

※本講座は、グループワークや発表など、参加型のセミナーとなっています。
 ご発言できる環境下や双方向のコミュニケーションがとれるよう1人1台のパソコンからの
 ご参加をお願いいたします。

 

 

<カリキュラム>

チームプレイで動く営業とは?
・強い会社の営業はチームプレイ 
・個人営業とチーム営業とのちがいとは?
・チームプレイに必要なのはマネジメントの技術 
・マネージャーの役割

教える技術
・できると教えるはまったくちがう技術 
・必要なのは体系的な理解と言語化
・営業をプロセスごとに分解する

チームを動かして目標を達成する技術
・チームマネジメントの全体像と手順を理解する 
・ミッション、ビジョンの共有
・自社営業基本プロセスの構築 
・進捗状況の把握 
・定例ミーティングの実施
・マニュアルの種類とつくり方 
・管理帳票の種類とつくり方
・効果的なミーティングの実施内容 
・研修での気づきと決意表明

 

定員 

15名  

生産性向上支援訓練の規定により、会員の方、優先の講座となっております。
一般の方は、限定5枠までとなりますのでご了承ください。

受講対象

経営層、営業マネージャー、管理者など (中高齢者・おおむね45歳以上)

 

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師

庄司 充  

セールス・プロワン 代表

セールス・プロワンは、企業の営業部門を「売れる組織にすること」だけに特化した専門コンサルティング会社です。 売れる営業組織のつくり方にはセオリーがあり、リーダーがセオリーを理解すればどんな会社でも強い営業組織をつくることができます。元リクルートで5年連続NO1マネージャーの実績がある代表の庄司が実際の現場に入って「売れるチームづくり」のノウハウをお伝えしていきます。

参加費(税込) 

1名 5,500円

申込締切 : 各コース開催日の10日前まで※但し定員になり次第締め切ります。

 

お申込み

 Webからのお申込み 


必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

 

FAXでのお申込み 
annai-2

お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

 

● 研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

● セミナーお申し込み後の流れについて

オンラインセミナーお申込み後の流れについてのご案内

 

【内容に関して問い合わせ先】
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

【お支払いに関して】
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

イノベーティブな人材と異業種連携との関係

働く人の低賃金や人材の非流動性を解消し、事業の再構築や新事業の展開、DXの促進を図るため、国や自治体においても人材の育成・確保に関わるさまざまな支援事業が行われている。印刷業界でもイノベーティブな価値を生み出す創注人材が求められる中、人材育成のための異業種との連携や越境学習について考える。
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印刷業のキャラクターグッズとライセンスビジネスのアウトライン

page2024セミナーのゲストスピーカーに三輪 直之氏(シンクイノベーション株式会社 代表取締役)

ウォルトディズニーにみるキャラクタービジネスの展開

世界的にも競争力の高い日本のキャラクターは、さまざまなコンテンツやグッズ、イベントなどで活用されている。そんなキャラクターの知的財産(IP)のライセンスを扱うのがキャラクターライセンスビジネスだ。昨今は、漫画やアニメ、ゲームに携わる企業の業績が軒並み好調である。作品のキャラクターや世界観などIP(知的財産)を用いたエンタメ、コンテンツ領域での事業の拡大や企業のプロモーション活動におけるIPの活用によるキャラクタービジネスに注力している。東洋経済オンライン(2022年01月29日)によれば、そのビジネスモデルはアメリカのウォルトディズニーにも似ているという。ウォルトディズニーの事業は大きく分けて2つあるとされる。一つ目は、テレビ放送や動画配信サービスによる「映像系」作品の事業。二つ目は、作品をベースにしてテーマパークを軸にしたリアルエンタメを提供する「体験系」だという。加えてそれら作品のストーリー性やリアルエンタメの世界観体験の副産物としての製品パッケージなどの企業プロモーションでのコラボや様々な製品、グッズなどでのキャラクタービジネスでの大きな収益がある。特にキャラクタービジネスは、商品企画や在庫におけるコストがかからないため高採算なビジネスが多いともいわれている。日本のゲームや漫画IPは、もともと高い競争力を持っている。世界的な動画サービスの普及を受けて派生したコンテンツは、グローバルに拡大し、ゲームIPは、スマホやPCの普及により世界的に急速に広がっている。競争が厳しい事業でもある。コンテンツやキャラクターなどのIP力で成否が分かれるからだ。ゲーム会社や出版社といったコンテンツを生み出す企業がキャラクター市場で勝ち抜く上では、コンテンツの競争力維持に加え総合力が求められているという。多角的な展開やキャラクター活用による提案力がいっそう必要になっている。

キャラクターライセンスビジネスの展開とシンクイノベーション株式会社

魅力的なコンテンツIPを持つ会社は、キャラクタービジネスを展開するための魅力的なパートナー企業を求めている。ライセンスビジネスプレーヤーは主に4つある。「ライセンサー」「ライセンシー」「ライセンスエージェント」「小売業者(流通のプラットホーム)」で、互いの強みを発揮することで双方の利益を図ることができる。

  • 【ライセンサー(実施許諾者)】ブランドやキャラクターなどの特許ライセンスを所有する団体や個人
  • 【ライセンシー(実施権者)】ブランドやキャラクターなどのIP(知的財産)の使用権をライセンサーから承諾を得ることで、IPを使用した商品やサービスを開発し、販売することが可能な事業者
  • 【ライセンスエージェント】ライセンサー(実施許諾者)と契約を結ぶことで、キャラクターやブランドなどのIPの営業代行やマーケティングを行う団体や個人。
  • 【小売業者】ライセンシーが開発したライセンス製品を購入することで、インターネットや小売店などを通して販売する事業者。

また、キャラクターグッズに携わる事業者には、ライセンサー(版権元)から版権を借りてグッズ化し販売する事業者「ライセンシー」と企業や同人、個人から委託されるOEMがある。

page2024セミナーでは、ゲストスピーカーに三輪 直之氏(シンクイノベーション株式会社 代表取締役)に登壇頂く。ライセンスグッズの企画・製造・販売を手がける同社は、概ね3つ事業がある。一つ目は、オリジナルでバッチやスマホケースなどの企画・製造・販売するBtoC事業。二つ目は、雑貨店などの商品を依頼受けて製造するOEM事業。加えて、三つ目にMD事業(ライセンス事業)がある。例えば、アニメの「進撃の巨人」や「ハイキュー!!」のキャラクターライセンスを取得して自社商品としてキャラクターライセンスビジネスを展開している。印刷業界での話題では、株式会社ミマキエンジニアリングのUVインクジェットプリンタをはじめとする印刷機械設備65台。従業員数100名で社内生産をしていることも特徴でpage2024セミナーでは解説やコメントを頂戴する予定だ。

(CS部 古谷芸文)

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