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【オンライン】誰でもわかる印刷会社の数字の見方・考え方の基本

会社数字を理解できず悩んでいる方必見!

~数字が読めれば仕事のやり方も変わる~
「会社の数字や財務など、非常に難しい」と思われがちですが、基本的な事項を押さえておけば今まで読めていなかった数字の意味も理解できるようになります。
このセミナーでは売上・費用・利益などの「会社の数字」の基本的な読み方を学び、会社の収益構造を理解することでコスト意識を高められます。さらに、仕事をする上で必要なビジネス数字について、印刷会社の営業、制作、製造の実務の視点を交えながら解説することにより、数字の基本的な見方をおさえて自らの業務改善のきっかけになることを目指します。

 

開催日時

2021年9月10日(金) 14:00~17:00

 

対象

・若手社員で会社数字を勉強したいと思っている方
・会社数字の重要性を認識しながら今まで勉強する機会がなかった管理職の方
・これから経理や財務の仕事に従事される方

 

プログラム

1.財務諸表の基本理解
 ・決算書類の構造(B/S、P/L、製造原価報告書)
 ・財務用語の基礎知識(会計用語について)
 ・収益性と生産性(売上・コスト、算出・投入)

2.意思決定に使う数字
 ・損益分岐点(儲けの構造・管理会計)
 ・財務分析(過去の自社・他社との比較)
 ・意思決定に必要な要素(数値以外に加味すべき点)

3.勉強した数字の仕事への活かし方
 ・営業編
  (コストの意識の仕方など)
 ・制作編
  (同じ仕事量に対する人・時間・コストの考え方など)
 ・印刷オペレーター編
  (5Sの徹底で人のムダな動きはどれくらい減る?など)

4.演習(財務分析)
 ・財務諸表の分析とディスカッション

 

※講師やプログラムはやむを得ず一部変更する場合があります。

 


講師

寶積 昌彦 (ほうづみ まさひこ)  
株式会社GIMS コンサルタント・中小企業診断士

【プロフィール】
立命館大学卒業後、ハマダ印刷機械株式会社入社。各種印刷機、CTP等関連機器等多岐にわたる機械の営業担当を経て、営業管理・推進業務を担当。市場調査や製品開発企画とプロモーション、仕入商品・部材の調達管理や販売・製造台数の予測などの業務に従事。その後、グラビア印刷会社朋和産業株式会社に入社し、大手コンビニエンスチェーン、大手カフェチェーンの軟包材の営業を担当後、中小企業診断士として独立し、現在に至る。


 

最少催行人数

 6名

 

参加費(税込)/1名

JAGAT会員 13,200円/ 一 般  17,600円

 

●研究会・セミナーのZoomウェビナー参加方法のご案内

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●セミナーお申し込み後の流れについて

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お申込み

Webからのお申込み


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●FAXでのお申込み

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お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

 

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

印刷製品、イメージで伝える鳥瞰図

正確さを極めた伊能図と鳥瞰図の違い

印刷メディアにおける情報は、正確さが求められる一方でイメージを伝えることも重要だ。毎年4月19日は、地図の日となっている。同日に放送されたTBSラジオ番組「檀れい、今日の1ページ」でも話題になっていた。地図の日は、寛政12(1800)年の旧暦4月19日、日本全土の実測地図を作製した江戸時代後期の測量家・伊能忠敬が蝦夷地(北海道)の測量に出発した日によるとされる。足かけ17年にも及び、完成した「大日本沿海輿地全図」(通称「伊能図」)は、その正確・緻密さが特徴であった。国防上の観点からも流出を恐れられ長らく秘蔵されていたほどだという。

一方、正確・緻密さとは性格が異なるのが鳥瞰図(ちょうかんず)だ。一般的には意外と知られていないようだが、鳥瞰図とは、高い視点位置からの透視図だ。例えれば、鳥が高いところから地上を見おろすように、人が高い視点から見おろしたように描いた図をいう。(出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)。鳥瞰図のポイントはイメージだ。見て楽しく、感情にも訴え、特徴を表したものが鳥瞰図になる。京都府ホームページで文化・スポーツ・教育「京都府立京都学・歴彩館 Kyoto Institute, Library and Archives」では、デジタル展覧会「京の鳥瞰図絵師 吉田初三郎」が公開されている。鳥瞰図は、大正時代から昭和時代のはじめ、鉄道網の発達に伴い空前の行楽ブームが到来すると、鳥の目で見下ろしたように描いた案内図として各地の宣伝と集客のために多数作成されていた。中でも有名なのが大正から昭和にかけて活躍した吉田初三郎が描いた鳥瞰図ということだ。大胆な構図や鮮やかな色彩で人気を博したとされている。

イメージによって伝える情報

鳥瞰図の肝は、印象的な場所や情景、ランドマークなどをデフォルメして高い技術で描写されているところにある。メッセージをイメージによって、情報を人の心や感情に訴えかけることによって効果的に伝えている。イメージとは、心に思い浮かべる像や情景。ある物事についていだく全体的な感じ。心像。形象。印象。また、心の中に思い描くこととある(デジタル大辞泉より引用)。大正時代から昭和初期の行楽ブームで広まった観光案内としての鳥瞰図の表現技法は、現在でも広く受け継がれている。コロナ禍でなければゴールデンウイークは旅行シーズンでもある。今年は、巣籠もりで大正ロマンを感じられる鳥瞰図を眺め、印刷製品のイメージ価値を感じるには良い機会かもしれない。

(CS部 古谷芸文)

印刷営業20日間集中ゼミ(2021/5/10~6/4)https://www.jagat.or.jp/archives/81764

オンライン印刷ビジネス開発実践講座 https://www.jagat.or.jp/archives/85259

【オンライン】情報の活かし方とアイデア発想法https://www.jagat.or.jp/archives/85395

入社2年目・印刷基礎4講座

「印刷基礎の4講座」 6月に開催
  ~2020年入社社員のための基礎知識再確認~

 コロナ禍で多くの混乱の中入社した2020年度の新入社員。実際の勤務としてはテレワークも多く、職場で自然と身につけていったはずの雰囲気や考え方の習得機会を逃し、新入社員自体も不安な状態かもしれないなのではないだろうか。
 ある機関の調査によると、新人研修のプログラム内容については、6割近くが「習得してもらう内容・要素をやむを得ず減らした」としている。人事担当も新入社員の一人ひとりの特性を十分に把握しきれず、今後のどういう教育をしていったらいいかの不安をかかえているとこともあるだろう。このように十分な教育を受けられずに1年を過ごしてきたとしても、2年目以降からは更にある程度自分で自律し、自らモチベーションをあげていかないといけない。
 昨年の7月にJAGATでは印刷会社81社の経営者、人事担当者にアンケートを実施した。【図1】のように、印刷会社の経営者や人事担当者が今までより強化していく教育機会の提供方法は、研修機関主催のセミナー(44.4%)オンライン研修(42.0%)、資格試験取得(25.9%)を考えている。こうしたことをふまえて、JAGATでは2020年入社の方に基礎知識を再確認してもらうことを目的に「印刷基礎の4講座」開催する。1年前教育機会に恵まれなかった2年目社員に是非、教育機会を設けていただきたい。

【図1】   
    

【関連記事】
  コロナで失われた新卒2年目の教育機会を取り戻す!

『印刷基礎4講座』
 ~基礎を確認してワンステップアップ~ 続きを読む

印刷技術知識を深める実技研修会

4月に入ってから新入社員は社内で又は外部の新入社員講座に参加して勉強しながら、少しずつではあるが社会人としての意識をもち始めているころだろう。JAGATでも印刷技術基礎の習得・ビジネスマナーの基本確認・コミュニケーションスキル向上を柱としてこれから印刷会社で働く新入社員が知っておくべき基本的なことを解説している。

 

実技研修を通じて印刷知識をより早く身に付ける

「新入社員養成講座」では印刷の基礎知識とマナーを組み合わせた入門講座として、印刷業および関連産業の新入社員が多数参加した。「印刷製作入門講座(講義編)」はデザイン・制作・刷版・印刷・製本加工の製作工程分野と印刷材料について新入社員に必要とされる印刷技術知識を解説している。ここまでは、多くの会社でも行っている研修ではあるが、JAGATでは新入社員に印刷に対する理解をより深めてもらうことを目的に「印刷製作入門講座(実技編)」を開催している。
この研修は3日間にわたって行われる。1・2日目はMacintosh を使用したDTPの実習であり、3日目は、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実際の実習ではなく、印刷機の機構や印刷現場の作業についてサンプルを提示しながらの解説となる。
新入社員にとって専門用語が多い印刷技術知識を座学だけでは容易に理解できるものではないが、実技研修を通じてより早く印刷制作に対する知識を身に付けることができる。

DTPソフトを実際に体験

DTP実習ではMacintoshを使ってIllustratorで図版を製作し、Photoshopで写真の画像補正を行う。制作したパーツをInDesginで組版、レイアウト作業をして印刷用データを作成する。
印刷現場については、元印刷機械メーカーで機械修理や印刷障害対策に従事され、印刷現場の予防保全活動をしていた方を講師に迎え、その豊富な経験をふまえて印刷機の構造や印刷現場の作業について分かりやすくオンラインで解説する。さらに、会場でも印刷版、ブランケット、インキ、用紙見本などのサンプルを用意して実際に触れてもらうことによりオフセット印刷の特長を理解していただく。

参加者に望むこと

オフセット印刷機は鉄の塊であり頑丈な機械ではあるが、印刷物の仕上りに影響を与えるいろいろな変動要素があり素人が扱えるものではない。印刷現場に配属される人は講義を受けた知識を基礎に印刷作業に関わるスキルを積んで印刷オペレーターとしてのプロになってもらいたい。企画・デザイン・制作・営業に配属される人は直接印刷機を操作することはないが、自分が進行させているものが現場でどのように印刷されていくかを頭の中で思い浮かべながら仕事ができるようになってもらいたい。また、総務や事務職に配属された人は自社の工場にはどういう印刷機があり、現場の人はどういう作業があるかを理解してもらいたい。

                           (CS部 伊藤禎昭)

 

●4月14日(水)~16日(金) 10:00~17:00
「印刷製作入門講座(実技編)」

教えることで学ぶラーニングピラミッド

~社員の主体性を育てる~

社員教育において効果を上げるには、社員自身のそれぞれの主体性がカギを握る。「勉強しろ!」「努力しろ!」という掛け声だけでは効果は上がらない。目標とプロセスを共有すると同時に社員の主体性が重要になる。学びの場、教育の場を如何につくれるかが鍵を握る。学びの場は、知識を詰め込むことやセミナー等に参加せるだけでは効果は望めない。自分で課題を見出して気づきのプロセスを体験させることが大切だ。中でも“教えるプロセス”が高い効果が得られるとされる。自身が覚えた知識や課題を発見し解決できたことを他者に教えることだ。考えが整理され、主体性が発揮される。アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果で、7つの学習方法を学習の定着率順に並べたラーニングピラミッドでは、学習方法がしっかり頭に残るかを分類してピラミッド型にまとめている。ラーニングピラミッドを見ると、単に講義を受けているだけでは学習定着率が5%と低く、覚えたことを他の人に教えると学習定着率が90%になっている。つまり、受動的な環境ではなく、能動的になる環境が効果的だと示している。

  • Lecture(講義)…5%
  • Reading(読書)…10%
  • Audiovisual(視聴覚)…20%
  • Demonstration(実演説明)…30%
  • Discussion Group(議論し合うグループ)…50%
  • Practice Doing(練習)…75%
  • Teaching Others(他者に教える)…90%

一方、能動的な学習の場は、社会人になればなるほど少ないのが現状だ。リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2018」によれば、1年間に自分の意志で仕事にかかわる知識や技術の向上のための取り組みをした雇用者の割合は、33.1%という数字になったということだ。7割弱の人が学ぶ習慣を持っていないということになる。社員の学ぶ機会をどうつくっていくかは、企業の競争力を強化する上でも重要な課題となっている。そもそも教育は、educationと英訳される。educationとは何か?educoというラテン語から来たもので「人間の内部にもともと備わっている才能を引き出す」という意味だ。社員の学ぶ習慣をつくることは、企業の日常活動においても育むことができる。学びの機会は、何もセミナーや資格取得に限ったことではない。改善活動などの仕事の中にも機会は身近にある。様々な教育ソリューションもその上で効果が高まると考えられる。

(CS部 古谷芸文)

4月のセミナー開催予定 https://www.jagat.or.jp/cat3

コロナ禍で高まる学習意欲~ニューノーマル時代の学びの機会

コロナ禍は、我々の生活やビジネスなどあらゆる面において影響を及ぼしてきたが、このような状況において、人は学習意欲が高まるということがわかった。ニューノーマルといわれる時代に、さまざまなオンライン化が進んだが、学びの形態もそれが定着しつつあり、オンライン学習は新たな日常となるであろう。 続きを読む

実務を復習して若手営業のさらなるステップアップを

若手営業は業務を振り返って基本知識を確認し、不足部分を補いながら業務を進めることが自らの成長につながる。

 

業務知識の復習の機会を

新型コロナウイルスの影響で、若手営業教育も例年とは違って十分な時間をとれないまま各部署に配属を決めた企業も多い。それでも、若手営業はそれぞれの職場環境の中において、仕事の内容を一応ひと通り理解しているころだ。こういうときに、もう一度基本事項を復習できる機会があれば、さらに理解を深めるとともに今後の仕事の進め方を見直すこともできる。
JAGATでは若手社員の中でも営業マンを対象に印刷見積りの基礎と営業の基本プロセスをテーマとしたセミナーを3月に開催する。

 

復習の必要性

若手営業が今までの業務のやり方を見つめ直すことができれば、忘れていた知識を思い出しもう一度基本に戻ることができる。入社直後の研修では業界用語や仕事の実態がわからないため、単に聞くだけになりがちで、実感をともなう知識やスキルとして身につけることは難しい。その点、ある程度の実務経験を積んでから基本事項を学習すると、自らの体験と照らし合わせ、曖昧な部分も理解できるようになる。
また、配属されて実務に就いて時間が経過すると、不安が表面化して自信がぐらついてモチベーションが低下することもある。こうした場合も、業務を見直すことにより仕事に対する疑問点や迷いを解消させることもできる。会社がフォローアップ教育をしてあげることは社員育成に必要なことであり早期離職の防止にもつながる。

 

顧客との関係を密に

営業の仕事でノルマを達成することは大きな目標だ。いろいろな業務の中でも特に大切なことは見積もりに関することと顧客との人間関係づくりなどの日常活動だ。顧客は提出された見積書について説明を求めてくることがある。ここで曖昧な説明やミスがあっては信用を失い受注できなくなることもある。
例えば16ページのカタログを印刷する場合、全版または半裁の用紙に印刷することがある。これはページを面付けすることにより作業の効率をあげるためだ。よくある話で、「前回より1ページ(実際は両面で2ページ)増えただけなのに、見積もりの印刷金額ががなり上がった」というこという顧客もある。これは、作業の効率が悪くなりコストアップになったためである。逆に1ページ減ったからといって、コストダウンには繋がらない。ここで営業は、オフセット印刷はコピー機と違い面付けをして効率良く作業をしていることを含めて印刷工程の内容をしっかり説明し納得してもらわないといけない。また、こうしたことは営業が人間関係を構築できていれば顧客も説明内容を受け入れやすくなる。
顧客とのコミュニケーションを保つには印刷工程をしっかり理解した上で見積書を作成し、かつ普段からの顧客の意に沿った営業活動をしておくことが重要だ。これは決して簡単なことではない。やはり営業自身の業務内容を振り返って自分に足りない知識を見つけ、補充しながら自ら成長していくことが大切である。

(CS部 伊藤禎昭)

 

●関連セミナー
【オンラインセミナー】印刷見積り基礎講座(講義)
2021年3月18日(木)13:00~17:00

【オンラインセミナー】印刷営業の基本プロセスと実務知識
2021年3月22日(月)13:00~17:00