印刷・製本関連」カテゴリーアーカイブ

重要な湿し水の温度コントロール

湿し水はインキとのバランスを一定に保つために冷却しておくことが大切だ。

多くの会社がアルコールを使用していない

現在オフセット印刷機の湿し水装置は連続給水タイプが主流だ。この装置はアルコールを使用することが前提になっていたが、今では使用しないで印刷する会社が多数を占めている。
 アルコールを添加すると湿し水の比重が軽くなり、表面張力が低下して版面の濡れが良くなる。さらに、湿し水を粘らせて水ローラー間のニップを通る水の膜を厚くして、版面に安定した湿し水を供給できる。しかし、オフセット印刷の現場で働くオペレーターの中でアルコールが原因で健康を害する報告が多数出たことから、作業環境を改善するためにアルコールを使用する会社は少なくなった。
現在ではアルコールに代替するエッチ液が市販されている。この中には水を粘らす材料と界面活性剤が少量加えられている。アルコール不要となったが、湿し水には温度コントロールが重要だ。

ポイントは水舟内の温度を7~10℃で維持

インキの表面に湿し水が付着し、ローラーのニップを通過していくうちに湿し水が微細化され,インキの中に分散化するようになる現象を乳化という。印刷には15~17%の乳化率が良いとされているが、高速で印刷されるとインキローラーの熱が上がって、インキは熱のためタックが低下して柔らかくなる。そこで通常温度の湿し水(15~18℃)に付着すると必要以上にインキの中に混入されてトラブル(乾燥不良、裏移り等)が生じてしまうので、湿し水を冷却する必要がある。
湿し水の温度コントロールには冷却強制循環装置が使用されており、通常は水舟内で7~10℃になるように設定されている。その理由は、冷却された湿し水は常に版面に接触して版の表面温度は低くなる。そして、版面上の冷たい湿し水がインキと接触すると、インキローラーを通過して温まったインキが瞬間に固まろうとし、同時に湿し水を取り込まないように作用する。そのためインキは過剰な乳化を起こさず、網点が素抜けしないで印刷される。インキの乾燥も遅れることはない。
また、湿し水を冷却しておくことによりドットゲインを小さく抑えられる。普通の温度(15~18℃)の湿し水とのドットゲインの差は4~5%程度の差があるといわれている。
このように湿し水の管理は品質安定のためには大切な要素であり、温度とともに湿し水循環装置を点検しながら作業する必要がある。

(CS部 伊藤 禎昭 )

関連講座
6月15日(土)10:00~17:00
実践!トラブル解決から予防・品質向上へ②
「品質向上のための印刷材料知識」編

印刷技術をより早く習得できる実技研修会

新入社員にとって、専門用語が多い印刷技術知識は座学だけでは容易に理解できるものではないが、実際にDTPソフトや印刷機械の操作をすることにより、理解を助け印刷に対する興味をより深めることができる。

DTPソフトを実際に体験

JAGATでは毎年、新入社員を対象にした印刷製作入門講座(実技編)を開催している。この研修会は3日間にわたって行われる。1・2日目はMacを使用した製作の実習だ。Illustratorで図版を製作し、Photoshopで写真の画像補正を行う。こうして制作したパーツをInDesginで組版作業をし、旅行用チラシの印刷用データを作成してPDFで保存する。

オフセット印刷機を操作

印刷実習では最初にデータを面付けし、RIP処理をしてプレートセッターでCMYK4版を出力する。そして、印刷作業の一連の流れを確認する。
自社の印刷機でも現場関係者以外の人は操作できないが、実習では直に印刷機に触って操作できることが貴重な体験だ。例えば紙積作業で参加者は用紙をフィーダーにうまく積めず四苦八苦する。この作業だけでもスキルを要することを実感できる。印刷工程には細かい作業がたくさんあり、どれかひとつでも不完全な状態にしていると印刷機がストップする。印刷作業は高いスキルをもったオペレーターに支えられていることを理解してもらえる。

参加者に望むこと

オフセット印刷機は鉄の塊であり頑丈な機械ではあるが、印刷物の仕上りに影響を与えるいろいろな変動要素があり素人が扱えるものではない。印刷現場に配属される人はこの実習で体験したことを基礎に印刷機に関わるスキルを積んで印刷オペレーターとしてのプロになってもらいたい。企画・デザイン・制作・営業に配属される人は直接印刷機を操作することはないが、自分が進行させているものが現場でどのように印刷されていくかを頭の中で思い浮かべながら仕事ができるようになってもらいたい。また、総務や事務職に配属された人は自社の工場にはどういう印刷機があり現場の人間にはどういう作業をしているかを理解してもらいたい。
印刷会社としては新入社員にこの実技研修を受講してもらうことにより印刷技術への理解を深めて今後の成長につながることが期待できる。

関連講座
5月8~10日 10:00~17:00
「印刷製作入門講座(実技編)」

印刷を製品として保証する品質管理へ

印刷業の品質管理の現状は、顧客に対しての工業製品規格としての提示がまだまだ十分とはいえない。例えば、現在、国際的に品質管理について定義されているものは、ISO9000s品質マネジメントシステムでは、次のように定義さている。
 •品質マネジメント
 「品質に関して組織を指揮し、管理するための調整された活動」
 •品質管理
 「品質要求事項を満たすことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」
マーケティングの定義のように難しい印象がある。
ポイントを工場マネージャー養成講座(JAGAT主催)よりまとめれば、以下となる。
 ①顧客の要求する品質、価格、納期
 ②品物やサービスを安く早く効率よく
 ③各社固有の技術だけではなく管理技術

となる。
全社を上げて標準化に取り組むことが効果的である。


標準化は、品質基準(的)をきめて、基準に収まるように標準作業(手順)を決めることだ。品質基準(的)の設定の難しい。顧客の主観や官能的な多種多様化するニーズがあるからだ。コツは、固定すべき基準と顧客にニーズに合わせて変動する要因を分けることだ。印刷の品質評価は、ドットゲイン、濃度、カラーバランス、コントラスト、トラッピング、ドライダウン等の印刷品質を決定づける要因に基準値がある。これは、製造品質を保つ上で固定すべき数値だ。トラブルを回避するためにも守るべき必須要因になる。変動要因は、営業活動で顧客ニーズを掴むことやマーケティングのしくみをつくることであろう。固定すべき製造適正の的が構築されることで、印刷業のプロとして顧客ニーズへの的に当てるコントロールが磨けるのだ。
品質管理は、全社を上げて取り組む必要がある。改善活動の効果的な事例では、リーダシップが重要だ。社員ひとりひとりの主体的な活動や意識の向上に苦慮するところだ。例えばQC七つ道具の一つである特性要因図づくりではワークショップで改善活動の効果的を上げている印刷会社もある。トップダウン型よりもボトムアップのしくみづくりが効果を上げることがあるようだ。

CS部 古谷芸文

◆5/11(土)開講
第5期「工場マネージャー養成講座」

2019年5月に開講する「工場マネージャー養成講座第5期」は、工場改善と品質管理の基礎からマネジメントまで学べる。

【仙台開催】印刷現場のひと工夫で、トラブル防止と品質安定を

■印刷の品質を維持するためのテクニック!
印刷トラブルを防ぐには、何か特殊な装置を使って特別なことをする必要はありません。印刷現場で見落としがちなちょっとしたことにひと手間かけるだけで、品質向上や問題の早期解決に役立ちます。
印刷業界50年のベテラン講師が、テクニカルアドバイザーとして、全国の印刷現場を回りながら長年培ってきた経験をもとに、品質維持に必要な印刷機のメンテナンスや印刷材料の管理方法のコツを豊富な事例でじっくり解説します。

主な講義内容

◆気が付かない印刷現場のちょっとした工夫で品質が変わる。
◆高級マシンの印刷機を正しく理解して使うには。
◆印刷材料(消耗部品含む)を正しく選んで使おう。
◆湿し水の品質に影響する重要性と管理。
◆高感度印刷の品質維持には?
◇印刷機の維持管理~安定した品質を維持するために!

開催日程・開催時間

2019年2月22日(金) 16:00-18:00

対象

・オフセット印刷部門のオペレーター、リーダー、管理者など

定員

40名(最少催行人数10名)
※開催1週間前で申込が10名に満たない場合は、中止とさせていただく場合がございます。

講師

小林 啓吾 プリンティングアドバイザー/JAGAT専任講師)

静岡県内の印刷会社を経て、1996年富士フイルム株式会社吉田南工場研究部に入社。 テクニカルアドバイザーとして各社メーカーの枚葉機、オフ輪印刷機の印刷条件テスト、 品質テストの評価に従事。 2002年富士フイルムグラフィックシステムズ株式会社入社。 各地の印刷トラブル現場に赴き、印刷の品質安定化と工場内の環境を検証、改善に向けての勉強会等を担当。 現在はプリンティングアドバイザーとして全国の印刷会社を中心に、印刷機械のメンテナンスや技術指導を実施し、 印刷物の品質向上、トラブル解決等で高い評価を得ている。枚葉油性印刷の速乾性高品質印刷での開発指導者。

会場

宮城県印刷会館
(仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL:022-284-7586)

参加費(税込)

JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員 7,560円 / 一般 10,800円

お申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
(022)232-9249
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の前日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

七十七銀行 東卸町支店(当座)No.5013968  ミヤギケンインサツコウギョウクミアイ

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3112

お申し込み及びお支払に関して
宮城県印刷工業組合   電話:(022)284-7586

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会
協力:東北地区印刷協議会

2019/7/18 印刷業で知っておきたい製本加工の基礎知識 お申込み

セミナー名:印刷業で知っておきたい製本加工の基礎知識
開催日:2019年7月18日(木) 14:00-17:00
参加費:JAGAT会員:12,960円(税込)/一般:17,280円(税込)
詳細案内ページ

・申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
・申込フォームにメールアドレスを入力した後「Enter」ボタンを押すと、フォームの内容が送信されてしまいます。恐れ入りますが、「Tab」ボタンを使う、マウスを使うなどの方法で移動お願いします。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

0.参加費用

JAGAT会員(12,960円)一般(17,280円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。
メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

5.JAGATからのご案内について

よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。
不要の方はチェックを入れてください。
JAGATからの案内を希望しない


お申込みありがとうございます。登録完了メールをお送りいたしました。
しばらくしてもメールが届かない場合は、お手数ですが再度ご登録いただくか、
webmaster@jagat.or.jpまでお問合せください。

印刷現場の自然災害対策と危機意識

最近の日本列島は地震・雷・台風・水害など自然災害にみまわれ、甚大な被害が発生しているのは周知の通りだ。印刷工場でもこうした災害に対する危機意識をもたないといけない。ここでは地震と雷対策の一例を紹介する。 続きを読む

15講座内容 第21期プリンティングコーディネータ養成講座

■第21期「プリンティングコーディネータ養成講座」各講座内容

第1・2回目 価値を生む印刷手法と高付加価値ディレクション
       「効果的な特殊印刷・加工技術の活かし方」

研修名

価値を生む印刷手法と高付加価値ディレクション
「効果的な特殊印刷・加工技術の活かし方」

主な内容

①   様々な印刷表現技法の見方、考え方を解説

②   完成度の高い印刷表現

作品に見る意図にそった表現方法や印刷手法、加工技術の使い方について事例を交えて解説。

③   印刷の今後の可能性

人の感動の原点を探り、今後の印刷表現技法の提案の方向性をコメント。

講師名

久保田 秀明(クボタ ヒデアキ)氏
 

情報コミュニケーション・グラフィックアーツセンター

シニアクリエイティブディレクター

凸版印刷株式会社

講師略歴

凸版印刷株式会社 トッパンアイデアセンター クリエイティブ本部GAC部 シニアクリエイティブディレクター。1979年凸版印刷株式会社入社。2007年グラフィック・アーツ・センター センター長就任。2012年より現職。プリンティング・ディレクション部門活動と各種クリエイティブ協会・諸団体との関係強化を担う。シニアクリエイティブディレクターとしてデザイン分野で幅広く講演、企画支援活動を行っている。

第3回目 印刷物の品質管理セオリーを学ぶ
       「品質アップと安定化に必要な印刷知識」

研修名

印刷の品質管理のセオリーを学ぶ

「品質アップと安定化に必要な印刷知識」

主な内容

 

印刷物の良し悪しを判断することはなかなか難しい。それはクライアントニーズによって決まるのが原則だからだ。

「印刷技術」の領域から品質評価を見た場合はどうか。

ドットゲイン、濃度、カラーバランス、コントラスト、トラッピング、ドライダウン等印刷品質を決定づける要因がいろいろある。印刷の立場から品質評価ができる目と知識を持つことは、印刷メディアのプロ(製造・営業)として重要である。

品質評価要因をしっかりと技術的に理解することで、品質情報を広く深く読み取る力を養い、トラブルの事前防止、また企画への提言を行い、クライアントとの信頼関係をつくる。

 

講師名

吉川 昭二氏
(株)サンエー印刷 常務執行役員JAGAT専任講師)

講師略歴

1957年東京生まれ。
明治大学卒業後、1981年より印刷会社に30年余り勤務しプリプレス~印刷の品質管理やISO運用、製造工程の管理を行う。
JAGAT専任講師として、セミナーや全国印刷会社の企業診断・指導に携わり、わかりやすく歯切れのよい解説により、セミナー等では毎回好評を博している。
また、業界誌にも執筆を続けている。

第4・5回目  クリエイターから見た効果的なデザイン表現
        「デザイン設計の基本セオリー」

研修名

クリエイターから見た効果的なデザイン表現

「デザイン設計の基本セオリー」

主な内容

レイアウトの基本に始まり、文字、写真やイラスト、グラフや表、配色にいたるまで、さまざまなパーツを効果的にデザインレイアウトするための手法をパターンや法則として解説し、実際に演習で体験する。

講師名

 樋口  泰行氏

グラフィックデザイナー

講師略歴

大阪芸術大学グラフィックデザイン科卒。

海外向け広告代理店でのディレクターを経て、グラフィックデザイナーとして独立。 グラフィックやプレゼン制作をメインに活動。平行してクリエイティブ関係のテクニカルライティング・取材執筆などを行う

 

第6回目  インキの基礎知識とバリエーション
        「付加価値の高いインキへの開発への挑戦と市場」 工場見学&講義

研修名

インキの基礎知識とバリエーション  工場見学&講義

「付加価値の高いインキへの開発への挑戦と市場」 

主な内容

印刷の五大要素とは「原稿・版・印刷機・インキ・紙」と言われております。これらすべてについて熟知することが必要ですが、普段の仕事をしながら知識を広げるのは難しいと思います。通常の色インキ(プロセス、中間色)とは異なる発色、特殊な用途に使用されるインキを取り上げます。これらのインキは一般のものより商品価値の高い印刷物や、特殊な機能性を付加した印刷物に使用されます。インキから広がる価値を考える機会に。

講師名

株式会社T&K TOKA

http://www.tk-toka.co.jp/

〒354-8577埼玉県入間郡三芳町竹間沢283番地1

Tel 049-258-1611 Fax 049-259-1771

<集合日時場所>

東武東上線「みずほ台駅」改札口 13時集合  

※タクシー乗合で本社工場へ

会社情報

各種印刷用のインキ及び印刷用、塗料用、接着剤用合成樹脂の製造・販売を手がけている同社。主力製品である『UVインキ』は国内シェアNO.1.印刷業界の環境効率向上をリードしています。

 

第7回目  UVインクジェット印刷と表現への挑戦
       立体表現とPOPの提案事例」 工場見学&講義

研修名

UVインクジェット印刷と表現への挑戦

「立体表現とPOPの提案事例」 工場見学&講義

内容PR

数々の挑戦によって培われた幅広い発想力と表現力で、お客さまのアイデアをさらに良いかたちで実現する方法をご提案いたします。展示会INK DE JET!JET!JET!(株式会社ショウエイ主催)では、展新進気鋭クリエイターによりUVインクジェットプリンターを使って、ポスターと立体作品のデザイン制作に挑戦して表現技術の追求とPRに取り組んでいます。

講師名

株式会社 ショウエイ

www.shoei-site.com

 

辻 智和氏 <事業企画室 室長>

〒112-0005 東京都文京区水道2-5-22

TEL03-3811-6271 FAX03-3811-6276

電車でのアクセス : 東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅 4番出口より徒歩5分

<集合日時場所>

東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅 改札口

会社情報

画像処理、製版、印刷までのワンストップソリューション

感覚的なニュアンスを的確に捉える

常に最新の印刷技術や市場動向に目を向け、お客様のニーズに十二分にお応えする製品の提供に努めています。製版・印刷・加工の全工程にわたって専門知識に基づくアドバイスを行い、お客様の求める感覚的なニュアンスやディテールの過不足を現場に直接伝達して、微調整の工程まで責任をもって立ち会います。

 

常に最適な手段を考え続ける

製版業として半世紀にわたり、職人の技と感性、仕上がりをチェックする厳しい目を鍛えあげてきました。なかでも画像修正・合成・色調変換などのフォトレタッチは、私たちの最も得意とするクリエイティブワークです。アナログ時代から完全デジタル化に移行した現在まで、数々の実践を通じて蓄積してきた技術とノウハウは、高い評価をいただいています。

徹底したアフターケア

原稿データや在版の保存・管理に細心の注意を払い、再版時の利便性や情報保護の安全性といった納品後のサポートにも万全を期しています。

 

第8回目  製本加工のディレクション
       並製本と上製本のトレンドを学ぶ」 工場見学&講義

研修名

製本加工のディレクション

「並製本と上製本のトレンドを学ぶ」 工場見学&講義

主な内容

 

<見学のポイントと講座>

・上製本、並(仮)製本に必要な工程を内製化している

・世界最高水準のPUR製本に関する設備を有している

・自社で設備の開発・設計を行う

・他社にない多様な造本を可能にしている

<講座内容>

製本で大事なこと。 ①しっかりと綴じる  ②読み(使い)やすい

・製本加工のポイント ・製本の主な工程 ・造本の手順とポイント ・PUR製本

・見積りをつくる  ・Finishing First  ・

講師名

加藤 隆之氏

加藤製本株式会社 代表取締役 

http://www.katoseihon.com/

〒162-0811 東京都新宿区水道町4-3

Tel 03-3268-0211

<集合日時場所>

加藤製本株式会社 入口

 

講師略歴

91年、産経新聞に入社、社会部などで記者を務めた後、98年に加藤製本に入社。03年に渡欧し、国内で初めて本格的なPUR製本のノウハウを持ち帰る。08年、世界初のPUR無線上製の開発に成功。翌年アジア初のPUR横糊を手掛ける。13年、丸背のフランス、小口折装を開発(登録実用新案)。 14年、並製本の栞紐つけ機を開発(特許出願中)。15年、西岡製作所と共同でトライオートの自動化を実現し、丁合からの一貫ライン構築に成功する。2014年2月に代表取締役に就任。後加工に関する記事を多く執筆し、セミナー、講演も行う。現・日本文学振興会理事。

 

第9回目  製本コンシェルジュ概論
       「クリエイターの発想、本づくりのアイデアを形に」 講座

研修名

製本コンシェルジュ概論

「クリエイターの発想、本づくりのアイデアを形に」 

主な内容

<製本コンシェルジュ>

「製本技術を駆使した造本を」

本の内容や世界観などにあわせて、従来にない新しい形態の本を作ろうとした時には、製本コンシェルジュの力が必要になります。

「この本は、開きやすく読みやすいを求められているので、本の綴じ方はこの方法を使って、用紙はこの銘柄のこの厚さのものを使おう」

造本に関しての知見から、最適な仕様を選びだして新たなアイデアを形にするのが製本コンシェルジュの仕事です。

製本コンシェルジュは、製本に関する広く深い知識を駆使し、製本技術をコーディネートして、様々な本づくりのご要望に応えます。

講師名

岩瀬 学氏

図書印刷株式会社

製本コンシェルジェ(担当部長)

https://www.tosho.co.jp/make/takumi/seihon/

 

 

講師略歴

製本の現場で長く、難解で一筋縄ではいかない製本を手掛ける。 ブックデザイナーの祖父江慎さんがTBSの情熱大陸に出演された際にも難解な製本を手掛けて登場し、また名久井直子さんが同じく情熱大陸に出演されたときにも製本パートで登場した。

 

第10回目  クリエイターの発想を活かした付加価値の高い製本と特殊加工
      「チームワークとディレクションのポイント」 工場見学&講義

研修名

クリエイターの発想を活かした付加価値の高い製本と特殊加工

「チームワークとディレクションのポイント」

 工場見学&講義 

主な内容

 

自らが、長い現場経験から培った製本の幅広い知識に加え、デザインに関する造詣の深さから「伝える」という紙メディアの強みを活かしたものづくりのノウハウも持つ。活動内容をバインディングディレクターと命名。数々のデザイナー、クリエイターからの相談を実現しながら、これまで製本技術に数々の改革を実現してきた事例を交えて解説。工場見学では、現場で製造ラインの各担当社員が、製本加工技術の説明を行う。

 

講師名

篠原 慶丞 氏

有限会社篠原紙工 代表取締役

(バインディングディレクター)

http://www.s-shiko.co.jp/

(アクセス)

〒136-0072東京都江東区大島5-51-13  Tel 03-5628-0608 

【最寄り駅】

都営新宿線「大島駅」 A5出口 より 徒歩5分

<集合日時場所> 都営新宿線「大島駅」改札口

講師略歴

 

有限会社篠原紙工へ入社後、現場オペレーターを経て2013年代表取締役に就任。

現場経験で培った印刷と製本の幅広い知識に加え、デザインに関する造詣の深さから、「伝える」という印刷媒体の持つ本質的な役割を体現できる唯一のバインディングディレクターとしてデザイナーやクリエイターの方達から絶大な信頼を得ている。その他、6社で結成した紙のステーショナリーブランド「印刷加工連」の代表及び紙の可能性を広げる実験場「Factory4F」の代表を務め、日々精力的な活動を展開している。

 

 

第11回目  印刷用紙の基礎知識とディレクション
  高級印刷用紙の開発~特性と製法、開発事例について~」 工場見学&講義(静岡会場)

研修名

印刷用紙の基礎知識とディレクション

「高級印刷用紙の開発~特性と製法、開発事例について~」 

工場見学&講義(静岡会場)

開発事例

<高級印刷用紙について>

手ざわりがよく、風合いがあって、しかも写真やイラストをあざやかに刷ることのできる紙の開発。新しい印刷用紙「エアラス」が誕生した。紙の繊維を自在に操るファンシーペーパーの技術を応用し、手ざわりの柔らかさを残したまま、インクをしっかり着肉できる紙の表面を開発。エアラス、Mr.B、ミセスB-Fなど、手触り感と印刷発色にこだわった高級印刷用紙は、クリエイターの間でも話題。印刷用紙は広い意味でのファンシーペーパーだと位置づける。

 

講師名

特種東海製紙株式会社

https://www.tt-paper.co.jp/

(アクセス)

三島工場

住所:〒411-8750 静岡県駿東郡長泉町本宿501

電話番号055-988-1110

会社情報

 

5,000種類を超える特殊紙を作っています。それぞれに特長があり、それぞれに紙づくりの技術が使われています。

クリーン度の高い、機能の複合ができる、紙姿勢のいい紙を小ロットから製造。特種東海製紙では、お客様のニーズに合わせた紙をオリジナルで製造しています。

特殊素材、例えば、お菓子の美味しさを引き立てるパッケージ、作品の個性を際立たせるブックデザイン、偽造を防止する有価証券、プライバシーを守る親展ハガキ用紙など。

 

 

第12回目  伝える画像表現と撮影の現場
      デジタル撮影と画像処理の現況」 撮影スタジオ見学&講義

研修名

伝える画像表現と撮影の現場

「デジタル撮影と画像処理の現況」 撮影スタジオ見学&講義

主な内容

コマーシャル写真撮影の現場、スタジオにて実施。

撮影現場にて、商品の魅力を引き出す撮影技法の解説

機材の解説。

フォトレタッチについて解説。

デジタル画像分野の今後のビジネスについて。

 

講師名

前野 漠 株式会社スタジオバク 代表取締役会長 

佐々木 綱秀  株式会社スタジオバク 取締役社長 

株式会社スタジオバク

http://www.st-baku.co.jp/

〒135-0047 東京都江東区富岡1-21-8 tel 03-3820-8912 fax 03-3820-8913

<集合日時場所>

東京メトロ東西線「門前仲町駅」西船橋方面改札口

 

会社紹介

コマーシャルフォトの撮影・広告物の企画制作全般創り、楽しみ、わくわくさせるスタジオバクはお客様の伝えたい「心」を形にするクリエイティブ・カンパニー。おいしそうな料理、美しい貴金属、住みたくなるような住宅、着たくなるようなファッション、そして膨大な商品撮影についても当社の広いスタジオとスタッフが短期間に対応いたします。お客様より求められるイメージを正確に理解し、「どのように見てもらいたいのか?」を冷静に判断。時代を読み取り、センスと新しい技術で被写体を磨き上げる。フォトグラファーが持つべき基本であるとスタジオバクは考えています。

 

第13回目  スクリーン印刷と表面加工の可能性
      インキ、素材、印刷技術の効果的な組み合わせで価値を創る」 工場見学&講義

研修名

スクリーン印刷と表面加工の可能性

「インキ、素材、印刷技術の効果的な組み合わせで価値を創る」 工場見学&講義

講座内容

スクリーン印刷の基本知識

スクリーン印刷の製造工程と特徴

スクリーン印刷技術による提案事例と商品開発について

 

講師名

内藤プロセス株式会社

http://www.naito-p.co.jp/

〒332-0003埼玉県川口市東領家2丁目16番8号

TEL 048-224-7145 FAX 048-224-5105

<集合日時場所>

埼玉高速鉄道(東京メトロ南北線)「川口元郷駅」2番出口 

会社情報

【 営業内容 】

 * スクリーン印刷を中心にオフセット印刷 ・ シール印刷等印刷全般

 * デザイン & SPツールの企画・製作・製造

 * プラスチック 素材・ 紙 素材等へのあらゆる加工

   ( ラミネート ・ 抜き加工 ・ 成型加工 ・ 箔押し ・ 蒸着加工 )

 * 一貫製作によっての最終製品(完成品)

   デザイン→原稿作成( データ作成 )→製版→刷版→印刷→加工→検品→納品

【 営業品目 】

 * ポスター ・ディスプレー ・POP ・ クリアファイル ・ DM ・出版書籍物表紙

 * パッケージ( クリアケース ・ 化粧品パッケージ )

 * トレーディングカード ・ ステッカー ・ サインパネル ・ タペストリー

 * 機能性印刷 ( バーコ ・ 香料 ・ 蓄光 ・ 発泡 ・ 厚盛 ・ スクラッチ ・ ラメ   )

 * ミラクルヴィジョンフラッシュ ( 実用新案認定 )

 * ミラクルヴィジョンプリント ( 特許取得 )

 * チェンジング印刷(特許取得・2014.8)

 * フラッシュ成形法

 

第14回目  顧客のニーズを満たす幅広い表現と技術のコーディネーション
      デジタル印刷技術の現況と可能性」 講義

研修名

顧客のニーズを満たす幅広い表現と技術のコーディネーション

「デジタル印刷技術の現況と可能性」 

講師名

 

宮本 泰夫(ミヤモト ヤスオ)氏
株式会社バリューマシーンインターナショナル

取締役副社長

講師略歴

1993年より東洋インキ製造株式会社、HP Indigo社製デジタルオンデマンド印刷機の技術、アプリケーション開発、ならびにデジタルフロントエンドの企画、開発を担当。

2001年より印刷系ITベンチャーにてシステム開発、ソリューション開発責任者としてオンデマンド印刷のアプリケーション開発に従事。

2003年同社退職し、バリューマシーンを設立、現在に至る。デジタル印刷ならびにバリアブル印刷・Web-to-Printを中心としたビジネスコンサルティングを数多く手掛ける。

 

 

第15回目  特殊印刷/加工企画のディレクション
      技術の特徴と使い方のポイント、トラブル対策」 講座

研修名

特殊印刷/加工企画のディレクション

「技術の特徴と使い方のポイント、トラブル対策」 

主な内容

1.箔押し

2.表面加工(ニス、PP、プレスコート、UV)

3.抜き、スジ入れ加工

4.シルクスクリーン

講師名

堀 知文

丸栄(有) 代表取締役社長

会社紹介

1964年生まれ、東京都文京区出身。立教大学理学部化学科卒。

1988年、六桜商事入社、イメージセッタ&RIPの販売促進、海外輸入製品のプロモーション、画像処理ソフトなどのマーケティングなどに従事。

2000年に金銀各種箔押、浮出、型抜、紙器加工の丸栄(有)に入社、2004年代表取締役に就任、現在に至る。

業界団体・東京箔押共和会 役員

JAGAT製本加工ハンドブック、編集委員会メンバー