科学的な改善活動のルーツとIE活動

改善と科学的なアプローチ

印刷工場におけるムリ、ムダ、ムラの3Mを削減することは重要な課題だ。特に中小の印刷業では、多品種少量に加え、仕様の異なる受注生産の多い製造部門においては管理が難しく、現場では経験や勘による職人気質で活動してきた事案が見受けられ、生産性向上に向けた改善活動が進まないケースがある。改善活動が上手くいかないケースでは、推進するリーダーや改善マインドが重要不可欠で、納得感のある合理的で科学的な対応策も必要だ。ロサンゼルスドジャーズの大谷選手は、データ分析にも積極的で科学的だ。自分の打撃データを分析して弱点を補強し、強みをさらに伸ばしているという。日刊スポーツ(2024年6月20号)によれば、新ルーティンでは、打席でのバット置きで立ち位置を確認していることで、導入後5戦で打率4割5分の記事が掲載された。同チームのベイツ打撃コーチによれば「彼は打席で同じ位置に立ちたいと思っている。相手投手によって変えることもあるが、安定して立てるように」と、左足をセットする明確な意図があるという。こうした姿勢が、彼の打撃力をさらに高め、ホームランを量産する結果に繋がったとされる。

科学的な改善とIE活動

これらは、仕事における改善活動にも大いに共通する。科学的な改善活動では、IE活動がある。トヨタ生産方式のベースになったともいわれ、改善活動のルーツのようなものだ。IE(Industrial Engineering)は、一般的に生産工学や経営工学とされ、JISでは経営工学とされている。ものづくりの改善は経済的な側面が大きく、企業の経営を左右する。世界におけるものづくりは、18世紀後半~19世紀前半にかけてイギリスで起こった産業革命によって大きく変わった。職人による家内労働から工場における組織的生産活動に変化したことにより、効率的な生産に向けた体制づくりが必要になった背景がある。1900年初期に、アメリカの技術者兼経営学者“フレデリック・テーラー”によって提唱された手法で、日本インダストリアル・エンジニアリング協会(日本IE協会)によれば、IEは、価値とムダを顕在化させ、資源を最小化することでその価値を最大限に引き出そうとする見方・考え方であり、それを実現する技術。仕事のやり方や時間の使い方を工夫して豊かで実りある社会を築くことを狙いとしており、製造業だけでなくサービス産業や農業、公共団体や家庭生活の中でも活用されているとある。

IEは、論理的な分析によって生産性を向上する手法だ。工程や作業の方法、作業にかかる時間などを科学的な手法に基づき細かく分析することで、ムリ・ムダ・ムラのない最適な方法を導く。基本的な考え方は、生産活動における作業を「価値のあるもの」と「価値のないムダなもの」に分けることだ。これらを「見える化」し、ムダを排除する。

効率=「得られた結果」÷「労力」で表し、

労力におけるムダを減らすことで労力の比率が下がり、生産効率が高まる。ポイントは、IEではムダは全部排除できないとされる。「必要なムダ」があるというのだ。

例えば、印刷機の3つの作業動作では、

  • 紙を積み、インキ、版をセット=「価値を生まない」
  • 刷り出し調整=「価値を生まない」
  • 印刷=「価値を生む」

段取り替えにあたる①と②は価値を生まないムダに分類される。ところが、このムダに分類された動作がなければ印刷はできない。「必要なムダ」ということだ。ムダを不必要なムダは排除し、必要なムダを工夫することで効率化していくことが肝になる。

IE活動の実践では、論理的な様々な分析手法を使い、大きく2種に分類される。 「方法研究」 と 「作業測定」 である。方法研究では、工程・作業方法・手順を分析して改善を行い、作業測定では、作業に必要な時間を測定・分析して、ムダな時間をなくす。これら2つの分類において様々な具体的な手法がある。例えば、代表的なものにフランク・バンカー・ギルブレスが提唱した「サーブリッグ分析」は、方法研究である動作研究の基礎となる。「人が行う作業は、18種類の基本的な要素動作からなる」と提唱し、その要素動作をサーブリッグと名付けた。3つの有用度、第1類・第2類・第3類に層別し、サーブリッグ分析表により「見える化」することで改善案を検討する手法で微細動作分析(サーブリッグ分析)と呼ばれる。2025年6月4日開講予定の第5期印刷工場長養成講座(全6回)では、新講座として、生産性向上のためのマネジメント「IE活動のすすめ方」を取り入れる。多くの工場で、人材不足や働き方改革への対応が必要な今日では、社員の納得感のある合理的な課題解決策は益々重要になる。

(研究教育部 古谷芸文)

【オンライン】 第5期 印刷工場長養成講座  2025年6月開講

【オンライン】第3期 印刷機長養成講座 2025年8月開講

 

2025年6月開講【オンライン】第5期 印刷工場長養成講座

 

「人材開発支援助成金」と「オンラインスキルアップ助成金」の

対象になる可能性があります。

 

工場の価値を高め稼ぐマネジメント力を身につける  

企業規模の大小にかかわらず、工場長や製造現場の管理者は、経営の重要な役割を担っている。
印刷工場で作り出す製品は、印刷ビジネスを左右することから自社の営業戦略を共有し、稼ぐ工場として価値を高めていかなければならい。ビジネス環境の変化対応の中、生産現場の管理は勿論のこと経営視点での幅広い見識と対応力が求められる。
印刷工場長養成講座では、守りだけではなく攻めの工場マネージャー育成を目指す。マネジメント、製品とサービス開発、設備投資、改善活動、財務管理の広い視野で講座を開催する。

 

 本講座のおすすめポイント
・競争力のある工場づくりのポイントが学べる
・経営戦略と連携した工場マネジメントを学べる
・顧客思考のものづくりを学ぶ
・マネジメントとチーム力向上のためのコミュニケーションを学ぶ
・部下の管理と育成について学べる
・管理者としての思考を学び、モチベーションが高められる
・生産性向上から補助金活用、投資計画をカバーしたカリキュラム
・経営数字の読み方を学び経営感覚をブラシュアップする
・印刷ビジネスに特化、実務経験と実績ある講師陣
・オンラインでの自社や自宅で相互コミュニケーションでの受講ができる
・1 社2 名の参加で社内体制作りに繋げる

 

開催日程

2025年6月4日(水)開講 全6回 ※計21時間 (1回3時間/日または1回4時間/日) 

※本講座は、Web会議システム「ZOOM」を使用したインターネットによる講座です。

 

カリキュラム

開催日 詳細
第1回
6/4(水)
13:00~17:00
(4時間)
●テーマ:
印刷工場マネジメント
●内容:
競争力のある工場づくり
・顧客思考のものづくり
・マネジメントとはなにか
・コミュニケーションの活性化
「部下のやる気を引き出すチームづくり」
演習①:強いチーム活性化とは
演習②:顧客視点の工場づくり
 ↓
【最終日に向けての課題説明】
1.個人目標(フレームワーク)
2.工場づくり目標(※顧客視点強化目標)
 ↓
工場改善の課題設定と目標(最終日発表会へ)
第2回
6/11(水)
13:00~17:00
(4時間)
●テーマ:
印刷工場の生産性向上と改善活動
●内容:
~工場改善「IE活動」~
(1)IE活動とは何か
 「勘と経験の生産管理、工程管理を体系的に構築し、
 ムダ、ムリ、ムラを除去し、生産性を上げる」
(2)IE改善の概要とすすめ方
 顧客が求める「品質」の製品・サービスを、最小のコストで
 効率良く納品する
 科学的に把握を行い、工程全般の改善を組織で
 取り組む
(3)IE手法と効果(演習あり)
 <IE手法>
 「工程分析」「動作分析」「時間分析」など
 <効果>
 「プロセスの効率化」「生産性の向上」「コスト削減」
 「品質管理の改善」「リスク管理の強化」
 「チームワークの促進」など 
第3回
6/18(水)
14:00~17:00
(3時間)
●テーマ:
設備の導入/工場の原価と利益管理
●内容:
効果的な設備導入と体制づくり
設備導入体制と新規設備の投資計画について
※補助金・助成金でビジネスの成功率を高める
印刷工場の原価管理と見える化
原価管理と見える化は、何のためにするのか?
原価を見える化するしくみづくりと手法
工場が利益を増やす方法

第4回
6/25(水)
14:00~17:00
(3時間)
●テーマ:
DXと技術動向
●内容:
デジタル印刷の動向と効果的な運用
DXとAIで変わるビジネスの流れ
デジタルデータによる仕事の特徴と動向
多様化するデジタルデータ知識
デジタル印刷に欠かせない設計の重要性
デジタル印刷の種類とバリアブル印刷
第5回
7/2(水)
14:00~17:00
(3時間)
●テーマ:
リスクマネジメントと持続的な対策
●内容:
リスクマネジメントとは何か
多岐に渡るリスクと管理のアウトライン
注目すべきリスクとマネジメント
(情報セキュリティや労働安全衛生、災害対策計画、重要機密情報など)
持続的な工場マネジメントとBCP対策
第6回
7/9(水)
13:00~17:00
(4時間)
●テーマ:
工場改善の目標と実践計画づくり/人材マネジメント
●内容:
成果を上げる印刷工場の組織と目標発表
【発表内容】
1.個人目標(フレームワーク)
2.工場づくり目標(※顧客視点強化目標)

※カリキュラム、日程等は諸般の事情により変更となる場合がございます

 

対象

工場・各職場の管理者、リーダー、ISOの管理者、改善リーダーの方など

定員

10社(1枠2名まで可)  

最少催行社数

 3社6名

受講料(税込み)※1枠2名まで(複数枠お申込可能)

JAGAT会員 330,000円   一般 440,000円

パンフレットのダウンロードはこちら ※準備中 

 

 

「人材開発支援助成金」の対象になる可能性があります。

人材開発支援助成金とは?
厚生労働省が管轄している助成金制度で、労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を効果的に促進するため、事業主等が雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。

厚生労働省のWebサイト:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

 

 

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令和5年度「人材開発支援助成金」は大幅に制度改定

 

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お申込み 

★Webからのお申込み

 
お申込フォームが開きます
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お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168までFAXにてお送りください。

 

 *お問合せ・資料請求*

 お気軽にお問合せください。 
 公益社団法人日本印刷技術協会 研究・教育部 セミナー担当
 TEL:03-3384-3411/FAX:03-3384-3168
 E-mail:

 

 

 

【オンライン】第3期 印刷機長養成講座

 

「人材開発支援助成金」と「オンラインスキルアップ助成金」の

対象になる可能性があります。

 

印刷品質と生産性の向上のための
印刷機とオペレーションのマネジメント力を身につける  
「勘や経験から顧客安心のための作業のスタンダードをつくる」

印刷工場の価値を再認識し、印刷機と部下の育成をはじめとするマネジメント力を身につける。
印刷における設備、材料、品質、予防保全の工業製品としてスタンダードを再確認し、5ゲン主義での生産性向上を学ぶ。

 

教育目標

【講座のゴール】
考えることを学び、実践する姿勢を整える
印刷現場の「5ゲン主義」
行動や判断を、現場・現物・現実・原理・原則という5つの視点で考え、実践する

Bad!    頭だけで考えた論理だけでもNG
Bad!    勘と経験と度胸だけで判断・行動するのもNG

☆現実に起こった事実から、推論・検証していく

 

学ぶ知識

印刷・印刷機・材料知識を5ゲン主義で学ぶ

1.印刷・印刷機の知識(スタンダード)
2.後加工の関連知識

 

伝えるべき項目

「印刷機長の役割と機械の保全」「印刷機の知識」「印刷材料の知識」
「印刷品質管理とカラーマネジメント」「後加工と印刷トラブル」

 

 

開催日程

2025年8月4日(月)開講 全5回 ※計20時間 (1回4時間/日) 

※本講座は、Web会議システム「ZOOM」を使用したインターネットによる講座です。

 

カリキュラム

開催日 詳細
第1回
8/4(月)
13:00~17:00
(4時間)
◇テーマ:
印刷機長の役割と機械の保全
◇内容:
・印刷機長の役割を考える
・印刷現場で重要な考える力
・5ゲン主義
・印刷オペレーターに必要なスキルと知識とは
・枚葉オフセット印刷機の基本構造
 【グループワーク】課題と改善の討議

第2回
8/18(月)
13:00~17:00
(4時間)
◇テーマ:
印刷材料知識
◇内容:
・印刷品質に影響する印刷材料の捉え方
・用紙の知識
・インキの知識
・版の知識
・水無し印刷の知識と効果
 【グループワーク】材料、環境に纏わるトラブル対応
第3回
8/25(月)
13:00~17:00
(4時間)
◇テーマ:
後加工のトラブル対策
◇内容:
・後加工の種類と特徴
・加工を組み合わせるバリエーション
・新しい加工技術
・印刷トラブルを未然に防ぐには
 【グループワーク】後工程を考えたトラブル防止対応

第4回
9/1(月)
13:00~17:00
(4時間)
◇テーマ:
印刷品質管理とカラーマネジメント
◇内容:
・印刷の品質管理とは
・カラーマネジメントの基本的な考え方
・色と測色の基本
・カラーマッチングにおける本機の位置づけ
・印刷品質認証制度の捉え方
 【グループワーク】印刷品質、トラブル対応
第5回
9/8(月)
13:00~17:00
(4時間)
◇テーマ:
印刷機のトラブル改善報告会(まとめ)
◇内容:
【講座中の課題より取り組み発表】
トラブル事例と対策の実践報告
1.各社発表
2.質疑応答
3.総括とまとめ

※カリキュラム、日程等は諸般の事情により変更となる場合がございます

 

定員

10社(1枠2名まで可) 

最少催行社数

 3社6名

受講料(税込み)※1枠2名まで(複数枠お申込可能)

JAGAT会員 330,000円   一般 440,000円

パンフレットのダウンロードはこちら ※準備中 

 

「人材開発支援助成金」の対象になる可能性があります。

人材開発支援助成金とは?
厚生労働省が管轄している助成金制度で、労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を効果的に促進するため、事業主等が雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。

厚生労働省のWebサイト:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

 

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2025年6月開講【オンライン】第5期 印刷工場長養成講座 お申込み

セミナー名:【オンライン】第5期 印刷工場長養成講座
開催日:全6回 2025年6月4日(水)~2025年7月9日(水)
参加費:JAGAT会員:330,000円(税込)/一般:440,000円(税込)
    ※上記料金にて1枠2名までご参加いただけます。(複数枠お申込可能)
詳細案内ページ

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    0.参加費用 ※選択してください(複数枠お申込可能)

    JAGAT会員(330,000円/1枠2名まで)一般(440,000円/1枠2名まで)

    ■参加人数

    1.会社の情報

    ■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会)  ※必須

    ■郵便番号(例:166-8539)

    ■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

    ■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

    2.申込みする方の情報


    申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

    ■部署名(例:総務部)

    ■役職名(例:課長)

    ■お名前(例:印刷 太郎)  ※必須


    申込者は参加しない

    ■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp)  ※必須

    このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

    ■TEL(例:03-3384-3411)

    なにかあったときのお問合せ先となります。

    ■FAX(例:03-3384-3168)

    3.申込者以外の参加者情報


    申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

    【参加者1】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 花子)

    ■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    【参加者2】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    【参加者3】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    【参加者4】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    ■その他備考

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    印刷営業の仕事は、クライアントのニーズを正確に把握することから始まる。単に印刷物を売るだけでなく、クライアントの事業目標や課題を深く理解した最適な提案をしなくてはらならない。時にはクライアントが明確に表現できていない要望を読み取り、具体的な形にする能力も必要だ。 続きを読む

    通信教育お申込み<企業用>

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    お申込み受付後、担当者様宛に請求書を郵送いたします。
    教材は開講月の前月末までにお手元に届くよう発送いたします。
    (お申込み時期により異なります。)

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      3.お申込み情報

      ■教材送付先

      会社担当者会社本人自宅

      ■修了証送付先

      会社担当者会社本人自宅

      ■アラームレター送付先

      会社担当者会社本人自宅

      ■受講人数

      ■開講希望年月(例:2022年1月)

      4.受講者情報

      【受講者1】

      ■受講コース※選択してください

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 花子) ※必須

      ■お名前フリガナ(例:インサツ ハナコ) ※必須

      ■教材送付先郵便番号(例:166-8539)

      ■教材送付先住所 ※担当者様宛の場合は入力不要

      【受講者2】

      ■受講コース※選択してください

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 次郎) ※必須

      ■お名前フリガナ(例:インサツ ジロウ) ※必須

      ■教材送付先郵便番号(例:166-8539)

      ■教材送付先住所 ※担当者様宛の場合は入力不要

      【受講者3】

      ■受講コース※選択してください

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 三郎) ※必須

      ■お名前フリガナ(例:インサツ サブロウ) ※必須

      ■教材送付先郵便番号(例:166-8539)

      ■教材送付先住所 ※担当者様宛の場合は入力不要

      【受講者4】

      ■受講コース※選択してください

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 四郎) ※必須

      ■お名前フリガナ(例:インサツ シロウ) ※必須

      ■教材送付先郵便番号(例:166-8539)

      ■教材送付先住所 ※担当者様宛の場合は入力不要

      【受講者5】

      ■受講コース※選択してください

      ■部署名(例:企画営業部)

      ■役職名(例:主任)

      ■お名前(例:印刷 五郎) ※必須

      ■お名前フリガナ(例:インサツ ゴロウ) ※必須

      ■教材送付先郵便番号(例:166-8539)

      ■教材送付先住所 ※担当者様宛の場合は入力不要

      ■その他備考


      動画エフェクトで一工夫

      広がる動画ビジネス

      動画ビジネスは、デジタル化やWebメディアの広がりと共に印刷会社での受注も増加の傾向であたり前になりつつある。受注拡大には、一工夫も必要のようだ。国内の動画コンテンツビジネス市場(株式会社矢野経済研究所プレスリリースより)は、主要5市場での2024年度を事業者売上高ベースで前年度比 108.9 %の 9,880 億円と推計した。近年、市場が好調な要因としては、SNS上に静止画像から動画コンテンツが増えたことや、副業や趣味を目的とした動画編集ソフトの需要が高まっていること、ライブ配信アプリの認知・利用が広がっていることなどが挙げられるという。拡大傾向の中では、これまで視聴機会が少なかった若年層以外の世代でも動画コンテンツを視聴する機会が増加。特に、50代〜60代の年齢層でコネクテッドテレビ(インターネット接続して動画視聴が可能なテレビ)などの新たなサービスを通じ、視聴機会が増加したことで市場が活発化したという。

      特に成長分野のサービスを整理すれば、

      1. 動画配信プラットフォーム

      NetflixやAmazon Prime Video、Disney+など

      2. 短編動画の人気

      YouTubeショートやTikTok、Instagram

      3. 動画広告市場

      動画広告市場も拡大。2023年には6,253億円に。スマホやコネクテッドテレビ向けの広告需要が増加している。

      4. ライブ配信

      特にゲーム実況やイベントのライブストリーミングが人気。リアルタイムな交流が可能。

      5. 新しい技術

      AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの新技術。入感のある体験が提供される。

      一工夫するためのモーションデザイン

      成長する動画ビジネスの中では、一工夫の動画コンテンツが必要になる。JAGATでは2024年5月に浅野桜(あさのさくら)氏(デザイナー・株式会社タガス代表取締役)を講師に招き、オンラインセミナー「デモで制作手法を学べる DTPスキルを活かしたモーションデザインの作り方」を開催した。

      これは、印刷物のコンテンツを活かし、一工夫の動画を作成するものだ。講座では、印刷会社ではお馴染みのPhotoshop( フォトショップ )やIllustrator( イラストレーター )で作成した部品を動かして短いプロモーション動画を作る流れやWebサイトで活用するノウハウを解説した。使用するアプリケーションが同じAdobe( アドビ )のAfter Effects( アフターエフェクト )であることも面白い。Premiere Pro( プレミアプロ )と並び映像のデジタル合成やモーショングラフィックス制作、アニメーション制作における定番である。本格的に動画制作をステップアップする上でも使い勝手がよさそうだ。動画制作での効果と手法を理解する上では、意味を知ることが早道だ。モーションとは動きのことで、「エフェクト」は効果の意味である。つまり、動画に与える効果の種類を整理し理解すれば、制作やアプリケーションを使う上でもイメージが膨らみ効果的な作業に役立つ。

      <主なエフェクト>※主な動画効果

      【トランジション】

      映像を切り替えるときに使う。動画と動画のつなぎ目をスムーズに印象的にする。

      • ディゾルブ

      前のカットがフェードアウトするのに合わせて後のカットがフェードインする。「dissolve (溶ける)」という名前より

      • フェードイン・フェードアウト(ホワイトアウト/ブラックアウト)

      画面を徐々に明るくして、次の映像につなげる。逆の動きでフェードアウト(ブラックアウト)は、画面を徐々に暗くする。

      • スライド・押し出し

      前のカットの上に次のカットが重なる形で映像が切り替わる。

      • ワイプ

      画面が拭き取られるように前のカットから次のカットへ切り替える。

      【モーショングラフィックス】

      写真やイラスト、文字などの素材に動きや音をつけるエフェクト。動画のオープニングを中心に使用される場合が多く、エフェクトの中で最も使用頻度が高いエフェクト。

      • キーフレーム

      アニメーションやエフェクトの値を変更するために使用するもの。変更できる値には、スケール、位置、回転、アンカーポイント、不透明度などがある。

      • スピードランプ

      動画の一部を早送りやスローモーションにするなど速度を変更する。動画編集ソフトごとに呼び名が異なる。「タイムリマップ」や「リタイミング」など

      • サウンドエフェクト

      効果音のこと。笑い声や拍手などの人が発する音から雨や風などの自然の音まで様々。

      • カラーエフェクト

      動画の色に関する効果。 「モノクロ」「カラースプラッシュ」。動画内の色を一つだけ選択し、他の部分はモノクロに見せるなど。

      • クロマキー合成

      映像や画像内にある特定の色を透明にして切り抜く。テレビの天気予報や映画、ゲーム実況などで使用。

      • トランスフォーム

      動画の素材を変形。タイトルやロゴの強調や場面転換時に挿入するコメントを目立たせるなど。

      これらは、動画編集の経験のない人でも聞いたことがあるかもしれない。マイクロソフトoffice、パワーポイントのアニメーション機能にも搭載されているものも多い。一工夫のヒラメキは、身近にあることも多い。何を作りたいか、どんな風にどんな効果で作りたいのか、そのゴールをイメージすることが肝心である。イメージが広げれば、想像力を働かせ見渡せばひと手間かけるだけで高いコミュニケーション効果を生み出すアイデアが浮かぶことも増えるだろう。

      (研究教育部 古谷芸文)

      【オンライン】デザイン・レイアウトの基本知識

      【オンライン】最新版!DTPアプリケーションの徹底活用

      2024/11/5【オンライン】最新版!DTPアプリケーションの徹底活用

      セミナー名:【オンライン】最新版!DTPアプリケーションの徹底活用
      開催日:2024年11月5日(火) 13:00~17:00
      参加費:JAGAT会員:16,500円(税込)/一般:22,000円(税込)    

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        申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

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        ■役職名(例:課長)

        ■お名前(例:印刷 太郎) ※必須


        申込者は参加しない

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        このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

        ■TEL(例:03-3384-3113)

        ■FAX(例:03-3384-3168)

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        申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

        【参加者1】

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        ■役職名(例:主任)

        ■お名前(例:印刷 花子)

        ■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

        【参加者2】

        ■部署名(例:企画営業部)

        ■役職名(例:主任)

        ■お名前(例:印刷 次郎)

        ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)※必須

        ■その他備考

        5.JAGATからのご案内について


        よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。

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        最新版!DTPアプリケーションの徹底活用 ~受講者の声~

        ●前回開催時の受講者アンケートより●(2023年11月)

         

         

        満足度の理由をお聞かせください。

        ●初めて知る機能がたくさんあり大変ためになった。今日から実践で使える機能もあったので、ぜひ活用したい
        ●Adobe製品全般にわたるセミナーで受講しがいがあった
        ●ここ数年のAdoebeの更新情報をまとめて得ることができたため
        ●今までのバージョンでも気付いていなかった機能が知れた

         

         

        本講座の感想

        ●たいへんためになる講座でした。ありがとうございました。ぜひまたバージョンの更新がありましたら開催していただけると嬉しいです。
        機能の紹介講座には興味があるので、実践向けの講座がありましたら受けたいと思います。実例を見せながら説明してくださったので、とても理解しやすかったです。
        ●長時間のセミナーでしたが、オンラインということもあって緊急の仕事を処理しながら受講できました。レジュメも項目をまとめてあってページ数が少なく見やすく扱いやすいのがよかったです。
        ●アクロバット新UIの使いづらさは私も驚きました。ただ、そういった新しい環境や変更点をデフォルトで学んで上がってくる世代も居ることを考慮しなくてはいけないというお話には納得しました。