印刷業界向け生産性向上支援訓練のご報告

新型コロナウイルス禍の影響もあり、働き方改革が改めて注目されているが、中小企業が改革と同時に事業を継続的に発展させていくためには、自社の労働生産性を高めていくことが必須であり、そのベースとなるのは社員教育である。
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デザインには必ず理由と目的がある

デザインをする時に何も考えずに進めると、顧客に正しいメッセージを伝えられないことがよくある。ポイントをしっかりおさえて作業を進めることが重要だ。

 

考え方にはいろいろな切り口がある

デザインする時にまず考えることとは何だろう。すぐに良いアイデアが浮かぶ時もあるが、なかなか浮かばないことのほうが多い。印刷物制作ではどういうデザインにするか考えるべきことはたくさんある。一般的には印刷物の対象は何か、どんなことを訴えるかというコンセプト、そのデザインの統一性を保つための手法であるトーン&マナーといったことは少なくとも欠かせない事項だ。

一貫性を持たせて軸をぶらさないことが大切

まずは対象をはっきり決めないといけない。これが決まっていれば、進める方向性のイメージが湧きやすくなる。例えば20代の女性を対象としたパンフレットを制作する場合、フォントは細いもので色味は明るいオレンジなどカラフルな色がいいとか、高齢者の場合は、大きめの文字を使用して色味は統一感のある方がいい、といったことがある。
方向性が決まったらコンセプトをはっきりさせる必要がある。これは「全体を貫く基本的な骨格」のことであり、制作者がその商品・作品に込めた意図・目的などを表すものだ。印刷物の制作では、デザイナーはもちろん、コピーライター、制作担当、営業などチームが一体となって作業を進めていかないといけない。
トーン&マナーは、広告表現の一貫性を保つための表現のスタイルや方法などのルールのことである。これをしっかり決めておくと、顧客に早く覚えてもらえたり、競合と差別化を図ることができることもある。また、関係者間で認識を共有することができればイメージのブレがなく、作業上の無駄の削減にもなる。

対象を定めることによりイメージができ、コンセプトをもつことによりそのイメージがどうあるべきかが決まる。そして、トーン&マナーを決めることにより具体的なイメージを作り、こうしたポイントをおさえておけばイメージをさらに発展させる可能性もでてくる。
デザインで大切なことは一貫性を持たせて軸をぶらさず、説得力を持たせることだ。そのためにもデザインの基本をしっかりふまえてポイントとなる事項を考えることが重要だ。

JAGATでは若手向けのデザインセミナー「デザイン・レイアウトの基本のキ」を開催する。このセミナーではデザインの基礎を解説することにより、新しい発想を創出するヒントを学ぶことができる。セミナーの後半では参加者にラフスケッチを作成していただき、講義の内容を再度確認しより深い理解を得られる。若手のデザイナーはもちろん、営業や制作担当の方にとっても知っておいたほうがいい基本事項なので、この機会に是非ご活用いただきたい。

(CS部 伊藤禎昭)

「デザイン・レイアウトの基本のキ」
2020年6月22日(月)  14:00~17:00
会場:公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
   166-8539 東京都杉並区和田1-29-11

「DTPデザイナー基本講座」【大阪開催】
2020年6月19日(金)・20日(土)
会場:公益社団法人日本印刷技術協会 西部支社
   

品質向上のための印刷材料知識 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

Q.1最も印象に残った講義内容は何ですか?

●湿し水に対するアルコールの十一面の働き、不必要性と使用しない形への取組み法
●室内温度湿度管理の重要性
●インキ膜圧はせいぜい4ミクロン、パウダーは20ミクロン、どうしてブロッキングするのか?
●インキの各メーカーでの適正使用温度や湿し水や水周りの調整

Q.2 講義の感想

●豊富な知識と経験談で自分自身の考え方や行動を変える講義になった
●用紙・インキ・湿し水の成分、特性と印刷トラブルの関係がよくわかった
●印刷現場の適正環境を学ぶ事ができた
●基礎からの講座で復習を兼ねた勉強になった。小林講師の人柄も伝わりリラックスして受講できた
●先生の知識をもっと吸収して自分の物にしたい。機会があれば次回も参加したい

 

品質向上と印刷機械メンテナンス・印刷環境編 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

Q.1最も印象に残った講義内容は何ですか?

●水や計量ローラーのメンテナンス
●ニップ調整のやり方や胴仕立ての基本が学べて良かった
●日常的なメンテナンスが印刷品質に影響することについて

Q.2 講義の感想

●普段やっていない場所(温度など)をやることによって印刷物の再現度が変わるのが知識になった
●講師の話が初心者でも理解できる内容だった
●会社の研修では身に付かない印刷の知識が得られて大変満足した
●改めて基礎知識や本来やっていいことや、悪い事を知ることができて大変楽しい講義だった

 

印刷業界で成果を出すための働き方 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

Q.1よく理解できた、役に立ちそうと思われる内容は何ですか?

●今回のお話では社会人として必要なことというよりは自分自身も人として成長するために役に立つと思った。周りに認められたいと思うのではなく認められるような行動が出来る人になりたい
●人との関わりを良くすることは仕事関係が向上する、また謙虚に仕事をすることが大切
●新入社員にとって本質的にどんなことが必要なのか、何をすべきなのかが明確になった

Q.2 最も印象に残った講義内容は何ですか?

●仲良くなれる新人を目指すのではなく、信頼できる新人を目指すこと
●会社は1つの生命体であり1人1人にはそれぞれの立場に応じた役割や結果があるということ
●最も重要なことは「愛されること」であるという言葉が相手との関係性を築いていくために必要不可欠な考えだと思った

Q.3ご意見、ご感想

●今まであまり考える事のなかったビジネスライフに関する考えを聞くことができ社会人として考えを改めて邁進して行こうと思った
●初心を忘れてはいけないということは仕事や人間関係において必要だと感じた
●新人の際に気を付けるべき事やこれからの目標や考えていくべきことをわかりやすく根拠や理論的に教えてくださったためとても勉強になった

 

 

新型コロナ感染拡大を背景にオンラインセミナーに必要な動機づけ

新型コロナウィルスの感染拡大を背景に印刷業界にも多大な影響を与え、ビジネス環境も大きく変化している。例えば、営業活動は、在宅勤務や顧客との直接的な接点が難しい中、Web等を利用した非接触型のコミュニケーション活動への対応に迫られている。社員教育の在り方も同様だ。東京商工会議所2020年4月8日発表した会員企業に対するアンケート調査によれば、「新型コロナウィルス感染症への対応について」は、テレワークを実施している企業は全体で26%。そのうち従業員数300人以上では57.1%と実施率が高い反面、従業員数50人未満では実施率は14.4%と全体平均を大きく下回る結果となっている。緊急に対応すべき課題のひとつだ。政府(国)や自治体では、テレワークを新規で導入する中小企業に対して、助成金制度や補助金制度によるサポートをおこなっている。積極的に活用すべきだ。

主な3つ課題は、

①社内体制の整備(仕事の管理、労務管理・評価など)

②パソコンやスマホ等の機器やネットワーク環境(LAN等)の設備

③セキュリティ上の不安

一方、新入社員を受け入れた印刷会社の研修においては、新しい教育手段へのニーズが高まっている。2020年度JAGAT新入社員研修(セミナー)は、4月開催分はすべて6月開催へシフトし、遠隔での受講システムの運用も試みている。通信教育での受講者が増える一方でセミナーの遠隔受講についての問い合わせもあったからだ。

<オンラインセミナーでも欠かせない動機づけ>

セミナーに求められる重要な要素に気づきや動機づけが上げれる。心理学者エドワード・L・デシのモチベーション理論で「内発的動機づけ」の研究では、動機付けには、内発的動機づけと外発的動機づけがあるという。人材育成においては、内発的な動機付けが重要な鍵を握る。

<内発的動機づけとは>

怒られないためでもない、その活動がしたいからするという動機。例えば、一銭の得にもならない趣味の活動も含まれる。

<外発的動機づけとは>

活動それ自体を楽しむのではなく、何かのために活動する動機。組織のためや上司の顔色をうかがうなど。

内発的動機づけは、ご褒美を得るためのものでもなく、罰を避けるためのものでもない。自主性が重要で、有能感や関係性が大切な要素になる。セミナーの役割は、内発的動機づけのために心を掴むことが肝心だ。知識だけなら書籍や通信教育等だけでも十分だからだ。講師には、受講者に問いかけ、引き出し、腹落ちさせる能力が求められ、 感情にも訴えかけることでセミナーの魅力となる。オンラインセミナーでも欠かせない要素だ。ライブ感を大切に、感情に訴え、動機づけすることで学びの習慣をつくることがセミナー受講の大きな価値になるからだ。

(CS部 古谷芸文)

2020年度 JAGAT新入社員研修

これからの採用を考える

コロナウィルスの影響を受け、インターンシップや会社説明会、面接などの実施方法やスケジュールの変更を余儀なくされ、困惑の声が広がっている。今後、採用活動をどのように進めていけばよいのだろうか。
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2020/6/15・6/16・6/17 新入社員養成講座【大阪開催】お申込み

セミナー名: 入社員養成講座【大阪開催】
開   催   日: 2020年6月15日(月)・16日(火)・ 17日(水) 各日10:00-17:00
参   加   費: JAGAT会員・大印工組合員:41,800(税込)/一般:52,800円(税込)
      (昼食3回付き)  

詳細案内ページ

申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

 

0.参加費用

JAGAT会員・大印工組合員(41,800円)一般(52,800円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
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5.JAGATからのご案内について

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不要の方はチェックを入れてください。
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2020/6/23 仕事に役立つマーケティングの基本のキ【オンライン同時開催】 お申込み

セミナー名:仕事に役立つマーケティングの基本のキ【オンライン同時開催】
開催日:2020年6月23日(火) 13:00~16:00
参加費:JAGAT会員:12,100円(税込)/一般:15,400円(税込)
詳細案内ページ

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・申込フォームにメールアドレスを入力した後「Enter」ボタンを押すと、フォームの内容が送信されてしまいます。恐れ入りますが、「Tab」ボタンを使う、マウスを使うなどの方法でカーソル移動をお願いします。
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JAGAT会員(12,100円)一般(15,400円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■受講形態 
会場受講オンライン受講

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 
※オンライン受講をご希望の場合は必ずメールアドレスのご記入をお願いします。

【参加者2】

■受講形態 
会場受講オンライン受講

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)
※オンライン受講をご希望の場合は必ずメールアドレスのご記入をお願いします。

【参加者3】

■受講形態 
会場受講オンライン受講

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)
※オンライン受講をご希望の場合は必ずメールアドレスのご記入をお願いします。

■その他備考

4.受講証の受け取り

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