新入社員養成講座~印刷概論~

  印刷会社で働くための基礎知識を学ぶ入門講座

                                                   yousei    

印刷制作工程や印刷技術の基礎は新入社員にとっては理解しにくいことばかりです。その原因は専門用語が多いことがあげられます。網点やスクリーン線数、ブランケット、湿し水・・・・など聞いたことのない用語ばかりです。しかし、こうした用語を確実に理解できれば印刷に興味がわいてくるはずです。
このセミナーでは、印刷の歴史から印刷業界の特徴、印刷技術の基礎と工程概要を解説することにより、新入社員が必ず知っておくべき知識を確認できます。入社して2か月経過し、もう一度、基礎的な事項を復習すれば、より印刷に対する理解を深めることができます。

貴社の新入社員教育にぜひお役立てください!

 

 

開催日時

2020年6月9日(火) 10:00~12:00

 

カリキュラム

〇メディアと情報革命
・印刷の役割 ・情報の伝達

〇印刷業界を知る
 ・業界の規模 ・特徴 ・印刷市場予測 ・印刷業界が直面する課題

〇印刷技術と歴史
・印刷技術の発明 ・印刷の4版方式 ・網点による調子再現 ・スクリーン線数
・印刷物の製造工程

〇印刷材料知識
 ・インキ(種類、乾燥方式) ・印刷用紙(種類、寸法、紙の目、厚さ/重さ)

〇製本と表面加工
 ・本の各部の名称 ・上製本と並製本 ・ニス引き ・プレスコート

 

 

 

講師

 古谷芸文 (JAGAT  CS部)

 

定員

30名 (最少催行人数8名)

会場

公益社団法人 日本印刷技術協会セミナールーム
東京都杉並和田1-29-11 
東京メトロ 丸の内線 中野富士見町駅下車 徒歩5分

参加費(税込)

JAGAT会員  9,900円 / 一般  13,860円

新入社員研修関連講座

●6/9(火)13:00~17:00
「印刷業界で成果を出すための働き方」 
●6/10(水)~12(金)  
「印刷製作入門総合講座」
●6/22(月)14:00~17:00
「デザイン・レイアウトの基本のキ」
●6/23(火)13:00~16:00
「仕事に役立つマーケティングの基本のキ」

 

お申込み

Webからのお申込み

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411 
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

新入社員を研修難民にしない!

新型コロナウイルスの世界的な猛威は、いつ収束するかの見通しも立たず、不安な状況はますます拡大している。緊急事態宣言に伴い、外出の自粛が必要となり在宅勤務、自宅待機など働き方も大きな転換期を迎えている。

 

コロナウイルスは、2020年4月に新社会人の仲間入りをした90万人にも大きな影響を与えている。イベント、行事の中止または延期により、印刷会社においても、入社式の取りやめ延期、外出自粛要請により入社早々から自宅勤務あるいは待機となっている。大手印刷会社は、この期間を人材育成に注力し、自前の教育プラットフォームを活用して、4月1日からの約2週間を在宅オンライン型で新人研修を実施するなど、今までとは大きく方向転換を図った新人教育を行っている。

 

一方、中小の印刷会社の場合は、新入社員の人数も限られており、大々的な教育プラットフォームの構築や、新人研修の内製化は難しく、外部の新人研修機関へ派遣するのが一般的である。
ただし、緊急事態宣言に伴い、新入社員向けのセミナーも相次ぎ中止となり、入社教育を受けることもできずにいる新入社員(言わば研修難民状態)が溢れている。ちなみに、印刷業界の新入社員向けセミナーとして、JAGATも毎年4月に実施をしているが、創立以来、初めて延期をした。(6月リニューアル開催予定)印刷会社の経営者、人事担当者へ延期の連絡を入れた際には、「この状況ですから致し方ないですね」との声がある一方、半数以上の企業からは「4月の新人研修はどうしたら良いのでしょうか」「延期の時期はいつですか、近々での実施を希望します」など、新入社員向け研修を熱望する思いとともに、4月開催が中止になることによる経営者、人事担当者の苦しい胸の内が伝わる。

 

こうした時代とは言え、企業は新入社員へ教育を行わずに研修難民にするわけにはいかない。そこで最近、JAGATの教育ツールとして注目されているのが通信教育だ。

 

通信教育は個人で在宅にて取り組むことが可能で、時間もそれぞれの都合で無理なく進めることができる。また、本社、支社など全国どの場所であっても同じ期間に、同一、同質の学習が可能で、教育担当者には成績表がフィードバックされるので、進捗状況や成績の一元管理ができる点は企業にとって重要なポイントである。4月に入ってから印刷会社のみならず、関連メーカーからの受講の申し込みも多く、セミナーの代替教育手段としての採用が増えている。

 

「新入社員コース」は、印刷産業のアウトライン、印刷会社の仕事や印刷物制作の基本的な流れのみならず、社会人としての予備知識も学べるため、入社前の内定者教育にも広く活用されている。「よくわかる印刷技術・基本コース」は、2020年5月開講からテキスト、添削課題を大幅にリニューアルし、新入社員が最新の印刷技術の基本を学ぶには最適なコースとなっている。

 

新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務、自宅待機の期間を有効に活用することが迫られる。印刷関連企業へヒアリングを行っているが、こうした時期だからこそ人材育成に力を入れていくと回答した企業も多い。しかるべきタイミングに新たな一手を打てるよう、今は、人材育成に投資するのも一つの手段ではないだろうか。

CS部 塚本 直樹

<関連講座>
●通信教育
「印刷業のための新入社員コース」
「よくわかる印刷技術・基本コース」(2020年5月新開講)

●セミナー
2020年6月開講「新入社員向け講座」

自衛隊の活動に見る感染症対策と工場管理

この4月に入り、大手印刷会社の工場においても新型コロナウイルス感染者が発生し、従業員の出勤停止や一部閉鎖のニュースも流れ、印刷業界へも深刻な影響が出ている。新型コロナに感染した従業員が発覚した場合、企業はその対応で大きな負担を強いられる。第一に、最寄りの保健所に連絡し、同所の指導に従う。感染者本人はもとより、社内の濃厚接触者を見つけ出し、2週間の自宅待機を指示する。感染者が従事した職場を閉鎖し、消毒を行う。職場以外に感染者が訪れたり触れたりした場所や箇所があれば、それも消毒する。その後、保健所から要請される再発防止策(感染予防・拡大防止策)を講じ、十分な安全性が確認されるまで工場や事業所の操業を停止しなければならないのが現状だ。

工場ではテレワークは存在しない

日本経済新聞電子版4月14日号によれば、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業は事業継続に知恵を絞っている。「社長100人アンケート」で緊急事態宣言の期間中の工場稼働について聞いたところ、8割近くが「通常通り稼働」と答えたという。テレワークをはじめとする対応策が、オフィスワークに比べれば工場での対策は難しく、シビアなものであるかが伺える。工場は仕事がある限り生産活動を止めることはできない。感染者の発生は大きな痛手になる。

管理徹底された自衛隊の活動に学ぶ

感染症対策で注目を浴びたのが自衛隊の活動だ。集団感染が発生したクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』の船内対応、チャーター便帰国者の一時宿泊施設への物資搬送など、新型コロナの感染拡大を受けて様々な任務に従事する自衛隊員では、感染事例は海外からの帰国者1人のみでいまだ任務中の接触を原因とする感染者は出ていない。後の統合幕僚長の会見では「しっかりした防護基準を定め、現場で指揮官が徹底し、隊員が実行した。訓練の成果だと思う」と振り返ったとうことだ。印刷会社の工場管理においても参考になるの事案だと感じる。生産性向上、改善活動では、見える化された基準を定め、管理を徹底し、社員が日々の活動で前向きに取り組むことが重要だ。このピンチに改めて生産現場での標準化やQC七つ道具を参考に振り替えることも大切だと感じる。

(CS部 古谷芸文)

第6期 工場マネージャー養成講座

page2020セミナー「効果の高いパーソナライズDMの実際」開催の報告

Webを始めとするデジタルメディアが進展する中、注目されているのが紙(アナログ)メディアのダイレクトメールである。
メールやチラシといった不特定多数向けのメディアではなく、自分の宛名で届きパーソナライズされたダイレクトメールは特別感もあり、購買へつながる可能性が高い。
最近では、ダイレクトメールからネットに誘導するような工夫をこらし、デジタルと融合させたものもよく見かける。ただ単に上質な紙や凝ったデザインだから良いというわけではない。

 

JAGATは、2020年2月5日(水)~7日(金)の3日間、池袋サンシャインシティーにて、page2020「デジタル×紙×マーケティング for Business」を開催した。
印刷業界だからこそできる顧客満足が得られるダイレクトメールは、どのようにしたらできるのかを考えるべく、「パーソナライズDM」をテーマに、データ取得分析からプロモーション、メディア企画への具体的な手法を学ぶセミナーを行った。
はじめに、有限会社グレイズ代表取締役の小澤歩氏がマーケティングの基礎をわかりやすく解説。続いて、フュージョン株式会社エグゼクティブマーケティングディレクターの吉川景博氏より、ダイレクトメールのトレンド、心に響くパーソナライズDMについて事例を交えながら紹介。2人の講師による内容の詰まったセミナーとなった。

 

■ターゲットを絞り込みアピール!

 

「DMやチラシを作ることは目的ではなく、それらを組み合わせ顧客が購入してくれる仕組みを作ることがマーケティングのゴールである。」と小澤氏の講義が始まった。印刷会社は、印刷物を作り、顧客へ納品し業務が終了する。しかし、その先には、顧客から消費者という情報の受け取り手がいるということを改めて感じた一言だった。そして、プロモーションには、「物を紹介する手法」と「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」という2つがあり、物や情報があふれている現在、後者の手法が有効である。なぜなら「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」では、状況に応じて自分の抱えているニーズが解決できることが、その人にとって価値のあるものだという考え方がマーケティングのベースにあるからだ。
状況に応じた提案と顧客のニーズを満たすことで競合との差別化が成立し、1~2回利用した消費者から段階を踏んで何度も利用してくれる消費者へと上げていくことが最も理想的といえる。消費者が未認知から見込み客、一般客、リピート客へと変化していくためには、それぞれの段階に応じた施策を立て、組み合わせていく必要がある。例えば、チラシは不特定多数の人に存在を知らせ、お店に来てもらうという目的である。連絡先などの情報があるリピート客には、チラシではなくDMを送るなど、段階によってアピールする手法が変わってくる。売上は、客数×客単価×リピート回数で、企業の売上を多く作るのは、リピート客であり、リピート対策に適しているのがDMである。とマーケティングの基本を解説し、受講者も納得していた。

 

 

 

■心に響くパーソナライズDMでリピート率up!

 

吉川氏は講義の冒頭、ダイレクトマーケティング協会の調査やアメリカの市場でのアンケートでも、ダイレクトメールがトレンドだという結果が出ていることに触れ、マーケターがDMに注目していると現状を報告。
DMの活用方法として、新規顧客とリピーターへアプローチしていく2通りを例としてあげた。
出前サービスで注目を浴びているUber EatsはTVCMやデジタルマーケティングを使い、その認知度を高めている。ただし、デジタルだけなく、地域エリアにターゲットを絞り込み、ポスティング等の紙媒体を活用することで更なるプロモーションの強化に努めている。紙DM(チラシなど)でサイトに誘導し、商品を購入してもらう。紙からデジタルへと上手く活用し、集客を得ている例を紹介した。
リピーターから優良顧客への施策も重要視されている。優良顧客とは、来店・来訪回数が多く、企業によって異なるが、例えば、全体売上の上位2割を占める顧客とし、その優良顧客を増やしていくことが必要だ。特別なサービスをDMで案内し、年間を通じて客単価を上げていく。また、実験的にいろいろなDMを送り、データをとってみると訴求力が違うことがわかる。顧客に向けてのアプローチ方法には、クリスマスやお正月といった行事にポイントをあて「みんな」に送るDMと、お誕生日や記念日といった「あなた」に送るDMに分ける。リピーターを増やすためには「あなた」に送るDMをもっとフォローしていく必要があるという結果がでた。データ活用とターゲットの絞り込み、そして、その人に合ったタイミングや内容で伝えるDM、まさにそれがパーソナライズDMというところの要素である。
講義の中で吉川氏は、豊富な具体的事例を示し、心に響くDMの価値と効果が実感できた。

 

 

 

受講者のアンケートを見ると、多くの受講者から「DMの在り方を考えさせられた」「具体的な実績でわかりやすかった」「パーソナライズの効果が確認できた」という意見が寄せられ、「機会があればまた聞きたい」と大多数の方が満足し、講座を終えた。

今回は、2時間という限られた時間だったが、印刷会社の方々にパーソナライズDMの価値や効果など理解していただけたと思う。そして、今後、自社での取り組みとして、印刷会社ならではの提案、形にできるDMを作るヒントになっていただけたら幸いだ。
印刷業界として多くの人の心に残る特別なDMを届けていきたい。

  JAGAT 加治 寛子

 

■page2020  「効果の高いパーソナライズDMの実際」
~データ分析からプロモーション戦略、メディアプランニングの手法を学ぶ~

部下のやる気を引き出す営業会議の進め方 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

Q1.受講した感想

●具体的な実践方法が知れた。事例が多くわかりやすかった
●部員のモチベーションUPに対してのヒントがもらえた
●営業会議を進めて行く上でのヒントになった

Q2.印象に残った講義、内容、興味を持った項目、講師の言葉など

●オフサイトミーティングの重要性
●「見える化」で行うことがとてもためになった

 

営業の能力を伸ばすための育成方法

どうやったら社員に印刷に関連した基礎知識を習得させられるか、特に若手営業社員の育成方法について都内のある印刷会社の例を紹介する。

50年以上にわたり地元企業を中心に、サービスを展開している印刷企業がある。同社は、会社案内、カタログ、ポスターなど商業印刷の制作にあたり、デジタル印刷機を活用して少部数の仕事に対応しながら小回りの利く営業を展開している。目指すべき営業のスタイルは、顧客の期待を少しでも上回ることである。例えば、営業は印刷のプロフェショナルとしての自覚を持ち、印刷について顧客が理解できるように、を噛み砕いて説明できるような営業活動を心掛けている。そのためには、社員教育を計画的に行い、日々学習する機会を社員へ提供している。

営業は新卒から育成

数年前までは営業職の即戦力を求め中途採用が中心だった。しかし、社内の雰囲気に馴染めずに早期に離職をされるなど定着に課題があったため営業職の採用を中途から新卒へ方向転換を図った。社会人経験のない学生に企業理念の浸透から仕事の進め方まで0から教えた方が、人材の定着化に有効で長期的な視点で組織力を強化できると考えたからだ。
新卒営業職の早期戦力化を図るには人材育成が重要になる。先輩社員による自社ならではの営業スタイルを教育するだけではなく、印刷営業として必要な知識やスキルを体系的に学べる機会として外部の研修機関を利用している。JAGATの「印刷営業20日間集中ゼミ」もそのひとつだ。その後は6ヶ月間上司が付いてOJTを実施している。

営業の成長を促す「力量表」と「成長シート」

この会社では社員が学んだ知識やスキルを実務で効果的に生かせるように、「力量表」と「成長シート」という教育ツールを活用したコーチングにも力を入れている。「力量表」は、社員がどのような免許・資格、仕事に対する能力を持っているかをわかりやすく示した表であり、上司が必要に応じてコーチングして、人事部門でまとめている。
「成長シート」は、社員の成長を促進するためにキャリアプランと目標を明確化したものだ。このシートの運用には4段階ある。1番目に営業個人が5段階評定の目標の達成度合いを自ら評価し、2番目に同じ表を上司が独自に部下の目標達成度合いを評価する。そして3番目に社内で組織された評価委員会で差が生じた評価を検討する。最後に評価委員会の結果を基に上司、本人、評価委員、社長の4者で面談し、次年度の目標を決めながら社員の成長を促している。

勉強会の目的の明確化が大事

これらの取り組みにより、営業が自主的に勉強会を開催したり、営業同士が気軽に質問して教え合う等、学習する組織へ風土が変わってきた。最近の例では、月に一番大きな受注をした営業がその受注品目を題材として積算資料を基に見積もりの講師を担当して社内勉強会を行っていることだ。 
この狙いは、特に若い営業が先輩の受注した同じ仕様の見積もりを単にコピーして前回通りと理解するのではなく、積算資料を参考に独自の考えをもってゼロから見積もりすることにより印刷工程や技術的な用語を復習してもらうところにある。ひとつの勉強会でも単純にテーマを挙げて開催するのではなく、「明確な意義をもたせること」が社長の方針だ。そうした社風があるからこそ社員が自覚をもって勉強でき、新しいアイデアを創る要素ともなっている。

このように営業が顧客に新しいアイデアを提案し、社内での勉強会で積極的にやるには印刷ビジネスに関連した基礎知識を身に付けていないといけない。JAGATが毎年開催している「印刷営業20日間集中ゼミ」は若手営業が印刷ビジネスに欠かせない基礎知識を学べる構成になっている。若手営業の早期戦力化を検討している会社には推薦したい講座である。
                                 (CS部 伊藤禎昭)

 

「印刷営業20日間集中ゼミ」
期間:2020年5月11日(月)~6月5日(金)9:30~17:30
場所:JAGAT研修室 その他

 

 

過度に恐れず、やるべきことをやる

新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、イベントの自粛要請は継続されているが、JAGATのセミナーにおいては、感染予防の対策を講じた上で、受講者及び講師からの了解があれば、実施をしている。


page2020は感染防止対策を施していた

弊会主催イベントpage2020が行われた2月5日(水)~7日(金)の時点では、こうした自粛要請は行われてはいなかった。しかし、日本国内での感染が発見されており、また海外からの渡航者の入国制限も行われていない状況であったため、page2020の実施に際しては、展示ホールの各フロアの入り口にマスクと手指消毒液を設置する対応策を施した。その結果、出展企業を対象にしたアンケートでは、こうした対策に対し、一定の評価を得ることが出来た。


4月の新入社員養成講座も開催予定

3月下旬になり、JAGATセミナーの受講キャンセルの依頼は後を絶たない。しかしJAGATでは、page2020以降、一部セミナーを除き、pageイベントと同様の対策を施し、実施をしている。そして4月2日からの新入社員養成講座は、通信教育コースへの代替プランを用意しつつ、講座そのものの中止あるいは延期の予定はない(←6月以降に延期となりました)。 「自粛要請」があるからといって、新入社員に対しての貴重な教育の機会を奪ってよいのか、という思いがあるからだ。


大事な事は正しく恐れること

もちろん人命が最優先である。しかし新型コロナウイルスの収束時期が見えない中、現時点で講座の延期時期を確定することは難しい。ましてオリンピックのように1年というわけにはいかないであろう。受講申し込み企業の中には「何とか実施してほしい」という声もある。会場の換気を行い、参加者間の座席の距離を保ち、ディスカッションなどのも実施しないため、「3密(密接・密閉、密着)」の要件は回避しており、開催に支障はない。(JAGATにおける新型コロナウィルス感染症に関する対応策はこちらです。)

余談だが、先日、小学校の卒業式に参列した。参列者は制限され、いくつかのプログラムは削除される1時間弱の短い式だったが、子供たちが直前まで装着していたマスクを外し、校長先生から卒業証書を受け取る姿を見ることが出来た。過度に恐れることなく、リスクを背負い、最重要目的を見誤らず、適切な処置を施し、冷静に対応する姿勢に深い感銘を受けた。

(cs部 堀雄亮)

2020年度 JAGATセミナーカレンダー

2021/3/3更新

2020年度|4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月

2020年4月

  【延期】開催日未定
4月2日(木)
10:00~17:00
新入社員養成講座
 【延期】開催日未定
4月3日(金)
10:00~17:00
人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座 
 【延期】開催日未定
4月6日(月)
10:00~17:00
4月7日(火)10:00~17:00
印刷製作入門講座【講義編】 第1回目
 【延期】開催日未定
4月8日(水)
10:00~17:00
4月9日(木)10:00~17:00
4月10日(金) 10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第1回目 
 【延期】開催日未定
4月13日(月)
10:00~17:00
4月14日(火)10:00~17:00
印刷製作入門講座【講義編】 第2回目
 【延期】開催日未定
4月15日(水)
10:00~17:00
4月16日(木)10:00~17:00
4月17日(金) 10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第2回目 
【延期】開催日未定
4月22日(水)
10:00~17:00
4月23日(木)
10:00~17:00
4月24日(金)
10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第3回目

2020年5月

5月11日(月)~
第48期印刷営業20日間集中ゼミ

2020年6月

6月9日(火)10:00~12:00
新入社員養成講座~印刷概論~
6月9日(火)13:00~17:00
印刷業界で成果を出すための働き方
6月10日(水)~12日(金)10:00~17:00
印刷製作入門総合講座
6月22日(月)14:00~17:00
デザイン・レイアウトの基本のキ
6月23日(火)13:00~16:00
仕事に役立つマーケティングの基本のキ

2020年7月

7月4日(土)10:00~17:00
品質向上と印刷機械メンテナンス・印刷環境編
7月11日(土)10:00~17:00
品質向上のための印刷材料知識編
7月15日(水)13:30~17:30
情報の活かし方とアイデア発想法
7月22日(水)15:00-18:00
【オンラインセミナー】
紙媒体の成果アップ!SNSとの組み合わせでつくる売れる仕組構築 

2020年8月

8月4日(火)13:00~18:00
ゼロから始めるWebを受注するための営業術
8月8日(土)10:00~17:00
上級印刷管理者講座

2020年9月

9月8日(火)10:00~17:00
【オンライン同時開催】
今日からできる提案営業の進め方
9月14日(月)10:00~17:00
【オンライン同時開催】
組織で取り組む取り組む戦略営業体制と実践手順
9月15日(火)~16(水)10:00~17:00(両日とも)
DTPオペレーションに必要な文字組の基礎を正しく学ぶ

2020年10月

10月1日(木)開講
オンライン印刷ビジネス開発実践講座
10月7日(水)開講
オンライン印刷経営幹部ゼミナール
10月20日(火)
【オンラインセミナー】
印刷技術の基礎知識を学ぶ(プリプレス編)
10月27日(火)
【オンラインセミナー】
印刷技術の基礎知識を学ぶ(プレス・ポストプレス編)

2020年11月

11月10日(火)
【オンラインセミナー】
印刷見積り基礎講座(講義)
11月27日(火)
【オンラインセミナー】
印刷営業の基本プロセスと実務知識

2020年12月

12月4日(金)
【オンライン同時開催】
印刷営業のためのDTP必須知識
12月22日(火)
【オンラインセミナー】
顧客に選ばれる印刷営業活動の鉄則

2021年1月

1月14日(木)
【オンラインセミナー】
制作現場の見える化
1月19日(火)
【オンラインセミナー】
ビジネスに役立つグラフィックデザインの基本
1月27日(水)
【オンラインセミナー】
印刷営業のためのマーケティング基礎講座

2021年2月

2月16日(火)
【オンラインセミナー】
DM事例から学ぶ!デジタルと紙を活用したプロモーション手法
2月16日(火)
【オンラインセミナー】
最新版!DTPアプリケーションの徹底活用
2月19日(金)
【オンラインセミナー】
PDF入稿の運用方法とトラブル対策

2021年3月

3月4日(木)
【オンラインセミナー】
コンペで勝つ!企画提案の3つの極意
3月4日(木)
【オンラインセミナー】
ゼロから始めるWebを受注するための営業術
3月16日(火)
【オンラインセミナー】
印刷会社の”当たり前サービス”を強みに変える自社PR力アップ講座
3月18日(木)
【オンラインセミナー】
印刷見積り基礎講座(講義)
3月22日(月)
【オンラインセミナー】
印刷営業の基本プロセスと実務知識