AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング  

※本セミナーは、JAGATと業務提携している㈱イマジカデジタルスケープで実施されます。
セミナー会場は、㈱イマジカデジタルスケープ(東京都渋谷区)です。

AECC_Adv_main610_2014

概要

このトレーニングは、「AfterEffectsの使い方・基本トレーニング」を受講された方を対象とした、AfterEffectsの実践トレーニングです。主に、基本トレーニングで行った内容の続きとしての位置づけにあるトレーニングで、画像、ビデオに加え、3D等を使用し、エクスプレッションやmochaなどの関連アプリケーションを使いながら、フッテージの対象を、画像、テキスト、ビデオ、3D、平面等に分類し、基本トレーニングでは行っていない、それぞれのフッテージに対して使用するAfterEffectsの使い方を学習します。
AfterEffects CC 2014から、4Kのビデオソースに対応し、より美しい映像を扱えるようになりました。フルHDビデオも普及が当たり前になり、今後はこの4K動画は普及が広がっていくことになるでしょう。
このトレーニングでAfterEffectsの操作をさらに深め、より美しい映像制作の力になれれば幸いです。

開催日時

2020年3月15日(日)10:00~17:00

 

受講対象者

・弊社で開催している「AfterEffectsの使い方・基本トレーニング」(CS4~6、CCバージョン)を受講された方
・すでにAfterEffectsをお使いの方で、本カリキュラムに記載している内容を習得したい方

カリキュラム

画像・テキスト操作
•トラックマットとステンシルアルファ
•パペット
•ブレンドモード
•ボールアクション

3Dオブジェクトの活用
•シャドウを受ける、落とす
•CINEMA 4Dの使い方
•ヌルオブジェクトの活用
•レイトレース3D

ビデオ編集
•4Kの扱いとYouTube
•ピクセルモーションブラー
•時間操作(反転、スロー再生)
•キーフレーム固定(Freeze frame)
•mochaを使用したトラッキング
•シーケンスファイルの活用

エクスプレッション
•JavaScriptの理解
•変数と関数
•メソッドと値
•適用の仕方

プラグイン
•トラップコード


期待される効果

•画像、動画、テキスト、平面など、各フッテージに対して、より表現力豊かな編集方法を学習できます。
•AfterEffects上での3Dオブジェクトの扱いを習得することができます。
•連携アプリケーションであるmochaの扱いを習得することができます。
•4K動画の扱いや編集が可能になります。

講師

p_koushi伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ
トレーニングチームディレクター講師歴15年。講座開発数100以上。
総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メー カー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。現在 は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCSを中心としたトレーニングの企画、講師。

受講者へのメッセージ

2014年は、4K元年とも言われ、2020年の東京オリンピックでは8Kになる、とも言われています。今後、入力できる映像のクオリティが上がり、アプリケーションやハードウェアスペックの向上によって、より表現力豊かな映像編集が一般的になってくるでしょう。このトレーニングでは、AfterEffectsの基本操作を習得している方を対象に、AfterEffectsの使い方・基本トレーニング」の続きとなるトレーニングを行います。画像、テキスト、ビデオ、3Dなどの各フッテージごとに基本トレーニングの次に習得すべき機能や操作を学習します。「AfterEffectsの使い方・基本トレーニングを受講された方は、ふるってご参加ください。

テキスト

オリジナルテキストを使用。受講料に含まれているのでお得です!

持ち物

・受講票(プリントアウト環境が無い場合には、携帯・スマートフォン等への画面コピーでも可)
・筆記用具

※データの持ち帰り、データの持ち込みはできません。

使用アプリケーション

•Adobe AfterEffects CC 2014
•mocha
•CINEMA 4D

使用端末

Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)

定員

  1名

会場

㈱イマジカデジタルスケープ
〒150-0043

東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル8F
総合受付/登録受付/トレーニングルーム
TEL 03-5459-6200(代) FAX 03-5459-6209

(JR「渋谷」駅西口より徒歩5分、国道246号沿い)   地図はこちら

参加費

(消費税込)
JAGAT会員 23,800円 / 一般 26,400円

お申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

AfterEffects CC 2018の使い方・基本トレーニング

※本セミナーは、JAGATと業務提携している㈱イマジカデジタルスケープで実施されます。
セミナー会場は、㈱イマジカデジタルスケープ(東京都渋谷区)です。

概要

Adobe AfterEffect CC 2018は、主に短時間映像(カット)の加工・編集・エフェクト(効果付け)を行う非常にパワフルなツールです。映画やCM、マルチメディア作品やインターネットによる映像配信など、プロフェッショナルな映像を制作するためには必須アイテムといえます。
4K時代を迎え、スマートフォン・タブレットによる動画の録画も当たり前になり、YouTube等の動画配信サービスはもちろん、FacebookやInstagramなど、動画コンテンツの入手から配信までが非常に容易に、かつ高速化が実現できるようになってきたため、動画は今後ますます告知・宣伝・プロモーション等を目的とした手段としても、あたりまえの存在になっていくでしょう。
今回のAfterEffect CC 2018では、ライブテキストテンプレート、モーショングラフィックステンプレートなど、Premiereとの連携機能もさらに強化されています。このトレーニングでAfterEffectsの機能や操作を習得し、創造性溢れる映像の世界を探究してください。
なお、このトレーニングの受講後に受講すると、よりAfterEffectsへの理解が深まる「AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング」も開催しております。この基本トレーニングの受講後にぜひご検討ください。

トレーニングでは、ビデオ編集も行います。

開催日時

2020年3月8日(日)10:00~17:00

 

受講対象者

・Photoshopの基本操作が出来る方(レイヤーとは何であるか?について理解のある方)
・映像コンテンツの編集や、画像・イラスト・アニメと動画の合成などを習得し、映像編集の基礎を学習したい方

業界・職種毎による、このトレーニングの活用

●全般
AfterEffectsは、主にカット編集を行うアプリケーションです。
(時間的に)短い映像のことをカットといい、長い映像のことをシーンといいますが、カットとは、数秒~数分程度の動画のことをいい、シーンカットとカットをつなげた長い映像のことをいいます。DVDでたとえるなら、DVD全体がシーンで、チャプターがカットのようなものです。その短い映像編集を行うアプリケーションがAfterEffectsになります。シーン編集を行うアプリケーションが、Adobe Premiereになります。
AfterEffectsは、ビデオ、サウンドなどのデータはもとより、Illustrator、Photoshop、Flashなどのデータも素材として活用することが可能で、これらをレイヤーで合成していきますが、AfterEffectsは、レイヤーを使い、下から積み上げてデータを重ねて合成していくことから、俗に「縦の合成」と言われており、AfterEffectsで作成したデータを横に並べてつなげ、1つの長いシーンを作成するのがPremiereであることから、Premiereは俗に「横の合成」と言われています。
昨今では、YouTubeを利用した動画配信が盛んで、AfterEffectsは5~10分程度のカットを作成するのに最適なアプリケーションであることから、非常に人気が高まっているアプリケーションの1つでもあります。

●Web業界
Webページの中でビデオコンテンツを使うとより魅力的なサイトが出来上がるかと思いますが、映像は静止画の連続で、AfterEffectsで操作するキーフレームは、Flashと同じキーフレームですので、Flashの経験があれば、AfterEffectsで行っていることの理解もそれほど難しいことではないかと思います。
また、AfterEffectsではエクスプレッションというJavaScriptを使用して映像コンテンツを構造的に動作させる機能があるため、JavaScriptに関して理解のある方は、そのスキルを映像の中で発揮することが可能です。
作成した映像は、HTML5のvideoタグで活用したり、動画をYouTubeにアップし、YouTubeからiframeで引き込んで共有したり、と、活用の仕方はさまざまです。
このトレーニングで学習した内容は、以下の目的で使用することが可能です。

・既存のサイトに動画コンテンツを入れられるようになる
・静止画から動画を起こすことが可能であるため、既存の画像を流用し、動画として活用できる
・Illustrator、Photoshop、Flashのデータを活用し、動画を作成することができる

●DTP業界
プリントアウトのみを専門で行っている場合には、動画編集を行うという機会はあまりないかもしれませんが、AfterEffectsで作成した動画は、InDesignに貼り込み、電子書籍に埋め込んで使用したり、動画が埋め込まれたPDFに書き出すことが可能です。
また最近は、AR(拡張現実)コンテンツとして動画を活用することも増えてきています。例えば、名刺の背面にトリガーとなる写真やロゴを印刷しておき、その写真をスマートフォンのカメラで覗くと、名刺の上で動画が再生されたり、という使い方です。
こうなると名刺そのものが会社案内に使用できたり、イベントの集客に使用できたり、など、様々な活用方法が模索できます。

●映像業界
すでに映像業界にいらっしゃる方は、ノンリニア編集はどのように行うのか、を習得する最初の一歩として、またはカット編集アプリケーションの習得としてこのトレーニングをご検討いただければ、と思います。
AfterEffectsと同様の目的で使用するアプリケーションに、VideoStudioなどがありますが、AfterEffectsはカット編集に特化していること、またサードパーティ製の数々のプラグインによってより美しい映像を作り出すことが可能です。

学習内容は、以下カリキュラムでご確認ください。

カリキュラム

AfterEffectsを始める前に
・Adobe Premireとの役割の違い
・フレーム
・作業の基本手順
・必要システム構成

インターフェイス
・アプリケーションウインドウ
・ドッキングゾーンとグループ化ゾーン
・フローティングパネル
・パネルの最大化
・スクロールバー
・パネルのサイズ変更

ピクセル縦横比・フレーム縦横比
・映像データと、再生デバイスの比率
・インターレースとプログレッシブ

AfterEffectsでの作業ワークフロー
・コンポジションの作成
・素材の読み込みと配置

アニメーション
・トランスフォーム
・アンカーポイントツール
・レイヤーの削除
・キーフレームの設定
・パスの編集

レイヤーを使ったアニメーション
・コンポジションとして取り込み
・デュレーション

レイヤーの操作
・ソロ
・トランスフォームの単独表示
・レイヤーの複製

マスク
・マスクの設定と反転
・親子付け
・マスクのアニメーション
・マスクの活用と調整

モーションブラー
・モーションブラーの強度を変更

プレビュー
・プレビューの割り当て

保存とファイルの収集
・映像制作のポイント
・テキストの表現
・レンダリングによって潰れないようにする
・セーフティエリア
・ドロップフレームとノンドロップフレーム
・映像制作手法に関するガイドライン

サウンドを使ったアニメーション
・Illustratorのパスを取り込む
・アニメーションのループ再生
・3Dレイヤー
・アニメーションプリセット
・サウンドの配置とフェードイン・フェードアウト

ムービー
・コンポジションサイズの変更
・字幕の消去
・ロトブラシによる、被写体の切り抜き
・レイヤーを分割
・タイムリマップ(時間制御)
・ワープスタビライザーVFX
・3Dカメラトラック
・マスクをトラック

プリコンポーズ
・コンポジションをプリコンポーズする
・コンポジションにトランスフォーム

テキストレイヤー
・テキストレイヤーの作成
・パスに沿ったテキストのアニメート
・オフセットアニメーション
・ウィグリー

ペイントアニメーション
・ブラシの軌跡をアニメーションに

調整レイヤー
・調整レイヤーを利用したエフェクト
・フッテージの置き換え

レンダリング
・レンダーキュー
・コラップス
・フレームブレンド

※Maxon Cinema4Dソフトウェア連携による、3Dオブジェクトの利用に関するカリキュラムは含みません。

期待される効果

・Photoshopで扱う静止画を、動画に作り変えることができるようになります。
・Illustratorで作成したロゴやイラストを、動画として動かすことができるようになります。
・Animate(Flash)で作成したアニメーションを取り込み、動画とアニメを合成できるようになります。
・既存の動画から字幕を消したり、人物や商品の切り抜き、時間操作、またサウンドデータを取り込み、フェードイン・フェードアウトをかけるなど、音と映像の加工もできるようになります。
・TV、パソコン、スマホなど、デバイスによって異なるピクセルサイズや表示サイズの違いについて理解することができます。

講師

p_koushi伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ
トレーニングチームディレクター講師歴15年。講座開発数100以上。
総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メー カー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。現在 は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCSを中心としたトレーニングの企画、講師。

受講者へのメッセージ

スマートフォン・タブレットによる動画録画の普及、VR360カメラの登場、YouTube、Facebook、Instagram等の動画配信サービスが充実し、動画コンテンツの入手から配信までが非常に容易に、かつ高速化が実現できるようになりました。ただ、いざ動画の編集をしようとAfterEffectsを起動すると、真っ黒いインターフェイスに、どこからどう手をつけていいかわからない方も多いと思います。このトレーニングでは、AfterEffectsの始め方から、基本操作、映像編集の基本まで、Photoshopで扱う静止画と動画コンテンツを中心に、MP3、aiデータなどを素材に使いながら、動画編集を学習するトレーニングです。AfterEffectsは、いざ使い始めるとそれほど操作は難しくありません。ぜひ、映像編集の第一歩を踏み出してください。
また、このトレーニングの受講後に受講すると、よりAfterEffectsへの理解が深まる「AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング」も開催しております。この基本トレーニングの受講後にぜひご検討ください。

テキスト

オリジナルテキストを使用。受講料に含まれているのでお得です!

持ち物

・受講票(プリントアウト環境が無い場合には、携帯・スマートフォン等への画面コピーでも可)
・筆記用具

※データの持ち帰り、データの持ち込みはできません。

使用アプリケーション

・Adobe AfterEffects CC 2018
・Adobe Illustrator CC 2018
・Adobe Photoshop CC 2018

使用端末

Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)

定員

1名

会場

㈱イマジカデジタルスケープ
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル8F
総合受付/登録受付/トレーニングルーム
TEL 03-5459-6200(代) FAX 03-5459-6209

(JR「渋谷」駅西口より徒歩5分、国道246号沿い)   地図はこちら

参加費

(消費税込)
JAGAT会員 23,800円 / 一般 26,400円

お申込み

お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

印刷工場の生産性向上、改善活動における多能工化

長い労働時間は、日本の産業界の体質

生産性向上は、印刷産業界に限らず日本の産業界全体で解決すべき課題だ。日本の労働生産性が先進諸外国と比較して著しく低いことは、周知の通りだ。日本生産性本部がまとめた2017年における日本の労働生産性(時間あたり)は47.5ドルで、主要先進国では最下位だ。この数字は、1位の米国は72ドル、2位のドイツ69.8ドルに対して3分の2の生産性ということになる。生産性を決める要素は、付加価値、労働者数、労働時間の3つである。生産性は、「付加価値」を「労働者数」×「労働時間」で割ったものだ。つまり、先進国の中で、一番長く働いていても儲からない仕事の仕方をしていることになる。苦労しても報われない、貧乏暇なしの状態かもしれない。一方、印刷業での労働力不足、人材不足も深刻な課題だ。政府が掲げる働き方改革では、「長時間労働の是正」、「同一労働同一賃金」、「柔軟な働き方」があるが、印刷会社がこれらの課題に取り組むためには、企業の業績や環境が共に改善されなければ元も子もない。印刷会社が利益を生み出すことは、経営者に限らず社員全員で意識を高め取り組まなければならない。印刷会社は、効率よく利益を生み出すことが重要だ。ビジネスのしくみにより利益を生み出すことがマーケティングであるならば、印刷工場の利益の源泉は、生産効率である。これらの改題解決のひとつに多能工化がある。

多能工化への壁は、品質管理における作業の標準化と見える化

多能工とは、生産・施工の現場において、1人が一つの職務だけを受け持つ単能工に対し、1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた作業者のことだ。多くの印刷工場の課題である多品種少量生産や品種・数量の変動に対して生産体制を柔軟に維持し、生産性の向上に効果的に取り組むことができる。一方、組織的に多能工化を進めるには、教育・訓練するしくみをつくる必要がある。多能工化へのボトルネックは、教育への手間暇と評価制度が上げられる。従来の勘や経験、徒弟制度的な教育では困難だ。標準化や見える化への取り組みは必須なのだ。

一概に印刷工場の多能化といっても、印刷会社の規模や事業領域によって、取り組み方も様々なようだ。page2020セミナー「印刷工場の生産性向上実践 ①~多能工化編~」では、二つの違った多能工化への取り組みを紹介し、生産性、働き改革の視点からも検証する。水上印刷株式会社の事例では、「きれいな工場でしか良い印刷物は作れない」をスローガンに最先端の設備と環境を備えた工場で「4S」「機械設備の保全」「品質」「多能化」のー連の活動の中、多能工化を位置づけしている。工場内の整理整頓はもとより、セキュリティや安全管理がゆきとどいた環境で社員の働きやすさにも繋がっている。「スピード」「フレキシビリティ」「クオリティ」の3つの要素を達成する道筋になっている。職場環境が人材育成と製品の品質にも結びついていることがポイントだ。

また、大東印刷工業株式会社の事例では、徹底した「見える化」への取り組みがポイントだ。同社では「印刷タクシーメーター」と呼ばれるその仕事の原価が、今どのくらいかかっているのかがリアルタイムに「見える」ことでコスト意識を高め、目標管理を行い、効率的に仕事を進めるしくみづくりに特徴がある。その業務管理システムの構築を通じ、生産性向上の中での複数の工程をカバーした多能工化について紹介する。

一概に多能工化といってもそれぞれのビズネス形態や規模によっても様々であることが分かる。重要なことは、単なる真似や知識だけでは、多能化や改善活動は上手くいかないことだ。如何に考え、葛藤し、モチベーションを高めたかを学ぶことが重要になる。

CS部 古谷芸文

関連情報 page2020セミナーhttps://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html

【S2】印刷工場の生産性向上実践 ①~多能工化編~

【S4】印刷工場の生産性向上実践② ~品質管理と改善活動編~

【S7】トラブルを未然に防ぐ入稿データのチエックポイント~最新のAdobe CCにおける注意点~

【S9】アイデアを形にする紙加工の製品開発

【S14】印刷学会共催「色評価用LEDガイドライン」とカラマネ・照明の基本 ~LEDガイドラインセミナー~

生産性向上は、改善活動と働き方改革のセットで効果を生み出す page2020セミナー「印刷工場の生産性向上」

生産性の向上における改善活動と多能工化は、印刷業においても重要な課題解決のテーマとして考えられる。page2020セミナーにおいても生産性向上は柱のひとつになっている。

日本生産性本部が公表した「労働生産性の国際比較」によると、経済協力開発機構(OECD、2018年)のデータに基づく日本の労働生産性は、就業1時間当たり46.8ドル(購買力平価換算4744円)でOECD加盟36カ国中21位だった。政府は「働き方改革」を重要課題として掲げ、生産性向上を目指すが、調査記録が残る1970年以降、先進7カ国(G7)諸国で断トツ最下位の状態が続いている。一方、働き方改革については、「働き方改革関連法」が2019年4月に施行されたが、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が2019年に発表した調査結果によれば、現在「働き方改革が経営目標としてあげられている」と回答した企業の割合は、全体の42%で、働き方改革に伴うITシステムについては、300名未満の企業では導入済回答が10%に留まるなど、企業の規模が小さいほど導入に踏み切れない現状が浮き彫りになっている。

働き方改革は、利益と直結する工場改善と一体化で考える。

働き方改革は、「長時間労働の是正」、「同一労働同一賃金」、「柔軟な働き方」の実現が掲げている。これらが進まないのは、業績に対する懸念があるからだ。印刷会社がこれらの課題に取り組むとすれば業績も共に改善されなければ難しい。印刷工場では、生産効率アップによる利益を生み出すことが課題となる。企業が合理的に改善活動に取り組むにあたって課題となるのが「品質管理における標準化」と「多能工化」である。

印刷業における多能工化のメリットとデメリット

<メリット>

  • 作業の標準化が進む→品質の安定化と仕事量が平準化し、業務負荷が均等になる。
  • 幅広い印刷工程をカバーできる→変化に強い組織づくりにつながる
    • 柔軟性が高い組織、業務対応ができるようになる。
  • 各工程の理解者、品質管理が共有できる→チームワークが向上する。相互理解が進む

<デメリット>

  • 人員の育成に時間がかかる→業績にどうつながるのかを検討する必要がある。
  • 人事評価制度の整備が必要→社員のモチベーション管理をどうするか

※組織としての目標設定の仕方などの見直しが必要になることもがある

page2020セミナー「印刷工場の生産性向上実践」では、多能化と改善活動の2つテーマを開催する。

多能工化編では、印刷工場における働き方改革の視点で、改善活動をベースに生産効率を向上させる中で、品質管理における標準化や多能工化が如何に進んだかを2つ事例を通じて紹介する。水上印刷株式会社の事例では、「きれいな工場でしか良い印刷物は作れない」をスローガンに「4S」「機械設備の保全」「品質」「多能化」のー連の活動を通じて改善活動の中での多能工化と働き方改革への取り組みを紹介する。また、大東印刷工業株式会社の事例では、徹底した「見える化」への取り組み、業務管理システムの構築を通じて、徹底したコスト管理で利益を生み出し、複数の工程をカバーした多能工化について紹介する。一概に多能工化といってもそれぞれのビズネス形態や規模によっても様々であることが分かる。改善活動や多能工化、働き方改革に至っては、事例や型はありそうだ。しかし、実践としての在り方は、それぞれの会社の葛藤の中で個性的なものの様だ。page2020セミナーでは、実践することを念頭に参加するとより響くと思われる。

CS部 古谷芸文

関連情報 page2020セミナーhttps://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html


【S2】印刷工場の生産性向上実践 ①~多能工化編~

 

【S4】印刷工場の生産性向上実践② ~品質管理と改善活動編~

 

【S7】トラブルを未然に防ぐ入稿データのチエックポイント~最新のAdobe CCにおける注意点~

 

 

【S14】印刷学会共催「色評価用LEDガイドライン」とカラマネ・照明の基本 ~LEDガイドラインセミナー~

 

 

JAGATセミナーカレンダー

2020/3/10更新

2019年度|4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月

2019年4月

4月2日(火)10:00~17:00
新入社員養成講座
4月3日(水)10:00~17:00
人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座
4月4日(木)13:00~17:00
印刷業界で成果を出すための働き方
4月8日(月)10:00~17:00
4月9日(火)10:00~17:00
印刷製作入門講座【講義編】 第1回目
4月10日(水)10:00~17:00
4月11日(木)10:00~17:00
4月12日(金) 10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第1回目
4月15日(月)10:00~17:00
4月16日(火)10:00~17:00
印刷製作入門講座【講義編】 第2回目
4月17日(水)10:00~17:00
4月18日(木)10:00~17:00
4月19日(金) 10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第2回目 【満員御礼】

2019年5月

5月8日(水)10:00~17:00
5月9日(木)10:00~17:00
5月10日(金)10:00~17:00
印刷製作入門講座【実技編】 第3回目 【追加開催】
5月11日(土)~
第5期 工場マネージャー養成講座
5月13日(月)~
第47期印刷営業20日間集中ゼミ
5月18日(土)10:00~17:00
品質向上と印刷機械メンテナンス・印刷環境編
5月24日(金)13:00~17:00
東京-大阪ライブ中継
顧客に選ばれる印刷営業の鉄則
5月27日(月)13:00~18:00
印刷会社の”当たり前サービス”を強みに変える自社PRアップ講座

2019年6月

6月15日(土)10:00~17:00
品質向上のための印刷材料知識編
6月20日(木)10:00~18:00
紙メディアの効果を高めるWeb動画企画と制作方法
6月21日(金)10:00~12:30
仕事に役立つDTPアプリケーションの徹底活用
6月21日(金)14:00~16:30
仕事に役立つPDFとトラブル対策
6月25日(火)13:00~18:00
コンペで勝つ!企画提案の3つの極意
6月26日(水)
広島開催
印刷トップセールスマンへの道
6月27日(木)15:30~18:30
共感を呼ぶ色彩表現のルール
6月28日(金)11:00~18:00
デザイン設計の基本セオリー

2019年7月

7月3日(水)10:00~17:00
今日からできる「提案営業」の進め方
7月11日(木)13:30~17:30
情報の活かし方とアイデア発想法
7月12日(金)14:00~17:00
東京-大阪ライブ中継
印刷営業のためのDTP必須知識講座
7月18日(木)14:00~17:00
印刷業で知っておきたい製本加工の基礎知識
7月20日(土)10:00~17:00
上級印刷管理者講座

2019年8月

8月6日(火)13:00~18:00
ゼロから始めるWebを受注するための営業術
8月6日(火)~7日(水)10:00~17:00(両日)
DTPオペレーションに必要な文字組の基礎を正しく学ぶ
8月7日(水)10:00~17:00
印刷物の品質基本セオリーを学ぶ
8月8日(木)10:00~18:00
ちょっと難しい組版原則を学ぼう

2019年9月

9月5日(木)・6日(金)
JUMP東北2019&ジョイントセミナー
9月6日(金)10:00~17:00
組織で取り組む戦略営業体制と実践手順
9月10日(火)10:00~13:00
クリエイティブ強化で顧客への成果提供 ブランド×デザイン構築法
9月10日(火)14:30~17:30
紙媒体の成果アップ!SNSとの組み合わせでつくる売れる仕組構築
9月18日(水)10:00~17:00
型から学ぶレイアウトデザイン
9月27日(金)
JUMP中国・四国2019&ジョイントセミナー

2019年10月

10月5日(土)10:00~17:00
品質向上向上と印刷機械・メンテナンス・印刷環境編
10月8日(火)10:00~17:00
新人・若手社員社員「基礎力向上」講座
10月9日(水)10:00~17:00
必修!基礎から学ぶ印刷技術
10月9日(水)13:00~18:00
部下のやる気を引き出す営業会議の進め方
10月10日(木)13:00~17:00
DTPの基礎総点検
10月11日(金)開講
印刷ビジネス開発実践講座2019
10月15日(火)13:00~17:00
デジタル印刷の基礎を知ろう
10月16日(水)13:00~17:00
基礎から学ぶ製本加工
10月17日(木)13:00~17:00
印刷営業の基本プロセスと実務知識
10月28日(月)10:00~18:00
紙メディアの効果を高めるWeb動画企画と制作方法
10月28日(月)11:00~18:00
印刷見積り基礎講座【講義編】
10月29日(火)10:00~18:00
印刷見積り基礎講座【演習編】

2019年11月

11月9日(土)10:00~17:00
品質向上のための印刷材料知識編
11月12日(火)10:00~12:30
仕事に役立つ役立つDTPアプリケーションの徹底活用
11月12日(火)14:00~16:30
仕事に役立つ役立つPDFとトラブル対策(決定版)
11月18日(月)14:00~16:30
AIビジネス 超入門ワークショップ
11月20日(水)14:00~17:00
顧客のニーズを満たすデジタル印刷・加飾技術の基本知識とビジネスのツボ

2019年12月

12月3日(火)13:00~18:00
コンペで勝つ!企画提案の3つの極意
12月11日(水)11:00~18:00
デザイン設計の基本セオリー
12月11日(水)13:00~18:00
ゼロから始めるWebを受注するための営業術

2020年1月

1月18日(土)10:00~17:00
上級印刷管理者講座
1月22日(水)10:00~17:00
印刷営業のためのマーケティング基礎講座
1月23日(木)・24日(金)
JAGAT中部大会2020&ジョイントセミナー

2020年2月

2月21日(金)13:00~15:00 仙台開催
印刷・製本・加工を起点としたアイデアとその発想法
2月21日(金)16:00~18:00 仙台開催
顧客のニーズをニーズを満たす幅広い表現と技術 デジタル印刷・加飾技術の基本知識とビジネスのツボ

2020年3月

3月10日(火)10:00~17:00
必修!基礎から学ぶ印刷技術
3月11日(水)13:00~17:00
印刷営業の基本プロセスと実務知識
3月12日(木)11:00~18:00
印刷見積り基礎講座【講義編】

 

 

デザインの重度が増す印刷ビジネスと求められるアイデア

 印刷業を取り巻くビジネス環境では、デザインの重度が増している。ニーズが複雑化し課題がわかりにくい今日においては、課題探索・発掘、コンセプト設計においてのデザイナーの発想に期待が大きいようだ。印刷会社がマーケティングや製品においてデザイン能力を重要視しているように顧客側の企業もデザインノウハウを重要視している。経済産業省の「デザインの活用によるイノベーション創出環境整備に向けたデザイン業の実態調査研究によれば、デザインが事業運営や売上計上に貢献しているとの回答は8割超となっている。アンケート調査の主な内容としては、「デザインが事業そのものに直結しており売上げと緊密な相関がある」、 「デザインが事業の柱として技術やその他の要素をバランスよくまとめ、売上げに貢献している」及び「デザインは事業の一要素として、企業の総合力の一部として売上げに貢献している」との回答を合わせたものになっている。産業界全体としてもデザインが重要な課題となっている。企業がデザインに期待する役割は多岐にわたる。例えば、経営においてデザインに期待する事項としては、ブランドの構築、外観での付加価値の向上、オリジナリティの表現等が多く挙げられている。これらに続いて品質や技術力の表現やコンセプトの提案等への期待が高まっている。このことは、印刷業でもビジネスチャンスとして捉えるべきであろう。

 デザイン思考(デザインシンキング)とは、デザイナーがデザインを行う上で行っている思考方法のことである。「デザイン」とは、例えば、建築や服飾、美術、広告などの様々な分野で、設計や表現するクリエイティブな行為の事を示すが、一方、デザインのプロセスや考え方をビジネスに転用したものがデザイン思考とも言える。商品・サービス開発においてのポイントは、「ユーザー目線で物事を考える」ことがビジネスパーソンに求められる。デザイン思考のプロセスは、前例のない問題などに対して新たな解決策を見出す際に役立つと言われている。

<商品開発の決め手はアイデア>

 印刷ビジネスにおいても商品開発の決め手は、アイデアだ。モノや情報が溢れた時代では、ユーザーの想定を超えた製品やサービスが必要になる。過去のパターンに捕らわれた単なるモノを作ることではない。例えば、デザイン思考的な見方をすれば、人々が気づいていないニーズを明らかにすることで「洞察」「観察」「共感」という三つの要素の相乗効果によって製品やサービスを生み出すことのようだ。プロセスは、マーケティングも含めたしくみづくりにも及ぶ。page2020でも、加藤隆之氏(加藤製本株式会社/代表取締役)と山田明良氏(福永紙工株式会社/代表取締役 かみの工作所/代表)を講師に「アイデアを形にする紙加工の製品開発」をテーマにセミナーを開催する。紙加工のノウハウをコアに〝今までにない”紙製品を創り〟で販路開拓し、ブランディングを展開している。従来の受注型ビジネスから市場提案型ビジネスへ舵を切った事例だ。ビジネスの原動力は、アイデアを生み出すしくみとデザイン的な発想だ。アイデアやデザイン的な発想は、簡単に出せるものではない。指示や命令だけで良いアイデアを出すことは難しい。経営判断で、実際にアイデアを生み出すために取り組むべきことは何かを知ることから始めることが求められる。

CS部 古谷芸文

関連情報 page2020セミナーhttps://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html

【S9】アイディアを形にする 紙加工の製品開発 イディアを形にすhttps://page.jagat.or.jp/session/detail_30.html

【S12】デザイン設計の基本セオリー https://page.jagat.or.jp/session/detail_33.html

【S13】効果の高いパーソナライズDMの実際 ~データ分析からプロモーション戦略、メディアプランニングの手法を学ぶ~ https://page.jagat.or.jp/session/detail_34.html

【S15】デジタルと紙メディアで表現するブランディング実践 ~印刷物、Web、CG、VR、AR、動画、リアルを組み合わせる~ https://page.jagat.or.jp/session/detail_36.html

あなたのビジネス文書は伝わっていますか?

忙しいビジネスの現場できちんと伝えたいなら、5W1Hで組み立てて、3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)を意識したい。

新語・流行語にご用心

「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が「ONE TEAM」に決まりました。毎年発表されると、本当に流行ったのかと疑問視されますが、2015年の「爆買い」、2017年の「インスタ映え」「忖度」などはすっかり定着した感があります。2018年の「そだねー」は一方言に戻った気もしますが、「ONE TEAM」はもう少し使い勝手が良さそうで、チームワークを鼓舞するためにビジネスや部活で使われていそうです。

トップテンには新元号の「令和」が選ばれていますが、流行語と言うなら「令和初の」か「平成最後の」とすべきではないかと思います。ちなみに「SNS流行語大賞2019」の1位には、Twitter上最も多くつぶやかれた「平成最後の」が選ばれています。

女子中高生の間で流行った「2019年ギャル流行語トップ10」は、「KP」「ぴえん」「わかりみが深い」「3150」「語彙力」「リアコ」「○○案件」「時差グラム」「きょコ」「ブレ盛り」となりました。「JC・JK流行語大賞2019」には、「ぴえん」「べびたっぴ」「KP」「3150」「匂わせ」が選ばれました。

女子中高生という限られた範囲で使われているのなら問題ないのですが、「わかりみが深い」は実用日本語表現辞典に 2017年5月25日付けで既に投稿されています。実際、30~40歳の人の文章に注釈なしで使われていました。

日常会話や友だちとのSNSで、新語・流行語を適当に使ってみたり、言葉を略せるだけ略したりするのは当たり前のことですが、ビジネスでは少し保守的なくらいがちょうどいいでしょう。文字を書くことは減っても、入力して表現する機会は増えていますが、ビジネス文書の本や、雑誌の特集記事が少なくないのは、いざ仕事で文章を書こうとするとどうしていいかわからない人が多いからかもしれません。

3Cを意識することで文章は格段に読みやすくなる

外国語で話すときも、日本語で話しているときの癖が出ると言われますが、文章も同じです。ダラダラ話す人はダラダラした文章を書くし、落ち着いた人は落ち着いた文章を書きます。その個性は私用にとっておいて、仕事では読む相手を意識して、相手の状況に合わせて書かないと読んでもらえません。

伝えたいことを5W1Hで組み立てるとわかりやすいと言われますが、もう一つ文章を書くときに意識すべきは3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)です。さらに、自社で通用している言葉がそのままで相手に伝わるかどうかを確認して、誤解されやすい表現を避ける必要があります。また、長文は避けて、句読点や記号を効果的に使うことでぐっと読みやすくなります。

読み手に対する敬意、読んでもらおう、わかってほしいという気持ちは必ず相手に伝わります。わかってくれるだろうという甘えは捨てて、対面して話す時のようにリラックスして、でも相手に合わせて文章を書いてください。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

関連情報 新入社員対象セミナー&通信教育

「新入社員養成講座」2020年4月2日(木)
印刷会社で働くための基礎知識と社会人として必要なビジネスマナーを学ぶ入門講座

「人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座」2020年4月3日(金)
①職場や仕事の人間関係を円滑にするためのコミュニケーションスキルを身につける。
②仕事を進める上で、お互いの信頼関係を築くために不可欠なルールを身につける。

「2020年度新入社員養成講座」(西部支社)
2020年4月2日(木)~7日(火)計4日間(土・日除く)
社会人の第一歩、印刷ビジネスの基本を学ぶ4日間

JAGAT通信教育「新入社員コース」
「上手なコミュニケーションのしかた」についても丁寧に解説しています。

印刷見積り基礎講座(演習編)~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

 

Q.1 本講座を受講した感想

●前日の講義内容と演習で実際に自分で考えることで理解度を深めることができた。また自社ルールが何かの切り分けもできた
●営業になったばかりで未経験の見積りに対しての知識や考えを学べた
●細かく体系付けして積算する事に関して整理ができた

Q.2 本講座で最も印象に残った講義内容や言葉は何ですか

●「メイクアップ」「版数」
●ソフトでやっていると見積りが作れていても中身が説明できない現象がおこるので今回の研修をやってみてより現場を知ろうと思った

印刷営業の基本プロセスと実務知識 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

 

 

Q1.受講した感想

●営業としての考え方をもう一度学ぶことができ大変参考になりました。社外の方の意見や考え方は時に新鮮なものもあり、良かったです。顧客のニーズを理解して、お客様の事を研究することはやはり大切でした。まだお客様を担当させてもらってはおりませんが、壁にぶつかったときにはこのセミナーの資料を振り返ってみようと思います。ありがとうございました。
●今回のセミナーに参加させていただき、お客様が困っていることや課題についてもう一度考えていきたいと感じました。
●田中先生のお話は何度かお聞きしていましたが、改めて部下への指導に取り入れたいと思いました。ありがとうございました。

Q2.印象に残った講義、内容、興味を持った項目、講師の言葉など

●ザオアンス、チャルディーニの法則
●あなた自身がプレミアム
●ちょっとだけの、予習・復習・考える
●ストーリーを作ることが大切!
●納品はお客様にとってはじまり(スタート)

 

【仙台開催】顧客のニーズを満たす幅広い表現と技術 デジタル印刷・加飾技術の基本知識とビジネスのツボ

<デジタル印刷ビジネスに特化したコンサルタントによるソリューションセミナー>

お客様に気づかせる印刷物の“価値”の提案!
デジタル印刷ビジネスで成果を上げるには、顧客ニーズに応えるという視点が重要です。デジタル印刷の基礎知識や長所・弱点を知ることで、デジタル印刷ならではのソリューション提案が可能になります。
本講座ではデジタル印刷・加飾・加工技術の開発が勢いを増す中、多様な技術を整理し、その特徴とポイントを学ぶと共に、実践事例を交え顧客のビジネスに合った技術をコーディネーションする視点を養います。

主な講義内容

1.デジタル印刷の基礎知識編
・デジタル印刷機の方式と機能・特徴
・デジタル印刷の長所と弱点を知る

2.デジタル印刷・加飾・加工の動向
・デジタル印刷機の二つの方向性
・大型機と小型機(POD)の動向
・加飾・加工・資材(特種紙)の動向

3.デジタル印刷ビジネスと課題 
・印刷ビジネスの現況とスマイルカーブ
・顧客が期待するビジネスの姿
・IoT/AIのもたらす価値と動向
・デジタル印刷を加えた総合的な印刷ビジネス

 

開催日程・開催時間

2020年2月21日(金)  16:00~18:00

【こんな方に】 ~ビジネスに応じたデジタル印刷を理解する~
・デジタル印刷でどんなサービスが提供できるのか知りたい
・デジタル印刷、加工、加飾技術の現況や特徴を知りたい
・デジタルと従来の印刷の使い分けを知りたい
・付加価値の高いデジタル加飾の可能性を知りたい

定員

40名(最少催行人数10名)
※開催1週間前で申込が10名に満たない場合は、中止とさせていただく場合がございます。

講師

宮本 泰夫  (株)バリューマシーンインターナショナル 取締役副社長

1993 年より東洋インキ製造(株)、HP Indigo 社製デジタルオンデマンド印刷機の技術、アプリケーション開発、ならびにデジタルフロントエンドの企画、開発を担当。2001 年より印刷系ITベンチャーにてシステム開発、ソリューション開発責任者としてオンデマンド印刷のアプリケーション開発に従事。2003 年同社退職、(株)バリューマシーンインターナショナルを設立し、現在に至る。デジタル印刷ならびにバリアブル印刷・Web-to-Print を中心とした周辺技術を絡めたビジネスコンサルティングを数多く手掛ける。情報工学修士。

会場

宮城県印刷会館 (仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL:022-284-7586)

参加費(税込)

JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員 7,700円 / 一般 11,000円

お申込み

お申込書に必要事項をご記入のうえ、 (022)232-9249までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の前日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。
七十七銀行 東卸町支店(当座) No.5013968 ミヤギケンインサツコウギョウクミアイ

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3112

お申し込み及びお支払に関して
宮城県印刷工業組合 電話:(022)284-7586

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会 協力:東北地区印刷協議会