あなたのビジネス文書は伝わっていますか?

忙しいビジネスの現場できちんと伝えたいなら、5W1Hで組み立てて、3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)を意識したい。

新語・流行語にご用心

「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が「ONE TEAM」に決まりました。毎年発表されると、本当に流行ったのかと疑問視されますが、2015年の「爆買い」、2017年の「インスタ映え」「忖度」などはすっかり定着した感があります。2018年の「そだねー」は一方言に戻った気もしますが、「ONE TEAM」はもう少し使い勝手が良さそうで、チームワークを鼓舞するためにビジネスや部活で使われていそうです。

トップテンには新元号の「令和」が選ばれていますが、流行語と言うなら「令和初の」か「平成最後の」とすべきではないかと思います。ちなみに「SNS流行語大賞2019」の1位には、Twitter上最も多くつぶやかれた「平成最後の」が選ばれています。

女子中高生の間で流行った「2019年ギャル流行語トップ10」は、「KP」「ぴえん」「わかりみが深い」「3150」「語彙力」「リアコ」「○○案件」「時差グラム」「きょコ」「ブレ盛り」となりました。「JC・JK流行語大賞2019」には、「ぴえん」「べびたっぴ」「KP」「3150」「匂わせ」が選ばれました。

女子中高生という限られた範囲で使われているのなら問題ないのですが、「わかりみが深い」は実用日本語表現辞典に 2017年5月25日付けで既に投稿されています。実際、30~40歳の人の文章に注釈なしで使われていました。

日常会話や友だちとのSNSで、新語・流行語を適当に使ってみたり、言葉を略せるだけ略したりするのは当たり前のことですが、ビジネスでは少し保守的なくらいがちょうどいいでしょう。文字を書くことは減っても、入力して表現する機会は増えていますが、ビジネス文書の本や、雑誌の特集記事が少なくないのは、いざ仕事で文章を書こうとするとどうしていいかわからない人が多いからかもしれません。

3Cを意識することで文章は格段に読みやすくなる

外国語で話すときも、日本語で話しているときの癖が出ると言われますが、文章も同じです。ダラダラ話す人はダラダラした文章を書くし、落ち着いた人は落ち着いた文章を書きます。その個性は私用にとっておいて、仕事では読む相手を意識して、相手の状況に合わせて書かないと読んでもらえません。

伝えたいことを5W1Hで組み立てるとわかりやすいと言われますが、もう一つ文章を書くときに意識すべきは3C、Correct(正確に書く)、Clear(明確に書く)、Concise(簡潔に書く)です。さらに、自社で通用している言葉がそのままで相手に伝わるかどうかを確認して、誤解されやすい表現を避ける必要があります。また、長文は避けて、句読点や記号を効果的に使うことでぐっと読みやすくなります。

読み手に対する敬意、読んでもらおう、わかってほしいという気持ちは必ず相手に伝わります。わかってくれるだろうという甘えは捨てて、対面して話す時のようにリラックスして、でも相手に合わせて文章を書いてください。

(JAGAT CS部 吉村マチ子)

関連情報 新入社員対象セミナー&通信教育

「新入社員養成講座」2020年4月2日(木)
印刷会社で働くための基礎知識と社会人として必要なビジネスマナーを学ぶ入門講座

「人間関係と仕事が上手くいくコミュニケーション講座」2020年4月3日(金)
①職場や仕事の人間関係を円滑にするためのコミュニケーションスキルを身につける。
②仕事を進める上で、お互いの信頼関係を築くために不可欠なルールを身につける。

「2020年度新入社員養成講座」(西部支社)
2020年4月2日(木)~7日(火)計4日間(土・日除く)
社会人の第一歩、印刷ビジネスの基本を学ぶ4日間

JAGAT通信教育「新入社員コース」
「上手なコミュニケーションのしかた」についても丁寧に解説しています。

印刷見積り基礎講座(演習編)~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

 

Q.1 本講座を受講した感想

●前日の講義内容と演習で実際に自分で考えることで理解度を深めることができた。また自社ルールが何かの切り分けもできた
●営業になったばかりで未経験の見積りに対しての知識や考えを学べた
●細かく体系付けして積算する事に関して整理ができた

Q.2 本講座で最も印象に残った講義内容や言葉は何ですか

●「メイクアップ」「版数」
●ソフトでやっていると見積りが作れていても中身が説明できない現象がおこるので今回の研修をやってみてより現場を知ろうと思った

印刷営業の基本プロセスと実務知識 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

 

 

Q1.受講した感想

●営業としての考え方をもう一度学ぶことができ大変参考になりました。社外の方の意見や考え方は時に新鮮なものもあり、良かったです。顧客のニーズを理解して、お客様の事を研究することはやはり大切でした。まだお客様を担当させてもらってはおりませんが、壁にぶつかったときにはこのセミナーの資料を振り返ってみようと思います。ありがとうございました。
●今回のセミナーに参加させていただき、お客様が困っていることや課題についてもう一度考えていきたいと感じました。
●田中先生のお話は何度かお聞きしていましたが、改めて部下への指導に取り入れたいと思いました。ありがとうございました。

Q2.印象に残った講義、内容、興味を持った項目、講師の言葉など

●ザオアンス、チャルディーニの法則
●あなた自身がプレミアム
●ちょっとだけの、予習・復習・考える
●ストーリーを作ることが大切!
●納品はお客様にとってはじまり(スタート)

 

【仙台開催】顧客のニーズを満たす幅広い表現と技術 デジタル印刷・加飾技術の基本知識とビジネスのツボ

<デジタル印刷ビジネスに特化したコンサルタントによるソリューションセミナー>

お客様に気づかせる印刷物の“価値”の提案!
デジタル印刷ビジネスで成果を上げるには、顧客ニーズに応えるという視点が重要です。デジタル印刷の基礎知識や長所・弱点を知ることで、デジタル印刷ならではのソリューション提案が可能になります。
本講座ではデジタル印刷・加飾・加工技術の開発が勢いを増す中、多様な技術を整理し、その特徴とポイントを学ぶと共に、実践事例を交え顧客のビジネスに合った技術をコーディネーションする視点を養います。

主な講義内容

1.デジタル印刷の基礎知識編
・デジタル印刷機の方式と機能・特徴
・デジタル印刷の長所と弱点を知る

2.デジタル印刷・加飾・加工の動向
・デジタル印刷機の二つの方向性
・大型機と小型機(POD)の動向
・加飾・加工・資材(特種紙)の動向

3.デジタル印刷ビジネスと課題 
・印刷ビジネスの現況とスマイルカーブ
・顧客が期待するビジネスの姿
・IoT/AIのもたらす価値と動向
・デジタル印刷を加えた総合的な印刷ビジネス

 

開催日程・開催時間

2020年2月21日(金)  16:00~18:00

【こんな方に】 ~ビジネスに応じたデジタル印刷を理解する~
・デジタル印刷でどんなサービスが提供できるのか知りたい
・デジタル印刷、加工、加飾技術の現況や特徴を知りたい
・デジタルと従来の印刷の使い分けを知りたい
・付加価値の高いデジタル加飾の可能性を知りたい

定員

40名(最少催行人数10名)
※開催1週間前で申込が10名に満たない場合は、中止とさせていただく場合がございます。

講師

宮本 泰夫  (株)バリューマシーンインターナショナル 取締役副社長

1993 年より東洋インキ製造(株)、HP Indigo 社製デジタルオンデマンド印刷機の技術、アプリケーション開発、ならびにデジタルフロントエンドの企画、開発を担当。2001 年より印刷系ITベンチャーにてシステム開発、ソリューション開発責任者としてオンデマンド印刷のアプリケーション開発に従事。2003 年同社退職、(株)バリューマシーンインターナショナルを設立し、現在に至る。デジタル印刷ならびにバリアブル印刷・Web-to-Print を中心とした周辺技術を絡めたビジネスコンサルティングを数多く手掛ける。情報工学修士。

会場

宮城県印刷会館 (仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL:022-284-7586)

参加費(税込)

JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員 7,700円 / 一般 11,000円

お申込み

お申込書に必要事項をご記入のうえ、 (022)232-9249までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の前日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。
七十七銀行 東卸町支店(当座) No.5013968 ミヤギケンインサツコウギョウクミアイ

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3112

お申し込み及びお支払に関して
宮城県印刷工業組合 電話:(022)284-7586

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会 協力:東北地区印刷協議会

【仙台開催】印刷・製本・加工を起点としたアイデアとその発想法 ~新たな価値、ビジネスモデルで顧客満足を超える~


受講者のブレークスルーへとつながる実践的内容!
いまや、印刷・製本・加工において顧客要求を満足させることは当たり前のことであり、顧客満足の先を行くことが課題となっています。そのために、これまでとは異なるアプローチで新たな価値を提供することが求められており、そこで必要となるのはアイデアです。
本講座ではアイデアを中心として、印刷・製本・加工が顧客に与える新たな価値とそれに続く数々のビジネスモデルを紹介します。過去の成功事例を紹介するだけのありがちな講座と異なり、未来志向で、受講者自身が考え、創造し、ブレークスルーへ至る道をナビゲートします。

 

主な講義内容

●顧客に与える価値とは
 ・価値なくしてビジネスなし
 ・神様の問いかけ
 ・4つの価値をベースに

アイデアについて知る
 ・アイデアをだすのが下手な日本人
 ・才能は二の次
 ・ひらめきの正体
 ・アイデア脳をつくる
ビジネスモデルを知る
 ・多様なビジネスモデルの存在
 ・自社との相性を考える
 ・ビジネスモデルのケーススタディ

アイデアを生み出す
 ・アイデアのケーススタディ
 ・アイデア出しの方法
 ・組み合わせは重要
 ・ドラえもん思考で取り組む

 

開催日程・開催時間

2020年2月21日(金)  13:00~15:00

対象

経営者、各部門管理者、企画・営業部門リーダー・担当者、
デザイン・制作部門リーダー・担当者 など

定員

40名(最少催行人数10名)
※開催1週間前で申込が10名に満たない場合は、中止とさせていただく場合がございます。

講師

加藤 隆之 (加藤製本(株) 代表取締役)

早大卒業後に産経新聞入社し支局にてオウム真理教などを取材した後、本社で紙面編集を担当、その際に新聞組版をDTPオペレータの後ろで見て覚えてしまう。その後、社会部に移り、大学で心理学を専攻した経験から人々の消費行動に焦点を当てた取材を精力的に行う。平成10年に加藤製本入社、17年にPUR製本で世界初の無線綴丸背上製本の開発に成功したのを皮切りに製本・加工分野で新たな取組みを行い、数々の特許や実用新案を取得。29年にはステーショナリーを中心としたライフスタイルブランド「CRU-CIAL」を設立する。日本文学振興会理事など外部の役職も務める。

会場

宮城県印刷会館 (仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL:022-284-7586)

参加費(税込)

JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員 7,700円 / 一般 11,000円

お申込み

お申込書に必要事項をご記入のうえ、 (022)232-9249までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の前日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。
七十七銀行 東卸町支店(当座) No.5013968 ミヤギケンインサツコウギョウクミアイ

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3112

お申し込み及びお支払に関して
宮城県印刷工業組合 電話:(022)284-7586

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会 協力:東北地区印刷協議会

活用が広がるインフォグラフィックス

街中でインフォグラフィックスの手法を用いた媒体が多く見うけられる。印刷・制作会社にとって、この手法を取り入れてデザインができれば新たなビジネスチャンスの可能性もでてくる。

 

世の中で活用されているインフォグラフィックス

インフォグラフィックス(infographics)とは、情報(information)+図版(graphics)の造語で、言葉だけでは表現仕切れない事柄やデータを図解によって視覚化し、「わかりやすさ」を追求する表現手段のことである。最近これが注目されているのは、世の中に流通する情報量が多くなり、ひと目で言いたいことが分かるようにデザインされた「インフォグラフィックス」に対する要求が高まってきたからである。ここ数年日本国内でも情報を伝える方法として広く活用されている。例えば「2020年東京オリンピックに向けてピクトグラムの変更・追加」がニュースになっていたが、ピクトグラムもインフォグラフィックスの一つである。
街中にもインフォグラフィックスの実例はたくさんある。代表的なものとして地下鉄の路線図があり、案内図・サイン・ポスター・サイネージなどにも応用されている。他にもプレゼン用に用いられるにおけるチャート、グラフなどに活用されている。

整理して考えることが必要

一方で、見た目の美しさを追求しすぎるあまり、一般の人にとって「わかりづらい」「迷ってしまう」案内ボードやサイネージなども街中にある。広告媒体などを制作する際に考えるべき基本的なことは、どうやってデータや情報をまとめたらわかりやすく読み取ってもらえるのか?(情報の整理力)、どういう切り口の表現で視覚化すれば伝わるのか?整理した情報をどういうグラフィックで表現していけば簡潔に伝わるのかを考えること(視覚的表現力)である。
そのために、まずはデータをじっくり分析する、伝える内容や情報を整理しておく、一番伝えたい事に焦点を当てる、小・中学生でも理解できるようにイラストやグラフを使って数値を視覚化する、使用する色を限定すること、などを順序立てて考える必要がある。決まった形がない分まとまりのないデザインになりがちなので、あらかじめポイントを頭に入れ、作成中に迷わないように制作することが重要だ。インフォグラフィックスの特長は、文章だけでなくいかに「見せて伝えるか」である。

 

JAGATではインフォグラフィクスを活用した企画書の作り方を学べるセミナーを2020年1月17日に開催する予定である。ひと目でわかる表現方法を企画書でも活用できれば、クライアントに対する訴求力も増すことが期待できる。
このセミナーでは、クライアント企業の与件を挙げ、グループ分けをして個々が企画の具体的な内容を考えて、ワークショップを通じてインフォグラフィックスを活用した企画書制作の考え方を勉強してもらう。ワークショップのいいところは、限られた時間の中で自分がどれだけの知恵と力を出せるのかを確かめることができることだ。そして、他人の意見を理解する姿勢を学べて、社外の方々や講師とのつながりができる。印刷会社や制作会社のデザイナー・営業マンの方にお勧めの内容である。

(CS部 伊藤禎昭)

インフォグラフィックスを活用した企画書制作
 日時:2020年1月17日(金) 13:00~18:00
 場所:JAGAT セミナールーム (東京都杉並区和田1-29-11)

「新入社員養成講座」受講者の声 ~アンケートより~

研修内容について(印刷ビジネス編)

 

研修内容について(ビジネスマナー編)

 

社会人としてのマナーについてどのように感じたか

●各個人、互いが共に意識することで相手との距離を適切にとることができるものだと感じた
●社会人としてできて当たり前のことなのでまだまだ至らぬ点が目立ちますが行動に移せるようにしていきたいと感じた
●相手を不快にさせず話を円滑にするツールとして必要だと思う
●ビジネスマナーは自分のためのものだと思っていたが自分だけでなく会社の評価や相手との信頼関係にも大きく関わってくるものだと感じた
●正しいと思っていたことが間違っていたり細かい所作や言葉遣いなど身に付いていないことが多かったりしたため良好な人間関係を築いていくためしっかりと身に付けたいと感じた
●今まで経験したことのないシチュエーションが多く戸惑うこともあった
●基本的だが忘れがちなことなのでこうしてまとめて学習できる機会はありがたい

 

感想

●社会人として基礎的な知識を学ぶ事ができ嬉しく思う
●専門用語を知らないのはこちらの勉強不足だった。用語などまとめた本があるとこれからも役立ち、欲しいと思った
●ビジネスマナーのためもっと堅苦しいものだと考えてはいたが実際堅苦しいものではあるものの、いくつかは常にやっているようなマナーもあったのでとっつきにくくはないと感じた
●思っていたよりも覚えることにボリュームがありしっかり社会人としてやっていけるか不安がある。帰宅してからまだビジネスマナーについて読み返してみようと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

印刷工場の改善活動と人材育成を多能工化の視点で考える

多能工化は、改善活動や人材育成をしくみ化することで効果的に

印刷業の多くは受注型で多品種少量の傾向にある中、計画的な製造管理や受注管理が難しく、工程や個人のスキルによるムリ、ムダ、ムラによる生産性の低下が課題になっている。印刷工場における生産効率アップと働き方改革の課題解決策のひとつに多能工化がある。多能工とは、複数の異なる作業や工程に従事する技術や業務を身に付けたワーカーのことである。多能工化は、その多能工が組織の人材を教育・訓練する仕組みのことは周知のことであろう。肝心なことは、改善活動や人材育成をしくみ化する意識を持つことだ。

製造業に留まらない多能工化

多能工化の代表的な事例では、開発したのはトヨタ自動車と言われている。また、製造業にとどまらず、流通業やホテル業界でも取り入れられている。

<事例1>

多能工を生み出したトヨタ自動車では、複数の生産ラインで様々な工業用機械を扱うことに取り組む。作業員の少人数化に成功し、低コストで良質な自動車生産に成功した。

<事例2>

星野リゾートでは、社員は一人でフロント、客室、レストランサービス、調理(補助業務)の4つの業務を一日の中で担当している。業務にムラが無くなり、社員全体のチームワークの向上に繋がっている。

<事例3>

流通業のヤオコーやクイーンズ伊勢丹では、レジ担当、惣菜担当、品出し担当を業務の標準化により多能工化に取り組んで、効率アップと業績アップに繋げている。

多能工化のメリットとデメリット

<メリット>

  • 仕事量を平準化し、従業員への負荷を下げる業務負荷が均等になる。
  • 変化に強い組織づくりにつながる
  • 柔軟性が高い組織、業務対応ができるようになる。
  • チームワークが向上する。相互理解が進む

<デメリット>

  • 人員の育成に時間がかかる

→業績にどうつながるのかを検討する必要がある。

  • 人事評価制度の整備が必要。

→社員のモチベーション管理をどうするか

  • 組織としての目標設定の仕方などの見直しが必要になることもがある

<印刷技能者より印刷技術者育成を>

印刷工場における多能工化に取り組むことは、工場管理のPDCA(管理サークル)に取り組むことにもなる。なぜならば、個人ではなく組織での活動だからだ。組織力を活かすためには、作業の標準化や数値管理を含めた「みえる化」が必要になる。技能も必要だが技術を養う意識が重要だ。技能と技術の区別は曖昧な部分もあるが、同じものではない。技術と技能の違いは、広辞苑によれば「技術」は、科学を応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に役立てる技と記述してあり科学的思考がベースになっている。一方、「技能」は、技芸を行なう腕前で技量となっており勘や経験がベースとなってようだ。

例えば、過去の印刷技能者の育成では、経験や勘が中心で定性的な表現が多かったが、現在の印刷技術者の育成では、見た目は、濃度や色差を数値化するといったことで定量的な表現が必要になる。つまり、多能工化と品質管理・改善活動は、セットで効果が出せるのである。印刷工場の改善活動も多能工化に取り組むことで進むこともありそうだ。page2020セミナーでも印刷工場の改善活動と多能工化をテーマにした講座を開催予定。

CS部 古谷芸文

インフォグラフィックスを活用した企画書制作 ~受講者の声~

●前回開催時の受講者アンケートより●

 

Q.1本講座で最も印象に残った講義内容や言葉は何ですか?

●企画書はストーリーで考える

Q.2 講座内容、講師について感想、ご意見・ご要望

●自分の考え方の偏りと、クセに気付けた。日々自分を疑ってみたいと思うようになった
●営業だが、企画書作りに必要なことを教えていただいた

 

 

初級者のための「Web制作基本講座」【大阪開催】

~Webの基本、運用、集客まで、初心者にも分かりやすく~

Webサイトは、印刷物同様に有力なメディアになり相談や発注、クライアントへ提案するケースも増加しました。しかし、印刷の世界とは異なるWebの世界。これからWeb案件に取り組まなければならない方も多いことでしょう。
Webサイトは、その目的や構成が曖昧では思うような成果を得ることができません。また一度、構築してしまうと変更することも容易ではありません。したがって、Webに関わる方は、Webの基本や制作のワークフロー、サイト運用のノウハウなど必要とされる知識は重要です。
本講座では、知らずに済まないWebの基本、運用、集客まで分かりやすく解説します。


講 師

長尾 一矢 氏 (ICT株式会社 フロントエンドエンジニア)

【講師プロフィール】
兵庫県姫路市出身。MSXやPC-9801RX等コンピューターに触れ、商工会議所キータッチ2000検定を10歳(当時最年少)で合格。2006年から本格的にWebに携わり、ネットショップの店長などを経て独立の後、ICT株式会社へ移籍。フロントエンドエンジニア・WEBディレクターとして活躍中。各種セミナー講師も務めている。

開催日時

2020年2月27日(木) 13:00-17:00

 

カリキュラム

  1. Web制作基礎
    ・WebとDTPの大きな違い
    ・Web制作に必要なもの
    ・Webの基礎(サーバ、ドメイン、デバイス、ブラウザなど)
    ・画像解像度、フォント
    ・Webブラウザで閲覧できるファイル、できないファイル形式
    ・動的サイトとプログラム
    ・文字コード
  2. 実務に向けた知識
    ・Webサイトの種類と目的
    ・Web制作のワークフロー
    ・Web制作のトレンド
  3. 運用 集客 効果測定
    ・Webサイトの運用(集客、検索エンジン最適化、SNSなど)
    ・アクセス解析(解析ツールの使い方、見るポイントなど)  

対 象

・これからWeb制作を取り組む方、または検討している方
・Webの基礎知識をしっかり学びたい方
・DTPデザイナー、DTPオペレーターがWeb対応している方

定 員

15名(最少催行人数5名)

参加費(税込)

JAGAT会員・大印工組合員   13,200円
一  般            17,600円 

会 場

大阪印刷会館 (大阪府大阪市都島区中野町4-4-2)
大会議室
大阪環状線桜ノ宮駅より 徒歩5分


お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォー に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、06-6353-5020までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容の問合わせは下記へご連絡ください
公益社団法人日本印刷技術協会
西部支社 
TEL. 06-6352-6845/FAX. 06-6353-5020