印刷品質管理における標準化と改善活動のQC七つ道具

<印刷現場での標準化への取り込みの必要性>

印刷工場における生産効率向上や品質の安定化は、益々重要な課題だ。効率化は、MISにより管理業務と改善は期待されるが、生産現場の改善活動と同時に取り組まなければ効果は出ない。営業部門、管理部門、生産現場との連携によって成り立つ。作業の標準化がカギを握る。印刷現場では、勘や経験に頼ることから品質の数値化(みえる化)や基準となる作業手順を決めることで作業者や機械、材料による品質のバラツキを無くすことだ。日本工業規格(JIS)では、標準化を次のように定義している。
「実在の問題又は起こる可能性がある問題に関して、与えられた状況において最適な秩序を得ることを目的として、共通に、かつ、繰り返して使用するための記述事項を確立する活動。」一見ややこしい。標準化は、作業手順を決めることが目的ではない。安定した品質で効率良く生産することで価値を発揮する。

<印刷における標準化>

印刷における標準化は、品質基準(的)をきめて、基準に収まるように標準作業(手順)を決めることだ。品質管理は難しい、何故ならばクライアントやユーザーの主観や意図という多様な市場ニーズがあるからだ。ただし、多様なニーズに対応するためにも印刷工場製品(規格)としての一定品質基準を管理するが土台となり重要だ。
「印刷技術」の品質評価を見た場合は、ドットゲイン、濃度、カラーバランス、コントラスト、トラッピング、ドライダウン等が印刷品質を決定づける要因だ。これらの基準を数値管理する規格としてJapan Color標準印刷認証などもある。重要なことは何を数値化しているかだ。印刷の標準化は、ここを的(ゴール)にして手順を決めていくのだ。

<印刷現場の標準化で欠かせない機械の基本調整とQC七つ道具>

印刷現場での標準化は、機械の基本調整やメンテから始まる。基本調整も基準をきめて進めて行かなければならない。印刷機の精度がバラついていれば基本手順も決められない。全体の要因を把握して効率的に取り組むことだ。
手法としては、「QC七つ道具」が役に立つ。QC七つ道具とは パレート図、特性要因図、グラフ、チェックシート、ヒストグラム、散布図、管理図の七つだ。
例えば印刷における見良不良の問題解決は、要因が多岐にわたり整理しなければ難しい。QC七つ道具の中の「特性要因図」を使えば、整理できる。別名、魚の骨ともいう。結果(特性という)に原因(要因と呼ぶ)がどう関係しているのかを整理するための手法だ。


原因調査や改善方法の発見の2つに主に用いられる。
印刷工場が利益を出す源泉は効率化にある。日頃の改善活動が重要だ。そこには、品質管理と標準化とのコンビネーションは欠かせない。多忙な日常活動にこそ勘や経験だけではなく、原理原則をハッキリ学び、品質の安定化と標準化に取り組むことが大事だ。個人ではなく組織としてのプロ集団で活動することが利益にも繋がる。
JAGAT主催、「工場マネージャー養成講座第5期」は、工場改善のヒントが学べる。
2019年5月開講予定。

( CS部 古谷 芸文)

◆2/7(木)page2019セミナー
工場管理の再点検、事故防止と効率化への体質改善
「自主的な進め方、目標達成に向けた体制作りのヒント」

◆5/11(土)開講
第5期「工場マネージャー養成講座」

2019/9/18 型から学ぶレイアウトデザイン お申込み

セミナー名:型から学ぶレイアウトデザイン
開催日:2019年9月18日(水) 10:00~17:00
参加費:JAGAT会員:21,600円(税込)/一般:25,920円(税込)
詳細案内ページ

・申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
・申込フォームにメールアドレスを入力した後「Enter」ボタンを押すと、フォームの内容が送信されてしまいます。恐れ入りますが、「Tab」ボタンを使う、マウスを使うなどの方法でカーソル移動をお願いします。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

0.参加費用

JAGAT会員(21,600円)一般(25,920円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■iPhone or iPad 持参
不可

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■iPhone or iPad 持参
不可

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■iPhone or iPad 持参
不可

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。
メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

5.JAGATからのご案内について

よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。
不要の方はチェックを入れてください。
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型から学ぶレイアウトデザイン

ひと目で伝わるデザイン制作のポイントを解説!

「演習で体験!」
レイアウトの基本に始まり、文字、写真やイラスト、グラフや表、配色にいたるまで、さまざまなパーツを効果的にデザインレイアウトするための手法をパターンや法則として解説し、実際に演習で体験する。

プログラム

●型から展開するデザインのバリエーション
デザインバリエーションを型とアレンジから生み出す

●わかりやすいレイアウトをつくる5つの法則
①文字は大・中・小の3種類を使う ②使用する色は3色まで ③レイアウトは弁当箱だと思って作る
④レイアウトを読む道筋を考える ⑤一度作った法則を繰り返す

●同素材から多くのデザインを作る考え方
方向性の違うデザイン案を16種類の作成、なぜ複数案をつくるのか。

【ワークショップ】
実際に手を動かことにより、よいレイアウト・デザインの理解が深まるとても新鮮な体験をご提供します。

★こんな方におすすめ★
企画・デザイン・DTP制作に携わる方でデザイン手法を理論的に学びたい方
プレゼン資料やパンフレット等にも効果的なデザインの基本を学びたい営業の方

開催日程・開催時間

2019年9月18日(水) 10:00-17:00

対象

印刷会社の企画、営業、デザイン、制作

定員

20名(最少催行人数 5名)

講師

樋口 泰行 (グラフィックデザイナー/樋口デザイン事務所 代表)

【プロフィール】

大阪芸術大学 グラフィックデザイン科卒
東京工科大学非常勤講師/東洋美術学校非常勤講師

海外向け広告代理店でのディレクターを経て、グラフィックデザイナーとして独立。 グラフィックやプレゼン制作をメインに活動。平行してクリエイティブ関係のテクニカルライティング・取材執筆などを行う。
近著:『デザインのバリエーションや代案をくださいと言われてももう悩まない本』『だれでもレイアウトデザインができる本』(エクスナレッジ刊)、『プレゼンに役立つデザインの法則50』(玄光社刊)、『現場のプロから学ぶPhotoshop + Illustrator デザイン』(マイナビ)など。


 

会場

公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
東京都杉並区和田1-29-11
東京メトロ 丸の内線 徒歩5分

参加費

(税込)
JAGAT会員 21,600円/ 一 般  25,920円

お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

●FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

2019/2/27 新ビジネスに必要なプロジェクトの進め方 お申込み

セミナー名:新ビジネスに必要なプロジェクトの進め方
開催日:2019年2月27日(水) 13:00-18:00
参加費:JAGAT会員:14,040円(税込)/一般:18,360円(税込)
詳細案内ページ

・申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
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0.参加費用

JAGAT会員(14,040円)一般(18,360円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

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3.お申込担当者以外の参加者情報

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■役職名(例:主任)

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【仙台開催】印刷現場のひと工夫で、トラブル防止と品質安定を

■印刷の品質を維持するためのテクニック!
印刷トラブルを防ぐには、何か特殊な装置を使って特別なことをする必要はありません。印刷現場で見落としがちなちょっとしたことにひと手間かけるだけで、品質向上や問題の早期解決に役立ちます。
印刷業界50年のベテラン講師が、テクニカルアドバイザーとして、全国の印刷現場を回りながら長年培ってきた経験をもとに、品質維持に必要な印刷機のメンテナンスや印刷材料の管理方法のコツを豊富な事例でじっくり解説します。

主な講義内容

◆気が付かない印刷現場のちょっとした工夫で品質が変わる。
◆高級マシンの印刷機を正しく理解して使うには。
◆印刷材料(消耗部品含む)を正しく選んで使おう。
◆湿し水の品質に影響する重要性と管理。
◆高感度印刷の品質維持には?
◇印刷機の維持管理~安定した品質を維持するために!

開催日程・開催時間

2019年2月22日(金) 16:00-18:00

対象

・オフセット印刷部門のオペレーター、リーダー、管理者など

定員

40名(最少催行人数10名)
※開催1週間前で申込が10名に満たない場合は、中止とさせていただく場合がございます。

講師

小林 啓吾 プリンティングアドバイザー/JAGAT専任講師)

静岡県内の印刷会社を経て、1996年富士フイルム株式会社吉田南工場研究部に入社。 テクニカルアドバイザーとして各社メーカーの枚葉機、オフ輪印刷機の印刷条件テスト、 品質テストの評価に従事。 2002年富士フイルムグラフィックシステムズ株式会社入社。 各地の印刷トラブル現場に赴き、印刷の品質安定化と工場内の環境を検証、改善に向けての勉強会等を担当。 現在はプリンティングアドバイザーとして全国の印刷会社を中心に、印刷機械のメンテナンスや技術指導を実施し、 印刷物の品質向上、トラブル解決等で高い評価を得ている。枚葉油性印刷の速乾性高品質印刷での開発指導者。

会場

宮城県印刷会館
(仙台市宮城野区扇町3-9-12 TEL:022-284-7586)

参加費(税込)

JAGAT会員・東北地区印刷協議会傘下組合員 7,560円 / 一般 10,800円

お申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
(022)232-9249
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の前日までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

七十七銀行 東卸町支店(当座)No.5013968  ミヤギケンインサツコウギョウクミアイ

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3112

お申し込み及びお支払に関して
宮城県印刷工業組合   電話:(022)284-7586

主催:公益社団法人 日本印刷技術協会
協力:東北地区印刷協議会