【名古屋開催】デザイン設計の基本セオリー

■分かりやすくひと目で伝わるデザインを実現するためのポイントを解説!

デザインを構成する各要素やさまざまな技法を的確に使いこなすことによって、デザインの完成度が高まります。お客様の要望や意図を的確に視覚化するためには情報を整理し、表現として再構築するための基本を理解する必要があります。
本セミナーでは、デザインの各要素の扱い方やレイアウト技法などの基礎知識について、豊富な事例やパターンにより解説し、情報の整理法からデザインの要素やレイアウト、発想力を高めるコツまで、設計セオリーの基本を余すことなくお伝えします。

開催日時

2019年7月13日(土) 13:00~15:00

カリキュラム

1.型から展開するデザインバリエーション
2.分かりやすいレイアウトをつくる5つの法則

対 象

・企画・デザイン・DTP制作に携わる方でデザイン手法を理論的に学びたい方
・プレゼン資料やパンフレット等にも効果的なデザインの基本を学びたい営業の方
  

講 師

樋口 泰行 (グラフィックデザイナー/樋口デザイン事務所 代表) 
大阪芸術大学 グラフィックデザイン科卒
東京工科大学非常勤講師/東洋美術学校非常勤講師
海外向け広告代理店でのディレクターを経て、グラフィックデザイナーとして独立。 グラフィックやプレゼン制作をメインに活動。平行してクリエイティブ関係のテクニカルライティング・取材執筆などを行う。
近著:『デザインのバリエーションや代案をくださいと言われてももう悩まない本』『だれでもレイアウトデザインができる本』(エクスナレッジ刊)、『プレゼンに役立つデザインの法則50』(玄光社刊)、『現場のプロから学ぶPhotoshop + Illustrator デザイン』(マイナビ)など。

参加費(税込み・1名)

JAGAT会員・愛知県・岐阜県・三重県印刷工業組合員 8,640円 / 一般 12,960円

会場

メディアージュ愛知   地図
(愛知県印刷会館:名古屋市東区泉1-20-12 TEL:052-962-5771)

主 催:公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)
協 力:愛知県印刷工業組合/岐阜県印刷工業組合/三重県印刷工業組合

お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

●FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。
お申し込みが確認され次第、参加証を送付いたします。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

 

【名古屋開催】印刷現場のひと工夫で、トラブル防止と品質安定を

■印刷の品質を維持するためのテクニック!

印刷トラブルを防ぐには、何か特殊な装置を使って特別なことをする必要はありません。印刷現場で見落としがちなちょっとしたことにひと手間かけるだけで、品質向上や問題の早期解決に役立ちます。
印刷業界50年のベテラン講師が、テクニカルアドバイザーとして、全国の印刷現場を回りながら長年培ってきた経験をもとに、品質維持に必要な印刷機のメンテナンスや印刷材料の管理方法のコツを豊富な事例でじっくり解説します。

開催日時

2019年7月13日(土) 10:00~12:00

カリキュラム

◆気が付かない印刷現場のちょっとした工夫で品質が変わる。
◆高級マシンの印刷機を正しく理解して使うには。
◆印刷材料(消耗部品含む)を正しく選んで使おう。
◆湿し水の品質に影響する重要性と管理。
◆高感度印刷の品質維持には?
◇印刷機の維持管理~安定した品質を維持するために!

対 象

オフセット印刷部門のオペレーター、リーダー、管理者など

講 師

小林 啓吾 (プリンティングアドバイザー/JAGAT講師) 
静岡県内の印刷会社を経て、1996年富士フイルム株式会社吉田南工場研究部に入社。 テクニカルアドバイザーとして各社メーカーの枚葉機、オフ輪印刷機の印刷条件テスト、 品質テストの評価に従事。 2002年富士フイルムグラフィックシステムズ株式会社入社。 各地の印刷トラブル現場に赴き、印刷の品質安定化と工場内の環境を検証、改善に向けての勉強会等を担当。 現在はプリンティングアドバイザーとして全国の印刷会社を中心に、印刷機械のメンテナンスや技術指導を実施し、 印刷物の品質向上、トラブル解決等で高い評価を得ている。枚葉油性印刷の速乾性高品質印刷での開発指導者。

参加費(税込み・1名)

JAGAT会員・愛知県・岐阜県・三重県印刷工業組合員  8,640円/一般 12,960円

会場

メディアージュ愛知   地図
(愛知県印刷会館:名古屋市東区泉1-20-12 TEL:052-962-5771)

主 催:公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)
協 力:愛知県印刷工業組合/岐阜県印刷工業組合/三重県印刷工業組合

お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

●FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。
お申し込みが確認され次第、参加証を送付いたします。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

 

2019/7/13【名古屋開催】印刷現場のひと工夫で、トラブル防止と品質安定を お申込み

セミナー名:【名古屋開催】印刷現場のひと工夫で、トラブル防止と品質安定を
開催日:2019年7月13日(土) 10:00-12:00
参加費:JAGAT会員・愛知県・岐阜県・三重県印刷工業組合員 8,640円/ 一般 12,960円(税込)
詳細案内ページ

申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

 

0.参加費用

JAGAT会員・愛知県・岐阜県・三重県印刷組合員(8,640円)一般(12,960円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。
メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

5.JAGATからのご案内について

よろしければJAGATからセミナー開催案内や関連のご案内を送付させていただきます。
不要の方はチェックを入れてください。
JAGATからの案内を希望しない


お申込みありがとうございます。登録完了メールをお送りいたしました。
しばらくしてもメールが届かない場合は、お手数ですが再度ご登録いただくか、
webmaster@jagat.or.jpまでお問合せください。

印刷技術をより早く習得できる実技研修会

新入社員にとって、専門用語が多い印刷技術知識は座学だけでは容易に理解できるものではないが、実際にDTPソフトや印刷機械の操作をすることにより、理解を助け印刷に対する興味をより深めることができる。

DTPソフトを実際に体験

JAGATでは毎年、新入社員を対象にした印刷製作入門講座(実技編)を開催している。この研修会は3日間にわたって行われる。1・2日目はMacを使用した製作の実習だ。Illustratorで図版を製作し、Photoshopで写真の画像補正を行う。こうして制作したパーツをInDesginで組版作業をし、旅行用チラシの印刷用データを作成してPDFで保存する。

オフセット印刷機を操作

印刷実習では最初にデータを面付けし、RIP処理をしてプレートセッターでCMYK4版を出力する。そして、印刷作業の一連の流れを確認する。
自社の印刷機でも現場関係者以外の人は操作できないが、実習では直に印刷機に触って操作できることが貴重な体験だ。例えば紙積作業で参加者は用紙をフィーダーにうまく積めず四苦八苦する。この作業だけでもスキルを要することを実感できる。印刷工程には細かい作業がたくさんあり、どれかひとつでも不完全な状態にしていると印刷機がストップする。印刷作業は高いスキルをもったオペレーターに支えられていることを理解してもらえる。

参加者に望むこと

オフセット印刷機は鉄の塊であり頑丈な機械ではあるが、印刷物の仕上りに影響を与えるいろいろな変動要素があり素人が扱えるものではない。印刷現場に配属される人はこの実習で体験したことを基礎に印刷機に関わるスキルを積んで印刷オペレーターとしてのプロになってもらいたい。企画・デザイン・制作・営業に配属される人は直接印刷機を操作することはないが、自分が進行させているものが現場でどのように印刷されていくかを頭の中で思い浮かべながら仕事ができるようになってもらいたい。また、総務や事務職に配属された人は自社の工場にはどういう印刷機があり現場の人間にはどういう作業をしているかを理解してもらいたい。
印刷会社としては新入社員にこの実技研修を受講してもらうことにより印刷技術への理解を深めて今後の成長につながることが期待できる。

関連講座
5月8~10日 10:00~17:00
「印刷製作入門講座(実技編)」

新入社員研修は社会人へのマインドチェンジを担う

今年も印刷業界には多くの新入社員が入社してきた。JAGATで開催されている新人研修にも、印刷会社の新人たちが連日訪れ、賑わいを見せている。
入社後、会社が実施する新人教育は、仕事を進めていく上で必要な知識や技術の習得だけでなく、仕事や組織への理解を深め、社会人としての心構えやルールを身につけることによって、新しい環境に対する不安を減らすという意味でも大切だ。配属前の導入教育の期間は、新入社員にとって、学生から社会人への切り替えの期間でもある。

社会人へのマインドチェンジ
学生から社会人へのマインドチェンジを行う上で高めたい意識・スキルには以下の3つがある。
1.ビジネスマナー
2.コミュニケーション力
3.結果を出すための目的達成意識

学生時代と異なり、組織の中では、与えられた環境の中で、成果を出すことが求められる。良い人間関係を築き、スムーズに仕事を進めるために必要なのがマナーとコミュニケーションだ。組織のルールやマナーが実践でき、上司や先輩とスムーズにコミュニケーションがとれるようになれば、信頼関係が生まれ、成長を促すことにつながる。ビジネスマナーとコミュニケーションスキルを習得することは、社会人として最も基本のスキルだ。

結果を出せるようになるための意識を育てる
さらに、学生と社会人を分ける大きな差は、組織の一員として「結果」を出すことが求められることにある。インプットに多くの時間を費やした学生時代に比べ、会社の中ではどれだけアウトプットできたかが評価対象になる。仕事の進め方や姿勢、日々の行動の結果がそのまま仕事の質や量となってあらわれてくる。目的を達成するため、何をすればよいのかを意識することが、結果を出せるようになるために必要だ。

印刷会社の社員として、何を考え、どう行動すれば、社内外からの信頼を得ることができるのか。お客様が何を求めているのか。組織の一人として、何を与えることが出来るのか。
入社後の新人教育の期間はそのような社会人としての意識を育む時間でもある。
新入社員は会社の成長を支える財産である。これからの印刷ビジネスを広げてゆく人材として、自らの能力を伸ばし、自信をもって仕事に取り組んでいってほしい。

2020/05/28 組織を機能させる部下力の磨き方【大阪開催】お申込み

セミナー名:組織を機能させる部下力の磨き方【大阪開催】
開 催 日: 2020年5月28日(木) 13:00-17:00
参 加 費: JAGAT会員:13,200円(税込)/一般:17,600円(税込)

詳細案内ページ

申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
※ご注意ください※
本 メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。登録後、数分経ってもメールが受領できない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられま す。その場合は、お手数ですが、メール()またはTEL(03-3384-3411)までお問合せください。

0.参加費用

JAGAT会員・大印工組合員(13,200円)一般(17,600円)

■参加人数

1.会社の情報

■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

郵便番号(例:166-8539)

■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)

■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

2.お申込み担当者情報

お申込みされる方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

■部署名(例:総務部)

■役職名(例:課長)

■お名前(例:印刷 太郎) ※必須

申込者は参加しない

■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

■FAX(例:03-3384-3168)

FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

3.お申込担当者以外の参加者情報

お申込みされる方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

【参加者1】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 花子)

■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

【参加者2】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

【参加者3】

■部署名(例:企画営業部)

■役職名(例:主任)

■お名前(例:印刷 次郎)

■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

■その他備考

4.受講証の受け取り

受講証について、ご希望の受け取り方法をお選びください。
※複数名でお申込みの場合:「FAXで受け取る」を選択すると、参加者ごとに参加証を受け取れます。
メールで受け取る(受領メールを印刷する)FAXで受け取る

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印刷新人教育に必要な体験型人材育成の重要性

新入社員のモチベーション向上、早期離職の防止、即戦力化を図る上で重要な体験型人材育成の重要性とは。

4月1日の朝、新調されたスーツに身を包まれた新社会人がいつもの満員電車に加わる。緊張、期待、挑戦、不安など様々な感情が車内を新鮮な風で彩り、また新たな1年が始まるなぁ~と実感し背筋もピンと張り直る時期が今年も訪れた。

■新人教育に力を入れる企業の増加

新卒採用市場は、依然として売り手(学生)優位市場が続いている。企業の人事担当者は、優秀な人材の確保、内定辞退、ミスマッチによる早期退職の防止に努める必要がある。
マイナビ調べ(2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況)では、企業を選ぶときに特に注目するポイントは「社員の人間関係が良い(43.7%)」が最も高く、次いで高いのが「自分が成長できる環境がある(39.2%)」だ。成長できる仕事やスキルアップのための人材育成の機会を与えることが、新入社員のモチベーション向上、早期離職の防止、即戦力化を図る上で重要なポイントとなる。

JAGATも4月より新入社員向けの研修を開催し、印刷業界の新たな仲間が多数訪れている。売り手市場のため、1社当たりの新入社員数は減っているが、ひとりに対する研修投資を増やしている企業が多い印象だ。中小印刷企業は、何年ぶりかの採用や、年間の採用数も数名であれば多い方であり、新入社員の入社は企業にとって特別であり育成に力を入れる企業が増えるのは当然である。

一般的には、ビジネスマナー、印刷基礎知識、自社の工場研修を4月中に行い、5月頃から現場に配属されるケースが多い。しかし中小印刷企業の現場は、ぎりぎりの人数で仕事をこなしているため現場での十分な新人教育の時間をとれないことや、毎年新卒社員を採用していない企業は教育慣れしていないなどの課題を持つ。そこで中小企業も外部の研修機関を利用しての新人教育を行うケースが増えている。また、大企業と違い採用人数が若干名のため、ひとり一人に集中して教育投資を行うことができる。4~6月を教育期間と捉えて、数カ月も外部の研修機関に新人を派遣するケースもあり、こうした新人向けの長期研修には厚労省の助成金「人材開発支援助成金」も活用しやすく利用ケースは増えている。

★人材開発支援助成金
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

■体験学習×新人教育

ただし、長期研修に派遣する上で課題となるのが受講する新人のモチベーションの維持である。昔は講義を一方的に聞く知識習得型のスタイルが主流であったが、時代の流れとともに変わり、今の新入社員に適した研修スタイルは「体験型」である。財務研修であればゲーム性の高いマネジメントゲーム、新規事業立案であればグループワークショップによる仮想企画コンテストなど、体験型コンテンツの人気が高い。体験型研修は、ただ面白いからモチベーションを維持できるのではなく、講義で学んだことを実体験して活用することで知識を血肉にしやすいメリットがある。また、架空の事例による体験ではなく、より現実的な体験であれば教育効果は高くなる。

★アクティブ・ラーニング「リアル体験×学習プログラム」が織りなす高い学習効果
https://www.jagat.or.jp/archives/57962

印刷営業であれば、印刷営業のプロセスとしてヒアリングから企画、見積作成、プレゼンテーション、印刷物の仕様書作成、デザイン依頼、データ入稿、印刷出力、納品までの一連の流れがある。印刷営業のプロセスは複雑であり講義を受けただけでは、実感が湧かないことが多い。実際に印刷物を発注してくれているクライアント企業に協力を仰いで、このプロセスを実体験しながら研修を行うことで、よりリアルな体験学習をすることができる。

JAGATも印刷企業の新人向けの長期研修として、「印刷営業20日間集中ゼミ」を開催し5月で47期目の開講を迎える。(今年は既に例年を上回る人数の参加を予定しており、長期に渡る研修への新人派遣で即戦力化を狙う企業が増えている。)
今回は、カリキュラムを大幅にリニューアルし、「知識×実践で体系的に営業プロセスを学ぶ」をコンセプトに、リアル体験学習として中野区にあるワインダイニングバー「I‘m Chicken(アイムチキン)」の集客用印刷物の制作を題材に、ヒアリングから企画、見積作成、プレゼンテーション、印刷物の仕様書作成、デザイン依頼、データ入稿、印刷出力、納品までの一連の流れを実体験するプログラムを加えた。

<印刷営業プロセスのリアル体験学習題材>

山梨ワインと鳥料理が主力のワインダイニングバーに対する営業支援の体験
 ●店 名  :I‘m Chicken(アイムチキン)
 ●住 所  :東京都中野区本町5-41-8 (中野富士見町駅から徒歩3分)
 ●営業時間 :18:00~翌1:00(LO:24:00)
 ●座 数  :24席
 ●業 態  :居酒屋、イタリアン、鳥料理

★ 知識×実践で体系的に営業プロセスを学ぶ流れ

印刷技術、営業知識を学び、その知識を実際のワインダイニングバーのフィールドスタディで活用することで、印刷営業のプロセスを肌感覚で理解してもらうのが狙いである。新たに印刷業界へと入る新入社員は業界としても重要な資産である。そうした人材のモチベーションを高め少しでも早く戦力にするための側面支援をしていくのは、JAGATの役割の一つと考える。こうした体験型学習のアプローチも増やしていきたい。

教育サポートチーム 塚本 直樹

●第47期 印刷営業20日間集中ゼミ(リニューアル)5月開講

印刷営業のためのDTP必須知識講座(東京-大阪ライブ)

印刷物製作をスムーズかつ効率よく進めるために営業が知っておきたい必須知識

DTPによる印刷物制作が当たり前になった環境のなか、経験が浅い営業の方のDTP対応力、またデジタルをベースとしたクライアント対応力の養成は必須です。しかしDTPデータへの対応力は、印刷知識に加え、コンピュータやDTPソフト、フォント、画像、そして出力など様々な知識が必要とされます。印刷営業としてDTP入稿に対する知識を強化することがますます不可欠となっています。

本講座では、印刷業の経験が浅い営業の方を対象に、印刷物制作業務をスムーズかつ効率的に展開していくために押さえておきたいDTPの基礎知識と印刷営業の役割を解説いたします。


講 師

furudono古殿 竜夫 (公益社団法人 日本印刷技術協会 講師/DTPエキスパート)

長年印刷会社に勤務。在職中は営業、DTP部門の立ち上げ、入稿・工務担当を推進。現在は、DTPや印刷・関連技術の人材育成・執筆・制作を行うプリントメディア・コーディネーターとして活動中。
JAGATや東京障害者職業能力開発校における講師、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会認定インストラクターに従事。
著書『出版・商業印刷物製作の必要知識』(インプレスR&D刊)、 JAGAT通信教育「営業のためのCTP講座」など執筆。

。・:*受講者の皆さんへのメッセージ*:・。
コンピュータ技術の進歩に伴い、現在もDTPと印刷で使用されるデータフォーマットは変化し続けています。そして、新しい時代の挑戦への道標となる周辺技術。これらを含めた基本知識を一緒に勉強していきましょう。


開催日程・開催時間

2019年7月12日(金) 14:00~17:00

対象

新人から中堅までの印刷営業の方

定員

30名 (最少催行人数4名)

詳細

内 容
 
1. デジタル時代の印刷物製作環境
●DTPの目的
●DTPシステム構成の概要
●印刷物製作の行程
●DTPで使われるコンピュータ環境

2. 印刷営業の役割
●DTP時代の営業
●営業が設定する必要事項
●業務上の課題

3. 制作ワークフローと営業
●印刷物製作の流れ
●DTPデータの制作方法
●クライアントからのデータ入稿
●校正の活用法
●トラブル対策

4. 営業に必要な出力業務知識
●PDF
●フォント
●画像
●カラーマネジメントシステム


受講者の声


申込要項

<会場>

<東京-大阪ライブ中継>

<東京会場>
公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
東京都杉並区和田1-29-11
東京メトロ 丸の内線中野富士見町駅下車 徒歩5分

<大阪会場>
大阪印刷会館 セミナールーム
大阪府大阪市都島区中野町4-4-2
大阪環状線桜ノ宮駅より 徒歩5分

<参加費>

(消費税込)
<東京会場>JAGAT会員   12,960円 / 一  般  17,280円
<大阪会場>JAGAT会員・大印工組合員   10,800円 / 一  般  12,960円

■お申込み

Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

●FAXでのお申込み


お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

工場改善の推進に必要な経営者の姿勢と現場リーダーの育成

~さくら印刷の事例から学ぶ~

「工場マネージャー養成講座(JAGAT主催)」を受講した株式会社さくら印刷の、その後の工場改善活動の取り組みを追う。

千葉県茂原市に本社を構え創業70年を迎える株式会社さくら印刷は、地域の仕事を中心に企画・デザインから印刷・製本加工まで対応している。同社は後継者であり現経営企画部の鎌田貴雅氏が4年前に入社し、Webや出版事業の立ち上げや工場の改善活動など新しい挑戦を始めた。メディア・出版事業では、「ちばごはん」「ちば日帰り入浴本」「地域情報誌かわら版(※現在休刊中)」「高校生のための就職応援メディアCOURSE(コース)」を手掛ける。「COURSE千葉中央エリア版(書籍+Webサイト)」は、2018年12月に第2号が出版された。「ちばごはん」「ちば日帰り入浴本」は売り切れとなり、特に「ちば日帰り入浴本」は、話題性も高く新聞記事やローカルテレビでも取り上げられている。

■工場改善のスタートは3S活動から
鎌田氏が入社して直ぐに配属となったのが工場となり、最初に感じたのが工場環境や生産効率の悪さだという。このことが、経営方針でもある3S活動に取り組むきっかけとなった。3S活動として工場の中を周り不要なものを見つけ速やかに捨てる作業から始めた。当初、現場では冷ややかな目を感じていたらしいが、モノを減らすことで得られるメリットを感じてもらいたかった。後継者が自ら行動を起こし実践することで3S活動が徐々に社員に広まり、不要なものや汚れている箇所を他部署間でお互いに赤札を貼り合う社員の主体的な活動へとつながっていった。

次に改善活動を推進するための施策として、工場長の斎藤氏と印刷部係長の森川氏の2名を「工場マネージャー養成講座(JAGAT主催)」に派遣した。本講座は全8回に渡り印刷工場マネージャーに必要な資質やスキルを学ぶだけではなく、各受講者の印刷工場を題材に改善ポイントを講師からアドバイスし、それを受講者が実践することを繰り返す。自社の工場で実際に改善活動を行う必要があるカリキュラムのため、教育効果はもちろん、社員が改善活動に取り組まざる得ない状況をつくることに鎌田氏の狙いがあった。

■社員が主体的に動く改善活動
社内では改善に向けたアクションプランを立てPDCAで回していく習慣を身に付けてもらうことから始めた。また、朝礼の場を活かし進捗報告会を行うことで、社内コミュニケーションの強化を努めた。
具体的には5Sを中心にしたアクションプランを立てた。

<主な半年間の取り組み>
・掃除の改善、定期的な床掃除を始める
・ひと目でわかるメンテナンス早見表の設置 
・些細なことでも気軽に意見が出せるポストイットボードの設置
・オリジナルの服装規定表の作成
・紙置き場から手をつけた整理、整頓の取り組み
・写真で見える化、改善のビフォーアフター
・他部署間との連携改善施策
 

■工場マネージャー養成講座受講後も継続的な活動へ
工場マネージャー養成講座修了は次のステージへスタートだ。改善活動の継続が期待される。「簡単なことでもいいのでまずはやってみる。トライアンドエラーを繰り返しながら進めた方が早い。」という前向きな言葉に熱意を感じた。鎌田氏は、トップダウンではなくボトムアップの組織づくりを選択した。粘り強く、仕掛けや仕組みづくりの行動を起こすリーダーシップ鍵を握りそうだ。

(CS部 古谷芸文)

◆5/11(土)開講
第5期「工場マネージャー養成講座」