枚葉機で使用されるスプレーパウダー(以下パウダー)は印刷用紙の裏移りを防ぐために重要な役割を果たしており、その使用量の調整と装置のメンテナンスをしっかりやらないといけない。 続きを読む
UV硬化型インクジェットプリンターを効果的に使う
印刷加工技術×クリエイター×マーケティングをコーディネートする
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「品質向上と印刷機械メンテナンス・印刷環境」編 <「実践!トラブル解決から予防・品質向上へ」 第1回>
<ねらい>
高い印刷品質レベルに加え、多品種小ロットや短納期への対応など、現在の印刷技術者には様々なものが要求されています。こうした中でのトラブル発生は、品質の低下や納期の延長に加え、お客様の信頼喪失につながりかねません。印刷機械や材料をそれぞれに見ているだけでは、トラブル要因の特定が難しいのが現状です。 本講座では、印刷機と印刷現場の状況、材料(インキ・用紙・湿し水)など印刷工程全体の視点から要因を探り、今あるトラブルを解決するとともに、調整やメンテナンス、材料知識を身に付けることによって、印刷品質の向上やトラブルの未然防止を目指します。 印刷機械の自動化が進むほど、トラブルの早期解決や品質向上は、日々のメンテナンスが重要な鍵となります。 また、忘れがちなアナログ部分と室内環境のポイントを理解し、より良い印刷品質を目指します。
●開催日時
2019年10月5日(土) 10:00~17:00
<内容>
①トラブル予防に向けたメンテナンスと調整 フィーダ、デリバリ、インキング、ダンプニング 各機構と調整、爪の保守、 点検 胴仕立て・ブランケット知識と調整、 爪の保守・点検、胴仕立て・ブランケットの知識
②印刷機や印刷環境に関連するトラブル事例
③主なトラブル要因
④トラブル解決 ⑤品質向上と印刷の標準化・安定化のポイント(印刷機械・環境編)
<講師>
小林 啓吾 プリンティングアドバイザー/JAGAT 専任講師
(プロフィール) 静岡市内の印刷出版社に入社。印刷課、製版課に所属し、印刷機のオペレータを担当しつつ、製版部門のレタッチを学ぶ。その後、県内の印刷会社数社にて、特色の調色やベタ印刷のノウハウ、特殊インキ、UV印刷の適正を習得。 1996年富士フイルム株式会社吉田南工場研究部に入社。テクニカルアドバイザーとして各社メーカーの枚葉機、オフ輪印刷機の印刷条件テスト、品質テストの評価に従事。 2002年富士フイルムグラフィックシステムズ株式会社入社。プリンテイングアドバイザーとして日本全国の印刷トラブル現場に赴き、印刷の品質安定化と工場内の環境を検証、改善に向けての勉強会等を担当後、定年退職。 現在、プリンテイングアドバイザーとして全国の印刷会社にて「印刷工場の環境、品質アップ勉強会」を開催し、品質安定化に協力するとともに、JAGATの専任講師として活躍中。(枚葉油性印刷の速乾性高品質印刷での元祖開発指導者)
【関連講座】
2019年11月9日(土) 10:00-17:00
第2回 「品質向上のための印刷材料知識」編
※セミナー名変更しました(変更前:「品質向上と印刷3大材料」編)
※2講座一括でのお申込みも可能です(FAX申込のみ)
●対象
オフセット印刷オペレーター 定員 30名
●参加費
JAGAT会員 1講座ご参加 1名 19,800円 /2講座ご参加 1名 39,600円
一 般 1講座ご参加 1名 24,200円 /2講座ご参加 1名 48,400円
※10月以降のセミナーにつきましては新税率10%を適用しています。
■お申込み
●Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
●FAXでのお申込み
お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216までFAXにてお送りください。
お申し込みが確認され次第、参加証を送付いたします。
■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。
口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
■内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411
■お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当) 電話:03-5385-7185(直通)
公益社団法人 日本印刷技術協会
上級印刷管理者講座
現場を円滑にマネジメントし、「品質の向上」「品質の安定化・標準化」をはかる管理者へのレベルアップを目指します。 続きを読む
「品質向上のための印刷材料知識」編<「実践!トラブル解決から予防・品質向上へ」 第2回>
印刷機と印刷現場の状況、材料など印刷工程全体の視点から要因を探り、今あるトラブルを解決するとともに、調整やメンテナンス、材料知識を身に付けることによって、印刷品質の向上やトラブルの未然防止を目指します。 続きを読む
消費者の心に訴えるブランディング ~五感×紙メディア×ブランド体験~
グローバルで競争が激化している現在、あらゆる市場は飽和状態になっている。企業が自社の製品・サービスを訴求するためには差別化や独自性を伝えていく必要があり、ブランディングが重要なキーワードとなる。 続きを読む
特長を生かし目的が明確な分野で利用されているPUR製本
PUR接着剤を使って製本される書籍は、その特長によりこれからも緩やかではあるが成長が期待される。
●PUR製本の特長
PURはポリウレタンリアクティブ(PolyurethaneReactive)の略で、合成樹脂の接着剤として世の中の製造業の中では一般的に普及している。印刷業界で使われ始めたのは90年代後半に大手印刷会社が使用した頃といわれている。
この接着剤の特長は、第一に製本に広く使用されているEVA(Ethylene Vinyl Acetate)系接着剤より強度があるため塗布量が少なく済むので開きやすい。第二に耐熱性があることが挙げられる。EVAの軟化点は約45℃前後だが、PURは約120℃の耐性がある。
第三に耐インキ溶剤性があり、皮膜が強固で薬剤に対する強さがある。第四にPURは熱に強いため、用紙と一緒に窯の中に溶かしても用紙の繊維と完全な分離ができ、リサイクル性がある。
●使用される分野と今後
PUR製本が出てきた背景には、より開きのよい本を作りたいという要望があったことだ。EVAを使用した無線綴じ本はノドの根本まで開けず無理に開くと壊れる。これに対しPURは接着剤としての強度はもちろん、柔軟性も備えているのでノドの根本まで開くことができ、180度以上開いても壊れない。
当初は地図のように片手で持って歩いても閉まりにくく、料理のレシピ本のように開いて参照しながら調理しても閉まらない書籍というところにニーズがあった。また、小学生が丸めて遊んだりするなど乱雑に扱っても壊れないようにという目的で学習参考書関係にも使われている。その他学術書の分野や漫画本やコミックの愛蔵版でも使われている。こした書籍は長期間の保管を目的としており、経年劣化しにくいところにニーズがある。POD(Print On Demand)の分野でもフォトブックや小ロットの一部の書籍に使われている。
現在、EVAのほうが多く使われているのは、PURの長所とコストを比べた時にユーザーが安いEVAを選択することが多いからだ。PUR製本は、丈夫で開きやすく読みやすい、長持ちする上にリサイクル性が高く環境にやさしいといった特長を生かせる分野で伸びていくことが期待される。
通信教育 「知っておきたい製本加工の知識と管理」
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印刷現場の数値管理手法とトラブル対応 ~受講者の声~
第21期 プリンティングコーディネータ養成講座(全9回)
顧客の伝えたい価値を幅広い印刷表現技術で形にする
「印刷の5大要素+one」 続きを読む