資格制度」カテゴリーアーカイブ

2018年9月実施更新試験受付開始

2018年9月に実施する更新試験対象者のみなさま

申請受付を本日より開始しました。

DTPエキスパート更新対象者
エキスパートIDが下記4桁の数字で始まる方
〔9402-****〕,〔9606-****〕,〔9810-****〕,〔0014-****〕,〔0218-****〕,〔0422-****〕,〔0626-****〕,〔0830-****〕, 〔1034-****〕,〔1238-****〕〔1442-****〕または〔1646-****〕

クロスメディアエキスパート更新対象者
エキスパートIDが下記4桁の数字で始まる方
〔0602-****〕,〔0806-****〕,〔1010-****〕,〔1214-****〕,〔1418-****〕または〔1622-****〕

申請受付期間
2018年7月6日~7月26日

申請方法
エキスパート基本台帳マイページ上で申請

申請方法や試験内容について詳しくは、下記よりご覧ください。

DTPエキスパート更新試験申請・受験方法

クロスメディアエキスパート更新試験申請・受験方法

フリーペーパー「あそびの森通信」とSNSでつなぐ笑顔のきずなキャンペーン

第22期クロスメディアエキスパート認証試験(2016.8.21実施)
第2部論述試験「提案書」解答例


2016年8月21日(日)

フリーペーパー「あそびの森通信」とSNSでつなぐ笑顔のきずなキャンペーン

【はじめに】

この度は、コミュニケーション戦略のご提案の機会をいただき、誠にありがとうございます。
少子化にも関わらず、市場規模を拡大している知育玩具市場におきまして、A社様の強み「高品質・安全な商品群」「知識力・おもてなし力のある従業員のサービス力」を訴求するクロスメディア展開をしていき、A社様の発展にお力添えできればと存じます。

【現状・分析・課題設定】

先日のヒアリングより下記のように現状分析と課題設定をいたしました。

・現状と課題
①A社様の強み「高品質な商品」「高レベルな従業員サービス」の訴求不足
②SNSを利用した顧客コミュニケーションの不足
③既存顧客の口コミによる新規顧客獲得への橋渡し

上記現状を踏まえまして、下記概要のコミュニケーション施策を提案いたします。
a)フリーペーパー「あそびの森通信」を利用したA社様強みの「高品質商品」「従業員サービス力」の訴求
b)イベント「笑顔イベント」による(いわゆる)「ママ友」を通した新規顧客の獲得および顧客との直接コミュニケーションの増加
c)facebookページ「笑顔コンテスト」による、SNS内でのコミュニケーションおよび口コミ効果の増加

【施策1】フリーペーパー「あそびの森通信」リニューアル 

現在好評の「あそびの森通信」に下記内容を盛り込みます。

①「森のともだち」ができるまで
物語風に「森のともだち」ができるまでを追っていきます。特に下記の点を強調いたします。
1)国産木材と安全な自然塗料使用
2)国内屈指の職人による技

②従業員紹介
高い知識を持った従業員を紹介していきます。
特にこの仕事に携わる動機、子供のころの笑顔写真なども掲載。

③「笑顔イベント」のご案内(QRコードも含む)

※①②については全てを載せず、「続きはWebで」とし、QRコードを記載。Webへの誘導をします。

【施策2】笑顔イベントの開催

毎月最終日曜を「笑顔イベントの日」とし、下記イベントを実施します。

①お友達紹介キャンペーン
いわゆる「ママ友」をターゲットに、新規会員カードにお友達を紹介した方には、割引クーポンをプレゼントします。

②当日店内で参加証(QRコードあり)を配布し、笑顔コンテストを実施します。
これは当日店内にて「笑顔写真」を撮り、参加証のQRコードからfacebookページを移動してもらい、笑顔写真を投稿してもらいます。

<効果>「ママ友」効果による新規顧客獲得と直接コミュニケーションの増加

【施策3】facebook上での「笑顔コンテスト」開催

上記施策2で誘導したfacebook上で「いいね!」の数による「笑顔コンテスト」を開催。優勝者には割引クーポンを贈呈します。

<効果>SNSの口コミによる新規顧客の獲得

【スケジュール】
日程は下記ガントチャートをご参照下さい。(最初の「笑顔コンテスト」までを記載)

【費用】

・フリーペーパー(10,000部)
制作    5,000,000円
印刷・製本 2,000,000円
配布調整  1,000,000円

・facebookページ
制作 2,000,000円
維持  600,000円

・イベント時参加証 2,000,000円

合計 12,600,000円

以上

(作成者) 
纓坂 尚 (株式会社プレスメディア

(コメント)
答案を作成するのに、時間が足りなかったことが印象に残っています。
今後受験される方は、休日などに、過去問を利用して、とにかく「書く」練習をすることをお勧めします。

SNSによる新キャンペーンの実施とWebサイトリニューアルによるクロスメディアプロモーション

第22期クロスメディアエキスパート認証試験(2016.8.21実施)
第2部論述試験「提案書」解答例


A社御中

SNSによる新キャンペーンの実施とWebサイトリニューアルによる
クロスメディアプロモーション

―新規顧客の獲得とブランド力の向上をめざして―

2016年8月21日 X社

【はじめに】

この度は、貴社の事業に関する提案の場をいただき、誠にありがとうございます。
近年、国内玩具市場は縮小傾向にある中、貴社の知育玩具へのこだわりは、他社との差別化において強みになります。
本提案では、この強みを最大限に活かし、「新規顧客の獲得」と「ブランド力の向上」をめざします。

【現状分析と課題】

ヒアリングの結果、貴社の事業発展のための課題は下記の通りであると考えました。

①販売促進不足による新規顧客の獲得ができていない
 →貴社玩具の認知度向上
②「知育玩具へのこだわり」「店舗・スタッフの良さ」の訴求不足
 →貴社の魅力訴求によるブランド力の向上
③SNSの活用不足
 →SNSの活性化、SNSによる貴社の認知度向上

上記の課題を解決するため、下記の施策をご提案いたします。
・SNSを効率的に活用したキャンペーン告知
・キャンペーン告知用のチラシの作成
・魅力訴求のためのWebサイトリニューアル

【施策概要】

●SNSを効果的に活用したキャンペーンの告知
 顧客がSNSによる投稿で参加できるキャンペーンを行い、貴社の認知度向上を図ります。
●キャンペーン告知用のチラシの作成
 上記キャンペーン告知のチラシを作り、Webサイト・SNSへ既存顧客、見込み客を誘導します。
●魅力訴求のためのWebサイトリニューアル
 チラシ、SNSにより誘導された既存顧客、見込み客へ、貴社の魅力を訴求し、店舗へ誘導します。

【施策の内容】

SNSの積極的な活用によるキャンペーン実施

<目的>貴社知育玩具の認知度向上、SNSの活性化、新規顧客の獲得
<ターゲット>20代~30代のファミリー
<内容>
・10/1~10/31を期間としたキャンペーンを行います。
「あつまれ!こどものえがおキャンペーン」(仮)
・貴社知育玩具で遊んでいる幼児の笑顔写真をSNSで募集します
・募集で集まった中から抽選で「森のともだち」のセットをプレゼントします。
<告知方法>チラシ、貴社SNS、貴社Webサイト、季刊「あそびの森通信」
<効果>SNS上でキャンペーンを行うことで、顧客が参加でき、口コミ効果の期待、Webサイトへの誘導が行えます。
11月の千葉店舗出店に先がけ、貴社の知育玩具の認知度向上と新規顧客の獲得を図ります。
「たくさんの幼児の笑顔」を創る貴社の方針も広く顧客へ伝えることができます。
<効果測定>週1回行います。投稿数、いいね!の数で計測します。
<今後>キャンペーンによりSNSを活性化させた後は、情報発信を増やし、イベントへの参加を促し、実店舗への来店促進に役立てます。

●キャンペーン告知用のチラシ作成

<目的>上記キャンペーンの告知、認知度向上
<ターゲット>20代~30代のファミリー
<内容>
・キャンペーン概要の掲載
・QRコード、WebサイトURL → Webサイトへ誘導します
<配布方法>店舗にて手渡し、店舗近隣の商業施設、ショッピングセンターへ設置、幼児教室
<仕様>A4 両面 表カラー、裏面モノクロ(概要の説明)  50,000枚
<効果>Web、SNSを普段あまり見ない層など、幅広く告知ができます。
また、祖父母から口コミで父・母へ伝わることも期待できます。
<効果測定>チラシに載せるQRコード、URLにはチラシ独自のパラメーターを付与し、チラシからWebへのアクセスがどれぐらいあったかを測定します。
※ご希望に応じて、他のチラシ、Web広告にもWeb解析用のパラメーターを付与いたします。ご相談ください。

●魅力訴求によるWebサイトリニューアル

<目的>SNS、チラシから誘導された顧客へ、貴社の魅力を伝え、ブランディング力の向上、顧客の囲い込み、顧客満足度の向上を図ります。
<ターゲット>20代~30代のファミリー
<内容>
・レスポンシブWebデザイン→スマートフォンからのアクセス者がストレスなくWebサイトを見ることができます。
・知育玩具のこだわり
・スタッフ紹介
・キャンペーンの告知→SNSへの誘導
・SNSへのリンク設置→SNSへの誘導
・店舗検索システム構築
 →携帯GPS機能による近くの店舗情報の表示
 →実店舗への誘導
<効果>ブランド力の向上、顧客の囲い込み、顧客満足度の向上
<効果測定>週1回、Web解析を行います。

【スケジュール】


※SNS、Webサイトの効果測定は週1回行います

【費用】

・キャンペーン告知のためのSNS運用費 :50万円
・キャンペーン用チラシ 印刷、制作費含め :100万円
・キャンペーン告知用特設ページ メンテナンス費・運用費含め :50万円
・Webサイトリニューアル :300万円
・検索システム構築 :600万円
・キャンペーン用景品費用 :500万円
・Web、SNSの効果測定費 6ヶ月 :120万円
 合計 1,720万円

※繁忙期のSNS運用代行も行います。
※専門誌、テレビ局へのプレスリリース代行も行います。ご相談ください。

以上、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


(作成者) 
Y.Y

(コメント)
過去問を読みながら、実際に提案書を書いて勉強しました。
試験には時間制限もあるので、ペース配分に気を配ることも大切です。

「くつろぎの場」としての喫茶店を強みとしたクロスメディア・プロモーション

第20期クロスメディアエキスパート認証試験(2015.8.30実施)
第2部論述試験「提案書」解答例


A社御中

「くつろぎの場」としての喫茶店を強みとしたクロスメディア・プロモーション

― 新規顧客の獲得と優良顧客の育成施策 ―

【はじめに】

貴社は、昨今のセルフサービスを好まない生活者やくつろぎを求めている生活者の存在を機会と捉えられています。
そこで弊社は、貴社の強みである「くつろぎの場」としてのブランド価値と、高いサービス力を活かすことで、新規顧客の獲得と優良顧客としてのファン作り施策を提案させていただきます。
ご検討のほどよろしくお願いします。

【現状の課題】

貴社の強みを活かすには以下の課題があります。

1.「くつろぎの場」としてのブランドの訴求不足
2.顧客満足度向上のためのサービス力強化
3.顧客との手軽かつ密接なコミュニケーションの確立

【施策方針】

現状の課題をふまえ、以下の3点の施策を提案します。

1.顔認識システムを活用したイベントプロモーション
2.タブレットを活用したくつろぎコンテンツアプリの導入
3.SNSの設置による顧客とのコミュニケーションの促進

[施策1]顔認識システムを活用したイベントプロモーション

コンセプト:顔認識システムを駅中やビジネス街に設置し、顔の年齢から「おつかれ度」を計測する体験イベント
目的:新規顧客の獲得とA社喫茶店のブランドイメージの認知
内容:ビジネスマンの動線上にカメラとディスプレイを設置します。顔認識システムを活用し、「おつかれ度(顔年齢)」を計測します。自身の年齢と効果の差が大きい人ほど割引率の高いクーポンを配布します。
(今後、「北千住」と「大森」に新規出店する際のイベントとしても利用可能です。)

イベント会場では小冊子も配布し、「都会のオアシス」であるブランド力の認知を行います。

[施策2]タブレットを活用した「くつろぎ」コンテンツアプリの導入

コンセプト:各テーブルに専用タブレットを配置し、顧客に自由に使用してもらいます。
目的:サービス力の強化と「くつろぎの場」としての新しい価値の提供
内容:各テーブルに専用タブレットを配置
タブレットには「くつろぎ」コンテンツアプリが搭載されています。
・メニュー一覧
・おすすめ商品
・コーポレートサイトの閲覧(無線LAN使用)
・店舗の裏情報
・ダウンロードされた書籍(小説、マンガなど)
・紹介動画、CM閲覧
・SNSの紹介、誘導

外国人対応として、順次多言語対応も可能となっております。

[施策3]SNSの設置による顧客とのコミュニケーションの促進

コンセプト:ソーシャルメディアを活用し、情報発信及び拡散を行います。
目的:優良顧客の育成、情報の拡散
内容:
・お得なクーポンの配布
・ハッシュタグによるユーザー参加型のイベント
・情報拡散によるキャンペーンへの応募
・顧客との質疑応答
・各種イベント(コミュニティサークル)の告知

【導入スケジュール・費用】

【導入後の効果】
貴社の強みである「くつろぎの場」としてのブランド価値と高いサービス力の認知によって新規顧客を獲得します。
また、SNSの設置によって顧客とのより密接なコミニュニケーションを行い、優良顧客の育成を行っていきます。

以上


(作成者) 
Y.S (株式会社DNPデジタルソリューションズ

(コメント)
企画を考えるには、日々の暮らしの中の何気ないイベントやキャンペーンを意識することが大切だと感じています。そこで得た様々な情報から新しい発想が生まれ、それが企画提案の際の新しい価値の創出に繋がることで試験やビジネスシーンで活かすことができます。
是非頑張ってください。

課題解決のための『クロスメディアエキスパート総合対策講座』東京-大阪ライブ

クロスメディアエキスパート認証試験は、デジタルメディアと印刷メディアの効果的展開により、マーケティングソリューションを推進する人財を育成するための試験制度です。 複合的なメディア活用による課題解決に向けた企画提案のありかたを学んでいただく試験として、知識を確認する第1部学科試験、実践への展開の第一歩となる第2部論述試験で構成されています。

本対策講座では、

  • 企画提案に必須となる重要キーワードの解説や学科サンプル問題へのトライアルとともに、習得した知識をどのように展開し活かしていくか
  • 施策立案のポイント解説とともに、提案書へどのように落とし込んでいくか

を一連のプロセスとともに学んでいただきます。

開催日程 講座名
6月22日(金)13:00~17:00 企画提案必須知識講座―学科試験対策―
7月6日(金)10:00~17:30 企画提案書記述講座―論述試験対策―

※試験合格のためには2日間通し受講が効果的ですが、いずれか一日のみのお申込みも可能です。
※大阪会場でライブ中継聴講が可能です。

企画提案必須知識講座―学科試験対策―

【開催日時】 2018年6月22日(金) 13:00~17:00

【内容】

企画提案に必要な知識を体系的に理解し、学科試験サンプル問題を交えて試験で問われるポイントを解説します。 提案の骨子を組み立てるには、マーケティングやメディアの知識をベースにコミュニケーション設計をする必要があります。 第1部学科試験対策としてだけでなく、第2部論述試験で効果的に展開可能な提案書とするためにも、本講座で理解を深めておくことをお勧めします。

  • クロスメディアエキスパート学科試験オリエンテーション
  • 最新学科模擬試験とキーワード解説
  • 企画提案への展開に求められる知識

【対象】 クロスメディアエキスパート認証試験受験予定者

【定員】 20名(最少催行人数5名)

【講師】 小野 雅史(株式会社サイバーテック 取締役)
XMLデータベースのマーケティングに従事。出版印刷業界でのXML活用に軸足を置き、新たなビジネスモデルや提案、ノウハウ共有などを幅広く実践している。

企画提案書記述講座―論述試験対策―

【開催日時】 2018年7月6日(金) 10:00~17:30

【内容】

過去試験での出題与件をもとに、企画提案書を作成する演習を行います。 試験で求められるポイントを押さえたうえで、与件を基に、現状分析→ターゲット設定→メディア施策立案へと進める企画手順と提案書作成方法を習得し、提案書としての完成度を高めます。

  • 論述試験出題与件サンプルの読解と設問解説
  • 設問ごとの解答ポイント解説
  • 立案のポイントと検証
  • 答案への落とし込み

【対象】 クロスメディアエキスパート認証試験受験予定者

【定員】 20名(最少催行人数5名)

【講師】 影山 史枝 株式会社スイッチ JAGATエキスパート資格講座講師 DTPスペシャリスト 
東北芸術工科大学非常勤講師 PCメーカーにて教育事業を担当。その後人材派遣会社にて派遣社員の教育全般、 画像処理メーカーにて出力業務、マニュアル制作など営業サポート業務を担当。現在は、印刷会社のテクニカルアドバイザー、教育機関のDTP講師、DTPエキスパート認証試験対策指導を行う。講演、執筆実績多数。

受講料 (税込)

講座名 東京会場 大阪ライブ聴講会場
一般 優待 一般 優待
企画提案必須知識講座―学科試験対策―
※最新学科模擬問題付き
12,960円 8,640円 10,800円 7,560円
企画提案書記述講座―論述試験対策― 14,040円 9,720円 11,880円 8,640円
2日間セット受講 21,600円 14,040円 18,360円 11,880円

優待料金:JAGAT会員・大印工組合員またはDTPエキスパート有資格者

振込先

※開催日の2日前までに下記の口座へお振込みください。

みずほ銀行 中野支店 (普)202430 シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ

会場

アクセスマップ

●東京会場 公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
東京メトロ 丸の内線 中野富士見町駅下車 徒歩5分

●大阪会場※ライブ中継聴講講座 大阪印刷会館セミナールーム
大阪環状線桜ノ宮駅より 徒歩5分

申し込み方法

Webからのお申込み

東京会場Web申込フォームへ 

大阪会場Web申込フォームへ

FAXによるお申込み

下記より申込書をダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、JAGAT販売管理担当(03-3384-3216)までFAX送信してください。お申込み内容を確認後、参加証をお送りします。

東京会場FAX申込書(PDF)►大阪会場FAX申込書(PDF)

お問い合わせ

☞お申込みについて 販売管理 TEL(03)5385-7185
☞講座内容について CS部資格制度事務局 TEL(03)3384-3115
E-MAIL: cme@jagat.or.jp

☞大阪ライブ中継聴講について 西部支社 TEL(06)6352-6845

第26期クロスメディアエキスパート認証試験実施要項

リアルイベント、クロスメディアを活用した農産物直売所運営事業向上のための顧客コミュニケーション

第25期クロスメディアエキスパート認証試験(2018.3.18実施)
第2部論述試験「提案書」解答例


A社御中

2018年3月26日

リアルイベント、クロスメディアを活用した
農産物直売所運営事業向上のための顧客コミュニケーション

~リピーターとなる消費者会員増とファン育成を目指して~

【はじめに】

このたびは提案の機会をいただきありがとうございます。
貴社は「他にはない新鮮で美味しい農産物を入手できる直売所」として経営基盤を築き、向上してこられました。しかし1993年より「道の駅」事業のスタートに始まり、昨今競合直売所も増えてきまして、貴社も変化がご必要なタイミングかと存じます。
そこでイベントやクロスメディアを活用した優良顧客育成コミュニケーションを提案いたします。

【現状分析と課題の整理】 貴社ヒアリングに基づき、下記3点の課題をピックアップいたしました。

・近郊のみならず、遠隔地のファン層を開拓するために、顧客との関係性をより重視したコミュニケーションが必要(顧客との関係性向上)
・既存会員の維持に注力することを継続しつつ、新規会員獲得とその優良顧客の育成に尽力することが必要
・消費者ニーズを常に読み取ることで、農業経営者を育成しつつ、消費者目線に立った価値の高い商品を提供し続けることが必要

【提案概要】  (上記課題点をもとに3施策を提案致します)

①特設サイトの新設およびWebサイト改修による認知度アップとブランディング向上
②リアルイベント実施による集客・購買・販売力アップ施策
③SNSを活用したファンづくりとリピーターの育成

【提案内容】

〔施策① 特設サイト・Webリニューアル〕

<目的> 貴社直売所3拠点の魅力を見込み客に確実に伝え、認知度アップ、ブランド力向上をはかる。また購買率の高いリアルイベントへの誘導をはかります。
<ターゲット> 30~60代世代男女/生活の中で食材を仕入れる層全て
<内容>
①リスティング広告や自然検索で特設サイト(イベント告知)やWebサイトへの来訪を促します
②特設サイトでは、イベント(施策②参照)の告知とそこで利用できる割引クーポンをつけます
③Webサイトを改修し、新規/リピーター顧客の活性化をはかり、以下情報を能動的に発信することで、認知・ブランディングを向上します。
 ・貴社の強みコンテンツ(直売のしくみや新鮮さのしくみ)
 ・3拠点の情報公開(作っている物の紹介から生産者の声、土地の四季風景)
 ・商品を使ったアレンジレシピの紹介と考案者(料理家)ブログの新設
 ・購入者Webアンケートの実施 ⇒各農業経営者へ結果を戻し、改善する部分等含めアンケート結果としてWebサイトに公開します
 ・マイページの新設 ⇒Webによるポイント管理や購入履歴の可視化。また購入履歴をセグメントして不定期ターゲティングDM送付
 ・料理フォトコンテスト(施策③参照)結果発表⇒優勝者は、貴社レストランへ招待
<効果> 
・新規/リピーターに対する認知度向上とブランド向上
・定期Web解析によるユーザー分析にて効果測定

〔施策② 料理家X 農場による考案レシピ試食イベント〕

<目的> リアルイベントによる集客と販売力アップ
<ターゲット> 30~60代層の見込み客で、料理を日常的にする方々
<内容>
①料理家にて拠点で販売している商品を使ったレシピ提案と試食デモを行う(Webサイトや各拠点レシート告知にて集客)
②生産者によるワークショップ
③料理試食中にレシピ配布(割引クーポン付)。QRコードを付けてWebサイトとSNSへ誘導する
④イベントオリジナル「特別セット」の発売
⑤参加者によるアンケート実施(イベントコンテンツ向上のため)
<効果>
・購買率の高いイベントを実施することにより、販売し売上を向上する
・Webサイト経由で新規顧客の刈り取りをする機会がつくれる
・アンケート実施により、効果測定をし、次回イベントと顧客ニーズを捉える

〔施策③ facebookアカウント新設による口コミ、リピート拡散〕

<目的> SNSを活用しファン作りをし、優良顧客との長期関係をつくる
<ターゲット> 30~50代男女でSNSやスマホをよく使う方々
<内容>
①facebookの新設を行う。コンテンツは以下のとおりです
・スタッフブログ(毎週更新し拠点の季節感を画像で伝える)
・生産者からの情報発信(今日のとれたて!! おすすめ情報毎朝更新) ⇒いいね!シェアした方は割引あり(店頭提示)
②イベント=料理写真フォトコンテストの実施
SNS内(#ハッシュタグにて)料理写真をアップしていただきまして、毎月表彰や料理家コメントをWebサイトにてアップします。(優勝者はレストラン無料招待)
<効果>
・①②の実施によりファンの育成ができ、優良顧客との長期関係が構築できます。
・いいね!シェアで効果測定ができるとともに、拡散効果が見込めます。
・リアルイベントやWebサイトとの相互リンク機能を促進し、集客、売上向上に貢献します。
・SEO対策としても効果があります。

【スケジュール】

 

【費用】  (※税別)

●特設サイト
・企画費=100万円
・保守/更新 30万×4回=120万円
・デザイン、コーディング(50ページ)
●Webサイト
・企画デザイン、コーディング 100万円
・保守 30万×4回=120万円
●イベント
・企画50万円
・実施40万×5=200万円
●イベント配布リーフ
・デザイン5万円、製造5万円  計10万円
 (5,000部/A5/4C/1C)
●SNS  一式 50万円
●リスティング 10万×5回=50万円
合計 800万円

以上です。ご検討よろしくお願いします。


(作成者) 
D.K (東京都)

(コメント)
[受験時の勉強法や合格時の心情]
毎朝、推薦書「問題解決プロフェッショナル」を15分読みました。
通算5回ほど読み、ロジカルな考え方の基本を頭に叩き込むことからはじめました。
並行して毎週一本過去問を解き、時間配分や解答イメージを身につけていきました。

具体的には、受験勉強前にJAGAT対策セミナーを受講させていただいた際の模範解答を見返しながら、
ケースバイケースで自分なりにクロスメディア施策を考えていました。

市場やターゲットにより施策は色々ありますし、日常生活の中でも特にクロスメディアプロモーションの
打ち手を意識してアンテナを張り巡らせて試験に臨みました。

約4ヶ月20週に渡り、どんな課題が来ても良いように設問毎に時間配分をし、企画書を書き続けました。
イベント性や双方向性の意識を強く持つと受け手も効果に期待が持て、良い答えが出せるような気がします。

朗報を頂いた時は、とても嬉しかったです!
身につけたかったスキルでしたし、合格率も高くない資格試験と認識していたので、時間をかけた分、報われたと思いました。

[その後のビジネスでどのように役立っているか]
実践で判断の場が多いので、大変役に立っています。
こちらの資格でロジックや企画立案を学び、他の資格で解析などの効果測定やプロモーション手法の定義を学び、点と線が繋がりました。
販売不振時や新規プロモーション手法を考える際、自信を持って取り組むことができています。

[今後受験される方へのメッセージ]
資格は取得するものではなく、身につけて実務に活用するためのプロセスだと思います。
本資格は、会社や社会に貢献するにあたり、また自分の仕事をより楽しくする、且つ視野を広げるために、たいへん勉強になる資格だと思いました。

また、時間内に結論を出すという事の重要性や仮説思考など、多くを再認識することができました。
私の中でクロスメディアエキスパートの称号は、誇らしいものでもありキャリアアップに必要な資格でした。