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ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜか?(308)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:マスターペーパー

 

ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜか?(308)

【概要】
ビジネスフォーム印刷物の単位でインチを使うのはなぜですか?。

 【解決方法】
ビジネスフォーム印刷物には、
・単票フォーム(手書き・タイプ打ち帳票)・カードフォーム(パンチカード類)
・ユニットセットフォーム(単票フォームと同じ様で引っ張るとミシン目から切り離される帳票)
・OCR・OMR 帳票
・磁気フォーム帳票
・連続伝票フォーム
事務系の仕事に使われることが多いようです。
 質問のビジネスフォームとはコンピュータのプリンタによるアウトプット用に 使用するための連続伝票のことだ思います。
 コンピュータは米国で発明されたものです。米国の寸法表示はインチ表示が主体になっています。ミリ表示はほとんど使用しません。そのため、コンピュータのプリンターの紙送り機構もインチ送りになっています。パーフォレータ(紙送りのための穴)は1/2インチ(12.7ミリ)毎に0.16インチ(4ミリ)の穴が開いています。送りの穴に合わせて罫や表(フォーマット)を設計しなければなりません。
インチとミリの混在は間違いのもとになります。ビジネスフォーム関係の帳票はインチで 全て管理されています。 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

UVインキの乾燥のチェック(091)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UVインキの乾燥のチェック(091)

【概要】
 UVの乾燥をチェック(数値的に)する方法

 【解決方法】
 機械的数値的にチェックする法として「テーパー型摩耗試験機」を応用する方法がありますが、機械の価格は高価です(600万円以上)。
 一般的には、UV乾燥チェックは感覚的、視覚的に行います。チェック法の例は次の通りです。
 (1)インキが乾燥しているか指先で印刷物を強くこする。または、消しゴム(砂ゴムも可)でこする。
 (2)セロテープなどの粘着テープを貼り付け、素早くはがしてみる。
 (3)消しゴムを薄く切って、印刷物の上に置き、アイロンで熱を加え(30~60秒)、消しゴムが冷えてから印刷物から取外し消しゴムへのインキの移り量でチェックする、などがあります。

 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

UV印刷に伴うローラの変更(086)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UV印刷に伴うローラの変更(086)

【概要】
 平版印刷技術の本では,水着けローラのゴム硬度は15~20°,呼出しは25°程度と記されていますが,UVインキ使用時も同じ硬度のローラーを使用してよいのですか?
また,インキ練りローラーの硬度もUVインキ使用時ではどうなのか教えて下さい

【解決方法】
UVインキやその溶剤などは,一般のオフセットインキとは組成が異なり,ゴムローラーやブランケットを膨潤させてしまいます。これを防ぐには,ローラー硬度を変えるのではなく,ローラの材質をゴム系のものから樹脂系のものに変え,発熱の少ないものにする必要があります。もし,UVインキ使用の頻度が多いようなら,UVインキ印刷用ローラに変えた方が良いでしょう。尚,価格は通常のものに比べ1.5倍くらいです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

UVインキはローラーがしまらないか(088)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UVインキはローラーがしまらないか(088)

【概要】
UVインキはローラーがしまらないと言うメリットがあると聞いた事がありますが、インキの種類によってはローラーがしまってしまう事があります。その時の対処法を教えて下さい。

 【解決方法】
 現在、UVインキ印刷に、一般オフセットインキ用のゴムローラーを使用されているのではないでしょうか。UVインキやその溶剤などは、一般のオフセットインキとは組成が異なり、ゴムローラーやブランケットを膨潤させてしまいます。これが、質問のローラー上でインキがしまり気味になる原因と思われます。この現象を防ぐためには、UVインキの化学反応に影響されないUVインキ専用のローラを使うことです。

 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

UVインキの詰まりが早い(087)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UVインキの詰まりが早い(087)

【概要】
 我が社ではUVインクを使用する仕事が増加していますが、2色機での場合に非常にインクの詰まりが早く、5分もまいておけばベタ部のつきがボツボツになってしまいます。機械各部の調整が問題無い場合,考えられる事は何でしょうか。通常のGセットインキでは、全く問題ありません。また、4色機で刷った場合は、この問題はありません。機械の構造上の問題でしょうか?

 【解決方法】
 質問の内容のように、4色機と2色機は、印刷上の条件が異なっています。2色機の場合では、2色印刷したあと、先刷りインキが乾きすぎてしまい、上記のようなトラブルが発生するものと思われます。UVの照射タイムを現在より少なくして、4色印刷後に長く照射したらどうでしょうか。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法(091)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法(091)

【概要】
UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法
<p> 【解決方法】
 機械的数値的チェックする法として「テーパー型摩耗試験機」を応用する方法がありますが、機械の価格は高価です(600万円以上します。)
 一般的には、UV乾燥チェックは感覚的、視覚的に行います。チェック法の例をいくつか上げます。
1.インキが乾燥しているか指先で印刷物を強くこする。または、消しゴム(砂消しゴムも可)でこする。
2.セロテープなどの粘着テープを貼り付け、素早くはがしてみる。
3.消しゴムを薄く切って、印刷物の上に置き、アイロンで熱を加え(30~60秒)、消しゴムが冷えてから印刷物から取外し消しゴムへのインキの移り量でチェックする
 などがあります。
<p> 
 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

厚紙印刷時渡し胴で紙がバタつく(078)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

厚紙印刷時渡し胴で紙がバタつく(078)

 

【概要】
 厚紙印刷時(0.7~0.8)渡し胴で紙がバタつきます。現状中間クロスを取り付けていますが,他に良い物はないでしょうか。

 【解決方法】
 (1)印刷スピードを6500s/hに落して行う。
 (2)ガイドをキチンとセットする
(3)その他の症状については,メーカーに相談して下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

コート紙の咬え(115-2)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

コート紙の咬え(115-2)

【概要】
コート紙の場合,天地方向で,片方は断裁されていると思われる面(触った感じがつるっとしていて揃いが良い方)と,もう一方は揃いが悪くねばるような感触の面を持った用紙がありますが,どちらの方を咬えにすれば良いと思われますか。

 【解決方法】
この場合は,両サイドを軽く断ったほうがいいでしょう。不良断裁面を咬え側にした場合,針とびや前当とびが発生する事があるからです。
 用紙の天地サイズの誤差が±3㎜以内であれば,給紙にそれほど問題が無いはずです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

【概要】
 刷本のクワエが乾き気味なのにクワエ尻の方のインキの乗りが悪い場合の対応策はどうしたらよいのでしょうか?

 【解決方法】
 考えられる事は,インキローラ(ゴム)の老化(グレージング)にあると思えます。ゴムローラの寿命は約1年位と考えて下さい。寿命以上に使用した場合,インキ着肉ローラのゴムローラ表面が,ツルツルになっていないか目視にて確認して下さい。もし,グルージングを起していたならば,ローラ会社で研磨するか,ゴムの巻き替えをするようにして下さい。その時は,ゴムローラ全部(練ローラも含めて)交換するようにして下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

サテライトオフ輪の見当不良(073)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

サテライトオフ輪の見当不良(073)

【概要】
サテライト方式,片面4色刷(シェルシリンダー)機構造において印刷速度を上げると見当ずれが1色だけ,上側にずれる現象が現われた場合,何が原因であると考えられますか。ブランケット増締め後,及びブラン胴軸系,駆動系にガタがないと考えてお願いします。

 【解決方法】
ブランケットの胴仕立てに関係があると考えられます。胴仕立ては,シリンダーパッキングゲージを使って正確に行うことです。特にサテライト方式のオフ輪は,シビアな仕立てが大切です。ブランケット交換は,4色同時に行うことも重要です。もったいないと考えないでください。ヤレを出すことを考えれば安いものです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)