研究調査」カテゴリーアーカイブ

UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法(091)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:UV印刷

 

UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法(091)

【概要】
UVインキの乾燥をチェック(数値的に)する方法
<p> 【解決方法】
 機械的数値的チェックする法として「テーパー型摩耗試験機」を応用する方法がありますが、機械の価格は高価です(600万円以上します。)
 一般的には、UV乾燥チェックは感覚的、視覚的に行います。チェック法の例をいくつか上げます。
1.インキが乾燥しているか指先で印刷物を強くこする。または、消しゴム(砂消しゴムも可)でこする。
2.セロテープなどの粘着テープを貼り付け、素早くはがしてみる。
3.消しゴムを薄く切って、印刷物の上に置き、アイロンで熱を加え(30~60秒)、消しゴムが冷えてから印刷物から取外し消しゴムへのインキの移り量でチェックする
 などがあります。
<p> 
 

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

厚紙印刷時渡し胴で紙がバタつく(078)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

厚紙印刷時渡し胴で紙がバタつく(078)

 

【概要】
 厚紙印刷時(0.7~0.8)渡し胴で紙がバタつきます。現状中間クロスを取り付けていますが,他に良い物はないでしょうか。

 【解決方法】
 (1)印刷スピードを6500s/hに落して行う。
 (2)ガイドをキチンとセットする
(3)その他の症状については,メーカーに相談して下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

コート紙の咬え(115-2)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

コート紙の咬え(115-2)

【概要】
コート紙の場合,天地方向で,片方は断裁されていると思われる面(触った感じがつるっとしていて揃いが良い方)と,もう一方は揃いが悪くねばるような感触の面を持った用紙がありますが,どちらの方を咬えにすれば良いと思われますか。

 【解決方法】
この場合は,両サイドを軽く断ったほうがいいでしょう。不良断裁面を咬え側にした場合,針とびや前当とびが発生する事があるからです。
 用紙の天地サイズの誤差が±3㎜以内であれば,給紙にそれほど問題が無いはずです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

クワエと尻でインキの乗りに差(072-2)

【概要】
 刷本のクワエが乾き気味なのにクワエ尻の方のインキの乗りが悪い場合の対応策はどうしたらよいのでしょうか?

 【解決方法】
 考えられる事は,インキローラ(ゴム)の老化(グレージング)にあると思えます。ゴムローラの寿命は約1年位と考えて下さい。寿命以上に使用した場合,インキ着肉ローラのゴムローラ表面が,ツルツルになっていないか目視にて確認して下さい。もし,グルージングを起していたならば,ローラ会社で研磨するか,ゴムの巻き替えをするようにして下さい。その時は,ゴムローラ全部(練ローラも含めて)交換するようにして下さい。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

サテライトオフ輪の見当不良(073)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

サテライトオフ輪の見当不良(073)

【概要】
サテライト方式,片面4色刷(シェルシリンダー)機構造において印刷速度を上げると見当ずれが1色だけ,上側にずれる現象が現われた場合,何が原因であると考えられますか。ブランケット増締め後,及びブラン胴軸系,駆動系にガタがないと考えてお願いします。

 【解決方法】
ブランケットの胴仕立てに関係があると考えられます。胴仕立ては,シリンダーパッキングゲージを使って正確に行うことです。特にサテライト方式のオフ輪は,シビアな仕立てが大切です。ブランケット交換は,4色同時に行うことも重要です。もったいないと考えないでください。ヤレを出すことを考えれば安いものです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

6色機で天地に色むら(074)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

6色機で天地に色むら(074)

 

【概要】
8年間位使用しているAという6色機で,天地色むらが少しでてしまいます。インキローラは新品で,ローラ調整,デッドポイント調整は完璧に思えるのですが,その他対処の方法などあるのでしょうか。

 【解決方法】
ご質問のAという印刷機は,元来,絵柄の真中部分が薄くなる傾向にあります。その印刷機を調整し,天地方向の色むらが多少出てしまう程度に調整し得たのですから,高い技術をお持ちであると思いますし,それ以上の機械調整は無理でしょう。
なお,印刷スピードとインキの流れの関係も質問にある様なトラブルの発生の原因となるので,流れの良いインキを選定してみて下さい。インキは高速用インキを使用してください。従来の低速用インキに比べ,溶剤の比率が多く含まれているます。
 詳しくは,各インキメーカーに問い合わせてみて下さい。

*ここでは印刷機の名前はふせてさせていただきました。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

 

スプレーパウダーの均一散布(075)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

スプレーパウダーの均一散布(075)

【概要】
スプレーパウダーが均一に散布されているかチェックする場合,現在使用している印刷機では,構造上,印刷中に目視で確認するのは難しいのですが,何かいい方法はありますか。

 【解決方法】
 機械を停止した状態で,黒い紙(ヤレ紙やベタ刷りした紙)をパウダー吹出しノズルの下に置き,パウダースプレーを3回くらい単独作動すれば,紙の上にパウダーが散布され,それが均一かどうか目視で判断できます。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

デリバリでの紙の落下距離とトラブル(075-2)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

デリバリでの紙の落下距離とトラブル(075-2)

【概要】
 印刷用紙がデリバリ爪から放されて,排紙台に落下する時,その誤差が大きすぎると,どういうトラブルがでるのでしょうか?

 【解決方法】
 刷了紙までの距離が多い場合,紙揃えがうまくいかず,結果的に裏付きする場合があります。つまり,紙の横揃えによりズレた分刷了紙が押され,そのズレ分が刷了紙間で摩擦となり悪い結果をもたらします。
 刷り出し時の最初は,落差が大きいので,紙揃えが多少困難であると思います。こういうところでは,裏付等が多いのではないでしょうか。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

ティンパン上への,インキ固着防止方法(075-3)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

ティンパン上への,インキ固着防止方法(075-3)

【概要】
ティンパン上にインキが固着するのを防止には?

 【解決方法】
 毎日,業務終了時に,揮発性の高い溶剤等できれいに掃除するのがベストです。しかし,インキが固着してしまった時には,コバン等でそれらを削り取り,溶剤で清掃する事をお勧めします。極端な汚れ,及び,修復不可能な場合は,張替えなければなりません。どちらにせよ,毎日の手入れが大事です。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)

ティンパンペーパーとはどういうものですか(075-5)

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:機械調整

 

ティンパンペーパーとはどういうものですか(075-5)

【概要】
ティンパンペーパーとはどういうものか教えて下さい。また,I.C.P,スフェアコート,ネル布についても教えてください。

 【解決方法】
ティンパンペーパーとは送り胴の汚れを防止するもので,印刷面の接触面積を少なくするため,ペーパーの表面に細かい粒子を敷き詰めたサンドペーパーのようなものです。これを送り胴に貼り付けて使用します。

・I.C.P:篠田商事の製品名で,ティンパンペーパーと同様に細かいガラス球をペーパーまたはフィルムに敷き詰めたものです。
・スフェアコート:3M社の製品名です。片面印刷後の上り面印刷時に先刷面が触れる圧胴に使用し圧胴へのインキ,裏移りを防止します。ゴムの表面に細かいガラスビーズを敷き詰めたもので圧胴に巻いて使用するブランケットです。活版印刷で主に使用されます。
・ネル布:ネル布の表面の起毛により接触面積を少なくし,インキの付着を防止するものです。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)