※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:タブロイド判とはどういうものでしょうか?
A:スタンダード判、あるいはブランケット判とよばれる普通サイズの新聞の約半分の判型、およびその型の新聞です。語義としては「要約し、圧縮した」という意味があり、19世紀にアメリカで大衆向けの小型廉価の新聞が出され、これがタブロイド新聞と呼ばれるようになりました。
(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:タブロイド判とはどういうものでしょうか?
A:スタンダード判、あるいはブランケット判とよばれる普通サイズの新聞の約半分の判型、およびその型の新聞です。語義としては「要約し、圧縮した」という意味があり、19世紀にアメリカで大衆向けの小型廉価の新聞が出され、これがタブロイド新聞と呼ばれるようになりました。
(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:公共料金の督促状などで見かける2枚貼り合わせたハガキはどのように作られるのですか?
A:フォーム印刷の分野に入る印刷物です。あらかじめ、上質紙に感圧性接着剤が塗布されており、その専用紙に印刷・プリントアウトしてからZ折りにして圧着シーラーにかけてハガキの状態にします。
この感圧性接着剤は天然ゴムが主成分で粘りがあるため,このままの状態だと印刷する前から用紙同士はくっついてしまいます。そこで粒子を加えてその粘りをおさえて、サラサラの状態にして印刷します。そして、強い圧力をかけることにより、接着剤が接着しますす。
この圧着ハガキの目的は、個人のプライバシー保護というところにあります。一度剥すと人間の力では接着できないことにより本人以外の人が内容を覗き見することを間接的に抑制する効果があります。
(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:端物とページ物の定義の違いについて教えてください。
A:端物とは、ページ数の少ない、体裁の一定しない印刷物をいいます。1枚ものが多いです。しかし、実際には明確な限界がなく、ページ物でも企画書・決算書その他小冊子は端物の部類に数えられることがあります。
明らかにページ物に属する印刷物と、明らかに端物に属する印刷物は見て判断できますが、両者を定義づけて判断する境界線は無いと思います。
(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:1色刷りで墨が使用できない時、PMS187・PMS299を使用してくださいと言われました。このPMSとは何でしょうか。
A:PMSとは、パントン=カラー=マッチング=システム(Pantone color maching system)のことで、米国のパントン社から出ているパントンカラー(商品名)を用いて、印刷物や工業デザインの製品などの色彩の決定の際に利用するシステムをいいます。
パントン社は、色の共通用語をつくりあげ、画材メーカー、インキメーカー、ソフト会社などにパントンカラーの使用をライセンス契約により許可しています。
このシステムは、光沢紙と無光沢紙に刷られたインキのカラーパッチにコードナンバーがあり、デザインから印刷仕上がりまで、全ての人が共通した色を認識しトラブルの発生を防止することに役立ちます。
(2001年11月19日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:大豆インキとは大豆油からつくったインキですか?
A:大豆インキとは大豆油からつくったインキではありません。インキの中の石油系溶剤の一部を大豆油に置き換えたものです。顔料や樹脂成分は一般インキと同じです。
植物油としては、亜麻仁油が以前から使用されていました。ですから、植物油を使ったインキが大豆油インキといった捕らえ方は間違えです。
しかし、最近いわれている環境保全の目的に植物油インキ使われておりその意味で植物油インキ=大豆油インキと捕れえられていて、その意味では間違いではないでしょう。
大豆油インキと一般インキの成分の違い
大豆油インキ 一般インキ
◎顔料 10~25% 10~25%
◎固形樹脂 25~35% 25~35%
◎植物油
大豆油 20~30% 0
亜麻仁油 5~15% 15~25%
◎石油系溶剤 15~25% 30~40%
◎補助剤 3~5% 3~5%
◎合計 100% 100%
(2001年11月26日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:バーコードの定義
A:バーコードについて、AIM(国際自動認識工業会)では、「情報を幅が変化する平行かつ長方形のバーとスペースの配列にコード化する自動認識技術」と定義しています。また、ANSI(米国標準規格協会)では、「長方形のバーまたはスペースの列で、あらかじめ決められたパターンになっているもの」と定義しています。
また、バーコードシンボルについてAIMでは「特定のシンボル論で必要なスタート/ストップキャラクタ/、クワイエットゾーン、データキャラクタ及びチェックデジットを含むキャラクタの組合わせであり、様式どうりでかつ操作可能な仕様である。」と定義しています。
ANSIでは、次のように定義しています。「様々な幅の平行なバーまたはスペースにより構成されたバーコードの印刷または写真的に作られたもので、電子光学的技術により個別認識または他の情報を検知または自動的に処理するために使われるもの。バーコードシンボルは前にあるクワイエットゾーン、スタートキャラクタ、チェックデジットを含むデータキャラクタ、ストップキャラクタ、そして後に続いているクワイエットゾーンで構成されている。」
日本工業出版「バーコードの知識」より
(2001年12月17日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:マグネティックスパイラルローラってどんなローラ?
A:マグネティックスパイラルローラとは、グラビア印刷機のインキ壷に浮かんでいる円柱のものです。円柱に磁石が入り、スパイラル状(渦巻き)になっています。印刷時に版胴に磁力で密着されながら回転します。
グラビアインキは非常に流動性が高く速乾性ですから、インキ壷のインキの表面に皮膜できる可能性あります。また、印刷時にインキ壷のインキが波打つことにより泡が発生して版に泡がもっていかれることもあります。その結果、非画線部に汚れが発生し印刷物の品質に影響が出てしまいます。
マグネティックスパイラルローラーは、インキ壷に浮いて版胴に密着して回転することによりインキを攪拌する役割をもち、その結果、皮膜と泡の発生を防止します。
(2001年12月17日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:裸電球で曇りガラス状のものがありますが、あれはどうやってつくっているのですか。
A:よく裸電球などで曇りガラス状のものがありますが、あれはサンドブラストといっております。サンドブラストとは、研磨砂を強い空気圧でノズルから吹きかけ素材の表面に細かいキズをつける手法をいいます。
この手法が使われている例として、裸電球をよく見かけると思います。裸電球にもいろいろあると思いますが、透明な部分と擦りガラスのように曇ったような部分とに別れているものがあります。この曇ったような部分に、サンドブラストが施されています。
まず、透明になるべき部分に研磨砂がかからないように印刷します。この場合、曲面に印刷しますので凹版オフセット印刷がなされます。インキは専用のスクリーンインキが使用されるケースが多いようです。つまり、印刷された部分はマスクの役割をもちます。
この状態で、研磨砂を吹き付けます。研磨砂の種類(荒いもの、細かいもの)や空気圧の圧力のかけ方、ノズルから素材までの距離によりキズの付き方も変ってきます。
この後、印刷されたインキを剥して作業が完了です。
有限会社 海鴻社 TEL 03-3697-1686
(2001年12月24日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:印刷物を保管する際の倉庫の空調管理について規定はありますか。
A:倉庫について規定はありません。
基本的に印刷工場の空調は温度23度~25度、湿度60%前後±5%といわれています。保管倉庫もこれに準じた考え方でいいと思いますが、温度に関しては印刷工場ほどシビアに考える必要はないでしょう。但し、極端に温度差(高温低温)の激しいところはいけません。
以上のことは、どういう印刷物を保管するかによってシビアにするべきか、その必要がないか違ってきます。例えば、パンフレット・カタログ等でしたらそんなにシビアな条件は必要ないでしょう。
しかし、例えば連続帳票の場合だと湿度の関係で用紙が歪むとプリント時にジャムってしまうとこがありますので印刷工場の空調と同様に考えた方がいいでしょう。
(2002年1月7日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
ナンデモQ&A:その他
Q:ノーカーボン紙はなぜ発色するのでしょうか
A:機械的圧力でマイクロカプセルを破壊することにより、カプセル中の無色の発色剤などを流出させ活性白土などの顕色剤により発色する用紙をノーカーボン紙といいます。
ノーカーボン紙には、3種類の加工紙があります。
1. 上葉紙(トップ紙):伝票類の一番上の紙で、表は加工されていませんが、裏は感圧色素と不揮発性油を内在するカプセルが塗布されています。
2. 中葉紙(ミドル紙):伝票の中に挟まれている用紙で、表が酸性白土である顕色剤が塗布されており、裏はトップ紙と同様カプセルが塗布されています。
3. 下葉紙(ボトム紙):伝票の一番下の用紙で、表は中葉紙と同様で顕色剤が塗布されており、裏は加工されていません。
ノーカーボン紙は、顕色剤とカプセルが筆圧やタイプ圧により発色反応するものです。この紙は、通常使用すると紙面前面に圧力を加えると2枚目以降の前面がすべては発色します。これだと事務処理する際に不都合な場合があります。
そこで、不必要な部分が発色しないように減感インキを用いて顕色剤の上に印刷する場合があります。減感インキは、発色剤としての反応を阻止して発色を止めます。
減感インキは、通常フレキソで行われますが、樹脂版での凸版印刷・ドライオフセット印刷用の減感印刷もあります。しかし、酸性のエッチ液を用いる平版オフセット印刷に減感インキは使用できません。
(2002年1月7日)
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)